JP5296609B2 - 固体酸化物形燃料電池の製造方法 - Google Patents

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本発明は、固体酸化物形燃料電池の製造方法に関し、特に、酸化物イオン伝導体からなる電解質の一方の面に燃料極が形成されるとともに他方の面に空気極が形成された燃料電池セルと、この燃料電池セルと接合される金属部材とを有する固体酸化物形燃料電池の製造方法に関するものである。
近年、酸化物イオン伝導体を電解質に用いた固体酸化物形燃料電池に対する関心が高まりつつある。固体酸化物形燃料電池では、カルノー効率(熱エネルギー利用効率の限界)の制約を受けないためエネルギー変換効率が高く、エネルギーの有効利用の観点から実用化が期待されている。また、固体酸化物形燃料電池では、動作に際して二酸化炭素の排出を低減できるため、環境保全の観点からも実用化が期待されている(たとえば、非特許文献1参照)。
従来、固体酸化物形燃料電池では、動作温度が900〜1000℃と高いため、すべての部材を耐熱性の高いセラミックから構成しなければならず、セルスタックの製造コストの低減が容易ではなかった。
これに対し、たとえば、La(Ni,Fe)O3などの高い電極活性を有する金属酸化物を空気極として用いることにより、動作温度を800℃以下好ましくは700℃程度にまで低減することができれば、セパレータ(インターコネクタ)やマニホールドにステンレスなどの金属部材を用いることが可能となり、製造コストの低減を図れるようになる。
ところで、セパレータやマニホールドにステンレスなどの金属部材を用いる場合、燃料電池セルと金属部材とを適正に接合する必要が生じてくる。これらの接合部には、高いガスシール性、高温での高い耐久性、高い電気絶縁性が求められる。したがって、従来は、電気絶縁性が高いガラスが一般に使用されてきた。しかしながら、ガラスを用いた場合、長期間の使用により結晶化がおこり、多孔質化することでガスシール性が劣化してしまうという問題がある。このため、より耐久性の高い部材を用いて接合することが好ましい。
また、燃料電池セルと金属部材との接合には、シール部材を介在させてセルと金属部材とを積み重ねてセルスタックを形成し、これを運転温度まで昇温することでシール部材が変形し、燃料電池セルおよび金属部材の接合面に密着して接合を完了させることが好ましい。したがって、シール部材には、室温と運転温度(700〜800℃)との間で軟化、拡散などの過程を経て密着するものを用いることが好ましい。
このような要求から、ガラスに替わるシール部材として、金属や金属酸化物を用いてガスシールする方法の研究が活発化している。特に、アルミニウム合金や酸化アルミニウムは、ジルコニア等の電解質材料とはほとんど固溶しないため、ジルコニア等の電解質材料と反応して問題を引き起こすことがないという利点がある。
たとえば、非特許文献2には、1μm程度のアルミ箔を電解質材料などの酸化物イオン伝導体を含む接合部分に挟み込み、1000℃程度の高温下にて80MPa程度の圧力をかけることにより、アルミ箔を溶融させると同時に、酸化物イオン伝導体側から酸化物イオンを溶融したアルミ箔に注入することにより、溶融したアルミ箔が酸化アルミニウムとなり、両面を強く接合できることが報告されている。
ここで、処理温度を高温とするのはアルミニウム原子を金属側に十分拡散させてより強い接合を形成するためである。また、アルミ箔に高圧をかけるのはアルミ箔を接合面に完全に密着させ、かつ、溶融したアルミが凝集するのを防ぐためである。
田川博章著、「固体酸化物燃料電池と地球環境」、株式会社アグネ承風社、1998年。 「アルミニウムの酸化を利用して接合したイットリア安定化ジルコニアとステンレス綱の界面構造」,電気化学会第76回大会,講演予稿集,p305,(2009)。
しかしながら、非特許文献2に記載された方法では、燃料電池セルと金属部材とを接合する際に、高温・高圧の処理条件を作り出す必要があり、これが固体酸化物形燃料電池を製造する際の妨げとなる。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、より低い温度および圧力でもシール部材に金属を用いて燃料電池セルと金属部材とを接合して固体酸化物形燃料電池を製造する方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法は、酸化物イオン伝導体からなる電解
質の一方の面に燃料極が形成されるとともに他方の面に空気極が形成された燃料電池セル
と、この燃料電池セルと接合される金属部材とを有する固体酸化物形燃料電池の製造方法
であって、前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれの接合部位の内部金属層を形成する原子を打ち込んで金属層を形成する工程と、前記燃料電池セルと前記金属部材とを重ね合わせて、前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれに形成された前記金属層を互いに接触させる工程と、前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれに形成された前記金属層を溶融させて、前記燃料電池セルと前記金属部材とを接合する工程と、前記溶融させた金属層に酸化処理を施す工程とを少なくとも備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法において、前記金属層を形成す
る工程は、前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれの接合部位の内部に真空成膜法により前記金属層を形成する原子を打ち込んで前記金属層を形成するものとしてもよい。
さらに、本発明にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法において、前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれの接合部位に鏡面研磨処理を施す工程をさらに備えるものとしてもよい。
また、本発明にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法において、前記燃料電池セルと前記金属部材との接合部位に、前記金属層と同成分からなる金属箔を介在させる工程をさらに備えるものとしてもよい。
さらに、本発明にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法において、前記金属層は少なくともアルミニウムを含む金属であるものとしてもよい。
本発明による固体酸化物形燃料電池の製造方法によれば、真空成膜法などの方法によってシール部材となる金属層を形成することにより金属層を形成する原子が燃料電池セルおよび金属部材の表面から内部に打ち込まれるので、予め強い密着力を有する金属層を形成することができる。このため、その後の工程にて、高温・高圧としなくても、金属層を溶融させることにより、燃料電池セルと金属部材とを接合することができる。また、酸化工程にて、それほど高温としなくても、溶融した金属を酸化させることができる。
また、溶融した金属層を酸化させることにより、燃料電池セルと金属部材との電気絶縁を図ることができる。
本発明の実施の形態1にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の構成を概念的に説明する図である。 本発明の実施の形態1にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる製造方法に用いられる燃料電池セルおよびセルカバーの斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる製造方法に用いられる燃料電池セルおよびセルカバーの断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の発電特性を調べる装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の構成を概念的に説明する図である。 本発明の実施の形態2にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態2にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる製造方法に用いられる燃料電池セルとセルカバーとアルミニウム箔との斜視図である。 本発明の実施の形態2にかかる製造方法に用いられる燃料電池セルとセルカバーとアルミニウム箔との断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の構成を概念的に説明する図である。 本発明の実施の形態3にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる固体酸化物形燃料電池の製造方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3にかかる製造方法に用いられる燃料電池セルとセルカバーとアルミニウム箔との斜視図である。 本発明の実施の形態3にかかる製造方法に用いられる燃料電池セルとセルカバーとアルミニウム箔との断面図である。 本発明の実施の形態3にかかる製造方法で製造される固体酸化物形燃料電池の発電特性を調べる装置の構成を示す図である。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態1は、ジルコニア系酸化物イオン伝導体からなる電解質基板の一方の面に燃料極が形成されるとともに他方の面に空気極が形成された燃料電池セルに、耐熱合金から成るセルカバーを接合する固体酸化物形燃料電池の製造方法である。
[固体酸化物形燃料電池の構成]
まず、本発明の実施の形態1にかかる製造方法によって製造される固体酸化物形燃料電池140の一構成例を説明する。
図1および図2に示すように、この例における固体酸化物形燃料電池140は、円盤状の燃料電池セル110と環状のセルカバー120とを酸化アルミニウム130を用いて接合したものである。
ここで、燃料電池セル110は、たとえば、厚さ0.2mm、径15mmの電解質基板112の一面の中央に、厚さ60μm、径10mmの空気極114を形成し、もう一方の面の中央に、同じく厚さ60μm、径10mmの燃料極116を形成した電解質支持型セルである。
燃料電池セル110は、たとえば、電解質基板112は、イットリア添加ジルコニア(YSZ。たとえば、0.9ZrO2−0.1Y23)により構成され、空気極114は、LSM(たとえば、La0.78Sr0.22MnO3)により構成され、燃料極116は、NiO−YSZサーメットにより構成されたものを用いる。
セルカバー120は、ステンレス(たとえば、SUS430)などの耐熱性合金を材料とする金属部材である。また、セルカバー120の径は燃料電池セル110の径(15mm径)より大きく、たとえば30mmなどの大きさに構成される。さらに、セルカバー120の中央部には、空気極114(または燃料極116)の径(10mm径)よりも大きく、燃料電池セル110の径(15mm径)よりも小さい孔が設けられている。このため、セルカバー120と燃料電池セル110とを互いの中心を合わせて重ね合わせたときには、図2に示すように、燃料電池セル110を構成する部材のうち電解質基板112がセルカバー120と接触する。
燃料電池セル110とセルカバー120とを接合する酸化アルミニウム130は、ガスシール性および電気絶縁性を有する。また、物理的に安定しているので、一般に使用されるガラスに比べると耐久性にも優れている。
なお、酸化アルミニウム130の層は20〜400nm程度の厚さである。
[固体酸化物形燃料電池の製造手順]
次に、本発明の実施の形態1にかかる固体酸化物形燃料電池140を製造する手順について、主に図3を参照しながら説明する。
はじめに、燃料電池セル110を用意する(ステップS11)。
燃料電池セル110は、たとえば次のような方法により製造することができる。
まず、ドクターブレード法により0.2mm厚のイットリア添加ジルコニア(YSZ。たとえば、0.9ZrO2−0.1Y23)を1300℃で焼成して電解質基板112を形成する。この後、電解質基板112の一面を鏡面研磨しておく。続いて、電解質基板112の面のうち鏡面研磨がなされてない面に、NiO−YSZのスラリ(たとえばイットリアを10mol%の割合で添加したイットリア添加ジルコニア粉末(平均粒径は約0.2μm)と、NiO粉末(平均粒径は約0.8μm)とを重量比2対3の割合で混合したもの。)をスクリーンプリント法で塗布したうえで白金メッシュ集電体を乗せ、空気中、1300℃の雰囲気で8時間にわたって焼成することにより燃料極116を形成する。次いで、電解質基板112の面のうち鏡面研磨がなされた面に、粒径0.8μmのLSM(たとえば、La0.78Sr0.22MnO3)のスラリを塗布したうえで白金メッシュ集電体を乗せ、1100℃の雰囲気で4時間にわたって焼成することにより空気極114を形成する。以上の方法により、燃料電池セル110が得られる。
次いで、セルカバー120のうち燃料電池セル110と接合する部位に、鏡面研磨処理を施しておく(ステップS12)。
続いて、燃料電池セル110およびセルカバー120に、それぞれ真空成膜法(たとえば、RFスパッタリングやDCスパッタリングなど)を用いてアルミニウム層118,122を形成する(ステップS13)。
具体的には、図4および図5に示すように、燃料電池セル110の電解質基板112のうち鏡面研磨処理を施した空気極114側の面に、たとえばステンシルマスクなどの手法を用いて環状のアルミニウム層118を形成する。セルカバー120についても、セルカバー120の部位のうち鏡面研磨処理を施した、燃料電池セル110に形成されたアルミニウム層118と接合する部位にも、同じくステンシルマスクなどの手法を用いて環状のアルミニウム層122を形成する。
ここで、燃料電池セル110に形成されたアルミニウム層118およびセルカバー120に形成されたアルミニウム層122はともに厚さ70nmとした。
次いで、燃料電池セル110とセルカバー120とを重ね合わせて、図5に示すように、燃料電池セル110に形成されたアルミニウム層118と、セルカバー120に形成されたアルミニウム層122とを接触させる(ステップS14)。
続いて、燃料電池セル110の電解質基板112とセルカバー120とを接合する(ステップS15)。
具体的には、窒素雰囲気中など、アルミニウムの酸化が進行しにくい条件下で700℃でアルミニウム層118,122のアルミニウムを加熱して溶融させると同時に、燃料電池セル110およびセルカバー120を重ねた状態で加重をかけ、接合部位に約0.1MPaの圧力を加えることにより燃料電池セル110とセルカバー120とを接合する。
ここで、接合部位に約0.1MPaという比較的小さな圧力しかかけないのは、図3のステップS13の処理にて、真空成膜の過程で既に一部のアルミニウム原子が電解質基板112およびセルカバー120の内部に打ち込まれた状態でアルミニウム層118,122が形成されているので、電解質基板112とアルミニウム層118との界面や、アルミニウム層122とセルカバー120との界面では、アルミニウム原子はもとより強く密着しているからである。
なお、加熱温度は700℃に限定されるものではなく、アルミニウムの融点660℃よりも高い温度であればよい。
最後に、溶融したアルミニウムを酸化させる(ステップS16)。
具体的には、雰囲気を空気に替え、700℃の温度で1時間ほど加熱する。これにより、電解質基板112からアルミニウムに対して酸素が拡散して、溶融したアルミニウムが酸化して、燃料電池セル110とセルカバー120とを接合する酸化アルミニウム130が生成される。
この結果、燃料電池セル110とセルカバー120とを酸化アルミニウム130により接合した固体酸化物形燃料電池140が得られる。
なお、酸化アルミニウム130の層は、燃料電池セル110とセルカバー120との間を電気的に絶縁するとともに、シール材として気密性を保つ働きがある。
[固体酸化物形燃料電池の発電特性]
次に、実施の形態1にかかる方法により製造された固体酸化物形燃料電池140の発電特性の試験結果を示す。
図6は、固体酸化物形燃料電池140の発電特性を試験する装置の構成を示す図である。セルカバー120の外周部をアルミナ管150によって挟持することにより固体酸化物形燃料電池140を固定し、同時にセルカバー120およびアルミナ管150の組み合わせにより空気極114と燃料極116を遮断(ガスシール)した。本来、すべての接合部位に酸化アルミニウムによるガスシール処理を施すのが望ましいが、この装置では、便宜のため、セルカバー120とアルミナ管150との接合部位にはパイレックス(登録商標)ガラスを用いている。なお、固体酸化物形燃料電池140の空気極114および燃料極116に対して、白金メッシュ集電体152a,152bをそれぞれ接続し、白金メッシュ集電体152a,152bを外部電極として固体酸化物形燃料電池140の起電力を測定した。
固体酸化物形燃料電池140の雰囲気温度を800℃にした状態で、図6の矢印で示すように、燃料極116に3%加湿した水素を供給するとともに、空気極114に100cc/秒の割合で酸素を供給した。このとき、固体酸化物形燃料電池140から理論起電力に近い1.05Vの起電力が得られた。このように、実施の形態1にかかる方法により製造された固体酸化物形燃料電池140が十分な発電特性を有することが確認できた。したがって、実施の形態1にかかる製造方法により製造された固体酸化物形燃料電池140において、燃料電池セル110とセルカバー120とが酸化アルミニウム130により良好に接合されていることが裏付けられた。
[固体酸化物形燃料電池の強度特性]
次に、実施の形態1にかかる方法により製造された固体酸化物形燃料電池140の強度特性の試験結果を示す。
なお、試験の便宜をはかるために、燃料電池セル110に替えて、厚さ1mmで、1.5cm角のジルコニア角材の中心に厚さ70nmで、1cm角のアルミニウム層をRFスパッタリング法にて形成したものを用いるとともに、セルカバー120に替えて、厚さ1mmで、1.5cm角のステンレス角材の中心に同じく厚さ70nmで、1cm角のアルミニウム層をRFスパッタリング法にて形成したものを用い、両者を上述した図3のステップS13〜S15の処理に従って接合した。
このように製造した固体酸化物形燃料電池140の代替試料に対し、室温にてひっぱり試験を行なったところ、1MPaの力でひっぱっても接合面の破壊が起こらず、十分な強度を有することを確認できた。
本発明の実施の形態1にかかる固体酸化物形燃料電池140の製造方法によれば、図3のステップS13の工程にて、真空成膜法によって燃料電池セル110およびセルカバー120それぞれの接合部位に予め強い密着力を有するアルミニウム層118,122を形成したので、その後の同図のステップS15の工程にて、より低温・定圧の処理条件でアルミニウム層118,122を溶融させても、溶融したアルミニウムにより燃料電池セル110とセルカバー120とを接合できる。また、図3のステップS16の工程にて、それほど高温としなくても、溶融したアルミニウムを酸化させることができる。
したがって、より低い温度および圧力でも、燃料電池セル110と金属部材であるセルカバー120とを酸化アルミニウム130により接合して、固体酸化物形燃料電池140を製造することができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態2も、ジルコニア系酸化物イオン伝導体からなる電解質基板の一方の面に燃料極が形成されるとともに他方の面に空気極が形成された燃料電池セルに、耐熱合金から成るセルカバーを接合する固体酸化物形燃料電池の製造方法である
[固体酸化物形燃料電池の構成]
まず、本発明の実施の形態2にかかる製造方法によって製造される固体酸化物形燃料電池240の一構成例を説明する。
図7および図8に示すように、固体酸化物形燃料電池240は、円盤状の燃料電池セル210と環状のセルカバー220とを酸化アルミニウム230を用いて接合したものであり、基本的には、実施の形態1にかかる固体酸化物形燃料電池140と同じ構成である。
しかしながら、実施の形態2では、燃料電池セル210とセルカバー220とを接合する酸化アルミニウム230の層は5〜200μmの厚みを有しており、実施の形態1にかかる酸化アルミニウム130の層に比べると少なくとも10倍は厚い。
[固体酸化物形燃料電池の製造手順]
次に、本発明の実施の形態2にかかる固体酸化物形燃料電池240を製造する手順について、主に図9を参照しながら説明する。
はじめに、燃料電池セル210を用意する(ステップS21)。
なお、燃料電池セル210は、実施の形態1にかかる燃料電池セル110と同じ方法により製造することができる。
燃料電池セル210を用意したら、実施の形態1で説明した図3のステップS12と同様、燃料電池セル210およびセルカバー220に、それぞれ真空成膜法(たとえば、RFスパッタリングやDCスパッタリングなど)を用いてアルミニウム層218,222を形成する(ステップS22)。
次いで、図9,図10に示すように、燃料電池セル210とセルカバー220との接合部位に5〜200μmの厚みを有する環状のアルミニウム箔232を介在させて(ステップS23)、燃料電池セル210とセルカバー220とを重ね合わせて、燃料電池セル210に形成されたアルミニウム層218と、セルカバー220に形成されたアルミニウム層222とを接触させる(ステップS24)。
ここで、アルミニウム箔232は5〜200μmと厚いので、燃料電池セル210とセルカバー220との接合部位に、アルミニウム箔232の厚さ(5〜200μm)と同程度の凹凸があるときでも、後述するステップS25,S26の処理を経て良好にガスシールすることができる。すなわち、実施の形態1とは異なり、燃料電池セル210やセルカバー220を鏡面研磨しなくても、良好にガスシールすることができる。
続いて、実施の形態1の図3のステップS15,S16の処理と同様に、燃料電池セル210とセルカバー220とを接合し(ステップS24)、溶融したアルミニウムを酸化させる(ステップS25)。
このようにして、燃料電池セル210とセルカバー220とを酸化アルミニウム230により接合した固体酸化物形燃料電池240が得られる。
[固体酸化物形燃料電池の発電特性・強度特性]
実施の形態2にかかる手順で製造した固体酸化物形燃料電池240の発電特性・強度特性を調べたところ、実施の形態1にかかる固体酸化物形燃料電池140と同様に、十分な発電特性・強度を有することが確認された。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態3も、酸化物イオン伝導体からなる電解質層の一方の面に燃料極が形成されるとともに他方の面に空気極が形成された燃料電池セルに、耐熱合金から成るセルカバーを接合する固体酸化物形燃料電池の製造方法である。しかしながら、実施の形態3では、図12,13に示すように、燃料極316を支持体とした燃料電池セル310により固体酸化物形燃料電池340が構成される点が実施の形態1,2とは異なる。燃料電池セル310は、燃料極316が厚く、電解質層312は非常に薄いのが特徴である。また、燃料極316の面積が最も広いということも特徴である。
[固体酸化物形燃料電池の製造手順]
次いで、固体酸化物形燃料電池340の製造手順について、主に図14を参照しながら説明する。
はじめに、燃料電池セル310を用意する(ステップS31)。
燃料電池セル310は、たとえば以下のような方法により製造することができる。
まず、実施の形態1,2で用いたと同じ技術であるドクターブレード法により、NiO−YSZのスラリからなる燃料極316のグリーンシートを作製し、この上に、電解質層312のもととなるYSZをスクリーンプリント法により塗布したうえで、60mm径の大きさでカットする。これを、200℃、12時間で脱脂した後、空気中で、1350℃、4時間の条件で焼成し、60mm径、厚さ20μmの電解質層312、および厚さ1mmの燃料極316からなるセル基板を得る。この後、電解質層312に、50mm径のLSMのスラリを同様にプリントし、1150℃、2時間焼成することにより空気極314を形成し、燃料電池セル310が得られる。
燃料電池セル310を用意したら、実施の形態2で説明した図9のステップS22の処理と同様、図15,16に示す様に、この空気極312側に同心円状で90nmの厚さのアルミニウム層318をRFスパッタ法により形成し、セルカバー320の片面にも同様にしてアルミニウム層322を形成した(ステップS32)。
この後、実施の形態2で説明した図9のステップS23の処理と同様、図15,16に示す様に、たとえば20μm程の厚みを有する環状のアルミニウム箔332を燃料電池セル310とセルカバー320との接合部位に介在させ(ステップS33)、燃料電池セル310とセルカバー320とを重ね合わせて、燃料電池セル310に形成されたアルミニウム層318と、セルカバー320に形成されたアルミニウム層322とを接触させる(ステップS34)。続いて、実施の形態2の図9のステップS25,S26の処理と同様に、燃料電池セル310とセルカバー320とをアルミニウムの酸化が進行しにくい状況下で接合した後(ステップS35)、溶融したアルミニウムを酸化させる(ステップS36)。
以上の手順により、燃料電池セル310とセルカバー320とを酸化アルミニウム330により接合した固体酸化物形燃料電池340が得られる。
[固体酸化物形燃料電池の発電特性]
実施の形態3にかかる方法により製造された固体酸化物形燃料電池340の発電特性の試験結果を示す。
図17に示すように、固体酸化物形燃料電池340のセルカバー320の外周部を金属からなる2つのセパレータ360a,360bで挟みこむことにより、発電ユニット370を構成した。発電ユニット370では、セルカバー320とセパレータ360a,360bとがコンプレッションシールされることによりマニホールドとして機能する。ここで、コンプレッションシールとは、セルカバー320とセパレータ360a,360bとの接合部位に、図示しない環状の薄いマイカを介在させたうえで、セパレータ360a,360bを上下から押して圧力によって遮断(ガスシール)する方法である。発電ユニット370では、セパレータ360a,360bを上下から押すことができるため、ここでは、コンプレッションシール法を採用した。なお、図17には、発電ユニット370を一つのみ示しているが、発電ユニット370を複数組み合わせることによりスタックを構成できるのは言うまでもない。
このような構成の発電ユニット370に対し、実施の形態1と同様、燃料極316に3%加湿した水素を供給するとともに、空気極314に100cc/秒の割合で酸素を供給したところ、1.02Vという高い起電力が得られた。したがって、実施の形態3にかかる製造方法により製造された固体酸化物形燃料電池340(発電ユニット370)においても、燃料電池セル310とセルカバー320とが酸化アルミニウム330により良好に接合されていることが示された。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、燃料電池セル110,210,310およびセルカバー120,220,320のそれぞれの接合部位にRFスパッタリングやDCスパッタリングなどの真空成膜法によりアルミニウム層118,122,218,222,318,322を形成するものとして説明したが、真空成膜法に限定されるものではなく、燃料電池セル110,210,310およびセルカバー120,220,320のそれぞれの接合部位の内部にアルミニウム原子を打ち込んで、強い密着力を有するアルミニウム層を形成するものであれば、いかなる手法を用いてもよい。
また、上述した実施の形態では、アルミニウム層118,122,218,222,318,322や、アルミニウム箔232,332は、純粋なアルミニウムからなるものに限られず、たとえば10wt%以下の添加物を含むアルミニウム合金からなるものとしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、燃料電池セル110,210,310は円盤状であるものとして説明したが、このような形に限定されるものではなく、矩形状など他の形状であってもよい。
同じく、上述した実施の形態では、セルカバー120,220,320は環状のものとしたが、このような形に限定されるものではなく、それぞれ、燃料電池セル110および電解質基板112、燃料電池セル210および電解質基板212、燃料電池セル310および電解質層312を接合するのであれば、いかなる形状であってもかまわない。
また、上述した実施の形態1,2では、燃料電池セル110,210のうちセルカバー120,220と接合する部位は、それぞれ電解質基板112,212のうち空気極114,214側の面であるものとしたが、それぞれ燃料極116,216側の面であるものとしてもかまわない。
本発明は、固体酸化物形燃料電池の製造産業などに利用可能である。
110…燃料電池セル、112…電解質基板、114…空気極、116…燃料極、118…アルミニウム層、120…セルカバー、122…アルミニウム層、130…酸化アルミニウム、140…固体酸化物形燃料電池、150…アルミナ管、152a…白金メッシュ集電体、152b…白金メッシュ集電体、210…燃料電池セル、212…電解質基板、214…空気極、216…燃料極、218…アルミニウム層、220…セルカバー、222…アルミニウム層、230…酸化アルミニウム、232…アルミニウム箔、240…固体酸化物形燃料電池、310…燃料電池セル、312…電解質層、314…空気極、316…燃料極、318…アルミニウム層、320…セルカバー、322…アルミニウム層、330…酸化アルミニウム、332…アルミニウム箔、340…固体酸化物形燃料電池、360a…セパレータ、360b…セパレータ、370…発電ユニット。

Claims (5)

  1. 酸化物イオン伝導体からなる電解質の一方の面に燃料極が形成されるとともに他方の面
    に空気極が形成された燃料電池セルと、この燃料電池セルと接合される金属部材とを有す
    る固体酸化物形燃料電池の製造方法であって、
    前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれの接合部位の内部金属層を形成する原子を打ち込んで金属層を形成する工程と、
    前記燃料電池セルと前記金属部材とを重ね合わせて、前記燃料電池セルおよび前記金属
    部材のそれぞれに形成された前記金属層を互いに接触させる工程と、
    前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれに形成された前記金属層を溶融させて、
    前記燃料電池セルと前記金属部材とを接合する工程と、
    前記溶融させた金属層に酸化処理を施す工程と、
    を少なくとも備えることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において
    前記金属層を形成する工程は、前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれの接合
    部位の内部に真空成膜法により前記金属層を形成する原子を打ち込んで前記金属層を形成する
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記燃料電池セルおよび前記金属部材のそれぞれの接合部位に鏡面研磨処理を施す工程
    をさらに備えることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記燃料電池セルと前記金属部材との接合部位に、前記金属層と同成分からなる金属箔を介在させる工程
    をさらに備えることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池の製造方法において、
    前記金属層は少なくともアルミニウムを含む金属である
    ことを特徴とする固体酸化物形燃料電池の製造方法。
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