JP5296406B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マトリクス状に配置された受光部から読み出した信号電荷を垂直電荷転送部により転送する構成を有する固体撮像装置、及びその製造方法に関する。
CCD(charge coupled device)型固体撮像装置に代表される固体撮像装置は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置の撮像素子として広く利用されており、その需要は益々増加している。また、近年、テレビのハイビジョン化の進行に伴う、撮像装置におけるハイビジョン動画対応の要求から、固体撮像装置においては、転送周波数の高速化が求められている。
転送周波数の高速化、即ち、高速転送を可能にする技術として、シャント配線と電極とを、垂直方向に延在する遮光膜を介して接続する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
ただし、特許文献1に示すような垂直方向のシャント配線の場合、シャント配線と接続される複数個の遮光膜全てに、同時に同レベルの電圧が印加されるわけではなく、隣接する遮光膜間において、印加される電圧のレベルは異なっている。また、遮光膜は、垂直方向に配列された画素列毎に設けられていることから、遮光膜から半導体基板の表層側の界面までの間に印加される電圧のレベルは、隣接する画素列間で異なっている。このため、特許文献1に開示された固体撮像装置では、電荷が受光部から垂直電荷転送部に読み出される際に、半導体基板の界面準位に捕獲されて消失する電荷の量も、隣接する画素列間で異なってしまう。このことは、固体撮像装置の出力ムラの原因となる。
上記課題を解決するために、特許文献2には、水平方向にシャント配線を形成する技術が開示されている。
特許文献2に開示されている固体撮像装置について、図13を参照して説明する。この固体撮像装置では、水平方向および垂直方向に複数の受光部101が配置され、受光部101間に、垂直方向に延びる転送チャネル102が配置されている。転送チャネル102上に第1転送電極103aが配置され、受光部101間を通って水平方向に連結されている。また、転送チャネル102上に第1転送電極103aと同一の層で第2転送電極103bが配置されている。
第1転送電極103a上には、水平方向に延在し転送電極の本数に相当するシャント配線104a、104bが設けられている。シャント配線104a、104bは、第1転送電極103aおよび第2転送電極103bよりも低い抵抗をもつ。シャント配線104a、104bはそれぞれ、各転送チャネル102上の第1転送電極103aおよび第2転送電極103bに、接続部105を介して接続されている。
2μm角程度の画素を構成する場合、受光部101間を通る部分の第1転送電極103aの幅W1は、0.45μm程度である。シャント配線104a、104bの本数は、1つの受光部101に対して配置された転送電極の数に相当し、本例では2本となる。2本の低抵抗のシャント配線104a、104bの幅W2は、例えば0.12μmであり、2本のシャント配線104a、104bの間隔W3は、例えば0.16μmである。
上記の固体撮像装置では、シャント配線を遮光膜と電気的に接続することがないため、遮光膜から半導体基板の表層側の界面までの間に印加されている電圧のレベルは、各画素列間において同一であり、出力ムラを発生することがない。
特開平4−279059号公報 特開2006‐41369号公報
しかしながら、特許文献2に開示の技術を適用した場合、シャント配線104a、104bの幅W2が約0.12μm程度と微細であるため、細線効果により配線抵抗が増大してしまう。これにより、低抵抗シャント配線を用いても、転送周波数が十分に高速化できない課題がある。
一方、細線効果が起きない程度に(例えば0.3μm)シャント配線104a、104bの幅を大きくすると、第1転送電極103aの幅W1も大きく(例えば0.8μm)なってしまう。このため、開口幅が縮小し、スミア特性や感度が低下してしまうという別の課題が発生してしまう。
本発明は、上記課題を解決し、高速転送を高感度・低スミアにて行うことのできるシャント配線構造を用いた固体撮像装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明における固体撮像装置は、半導体基板にマトリクス状に配置して設けられ、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部と、前記受光部から前記信号電荷を読み出して垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、前記入射光から前記複数の垂直電荷転送部を遮光する第1遮光膜とを備え、前記複数の垂直電荷転送部は、それぞれ、前記複数の受光部の垂直方向の列に沿って前記半導体基板に設けられた転送チャネルと、前記転送チャネル上にそれを横切るように設けられ前記受光部間を通って水平方向に連結された複数の第1転送電極と、少なくとも前記転送チャネル上に設けられ前記第1転送電極の間に配置された第2転送電極を備える。
上記課題を解決するために、前記第1遮光膜は、水平方向に連続するように形成されて前記受光部上には開口部を有し、水平方向に延びる分離領域が前記受光部間に形成され、導電性を有し、前記第2転送電極と電気的に接続され、前記第1遮光膜の前記分離領域は、前記第1転送電極上に形成され、垂直方向において隣接している前記受光部の間を通り、前記第1遮光膜の前記分離領域を覆って前記転送チャネルを横切る第2遮光膜をさらに備え、前記第2遮光膜は、導電性を有し、前記第1転送電極と電気的に接続されている。
また、本発明における固体撮像装置の製造方法は、マトリクス状に配置され入射光を信号電荷に変換する複数の受光部と、前記受光部から前記信号電荷を読み出して垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、前記入射光から前記複数の垂直電荷転送部を遮光する遮光膜とを備えた固体撮像装置を製造する方法である。
上記課題を解決するために、(a)半導体基板に、前記複数の受光部と、前記複数の受光部の垂直方向の列に沿って配置された転送チャネルとを形成する工程と、(b)前記転送チャネル上にそれを横切り、かつ前記受光部間を通って水平方向に連結された複数の第1転送電極と、少なくとも前記転送チャネル上であって前記第1転送電極の間に配置された第2転送電極とを設けて、前記複数の垂直電荷転送部を形成する工程と、(c)前記複数の転送電極を被覆する第1層間絶縁膜を形成する工程と、(d)前記第1層間絶縁膜上に、それを被覆し、前記第2転送電極と電気的に接続された第1導電膜を形成する工程と、(e)前記第1導電膜に、前記受光部上の開口部を形成するとともに、前記第1転送電極上で水平方向に延びる分離領域を前記受光部間に形成することにより、第1遮光膜を形成する工程と、(f)前記第1遮光膜上を被覆する第2層間絶縁膜を形成する工程と、(g)前記第2層間絶縁膜上に、それを被覆し、前記第1転送電極と電気的に接続された第2導電膜を形成する工程と、(h)前記第2導電膜を、垂直方向において隣接している前記受光部の間を通り、前記第1遮光膜の前記分離領域を覆って前記転送チャネルを横切るようにパターニングすることにより、第2遮光膜を形成する工程とを有する。
上記構成の本発明の固体撮像装置によれば、水平方向に延びる分離領域を有する遮光膜から第2転送電極に電圧が供給される。すなわち、遮光膜をシャント配線として使用しているため、配線幅は十分に大きくできる。これにより転送周波数の高速化が可能となる。
また、第1転送電極上に複数の配線を行う必要がないため、第1転送電極の受光部の間を通る部分の幅を小さくできる。このため、開口幅の拡大が可能となり、高感度の達成が可能となる。
更に、水平方向に分離された遮光膜と第2転送電極とを電気的に接続しており、常に同電位となっている。これにより、受光部から垂直転送部へ電荷を読出す際には、常に遮光膜にも読出しパルスが印加されるため、遮光膜に読出しパルスが印加されない場合と比較して、第2転送電極の垂直転送方向の幅を縮小できる。このため、開口幅の拡大が可能となり、更なる高感度、低スミアの達成が可能となる。
本発明は、上記構成を基本として以下のような態様をとることができる。
すなわち、上記構成の固体撮像装置において、前記第1転送電極と前記第2遮光膜の接続部は、前記垂直電荷転送部から外れた領域の電極上に設けられていることが好ましい。接続部の周りは、第1遮光膜の分離幅を大きくする必要があるため、斜め入射光の漏れ込みが増加するが、この態様によれば、転送チャネルへの漏れ込みを抑制できるため、スミアの発生をより一層抑制できる。
また、上記態様においては、前記第2遮光膜は、前記第1遮光膜よりも上部に配置されていることが好ましい。それにより、転送電極と第1遮光膜の間の絶縁膜厚を薄くできるため、開口を大きくできる。これにより一層の高感度、低スミアが達成できる。
さらに、上記態様においては、前記第2遮光膜は、その側縁が、前記分離領域に面する前記第1遮光膜の側縁と、前記受光部の側における前記第1遮光膜の側縁との間に位置するように形成されていることが好ましい。この態様によれば、感度を損なうことなく、スミアの発生を更に一層抑制できる。
上記構成の固体撮像装置の製造方法の前記工程(e)において、前記開口部を形成する工程と、前記分離領域を形成する工程を各々別工程として行うことが好ましい。この製造方法によれば、微細フォトレジストパターンが不要となるため、歩留が向上する。
以下、本発明の実施の形態における固体撮像装置及びその製造方法について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における固体撮像装置について、図1A〜図3Dを参照しながら説明する。本実施の形態における固体撮像装置は、シャント配線構造を有するCCD型固体撮像装置である。本実施の形態では、垂直電荷転送部の上層に設けられ、垂直転送方向において分離された遮光膜が、垂直電荷転送部を遮光すると共に、転送電極に転送パルスを印加するシャント配線としても機能する。
図1Aは、本実施の形態における固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図、図1BはそのY1−Y1断面図、図1CはY2−Y2断面図、図1DはX−X断面図である。
図1A〜図1Dに示す固体撮像装置において、11は入射光を信号電荷に変換する複数の受光部である。受光部11から信号電荷を読み出し、それを垂直方向(図1Aに矢印で示す垂直転送方向)に転送するために、転送チャネル12を含む垂直電荷転送部13が設けられている。垂直電荷転送部13は、図1Aに示すように複数個が、受光部11の垂直方向の列毎に設けられている。垂直電荷転送部13を入射光から遮光するために、第1遮光膜5及び第2遮光膜7が形成されている。図1A〜図1Dには図示されていないが、垂直電荷転送部13によって転送された信号電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部も設けられている。
受光部11は、マトリクス状に配置されている。また、図1Bに示すように、受光部11は半導体基板1に設けられている。図1Aに示す受光部11は、開口部14を通した部分が示されている。本実施の形態では、半導体基板1はn型のシリコン基板である。転送チャネル12は、図1Cに示すように、半導体基板1の表層側に形成されたn型の拡散層である。
また、転送チャネル12上にそれを横切るようにして、第1転送電極3a及び第2転送電極3bが設けられている。第1、第2転送電極3a、3bは、半導体基板1の表層側の界面を覆う絶縁膜2の上に形成されている。また、垂直電荷転送部13の各々において、第1転送電極3aと第2転送電極3bとは、垂直転送方向に沿って交互に配置されている。第1、第2転送電極3a、3bの膜厚は、例えば0.2μmである。
更に、第1転送電極3aは、隣接する垂直電荷転送部13に設けられている別の第1転送電極3aと水平方向に連結されており、一つの配線を構成している。第1転送電極3a同士を接続する部分の配線は、受光部11と重ならないように、垂直転送方向において隣接する受光部11の間を通るように形成されており、幅は例えば0.4μmである。
第2転送電極3bは、それぞれが水平方向に分離された状態で配置されている。
なお、第1、第2転送電極3a、3bの側面及び上面には、絶縁膜4が形成されている(図1B〜1C参照)。絶縁膜4の厚さは、例えば0.1μmである。
上述したように、本実施の形態における固体撮像装置は、第1遮光膜5と第2遮光膜7との2種類の遮光膜を備えている。第1遮光膜5及び第2遮光膜7は共に導電性を有している。
第1遮光膜5は、受光部11毎に、第1転送電極3aと受光部11の間に、水平方向に沿って格子状に配置されており、水平方向では接続されている。垂直転送方向には、第1転送電極3a上に設けた分離領域で分離されている。分離幅は、例えば0.3μmである。第1転送電極3aと受光部11の間の領域における第1遮光膜5の高さは、約0.3μm程度である。水平方向の接続領域において、第1遮光膜5が第1転送電極3a上に乗り上げている部分の幅は、約0.15μmである。第1転送電極3aと受光部11の間の、第1遮光膜5の上記の高さと幅を合わせた幅は約0.45μmとなる。第1遮光膜5は上述のように、格子状に形成されていることから、実効的な最小配線幅は約0.9μmとなる。
第2遮光膜7は、第1遮光膜5及び第1転送電極3aとの間を絶縁する絶縁膜6を介して、第1遮光膜5が分離されている領域の上層に形成され、転送チャネル12への光の入射を阻止する機能を有する。配線幅は、例えば0.4μmである。なお、絶縁膜6は、図1Aでは図示が省略されている。
第1遮光膜5は、第2転送電極3bに、コンタクトを介して電気的に接続されている。第2遮光膜7は、第1転送電極3aに、コンタクトを介して電気的に接続されている。それにより、第1遮光膜5および第2遮光膜7は、シャント配線としても機能している。本実施の形態では、図1A、1Cに示すように、第2遮光膜7と転送電極3bとのコンタクトは、垂直電荷転送部13の上層に配置されている。コンタクト径は例えば0.2μmである。コンタクトと第1遮光膜5の縁との距離は例えば0.08μmであり、第1遮光膜5の分離幅は、コンタクト周辺においては、約0.36μmとなる。
このように、本実施の形態における固体撮像装置は、第1遮光膜5および第2遮光膜7をシャント配線としても機能させているので、シャント配線幅を従来例に対して例えば3倍程度にでき、従来例に比べて配線抵抗を1/3以下に抑えることができる。本実施の形態における固体撮像装置は、シャント配線の低抵抗化により、転送周波数の高速化が可能となる点で、従来例の固体撮像装置よりも優れている。また従来例と異なり、水平方向に接続された第1遮光膜5をシャント配線として機能させているため、シャント配線を第1転送電極3a上に複数本配置する必要がない。従って、第1転送電極3aの配線幅を従来例より小さくできる。言い換えれば、受光部11に対する開口を大きくできる。その結果、従来例よりも高感度、低スミアにすることができる。
尚、上記の例では、第2遮光膜7と第1転送電極3aとのコンタクトは、垂直電荷転送部13の上層に配置されているが、別の態様として、図2A〜図2Cに示すように、垂直電荷転送部13以外の領域、言い換えると、第1転送電極3a同士が連結された部分に配置することが好ましい。
図2Aは、固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図、図2BはそのY1−Y1断面図、図2CはY2−Y2断面図である。図1A〜図1Dに示した要素と同一の要素については、同一の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
この態様では、図2Bの断面図で示される領域に、第2遮光膜7と第1転送電極3aとのコンタクトが形成されている。同図に示されるように、コンタクトを形成する箇所では、第1遮光膜5の分離幅を大きくしなければならない。従って、図1A〜図1Dに示した例では、垂直電荷転送部13すなわち転送チャネル12の上部で第1遮光膜5の分離幅が大きくなっている(図1C参照)。これに対して、この別の態様によれば、第1遮光膜5の分離幅が大になる部分を、転送チャネル12から離れた領域に配置できるため、斜め入射光の転送チャネル12への漏れこみを抑制できる。
また、本実施の形態においては、第1遮光膜5は、第2遮光膜7より下方に形成されているが、これは開口幅を大きくするためである。第2遮光膜7を第1遮光膜5よりも下方に形成した場合、図3A〜図3Dに示すような問題が生じる。図3Aは、本実施の形態における固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図、図3BはそのY1−Y1断面図、図3CはY2−Y2断面図、図3DはX−X断面図である。図1A〜図1Dに示した要素と同一の要素については、同一の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
すなわち、この構成では図3Dに示されるように、第1、第2転送電極3a、3bと第1遮光膜5の間に絶縁膜4及び6が形成される。そのため、絶縁膜4及び6を介在させた第1遮光膜5の位置によって決まる開口部14の幅は、狭いものとなる。一方、本実施の形態のように、第1遮光膜5が第2遮光膜7より下方に形成されている場合、図1Dに示されるように、転送電極3a、3bと第1遮光膜5の間には絶縁膜4が形成されるのみである。従って、開口部14の幅は広くなる。
絶縁膜6は、第1遮光膜5と第2遮光膜7の耐圧を考慮して、例えば0.15μmに設定されるため、本実施の形態においては、第2遮光膜7を第1遮光膜5よりも下方に形成した形態に比べると、開口幅を0.3μm大きくできる。このように、第1遮光膜5は、第2遮光膜7より下方に形成されていることが好ましい。
更に、第2遮光膜7は、図1A及び図1Cに示すように、その側縁が、第1遮光膜5が分離されている領域における第1遮光膜5の側縁と、受光部11の側における第1遮光膜5の側縁との間に位置するように形成されていることが好ましい。第2遮光膜7の側縁が、第1遮光膜5の側縁と一致していてもよい。それにより、開口部14を小さくしない範囲で、斜め光が転送チャネル12に入射する確率を最大限に低くできる。
次に、実施の形態1における固体撮像装置の製造方法について、図4A〜図9Cを用いて説明する。図4A〜図9Cは、図1A〜図1Dに示した実施の形態1における固体撮像装置の製造方法を示す図である。各図Aは平面図、各図BはそのY1−Y1断面図、各図CはY2−Y2断面図である。
先ず、図4B、4Cに示すように、半導体基板1の表面に熱酸化法によって絶縁膜2が形成される。このときの絶縁膜2の厚みは、20nm〜40nmに設定される。続いて、半導体基板1に対して種々のレジストパターンの形成とイオン注入とが行われる。これにより、受光部11、転送チャネル12が形成される。
次いで、ポリシリコン膜等の導電膜が成膜され、これに対してフォトリソグラフィー法を用いたエッチングが行われて、図4A〜図4Cに示すように、転送電極3a、3bが形成される。また、熱酸化法によって、転送電極3a、3bの上面及び側面を覆う絶縁膜4も形成される。
本実施の形態では、絶縁膜2、4の形成は、熱酸化法によって行われているが、これに限定されるものではない。例えば、絶縁膜2、4は、CVD法等による成膜によって形成されても良い。
次に、図5A〜図5Cに示すように、第2転送電極3b上にコンタクト16が形成され、転送電極3a、3bを含む半導体基板1の上面全体を被覆する導電膜17が成膜される。具体的には、例えば、CVD法やスパッタリング法等を利用して、タングステン等の遮光性金属薄膜が成膜される。この導電膜17(遮光性金属薄膜)の厚みは、例えば60nm〜120nmに設定される。また、導電膜17は、コンタクト16によって、第2転送電極3bと電気的に接続された状態にある。
次に、図6A〜図6Cに示すように、フォトリソグラフィー法を用いたエッチングが行われて、第1遮光膜5が形成される。
ここで、第1遮光膜5は、導電膜17を水平方向に分離する工程と、受光部11上に開口部14を設ける工程とによって形成されることが好ましい。微細なフォトレジストパターンを形成する必要性を排除して、歩留を向上させるためである。
具体的には、図7A〜7Cに示すように、まず第1転送電極3a上の導電膜17に、フォトリソグラフィー法を用いたエッチングを行い、分離部15を設けて、水平方向に分離された分離導電膜17aとする。次に受光部11上の分離導電膜17aに、フォトリソグラフィー法を用いたエッチングを行い、図6Aに示したように開口部14を形成することで、第1遮光膜5を形成する。
なお、上記の製造工程では第1遮光膜5を形成するために、導電膜17を水平方向に分離した後に、受光部11上の開口部14を形成しているが、これに限定されるものではない。すなわち、図8A〜8Cに示すように、まず受光部11上の開口部14を形成して開口導電膜17bとした後に、水平方向を分離して、第1遮光膜5を形成しても良い。
図6A〜6Cに示した工程の後、図9A〜9Cに示すように、第1遮光膜5、転送電極3a、3bを含む半導体基板1の上面全体を被覆するように、絶縁膜6が成膜される。更に、第1転送電極3a上にコンタクト18が形成され、転送電極3a、3bを含む半導体基板1の上面全体を被覆する導電膜19が成膜される。導電膜19は、導電膜17と同様の遮光性金属薄膜により形成される。導電膜19の厚みは、例えば60nm〜120nmに設定される。また、導電膜19は、コンタクト18によって、第1転送電極3aと電気的に接続された状態にある。
次に、フォトリソグラフィー法を用いたエッチングが行われて、図1A〜1Cに示すような第2遮光膜7が形成される。この時、フォトレジストパターンは、得られる第2遮光膜7の側縁が、第1遮光膜5が分離されている領域における第1遮光膜5の側縁と、受光部11の側における第1遮光膜5の側縁との間に位置するように形成される。第2遮光膜7の側縁が、第1遮光膜5の側縁と一致するようにしてもよい。また、エッチングによる寸法シフト量が考慮されて、レジストパターンの縁の位置が調整される。
この後、更に必要に応じて、BPSG(Boron Phosphorous silicate Glass)膜といった絶縁膜や、レンズ素子等が形成される(図示せず)。
以上のように、図4A〜図9Cに示した工程を実施することにより、図1A〜1Dに示した固体撮像装置が得られる。図2A〜図2Cに示した固体撮像装置も、同様の工程により製造することができる。このようにして製造された固体撮像装置によれば、高速撮影を高感度、低スミアに行うことが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における固体撮像装置及びその製造方法について、図10A〜11Cを参照しながら説明する。最初に、本実施の形態2における固体撮像装置の構成について、図10A〜10Cを用いて説明する。図10Aは、実施の形態2における固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図、図10BはそのY1−Y1断面図、図10CはY2−Y2断面図である。図1A〜図1Dに示した要素と同一の要素については、同一の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
図10A〜10Cに示すように、本実施の形態における固体撮像装置も、実施の形態1における固体撮像装置と同様に、シャント配線構造を有するCCD型固体撮像装置である。本実施の形態においても、垂直電荷転送部の上層に設けられた格子状の第1遮光膜は、垂直電荷転送部を遮光すると共に、第2転送電極に転送パルスを印加するシャント配線としても機能する。
本実施の形態における固体撮像装置は、第1、第2転送電極3c、3d、第1遮光膜5a、及び第2遮光膜7aの構成の点で、実施の形態1における固体撮像装置と異なっている。以下に相違点について具体的に説明する。
図10B、10Cに示すように、本実施の形態における転送電極3c、3dは、実施の形態1に示した転送電極3a、3bと異なり、ポリシリコン膜より低抵抗である低抵抗材料8を含んでいる。低抵抗材料8としては、具体的には、例えばチタンシリサイド、コバルトシリサイド、タングステンシリサイドなどを用いることができる。
尚、第1転送電極3cと第2転送電極3dの双方に低抵抗材料8が含まれた構成ではなくとも、低抵抗材料8は、少なくとも第1転送電極3cに含まれていれば良い。
また、図10Cに示すように、本実施の形態においては、実施の形態1と異なり、第2遮光膜7aは第1転送電極3cとは電気的に接続されていない。従って、第2遮光膜7aと第1転送電極3cとを電気的に接続するコンタクトが無いため、実施の形態1と異なり、第1遮光膜5aの分離幅を、例えば0.3μm程度に一定に設定できる。
上記のように、第2遮光膜7aは第1転送電極3cとは電気的に接続されていないが、第1転送電極3c自身が低抵抗材料8を含んでいるため、実施の形態1と同様に、転送周波数の高速化が可能となる点で、従来例の固体撮像装置よりも優れている。
更に、第1遮光膜5aの分離幅を全ての領域において小さく設定できることから、斜め光の垂直電荷転送部13への漏れこみを抑制する効果を、より十分に得ることができる。
また、第2遮光膜7aと第1転送電極3cの接続部を形成する工程が不要になることから、製造期間の短縮、歩留の向上が達成できる。
次に実施の形態2における固体撮像装置の製造方法について、実施の形態1における製造方法との違いを中心に、図11A〜11Cを用いて説明する。
先ず、実施の形態1と同様に、半導体基板1の表面に熱酸化法によって絶縁膜2が形成される。このとき、絶縁膜2の厚みは、20nm〜40nmに設定される。続いて、半導体基板1に対して種々のレジストパターンの形成とイオン注入とが行われる。これにより、受光部11、転送チャネル12が形成される。
次に、転送電極3c、3dが形成されるが、実施の形態1とは異なり、コバルトシリサイド、チタンシリサイド、タングステンシリサイドなどの低抵抗材料8を含むように形成される。これらの製造工程においては、一般に広く用いられている方法を用いる。例えばコバルトシリサイドを形成する場合は、ポリシリコン膜を用いた転送電極3c、3d上を含む半導体基板1の上面全体を被覆するようにコバルトを成膜し、アニールにより、ポリシリコンとコバルトを反応させ、シリサイド化する。次に、残留コバルトを除去する。
続いて、実施の形態1における図4A〜4Cと同様に、絶縁膜4を形成する。
次に、実施の形態1における図5A〜5Cと同様に、第2転送電極3d上にコンタクト16が形成される。更に、転送電極3c、3dを含む半導体基板1の上面全体を被覆する導電膜17が成膜される。導電膜17(第1遮光膜5a)は、コンタクト16によって、第2転送電極3dとは電気的に接続された状態にある。
その後、実施の形態1における図6A〜6Cと同様に、フォトリソグラフィー法を用いたエッチングが行われて、第1遮光膜5aが形成される。
次に、図11Cに示すように、実施の形態1とは異なり、第1転送電極3c上にコンタクトを形成せずに、第1遮光膜5a、転送電極3c、3dを含む半導体基板1の上面全体を被覆するように、絶縁膜6が成膜される。更に、転送電極3c、3dを含む半導体基板1の上面全体を被覆する遮光性材料20が成膜される。但し、図面の見易さを考慮して、図11Aでは遮光性材料20の図示を省略する。
その後、遮光性材料20に対してフォトリソグラフィー法を用いたエッチングが行われて、第2遮光膜7aが形成される(図10A〜10C参照)。この時、実施の形態1と同様に、フォトレジストパターンは、得られる第2遮光膜7aの側縁が、第1遮光膜5aが分離されている領域における第1遮光膜5aの側縁と、受光部11の側における第1遮光膜5aの側縁との間に位置するように形成される。第2遮光膜7aの側縁が、第1遮光膜5aの側縁と一致するようにしてもよい。また、このとき、エッチングによる寸法シフト量が考慮されて、レジストパターンの縁の位置は調整される。
この後、更に必要に応じて、BPSG(Boron Phosphorous silicate Glass)膜といった絶縁膜や、レンズ素子等が形成される(図示せず)。
以上のように、図11A〜11Cに示した工程の実施により、図10A〜10Cに示した固体撮像装置が得られる。この固体撮像装置によれば、実施の形態1と同様に、高速撮影を高感度、低スミアに行うことが可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における固体撮像装置及びその製造方法について、図12A〜12Cを参照しながら説明する。図12Aは、本実施の形態における固体撮像装置の一部分を拡大して示す平面図、図12BはそのY1−Y1断面図、図12CはY2−Y2断面図である。図10A〜図10Cに示した要素と同一の要素については、同一の参照符号を付して、説明の繰り返しを省略する。
最初に、本実施の形態における固体撮像装置の構成について説明する。図12B、12Cに示すように、本実施の形態における固体撮像装置も、実施の形態1及び2における固体撮像装置と同様に、シャント配線構造を有するCCD型固体撮像装置である。本実施の形態においても、垂直電荷転送部の上層に設けられた格子状の第1遮光膜は、垂直電荷転送部を遮光すると共に、第2転送電極に転送パルスを印加するシャント配線としても機能する。
本実施の形態における固体撮像装置は、転送電極と遮光膜の構成の点で、図10A〜図10Cに示した実施の形態2における固体撮像装置と異なっている。以下に相違点について具体的に説明する。
図12B、12Cに示すように、本実施の形態における転送電極3e、3fは、図10B、10Cに示した転送電極3c、3dと異なり、少なくとも転送電極の上面に、ポリシリコン膜より低抵抗であり、かつ遮光性を有する遮光性低抵抗材料9を含んでいる。遮光性低抵抗材料9は、具体的には、例えばタングステンなどである。
尚、第1転送電極3eと第2転送電極3fの双方に遮光性低抵抗材料9が含まれる構成ではなくとも、遮光性低抵抗材料9は、少なくとも第1転送電極3eに含まれていれば良い。
また、図12A〜12Cに示すように、本実施の形態においては、実施の形態1及び2と異なり、第2遮光膜は形成されていない。そのため、その上面に形成するレンズ素子と半導体基板1との距離は、実施の形態1及び2と比較して小さい。
尚、第2遮光膜7は形成されていないが、第1転送電極3a自身が遮光性を有しているため、第1遮光膜5の分離領域から垂直電荷転送部13への斜め入射光の漏れこみは、実施形態1と同様に、十分に抑制できる。
また、第1遮光膜5aは、実施の形態2と同様に、分離幅を例えば0.3μm程度に一定に設定できる。
上述のように、第1転送電極3e自身が遮光性低抵抗材料9を含んでいるため、実施の形態1及び2と同様に、転送周波数の高速化が可能となる点で、従来例の固体撮像装置よりも優れている。
また、第1遮光膜5aの分離幅をいずれの領域においても十分に小さく設定できることから、斜め光の垂直電荷転送部13への漏れこみを抑制する効果を十分に得ることができる。
更には、レンズ素子と半導体基板1との距離を小さくできるため、より一層の高感度、低スミアが可能となる。
更には、第2遮光膜を形成する工程が不要になることから、製造期間の更なる短縮、歩留の向上が達成できる。
本実施の形態における固体撮像装置の製造方法と、実施の形態2における固体撮像装置の製造方法との違いは、第1転送電極3eに遮光性低抵抗材料9を少なくとも上面に配置するように形成することと、第2遮光膜の形成工程が省略される部分のみであり、他の工程は実施の形態2と同様に行うことができる。
本発明は、以上に記載した実施の形態の説明に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。また、本実施形態で挙げた数値や材料等は一例であり、これらに限定されるものではない。
本発明の固体撮像装置は、高感度、低スミアでの高速撮影を可能とするものであり、デジタルスチルカメラや、デジタルビデオカメラに有用である。
本発明の実施の形態1における固体撮像装置の構成を示す平面図 同固体撮像装置のY1−Y1断面図 同固体撮像装置のY2−Y2断面図 同固体撮像装置のX−X断面図 本発明の実施の形態1の他の態様における固体撮像装置の平面図 同固体撮像装置のY1−Y1断面図 同固体撮像装置のY2−Y2断面図 本発明の実施の形態とは異なる形態の固体撮像装置の平面図 同固体撮像装置のY1−Y1断面図 同固体撮像装置のY2−Y2断面図 同固体撮像装置のX−X断面図 本発明の実施の形態1における固体撮像装置の製造方法を示す平面図 図4AのY1−Y1断面図 図4AのY2−Y2断面図 図4Aの次の工程を示す平面図 図5AのY1−Y1断面図 図5AのY2−Y2断面図 図5Aの次の工程を示す平面図 図6AのY1−Y1断面図 図6AのY2−Y2断面図 図6Aの工程をより具体的に示す平面図 図7AのY1−Y1断面図 図7AのY2−Y2断面図 図7Aとは異なる方法の工程を示す平面図 図8AのY1−Y1断面図 図8AのY2−Y2断面図 図6Aの次の工程を示す平面図 図9AのY1−Y1断面図 図9AのY2−Y2断面図 本発明の実施の形態2における固体撮像装置の構成を示す平面図 図10AのY1−Y1断面図 図10AのY2−Y2断面図 実施の形態2における固体撮像装置の製造方法を示す平面図 図11AのY1−Y1断面図 図11AのY2−Y2断面図 本発明の実施の形態3における固体撮像装置の構成を示す平面図 図12AのY1−Y1断面図 図12AのY2−Y2断面図 従来例における固体撮像装置の平面図
符号の説明
1 基板
2 ゲート絶縁膜
3a、3c、3e 第1転送電極
3b、3d、3f 第2転送電極
4 転送電極と第1遮光膜間の絶縁膜
5、5a 第1遮光膜
6 第1遮光膜と第2遮光膜間の絶縁膜
7、7a 第2遮光膜
8 低抵抗材料
9 遮光性低抵抗材料
11 受光部
12 転送チャネル
13 垂直電荷転送部
14 開口部
15 分離部
16 コンタクト
17、19 導電膜
17a 分離導電膜
17b 開口導電膜
18 コンタクト
20 遮光性材料

Claims (6)

  1. 半導体基板にマトリクス状に配置して設けられ、入射光を信号電荷に変換する複数の受光部と、
    前記受光部から前記信号電荷を読み出して垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、
    前記入射光から前記複数の垂直電荷転送部を遮光する第1遮光膜とを備え、
    前記複数の垂直電荷転送部はそれぞれ、前記複数の受光部の垂直方向の列に沿って前記半導体基板に設けられた転送チャネルと、前記転送チャネル上にそれを横切るように設けられ前記受光部間を通って水平方向に連結された複数の第1転送電極と、少なくとも前記転送チャネル上に設けられ前記第1転送電極の間に配置された第2転送電極を備えた固体撮像装置において、
    前記第1遮光膜は、水平方向に連続するように形成されて前記受光部上には開口部を有し、水平方向に延びる分離領域が前記受光部間に形成され、導電性を有し、前記第2転送電極と電気的に接続され
    前記第1遮光膜の前記分離領域は、前記第1転送電極上に形成され、
    垂直方向において隣接している前記受光部の間を通り、前記第1遮光膜の前記分離領域を覆って前記転送チャネルを横切る第2遮光膜をさらに備え、前記第2遮光膜は、導電性を有し、前記第1転送電極と電気的に接続されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1転送電極と前記第2遮光膜の接続部は、前記垂直電荷転送部から外れた領域の電極上に設けられている請求項に記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2遮光膜は、前記第1遮光膜よりも上部に配置されている請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2遮光膜は、その側縁が、前記分離領域に面する前記第1遮光膜の側縁と、前記受光部の側における前記第1遮光膜の側縁との間に位置するように形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の固体撮像装置。
  5. マトリクス状に配置され入射光を信号電荷に変換する複数の受光部と、前記受光部から前記信号電荷を読み出して垂直方向に転送する複数の垂直電荷転送部と、前記入射光から前記複数の垂直電荷転送部を遮光する遮光膜とを備えた固体撮像装置を製造する方法において、
    (a)半導体基板に、前記複数の受光部と、前記複数の受光部の垂直方向の列に沿って配置された転送チャネルとを形成する工程と、
    (b)前記転送チャネル上にそれを横切り、かつ前記受光部間を通って水平方向に連結された複数の第1転送電極と、少なくとも前記転送チャネル上であって前記第1転送電極の間に配置された第2転送電極とを設けて、前記複数の垂直電荷転送部を形成する工程と、
    (c)前記複数の転送電極を被覆する第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    (d)前記第1層間絶縁膜上に、それを被覆し、前記第2転送電極と電気的に接続された第1導電膜を形成する工程と、
    (e)前記第1導電膜に、前記受光部上の開口部を形成するとともに、前記第1転送電極上で水平方向に延びる分離領域を前記受光部間に形成することにより、第1遮光膜を形成する工程と
    (f)前記第1遮光膜上を被覆する第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    (g)前記第2層間絶縁膜上に、それを被覆し、前記第1転送電極と電気的に接続された第2導電膜を形成する工程と、
    (h)前記第2導電膜を、垂直方向において隣接している前記受光部の間を通り、前記第1遮光膜の前記分離領域を覆って前記転送チャネルを横切るようにパターニングすることにより、第2遮光膜を形成する工程とを有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  6. 前記工程(e)において、前記開口部を形成する工程と、前記分離領域を形成する工程を各々別工程として行う請求項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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