JP5295697B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、地上デジタル放送等の放送に用いるデジタル放送受信装置に関する。
現在、地上デジタル放送への完全移行に向けて準備が進められている。地上デジタル放送では、映像及び音声に加え、データ放送を配信可能である。また、地上デジタル放送には、固定受信装置向けのフルセグメント(12セグメント)放送と、携帯受信装置・移動体向けのワンセグメント放送とが含まれる。車両等の移動体に搭載される放送受信装置の中には、放送の受信品質に応じてフルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信とを切り替えるものが存在する(特許文献1)。
特開2007−096508号公報
特許文献1に記載された装置では、放送の受信品質が低下し、フルセグメント放送の受信が困難となった場合でも、ワンセグメント放送を受信可能である。しかし、一般に、固定受信装置と携帯受信装置(携帯電話等)の画面サイズの関係等から、フルセグメント放送における映像及びデータ放送の提示領域(両者の相対的な位置関係)と、ワンセグメント放送における映像及びデータ放送の提示領域とは異なる。例えば、フルセグメント放送では、映像が画面右上に表示され、データ放送が画面左側及び下側に表示されるのに対し、ワンセグメント放送では、データ放送が画面下側に表示され、残りの部分に映像が表示される。このため、特許文献1に記載の装置では、放送の切替えが行われた際、映像やデータ放送の提示領域の位置や形が変わることにより、ユーザに違和感が発生する。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信とが切り替わった際に映像やデータ放送の提示領域の位置や形が変わることによるユーザの違和感を防止することを目的とする。
この発明に係るデジタル放送受信装置は、地上デジタル放送の放送波を受信するアンテナと、前記放送波の選局を行うチューナと、選局された前記放送波を復調する復調部と、復調された前記放送波をデコードするデコーダと、表示装置における映像及びデータ放送の提示領域を制御する提示領域制御部と、フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信との切替えを行う切替部とを備えるものであって、前記提示領域制御部は、前記切替部により前記フルセグメント放送の受信と前記ワンセグメント放送の受信との切替えが行われたとき、切替え後の放送で規定される映像及びデータ放送の提示領域を、切替え前の映像及びデータ放送の提示領域に合わせ込むことを特徴とする。
この発明によれば、フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信との切替え(フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信への切替え又はその逆)が行われたとき、切替え後の放送で規定される映像及びデータ放送の提示領域を、切替え前の映像及びデータ放送の提示領域に合わせ込む。これにより、フルセグメント放送とワンセグメント放送とが切り替えられても、表示装置の画面上における映像及びデータ放送の提示領域は、変更されない。従って、映像やデータ放送の提示領域の位置や形が変わることによるユーザの違和感を防止することができる。
上記において、前記フルセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の右上隅又は左上隅に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の左側又は右側及び下側に配置され、前記ワンセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の上側に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の下側に配置され、前記フルセグメント放送に関し、前記映像提示領域における水平座標を水平座標k2、前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l2、前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m2、前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n2、前記提示領域全体の幅を幅H、前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域のうち下側領域の幅を幅H1、前記データ放送提示領域のうち左側領域又は右側領域の幅を幅H2、前記提示領域全体及び前記左側領域又は右側領域の高さを高さV、前記映像提示領域の高さを高さV1、前記データ放送提示領域のうち下側領域の高さを高さV2、前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi1、前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd1と定義し、前記ワンセグメント放送に関し、前記映像提示領域における水平座標を水平座標k、前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l、前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m、前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n、前記提示領域全体、前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域の幅を幅h1、前記映像提示領域の高さを高さv1、前記データ放送提示領域の高さを高さv2、前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi2、前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd2と定義し、且つ、係数Q、R、S、T、Uを
Q=[H1/H2]
R=H1/Q
S=V+Q×V2
T=v2×V/S
U=v2×V2/S
と定義するとき、前記ワンセグメント放送の前記映像座標群Gi2に属する座標(k,l)を、下記の式(1)により前記フルセグメント放送の前記映像座標群Gi1に属する座標(k2,l2)に変換し、
Figure 0005295697
前記ワンセグメント放送の前記データ放送座標群Gd2に属する座標(m,n)を、下記の式(2)により前記フルセグメント放送の前記データ放送座標群Gd1に属する座標(m2,n2)に変換してもよい。
Figure 0005295697
前記切替部は、前記フルセグメント放送の受信品質の低下をトリガとして、前記フルセグメント放送の受信から前記ワンセグメント放送の受信へと自動切替えを行ってもよい。これにより、ユーザが、フルセグメント放送の映像コンテンツを視聴しているときにフルセグメント放送からワンセグメント放送に切り替わることに伴う映像やデータ放送の提示領域の位置や形の変更によって生じるユーザの違和感を防止することができる。特に、フルセグメント放送とワンセグメント放送がサイマル放送である場合、フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信に切り替わっても、映像コンテンツは変わらないため、前記違和感の防止の効果は大きい。
また、前記ワンセグメント放送は、ワンセグメント・ローカルサービス放送であり、前記切替部は、前記ワンセグメント・ローカルサービス放送の受信をトリガとして、前記フルセグメント放送の受信から前記ワンセグメント・ローカルサービス放送の受信へと自動切替えを行ってもよい。
さらに、前記フルセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の右上隅又は左上隅に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の左側又は右側及び下側に配置され、前記ワンセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の上側に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の下側に配置され、前記フルセグメント放送に関し、前記映像提示領域における水平座標を水平座標k2、前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l2、前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m2、前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n2、前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域のうち下側領域の幅を幅H1、前記データ放送提示領域のうち左側領域又は右側領域の幅を幅H2、前記提示領域全体及び前記左側領域又は右側領域の高さを高さV、前記映像提示領域の高さを高さV1、前記データ放送提示領域のうち下側領域の高さを高さV2、前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、並びに前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi1、前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd1と定義し、前記ワンセグメント放送に関し、前記映像提示領域における水平座標を水平座標k、前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l、前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m、前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n、前記提示領域全体、前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域の幅を幅h1、前記映像提示領域の高さを高さv1、前記データ放送提示領域の高さを高さv2、前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi2、前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd2と定義し、係数X、Yを
X=h1/H2
Y=v2/(V+([H1/H2]+1)×V2)
と定義するとき、前記フルセグメント放送の前記映像座標群Gi1に属する座標(k2,l2)を、下記の式(3)により前記ワンセグメント放送の前記映像座標群Gi2に属する座標(k,l)に変換し、
Figure 0005295697
前記フルセグメント放送の前記データ放送座標群Gd1に属する座標(m2,n2)を、下記の式(4)により前記ワンセグメント放送の前記データ放送座標群Gd2に属する座標(m,n)に変換してもよい。
Figure 0005295697
この発明によれば、フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信との切替え(フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信への切替え又はその逆)が行われたとき、切替え後の放送で規定される映像及びデータ放送の提示領域を、切替え前の映像及びデータ放送の提示領域に合わせ込む。これにより、フルセグメント放送とワンセグメント放送とが切り替えられても、表示装置の画面上における映像及びデータ放送の提示領域は、変更されない。従って、映像やデータ放送の提示領域の位置や形が変わることによるユーザの違和感を防止することができる。
A.一実施形態
以下、この発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置について図面を参照して説明する。
1.地上デジタル放送受信装置10の構成
図1は、この発明の一実施形態に係る地上デジタル放送受信装置10(以下「受信装置10」とも称する。)の回路図である。本実施形態の受信装置10は、車載用であり、RFアンテナ12と、チューナ14と、復調部16と、トランスポート・ストリーム・デコーダ18(以下「TSデコーダ18」と称する。)と、音声デコーダ20と、映像デコーダ22と、提示処理部24と、音声出力端子26と、映像出力端子28と、リモートコントローラ30と、入出力回路32と、フラッシュメモリ等の不揮発性ランダム・アクセス・メモリ34(以下「NVRAM34」と称する。)と、リード・オンリー・メモリ36(以下「ROM36」と称する。)と、主メモリとしての揮発性メモリ38(以下「RAM38」と称する。)と、CPU40と、通信インタフェース42と、システムバス44とを有する。
RFアンテナ12は、フルセグメント放送(12セグメント放送)の放送波W1及びワンセグメント放送の放送波W2を受信可能である。RFアンテナ12で受信された放送波W1、W2は、チューナ14において、選局されたチャンネル周波数の電波のみが抽出される。チューナ14において抽出された電波は、復調部16において、アナログ/デジタル変換、OFDM復調及び誤り訂正が行われる。続くTSデコーダ18において、オーディオ信号Saとビデオ信号Svに分離される。オーディオ信号Saは、音声デコーダ20でデコードされた後、音声出力端子26から出力される。ビデオ信号Svは、映像デコーダ22でデコードされた後、提示処理部24を介して映像出力端子28から出力される。提示処理部24は、後述する方法により、ビデオ信号Svの出力を制御する。音声出力端子26及び映像出力端子28には、表示装置46が接続されており、この表示装置46では、オーディオ信号Sa及びビデオ信号Svに基づく出力がなされる。CPU40は、システムバス44を介して各部を制御する。
なお、図1では、白抜きの太い矢印は、非蓄積データの流れを示している。
2.提示領域変換処理
(1)処理の概要
本実施形態では、フルセグメント放送の受信品質が低下したとき、フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信に切り替える処理(放送切替処理)を行う。一般に、フルセグメント放送において、映像及びデータ放送が提示される領域と、ワンセグメント放送において、映像及びデータ放送が提示される領域とは異なる。例えば、フルセグメント放送では、映像の提示領域は、提示領域全体の右上側に配置され、データ放送の提示領域は、提示領域全体の左側及び下側に配置されるが、ワンセグメント放送では、映像の提示領域は、提示領域全体の上側に配置され、データ放送の提示領域は、提示領域全体の下側に配置される。
しかし、本実施形態では、前記放送切替処理が行われた際、ワンセグメント放送における映像及びデータ放送の提示領域を、フルセグメント放送における映像及びデータ放送の提示領域に合わせ込むように座標変換する(図4参照)。換言すると、ワンセグメント放送の映像及びデータ放送は、フルセグメント放送における映像及びデータ放送の提示領域に提示される。このように提示領域を座標変換する処理を、以下では提示領域変換処理と称する。
例えば、図2に示すように、受信装置10を搭載した車両50が、放送波W1の受信可能圏R1内を走行しているとき、フルセグメント放送の放送波W1の受信品質は高く、フルセグメント放送の映像I1及びデータ放送D1を表示装置46に表示し、フルセグメント放送の音声を表示装置46から出力する。車両50が、放送波W2の受信可能圏R2内にはいるものの放送波W1の受信可能圏R1から外れると、フルセグメント放送の放送波W1の受信品質が低下し、受信装置10は、放送波W1の代わりに、ワンセグメント放送の放送波W2の受信を開始する。この際、受信装置10の提示処理部24は、ビデオ信号Svを制御して、ワンセグメント放送の映像I2及びデータ放送D2の提示領域を、フルセグメント放送の映像I1及びデータ放送D1の提示領域に変換して表示装置46に提示される。車両50が、放送波W1の受信可能圏R1内に戻ると、フルセグメント放送の放送波W1の受信品質が改善し、受信装置10は、放送波W2の代わりに、放送波W1の受信を開始する。この際、受信装置10の提示処理部24は、提示領域変換処理を行わず、放送波W1で規定される映像I1及びデータ放送D1の提示領域をそのまま用いる。
なお、「提示」とは、表示装置46の画面上に「実際に表示」される映像及びデータ放送の情報を提供することのみならず、データ放送の仮想提示領域(画面をスクロールすることにより表示される領域)の情報をも提供することをも意味し得る。
(2)事前設定
本実施形態では、上述の放送切替処理及び提示領域変換処理を行うかどうかの設定は、NVRAM34に記憶されている。初期設定は、両処理を行う設定とされており、ユーザは、リモートコントローラ30を操作することにより設定を変更することができる。なお、以下では、放送切替処理を行う設定にされていることを前提に話を進める。
(3)提示領域変換処理及びこれに関連する処理の流れ
図3には、提示領域変換処理及びこれに関連する処理のフローチャートが示されている。
ステップS1において、CPU40は、チューナ14にフルセグメント放送の放送波W1の受信を行わせる。そして、ステップS2において、CPU40は、フルセグメント放送の放送波W1の受信品質が所定値よりも低くなっているかどうかを判定する。受信品質は、復調部16から通知される。受信品質としては、例えば、正受信率、BER(Bit Error Rate)、又は受信電力値を用いることができる。
放送波W1の受信品質が所定値よりも高い場合(S2:Yes)、ステップS3において、CPU40は、TSデコーダ18、音声デコーダ20、映像デコーダ22及び提示処理部24を制御して、放送波W1に基づくオーディオ信号Sa及びビデオ信号Svを出力させる。この際、提示処理部24は、提示領域変換処理を行わずに、放送波W1に含まれる映像I1及びデータ放送D1の提示座標をそのまま用いて、当該映像I1及びデータ放送D1を提示させる。
ステップS2において放送波W1の受信品質が所定値よりも低い場合(S2:No)、放送切替処理が行われる。すなわち、ステップS4において、CPU40は、チューナ14にワンセグメント放送の放送波W2の受信を開始させる。続くステップS5において、CPU40は、NVRAM34に記憶されている設定が、提示領域変換処理を行う設定となっているかどうかを判定する。提示領域変換処理を行う設定となっている場合(S5:Yes)、ステップS6において、CPU40は、TSデコーダ18、音声デコーダ20、映像デコーダ22及び提示処理部24を制御して、放送波W2に基づくオーディオ信号Sa及びビデオ信号Svを出力させる。この際、CPU40は、提示処理部24に対し、提示領域変換処理の実行を求める指令を送信する。この指令を受信した提示処理部24は、提示領域変換処理を実行し、放送波W2に含まれる映像I2及びデータ放送D2を、フルセグメント放送の放送波W1で規定される映像I1及びデータ放送D1の提示領域に提示させる。提示領域変換処理の詳細については、後述する。なお、放送波W1で規定される提示領域は、直前に受信していた放送波W1の提示領域をNVRAM34又はRAM38に記憶しておき、これを用いる。
ステップS5において、提示領域変換処理を行わない設定となっている場合(S5:No)、CPU40は、TSデコーダ18、音声デコーダ20、映像デコーダ22及び提示処理部24を制御して、放送波W2に基づくオーディオ信号Sa及びビデオ信号Svを出力させる。但し、CPU40は、提示処理部24に提示領域変換処理を行わせない。
(4)提示領域変換処理の具体的内容
(a)概要
図4には、提示領域変換処理の概念が示されている。図4に示すように、ワンセグメント放送の放送波W2における提示領域全体Rall2は、映像I2を提示する映像提示領域Ri2と、データ放送D2を提示するデータ放送提示領域Rd2とからなる。データ放送提示領域Rd2は、表示装置46の画面に実際に表示されるデータ放送表示領域Rd2aと、表示装置46の画面をスクロールすることにより表示可能な仮想提示領域Rd2bとからなる。
フルセグメント放送の放送波W1における提示領域全体Rall1は、映像I1を提示する映像提示領域Ri1と、データ放送D1を提示するデータ放送提示領域Rd1とからなる。ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2と異なり、フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1は、すべてが表示装置46の画面に実際に表示される。但し、データ放送提示領域Rd2のように、スクロールにより移動するものであってもよい。
本実施形態では、ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2をフルセグメント放送の映像提示領域Ri1に合わせ込むように変換することにより、ワンセグメント放送に含まれる映像I2を、映像提示領域Ri1に提示する。また、ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2(アルファベットのI字状)をフルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1(アルファベットのL字状)に合わせ込むように変換することにより、ワンセグメント放送に含まれるデータ放送D2を、フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1に提示する。
(b)提示領域の説明
ワンセグメント放送において、映像提示領域Ri2は、提示領域全体Rall2の上側に位置し、データ放送提示領域Rd2は、提示領域全体Rall2の下側に位置する。また、映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2の幅は、提示領域全体Rall2の幅と等しく幅h1[dot]である。また、映像提示領域Ri2の高さは、高さv1[dot]であり、データ放送提示領域Rd2の高さは、高さv2[dot]であり、このうち、データ放送表示領域Rd2aの高さは、高さv3[dot]であり、仮想提示領域Rd2の高さは、高さv4[dot]である。
フルセグメント放送において、映像提示領域Ri1は、その右上隅が、提示領域全体Rall1の右上隅に一致するように位置する。換言すると、映像提示領域Ri1の幅H1[dot]は、提示領域全体Rall1の幅H[dot]よりも短く、映像提示領域Ri1の高さV1[dot]は、提示領域全体Rall1の高さV[dot]よりも低い。データ放送提示領域Rd1は、全体の表示領域Rall1から映像提示領域Ri1を除いた部分となっており、データ放送提示領域Rd1は、提示領域全体Rall1の左側及び下側に位置する。データ放送提示領域Rd1のうち映像提示領域Ri1の左側に位置する領域(以下「左側領域Rd1a」と称する。)の幅H2[dot]は、提示領域全体Rall1の幅Hと映像提示領域Ri1の幅H1の差(H2=H−H1)であり、左側領域Rd1aの高さは、提示領域全体Rall1と同じ高さVである。また、データ放送提示領域Rd1のうち映像提示領域Ri1の下側に位置する領域(以下「下側領域Rd1b」と称する。)の幅は、映像提示領域Ri1と同じ幅H1であり、下側領域Rd1bの高さV2[dot]は、提示領域全体Rall1の高さVと映像提示領域Ri1の高さV1との差(V2=V−V1)である。
(c)変換式
本実施形態において、提示領域変換処理は、下記の式(1)及び式(2)を用いた座標変換により行われる。
Figure 0005295697
Figure 0005295697
式(1)は、ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2に含まれる座標の集合体(映像座標群Gi2)に属する座標(k,l)を、フルセグメント放送の映像提示領域Ri1に含まれる座標の集合体(映像座標群Gi1)に属する座標(k2,l2)に変換するための式である。
また、式(2)は、ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2に含まれる座標の集合体(データ放送座標群Gd2)に属する座標(m,n)を、フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1に含まれる座標の集合体(データ放送座標群Gd1)に属する座標(m2,n2)に変換するための式である。
なお、式(1)についての原点座標に関し、ワンセグメント放送では、映像提示領域Ri2の左上の頂点(原点座標Oi2)であり、フルセグメント放送では、映像提示領域Ri1の左上の頂点(原点座標Oi1)であり、図4中右側に向かう方向が水平方向の正の方向であり、図4中下側に向かう方向が垂直方向の正の方向である。
また、式(2)についての原点座標に関し、ワンセグメント放送では、データ放送提示領域Rd2の左上の頂点(原点座標Od2)であり、フルセグメント放送では、提示領域全体Rall1(データ放送提示領域Rd1)の左上の頂点(原点座標Od1)であり、図4中右側に向かう方向が水平方向の正の方向であり、図4中下側に向かう方向が垂直方向の正の方向である。
式(1)における数値の意味するところは、下記の通りである。
k2:フルセグメント放送の映像提示領域Ri1における水平座標
l2:フルセグメント放送の映像提示領域Ri1における垂直座標
k:ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2における水平座標
l:ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2における垂直座標
k×H1/h1:水平座標kを式(1)により変換した後の水平座標(水平座標kにH1/h1を乗算しているのは、映像提示領域Ri2の幅h1を映像提示領域Ri1の幅H1に合わせ込むためである。)
l×V1/v1:垂直座標lを式(1)により変換した後の垂直座標(V1/v1を乗算しているのは、映像提示領域Ri2の高さv1を映像提示領域Ri1の高さV1に合わせ込むためである。)
上記式(1)において、水平座標kを0から幅h1まで及び垂直座標lを0から高さv1まで変化させた映像座標群Gi2(映像提示領域Ri2に対応する)に属する座標(k,l)は、式(1)により変換されることにより映像座標群Gi1(映像提示領域Ri1に対応する)に属する座標(k2,l2)となる。
式(2)において、垂直座標nが0以上T以下であるときの座標(m2,n2)は、データ放送提示領域Rd1の左側領域Rd1aに対応する座標群に属する座標であり、垂直座標nがT以上であるときの座標(m2,n2)は、下側領域Rd1bに対応する座標群に属する座標である。なお、式(2)では、L字状のデータ放送提示領域Rd1をI字状に見立て、I字状のデータ放送提示領域Rd2と対応付けることにより座標変換を行う。すなわち、下側領域Rd1bを複数の下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bc(詳細は後述)に分割し、下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcを左側領域Rd1aの下側に並べてI字状の領域を仮想的に作り、データ放送提示領域Rd2と対応付けることにより座標変換を行う(図6参照)。
式(2)において、係数Q、R、S、T、Uは、下記のように定義される。
Q=[H1/H2]
R=H1/Q
S=V+Q×V2
T=v2×V/S
U=v2×V2/S
上記において、[H1/H2]は、ガウス記号(床関数)を示し、H1/H2以下の最大の整数を示す。代わりに、H1/H2以上の最小の整数を示す天井関数を用いてもよい。
式(2)における数値の意味するところは、下記の通りである。
m2:フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1における水平座標
n2:フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1における垂直座標
m:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2における水平座標
n:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2における垂直座標
T:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2の高さv2のうち、フルセグメント放送の左側領域Rd1aに対応する高さ
m×H2/h1:水平座標mを式(2)により変換した後の水平座標(水平座標mにH2/h1を乗算しているのは、データ放送提示領域Rd2の幅h1をデータ放送提示領域Rd1の幅H2に合わせ込むためである。)
n×V/T:垂直座標nを式(2)により変換した後の垂直座標(V2/Tを乗算しているのは、データ放送提示領域Rd2の高さTを左側領域Rd1aの高さVに合わせ込むためである。)
上記式(2)において、水平座標mを0から幅h1まで及び垂直座標nを0から高さTまで変化させたデータ放送座標群Gd2a(ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2のうちフルセグメント放送の左側領域Rd1aに対応する領域に対応する)に属する座標(m,n)は、式(2)により変換されることによりデータ放送座標群Gd1a(左側領域Rd1aに対応する)に属する座標(m2,n2)となる。
さらに、式(2)における数値の意味するところは、下記の通りである(既に説明しているものについては省略する。)。
Q:下側領域Rd1bの幅H1の範囲に、左側領域Rd1aの幅H2がおよそいくつ入るかを示す整数
p:下側領域Rd1bの幅H1を係数Qで等分したことにより得られた領域(下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bc)に対応する変数(すなわち、変数pが1のとき、下側サブ領域Rd1baを示し、変数pが2のとき、下側サブ領域Rd1bbを示し、変数pが3のとき、下側サブ領域Rd1bcを示す。)
R:下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcの幅[dot]
T+(p−1)×U:下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcのうち座標変換の対象となっているものの垂直座標の最初の(最も小さい)値
T+p×U:下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcのうち座標変換の対象となっているものの垂直座標の最後の(最も大きい)値
H2+(p−1)×R+m×R/h1:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2のうちフルセグメント放送の下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcに対応する領域に含まれる水平座標を座標変換した値(すなわち、下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcにおける水平座標)
S:下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcを仮想的に左側領域Rd1aの下側に並べたときの合計の高さ[dot]
U:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2の高さv2のうち、フルセグメント放送の下側領域Rd1bに対応する高さ
V1+(n−T−(p−1)×U)×V2/:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2のうちフルセグメント放送の下側サブ領域Rd1ba〜Rd1bcに対応する領域に含まれる垂直座標を座標変換した値(すなわち、下側サブ領域Rdba〜Rdbcにおける垂直座標)
上記式(2)において、水平座標mを0から幅h1まで及び垂直座標nをT+(p−1)×UからT+p×Uまで並びに変数pを1から係数Qまで変化させたワンセグメント放送のデータ放送座標群Gd2b(フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1のうち下側領域Rd1bに対応する領域に対応する)に属する座標(m,n)は、式(2)により変換されることによりフルセグメント放送のデータ放送座標群Gd1b(下側領域Rd1bに対応する)に属する座標(m2,n2)となる。
以上のような座標変換により、ワンセグメント放送の提示領域全体Rall2をフルセグメント放送の提示領域全体Rall1に変換することができる。
3.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態では、フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信への切替えが行われたとき(図3のS4)、切替え後のワンセグメント放送の放送波W2で規定される映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2を、切替え前のフルセグメント放送の映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1に合わせ込むように座標変換する。これにより、フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信へと切り替えられても、表示装置46の画面上では映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1がそのまま用いられる。従って、映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1が、映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2に変化することによるユーザの違和感を防止することができる。
本実施形態では、フルセグメント放送の受信品質の低下をトリガとして、フルセグメント放送の受信からワンセグメント放送の受信へと自動切替えを行う(図3のS2:No)。これにより、ユーザが、フルセグメント放送の映像コンテンツを視聴しているときにフルセグメント放送からワンセグメント放送に切り替わることに伴う映像提示領域Ri1やデータ放送提示領域Rd1の位置や形の変更によって生じるユーザの違和感を防止することができる。特に、フルセグメント放送とワンセグメント放送がサイマル放送である場合、フルセグメント放送からワンセグメント放送に切り替わっても、映像コンテンツは変わらないため、前記違和感の防止の効果は大きい。
B.変形例
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
1.搭載対象
上記実施形態では、受信装置10を車両50に搭載したが、これに限られず、別の対象に搭載してもよい。例えば、受信装置10を船舶や航空機等の移動体に用いることもできる。
2.受信対象の放送
上記実施形態では、受信装置10を地上デジタル放送の受信用に用いたが、その他の放送に用いてもよい。
3. 提示領域変換処理を行う対象及びタイミング
上記実施形態では、ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2を、フルセグメント放送の映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1に合わせ込むように座標変換を行ったが、反対に、フルセグメント放送の映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1を、ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2に合わせ込むように座標変換を行ってもよい。このような場合としては、例えば、車両50の起動時にフルセグメント放送の受信品質が低く、ワンセグメント放送での視聴が行われている状態で、当該受信品質が改善し、フルセグメント放送の受信が可能となった場合を挙げることができる。
図5には、このような場合のフローチャートが示されている。なお、事前設定として、フルセグメント放送の受信品質が所定値よりも高くなった場合、ワンセグメント放送からフルセグメント放送に自動的に切替えを行う設定がなされているものとする。
ステップS11において、CPU40は、復調部16からの通知によりフルセグメント放送の受信品質が低くなったと判定すると、ステップS12において、CPU40は、ワンセグメント放送の受信及び出力を行うように各部を制御する。続くステップS13において、CPU40は、フルセグメント放送の受信品質が所定値よりも高くなったかどうかを判定する。フルセグメント放送の受信品質が所定値よりも低いままである場合(S13:No)、ステップS12に戻る。フルセグメント放送の受信品質が所定値よりも高くなった場合(S13:Yes)、ステップS14において、CPU40は、チューナ14にフルセグメント放送の放送波W1の受信を開始させる。
続くステップS15において、CPU40は、NVRAM34に記憶されている設定を確認し、受信品質に応じてワンセグメント放送からフルセグメント放送に切り替える処理(第2提示領域変換処理)を行う設定となっているかどうかを判定する。第2提示領域変換処理を行う設定となっている場合(S15:Yes)、ステップS16において、CPU40は、TSデコーダ18、音声デコーダ20、映像デコーダ22及び提示処理部24を制御して、フルセグメント放送の放送波W1に基づくオーディオ信号Sa及びビデオ信号Svを出力させる。この際、CPU40は、提示処理部24に対し、第2提示領域変換処理の実行を求める指令を送信する。この指令を受信した提示処理部24は、第2提示領域変換処理を実行し、フルセグメント放送の放送波W1に含まれる映像I1及びデータ放送D1を、ワンセグメント放送の放送波W2で規定される映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2に提示させる。第2提示領域変換処理の詳細については、後述する。なお、放送波W2で規定される映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2は、直前に受信していた放送波W2の映像提示領域Ri2及びデータ放送提示領域Rd2を記憶しておき、これを用いる。
ステップS15に戻り、第2提示領域変換処理を行う設定となっていない場合(S15:No)、ステップS17において、CPU40は、TSデコーダ18、音声デコーダ20、映像デコーダ22及び提示処理部24を制御して、フルセグメント放送の放送波W1に基づくオーディオ信号Sa及びビデオ信号Svを出力させる。この際、CPU40は、提示処理部24に対し、第2提示領域変換処理の実行を求める指令を送信しない。従って、表示装置46には、放送波W1で規定される映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1を用いて映像I1及びデータ放送D1が表示される。
図6には、第2提示領域変換処理の概念が示されている。図4と同様の提示領域及び寸法については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
第2提示領域変換処理では、フルセグメント放送の映像提示領域Ri1をワンセグメント放送の映像提示領域Ri2に合わせ込むように変換することにより、フルセグメント放送に含まれる映像I1の情報を、映像提示領域Ri2に提示する。また、フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1(アルファベットのL字状)をワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2(アルファベットのI字状)に合わせ込むように変換することにより、フルセグメント放送に含まれるデータ放送D1の情報を、データ放送提示領域Rd2に提示する。
第2提示領域変換処理は、下記の式(3)及び式(4)を用いた座標変換により行われる。
Figure 0005295697
Figure 0005295697
式(3)は、フルセグメント放送の映像提示領域Ri1に含まれる座標の集合体(映像座標群Gi1)に属する座標(k2,l2)を、ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2に含まれる座標の集合体(映像座標群Gi2)に属する座標(k,l)に変換するための式である。
また、式(4)は、フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1に含まれる座標の集合体(データ放送座標群Gd1)に属する座標(m2,n2)を、ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2に含まれる座標の集合体(データ放送座標群Gd2)に属する座標(m,n)に変換するための式である。
式(3)における数値の意味するところは、下記の通りである。
k:ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2における水平座標
l:ワンセグメント放送の映像提示領域Ri2における垂直座標
k2:フルセグメント放送の映像提示領域Ri1における水平座標
l2:フルセグメント放送の映像提示領域Ri1における垂直座標
k2×h1/H1:水平座標k2を式(3)により変換した後の水平座標(水平座標k2にh1/H1を乗算しているのは、映像提示領域Ri1の幅H1を映像提示領域Ri2の幅h1に合わせ込むためである。)
l2×v1/V1:垂直座標l2を式()により変換した後の垂直座標(v1/V1を乗算しているのは、映像提示領域Ri1の高さV1を映像提示領域Ri2の高さv1に合わせ込むためである。)
上記式(3)において、水平座標k2を0から幅H1まで及び垂直座標l2を0から高さV1まで変化させた映像座標群Gi1(映像提示領域Ri1に対応する)に属する座標(k2,l2)は、式(3)により変換されることにより映像座標群Gi2(映像提示領域Ri2に対応する)に属する座標(k,l)となる。
式(4)において、水平座標m2が0以上H2以下である場合の座標(m2,n2)は、データ放送提示領域Rd1の左側領域Rd1aに対応する座標群に属する座標であり、水平座標m2がH2以上である場合の座標(m2,n2)は、下側領域Rd1bに対応する座標群に属する座標である。なお、式(4)では、L字状のデータ放送提示領域Rd1をI字状に見立て、I字状のデータ放送提示領域Rd2と対応付けることにより座標変換を行う。すなわち、下側領域Rd1bを下側サブ領域Rd1bd〜Rd1bg(詳細は後述)に分割し、下側サブ領域Rd1bd〜Rd1bgを左側領域Rd1aの下側に並べてI字状の領域を仮想的に作り、データ放送提示領域Rd2と対応付けることにより座標変換を行う。
式(4)において、係数X、Yは、下記のように定義される。
X=h1/H2
Y=v2/(V+([H1/H2]+1)×V2)
式(4)における数値の意味するところは、下記の通りである。
m:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2における水平座標
n:ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2における垂直座標
m2:フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1における水平座標
n2:フルセグメント放送のデータ放送提示領域Rd1における垂直座標
X×m2:左側領域Rd1aにおける水平座標m2を式(4)により変換した後の水平座標(水平座標m2に係数Xを乗算しているのは、データ放送提示領域Rd1の幅H2をデータ放送提示領域Rd2の幅h1に合わせ込むためである。)
[H1/H2]+1:下側領域Rd1bを左側領域Rd1aの下側に仮想的に並べる際に下側領域Rd1bが分割される数(1を足しているのは、H1/H2が整数でないときに、余りの部分(図6であれば、下側サブ領域Rdbg)を考慮したためである。)
Y×n2:左側領域Rd1aにおける垂直座標n2を式(4)により変換した後の垂直座標(垂直座標n2に係数Yを乗算しているのは、L字状のデータ放送提示領域Rd1をI字状に仮想変換したときの高さV3を、ワンセグメント放送のデータ放送提示領域Rd2の高さv2に合わせるためである。)
上記式(4)において、水平座標m2を0から幅H2まで及び垂直座標n2を0から高さVまで変化させたデータ放送座標群Gd1a(左側領域Rd1aに対応する)に属する座標(m2,n2)は、式(4)により変換されることにより映像座標群Gd2a(データ放送提示領域Rd2のうち左側領域Rd1aに対応する領域に対応する)に属する座標(m,n)となる。
さらに、式(4)における数値の意味するところは、下記の通りである(既に説明しているものについては省略する。)
p2:下側領域Rd1bの幅H1を[H1/H2]+1で等分したことにより得られた(下側サブ領域Rdbd〜Rdbg)に対応する変数(すなわち、変数p2が1のとき、下側サブ領域Rdbdを示し、変数pが2のとき、下側サブ領域Rdbeを示し、変数pが3のとき、下側サブ領域Rdbfを示し、変数pが4のとき、下側サブ領域Rdbgを示す。)
p2×H2:下側サブ領域Rd1bd〜Rd1bgのうち座標変換の対象となっているものの水平座標の最初の(最も小さい)値
(p2+1)×H2:下側サブ領域Rd1bd〜Rd1bgのうち座標変換の対象となっているものの水平座標の最後の(最も大きい)値
X×(m2―(p2−1)×H2):下側サブ領域Rd1bd〜Rd1bgに含まれる水平座標m2を座標変換した値
Y×(n2+V−V1+(p2−1)×V2):下側サブ領域Rd1bd〜Rd1bgに含まれる垂直座標n2を座標変換した値
上記式(4)において、水平座標m2をp2×H2から(p2+1)×H2まで及び垂直座標n2をV1からV1+V2まで並びに変数p2を1から[H1/H2]+1まで変化させたフルセグメント放送のデータ放送座標群Gd1b(下側領域Rd1bに対応する)に属する座標(m2,n2)は、式(4)により変換されることによりワンセグメント放送のデータ放送座標群Gd2b(データ放送提示領域Rd2のうち下側領域Rd1bに対応する領域に対応する)に属する座標(m,n)となる。
以上のような座標変換により、フルセグメント放送の提示領域全体Rall1をワンセグメント放送の提示領域全体Rall2に変換することができる。
4.提示領域全体における映像提示領域
上記実施形態では、フルセグメント放送の提示領域全体Rall1の右上隅と映像提示領域Ri1の右上隅とが一致するように映像提示領域Ri1を配置したが、その他の位置に映像提示領域Ri1を配置してもよい。例えば、提示領域全体Rall1の左上隅と映像提示領域Ri1の左上隅とが一致するように映像提示領域Ri1を配置してもよい。この場合、例えば、原点座標Oi1、Od1、Oi1、Oi2の位置や、水平方向及び垂直方向の正の方向等を左右で反転させることで、上記実施形態と同様の変換を行うことができる。さらに、提示領域全体Rall1の右下隅と映像提示領域Ri1の右下隅とが一致するように映像提示領域Ri1を配置してもよく、提示領域全体Rall1の左下隅と映像提示領域Ri1の左下隅とが一致するように映像提示領域Ri1を配置してもよい。
同様に、上記実施形態では、ワンセグメント放送の提示領域全体Rall2の上側に映像提示領域Ri2を配置したが、提示領域全体Rall2の下側に映像提示領域Ri2を配置することもできる。この場合、映像提示領域Ri2の原点座標Oi2及びデータ放送提示領域Rd2の原点Od2の位置を変更すればよい。例えば、映像提示領域Ri2の下辺が表示装置46の表示画面の下辺と一致するように原点座標Oi2を設定し、提示領域全体Rall2の左上隅に原点座標Od2を設定すればよい。
5.放送切替処理
上記実施形態では、フルセグメント放送の放送波W1の受信品質が低下したとき(図3のS2:No)にワンセグメント放送の受信を開始した(S4)が、これに限られない。例えば、トンネルを抜けたときに異なる送出マスターからの地上デジタル放送の受信圏内に入ったときや、ワンセグメント・ローカルサービスの受信圏内に入ったときにワンセグメント放送の受信を開始してもよい。
図7には、ワンセグメント・ローカルサービスの受信可能圏内に入ったときにワンセグメント放送としてのワンセグメント・ローカルサービスの受信を行い、提示領域変換処理を行うフローチャートである。なお、事前設定として、ワンセグメント・ローカルサービスの受信が可能になったとき、自動的にワンセグメント・ローカルサービスの受信に切り替える設定がなされているものとする。
ステップS21において、CPU40は、チューナ14にフルセグメント放送の放送波W1の受信を行わせる。そして、ステップS22において、CPU40は、受信装置10が、ワンセグメント・ローカルサービスの受信可能圏内にあるかどうかを判定する。当該判定は、地上デジタル放送の放送波に含まれるNIT(Network Information Table)内のネットワーク識別子「network_id」が、ワンセグメント・ローカルサービスを示す「0x7E8E」であるかどうかを判定することにより行う。
ワンセグメント・ローカルサービスの受信可能圏内にない場合(S22:No)、ステップS23において、CPU40は、図3のステップS3と同様の処理を行う。ワンセグメント・ローカルサービスの受信可能圏内にある場合(S22:Yes)、放送切替処理が行われる。すなわち、ステップS24において、CPU40は、チューナ14にワンセグメント・ローカルサービスの放送波の受信を開始させる。続くステップS25において、CPU40は、NVRAM34に記憶されている設定を確認し、提示領域変換処理を行う設定となっているかどうかを判定する。提示領域変換処理を行う設定となっている場合(S25:Yes)、ステップS26において、CPU40は、TSデコーダ18、音声デコーダ20、映像デコーダ22及び提示処理部24を制御して、ワンセグメント・ローカルサービスの放送波に基づくオーディオ信号Sa及びビデオ信号Svを出力させる。この際、CPU40は、提示処理部24に対し、提示領域変換処理の実行を求める指令を送信する。この指令を受信した提示処理部24は、提示領域変換処理を実行し、ワンセグメント・ローカルサービスの放送波に含まれる映像及びデータ放送を、フルセグメント放送の放送波W1で規定される映像提示領域Ri1及びデータ放送提示領域Rd1に提示させる。ステップS25において、提示領域変換処理を行わない設定となっている場合(S25:No)、ステップS27において、CPU40は、図3のS7と同様の処理を行う。
上記実施形態では、放送切替処理を受信装置10が自動的に行ったが、手動で切り替える場合に提示領域変換処理を行ってもよい。
上記実施形態では、放送波W1、W2に映像、音声及びデータ放送の情報が包含される構成について述べたが、映像及びデータ放送の情報のみが包含される構成であってもよい。
6.その他
上記実施形態では、座標群としての映像座標群Gi1、Gi2及びデータ放送座標群Gd1、Gd2の変換を行ったが、座標群の変換以外の方法で領域変換を行ってもよい。例えば、映像提示領域Ri2の各頂点の座標を映像提示領域Ri1の各頂点の座標に合わせ込むように座標変換を行い、これに伴って映像提示領域Ri2を映像提示領域Ri1に合わせ込むことも可能である。
この発明の一実施形態に係るデジタル放送受信装置のブロック図である。 前記デジタル放送受信装置を搭載した車両の移動に伴い、フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信とが切り替えられる様子を模式的に示す図である。 上記実施形態における提示領域切替処理及びこれに関連する処理のフローチャートである。 前記提示領域変換処理の概念の説明図である。 前記提示領域変換処理の変形例としての第2提示領域変換処理のフローチャートである。 前記第2提示領域変換処理の概念の説明図である。 図3のフローチャートの変形例を示すフローチャートである。
10…地上デジタル放送受信装置 12…RFアンテナ
14…チューナ 16…復調部
18…TSデコーダ 20…音声デコーダ
22…映像デコーダ 24…提示処理部
34…NVRAM 40…CPU(切替部)
Sa…オーディオ信号 Sv…ビデオ信号
W1…通常のテレビジョン放送の放送波
W2…ワンセグメント放送の放送波

Claims (4)

  1. 地上デジタル放送の放送波を受信するアンテナと、
    前記放送波の選局を行うチューナと、
    選局された前記放送波を復調する復調部と、
    復調された前記放送波をデコードするデコーダと、
    表示装置における映像及びデータ放送の提示領域を制御する提示領域制御部と、
    フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信との切替えを行う切替部と
    を備えるデジタル放送受信装置であって、
    前記提示領域制御部は、
    前記切替部により前記フルセグメント放送の受信と前記ワンセグメント放送の受信との切替えが行われたとき、切替え後の放送で規定される映像及びデータ放送の提示領域を、切替え前の映像及びデータ放送の提示領域に合わせ込み、
    前記フルセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の右上隅又は左上隅に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の左側又は右側及び下側に配置され、
    前記ワンセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の上側に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の下側に配置され、
    前記フルセグメント放送に関し、
    前記映像提示領域における水平座標を水平座標k2、
    前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l2、
    前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m2、
    前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n2、
    前記提示領域全体の幅を幅H、
    前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域のうち下側領域の幅を幅H1、
    前記データ放送提示領域のうち左側領域又は右側領域の幅を幅H2、
    前記提示領域全体及び前記左側領域又は右側領域の高さを高さV、
    前記映像提示領域の高さを高さV1、
    前記データ放送提示領域のうち下側領域の高さを高さV2、
    前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi1、
    前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd1
    と定義し、
    前記ワンセグメント放送に関し、
    前記映像提示領域における水平座標を水平座標k、
    前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l、
    前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m、
    前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n、
    前記提示領域全体、前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域の幅を幅h1、
    前記映像提示領域の高さを高さv1、
    前記データ放送提示領域の高さを高さv2、
    前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi2、
    前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd2
    と定義し、且つ
    係数Q、R、S、T、Uを
    Q=[H1/H2]
    R=H1/Q
    S=V+Q×V2
    T=v2×V/S
    U=v2×V2/S
    と定義するとき、
    前記ワンセグメント放送の前記映像座標群Gi2に属する座標(k,l)を、下記の式(1)により前記フルセグメント放送の前記映像座標群Gi1に属する座標(k2,l2)に変換し、
    Figure 0005295697
    前記ワンセグメント放送の前記データ放送座標群Gd2に属する座標(m,n)を、下記の式(2)により前記フルセグメント放送の前記データ放送座標群Gd1に属する座標(m2,n2)に変換する
    Figure 0005295697
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 請求項記載のデジタル放送受信装置において、
    前記切替部は、前記フルセグメント放送の受信品質の低下をトリガとして、前記フルセグメント放送の受信から前記ワンセグメント放送の受信へと自動切替えを行う
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. 請求項記載のデジタル放送受信装置において、
    前記ワンセグメント放送は、ワンセグメント・ローカルサービス放送であり、
    前記切替部は、前記ワンセグメント・ローカルサービス放送の受信をトリガとして、前記フルセグメント放送の受信から前記ワンセグメント・ローカルサービス放送の受信へと自動切替えを行う
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  4. 地上デジタル放送の放送波を受信するアンテナと、
    前記放送波の選局を行うチューナと、
    選局された前記放送波を復調する復調部と、
    復調された前記放送波をデコードするデコーダと、
    表示装置における映像及びデータ放送の提示領域を制御する提示領域制御部と、
    フルセグメント放送の受信とワンセグメント放送の受信との切替えを行う切替部と
    を備えるデジタル放送受信装置であって、
    前記提示領域制御部は、
    前記切替部により前記フルセグメント放送の受信と前記ワンセグメント放送の受信との切替えが行われたとき、切替え後の放送で規定される映像及びデータ放送の提示領域を、切替え前の映像及びデータ放送の提示領域に合わせ込み、
    前記フルセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の右上隅又は左上隅に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の左側又は右側及び下側に配置され、
    前記ワンセグメント放送では、映像提示領域が、提示領域全体の上側に配置され、データ放送提示領域が、前記提示領域全体の下側に配置され、
    前記フルセグメント放送に関し、
    前記映像提示領域における水平座標を水平座標k2、
    前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l2、
    前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m2、
    前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n2、
    前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域のうち下側領域の幅を幅H1、
    前記データ放送提示領域のうち左側領域又は右側領域の幅を幅H2、
    前記提示領域全体及び前記左側領域又は右側領域の高さを高さV、
    前記映像提示領域の高さを高さV1、
    前記データ放送提示領域のうち下側領域の高さを高さV2、
    前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、並びに
    前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記提示領域全体の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi1、
    前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd1
    と定義し、
    前記ワンセグメント放送に関し、
    前記映像提示領域における水平座標を水平座標k、
    前記映像提示領域における垂直座標を垂直座標l、
    前記データ放送提示領域における水平座標を水平座標m、
    前記データ放送提示領域における垂直座標を垂直座標n、
    前記提示領域全体、前記映像提示領域及び前記データ放送提示領域の幅を幅h1、
    前記映像提示領域の高さを高さv1、
    前記データ放送提示領域の高さを高さv2、
    前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の右上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の左上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の左上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の左側から右側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記フルセグメント放送の前記映像提示領域が前記提示領域全体の左上隅に配置されるとき、前記ワンセグメント放送の前記映像提示領域の右上隅の頂点を前記映像提示領域の原点、前記データ放送提示領域の右上隅の頂点を前記データ放送提示領域の原点、前記提示領域全体の右側から左側に向かう方向を水平方向の正の方向、及び前記提示領域全体の上側から下側に向かう方向を垂直方向の正の方向、
    前記映像提示領域に含まれる座標群を映像座標群Gi2、
    前記データ放送提示領域に含まれる座標群をデータ放送座標群Gd2
    と定義し、
    係数X、Yを
    X=h1/H2
    Y=v2/(V+([H1/H2]+1)×V2)
    と定義するとき、
    前記フルセグメント放送の前記映像座標群Gi1に属する座標(k2,l2)を、下記の式(3)により前記ワンセグメント放送の前記映像座標群Gi2に属する座標(k,l)に変換し、
    Figure 0005295697
    前記フルセグメント放送の前記データ放送座標群Gd1に属する座標(m2,n2)を、下記の式(4)により前記ワンセグメント放送の前記データ放送座標群Gd2に属する座標(m,n)に変換する
    Figure 0005295697
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
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