JP5295124B2 - スクロース−6−エステル類の合成方法 - Google Patents

スクロース−6−エステル類の合成方法 Download PDF

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Description

本発明はスクロース−6−エステル類の改良された合成方法に関する。
スクロース−6−エステル類は、合成甘味剤であるスクラロース(4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース)合成における重要な中間体である。
スクロース−6−エステル類の調製のための多くのスズ媒介経路が、例えば特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されている。これらの文献はそれぞれ、相違する有機スズベースのアシル化促進剤を開示している:特許文献1は1,3−ジ(ヒドロカルビルオキシ)−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサン試薬を使用し;特許文献2はジ(ヒドロカルビル)スズオキシドを使用し;及び特許文献3はジ(ヒドロカルビル)スズオキシドと二価アルコール、アルカノールアミン、又はエノール化可能なα−ヒドロキシケトンとの反応生成物を使用する。
さらに特に、特許文献4はスクロース−6−エステルの製造方法を開示しており、この方法はスクロースを、極性非プロトン性溶媒及び1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンを含有する反応混合物中で、スクロース−6−エステルを生成するのに十分な時間で、無水カルボン酸と反応させることを包含する。特許文献4はまた、スクロース及び1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンを、極性非プロトン性溶媒及び反応混合物中に存在する水の全部を共蒸留によって除去することができる炭化水素系補助溶媒を含有する混合溶媒系を含有する反応混合物中でスラリー形成し、次いで水の除去後、この反応混合物を無水カルボン酸により処理することを包含するスクロース−6−エステルの製造方法を開示している。
この方法における改良点は、特許文献5に開示されている。この改良は、極性非プロトン性溶媒、スクロース及び1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンを含む反応混合物に、上記反応混合物中に存在する水の実質的全部を共蒸留によって除去するのに十分な量及び十分な時間で、共蒸留(共蒸留溶媒)によって水を除去することができる溶媒の蒸気を通すことを包含する。
特許文献5の方法の改良は、特許文献6に開示されている。特許文献6は、スクロース−6−エステルの合成方法であって、
(a)スクロース及び極性非プロトン性溶媒を含有する混合物を、共蒸留によって水を除去することができる溶媒を添加し、水を共蒸留によって除去しながら、有機スズベースのアシル化促進剤と反応させ、水を実質的に含有していない第1の反応混合物を生成する工程、続いて
(b)この第1の反応混合物に無水カルボン酸を添加し、第2の反応混合物を得ると共に、この第2の反応混合物を、スクロース−6−エステルを生成するのに十分な温度及び十分な時間で維持する工程、
を含み、
工程(a)を、85℃〜125℃の温度及び20kPa〜80kPaの圧力において行うことを特徴とする、スクロース−6−エステルの合成方法を開示している。
この従来技術においては、スクロース−スズ付加物を生成する脱水反応は比較的低速である。例えば、特許文献5のテストランでは、反応が完了するまで(大気圧下で)60分かかる。特許文献6では、開示されている最速の反応時間は(33kPaで)18分57秒である。より長い反応時間は分解炭水化物の生成を伴うが、この分解炭水化物はスクロース−6−エステルの収率を低減し、反応の終了時のスズ試薬の抽出を妨害し、生成物中に不要な暗色の生成物を生じる。
さらに、当該従来技術においては、相当量の未反応スクロースが生成物中に残留する。例えば、特許文献5のテストランでは、1.65%のスクロースが残留し、一方で特許文献6では2.6%〜8.4%のスクロースが残留する。特許文献5に開示されるように、残留スクロースはスクロース−6−エステルの収率に直接影響し、且つ塩素化の後に、その後の処理でスクラロース−6−エステル及びスクラロースから分離することが困難な、望ましくない塩素化化合物(特にテトラクロロスクロース)を形成するため特に望ましくない。
米国特許第4,950,746号明細書 米国特許第5,023,329号明細書 米国特許第5,089,608号明細書 欧州特許出願公開第0475619号明細書 欧州特許出願公開第0776903号明細書 国際公開第02/10180号パンフレット
本発明によると、驚くべきことに、スクロース、極性非プロトン性溶媒、及び有機スズベースのアシル化促進剤を含む反応混合物を、水を除去可能な気体又は溶媒蒸気と連続向流式で接触させることにより反応を行なうことで、スクロース−スズ付加物を生成する脱水反応をより速く実行することができ、結果として分解炭水化物の生成が低減し、未反応スクロースが減少することが見出された。
脱水反応を回分式ではなく、真に連続式で実行することができることは本発明のさらなる利点である。さらに、驚くべきことに、本発明の方法によって、他のエステル化生成物よりも非常に高いスクロース−6−エステルの選択性がもたらされることが見出された。
したがって、本発明によると、スクロース−6−エステルの合成方法であって、
(a)スクロース、極性非プロトン性溶媒、及び有機スズベースのアシル化促進剤を含む第1の反応混合物を形成する工程、
(b)水を除去可能な気体又は溶媒蒸気と、実質的に水を含有しない第2の反応混合物を得るのに十分な温度、圧力、及び滞留時間で、連続向流式で接触させることにより、第1の反応混合物から水を除去する工程、続いて、
(c)第2の反応混合物にカルボン酸無水物を添加して、第3の反応混合物を得ると共に、第3の反応混合物を、スクロース−6−エステルを生成するのに十分な温度及び時間で維持する工程を含む、スクロース−6−エステルの合成方法が提供される。
したがって、本発明は、反応蒸留によりスクロースと有機スズベースのアシル化促進剤との間で付加物を形成する方法を提供する。
極性非プロトン性溶媒は、好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)である。その他の好適な溶媒は、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド、及びヘキサメチルホスホルアミドである。この選択は、溶媒中におけるスクロース及び1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサン又はその他の有機スズベースのアシル化促進剤(及びスタンニル化スクロース生成物)の溶解度によって、並びに、特にスクロース−6−エステルが食品添加物であるスクラロースの合成に使用される場合、安全性及び毒性によって、決定される。
極性非プロトン性溶媒がDMFである場合、DMFは、スクロース1g当たり4g〜30g、好ましくは5g〜10g、より好ましくは6g〜8gの量で存在するのが好ましい。
従来技術では、共蒸留によって水を除去可能な溶媒又はその蒸気が、工程(b)に対応する工程において水の除去を達成するために以前から使用されてきた。しかしながら、驚くべきことに、本発明では気体を同様に使用することができることが見出された。気体を使用する場合、気体は、例えば窒素、アルゴン、空気、ヘリウム、二酸化炭素とすることができ、好ましくは窒素又はアルゴンである。溶媒蒸気を使用する場合は、その蒸気が水を除去可能な任意の溶媒を使用することができる。好適な溶媒は水と非混和性であり、且つ水と一定組成の最低沸点共沸混合物を形成する溶媒である。溶媒の種類の例としては、飽和炭化水素、芳香族炭化水素、塩素化炭化水素、ケトン、エステル、及びエーテルが挙げられる。具体的な例は、シクロヘキサン、n−ヘプタン、イソオクタン(2,2,4−トリメチルペンタン)、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル、クロロホルム、四塩化炭素、ヘキサン、酢酸エチル、及び酢酸メチルである。極性非プロトン性溶媒の選択と同様、安全性及び毒性の考慮も適切な溶媒の選択に影響を及ぼす。炭化水素が好ましく、シクロヘキサン、n−ヘプタン、トルエン、及びイソオクタン(2,2,4−トリメチルペンタン)が特に好ましい。最も好適な溶媒はシクロヘキサンである。
工程(b)の連続向流接触を達成するために広範な手段を使用することができ、これらの手段は当業者に明らかである。原則として、気体/液体熱力学的平衡を促進する任意の向流大量接触(mass-contacting)装置を採用することができる。好都合には、カラムを採用することができる。カラムは充填カラム、トレイカラム、又は充填トレイカラム(すなわち、トレイと充填物との両方を備えるカラム)であり得る。トレイカラムに採用するトレイの数は、反応の規模及び採用する反応条件に関して当業者に明らかである。同様に、充填カラムに可能な充填物は同じく明らかである。好ましくは、カラムは降水管と共にシーブトレイを備える蒸留カラムである。
カラムを採用する場合、第1の反応混合物をカラムの上部に供給し、気体又は溶媒蒸気をカラムの底部に供給する。第2の反応混合物はカラムの底部に発生し、カラムの上部には極性非プロトン性溶媒、水、及び水を除去可能な気体又は溶媒から成る流れが発生する。水はこの流れから容易に分離することができ、気体及び/又は溶媒(複数可)は再循環し得る。
第1の反応混合物の供給速度及び気体又は溶媒蒸気の供給速度は、連続向流操作に使用される装置の設計に応じて、また、採用する気体又は溶媒蒸気の性質によって変化し、当業者は容易に供給速度を決定し得る。シクロヘキサンを水の除去に使用する場合、シクロヘキサン供給量のスクロース供給量に対する重量比は、典型的には5〜50、より好ましくは10〜25、最も好ましくは15〜20である。窒素を大気圧下で水の除去に使用する場合、窒素供給量のスクロース供給量に対する重量比は、典型的には5〜50、より好ましくは10〜25、最も好ましくは15〜20である。
少量の極性非プロトン性溶媒を水を除去する溶媒と混合することは、有利であり得る。典型的には、添加する極性非プロトン性溶媒の量は1重量%〜20重量%、より好ましくは5重量%〜15重量%である。
脱水反応の温度は概して、60℃〜140℃、好ましくは85℃〜125℃、より好ましくは90℃〜110℃の範囲に維持される。これを達成する一方法は、第1の反応混合物と気体又は溶媒蒸気との両方を予熱することである。第1の反応混合物は、カラム又は他の装置内の最高温度の50℃上〜50℃下に、好ましくはカラム又は他の装置内の最高温度の20℃上〜30℃下に予熱することができる。気体又は溶媒蒸気は、カラム又は他の装置内の最高温度の1℃〜50℃上、好ましくはカラム又は他の装置内の最高温度の10℃〜30℃上に予熱することができる。
脱水反応は最も好都合には、大気圧下で実行される。しかしながら、圧力を変化させることは、最適な温度及び滞留時間を変化させ得るが、可能である。圧力は、例えば2kPa〜400kPaであり得る。好都合には、圧力は大気圧又は大気圧のわずか上、例えば101kPa〜110kPaであり得る。
滞留時間は採用する温度及び圧力、及び同様に反応の規模に応じて変化し、当業者は滞留時間を決定することができる。しかしながら、実験室規模で典型的な滞留時間は分のオーダーであり、例えば1分〜10分である。脱水反応を大気圧下でも、それほど速く達成することができたことは、本発明の全く予期していなかった特徴である。
概して、本発明は連続式で実施される。しかしながら、本明細書中で使用される場合、「連続」は操作を時々中断することを除外しない。
第1の反応混合物の形成は、多数の方法で行なうことができる。スクロース、極性非プロトン性溶媒、及び有機スズベースのアシル化促進剤を含む単一の流れを形成することができる。代替的には、2つの流れ(一方はスクロースを含み、他方は有機スズベースのアシル化促進剤を含む)を形成して、これら2つの流れを混合することができる。この場合、流れをカラム又は他の装置に入る前に混合するか、又は別々の点でカラム又は他の装置に供給して、カラム又は他の装置内で接触させることができる。
有機スズベースのアシル化促進剤は当該技術で既知の促進剤のいずれであってもよく、例えば米国特許第4,950,746号明細書、米国特許第5,023,329号明細書、米国特許第5,089,608号明細書又は欧州特許出願公開第0475619号明細書に開示されている。特に、有機スズベースのアシル化促進剤は1,3−ジ(ヒドロカルビルオキシ)−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサン;ジ(ヒドロカルビル)スズオキシド;ジ(ヒドロカルビル)スズオキシドと二価アルコール、アルカノールアミン、又はエノール化可能なα−ヒドロキシケトンとの反応生成物、及び1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンから成る群から選択することができる。有機スズベースのアシル化促進剤は好ましくは、1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンである。
本明細書で使用されているものとして、「ヒドロカルビル」の用語は、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキル基を意味する。
有機スズベースのアシル化促進剤が1,3−ジ(ヒドロカルビルオキシ)−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンである場合、このヒドロカルビルオキシ基は好ましくは、C〜Cアルコキシ基又はフェノキシ基、さらに好ましくはメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、n−ペンチルオキシ基又はn−ヘキシルオキシ基であり、最も好ましくはメトキシ基である。したがって、ヒドロカルビル基は、好ましくはアルキル基、さらに好ましくはC〜Cアルキル基、最も好ましくはn−ブチル基である。
有機スズベースのアシル化促進剤がジ(ヒドロカルビル)スズオキシドである場合、このヒドロカルビル基は、好ましくはアルキル基、さらに好ましくはC〜Cアルキル基、最も好ましくはn−ブチル基である。
有機スズベースのアシル化促進剤がジ(ヒドロカルビル)スズオキシドと二価アルコール、アルカノールアミン、又はエノール化可能なα−ヒドロキシケトンとの反応生成物である場合、上記ジ(ヒドロカルビル)スズオキシドが好ましい。二価アルコールはアルカンジオール、好ましくは炭素原子2〜8個を有するアルカンジオールであることができる。好適な例は、エチレングリコール、2,3−プロパンジオール、2,3−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、及び1,2−ヘキサンジオールである。代替的に、二価アルコールは、シクロアルカンジオール、好ましくは炭素原子5〜8個を有するシクロアルカンジオールであることができる。好適な例には、1,2−シクロヘキサンジオール及び1,2−シクロペンタンジオールがある。どちらの場合も、2個のヒドロキシル基は、これらが結合している炭素鎖上で互いに4個以下の炭素原子で隔てられていることが好ましく、これらが隣接する炭素原子上に存在するか、又はヒドロキシル基が結合している炭素原子を隔てる炭素原子が1個のみであるとさらに好ましい。アルカノールアミンは、好ましくはC〜Cアルカノールアミンであり、またヒドロキシル基とアミノ基とが、これらが結合している炭素鎖上で互いに4個以下の炭素原子で隔てられていることが好ましく、ヒドロキシル基とアミノ基とが隣接する炭素原子上に存在するか、又はヒドロキシル基及びアミノ基が結合している炭素原子を隔てる炭素原子が1個のみであるとさらに好ましい。好適なアルカノールアミンは、エタノールアミン、2−アミノ−1−プロパノール、及び1−アミノ−2−プロパノールである。好適なエノール化可能なα−ヒドロキシケトンは、ベンゾイン(2−ヒドロキシ−2−フェニルアセトフェノン)及びアセトイン(3−ヒドロキシ−2−ブタノン)である。
しかしながら、好ましくは、有機スズベースのアシル化促進剤は、1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンである。この1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンのヒドロカルビル基は、好ましくはアルキル基、さらに好ましくはC〜Cアルキル基、最も好ましくはブチル基であり、したがって1,1,3,3−テトラブチルジスタノキサンは、特に好適である。アシルオキシ基が使用される無水カルボン酸のそれと一致していると好適であり、したがって例えば、スクロース−6−アセテートを合成する場合、1,3−ジアセトキシ−1,1,3,3−テトラブチルジスタノキサン(ジスタノキサンジアセテートDSDA)は最も好適である。
有機スズベースのアシル化促進剤が1分子当り2個のスズ原子を含有する二核性の種である場合(例えば、ジスタノキサン)、(スクロース1モル当り)0.5〜2.5モル当量、さらに好ましくは0.75〜1.2モル当量、さらに特に好ましくは0.9〜1.1モル当量、最も好ましくは1.0モル当量で存在させると好ましい。
有機スズベースのアシル化促進剤が1分子当り1個のスズ原子を含有する単核性の種である場合(例えば、ジ(ヒドロカルビル)スズオキシド)、(スクロース1モル当り)0.5〜2.5モル当量、さらに好ましくは0.8〜1.5モル当量、最も好ましくは1.2モル当量で存在させると好ましい。
有機スズベースのアシル化促進剤が1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンである場合、これは工程(c)の終了後に回収し、また再使用すると好ましい。これは、生成混合物を水とシクロヘキサンとに分配し、上方相に1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ(ヒドロカルビル)ジスタノキサン/シクロヘキサン相を、及び下方相にスクロースエステル/DMF/水/酢酸相を生じさせ、次いで下方相をシクロヘキサンによりさらに抽出することによって達成することができる。集めたシクロヘキサン抽出液を次いで合わせ、好ましくは減圧下に濃縮する。1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ(ヒドロカルビル)ジスタノキサンは、慣用の技術によってさらに精製することができる。これは例えば、米国特許第5,034,551号明細書に開示されている。
工程(b)の水の除去は、反応混合物中の水に対するスズの重量比によって簡便に監視することができる。このスズ含有量は、X−線蛍光分析器(X−Ray Fluoresence Analyzer)を用いて測定することができ、また水含有量は、カール−フィッシャー(Karl−Fischer)法によって測定することができる。最良の収率のためには、工程(b)の終了時点における水に対するスズの重量比は、20〜35、さらに好ましくは24〜32、最も好ましくは26〜28であるべきであることが見出された。
本発明の方法は、適切な無水カルボン酸が入手できるかぎり、種々のスクロース−6−エステルの調製に使用することができる。特に、この方法は無水酢酸を使用することによってスクロース−6−アセテートの調製に、また無水安息香酸を使用することによってスクロース−6−ベンゾエートの調製に使用することができる。前記したように、必須ではないが、製造するエステルと同一のアシルオキシ基を有するアシルオキシスズ試薬を使用することが好都合である。
無水カルボン酸は、好ましくは0.8〜1.5モル当量(スクロース出発物質1モル当り)、さらに好ましくは1.05〜1.35モル当量、特に好ましくは1.1〜1.25モル当量、最も好ましくは1.15モル当量の量で添加する。無水カルボン酸の量が多過ぎると、過剰量のジカルボキシレート副生成物の生成が生じ、他方、少な過ぎると、反応終了時点で大量のスクロースが回収される結果が生じる。
エステル化反応は−10℃〜60℃、好ましくは0℃〜10℃で行なうことができる。
本発明のスクロース−6−エステルは、スクラロースの調製における中間体として有用である。スクラロースを得るためのさらなる工程は、4位、1’位、6’位の塩素化、脱アシル化、及びスクラロースの単離である。
したがって、本発明によれば、スクラロースの合成方法であって、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法によりスクロース−6−エステルを調製すること、4位、1’位、6’位を塩素化して、スクラロース−6−エステルを生成すること、該スクラロース−6−エステルを脱アシル化すること、及びスクラロースを単離することを含む、スクラロースの合成方法が提供される。
塩素化は、当業者に既知の方法、例えば米国特許第4,980,463号明細書の方法により達成することができる。
脱アシル化は、当業者に既知の方法、例えば米国特許第4,980,463号明細書、米国特許第5,530,106号明細書、米国特許第5,498、709号明細書、及び米国特許第6,890、581号明細書の方法により達成することができる。
本発明の一実施の形態による方法の概略図を示す。 本発明の一実施の形態において、向流カラムとして使用されるOldershawカラムの概略図を示す。
実施例
図1に実験装置を概略的に示す。
図1に示すように、DMF又は他の好適な溶媒中に溶解したスクロースを、カラムの上部又は上部近くに添加する(流れ1)。スクロースと予備混合した、又は別個の溶液として、溶解DSDA又は他のスズ種を、ストリッピングカラムの上部又は上部近くに同様に添加する(流れ1)。
カラムの底部に、好適なストリッピング溶媒又は不活性気体を添加する(流れ2)。カラムを、水の蒸気圧により反応の水が蒸気相に移動するような温度及び圧力に維持する。蒸気流を、スクロース/スズ混合物の周辺から水が蒸気として効果的に除去されるのに十分な温度、圧力、及び流量に維持する。水蒸気及び不活性気体/蒸気をストリッピングカラムの上部から除去する(流れ4)。
スクロース−6−スズ付加物を含有する炭水化物流を、ストリッピングカラムの底部から溶液として除去する(流れ3)。
スクロース−6−スズ付加物の溶液を、無水酢酸等の好適なエステル化剤と混合する(流れ5)。周囲温度近く又は周囲温度未満の温度で十分な時間の後、混合物を水で急冷し(流れ7)、結果としてスクロース−6−エステルを得る(流れ6)。流れ6において同様に得られるDSDA又は他のスズ種は、リサイクルに利用可能である。
手順:
1.
1l容のフラスコに、30.08gの砂糖及び200.05gのDMFを充填した。混合物を攪拌し、90℃に加熱して砂糖を溶解した。冷却後、80.20gのDSDA(シクロヘキサン中66.9%))を攪拌しながら添加した。
2.
工程1の混合物を、20プレートOldershawカラム(図2に概略的に示す)の上部に6ml/分(6.24g/分)の速度で連続的に供給した。同時に、シクロヘキサン蒸気をカラムの底部に9.2g/分の速度で供給した。カラム頂からのシクロヘキサン、水、及びDMFを含有する蒸気を凝縮し、凝縮物がカラムに戻らないように回収した。17分間のカラムの操作の後、該プロセスは定常状態であり、液体試料のカラムの底部からの回収を開始した。カラムの底部からの試料は、20分間回収した。この生成物は透明な薄琥珀色であった。カラム滞留時間(反応時間)は4.8分間であると算出された。
3.
カラムの底部からの試料は、12.1g相当の糖を含有すると算出された。(6.24g/分×20分×9.69%の糖=12.1gの糖)。この試料を4.31gの無水酢酸で10℃未満でアセチル化した。10℃未満で2時間後、試料を5.1gの水で急冷した。この時点での試料の重量は107gであった。物質を50mlのシクロヘキサンで抽出して、スズ触媒を除去した。
4.
工程3からの生成物をHPLCによって以下のように分析した:
a.スクロース−6−アセテート=6.15%(正規化84.9%)
b.ジアセテート=1.06%(正規化14.6%)
c.モノアセテート=0.01%(正規化0.14%)
d.スクロース=0.02%(正規化0.28%)

Claims (13)

  1. スクロース−6−エステルの合成方法であって、
    (a)スクロース、極性非プロトン性溶媒、及び有機スズベースのアシル化促進剤を含む第1の反応混合物を形成する工程、
    (b)水を除去可能な気体又は溶媒蒸気と、実質的に水を含有しない第2の反応混合物を得るのに十分な温度、圧力、及び滞留時間で、連続向流式で接触させることにより、前記第1の反応混合物から水を除去する工程、続いて、
    (c)前記第2の反応混合物にカルボン酸無水物を添加して、第3の反応混合物を得ると共に、該第3の反応混合物を、スクロース−6−エステルを生成するのに十分な温度及び時間で維持する工程を含む、スクロース−6−エステルの合成方法。
  2. 前記極性非プロトン性溶媒がジメチルホルムアミドである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記水を除去可能な溶媒がシクロヘキサンである、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記水を除去可能な気体が窒素である、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  5. 気体/液体熱力学的平衡を促進する向流大量接触装置を、前記工程(b)の連続向流接触を達成するために採用する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記装置がカラムである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記カラムが充填カラム、トレイカラム、又は充填トレイカラムである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記カラムが、シーブトレイ及び降水管を備える蒸留カラムである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記有機スズベースのアシル化促進剤が、1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンが、1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラブチルジスタノキサンである、請求項9に記載の方法。
  11. 1,3−ジアシルオキシ−1,1,3,3−テトラ−(ヒドロカルビル)ジスタノキサンを回収し、再使用する、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記スクロース−6−エステルがスクロース−6−アセテートであり、前記無水カルボン酸が無水酢酸である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. スクラロースの合成方法であって、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法によりスクロース−6−エステルを調製する工程、4位、1’位、6’位を塩素化して、スクラロース−6−エステルを生成する工程、該スクラロース−6−エステルを脱アシル化する工程、及び前記スクラロースを単離する工程を含む、スクラロースの合成方法。
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