JP5294958B2 - 閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、湿気硬化型組成物、例えば、湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修用等の湿気硬化型補修剤等を閉鎖型チューブに収納しかつ使用するにあたり好適に用いられる閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造に関する。
従来、湿気硬化型組成物は、湿気、例えば、空気中の水分によって硬化するタイプの組成物、例えば、変性シリコーン系、シリコーン系、ウレタン系湿気硬化型組成物などが知られており、湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等として広く使用されている。
湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等の湿気硬化型組成物を充填し使用するための容器としては、アルミ、スズ、鉛等の金属で形成される金属チューブ又は湿気不透可層(アルミ箔)を含むラミネートフィルムを用いたラミネートチューブ(以下単にチューブと総称する)及び当該チューブのノズル部に着脱自在に接合されるキャップが組み合わされて用いられている。
この種のチューブにおいては外部からの湿気の浸入によって使用前に湿気硬化型組成物が硬化してしまうという不都合を回避するために使用前の状態ではチューブノズル部の吐出口を閉鎖しておき、使用時には吐出口を開口し充填されている湿気硬化型組成物を吐出させて使用し、使用後は液漏れ及び外部からの湿気の浸入による湿気硬化型組成物の硬化を防止するため上記チューブノズル部の吐出口を閉塞するためにキャップが該チューブノズル部に接合され、再度使用する場合には該キャップを取り外して使用する態様が知られている。この種のチューブは一般的に閉鎖型チューブと称されている。
この種のチューブとキャップの接合構造としては、図13(a)(b)(c)に示したものが通常用いられている。同図において、チューブ100は、内部に湿気硬化型接着剤等の湿気硬化型組成物Bを充填するチューブ本体104を有している。該チューブ本体104の先端部には内部を吐出通路106としその先端を吐出部108としかつ外周側面に雄ネジ部110を螺設したノズル部112が設けられている。図示したチューブ100は所謂閉鎖型チューブと称されるもので、使用前の状態では該吐出部108は突破可能な閉塞部114によって閉鎖されており、使用前の不必要な液漏れを完全に防止することができ、使用時には該閉塞部114を突破して吐出部108を開口して吐出口とし湿気硬化型組成物を該吐出口から吐出して使用することができるように構成されている(例えば、特許文献1や特許文献2等)。
キャップ116はキャップ本体118を有している。該キャップ本体118は、両端部が開口する円筒状壁体120を有し、該円筒状壁体120の内部中央部には中央隔壁122が設けられている。該中央隔壁122を設けることによって、該円筒状壁体120の内部壁面124は第1の内部空間126aを形成する第1の内部壁面124aと第2の内部空間126bを形成する第2の内部壁面124bとに分離される。
前記キャップ本体118の第1の内部壁面124aには前記ノズル部112の雄ネジ部110に対応して雌ネジ部128が形成され、前記ノズル部112の雄ネジ部110に該キャップ本体118の雌ネジ部128を螺合することによって該ノズル部112に該キャップ本体118が螺着される。一方、該キャップ本体118の第2の内部空間126b側の中央隔壁122の中央部には先端を先鋭部とした突起体130が突設されている。当該突起体130の先端先鋭部130aを前記吐出部108の閉塞部114に突入させることによって該閉塞部114を突破し吐出部108に吐出口114aを形成することができる(図14(b)(c))。
閉塞部114によって吐出部108が閉塞されている状態のチューブ100からその内部に充填された湿気硬化型接着剤等の湿気硬化型組成物Bを使用するには、キャップ116をノズル部112から取り外し、該キャップ116を転倒して該キャップ本体118の第2の内部空間126b側の中央隔壁122に突設された突起体130の先端先鋭部130aを前記吐出部108の閉塞部114に突入させて該閉塞部114を突破し吐出部108に吐出口108aを形成する。この状態で、該チューブ本体104を指で押圧すれば、湿気硬化型組成物Bが該吐出口108aから押し出されて使用される。
湿気硬化型組成物Bを使用しない時には、該キャップ116を再度転倒して該ノズル部112の雄ネジ部110に該キャップ本体118の雌ネジ部128を螺着させることによって、該ノズル部112に該キャップ本体118が締め付け接合され、該ノズル部112からの液漏れや外部からの湿気の浸入が防止される構造となっている。
このような構造の従来の閉鎖型チューブに湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等の湿気硬化型組成物を充填して使用する場合、ノズル部112の吐出部108の閉塞部114が突破されない限り外部からの湿気は完全に遮断されているので内容物が硬化する虞は全くない。
一方、ノズル部112の吐出部108の閉塞部114をキャップ本体118の突起体130によって突破して吐出口108aを形成し、内容物を吐出して使用した後に、再び該ノズル部112の雄ネジ部110に該キャップ本体118の雌ネジ部128を螺着させることによって、該ノズル部112に該キャップ本体118が締め付け接合し、次に使用する時まで保存される。
このようにノズル部112の吐出部108の閉塞部114を開口して吐出口108aを形成してしまうと、上記した従来構造のノズルとキャップではキャップ116のノズル部112への螺着接合ではその密着が十分とはいえず、長時間保存しておくと外部の湿気が上記吐出口108aを介して内部に侵入して湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等の湿気硬化型組成物が硬化してしまい、これらの湿気硬化型組成物は硬化すると極めて硬い状態となってしまうため大きな問題を引き起こしていた。
また、従来構造のノズルとキャップの接合状態の改善を図るために、キャップにヒートンを設けて外部からの湿気の浸入を防止する提案もなされている(特許文献1等)。しかしながら、閉鎖型チューブにおいては、チューブノズルにキャップを取り付けた状態で包装容器に収納する必要があるので、従来のキャップの場合のようにキャップの内部に単純にヒートンを設けることは不可能であり、なかなか解決されない問題であった。
特開平9−272551号公報 特開2006−123918号公報
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、閉鎖型チューブに湿気硬化型組成物を充填して使用する場合における問題点、即ち、(1)キャップにヒートンをどのような態様で取り付け可能かという問題及び(2)チューブノズルにヒートン付きキャップを取り付けた状態でブリスターパック等の包装容器に収納する態様としてどのような態様で収納可能かという問題について、一挙に解決を図ることが出来き、かつ吐出口を開口した後で長時間保存しておいても外部からチューブ内への湿気の浸入を効果的に防ぐことができ、長時間保存しても湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等の湿気硬化型組成物が硬化してしまうことはなくなり、さらにチューブノズルにヒートンを設けた状態でブリスターパック等の包装容器に効率よく収納できるようにした閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造は、(a)湿気硬化型組成物を内部に充填するチューブ本体と、該チューブ本体の先端部に設けられるとともに内部を吐出通路としその先端を吐出部としかつ外周側面に雄ネジ部を螺設したノズル部と、該吐出部を突破可能に閉塞する閉塞部とを有し、柔軟性のある金属材料又は湿気不透過層を含むラミネートフィルムによって形成された閉鎖型チューブと、(b)両端部が開口する円筒状壁体と該円筒状壁体の内部壁面を第1の内部空間を形成する第1の内部壁面と第2の内部空間を形成する第2の内部壁面に分離するように該円筒状壁体の内部中央部に設けられた中央隔壁とを有するキャップ本体と、前記ノズル部の雄ネジ部に対応して前記キャップ本体の第1の内部壁面に形成された雌ネジ部と、該キャップ本体の第1の内部空間側の中央隔壁に立設されるとともに該ノズル部の吐出部及び吐出通路を介して該チューブ本体の内部に達する長さを有しかつ先端部に前記閉塞部を突破可能なように形成された突起部を有する長尺円柱棒状のヒートンと、前記キャップ本体の第2の内部壁面に形成されかつ前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部と接触して仮止め作用を行う仮止め部と、を含むキャップと、を具備し、販売時には前記吐出部の閉塞部を突破することなく前記キャップを該キャップ本体の第2の内部壁面に形成された仮止め部を介して前記ノズル部の外周側面に仮止め状態とした状態で販売用容器に収納して販売し、使用時には該仮止め状態のキャップをノズル部から取り外し該キャップのヒートンの先端部の突起部を前記閉塞部に突き刺し突破して吐出口を形成して使用し、不使用時は前記ヒートンを吐出口及び吐出通路に挿通した状態で前記ノズル部の雄ネジ部に該キャップ本体の第1の内部壁面に形成された雌ネジ部を螺合し外部からの湿気がチューブ内部に侵入することを防止するようにしたことを特徴とする。
前記キャップ本体の第2の内部壁面の長手軸方向に1本以上の仮止め突条を前記仮止め部として設け、該仮止め突条が前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に接触して仮止め作用を行うようにするのが好適である。このように突条を立設しておくことによって前記ノズル部の雄ネジ部と該突条の上部とが接触して該突条の上部が摩滅して仮止めが円滑に行われる。該突条の形状としては該雄ネジ部と接触して仮止め作用を行う形状であれば特別の限定はないが、細い突条を立設し、該突条が開口側の高さが低く、中央隔壁側の高さが高いようにしておけば、第2の内部空間への前記ノズル部を挿入が容易に行えるという利点がある。
前記キャップ本体の第2の内部壁面に1個以上の仮止め弾性片を前記仮止め部として設け、該仮止め弾性片が前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に弾性接触して仮止め作用を行うようにする構造を採用することもできる。この場合は該仮止め弾性片によって弾性接触による良好な仮止めが行われるという利点がある。
前記キャップ本体の第2の内部壁面に前記仮止め部として前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に対応する雌ネジ部を少なくとも部分的に設け、該少なくとも部分的に設けられた雌ネジ部が前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に少なくとも部分的に螺合接触して仮止め作用を行うようにすることもできる。この場合、雌ネジ部は雄ネジ部に対応して完全な雌ネジ部を形成する必要はなく、例えば、1条ネジ(1巻きネジ)でもよいし、1条ネジに達しない部分的なネジ部、例えば半条ネジ(半巻きネジ)や4分の1条ネジ(4分の1巻きネジ)であってもよく、更に短いネジでもよく、要は雄ネジ部に仮係止できる形状であればよいものである。
以上述べたごとく、本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造によれば、吐出口を開口した後で長時間保存しておいても外部からチューブ内への湿気の浸入を効果的に防ぐことができ、長時間保存しても湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等の湿気硬化型組成物が硬化してしまうことはなくなり、さらにチューブノズルにヒートンを設けた状態でブリスターパック等の包装容器に効率よく収納できるという効果を奏する。
本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造の1つの実施の形態を示す断面説明図で、閉鎖型チューブが未使用の状態でその閉塞状態の吐出部を備えたノズル部にキャップを仮止めした状態を示す。 図1の状態からキャップを外した状態を示す断面説明図である。 図2の状態からキャップを転倒させた状態を示す断面説明図である。 図3の状態からキャップを降下させてノズル部の閉塞状態の吐出部にヒートンの先端突出部を差し込んで吐出部を開口して吐出口を形成した状態を示す断面説明図である。 吐出口が形成された図4の状態からキャップを離してチューブの内容物を押し出し可能とした状態を示す断面説明図である。 図5の使用状態から使用終了しキャップのヒートンを吐出口及び吐出通路に挿入した状態でキャップをノズル部に螺着接合した状態を示す断面説明図である。 キャップのヒートン設置側を示す斜視図である。 キャップのヒートン設置側を示す平面図である。 キャップの仮止め突条設置側を示す斜視図である。 キャップの仮止め突条設置側を示す平面図である。 キャップの仮止め部として弾性係止片を形成した状態を示す斜視説明図である。 キャップの仮止め部としてネジ条を形成した状態を示す斜視説明図である。 従来の閉鎖型チューブのノズルとキャップの接合構造の一例を示す断面説明図で、(a)は閉鎖型チューブのノズルの吐出部に吐出口を開口する前の状態を示す断面説明図、(b)は閉鎖型チューブのノズルの吐出部に吐出口を開口している状態を示す断面説明図、及び(c)は閉鎖型チューブのノズルの吐出部に吐出口を開口した後の状態を示す断面説明図である。
以下に本発明の一つの実施の形態を添付図面中、図1〜図10に基づいて説明する。
図1〜図6において、12は本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造に用いられる閉鎖型チューブで、アルミ、スズ、鉛等の柔軟性のある金属材料や又は湿気不透過層(アルミ箔)を含むラミネートフィルムによって形成される。該チューブ12は、湿気硬化型接着剤、湿気硬化型シーリング材、湿気硬化型パテ、及び靴底の肉盛り補修剤等の湿気硬化型補修剤等の湿気硬化型組成物Bを内部に充填するチューブ本体14を有している。
該チューブ本体14の先端部にはノズル部16が設けられている。該ノズル部16の内部には吐出通路18が形成されており、該吐出通路18の先端は吐出部20とされている。該吐出部20は、使用前の状態では、図1〜図3に示したように閉塞部22によって閉塞されている。該閉塞部22は突破可能とされており、使用時には、図4に示したように突破されて吐出口22aを形成し、図5に示したように内容充填物(湿気硬化型組成物B)を押し出して使用できるようになっている。24は該ノズル部16の外周側面に螺設された雄ネジ部である。
26はキャップで、前記ノズル部16に接合可能とされている。該キャップ26はキャップ本体28を具備している。該キャップ本体28は、両端部が開口する円筒状壁体30と、該円筒状壁体30の内部中央部に設けられた中央隔壁32とを有している。該中央隔壁32は、該円筒状壁体30の内部壁面34を第1の内部空間36aを形成する第1の内部壁面34aと第2の内部空間36bを形成する第2の内部壁面34bに分離するように設けられている。
前記キャップ本体28の第1の内部壁面34aには前記ノズル部16の雄ネジ部24に対応する雌ネジ部38が螺設されている。該キャップ本体28の第1の内部空間36a側の中央隔壁32にはヒートン40が立設されている。該ヒートン40は、該ノズル部16の吐出部20及び吐出通路18を介して該チューブ本体14の内部に達する長さを有している。該ヒートン40の先端部には突起部42が形成されており、該突起部42を前記閉塞部22に押圧することによって当該閉塞部22が突破され、吐出口22aを穿設することができるように構成されている。該ヒートン40は、図7によく示されるように、長尺円柱棒状の形状となっている。
該キャップ本体28の第2の内部壁面34bには、前記ノズル部16の外周側面の雄ネジ部24と接触して仮止め作用を行う仮止め部として仮止め突条44が前記キャップ本体28の第2の内部壁面34bの長手軸方向に形成されている。該仮止め突条44は、前記ノズル部16の外周側面の雄ネジ部24に接触して仮止め作用を行うように突設されており、設置本数は1本以上であればよいが、図示例では好ましい例として3本の場合を示してある(図9及び図10)。
このように仮止め突条44を立設しておくことによって前記ノズル部16の雄ネジ部24と該仮止め突条44の上部とが接触して該仮止め突条44の上部が摩滅して仮止めが円滑に行われる。該仮止め突条44の形状としては、該雄ネジ部24と接触して仮止め作用を行う形状であれば特別の限定はないが、図9及び図10によく示されるように、細い仮止め突条44を立設し、該突条44が開口側の高さが低く、中央隔壁32側の高さが高いようにしておけば、第2の内部空間36bへの前記ノズル部16の挿入が容易に行えるという利点がある。
上記の図示例では仮止め部として仮止め突条44を設けた場合を示したが、この仮止め部としては前記ノズル部16の外周側面の雄ネジ部24と接触して仮止め作用を行う態様のものであればよく、種々の態様が考えられるが、図11及び図12によって別の態様例を説明する。
図11に示した例は、前記キャップ本体28の第2の内部壁面34bに1個以上の仮止め弾性片46を仮止め作用を行う仮止め部として設け、該仮止め弾性片46が前記ノズル部16の外周側面の雄ネジ部24に弾性接触して仮止め作用を行うようにする構造を採用することもできる。この場合は該仮止め弾性片46によって弾性接触による良好な仮止めが行われるという利点がある。
図12に示した例は、前記キャップ本体28の第2の内部壁面34bに前記ノズル部16の外周側面の雄ネジ部24に対応する仮止め雌ネジ部48を少なくとも部分的に設け、該少なくとも部分的に設けられた仮止め雌ネジ部48が前記ノズル部16の外周側面の雄ネジ部24に少なくとも部分的に螺合接触して仮止め作用を行う仮止め部として働くようにすることもできる。この場合、仮止め雌ネジ部48としては、雄ネジ部24に対応して完全な雌ネジ部を形成する必要はなく、例えば、1条ネジ(1巻きネジ)でもよいし、1条ネジに達しない部分的なネジ部、例えば半条ネジ(半巻きネジ)や4分の1条ネジ(4分の1巻きネジ)であってもよく、更に短いネジでもよく、要は雄ネジ部24に仮係止できる形状であればよいものである。
上記の構成によりその作用を説明する。本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造を有するキャップ付き閉鎖型チューブ12を販売する時には、該閉鎖型チューブ12のノズル部16の吐出部20の閉塞部22を突破することなくキャップ26をキャップ本体28の第2の内部壁面34bに形成された仮止め部44,46,48を介して前記ノズル部16の外周側面に仮止めされた状態で販売用容器(図示せず)に収納して販売する。
当該閉鎖型チューブ12に充填された湿気硬化型組成物を使用する時には、該仮止め状態のキャップ26をノズル部16から取り外し、該キャップ26を転倒して第1の内部空間36bをノズル部16に対向せしめ、該キャップ26の第1の内部空間36aに突設されたヒートン40の先端の突起部42を前記閉塞部22に突き刺し突破して吐出口22aを形成し、充填された湿気硬化型組成物を上記吐出口22aから吐出させて使用する。
上記したように、吐出口22aを一旦開口した場合には、この吐出口22aは開口されたままとなるので、チューブ12の内部の湿気硬化型組成物Bを使用しないでそのまま放置すればチューブ12内部の湿気硬化型組成物Bが硬化してしまうという不都合が生じてしまう。従って、従来は図13に示したような通常の雌ネジ付のキャップによって吐出口22aを閉鎖するようにしたが、通常のキャップの構造では外部からの湿気がチューブ12の内部に侵入して、時間の経過とともに内容物である湿気硬化型組成物Bが硬化してしまうトラブルが発生したことは既に説明した通りである。
本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造においては、このチューブ12を使用しない時には前記ヒートン40を吐出口22a及び吐出通路18に挿通した状態で前記ノズル部16の雄ネジ部24にキャップ本体28の第1の内部壁面34aに形成された雌ネジ部38を螺合し外部からの湿気がチューブ内部に侵入することを防止することが可能となる。この場合、本発明の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造においては、キャップ26をノズル部16に接合螺着すると、キャップ26に設けられたヒートン40がノズル部16の吐出口22a及び吐出通路18に挿通した状態となるので、当該吐出口22aは完全に封鎖されてチューブ12の内部に充填された湿気硬化型組成物は外部から完全に遮断され、外部からの湿気の浸入の虞は皆無となり、内部に充填された湿気硬化型組成物が吐出口22a開口後の保存中に外部からの湿気の浸入によって硬化してしまうというトラブルは解消される。
なお、上記したキャップ26の外部形状は開口操作や締付操作に支障がない限り特別の限定はないが、図7〜図10によく示されるように、該キャップ26の外周面部に3個の突壁50を対称位置に設置しておくと、該キャップ26を取り外して載置する必要がある場合に隣接する1対の突壁50,50が支持脚としての作用をして当該キャップ26を安定状態で載置できるという有利さがある。
12:閉鎖型チューブ、14 :チューブ本体、16:ノズル部、18:吐出通路、20:吐出部、22:閉塞部、22a:吐出口、24:雄ネジ部、26:キャップ、28:キャップ本体、30:円筒状壁体、32:中央隔壁、34:内部壁面、34a:第1内部壁面、34b:第2内部壁面、36a:第1内部空間、36b:第2内部空間、38:雌ネジ部、40:ヒートン、42:突起部、44:仮止め突条、46:仮止め弾性片、48:仮止め雌ネジ部、50:突壁、100:チューブ、104:チューブ本体、106:吐出通路、108:吐出部、108a:吐出口、110:雄ネジ部、112:ノズル部、114:閉塞部、114a:吐出口、116:キャップ、118:キャップ本体、120:円筒状壁体、122:中央隔壁、124:内部壁面、124a:第1内部壁面、124b:第2内部壁面、126a:第1内部空間、126b:第2内部空間、128:雌ネジ部、130:突起体、130a:先端先鋭部。

Claims (4)

  1. (a)湿気硬化型組成物を内部に充填するチューブ本体と、該チューブ本体の先端部に設けられるとともに内部を吐出通路としその先端を吐出部としかつ外周側面に雄ネジ部を螺設したノズル部と、該吐出部を突破可能に閉塞する閉塞部とを有し、柔軟性のある金属材料又は湿気不透過層を含むラミネートフィルムによって形成された閉鎖型チューブと、(b)両端部が開口する円筒状壁体と該円筒状壁体の内部壁面を第1の内部空間を形成する第1の内部壁面と第2の内部空間を形成する第2の内部壁面に分離するように該円筒状壁体の内部中央部に設けられた中央隔壁とを有するキャップ本体と、前記ノズル部の雄ネジ部に対応して前記キャップ本体の第1の内部壁面に形成された雌ネジ部と、該キャップ本体の第1の内部空間側の中央隔壁に立設されるとともに該ノズル部の吐出部及び吐出通路を介して該チューブ本体の内部に達する長さを有しかつ先端部に前記閉塞部を突破可能なように形成された突起部を有する長尺円柱棒状のヒートンと、前記キャップ本体の第2の内部壁面に形成されかつ前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部と接触して仮止め作用を行う仮止め部と、を含むキャップと、
    を具備し、
    販売時には前記吐出部の閉塞部を突破することなく前記キャップを該キャップ本体の第2の内部壁面に形成された仮止め部を介して前記ノズル部の外周側面に仮止め状態とした状態で販売用容器に収納して販売し、使用時には該仮止め状態のキャップをノズル部から取り外し該キャップのヒートンの先端部の突起部を前記閉塞部に突き刺し突破して吐出口を形成して使用し、不使用時は前記ヒートンを吐出口及び吐出通路に挿通した状態で前記ノズル部の雄ネジ部に該キャップ本体の第1の内部壁面に形成された雌ネジ部を螺合し外部からの湿気がチューブ内部に侵入することを防止するようにしたことを特徴とする閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造。
  2. 前記キャップ本体の第2の内部壁面の長手軸方向に1本以上の仮止め突条を前記仮止め部として設け、該仮止め突条が前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に接触して仮止め作用を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造。
  3. 前記キャップ本体の第2の内部壁面に1個以上の仮止め弾性片を前記仮止め部として設け、該仮止め弾性片が前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に弾性接触して仮止め作用を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造。
  4. 前記キャップ本体の第2の内部壁面に前記仮止め部として前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に対応する雌ネジ部を少なくとも部分的に設け、該少なくとも部分的に設けられた雌ネジ部が前記ノズル部の外周側面の雄ネジ部に少なくとも部分的に螺合接触して仮止め作用を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の閉鎖型チューブのノズル部とキャップの接合構造。
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