JP5294752B2 - 揺らぎ光生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、揺らぎ光を生成する揺らぎ光生成装置に関し、特に、やすらぎ感を与える照明を可能とする揺らぎ光生成装置に関するものである。
近年省エネルギーや二酸化炭素の排出削減による環境保護の必要性が注目されており、この要望に応えるための手段の一つとして、太陽光を内面を反射率の高い部材で構成した光ダクトを介して室内に取込み照明用光源として利用する光ダクト装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1の図6には、建物の南側壁面から光を取り込んで室内などの照明に利用する水平型光ダクト装置が開示されている。また、特許文献1の図7には、地下や屋上など採光位置と照明位置の高低差がある場合に光を下方に搬送する部分を持つ垂直型光ダクト装置が開示されている。
また、上記特許文献1は、木漏れ日のように光の光量が不規則に変動する光を居住空間等に照射することによって、やすらぎ感を与える照明を可能とする採光装置を提案している。
特開2004−39318号公報
上記特許文献1の図6、図7において開示されているような光ダクト装置をオフィス内の照明等に利用すれば、エネルギーコストを削減し、快適な執務環境を実現することができる。しかし、例えば、居住空間や、談話室、喫茶室、高齢者のための施設等においては、やすらぎ感を与えたり、人の目を楽しませるような光空間を形成することが望まれる。 また、上記特許文献1が提案する採光装置は、本来、自然光を室内に導入して、室内を明るく照明する採光装置において木漏れ日の効果を得られるようにしたものであって、比較的暗い室内においてやすらぎ感を与えたり、人の目を楽しませるような光空間を形成するのに適するものではなかった。
例えば、バーなどの飲食店や、水族館や劇場などのアミューズメント施設において、店内又は施設内を暗くした上で、演出効果を狙って光空間を形成する場合には、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を用いることが望ましい。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、本発明の目的は、木漏れ日のように光の光量が不規則に変動する揺らぎ光であって、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を生成する揺らぎ光生成装置を提供することである。
本発明においては、次のようにして上記課題を解決する。
)光源が設けられた筐体内に、上記光源から放射された光が照射される第1の光反射面と上記第1の光反射面で反射された光が照射される第2の光反射面が設けられている揺らぎ光生成装置を設ける。上記第1の光反射面と第2の光反射面は、上記第1の光反射面で反射された光が第2の光反射面に入射し、該入射した光が第2の光反射面で反射して再び第1の光反射面に戻るように配置されている。また、上記光源から放射された光が照射される面であって、上記第1及び第2の光反射面が形成された領域以外の領域に、光吸収体が設けられ、上記筐体内の上記光源から放射された光の光路中に、風によって揺動する揺動体が設けられており、該揺動体は、一端が固定されたばね性を持つ棒状又は板状部材を介して設けられた光反射部材を有する。
上記光反射部材は、上記棒状又は板状部材に紐を介して設けられており、上記紐に重りが設けられるとともに上記紐に風受けが設けられている。また、上記揺動体で反射した光の光路中に、光搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面が複数の多角形が組み合わされた形状であって、隣り合う光反射面が互いに平行でない複数の光反射面を持つ光反射体が設けられ、上記筐体は、該揺動体で反射された光を外部に放射する放光口を有する。
)上記風は、ファンによって生ずる風である。
)上記棒状又は板状部材が、超弾性合金である。
)上記光反射体が、上記筐体内において揺動及び/又は上下動するように懸架されている。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本発明の揺らぎ光生成装置においては、光源から照射されて筐体内において導光された光が、風によって揺動する揺動体に設けられた光反射部材に反射することによって、該光反射部材に反射する光の反射方向が不規則に変動し、揺らぎ光が生成される。また、光源から光吸収体が設けられた光吸収面に照射された光は、該光吸収面で吸収される。光吸収面に照射された光が光吸収体によって吸収されるので、放光口から外部に放射される、揺らぎ光以外の光を減らすことができる。従って、本発明の揺らぎ光生成装置によれば、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を生成することができる。その結果、例えば、バーなどの飲食店や、水族館や劇場などのアミューズメント施設において、店内又は施設内の照明を暗くした上で、演出効果を狙って光空間を形成することが可能となる。
(2)本発明の揺らぎ光生成装置においては、光源から放射された光が、例えば、該光を往復反射させる光反射面間に設けられた揺動体の光反射部材に反射することによって、該光反射部材に反射する光の反射方向が不規則に変動し、揺らぎ光が生成される。また、上記光源から放射された光は、上記光反射面が形成された領域以外の領域に設けられた光吸収体に照射されると、該光吸収体で吸収される。従って、本発明の揺らぎ光生成装置によれば、光源から放射された光が光反射面間で往復反射する間に揺動体によって揺らぎ光を生成するので、揺らぎ光を効率良く生成することができる。また、上記光源から放射された光が光吸収体に照射されると、該光吸収体で吸収されるので、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を生成することができる。
(3)本発明の揺らぎ光生成装置においては、ファンによって生ずる風が上記揺動体を揺動させる。従って、本発明によれば、店内又は施設内等に放射される揺らぎ光を人工的に作り出すことができる。
(4)本発明の揺らぎ光生成装置においては、紐を介して光反射部材が設けられた棒状又は板状部材が、超弾性合金である。従って、棒状又は板状部材のへたれを防止することができる。
(5)本発明の揺らぎ光生成装置においては、光反射部材が、棒状又は板状部材に紐を介して設けられており、該紐に重りが設けられている。従って、例えば、各々の紐の異なる位置に重りを設けるようにすれば、風によって各々の紐が異なる周期で揺動する。その結果、各々の紐の同じ位置に重りが設けられている場合と比べて、複雑な揺らぎ光を作り出すことができる。また、上記重りを各々の紐の下端に設けるようにすれば、各々の紐の重心が下がり、揺動周期が大きくなる。その結果、自然な感じで変動する揺らぎ光を店内又は施設内等に放射することができる。
(6)本発明の揺らぎ光生成装置においては、上記紐に風受けが設けられているので、店内又は施設内等に放射される揺らぎ光の光量の変動の程度を大きくすることができる。
(7)本発明の揺らぎ光生成装置においては、揺動体で反射した光の光路中に、隣り合う光反射面が互いに平行でない複数の光反射面を持つ光反射体が設けられている。例えば、該光反射体は、上記揺動体に対して光進行方向後方であって、かつ、上記揺動体と放光口との間に設けられている。また、例えば、上記光反射体は、光の搬送方向に平行な鏡面を有し、上記光の搬送方向に垂直な方向に該光反射体を切ったときの断面が、多角形もしくは複数の多角形が組み合わされた形状を有する。筐体内において導光された光が揺動体に設けられた光反射部材で反射して生成された揺らぎ光は、上記光反射体が持つ複数の光反射面で分割して複数の方向に反射することによって、複雑な揺らぎ光となる。従って、本発明の揺らぎ光生成装置によれば、光反射体が設けられていない場合と比べて、複雑な揺らぎ光を店内又は施設内等に放射することができる。
(8)本発明の揺らぎ光生成装置においては、上記(7)の複数の光反射面を持つ光反射体が、筐体内において揺動及び/又は上下動するように懸架されているので、光反射体が筐体の内面に固定されている場合と比べて、光反射体で多方向に光を反射させることができる。その結果、さらに複雑な揺らぎ光を店内又は施設内等に放射することが可能となる。
図1、図2は、本発明の揺らぎ光生成装置の第1の構成例を示す図である。
図1は揺らぎ光生成装置を上から見たときの図であり、図2は、図1の揺らぎ光生成装置のAA線矢視図である。本発明の揺らぎ光生成装置は、内面が鏡面部材と光吸収体とで構成された筐体1を有する。光吸収体は、例えば、黒い布や紙であり、光源10からの光が照射される面(例えば、図1、図2中に示す、光が直接照射される光吸収面11)に設けられている。図1、図2に示す例では、光源10は筐体1の内面に設けられている。筐体内の、光源10から放射された光の光路中(図2に示す例では、光源10と、光吸収面11に設けられた光吸収体との間)に、揺動体が設けられている。該揺動体は、筐体1の内面に一端が固定されたばね性を持つ棒状又は板状部材3を介して設けられた光反射部材5(図2を参照)を有する。図2に示すように、複数本(4本)の棒状又は板状部材3が筐体1の内面に固定されており、光反射部材5は、各々の棒状又は板状部材3に1本の紐4を介して設けられている。なお、各々の棒状又は板状部材3に複数の紐4を設け、各々の紐4に光反射部材5を設けるようにしてもよい。
光源10は、予め図1中の点線で示される、光吸収面11が設けられた範囲に対して光を出射する。光源10から出射された光(筐体1内への導入光)は、揺動体が設けられた領域(すなわち、光反射部材5が設けられた領域)に到達し、光反射部材5で反射する。なお、筐体1内への導入光は、自然光でもよい。筐体1内への導入光として自然光を用いる場合には、任意の遮光手段を用いて、筐体1内に導入される自然光が直接照射される範囲が光吸収面11が設けられた範囲となるようにする。また、上記筐体1は、上記揺動体に設けられた光反射部材5で反射された光を外部(例えば、飲食店やアミューズメント施設等)に放射する放光口2を有する。放光口2は、後述する光反射体8に対して光進行方向後方の任意の位置にある内面であって、光吸収面11とは異なる内面に設けられている。
上記揺動体は、ファン9によって生ずる風によって揺動する。具体的には、風によって、ばね性を持つ棒状又は板状部材3が上下動し、該棒状又は板状部材3に紐4を介して設けられた光反射部材5が不規則に動く。図2に示す例では、各々の紐4に重り6と風受け7が設けられており、各々の紐4に設けられている重り6の位置は異なる。また、図1及び図2に示すように、上記揺動体で反射した光の光路中に、隣り合う光反射面が互いに平行でない複数の光反射面を持ち、光を分割して多方向に反射させる光反射体8が設けられている。図1、図2に示す例では、該光反射体8は、揺動体に対して光進行方向後方に設けられており、筐体1の内面に固定されている。また、図1、図2に示す例では、光反射体8は、光の搬送方向に平行な鏡面を有し、光反射体8を光の搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面は、多角形もしくは複数の多角形が組み合わされた形状を有する。
揺らぎ光生成装置が、ファン9が省略された構成をとってもよく、上記揺動体が、筐体1内に導入された自然風によって揺動するようにしてもよい。また、上記棒状又は板状部材3が、例えば、ニッケル・チタン合金、ニッケル・チタン・コバルト合金等の超弾性合金であってもよい。棒状又は板状部材3として超弾性合金を用いることにより、棒状又は板状部材3のへたれを防止することができる。
図3及び図4は、光反射体を光の搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面の例を示す図である。図3(A)は、図1中の光反射体8を光の搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面を示し、図3(B)、図4(A),(B)は、本発明の揺らぎ光生成装置に適用可能な他の光反射体の断面の例を示す。図1中の光反射体8を光の搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面は、複数の多角形が組み合わされた形状を有する。
例えば、図3(A)に示す例では、光反射体8の断面は、断面全体の輪郭が六角形になるように6個の三角形が組み合わされた形状を有する。光反射体8の断面が、図3(B)に示すように、断面全体の輪郭が三角形になるように6個の三角形が組み合わされた形状を有するようにしてもよい。また、光反射体8の断面が、図3(A)に示すように、断面全体の輪郭が四角形になるように4個の三角形が組み合わされた形状を有するようにしてもよいし、図3(B)に示すように、断面全体の輪郭が四角形になるように9個の三角形が組み合わされた形状を有するようにしてもよい。
図1、図2に戻って、筐体1内に導入された光が、揺動体が設けられた領域に到達すると、該光の一部は該揺動体に設けられた光反射部材5で反射し、一部は揺動体を通過して光吸収面11に直接照射される。該光吸収面11に照射された光は、光吸収面11に設けられた光吸収体によって吸収される。一方、上記光反射部材5で反射する光は、該光反射部材5が風によって不規則に動くので、光の反射方向が不規則に変動して、揺らぎ光が生成される。揺らぎ光は、光の光量が木漏れ日のように不規則に変動する光である。揺らぎ光が、揺動体に対して光進行方向後方に設けられている光反射体8まで搬送され、該光反射体8が持つ複数の光反射面で分割して複数の方向に反射して、さらに複雑な揺らぎ光となる。そして、光反射体8で反射して複雑になった揺らぎ光が、筐体1に設けられた放光口2まで搬送されて、放光口2から外部に放射される。上述したように、光吸収面11に直接照射された光は光吸収体によって吸収されるので、放光口2から放射される、揺らぎ光以外の光を減らすことができる。従って、本発明の揺らぎ光生成装置によれば、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を生成することができる。
また、本発明の揺らぎ光生成装置においては、例えば図2に示すように、複数本の紐4の各々に風受け7が設けられているので、風受け7が設けられていない場合と比べて、紐4が大きく揺動し、その結果、放光口2から放射される揺らぎ光の光量の変動の程度を大きくすることができる。また、各々の紐4に重り6が設けられており、また、各々の紐4について、設けられている重り6の位置は異なる。従って、風によって各々の紐4が異なる周期で揺動する。その結果、各々の紐4の同じ位置に重り6が設けられている場合と比べて、揺らぎ光の光量をさらに不規則に変動させることが可能となる。なお、重り6を各々の紐4の下端に設けるようにすれば、各々の紐4の重心が下がり、揺動周期が大きくなる。その結果、自然な感じで光量が変動する揺らぎ光を放光口2から放射することができる。
図5は、揺らぎ光の生成を説明する図である。
なお、図5では、説明の簡略化のために、揺動体が有する紐に設けられている光反射部材5が円盤状である場合を例にとって説明する。筐体1(図1、図2を参照)に導入された導入光は、光反射部材5で反射する。光反射部材5は、風によって、図5中の点線の矢印で示すように、例えばa方向及びb方向に揺動する。光反射部材5がa方向及びb方向に揺動することによって、光反射部材5で反射する光(反射光)の反射方向が不規則に変動し、揺らぎ光が生成される。例えば、図5中のO乃至Qに示すような、光反射部材5の揺動に応じて異なる方向に反射する複数の反射光が揺らぎ光である。上記生成された揺らぎ光が、光反射体8まで搬送され、該光反射体8が持つ複数の光反射面で分割して複数の方向に反射して、さらに複雑な揺らぎ光となる。なお、光反射体8での揺らぎ光の分割については、図6を参照して後述する。
図6は、光反射体での揺らぎ光の分割を説明する図である。
図6では、揺らぎ光を構成する光束のうち、ある瞬間の光束に含まれる光の分割を例にとって説明する。図6中の面A及び面Bは、図1、図2中に示す光反射体8が有する光反射面である。図6中の光R、Sは、同じ方向に進む光束内の光である。該光束が光反射体8の角の部分に当たることによって、該光束内の光R、Sが分割する。すなわち、光R、Sが、それぞれ、面A、面Bに反射して、図6中の矢印に示すように異なる方向に分かれて反射する。
図7は、本発明の揺らぎ光生成装置の第2の構成例を示す図である。
図7に示す揺らぎ光生成装置においては、光反射体8が、筐体1内において揺動及び/又は上下動するように、例えばばね部材12によって懸架されている。光反射体8が揺動及び/又は上下動することによって、光反射体8が筐体1の内面に固定されている場合(図2を参照)と比べて、光反射体8で多方向に光を反射させることができる。その結果、放光口2から、さらに複雑な揺らぎ光を放射することが可能となる。
図8、図9は、本発明の揺らぎ光生成装置の第3の構成例を示す図である。
図8は揺らぎ光生成装置を上から見たときの図であり、図9は、図8の揺らぎ光生成装置のAA線矢視図である。図8、図9に示す揺らぎ光生成装置の構成要素のうち、図1、図2に示す揺らぎ光生成装置の構成要素と同符号のものは、図1、図2に示す揺らぎ光生成装置の構成要素と同様である。
図8、図9に示す揺らぎ光生成装置は、内面が鏡面部材と光吸収体とで構成された筐体1’を有する。光吸収体は、例えば、黒い布や紙であり、光源10からの光が照射される面(例えば、図8中に示す光吸収面14、16)に設けられている。図8に示す例では、光吸収面16は、光源10の背後に設けられた光反射面15の背面に、該光反射面15が設けられた領域から光吸収面16の一部がはみ出るように設けられている。また、光吸収面14は、光反射面15と対向する光反射面13の背面に、該光反射面13が設けられた領域から光吸収面14の一部がはみ出るように設けられている。従って、上記光反射面15が設けられた領域からはみ出る光吸収面16の部分(第1の光吸収部)、光反射面13が設けられた領域からはみ出る光吸収面14の部分(第2の光吸収部)には、光源10からの光が照射される。すなわち、上記光吸収体は、光源10から放射された光が照射される面であって、光反射面13、15が形成された領域以外の領域に設けられている。そして、上記第1の光吸収部、第2の光吸収部に照射された光は、光吸収体によって吸収される。
図8中の点線の矢印で示すように、光源10から放射された光の一部は、光反射面13で反射して光反射面15が設けられた領域に向かい、光反射面15に入射する。該光反射面15に入射した光は、光反射面15で光反射面13方向に反射して再び光反射面13に戻る。すなわち、光源10から放射された光の一部は、光反射面13と光反射面15との間で往復反射する。筐体1’内の、光源10から放射された光の光路中(図8に示す例では、光反射面13と光反射面15との間)に、揺動体が設けられている。該揺動体は、筐体1’の内面に一端が固定されたばね性を持つ棒状又は板状部材3を介して設けられた光反射部材5(図9を参照)を有する。図9に示すように、複数本(3本)の棒状又は板状部材3が筐体1’の内面に固定されており、光反射部材5は、各々の棒状又は板状部材3に1本の紐4を介して設けられている。なお、各々の棒状又は板状部材3に複数の紐4を設け、各々の紐4に光反射部材5を設けるようにしてもよい。
上記揺動体は、ファン9によって生ずる風によって揺動する。具体的には、風によって、ばね性を持つ棒状又は板状部材3が上下動し、該棒状又は板状部材3に紐4を介して設けられた光反射部材5が不規則に動く。図9に示す例では、各々の紐4に重り6と風受け7が設けられており、各々の紐4に設けられている重り6の位置は異なる。また、上記揺動体で反射した光の光路中に、隣り合う光反射面が互いに平行でない複数の光反射面を持ち、光を分割して多方向に反射させる光反射体8が設けられている。該光反射体8は、例えば図3(A)に示すような断面を有する。揺らぎ光生成装置が、ファン9が省略された構成をとってもよく、上記揺動体が、筐体1’内に導入された自然風によって揺動するようにしてもよい。また、上記棒状又は板状部材3が、例えば、ニッケル・チタン合金、ニッケル・チタン・コバルト合金等の超弾性合金であってもよい。また、光反射体8を、筐体1’内において揺動及び/又は上下動するように懸架するようにしてもよい。
図8、図9に示す揺らぎ光生成装置において、光源10から放射された光の一部は、光反射面13と光反射面15との間で往復反射する間に、該光反射面13と光反射面15との間に設けられた揺動体の光反射部材5で反射する。該光反射部材5が風によって不規則に動くので、該光反射部材5で反射する光は、光の反射方向が不規則に変動して、揺らぎ光が生成される。生成された揺らぎ光が、光反射体8まで搬送され、該光反射体8が持つ複数の光反射面で分割して複数の方向に反射して、さらに複雑な揺らぎ光となる。そして、光反射体8で反射して複雑になった揺らぎ光が、筐体1’に設けられた放光口2まで搬送されて、放光口2から外部に放射される。ここで、光源10から放射された光のうち、例えば、上記揺動体の光反射部材5に反射することなく第1又は第2の光吸収部に照射された光は、照射した光吸収部に設けられた光吸収体によって吸収される。従って、放光口2から放射される、揺らぎ光以外の光を減らすことができる。
すなわち、図8、図9に示す揺らぎ光生成装置によれば、光源10から放射された光が光反射面13と光反射面16との間で往復反射する間に揺動体の光反射部材5で反射して揺らぎ光が生成されるので、揺らぎ光を効率良く生成することができる。また、図8、図9に示す揺らぎ光生成装置によれば、放光口2から放射される、揺らぎ光以外の光を減らすことができ、その結果、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を生成することができる。
図10、図11は、本発明の揺らぎ光生成装置の第4の構成例を示す図である。
図10、揺らぎ光生成装置を上から見たときの図であり、図11(A)は、図10の揺らぎ光生成装置のAA線矢視図であり、図11(A)は、図10の揺らぎ光生成装置のBB線矢視図である。図10、図11に示す揺らぎ光生成装置は、内面に鏡面部材と光吸収体とを有する筐体20を有する。光吸収体は、例えば、黒い布や紙であり、光源10’からの光が照射される複数の光吸収面24に設けられている。該複数の光吸収面24は、光源10’及び光反射面21を囲むように光反射面21の周りに設けられている。
図11(A)中の21、22、23は、光反射面である。図11(A)中の矢印で示すように、光源10’から放射された光の一部は、光反射面21で反射して光反射面22の方向に向かい、光反射面22に入射する。該光反射面22に入射した光は、光反射面22で光反射面21方向に反射して再び光反射面21に戻る。該光反射面21に戻った光は光反射面21で反射して光反射面23の方向に向かい、光反射面23に入射する。該光反射面23に入射した光は、光反射面23で光反射面21方向に反射して再び光反射面21に戻る。すなわち、光源10’から放射された光の一部は、光反射面21、22、23で往復反射する。
筐体20内の、光源10’から放射された光の光路中(図11(A)に示す例では、光反射面21と光反射面22との間)に、揺動体が設けられている。該揺動体は、筐体20の内面に一端が固定されたばね性を持つ棒状又は板状部材3を介して設けられた光反射部材5を有する。図11(A)に示すように、複数本の棒状又は板状部材3が筐体1’の内面に固定されており、光反射部材5は、各々の棒状又は板状部材3に1本の紐4を介して設けられている。なお、各々の棒状又は板状部材3に複数の紐4を設け、各々の紐4に光反射部材5を設けるようにしてもよい。
上記揺動体は、ファン9’によって生ずる風によって揺動する。具体的には、風によって、ばね性を持つ棒状又は板状部材3が上下動し、該棒状又は板状部材3に紐4を介して設けられた光反射部材5が不規則に動く。図11(A)に示す例では、各々の紐4に重り6と風受け7が設けられており、各々の紐4に設けられている重り6の位置は異なる。また、上記揺動体で反射した光の光路中に、隣り合う光反射面が互いに平行でない複数の光反射面を持ち、光を分割して多方向に反射させる光反射体8’が設けられている。具体的には、図10に示すように、光反射体8’は筐体20の内面の一部に設けられている。揺らぎ光生成装置が、ファン9’が省略された構成をとってもよく、上記揺動体が、筐体20内に導入された自然風によって揺動するようにしてもよい。また、上記棒状又は板状部材3が、例えば、ニッケル・チタン合金、ニッケル・チタン・コバルト合金等の超弾性合金であってもよい。
図10、図11に示す揺らぎ光生成装置において、光源10’から放射された光の一部は、光反射面21、22、23で往復反射する間に、光反射面21と光反射面22との間に設けられた揺動体の光反射部材5で反射する。該光反射部材5が風によって不規則に動くので、該光反射部材5で反射する光は、光の反射方向が不規則に変動して、揺らぎ光が生成される。
生成された揺らぎ光は、例えば図10中の矢印で示すように、光反射面21の周りに設けられた光吸収体24の背後に回り込んで、光反射体8’まで搬送される。光反射体8’まで搬送された揺らぎ光は、光反射体8’が持つ複数の光反射面で分割して複数の方向に反射して、さらに複雑な揺らぎ光となる。
そして、光反射体8’で反射して複雑になった揺らぎ光が、筐体20の底面に設けられた放光口2’まで搬送されて、放光口2’から外部に放射される。ここで、例えば、光源10’から放射された光のうち、上記揺動体の光反射部材5に反射することなく光吸収面24に照射された光は、該光吸収面24に設けられた光吸収体によって吸収される。従って、放光口2’から放射される、揺らぎ光以外の光を減らすことができる。
すなわち、図10、図11に示す揺らぎ光生成装置によれば、光源10’から放射された光が光反射面21、22、23で往復反射する間に揺動体の光反射部材5で反射して揺らぎ光が生成されるので、揺らぎ光を効率良く生成することができる。また、図10、図11に示す揺らぎ光生成装置によれば、放光口2’から放射される、揺らぎ光以外の光を減らすことができ、その結果、ベースとなる明るさの少ない揺らぎ光を生成することができる。
本発明の揺らぎ光生成装置の第1の構成例を示す図(1)である。 本発明の揺らぎ光生成装置の第1の構成例を示す図(2)である。 光反射体を光の搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面の例を示す図(1)である。 光反射体を光の搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面の例を示す図(2)である。 揺らぎ光の生成を説明する図である。 光反射体での揺らぎ光の分割を説明する図である。 本発明の揺らぎ光生成装置の第2の構成例を示す図である。 本発明の揺らぎ光生成装置の第3の構成例を示す図(1)である。 本発明の揺らぎ光生成装置の第3の構成例を示す図(2)である。 本発明の揺らぎ光生成装置の第4の構成例を示す図(1)である。 本発明の揺らぎ光生成装置の第4の構成例を示す図(2)である。
符号の説明
1、1’、20 筐体
2、2’ 放光口
3 棒状又は板状部材
4 紐
5 光反射部材
6 重り
7 風受け
8、8’ 光反射体
9、9’ ファン
10、10’ 光源
11、14、16、24 光吸収面
12 ばね部材
13、15、21、22、23 光反射面

Claims (4)

  1. 光源が設けられた筐体内に、上記光源から放射された光が照射される第1の光反射面と上記第1の光反射面で反射された光が照射される第2の光反射面が設けられており、
    上記第1の光反射面と第2の光反射面は、上記第1の光反射面で反射された光が第2の光反射面に入射し、該入射した光が第2の光反射面で反射して再び第1の光反射面に戻るように配置されており、
    上記光源から放射された光が照射される面であって、上記第1及び第2の光反射面が形成された領域以外の領域に、光吸収体が設けられ、
    上記筐体内の上記光源から放射された光の光路中に、風によって揺動する揺動体が設けられており、該揺動体は、一端が固定されたばね性を持つ棒状又は板状部材を介して設けられた光反射部材を有し、
    上記光反射部材は、上記棒状又は板状部材に紐を介して設けられており、上記紐に重りが設けられるとともに上記紐に風受けが設けられ、
    上記揺動体で反射した光の光路中に、光搬送方向に垂直な方向に切ったときの断面が複数の多角形が組み合わされた形状であって、隣り合う光反射面が互いに平行でない複数の光反射面を持つ光反射体が設けられ、
    上記筐体は、該揺動体で反射された光を外部に放射する放光口を有する
    ことを特徴とする揺らぎ光生成装置。
  2. 上記風は、ファンによって生ずる風である
    ことを特徴とする請求項1記載の揺らぎ光生成装置。
  3. 上記棒状又は板状部材が、超弾性合金である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の揺らぎ光生成装置。
  4. 上記光反射体が、上記筐体内において揺動及び/又は上下動するように懸架されていることを特徴とする請求項1,2または請求項3記載の揺らぎ光生成装置。
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