JP2004281186A - 浴槽用照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】趣向に富んだ光を出力することのできる浴槽用照明器具を提供すること。
【解決手段】複色の光色を出力する光源部1と、光源部1を発光させる制御回路5と、光源部1からの光を透過させる透光部11aを備え光源部1及び光源部1を発光させる制御回路5を収納して浴槽12内で浮遊させる箱体11とを有して構成されている。そして、箱体11の振動を検知する振動センサーを設け、制御回路5は、振動センサーの出力により、光源部1からの光色を変化させる。箱体11は、光源部1及び光源部1を発光させる制御回路5を収納するもので、プラスチック材料を用いて底面が略球面状である略中空円錐形状に成型されるものである。箱体11は、光源部1からの光を透過させる透光部11aと、箱体下部11bが開閉自在の構造となっており、箱体下部11bの外面には、箱体11を支持する支持部11cが所定の間隔を空けて3個配設されている。
【選択図】 図1
【解決手段】複色の光色を出力する光源部1と、光源部1を発光させる制御回路5と、光源部1からの光を透過させる透光部11aを備え光源部1及び光源部1を発光させる制御回路5を収納して浴槽12内で浮遊させる箱体11とを有して構成されている。そして、箱体11の振動を検知する振動センサーを設け、制御回路5は、振動センサーの出力により、光源部1からの光色を変化させる。箱体11は、光源部1及び光源部1を発光させる制御回路5を収納するもので、プラスチック材料を用いて底面が略球面状である略中空円錐形状に成型されるものである。箱体11は、光源部1からの光を透過させる透光部11aと、箱体下部11bが開閉自在の構造となっており、箱体下部11bの外面には、箱体11を支持する支持部11cが所定の間隔を空けて3個配設されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽用照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の照明器具の従来例として、本出願人は、特許2816009号公報に示すものを提案している。このものは、浴槽本体のフランジに浴槽本体内に向けて滝のように吐水を行う吐水口を設け、浴室外に配置された光源ボックスより導出された光ファイバーケーブルの先端を上記吐水口に臨ませ、浴室の天井パネルの上に光源ボックスを設置し、光源ボックスから導出した光ファイバーケーブルの先端部を浴室内の浴槽本体に設けた吐水口の下方に配置し、光源ボックスに光ファイバーケーブルの先端から発光する色を複数色に変える手段を設けてなるものである。これにより、光ファイバーケーブルの先端から発光する色を複数色に変えて吐水口付近の雰囲気を変えるようにして照明できる。
【0003】
また、この種の照明器具の別の従来例として、特開2002−237201号公報に示されるものがある。このものは、透光性を有するインナーケーシング内にライトと該ライトを発光させるバッテリーとを有するライトユニットと、該ライトユニットを内側に配置する、透光性を有するアウターケーシングと、前記インナーケーシングと前記アウターケーシング間の空間であって、底部に開口部を有し、水位を調節可能な浮遊タンクと、を有している。そしてさらに、浮遊タンクの傾きや時間で光量などを変化させるなどの付加的な調整装置を設けている。
【0004】
【特許文献1】
特許2816009号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−237201号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の前者においては、光ファイバーケーブルの先端から発光する色を複数色に変えて吐水口付近の雰囲気を変えることができるが、吐水口付近しか光を照射できない。
【0007】
また、上記従来例の後者においては、ライトユニットの周囲に位置する浮遊タンク内の水面により、より趣向に富んだ発光を実現することができるが、より一層趣向に富んだ光を出力することが求められる。
【0008】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、浴槽に浮遊させて用いる浴槽用照明器具において、より一層趣向に富んだ光を出力することのできる浴槽用照明器具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、複色の光色を出力する光源部と、光源部を発光させる制御回路と、光源部からの光を透過させる透光部を備え光源部及び制御回路を収納して浴槽内で浮遊させる箱体と、からなる浴槽用照明器具において、前記箱体内に箱体の振動を検知する振動センサーを設け、前記制御回路は、振動センサーの出力により、光源部からの光色を変化させるものであることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記制御回路は、所定の光色変化パターンを繰り返すように光源部を制御するものであることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、水温センサを備え、前記制御回路は、水温センサの出力によっても、光源部が出力する光色又は光強度を変化させるものであることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、水位センサ及びブザーを備え、前記制御回路は、水位が所定の水位を超えた場合に、ブザーを鳴らすものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態を、図1〜図12に基づいて説明する。図1は本実施形態の浴槽用照明器具100を示す図である。図2は、制御回路5及び周辺の構成を示す図である。図3は、光色変化パターン▲1▼を示す図である。図4は、光色変化パターン▲2▼を示す図である。図5は、光色変化パターン▲3▼を示す図である。図6は、本実施形態の第1の動作例を示す図である。図7は、本実施形態の第2の動作例を示す図である。図8は、本実施形態の第3の動作例を示す図である。図9は、本実施形態の第4の動作例を示す図である。図10は、本実施形態の第5の動作例を示す図である。図11は、本実施形態の第6の動作例を示す図である。図12は、本実施形態の第7の動作例を示す図である。
【0014】
本実施形態の浴槽用照明器具100は、図1に示すように複色の光色を出力する光源部1と、光源部1を発光させる制御回路5と、光源部1からの光を透過させる透光部11aを備え光源部1及び制御回路5を収納して浴槽12内で浮遊させる箱体11とを有して構成されている。
【0015】
光源部1は、例えば図2に示す、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4で構成される。これらの発光ダイオードは、砲弾形状の樹脂内部にPN接合部を有するもので、後述する制御回路5に接続されている。
【0016】
制御回路5は、光源部1の発光を制御するもので、光源部1、箱体11内に設けた電源6及び電源スイッチSW1、光色の変化パターンを切り替えるパターン切替ボタンB1、光の強度又は光色の変化を調整する調整ボタンB2に接続されている。また、制御回路5は、内部に定電圧電源7、CPU8、振動センサ9、抵抗R1〜R3及びトランジスタTr1〜Tr3を備えている。定電圧電源7の入力端子は、制御回路5の外部に設けた電源6のプラス極に接続されている。定電圧電源7の出力端子は、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4のアノード及びCPU8に接続されている。青色発光ダイオード3のカソードは、トランジスタTr1のコレクタに接続され、トランジスタTr1のエミッタは電源6のマイナス極に接続され、トランジスタTr1のベースは、抵抗R1を介してCPU8に接続されている。また、緑色発光ダイオード4のカソードは、トランジスタTr2のコレクタに接続され、トランジスタTr2のエミッタは電源6のマイナス極に接続され、トランジスタTr2のベースは、抵抗R2を介してCPU8に接続されている。そしてまた、赤色発光ダイオード2のカソードは、トランジスタTr3のコレクタに接続され、トランジスタTr3のエミッタは電源6のマイナス極に接続され、トランジスタTr3のベースは、抵抗R3を介してCPU8に接続されている。
【0017】
CPU8は、内部に各発光ダイオード2〜4の光色変化パターンを記憶し、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2の操作及び振動センサ10の出力に基づいて、光源部1の発光を制御するものであり、CPU8の入力端子には、定電圧電源7、スイッチSW1、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2、振動センサ10が接続され、出力端子には、抵抗R1〜R3が接続されている。振動センサ10は、箱体11の振動を検出するもので、例えばセンサ内部に水銀及び2つの電極を備え、振動により水銀が2つの電極間をショートするかしないかで振動を検出する水銀スイッチを用いる。以上の制御回路5及び光源部1は、図1に示す箱体11に収納される。
【0018】
箱体11は、図1に示すように、光源部1及び制御回路5を収納するもので、プラスチック材料を用いて底面が略半球面状である略中空円錐形状に成型されるものである。また、箱体11は、光源部1からの光を透過させる透光部11aと、箱体下部11bが開閉自在の構造となっており、箱体下部11bの外面には、水のない状態で載置可能となるよう箱体11を支持する支持部11cが所定の間隔を空けて3個配設されている。また、箱体11の底には、浴槽用照明器具100の浮遊を安定化させるための鉄板等からなる金属板13を設けている。そして、透光部11aと、箱体下部11bの結合部分には、光源部1である各発光ダイオード2〜4が、箱体11の頂部方向を向くように設置されている。さらに、箱体下部11bの表面には、電源スイッチSW1、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2が設置されている。
【0019】
次に、本実施形態の動作について説明する。本実施形態の浴槽用照明器具100は、図1に示すように、浴槽12内に水を張った状態で、浴槽12内に浮かべて使用される。前述のように、箱体下部11bには、金属板13が設置されているため、箱体11は、直立に近い状態で箱体11の透光部12の大部分を水面14上に出して浮かぶ。そして、水面14に波が立つと、波の力を受け、箱体11は図1の矢印のように振動する。
【0020】
図2において、箱体11が振動すると、箱体11内に収納された振動センサ10は、その振動を検出し、CPU8に出力する。そして、CPU8は、振動センサ10の出力に対応した電圧を各抵抗R1〜R3に印加する。これにより、各トランジスタTr1〜Tr3にはCPU8が出力する電圧に対応する電流が流れて、各発光ダイオード2〜4に電流が流れ、各発光ダイオード2〜4は発光する。ここで、CPU8は、光色変化パターン▲1▼〜▲3▼を記憶している。この光色変化パターンは、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4の各発光を組み合わせることにより実現される。例えば、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4の各発光を組み合わせることにより、図3に示す赤、橙、黄、緑、水色、青、紫の光色を順番に約30秒かけて循環させるパターン(光色変化パターン▲1▼)、図4に示す青、青紫、青、青紫の同色系の光色を循環させるパターン(光色変化パターン▲2▼)、図5に示す青、白、青の光色を循環させるパターン(光色変化パターン▲3▼)、がある。ここで、各色の切り換わりは、次第に色を変化させるようにしている。すなわち、フェードをかけるようにしているのである。
【0021】
そして、図6に示すように、電源スイッチSW1をONして動作を開始(START)させると、各発光ダイオード2〜4は、光色変化パターン▲1▼を繰り返すように発光する。そして、パターン切替ボタンB1を押すことにより、光色変化パターン▲1▼から光色変化パターン▲2▼に切り換わる。その後、各発光ダイオード2〜4は、光色変化パターン▲2▼を繰り返すように発光し、パターン切替ボタンB1を押すことにより、光色変化パターン▲3▼に切り替わる。そして、各発光ダイオード2〜4は、光色変化パターン▲3▼を繰り返すように発光し、さらにパターン切替ボタンB1を押すことにより、消灯(EXIT)する。
【0022】
また、CPU8は、振動センサ9の出力に基づいて、箱体11の振動の強弱を把握する。これにより、CPU8は、各発光ダイオード2〜4に対応する抵抗R1〜R3に印加する電圧値を調整し、振動が大きい場合には、各発光ダイオード2〜4に比較的大きな電流を通電させることにより、光強度の強い光を出力させる。また、振動が小さい場合には、各発光ダイオード2〜4に比較的小さい電流を通電させることにより、光強度の弱い光を出力させる。
【0023】
以上のように、複色の光色を出力する光源部1と、光源部1を発光させる制御回路5と、光源部1からの光を透過させる透光部12を備え光源部1及び光源部1を発光させる制御回路5を収納して浴槽内で浮遊させる箱体11と、からなる浴槽用照明器具100において、箱体11内に箱体11の振動を検知する振動センサー10を設け、制御回路5は、振動センサー10の出力により、光源部1からの光色又は光強度を変化させるようにしたので、浴槽の水面の振動により、光源の色又は光強度が変化し、趣向に富んだ光を出力することができる。
【0024】
なお、本実施形態においては、図6に示す動作を示したが、図7に示すように光色を変化させずに、光色を固定するパターンを加えてもよい。すなわち、電源スイッチSW1をONした後、光色変化パターン▲1▼、固定色、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼の順で光色を変化させるのである。さらにまた、図8に示すように、各色の切り換り時において、次第に色を変化させるのではなく、瞬時に色を切り替えるパターンを加えてもよい。すなわち、電源スイッチSW1をONした後、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲1▼(各色を瞬時に変化)、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼の順で動作させるのである。
【0025】
また図9に示すように、光色変化パターン▲1▼で光色を変化させた後、パターン切替ボタンB1を連続的に押す回数によって、光色変化パターンを変えるようにしてもよい。すなわち、電源スイッチSW1をONし、光色変化パターン▲1▼で光色を変化させた後、パターン切替ボタンB1を1回押した場合には、光色変化パターン▲2▼に移行し、その後動作を終了する。また、電源スイッチSW1をONし、光色変化パターン▲1▼で光色を変化させた後、パターン切替ボタンB1を2回連続して押した場合には、光色変化パターン▲3▼に移行し、その後動作を終了するのである。
【0026】
また、本実施形態においては、パターン切替ボタンB1を一つのみ設けたが、パターン切替ボタンB1を複数個設けた場合には、図10〜図12に示す色変化のパターンを選択することができる。すなわちパターン切替ボタンB1を3個設けた場合には、図10に示すように電源スイッチSW1をONした後、3個のパターン切替ボタンのうちいずれかを選択することにより、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼を選んで光色を出力させるのである。また、パターン切替ボタンB1を4個設けた場合には、図11に示すように電源スイッチSW1をONした後、4個のパターン切替ボタンのうちいずれかを選択することにより、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼、色瞬時切り替え、のいずれかを選んで光色を出力させるのである。そしてまた、パターン切替ボタンB1を5個設けた場合には、図6に示すように電源スイッチSW1をONした後、パターン切替ボタンを選択することにより、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼、色瞬時切り替え、固定色、のいずれかを選択することにより光色を出力させるのである。
(第2の実施形態)
つぎに第2の実施形態を図13に基づいて説明する。図13は、第2の実施形態の制御回路5及び周辺の構成を示す図である。本実施形態は、光源部1及び制御回路5の回路構成が、第1の実施形態と異なるが、他は同じである。
【0027】
すなわち、第1の実施形態では、光色を切り替えるために、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4を設けたが、本実施形態では、白熱電球22及びカラーフィルター板21を設けている。具体的には、白熱電球22の光の出力方向に、複数色のフィルタを有し、モータ20の駆動により回転するカラーフィルター板21を設置している。カラーフィルター板21の中心部には、駆動軸を介してモータ20が接続されている。また、制御回路5は、内部に定電圧電源7、CPU8、振動センサ9、を備えている。定電圧電源7の入力端子は、制御回路5の外部に設けた電源6に接続されている。定電圧電源7の出力端子は、モータ20、白熱電球22及びCPU8に接続されている。その他の接続は、第1の実施形態と同じである。
【0028】
以上の構成において、電源スイッチSW1の投入後、定電圧電源7は、電力を白熱電球22に供給し、白熱電球22を発光させる。そして、パターン切替ボタンB1及び振動センサ9の出力に応じて、モータ20を駆動させ、カラーフィルター板21を回転させる。白熱電球22からの白色光は、白熱電球22の光の出力方向に位置するフィルタの色に変換されて外部に出力される。そして、その他の動作は第1の実施形態と同じである。
【0029】
これにより、第1の実施形態浴槽と同様に、水面14の振動により、光色が変化するので、趣向に富んだ光を出力することができる。
【0030】
なお、以上の実施形態においては、箱体11の箱体下部11b表面に電源スイッチSW1、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2を設けたが、図14に示すように箱体11の底部に防水加工を施した底孔11dを設け、箱体11内部に設けた電源スイッチSW1と浴槽12の底に位置させる錘23とを紐24で繋ぐようにしてもよい。この構成により、紐24を水中で浴槽12の底方向に引っ張ることにより、電源スイッチSW1をON/OFFすることができる。また、紐24の長さを調節することにより、任意の水位で、浴槽用照明器具100の動作、停止を行うことができる。
【0031】
さらに、水位センサ及びブザー(図示はしない)を、箱体11の表面に設けてもよい。ここで、水位の設定は、紐24の長さで調節するようにする。以上の構成で、浴槽12に水を張り、水位が紐24の長さを超える場合には、水位センサが信号を出力し、これによりブザーを鳴らすことにより、浴槽12の水位が、設定した水位を超えたことを知らせる。
【0032】
また、以上の実施形態においては、制御回路5内に振動センサ10を設けたが、振動センサ10に加えて、水温センサ(図示はしない)を設けてもよい。水温センサとしては、たとえば温度変化に対して抵抗値が変化するサーミスタセンサを用いる。水温センサが水温を検出すると、CPU8は、その水温の高低を判別し、水温の低い場合には、たとえば、青系統で光色を変化させる。また、水温が高い場合には、赤系統で光色を変化させる。また、光色を変化させず固定し、水温が低い場合には光強度を弱くし、水温が高い場合には光強度を強くするようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、複色の光色を出力する光源部と、光源部を発光させる制御回路と、光源部からの光を透過させる透光部を備え光源部及び制御回路を収納して浴槽内で浮遊させる箱体と、からなる浴槽用照明器具において、前記箱体内に箱体の振動を検知する振動センサーを設け、前記制御回路は、振動センサーの出力により、光源部からの光色を変化させるものであるようにしたので、浴槽の水面の振動により、光色が変化するので、趣向に富んだ光を出力することができる。
【0034】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記制御回路は、所定の光色変化パターンを繰り返すように光源部を制御するものであるようにしたので、使用者の好みの色系統で光色を循環させながら趣向に富んだ光を出力することができる。
【0035】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、水温センサを備え、前記制御回路は、水温センサの出力によっても、光源部が出力する光色又は光強度を変化させるものであるようにしたので、請求項1の効果に加え、使用者が浴槽内の水の温度を視覚を通じて把握することができる。
【0036】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、水位センサ及びブザーを備え、前記制御回路は、水位が所定の水位を超えた場合に、ブザーを鳴らすようにしたので、使用者が浴槽内の水位を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の浴槽用照明器具100を示す図である。
【図2】第1の実施形態の制御回路5及び周辺の構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態の光色変化パターン▲1▼を示す図である。
【図4】第1の実施形態の光色変化パターン▲2▼を示す図である。
【図5】第1の実施形態の光色変化パターン▲3▼を示す図である。
【図6】第1の実施形態の第1の動作例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の第2の動作例を示す図である。
【図8】第1の実施形態の第3の動作例を示す図である。
【図9】第1の実施形態の第4の動作例を示す図である。
【図10】第1の実施形態の第5の動作例を示す図である。
【図11】第1の実施形態の第6の動作例を示す図である。
【図12】第1の実施形態の第7の動作例を示す図である。
【図13】第2の実施形態の制御回路5及び周辺の構成を示す図である。
【図14】第1の実施形態の浴槽用照明器具100の別例を示す図である。
【符号の説明】
1 光源部
5 制御回路
6 電源
SW1 電源スイッチ
B1 パターン切替ボタン
B2 調整ボタン
7 定電圧電源
8 CPU
9 振動センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽用照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の照明器具の従来例として、本出願人は、特許2816009号公報に示すものを提案している。このものは、浴槽本体のフランジに浴槽本体内に向けて滝のように吐水を行う吐水口を設け、浴室外に配置された光源ボックスより導出された光ファイバーケーブルの先端を上記吐水口に臨ませ、浴室の天井パネルの上に光源ボックスを設置し、光源ボックスから導出した光ファイバーケーブルの先端部を浴室内の浴槽本体に設けた吐水口の下方に配置し、光源ボックスに光ファイバーケーブルの先端から発光する色を複数色に変える手段を設けてなるものである。これにより、光ファイバーケーブルの先端から発光する色を複数色に変えて吐水口付近の雰囲気を変えるようにして照明できる。
【0003】
また、この種の照明器具の別の従来例として、特開2002−237201号公報に示されるものがある。このものは、透光性を有するインナーケーシング内にライトと該ライトを発光させるバッテリーとを有するライトユニットと、該ライトユニットを内側に配置する、透光性を有するアウターケーシングと、前記インナーケーシングと前記アウターケーシング間の空間であって、底部に開口部を有し、水位を調節可能な浮遊タンクと、を有している。そしてさらに、浮遊タンクの傾きや時間で光量などを変化させるなどの付加的な調整装置を設けている。
【0004】
【特許文献1】
特許2816009号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−237201号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の前者においては、光ファイバーケーブルの先端から発光する色を複数色に変えて吐水口付近の雰囲気を変えることができるが、吐水口付近しか光を照射できない。
【0007】
また、上記従来例の後者においては、ライトユニットの周囲に位置する浮遊タンク内の水面により、より趣向に富んだ発光を実現することができるが、より一層趣向に富んだ光を出力することが求められる。
【0008】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、浴槽に浮遊させて用いる浴槽用照明器具において、より一層趣向に富んだ光を出力することのできる浴槽用照明器具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、複色の光色を出力する光源部と、光源部を発光させる制御回路と、光源部からの光を透過させる透光部を備え光源部及び制御回路を収納して浴槽内で浮遊させる箱体と、からなる浴槽用照明器具において、前記箱体内に箱体の振動を検知する振動センサーを設け、前記制御回路は、振動センサーの出力により、光源部からの光色を変化させるものであることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記制御回路は、所定の光色変化パターンを繰り返すように光源部を制御するものであることを特徴とする。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、水温センサを備え、前記制御回路は、水温センサの出力によっても、光源部が出力する光色又は光強度を変化させるものであることを特徴とする。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、水位センサ及びブザーを備え、前記制御回路は、水位が所定の水位を超えた場合に、ブザーを鳴らすものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態を、図1〜図12に基づいて説明する。図1は本実施形態の浴槽用照明器具100を示す図である。図2は、制御回路5及び周辺の構成を示す図である。図3は、光色変化パターン▲1▼を示す図である。図4は、光色変化パターン▲2▼を示す図である。図5は、光色変化パターン▲3▼を示す図である。図6は、本実施形態の第1の動作例を示す図である。図7は、本実施形態の第2の動作例を示す図である。図8は、本実施形態の第3の動作例を示す図である。図9は、本実施形態の第4の動作例を示す図である。図10は、本実施形態の第5の動作例を示す図である。図11は、本実施形態の第6の動作例を示す図である。図12は、本実施形態の第7の動作例を示す図である。
【0014】
本実施形態の浴槽用照明器具100は、図1に示すように複色の光色を出力する光源部1と、光源部1を発光させる制御回路5と、光源部1からの光を透過させる透光部11aを備え光源部1及び制御回路5を収納して浴槽12内で浮遊させる箱体11とを有して構成されている。
【0015】
光源部1は、例えば図2に示す、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4で構成される。これらの発光ダイオードは、砲弾形状の樹脂内部にPN接合部を有するもので、後述する制御回路5に接続されている。
【0016】
制御回路5は、光源部1の発光を制御するもので、光源部1、箱体11内に設けた電源6及び電源スイッチSW1、光色の変化パターンを切り替えるパターン切替ボタンB1、光の強度又は光色の変化を調整する調整ボタンB2に接続されている。また、制御回路5は、内部に定電圧電源7、CPU8、振動センサ9、抵抗R1〜R3及びトランジスタTr1〜Tr3を備えている。定電圧電源7の入力端子は、制御回路5の外部に設けた電源6のプラス極に接続されている。定電圧電源7の出力端子は、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4のアノード及びCPU8に接続されている。青色発光ダイオード3のカソードは、トランジスタTr1のコレクタに接続され、トランジスタTr1のエミッタは電源6のマイナス極に接続され、トランジスタTr1のベースは、抵抗R1を介してCPU8に接続されている。また、緑色発光ダイオード4のカソードは、トランジスタTr2のコレクタに接続され、トランジスタTr2のエミッタは電源6のマイナス極に接続され、トランジスタTr2のベースは、抵抗R2を介してCPU8に接続されている。そしてまた、赤色発光ダイオード2のカソードは、トランジスタTr3のコレクタに接続され、トランジスタTr3のエミッタは電源6のマイナス極に接続され、トランジスタTr3のベースは、抵抗R3を介してCPU8に接続されている。
【0017】
CPU8は、内部に各発光ダイオード2〜4の光色変化パターンを記憶し、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2の操作及び振動センサ10の出力に基づいて、光源部1の発光を制御するものであり、CPU8の入力端子には、定電圧電源7、スイッチSW1、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2、振動センサ10が接続され、出力端子には、抵抗R1〜R3が接続されている。振動センサ10は、箱体11の振動を検出するもので、例えばセンサ内部に水銀及び2つの電極を備え、振動により水銀が2つの電極間をショートするかしないかで振動を検出する水銀スイッチを用いる。以上の制御回路5及び光源部1は、図1に示す箱体11に収納される。
【0018】
箱体11は、図1に示すように、光源部1及び制御回路5を収納するもので、プラスチック材料を用いて底面が略半球面状である略中空円錐形状に成型されるものである。また、箱体11は、光源部1からの光を透過させる透光部11aと、箱体下部11bが開閉自在の構造となっており、箱体下部11bの外面には、水のない状態で載置可能となるよう箱体11を支持する支持部11cが所定の間隔を空けて3個配設されている。また、箱体11の底には、浴槽用照明器具100の浮遊を安定化させるための鉄板等からなる金属板13を設けている。そして、透光部11aと、箱体下部11bの結合部分には、光源部1である各発光ダイオード2〜4が、箱体11の頂部方向を向くように設置されている。さらに、箱体下部11bの表面には、電源スイッチSW1、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2が設置されている。
【0019】
次に、本実施形態の動作について説明する。本実施形態の浴槽用照明器具100は、図1に示すように、浴槽12内に水を張った状態で、浴槽12内に浮かべて使用される。前述のように、箱体下部11bには、金属板13が設置されているため、箱体11は、直立に近い状態で箱体11の透光部12の大部分を水面14上に出して浮かぶ。そして、水面14に波が立つと、波の力を受け、箱体11は図1の矢印のように振動する。
【0020】
図2において、箱体11が振動すると、箱体11内に収納された振動センサ10は、その振動を検出し、CPU8に出力する。そして、CPU8は、振動センサ10の出力に対応した電圧を各抵抗R1〜R3に印加する。これにより、各トランジスタTr1〜Tr3にはCPU8が出力する電圧に対応する電流が流れて、各発光ダイオード2〜4に電流が流れ、各発光ダイオード2〜4は発光する。ここで、CPU8は、光色変化パターン▲1▼〜▲3▼を記憶している。この光色変化パターンは、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4の各発光を組み合わせることにより実現される。例えば、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4の各発光を組み合わせることにより、図3に示す赤、橙、黄、緑、水色、青、紫の光色を順番に約30秒かけて循環させるパターン(光色変化パターン▲1▼)、図4に示す青、青紫、青、青紫の同色系の光色を循環させるパターン(光色変化パターン▲2▼)、図5に示す青、白、青の光色を循環させるパターン(光色変化パターン▲3▼)、がある。ここで、各色の切り換わりは、次第に色を変化させるようにしている。すなわち、フェードをかけるようにしているのである。
【0021】
そして、図6に示すように、電源スイッチSW1をONして動作を開始(START)させると、各発光ダイオード2〜4は、光色変化パターン▲1▼を繰り返すように発光する。そして、パターン切替ボタンB1を押すことにより、光色変化パターン▲1▼から光色変化パターン▲2▼に切り換わる。その後、各発光ダイオード2〜4は、光色変化パターン▲2▼を繰り返すように発光し、パターン切替ボタンB1を押すことにより、光色変化パターン▲3▼に切り替わる。そして、各発光ダイオード2〜4は、光色変化パターン▲3▼を繰り返すように発光し、さらにパターン切替ボタンB1を押すことにより、消灯(EXIT)する。
【0022】
また、CPU8は、振動センサ9の出力に基づいて、箱体11の振動の強弱を把握する。これにより、CPU8は、各発光ダイオード2〜4に対応する抵抗R1〜R3に印加する電圧値を調整し、振動が大きい場合には、各発光ダイオード2〜4に比較的大きな電流を通電させることにより、光強度の強い光を出力させる。また、振動が小さい場合には、各発光ダイオード2〜4に比較的小さい電流を通電させることにより、光強度の弱い光を出力させる。
【0023】
以上のように、複色の光色を出力する光源部1と、光源部1を発光させる制御回路5と、光源部1からの光を透過させる透光部12を備え光源部1及び光源部1を発光させる制御回路5を収納して浴槽内で浮遊させる箱体11と、からなる浴槽用照明器具100において、箱体11内に箱体11の振動を検知する振動センサー10を設け、制御回路5は、振動センサー10の出力により、光源部1からの光色又は光強度を変化させるようにしたので、浴槽の水面の振動により、光源の色又は光強度が変化し、趣向に富んだ光を出力することができる。
【0024】
なお、本実施形態においては、図6に示す動作を示したが、図7に示すように光色を変化させずに、光色を固定するパターンを加えてもよい。すなわち、電源スイッチSW1をONした後、光色変化パターン▲1▼、固定色、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼の順で光色を変化させるのである。さらにまた、図8に示すように、各色の切り換り時において、次第に色を変化させるのではなく、瞬時に色を切り替えるパターンを加えてもよい。すなわち、電源スイッチSW1をONした後、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲1▼(各色を瞬時に変化)、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼の順で動作させるのである。
【0025】
また図9に示すように、光色変化パターン▲1▼で光色を変化させた後、パターン切替ボタンB1を連続的に押す回数によって、光色変化パターンを変えるようにしてもよい。すなわち、電源スイッチSW1をONし、光色変化パターン▲1▼で光色を変化させた後、パターン切替ボタンB1を1回押した場合には、光色変化パターン▲2▼に移行し、その後動作を終了する。また、電源スイッチSW1をONし、光色変化パターン▲1▼で光色を変化させた後、パターン切替ボタンB1を2回連続して押した場合には、光色変化パターン▲3▼に移行し、その後動作を終了するのである。
【0026】
また、本実施形態においては、パターン切替ボタンB1を一つのみ設けたが、パターン切替ボタンB1を複数個設けた場合には、図10〜図12に示す色変化のパターンを選択することができる。すなわちパターン切替ボタンB1を3個設けた場合には、図10に示すように電源スイッチSW1をONした後、3個のパターン切替ボタンのうちいずれかを選択することにより、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼を選んで光色を出力させるのである。また、パターン切替ボタンB1を4個設けた場合には、図11に示すように電源スイッチSW1をONした後、4個のパターン切替ボタンのうちいずれかを選択することにより、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼、色瞬時切り替え、のいずれかを選んで光色を出力させるのである。そしてまた、パターン切替ボタンB1を5個設けた場合には、図6に示すように電源スイッチSW1をONした後、パターン切替ボタンを選択することにより、光色変化パターン▲1▼、光色変化パターン▲2▼、光色変化パターン▲3▼、色瞬時切り替え、固定色、のいずれかを選択することにより光色を出力させるのである。
(第2の実施形態)
つぎに第2の実施形態を図13に基づいて説明する。図13は、第2の実施形態の制御回路5及び周辺の構成を示す図である。本実施形態は、光源部1及び制御回路5の回路構成が、第1の実施形態と異なるが、他は同じである。
【0027】
すなわち、第1の実施形態では、光色を切り替えるために、赤色発光ダイオード2、青色発光ダイオード3、緑色発光ダイオード4を設けたが、本実施形態では、白熱電球22及びカラーフィルター板21を設けている。具体的には、白熱電球22の光の出力方向に、複数色のフィルタを有し、モータ20の駆動により回転するカラーフィルター板21を設置している。カラーフィルター板21の中心部には、駆動軸を介してモータ20が接続されている。また、制御回路5は、内部に定電圧電源7、CPU8、振動センサ9、を備えている。定電圧電源7の入力端子は、制御回路5の外部に設けた電源6に接続されている。定電圧電源7の出力端子は、モータ20、白熱電球22及びCPU8に接続されている。その他の接続は、第1の実施形態と同じである。
【0028】
以上の構成において、電源スイッチSW1の投入後、定電圧電源7は、電力を白熱電球22に供給し、白熱電球22を発光させる。そして、パターン切替ボタンB1及び振動センサ9の出力に応じて、モータ20を駆動させ、カラーフィルター板21を回転させる。白熱電球22からの白色光は、白熱電球22の光の出力方向に位置するフィルタの色に変換されて外部に出力される。そして、その他の動作は第1の実施形態と同じである。
【0029】
これにより、第1の実施形態浴槽と同様に、水面14の振動により、光色が変化するので、趣向に富んだ光を出力することができる。
【0030】
なお、以上の実施形態においては、箱体11の箱体下部11b表面に電源スイッチSW1、パターン切替ボタンB1、調整ボタンB2を設けたが、図14に示すように箱体11の底部に防水加工を施した底孔11dを設け、箱体11内部に設けた電源スイッチSW1と浴槽12の底に位置させる錘23とを紐24で繋ぐようにしてもよい。この構成により、紐24を水中で浴槽12の底方向に引っ張ることにより、電源スイッチSW1をON/OFFすることができる。また、紐24の長さを調節することにより、任意の水位で、浴槽用照明器具100の動作、停止を行うことができる。
【0031】
さらに、水位センサ及びブザー(図示はしない)を、箱体11の表面に設けてもよい。ここで、水位の設定は、紐24の長さで調節するようにする。以上の構成で、浴槽12に水を張り、水位が紐24の長さを超える場合には、水位センサが信号を出力し、これによりブザーを鳴らすことにより、浴槽12の水位が、設定した水位を超えたことを知らせる。
【0032】
また、以上の実施形態においては、制御回路5内に振動センサ10を設けたが、振動センサ10に加えて、水温センサ(図示はしない)を設けてもよい。水温センサとしては、たとえば温度変化に対して抵抗値が変化するサーミスタセンサを用いる。水温センサが水温を検出すると、CPU8は、その水温の高低を判別し、水温の低い場合には、たとえば、青系統で光色を変化させる。また、水温が高い場合には、赤系統で光色を変化させる。また、光色を変化させず固定し、水温が低い場合には光強度を弱くし、水温が高い場合には光強度を強くするようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、複色の光色を出力する光源部と、光源部を発光させる制御回路と、光源部からの光を透過させる透光部を備え光源部及び制御回路を収納して浴槽内で浮遊させる箱体と、からなる浴槽用照明器具において、前記箱体内に箱体の振動を検知する振動センサーを設け、前記制御回路は、振動センサーの出力により、光源部からの光色を変化させるものであるようにしたので、浴槽の水面の振動により、光色が変化するので、趣向に富んだ光を出力することができる。
【0034】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記制御回路は、所定の光色変化パターンを繰り返すように光源部を制御するものであるようにしたので、使用者の好みの色系統で光色を循環させながら趣向に富んだ光を出力することができる。
【0035】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、水温センサを備え、前記制御回路は、水温センサの出力によっても、光源部が出力する光色又は光強度を変化させるものであるようにしたので、請求項1の効果に加え、使用者が浴槽内の水の温度を視覚を通じて把握することができる。
【0036】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3記載の発明において、水位センサ及びブザーを備え、前記制御回路は、水位が所定の水位を超えた場合に、ブザーを鳴らすようにしたので、使用者が浴槽内の水位を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の浴槽用照明器具100を示す図である。
【図2】第1の実施形態の制御回路5及び周辺の構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態の光色変化パターン▲1▼を示す図である。
【図4】第1の実施形態の光色変化パターン▲2▼を示す図である。
【図5】第1の実施形態の光色変化パターン▲3▼を示す図である。
【図6】第1の実施形態の第1の動作例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の第2の動作例を示す図である。
【図8】第1の実施形態の第3の動作例を示す図である。
【図9】第1の実施形態の第4の動作例を示す図である。
【図10】第1の実施形態の第5の動作例を示す図である。
【図11】第1の実施形態の第6の動作例を示す図である。
【図12】第1の実施形態の第7の動作例を示す図である。
【図13】第2の実施形態の制御回路5及び周辺の構成を示す図である。
【図14】第1の実施形態の浴槽用照明器具100の別例を示す図である。
【符号の説明】
1 光源部
5 制御回路
6 電源
SW1 電源スイッチ
B1 パターン切替ボタン
B2 調整ボタン
7 定電圧電源
8 CPU
9 振動センサ
Claims (4)
- 複色の光色を出力する光源部と、光源部を発光させる制御回路と、光源部からの光を透過させる透光部を備え光源部及び制御回路を収納して浴槽内で浮遊させる箱体と、からなる浴槽用照明器具において、前記箱体内に箱体の振動を検知する振動センサーを設け、前記制御回路は、振動センサーの出力により、光源部からの光色を変化させるものであることを特徴とする浴槽用照明器具。
- 前記制御回路は、所定の光色変化パターンを繰り返すように光源部を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の浴槽用照明器具。
- 水温センサを備え、前記制御回路は、水温センサの出力によっても、光源部が出力する光色又は光強度を変化させるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浴槽用照明器具。
- 水位センサ及びブザーを備え、前記制御回路は、水位が所定の水位を超えた場合に、ブザーを鳴らすものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の浴槽用照明器具。
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