JP5294383B2 - スペクトルアナライザ用の周波数変換器における実際の線及びイメージ線の区別 - Google Patents

スペクトルアナライザ用の周波数変換器における実際の線及びイメージ線の区別 Download PDF

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Description

本発明は、周波数変換器に関する。更に詳細には、本発明は周波数変換器におけるイメージ線を防止する方法に関する。
スペクトル分析器(スペクトルアナライザ)は、分析されるべき信号の電磁スペクトルの各周波数に含まれるエネルギ、即ち電磁パワーを定量化する測定装置である。このような分析器は、典型的には、数百ヘルツ又はそれ以下から数ギガヘルツまでの周波数範囲で動作する。斯かる装置は、無線周波数及びマイクロ波システムを設計するために使用され、無線伝送を妨害するような電磁摂動を測定するのに特に有効である。斯かる装置は、専用の塔又は高い建物等に設置される通信システムの検証及び調整のためにも使用される。これら理由により、そして無線伝送が急速に成長している事業であるために、重量及び体積が、ユーザの安全性及び作業条件にとり益々重要になってきている。
最小周波数fminと最大周波数fmaxとの間のスペクトル(例えば、各周波数におけるパワー)を決定するためには、帯域通過フィルタにより動作スペクトルを走査し、該フィルタの出力においてパワーを測定する必要がある。該フィルタの帯域幅は、近接した信号を分離することができ、又は全帯域幅を高速で走査することができるように、可変でなければならない。斯かるフィルタ処理を全周波数範囲内で直接行う技術は存在しないので、分析されるべき信号は通常はヘテロダイン処理により所定の周波数に変換され、それに応じてフィルタ処理される。斯かるフィルタの帯域幅の最小値及び最大値は、当該装置の全体的性能に依存する。中級の装置の場合、上記フィルタは300Hzから3MHzまで1、3、10等のステップ比で可変である。
周波数変換器は基本的にはミキサである。ミキサは従来良く知られた部品であって、信号の乗算器であり、これら信号は、フーリエが示すように、正弦信号の和に分解することができる。この場合、ミキシング(混合)処理は正弦信号の乗算となる。説明の簡略化のために、当該ミキサは完全であると見なされる。即ち、乗算の第一次のみが考慮される。簡単な良く知られた方程式、
sin(A)・sin(B) =
0.5・[cos(A-B)−cos(A+B)]
を使用する。該式において、sinAは当該ミキサの入力における正弦信号であり、sinBは局部(ローカル)発振器(以下、LOと略称する)により供給される正弦信号である。
図1は、出願人により販売されているもののような市販のスペクトル分析器のフロントエンドに使用される、従来装置の一部を示している。本発明により解決されるべき課題を、この図を参照しながら簡単な数値例を用いて説明する。図1の装置はミキサ2を有し、該ミキサは分析されるべき信号と局部発振器4の周波数folの出力とを混合する。該ミキサの出力は周波数fiを中心としてフィルタ処理する帯域通過フィルタ6に供給される。第2ミキサ16及び第2局部発振器15は、この周波数fi(中間周波数IFと呼ぶ)を、容易且つ効率的な分析のための技術が存在するような最終周波数に変換する。フィルタ17は上記第2ミキサの出力における不所望な周波数を除去する。直接変換はフィルタ6の非常に高い選択性を要するが、これは、殆どの場合、ここで述べるような形式の装置にとり不適である。
図1の装置の動作は以下の通りである。局部発振器4及びミキサ2は、当該変換装置により受信される信号を中間周波数fiの信号に変換する。この周波数において、帯域通過フィルタ6は上記ミキサにおける混合により生成されるスプリアス周波数と呼ばれる不所望な周波数を除去する。上記ミキサは、入力信号周波数が第1局部発振器の周波数より低い及び高い場合に周波数fiの信号を生成する。詳細には、
|fol−fin| =
fi
(1)
となり、ここで、finは上記ミキサへの信号入力における周波数線(frequency
ray)である。
図1の装置に供給される信号に所定の周波数finの線が存在するかを判定するために上記局部発振器の周波数は、
fol−fin =
fi
(2)
のように制御される。
このように、上記局部発振器が周波数fol=fi+finに設定された場合、フィルタ6の出力における信号は上記ミキサに供給された信号におけるfinの線を表すものとなる。
上記局部発振器の周波数が(2)に従い選択された場合、イメージ周波数と呼ばれる周波数fin’も、ミキサ2及びフィルタ6の出力に周波数fiの線を生成し得る。確かに、
fol = fin +
fi
(2’)
と仮定すると、上記ミキサに供給される信号における、
fin’= fol + fi
= fin + 2・fi
(3)
なる周波数の線も該ミキサの出力にfiの線を発生させるであろう。確かに、上記ミキサは、
fin’−fol = fi
の信号を形成する。
このように、上記発振器の周波数の所定の値に対して、上記ミキサの出力における線は、検索された周波数finを表すものであり得るが、イメージ周波数が存在することを示すものでもあり得る。斯かるイメージ周波数は、検索された周波数に対して2・fiのオフセットである。
上記発振器の周波数が入力信号のスペクトルを提供するために掃引される場合、入力信号の所定の周波数finにおける線に対して、線は、
fol = fin+fi
及び
fol’= fin−fi
に現れる。
これは、入力における信号当たり、上記ミキサの出力において2つの線を形成する。
例えば、中間周波数が400MHzであると仮定する。また、入力信号にはfin=10GHzに実際の線(actual ray)が存在すると仮定する。入力信号における10GHz周辺の線を検索するために、当該発振器はfol=10.4GHzなる周波数に設定される。この場合、前記ミキサの出力に線が現れ、これが期待した線である。しかしながら、上記発振器がfol=10.4GHzに設定された場合、当該スペクトルにおけるfin’=10.8GHzの線も、信号が上記ミキサの出力に400MHzの周波数で現れるようにさせる。
掃引モードにおいて、入力信号にはfin=10GHzの線が存在すると仮定する。前記ミキサの出力における信号は、folが10.4GHzである場合に現れる。しかしながら、該ミキサの出力における信号は、当該発振器がfol=9.6GHzなる周波数に設定された場合にも現れる。
両方の場合において、イメージ線(image ray)の問題が存在する。
この既知の問題に対する1つの解決策は、当該変換器に供給される信号を、前置フィルタとして知られている設定可能なフィルタ1によりフィルタ処理することである。上述した例において、前記発振器の周波数が10.4GHzに設定された場合、10.8GHzのイメージ周波数を防止するために入力信号を10GHz近辺でフィルタ処理することができる。この解決策は、かなり高価であって、広い周波数範囲(例えば、3〜50GHz)にわたり実施化するのが困難であり、我々の知るところ、より広い範囲に対しては今まで市販製品は存在しない。また、この前置フィルタ1は重く、かなり大きく、高電力消費を要し、これは電池で働く移動体システムにとり大きな不利益となる。上記に見られるように前記フィルタ1を使用する場合、第1IFの周波数は、イメージ線をフィルタしなければならない前置フィルタ1の限られたQ(quality
factor)のため概ね400MHz周辺となることに注意されたい。これは、第2ミキサ及び第2発振器を必要とすることの説明となる。
他の解決策は、30GHzより上の非常に高い周波数に対し出願人によりR3272なるリファレンスで販売されているスペクトル分析器に現在使用されている。所定のスペクトルを分析するために、2つの連続する掃引結果が重ね合わされる。最初の掃引では、
fol−fin =
fi
(2)
と仮定し、スクリーン(x座標は周波数である)上に線を、
fol−fi =
fin
(4)
なる周波数において表示する。当該発振器が周波数folに設定されている場合、当該ミキサの出力に信号が存在する如何なる時も、自身のパワーレベルに比例する線が該スクリーン上に表示される。当該ミキサに対する信号入力にfinの線が存在すると仮定すると、該ミキサの出力には、
fol−fin =
fi
(2)
の場合、及び
fin−fol =
fi
(5)
の場合に信号が存在する。(2)の場合、スクリーン上には線をfinにおいて表示し、(5)の場合には、スクリーン上に線をfin-2・fiにおいて表示する(該線は当該ミキサに対する信号入力における実際の線には対応しないイメージ線である)。
第2の掃引においては、
fin−fol =
fi
(5)
と仮定し、当該発振器が周波数folに設定されている場合、当該ミキサの出力に信号が存在する如何なる時も、スクリーン上に線を、
fol+fi =
fin
(6)
なる周波数において表示する。当該ミキサに対する信号入力においてfinの線が存在すると仮定すると、該ミキサの出力には、
fol−fin =
fi
(2)
の場合、及び
fin−fol =
fi
(5)
の場合に信号が存在する。(5)の場合、スクリーン上には線をfinで表示し、(2)の場合には、スクリーン上に線をfin+2・fiにおいて表示する(該線は当該ミキサに対する信号入力における実際の線には対応しないイメージ線である)。
finにおける所定のスペクトル線に対し、上記2つの掃引が同一のスクリーン上に連続して順次表示される場合、該スクリーン上には3つの線、すなわち、
− 両掃引に存在するような周波数finにおける1つの線;
− 上記掃引の一方に現れるような、周波数fin’= fin−2・fiにおける1つの線;
− 上記掃引の一方に現れるような、周波数fin’= fin+2・fiにおける1つの線、
が現れる。
第1の線はスクリーン上で安定しているが、他の2つは、2つの掃引における一方にしか現れないので、ちらつく。これは、イメージ線を区別し、入力信号に実際に存在する周波数線を突き止めるのを可能にする。
再度、第1中間周波数が400MHzであると仮定する。また、入力信号にはfin=10GHzの線が存在すると仮定する。最初の掃引において当該発振器が周波数fol=10.4GHzに設定された場合、ミキサの出力には、10GHzの期待された線に対応する線が現れる。しかしながら、fol=9.6GHzの場合にも上記ミキサの出力には信号が存在し、これは当該スペクトルにおけるfin’=9.2GHzのイメージ線に対するものである。最初の掃引においては、線が9.2及び10.0GHzにおいて表示される。
2番目の掃引においては、当該発振器が周波数fol=9.6GHzに設定された場合にミキサの出力に線が現れ、これはfin=10GHzの期待された線に対応する。また、fol=10.4GHzの場合にも該ミキサの出力に他の線が存在し、これは当該スペクトルにおけるfin”=10.8GHzのイメージ線に対するものである。該2番目の掃引においては、10.0及び10.8GHzの線が表示される。
上記2つの掃引が当該装置のリフレッシュ速度で表示される場合、9.2及び10.8GHzの線はちらつく一方、10.0GHzの線は安定している。これは、ユーザが実際の線を区別すると共に、他の2つの線がアーチファクトであると理解するのを可能にする。
本発明は下記の新たな課題に基づくものでもある。即ち、特定の状況下では、2つの掃引の下での従来の動作は満足のゆくものではない場合がある。例えば、入力信号に2つの線が存在すると仮定する。斯かる線の間の特定の間隔に対して、入力信号における如何なる実際の線を実際に表すものではなく、両方の実際の線に対して同一であるようなスプリアス応答を単に表すような安定した線が現れ得る。
より詳細に、上記入力信号がfin1及びfin2の2つの線を有し、fin1<fin2であると仮定する。或る掃引はfin1、fin2、fin’1=fin1-2・fi及びfin’2=fin2-2・fiに線を発生する。2番目の掃引はfin1、fin2、fin”1=fin1+2・fi及びfin”2=fin2+2・fiに線を発生する。例えば、
fin’2
= fin”1
(7)
即ち、
fin1+2・fi
= fin2−2・fi
fin2
= fin1+4・fi
と仮定する。
この場合、スクリーン上には3つの安定した線と、2つのちらつく線とが現れる。
400MHzの同じ例を用いて、入力信号にfin1=10GHz及びfin2=11.6GHzの2つの線が存在すると仮定する。最初の掃引においては、当該発振器が周波数fol=10.4GHzに設定された場合にミキサの出力に線が現れ、これはfin1に対応する。しかしながら、fol=9.6GHzの場合にも該ミキサの出力に信号が存在し、これは当該スペクトルにおけるfin’1=9.2GHzのイメージ線に対するものである。同様にして、fin2の第2の線に対しては、当該発振器が周波数fol=12.0GHzに設定された場合にミキサの出力に線が現れ、これはfin2に対応する。また、fol=11.2GHzの場合にも該ミキサの出力に信号が存在し、これは当該スペクトルにおけるfin’2=10.8GHzのイメージ線に対するものである。
第2の掃引においては、当該発振器が周波数fol=9.6GHzに設定された場合にミキサの出力に線が現れ、これはfin1に対応する。しかしながら、fol=10.4GHzの場合にも該ミキサの出力に信号が存在し、これは当該スペクトルにおけるfin”1=10.8GHzのイメージ線に対するものである。同様にして、fin2の第2の線に対しては、当該発振器が周波数fol=11.2GHzに設定された場合にミキサの出力に線が現れ、これはfin2に対応する。また、fol=12.0GHzの場合にも該ミキサの出力に信号が存在し、これは当該スペクトルにおけるfin”2=12.4GHzのイメージ線に対するものである。
このように、10、10.8及び11.6GHzの安定した線がスクリーン上に現れ、9.2及び12.4GHzのちらつく線もスクリーン上に現れる。しかしながら、上記10.8GHzの線もイメージ線である。即ち、該線は第2掃引における第2の実際の線のイメージ線であり、且つ、第1掃引における第1の実際の線のイメージ線である。
勿論、この新たな問題は2つの実際の線に限られるものではなく、対となる線が4・fiに相当する周波数だけ隔てられている場合には、3以上の線に対しても存在する。
本発明は、この新たな課題に対する解決策を提供する。本発明は、入力信号における線の数及び位置が如何様であっても、少なくとも第1掃引を実行した後に、該入力信号における実際の線に対する如何なる疑念も回避するために掃引の実行を進めることを提案するものである。
幾つかの実施例においては、本発明は他の問題にも対処する。該問題は、スクリーン上での連続する掃引の表示が、実際の、即ち安定した線とイメージの、即ちちらつく線との間を区別することを非常に困難にし得るということである。これは、線の数が増加する場合に特にそうである。
本発明の幾つかの実施例は、この問題に対する解決策を、イメージ線を除去するために信号をデジタル的に処理することにより提供する。
更に詳細には、本発明は、請求項1に記載されたような、入力信号の周波数線から実際の線及びイメージ線を発生する周波数変換装置において発生されるイメージ線及び実際の線を区別する方法を提供する。従属請求項は、好ましい実施例を規定する。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面を参照して限定しない例示として示す本発明の実施例の下記説明から明らかとなるであろう。
本発明は、実際の線とイメージ線とを区別するために第3の掃引を続行することを提案する。該第3の掃引は、第1及び第2の掃引において識別された線に基づき実行されて、実際の及びイメージの線に関する如何なる可能性のある疑念も除去する。
もっと一般的には、本発明は、実際の線及びイメージ線を提供する少なくとも第1の掃引を、次いで、該少なくとも第1の掃引では区別することができない実際の線及びイメージ線を区別するための更なる掃引を続行することを提案する。上記更なる掃引は前記少なくとも第1の掃引において識別された線に基づいて実行され、これにより実際の及びイメージの線に関する如何なる疑念も除去する。
また、本発明は、後述するように、スクリーン上の表示からイメージ線を除去することも提案する。
また、本発明は後述のように選択された2つのフィルタにより構成される第1中間周波フィルタを使用することも提案する。
上記第1及び第2の掃引は従来の解決策におけるように実行することができ、ここでも、これは第1及び第2の掃引を実行するために要するハードウェアの如何なる実際の変更も回避することができる。2つの掃引を、後述するように、異なる条件の下で続行することもできる。
かくして、入力信号にはnを整数とした場合に周波数fin1ないしfinnの幾つかの線が存在すると仮定する。ここでも、中間周波数fiはミキサの出力端におけるフィルタの帯域幅内である。
第1の掃引は、前述したように、
fol−fini
= fi
(8)
なる仮定の下で実行することができる。この場合、該掃引は、
fini (iは1からnまで変化)
において期待された線を生成する。該第1の掃引は下記の周波数でイメージ線も生成する:
fin’i
= fini−2・fi
言い換えると、第1の掃引に関しては、入力信号における実際の各線に対して2つの線が見付かる。これら線のうちの一方は入力信号に存在する実際の周波数線により発生されるが、他方のものはイメージ線である。ミキサの出力において斯かる2つの線を区別する方法はない。
第2の掃引は、該第2の掃引の実際の線が第1の掃引の実際の線と同一となり、加えて、該第2の掃引のイメージ線が、少なくとも殆どの状況下では、第1の掃引のイメージ線に対してオフセットされるように実行される。これは、局部発振器の及びフィルタの周波数を同じオフセットεだけシフトする(ずらす)ことにより実行することができる(勿論、εは零には等しくない)。該周波数オフセットεは、通常は入力周波数又は局部発振器周波数よりも小さく、後に分かるように、正又は負とすることができる。この場合、先の式(8)は、
fol+ε−fini
= fi+ε
(9)
となる。しかしながら、イメージ線は、
fin”i
= fini−2(fi+ε) = fin’i−2・ε (10)
により与えられる周波数fin”iにおけるものとなる。
第2の掃引におけるイメージ周波数は、検索される実際の周波数に対して2・(fi+ε)だけオフセットされる。更に、第2の掃引におけるイメージ周波数は、第1の掃引におけるイメージ周波数に対して2・εだけオフセットされる。かくして、第2の掃引は、期待される線を、
fink (kは1からnまで変化)
に生成する。また、該第2の掃引は下記の周波数においてイメージ線を生成する:
fin”k
= fink−2・(fin + ε) = fin’k−2・ε
これは、εが-2・fiに等しい場合にスペクトル分析器R3273において使用される解決策に対応することに注意されたい。しかしながら、本発明によれば、上記オフセットは必ずしも+/-2・fiである必要はなく、如何なる他の値もとることができる。
従来技術の解決策は、イメージ線と実際の線との間を区別するためにイメージ線fin’j及びfin”kが異なる周波数にあるという事実に依拠している。前述したように、この解決策は、入力信号に、少なくとも1つの組の整数(j,k)に対して、
fin”k
= fin’j
となるような周波数間隔の線が存在する場合に不充分となり得る。
かくして、本発明は実際の線とイメージ線との間を区別するために第3の掃引を続行することを提案する。該第3の掃引においては、第2の掃引におけるのと同様に、実際の線は第1及び第2の掃引における実際の線と同一であり、該第3の掃引のイメージ線は第1及び第2の掃引のイメージ線に対してオフセットされる。好ましくは、第3の掃引は、該第3の掃引におけるイメージ線が、第1及び第2掃引において混同されたイメージ線からは相違するように実行される。
第3掃引を実行するために、局部発振器の及びイメージの周波数は、第1オフセットεとは異なる第2オフセットε(εは、勿論、零には等しくない)だけシフトされる。これは、実際の線とイメージ線とを区別するのを可能にする。即ち、上記式(9)は、
fol+ε2−fini
= fi+ε2
(11)
となる。しかしながら、イメージ線は、
fin”’i
= fini−2(fi + ε2)

= fin’i−2・ε2

= fin”i−2・(ε2−ε)
(12)
により示される周波数fin”’iにおけるものとなる。
第3掃引におけるイメージ周波数は、検索される周波数に対して2・(fi+ε2)だけオフセットされる。更に、第3掃引におけるイメージ周波数fin”’iは、第1掃引におけるイメージ周波数fin’iに対して2・ε2だけオフセットされ、第2掃引におけるイメージ周波数fin”iに対して2・(ε2−ε)だけオフセットされる。このようにして、第3掃引は期待される線を、
finl
(lは1からnまで変化)
において生成する。また、該第3掃引は下記の周波数においてイメージ線を生成する:
fin”’l
= finl−2・(fi+ε2) = fin’l−2ε2 (13)
好ましくは、第2オフセットεは、第3掃引で生成されるイメージ線が第1及び第2掃引の両方において生成される如何なる線とも相違するように生成される。これは、第1及び第2掃引の後に、どの線が第1及び第2掃引で同じに形成されたかを判定することにより実行することができる。同じ線は実際の線を有している。即ち、前述したように、実際の線は第1及び第2掃引において確かに同じとなる。更に、イメージ線は、整数の対(j,k)に対して、
fin”k
= fin’j
の場合、即ち、
finj−fink
= 2・ε
の場合に、第1及び第2掃引において重なり合わされ得る。
第1及び第2掃引が実行された後、両掃引に現れた線を識別することができる。この説明の残部においては、これら線はFと記し、ここで、tは1≦t≦mなる整数であり、mは両掃引に現れる線の数である。
両掃引に現れる全ての線が実際の線と仮定すると(もっとも、これらの幾つかは実際には重ね合わされたイメージ線である)、有限数の線の対が存在し、この有限数はm・(m-1)/2である。第2オフセットεの値は、如何なる場合にも上記線の対が第1掃引で生成されたものに対して異なるイメージ周波数を生成するように選定することができる。これは、1≦t≦m及び1≦u≦mとした場合、全ての可能性のある整数の値t及びuに対して、
ε2 ≠ (Ft−Fu)/2
(14)
となる場合に保証される。
他の例として、第2オフセットεの値は、如何なる場合にも上記線の対が第2掃引で生成されたものに対して異なるイメージ周波数を生成するように選定することができる。これは、1≦t≦m及び1≦u≦mとした場合、全ての可能性のある整数の値t及びuに対して、
ε−ε2 ≠ (Ft−Fu)/2
(15)
となる場合に保証される。差分ε - ε2は、第2掃引の中間周波数に対する第3掃引の中間周波数のオフセットに対応する。
このようにして、第3掃引に対するオフセットεを、該第3掃引において発生されるイメージ線が第1及び第2掃引において発生される全てのイメージ線から相違するように選定することが可能である。これは、イメージ線と実際の線とを区別するのを可能にする。即ち、
− 実際の線は、3つの全ての掃引に存在する一方、
− イメージ線は、最大の場合に、最初の2つの掃引において同一の周波数に存在する。
(14)に又は代替的に(15)に示される条件は、全ての状況において全ての周波数の対に対してチェックされる必要はないことに注意すべきである。確かに、(14)を考察すると、例えばεがfiより小さいと仮定した場合、各線Ftの±2・fi周辺の周波数対のみをチェックすればよい。これは、第1及び第2掃引が実行された後にチェックされるべき線の対の数を制限する。
本発明の方法は、入力信号においてどの様な組の実際の線であっても、有効である。確かに、説明するように、第2オフセットの選定を第3掃引における如何なる重なり合うイメージ線をも除去するように適合させることができる。
図2は、本発明を実施する回路の回路図である。図1の回路と同様に、図2の回路は分析されるべき信号と第1局部発振器4の周波数folの出力とを混合するミキサ2を有している。該ミキサの出力は、周波数fi周辺をフィルタすると共に上記混合処理における全ての他の生成結果を阻止する帯域通過フィルタ6に供給される。
適切な分解能を持つ現状技術のADC(アナログ/デジタル変換器)は、一般的に、マイクロ波信号の直接ダウン変換のための充分に高い周波数では動作することができない。かくして、第2局部発振器15及び第2ミキサ16並びにローパスフィルタ17を使用することにより第2の変換がなされる。
3掃引方法を実施する場合、1つの解決策は、例えばfiの10%のような充分に広いフィルタ6を使用すると共に、第2LO 15の周波数を、最終周波数を一定に保持するために、それに応じて変化させることである。現状技術のフィルタ回路(アナログ又はデジタル)に対しては最終周波数を一定に保つことが好ましい。前述したスペクトル分析器R3273に対するような従来技術と同様に、LO
4の周波数をオフセットfiで信号周波数の上側及び信号周波数の下側に設定することにより第1及び第2掃引を実行することができる。実際に、これはε=+/-2・fiなる特別な場合を意味する。また、これはLO
4の必要な帯域幅が、2xfiだけ増加された分析する入力信号の帯域幅でなければならないことも意味する。該帯域幅を2・fiだけ増加させることは、一般的に、マイクロ波システムにとり及び特にマイクロ波周波数の発振器にとり望ましくない。
図2に示す本発明の実施例は、この不利益を回避する。該実施例は、スクリーン上の実際の線及びイメージ線を分離するために第1のものから充分に離れているが、LO
4の周波数を常に入力信号の同じ“側”(即ち、上又は下の何れか)に維持する可能性を与えるような他の中間周波数を利用する。この解決策は、単に、εの特定の選択である。フィルタ6は、有利には、各々が固定のフィルタ周波数又は帯域幅を持つ2つの帯域通過フィルタ18及び19の組により置換される。フィルタ18は第1の掃引に使用され、フィルタ19は第2の掃引に使用される。このために、フィルタ18及び19は、2つの共通の高絶縁スイッチ20及び21を用いることにより、使用され又は当該回路から分離される。これらのフィルタ及びスイッチは、RFシステムに使用される低価格技術を用いて作製することができる。特に、フィルタ18及び19はSAW技術を使用することができ、上記スイッチはGaAsスイッチとすることができる。
第3掃引は、フィルタ18の帯域幅内又はフィルタ19の帯域幅内の第3の中間周波数値に対してεを選択することにより実行される。第2LO
15の周波数は、最終周波数を一定に維持するために各掃引に対して、それに応じて変化される。
第2LO 15のコスト及び複雑さを低減するためには、フィルタ18及び19を、ミキサ16において互いのイメージとなるように選択するのが有利である。これは、2つの掃引の過程に対してフィルタ18及びフィルタ19は交互に使用されるが、第2LO
15の周波数は一定となることを意味する。3掃引方法に対しては、第2LO 15は変化するが、低分解能で数パーセントのみであり、εを選択し低コストに留まるための数々の解決策を提供する。
本発明は、上述したようなマルチキャリア信号に適合すると共に、ミキサにおける混合処理により発生される高調波にも適合する。これらの高調波は、マルチイメージ信号のように現れる。何故なら、適用されるオフセットが、これらイメージに対する高調波次数により単に乗算されるからである。εに対する最良の選択を決定することのみが、当業者の技術において僅かに複雑となるであろう。
第2ミキサ16の出力において、当該信号はスクリーン上に表示されるように処理される。即ち、フィルタ17により供給される信号は、先ずA/D変換器8によりデジタル信号に変換される。変換された後、該信号は処理ユニット10に供給される。該処理ユニットは、可変発振器4の周波数を制御し、フィルタ18又はフィルタ19を選択し、第2発振器15の周波数を制御する。更に、該処理ユニットはバッファ12から読み取り、及び該バッファへ書き込むことができる。該処理ユニットは、表示メモリを有するスクリーン14へ信号を表示することもできる。
図2の装置の動作を、図3を参照して説明する。簡略化及び明瞭化のために、局部発振器4の周波数はステップ状に変化し、1つの掃引の間において該発振器の周波数は増加し、本例において入力スペクトルは周波数fminとfmaxとの間で分析されると仮定する。また、簡略化のために、上記ステップの分解能は、フィルタ17の出力における信号を古典的にフィルタ処理し、好ましくは処理ユニット10により実施化されるデジタルフィルタからなるような分析フィルタ(図示略)の帯域幅に匹敵するものと仮定する。

当該処理は、第1掃引が実行されることで開始する。ステップ20において、フィルタ6の周波数は所定の周波数fi1(例えば、フィルタ18に対応する)に設定される。この場合、局部発振器4の周波数は最低値fmin+fi1に設定される。ステップ21において、局部発振器4は掃引され、各周波数ステップにおいて、処理ユニット10はフィルタ17の出力における信号のパワーレベルを検出すると共にバッファ12に記録する。本発明の最も単純な実施例では、バッファ12はスクリーン14の表示メモリにおける周波数軸の点の数と等しい複数の点(分析される周波数に対応する)を単に記憶し、処理ユニット10はスクリーン14上に表示されるべき情報をバッファ12に書き込む。
ステップ22において、既にバッファ12内にあるデータの有効性のチェックを実行する。現在の設定に対してなされた最初の掃引である場合、計算を実行することはできず、上記バッファはステップ23においてスクリーン上に書き込まれる。ステップ30が選択される場合は後に説明する。
ステップ23の後、ステップ40において第2掃引が準備される。即ち、フィルタ6の周波数が所定の周波数fi2(即ち、fi1+εであり、例えばフィルタ19に対応する)に設定され、局部発振器4の周波数folは、選択された“側”に応じて最低値fmin+fi2又はfmin-fi2に設定される。ステップ41において、局部発振器4が掃引され、各周波数ステップにおいて、処理ユニット10はフィルタ17の出力における信号のパワーレベルを検出し、バッファ12に記録する。
ステップ42においては、結果をスクリーン14に書き込むことからなる、従って実際の線はスクリーン14で安定した線となる一方、イメージ線がスクリーン14上でちらつくような簡単な解決策を使用するのを選択することができる。次いで、当該処理はステップ20にループして戻る。
ステップ42における第2の選択は、第1掃引に関する表示メモリにおける及び第2掃引に関するバッファ12における各同一の記憶された周波数点に対して最小パワーレベルを選択することによりイメージ打消処理(ステップ50)を実行する。この最小レベルは表示メモリに同一の周波数点で記憶され、従ってステップ51に示すようにスクリーン14上に表示される。実際の線はバッファ12及び表示メモリの各周波数点に対して同一であり、これら線はスクリーン14に表示されたままとなる。言い換えると、上記最小レベルは実際の線に対しては所定の周波数においてバッファ12及び表示メモリ内で同一となる。バッファ12及び表示メモリにおいて同一の周波数位置にはないイメージ線の場合、計算中の周波数に対する最小レベルは、実際には、当該装置のノイズフロアとなる。従って、このノイズフロアのレベルが表示メモリに記憶され(ステップ51)、このイメージ線の代わりにスクリーン14に表示される。
この段階で、スクリーン14は第1イメージ打消処理の結果を示す。
ステップ52において、イメージ線の殆どは除去されている。かくして、表示メモリにおける各組の線の周波数の隔たりを計算し、1以上の組が2・|fi2-fi1|だけ離隔されているなら第3掃引の第3中間周波数fi3(即ち、fi12)を設定するための第2オフセットεの最良の選択を決定することが容易となる。
曖昧さが存在しない場合、即ち何れの組も2・|ε21|により隔てられていない場合、第3掃引は必要ではなく、当該処理はステップ20で継続し、それ以外の場合はステップ61において第3掃引が準備される。
ステップ61において、フィルタ6の周波数は、それに応じて選択された周波数fi3に設定され、局部発振器4の周波数folは、選択された“側”に応じて最低値fmin+fi3又はfmin-fi3に設定される。ステップ62においては、局部発振器4が掃引され、各周波数ステップにおいて、処理ユニット10はフィルタ17の出力における信号のパワーレベルを検出してバッファ12に記録する。
ステップ63において、表示メモリとバッファ12との間の各点に対する最小レベルを選択し、該最小レベルを同じ周波数点で表示メモリに書き込むことにより、イメージ打消処理がもう一度実行される。かくして、当該結果はステップ64に示すようにスクリーン上に書き込まれる。このステップにおいては、ステップ51においてスクリーン14上に残存し得たイメージ線が除去されている。
当該処理はステップ20においてステップ22まで継続し、該ステップ22においては、スクリーン上のデータが2以上の掃引の有効な結果であるので、ステップ30が選択される。
本発明は上述したアルゴリズムに限定されるものではなく、該アルゴリズムは、基礎となる原理は同じままではあるが一層効率的となるように変更することができる。
このように、本発明はスクリーン上に実際の線のみを表示し、イメージ線を表示しないようにすることを可能にする。かくして、ユーザにとりイメージ線と実際の線との間を視覚的に区別する必要はなく、加えて、入力信号において実際の線がどの様であっても、イメージ線は除去される。
例えば、入力信号にfin1=10GHz及びfin2=9.92GHzの線が存在すると仮定する。また、fi1は420MHzであり、Folはfiniの下側にあると仮定すると共に、最終周波数が20MHzにあると仮定すると、第2LO
15は400MHzとなるであろう。前述したように、第1掃引は実際の線を10及び9.92GHzに発生し、イメージ線を9.16及び9.08GHzに発生する。
また、fi2が380MHzであり(即ち、ε=−40MHz)、Folはfiniの下側にあり、最終周波数及び第2LOの周波数は変わらないと仮定する。前述したように、第2掃引は:
− 実際の線を10及び9.92GHzに、イメージ線を9.24及び9.16GHzに、
発生する。
最初の2つの掃引の後、且つ、第1打消処理を適用した後では、表示メモリに3つの線が9.16、9.92及び10GHzに残存する。9.16GHzにおけるイメージ線は除去されていない。第2オフセットεの絶対値は、(10-9.16)/2=420MHzから、(10-9.92)/2=40MHzから、及び(9.92-9.16)/2=380MHzからは相違しなければならない。結果として、第3掃引のための続く中間周波数は、fi1+ε2、即ち0、40、380、460、800及び840MHzからは相違しなければならない。かくして、例えばFi3=425MHz及びFolをfiniの下側に選択すると、第2LOの周波数は、最終周波数が20MHzのままとなるように405MHzに設定される。前述したように、第3掃引は実際の線を10及び9.92GHzに発生し、イメージ線を9.15及び9.07GHzに発生する。
前記打消処理を適用した後、該第3掃引の終了時に残存する線は10.0及び9.92GHzの実際の線のみである。
他の実施例では、第3掃引において実行されるイメージ線区別処理が、第2掃引で既に実行されるようにする。この場合、第3掃引は省略される。第1掃引は、先に述べたのと同様の方法で実行される。言い換えると、第1掃引のために第1中間周波数fi1(フィルタ6のフィルタ周波数に対応する)が選択され、該第1掃引は先の実施例に関して既述したのと同様の方法で期待される線及びイメージ線を生成する。
第1掃引の後に、第2掃引が先の実施例におけるのと同様に実行される。従って、この第2掃引は、該第2掃引の実際の線が第1掃引の実際の線と同一となるように実行される。しかしながら、先の実施例においては殆どの状況下において第2掃引のイメージ線が第1掃引のイメージ線に対してオフセットされたのに対し、ここでは、第2掃引は、該第2掃引のイメージ線の全てが第1掃引のイメージ線に対してオフセットされるように実行される。これは、局部発振器の及びフィルタの周波数を先の実施例におけるのと同じオフセットε(勿論、εは零には等しくない)だけシフトすることによっても実行することができる(式(9)に関する説明を参照されたい)。第2掃引の間の中間周波数はfi2=fi1+ε(ここでも、εは正又は負の何れかとすることができる)であり、フィルタ6のフィルタ周波数に対応する。しかしながら、本例の場合、オフセットεは第2掃引のイメージ線の全てが第1掃引のイメージ線に対してオフセットされるように選択される。先の実施例で示したのと同様に、第1掃引のイメージ線と第2掃引のイメージ線とは、2つの実際の線が2・εだけ隔てられている場合に重なり合わされる。第2掃引のイメージ線の全てが第1掃引のイメージ線に対してオフセットされるのを保証するために、第1掃引の間に発生される全ての線が実際の線であると仮定することができる。この場合、オフセットεは、第1掃引の間に発生された如何なる組の線の周波数の差の半分とも相違するように選択される。
言い換えると、第1掃引の間にn個の線(実際の線及びイメージ線)が発生される場合、各線をF(iは1からnまでの整数)により示すと、オフセットεは、1≦t≦n及び1≦u≦nとした場合に全ての可能性のある整数t及びuに対して:
ε≠(F−F)/2
となるように選択される。
勿論、第2ミキサ16及び第2LO 15が使用される場合は、第2LO
15の周波数も、第1掃引に対し第2掃引のために、ミキサ16の出力において同一の最終周波数を維持すべく変更される。
結果として、実際の線のみが第1及び第2掃引において重なり合う一方、イメージ線は重なり合うことがなく、かくしてイメージ線と実際の線を区別することを可能にする。
この実施例の実施化は、先の実施例と同様に、第1掃引の間にフィルタ17の出力におけるパワーレベルを表示メモリに記憶することにより(これは、スクリーン14上に表示される)、及び第2掃引の間においてフィルタ17の出力におけるパワーレベルをバッファ12に記録することにより行うことができる。次いで、処理ユニット10は、第1掃引に対する表示メモリ及び第2掃引に対するバッファ12における各々の同一の周波数点に対して最小のパワーレベルを選択し、この最小レベルを表示メモリに同一の周波数点で記憶し、これがスクリーン14上に表示される。結果として、全ての実際の線がスクリーン14上に表示される一方、全てのイメージ線は除去され、当該装置のノイズフロアレベルにより置換される。前述したように、フィルタ6は、第1掃引に対してはfi1の周辺において、第2掃引に対してはfi2の周辺においてフィルタ処理を行うことができるように選択されるが、充分な帯域幅を備える単一のフィルタでも充分であり得るので、必ずしも2つのフィルタ18及び19を有する必要はない。
前記3掃引の実施例が、より有利である。何故なら、3掃引実施例を用いる場合、殆どのイメージ線は第2掃引において既に区別されるので、計算は第1及び第2掃引において重なり合う線に対してのみ実行すればよい点から、3掃引実施例は、第3掃引に対するオフセットεを決定するために2掃引実施例に対してオフセットεを決定するよりも計算量が少ないからである。
本発明は、特にスペクトル分析器に適合する。しかしながら、本発明は上記に例示した実施例に限定されるものではない。特に、イメージ線及び実際の線を表示する回路並びに打消処理は、本発明を実施する以外の目的に使用することもできる。この回路及び打消処理を、従来の分析器で2つの掃引の結果を表示するために使用することもできる。図2の回路は例示的なものに過ぎない。線の間の処理及び比較は、適切なアドレス処理及び書き込みロジックが設けられる限り、前記バッファで実施することもできる。
更に、図2のもの以外の他の回路を使用することもできる。例えば、第1及び第2掃引の結果を別個に記憶し、次いで結果としてのスペクトルを計算することもできる。第2オフセットを計算するために、第1及び第2掃引において重なり合う安定した線のみならず、第1及び第2掃引で得られる全ての線も考慮に入れることができる。これは、計算を一層困難にさせるかも知れないが、それでも動作する。他の表示又は記録方法が使用されるなら、第3掃引の終了時に得られる線はスクリーン上に表示する必要はない。
本発明の上記実施例は、イメージ線打消処理を実施化するために表示メモリを利用し、第1LOの如何なる周波数走査ステップにも適合し得る。通常は、分析される周波数点の数は表示メモリにおける点の数よりも大きいので、当該スペクトル分析器の内部処理は、好ましくは、分析される周波数点の数を表示メモリの点の数に適合させるように設計される。線が互いに非常に接近している場合、当該スペクトル分析器は、斯かる線の周辺でズームを行うことによる以外、スクリーン上でこれらを分離することはできない。イメージ線打消処理も、同じ制約を受ける。
本発明は、好ましい実施例を参照して説明された。しかしながら、多くの変形例が本発明の範囲内で可能である。例えば、本発明を4以上の掃引を用いて実行することもできる。特に、各々の掃引の間において中間周波のための他のオフセットが使用されるような3以上の掃引を実行し、全ての以前の掃引において重なり合うイメージ線を、重なり合う実際の線から区別するための更なるオフセットを決定して最終掃引を実行することもできる。更に、前述した重なり合う線の決定及び特に最小レベルの決定は、2つの掃引に対する順次の反復により各反復においては前述のように、又は他の例として全ての掃引に対して一度に実行することができる。
図1は、従来技術の周波数変換装置の一部の概略図である。 図2は、本発明の一実施例を実施する回路の回路図である。 図3は、本発明による方法のフローチャートである。
符号の説明
2 第1ミキサ
4 第1局部発振器
6 フィルタアセンブリ
8 アナログ/デジタル変換器
10 処理ユニット
12 バッファ
14 スクリーン
15 第2局部発振器
16 第2ミキサ
17 フィルタ
18 帯域通過フィルタ
19 帯域通過フィルタ
20 スイッチ
21 スイッチ

Claims (18)

  1. 入力信号の周波数線から実際の線及びイメージ線を発生する周波数変換装置において発生されるイメージ線及び実際の線を区別する方法において、
    前記周波数変換装置が、
    − 前記入力信号と単一の局部周波数源(4)により供給される信号とを混合する単一の第1ミキサ(2)と、
    − 前記第1ミキサ(2)により出力される混合された信号をフィルタするフィルタアセンブリ(6)と、
    を有し、当該方法が、
    − 前記局部周波数源により供給される信号の周波数が変化されると共に、前記周波数変換装置の出力における実際の線及びイメージ線を含む信号レベルが一群の変換された周波数に関して記録されるような少なくとも1つの掃引と、
    − 前記局部周波数源により供給される信号の周波数が変化されると共に、前記周波数変換装置の出力における実際の線及びイメージ線を含む信号レベルが前記一群の変換された周波数に関して記録されるような更なる掃引であって、この更なる掃引が、入力線により該更なる掃引において発生される実際の線の周波数が該入力線により前記少なくとも1つの掃引において発生された実際の線の周波数と同一となる一方、何れの入力線により該更なる掃引において発生されるイメージ線の周波数も、前記少なくとも1つの掃引の各々において線が発生された周波数とは一致しないように実行されるような更なる掃引と、
    を有し、
    前記フィルタアセンブリ(6)は、各々が対応する異なった周波数の帯域をフィルタするような第1帯域通過フィルタ(18)及び第2帯域通過フィルタ(19)を有し、
    前記第1帯域通過フィルタ(18)は前記掃引のうちの少なくとも1つの間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタし、
    前記第2帯域通過フィルタ(19)は前記掃引のうちの少なくとも他のものの間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタすることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    − 前記少なくとも1つの掃引は第1掃引であり、
    − 前記更なる掃引は第2掃引であって、入力線により該第2掃引において発生される実際の線の周波数が該入力線により前記第1掃引において発生された実際の線の周波数と同一となる一方、何れの入力線により該第2掃引において発生されるイメージ線の周波数も、前記第1掃引において線が発生された周波数とは一致しないように実行されるような第2掃引である、
    ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    − 前記少なくとも1つの掃引は少なくとも2つの掃引を有し、これら少なくとも2つの掃引の各掃引に対し前記局部周波数源により供給される信号の周波数が変化され、前記各掃引に対して前記周波数変換装置の出力における実際の線及びイメージ線を含む信号レベルが一群の変換された周波数に関して記録され、前記少なくとも2つの掃引の各々は、入力線により該少なくとも2つの掃引の何れにおいて発生される実際の線の周波数も該入力線により前記少なくとも2つの掃引の何れの他のものにおいて発生される実際の線の周波数とも同一となる一方、入力線により前記少なくとも2つの掃引の何れにおいて発生されるイメージ線の周波数も該入力線により前記少なくとも2つの掃引の何れの他のものにおいて発生されるイメージ線の周波数とも同一とはならないように実行され、
    − 前記更なる掃引は、入力線により該更なる掃引において発生される実際の線の周波数が該入力線により前記少なくとも2つの掃引において発生される実際の線の周波数と同一となる一方、何れの入力線により該更なる掃引において発生されるイメージ線の周波数も、前記少なくとも2つの掃引の各々において線が発生された周波数とは一致しないように実行される、
    ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    − 前記少なくとも1つの掃引は第1掃引及び第2掃引を有し、前記第2掃引は、入力線により該第2掃引において発生される実際の線の周波数が該入力線により前記第1掃引において発生される実際の線の周波数と同一になる一方、入力線により該第2掃引において発生されるイメージ線の周波数が該入力線により前記第1掃引において発生されるイメージ線の周波数とは同一にならないように実行され、
    − 前記更なる掃引は第3掃引であって、入力線により該第3掃引において発生される実際の線の周波数が該入力線により前記第1掃引及び第2掃引において発生される実際の線の周波数と同一となる一方、何れの入力線により該第3掃引において発生されるイメージ線の周波数も、前記第1掃引において及び前記第2掃引において線が発生された周波数とは一致しないように実行される、
    ことを特徴とする方法。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の方法において、前記フィルタアセンブリ(6)は各々が対応する周波数の帯域をフィルタするような第1帯域通過フィルタ(18)及び第2帯域通過フィルタ(19)を有し、前記第1帯域通過フィルタ(18)は前記掃引のうちの少なくとも1つの間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタし、前記第2帯域通過フィルタ(19)は前記掃引のうちの少なくとも他のものの間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタすることを特徴とする方法。
  6. 請求項4に従属する請求項5に記載の方法において、
    − 前記第1帯域通過フィルタ(18)は前記第1掃引の間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタし、
    − 前記第2帯域通過フィルタ(19)は前記第2掃引の間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタし、
    − 前記第1及び第2帯域通過フィルタの一方が、前記第3掃引の間に前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタする、
    ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の方法において、前記周波数変換装置が、
    − 前記フィルタアセンブリ(6)により出力される前記フィルタされた混合された信号と第2局部周波数源(15)により供給される信号とを混合する第2ミキサ(16)であって、前記第2局部周波数源の周波数が、当該第2ミキサが各掃引に対して同一の固定の所定の周波数で信号を出力するように調整されるような第2ミキサと、
    − 前記第2ミキサにより出力される混合された信号をフィルタして、前記固定の所定の周波数における信号のみを供給する更なるフィルタ(17)と、
    を更に有することを特徴とする方法。
  8. 請求項5又は6に従属する請求項7に記載の方法において、前記第2局部周波数源(15)の周波数は、前記掃引のうちの前記第1フィルタ(18)が前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタする間の掃引に対して、及び前記掃引のうちの前記第2フィルタ(19)が前記第1ミキサ(2)により出力される前記混合された信号をフィルタする間の掃引に対して同一であることを特徴とする方法。
  9. 請求項1ないし8の何れか一項に記載の方法において、前記掃引の各々に対して、記録される信号レベルの各々は、当該記録される信号レベルが記録された際の前記第1局部周波数源(4)の周波数へ又は当該周波数から前記フィルタアセンブリ(6)の帯域幅内の固定の中間周波数を加算又は減算することにより決定されるような変換された周波数に割り当てられ、前記固定の中間周波数の前記加算又は減算が前記掃引の各々に対して相違することを特徴とする方法。
  10. 請求項1ないし9の何れか一項に記載の方法において、前記掃引の各々に対して、記録される信号レベルの各々は、当該記録される信号レベルが記録された際の前記第1局部周波数源(4)の周波数と前記フィルタアセンブリ(6)の帯域幅内の固定の中間周波数との和により決定されるような変換された周波数に割り当てられ、前記中間周波数が前記掃引の各々に対して相違することを特徴とする方法。
  11. 請求項1ないし9の何れか一項に記載の方法において、前記掃引の各々に対して、記録される信号レベルの各々は、前記フィルタアセンブリ(6)の帯域幅内の固定の中間周波数を前記記録される信号レベルが記録された際の前記第1局部周波数源(4)の周波数から減算することにより決定されるような変換された周波数に割り当てられ、前記中間周波数が前記掃引の各々に対して相違することを特徴とする方法。
  12. 請求項1ないし11の何れか一項に記載の方法において、前記掃引の各々に対して、前記周波数変換装置の記録される信号レベルの各々は、当該記録される信号レベルが記録された際の前記第1局部周波数源(4)の周波数へ又は当該周波数から前記フィルタアセンブリ(6)の帯域幅内の固定の中間周波数を加算又は減算することにより決定されるような変換された周波数に割り当てられ、前記更なる掃引の前記中間周波数は前記少なくとも1つの掃引のうちの少なくとも1つの中間周波数に対してオフセットされており、該オフセットは第1周波数と第2周波数との間の差の半分には等しくなく、前記第1周波数及び前記第2周波数は、各々、前記少なくとも1つの掃引の全てにおいて線が発生されたような何れかの変換された周波数に一致することを特徴とする方法。
  13. 請求項1ないし12の何れか一項に記載の方法において、記録された線を含む信号レベルが前記掃引の全てにおいて割り当てられたような変換された周波数に関してのみ線を表示するステップを更に有していることを特徴とする方法。
  14. 請求項1ないし13の何れか一項に記載の方法において、
    − 少なくとも1つの変換された周波数に関して、線を含む信号レベルが前記掃引の各々に対して記録されたかを判断するステップと、
    − 前記判断が肯定的な場合に、該変換された周波数に関して線の存在の指示子を記録内に設けるステップと、
    − 前記判断が否定的な場合に、該変換された周波数に関して実際の線の不存在の指示子を前記記録内に設けるステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  15. 請求項1ないし13の何れか一項に記載の方法において、
    − 少なくとも1つの変換された周波数に関して、線を含む信号レベルが前記掃引のうちの2つに対して記録されたかを判断し、該判断が肯定的な場合には当該変換された周波数に関して線の存在の指示子を記録内に設け、前記判断が否定的な場合には当該変換された周波数に関して実際の線の不存在の指示子を前記記録内に設けるようなステップと、
    − 前記少なくとも1つの変換された周波数に関して、前記記録が線の存在の指示子を含むか、及び線を含む信号レベルが前記掃引のうちの第3のものに対して記録されたかを判断し、該判断が肯定的な場合には当該変換された周波数に関して線の存在の指示子を前記記録内に設け、前記判断が否定的な場合には当該変換された周波数に関して実際の線の不存在の指示子を前記記録内に設けるようなステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  16. 請求項1ないし13の何れか一項に記載の方法において、
    − 少なくとも1つの変換された周波数に関して、前記掃引の全ての間に記録された最小の信号レベルを決定するステップと、
    − 該決定された最小の信号レベルを当該変換された周波数に割り当てるステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  17. 請求項16に記載の方法において、前記変換された周波数に割り当てられた前記最小の信号レベルが、スクリーン(14)の表示メモリに記憶されることを特徴とする方法。
  18. 請求項14ないし17の何れか一項に記載の方法において、前記各ステップが全組の前記変換された周波数に対して実行されることを特徴とする方法。
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