JP5293679B2 - 無線通信装置および無線信号判別方法 - Google Patents

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本発明は、デジタルコードレス電話機に応用可能な無線通信装置および無線信号判別方法に関する。
わが国では、デジタルコードレス電話機が利用可能な周波数帯域として、図1に示すように、自営型のPHS(以下「自営PHS」という。)では1893.5MHz〜1906.1MHzが割り当てられている。自営PHSとは、PHS方式のコードレス電話機の親機と子機との間で移動体通信として利用する形態のことである。
ここで、現在、1893.5MHz〜1906.1MHzの上記周波数帯域は、PHS方式のみが使用している。PHS方式では、5ms周期の1フレームに8スロット(アップリンク用に4スロット、ダウンリンク用に4スロット)を含んで構成されるTDMA(時分割多元接続:Time Division Multiple Access)/TDD(時分割複信:Time Division Duplex)方式を採用している。通常、1スロットペアを制御チャネルとして割り当て、3スロットペアを通話チャネルとして割り当てている。
またPHS方式では、固定局から制御信号が間欠的に送信される。自営PHSの固定局が制御信号を送信する周期は固定局毎に変えられており、自営PHSの各固定局は125ms以上/300ms以下の範囲で、固定局毎に決められた5ms刻みの任意の時間位置で間欠的に制御信号を送信する。例えば、ある固定局があるタイミングで制御信号を送信すると、次の制御信号の送信は125ms後、または125msに5msの倍数を足した300ms以下の時間間隔をおいて周期的に制御信号を送信し、隣接する固定局同士で送信周期が一致しない(5msの倍数だけ異なる)ようにしている。
また、PHS方式の制御チャネルの周波数は、自営PHSでは、1898.450MHz、1900.250MHzの周波数が固定的に割り当てられる。
また、PHS方式の通話チャネルは、制御チャネル上での要求/応答で割り当てられ、例えば、自営PHSでは、全40周波数が確保される。
そこで、将来、1893.5MHz〜1906.1MHzの上記周波数帯域を利用するシステムとして、図1に示すように、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)規格に準拠したデジタルコードレス電話機システム(以下、DECTシステムと呼称する)を追加することが検討されている。
新しい方式として導入が検討されているDECT方式では、10ms周期の1フレームに24スロット(アップリンク用に12スロット、ダウンリンク用に12スロット)を含んで構成されるTDMA/TDD方式を採用している。また、最低1スロットの制御チャネルスロットを備えており、制御チャネルも通話チャネルも10msのフレーム周期で送受信される。また、各々の周波数/スロット位置は任意であり、周波数は、全5周波数で検討されている。
ここで、従来の干渉防止技術の一例として、以下の特許文献1〜5が存在する。
例えば、特許文献1に記載の技術では、周波数帯が近接する2つの無線システムにおいて干渉が発生する可能性がある場合に、干渉が発生しているかどうかを検出し、使用周波数を干渉の影響が小さいと推定される周波数範囲に制限している。
また、特許文献2に記載の技術では、近隣で他のデジタルコードレス電話機装置が通話中の場合、この電話装置の送受信のタイミングを検出し、このタイミングと干渉しないスロット位置にて送受信を行っている。
また、特許文献3に記載の技術では、自己占有スロット位置と他機占有スロット位置とが重なった際、先頭の空きビーコンスロット位置に、自己占有スロット位置を変更している。
また、特許文献4に記載の技術では、利用可能なアクセススロットを用いて情報ブロックを送信機から受信機に送信し、この情報ブロックが受信機において衝突なく適切に受信された場合、他の情報ブロックについても送信している。
また、特許文献5に記載の技術では、予め非同期干渉回避用の予備チャネルを用意して通信信号とともに移動機に対して通知しておき、非同期干渉を検出したときに、予備チャネルへ切り替えている。
特開2002−353878号公報 特開平4−286431号公報 特開2007−243749号公報 特開2001−169331号公報 特開平7−67169号公報
しかしながら、DECTシステムの通信効率を向上させるためには、当該制御信号の送信タイミングの予測を正確に行う必要があるが、前述のようにPHSの制御信号は5ms毎または5msの倍数の間隔をおいて送信されるので、DECT端末において受信部で検知された信号がPHS制御信号であるか判別が難しいという問題点があった。
また、近くに自システムと同期が取れていない他のDECT端末が存在する場合、この他のDECTシステムの端末も105ms毎に制御信号を送信しており、この送信タイミングが5msの倍数であるため、PHSの制御信号とDECTの制御信号の判別が難しいという問題点があった。
具体的には、電波干渉には、制御チャネルへの妨害と通話チャネルへの妨害の2種類が考えられ、特にPHSとDECTを同一周波数帯域で混在利用する場合には、有害な電波干渉を抑制する仕組みが必要となる。
制御チャネルについては、PHS方式は通話チャネルの割り当て、着信の報知に利用しており、制御チャネルの通信が妨害された場合には、システムが停止するような重大な問題が発生してしまう。更に、PHSの制御チャネルは、図1に示すように、チャネルF12であれば、DECT方式のチャネルF3の帯域に含まれ、チャネルF14であれば、DECT方式のチャネルF4の帯域に含まれ、予め周波数が固定的に決められていることから、制御チャネルの周波数に継続的な妨害があっても、その回避のために周波数を変更できないという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる無線通信装置および無線信号判別方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線通信装置であって、アンテナより入来する信号を受けて、前記第1の帯域幅の全体と前記第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第1のバンドパスフィルタと、アンテナより入来する信号を受けて、前記第1の帯域幅の一部と前記第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第2のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分が所定の閾値以内である場合に、前記アンテナより入来する信号は前記第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断する制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、妨害波がPHSのものか、他の無線通信装置であるかが判別できるので、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる。
PHS制御信号とDECTスプリアスの帯域の一例を示す図 本発明の実施の形態1に係るコードレス電話機を示す図 図2に示すコードレス電話機の親機の構成を示すブロック図 (A)DECT方式のチャネルF3が中間周波数へダウンコンバートされた状態を説明するための図、(B)第1のバンドパスフィルタの通過特性を説明するための図、(C)DECT方式のチャネルF3が入力された第1のバンドパスフィルタの出力を説明するための図、(D)第2のバンドパスフィルタの通過特性を説明するための図、(E)DECT方式のチャネルF3が入力された第2のバンドパスフィルタの出力を説明するための図 (A)PHS方式のチャネルF12が中間周波数へダウンコンバートされた状態を説明するための図、(B)第1のバンドパスフィルタの通過特性を説明するための図、(C)PHS方式のチャネルF12が入力された第1のバンドパスフィルタの出力を説明するための図、(D)第2のバンドパスフィルタの通過特性を説明するための図、(E)PHS方式のチャネルF12が入力された第2のバンドパスフィルタの出力を説明するための図 図2に示すコードレス電話機の親機の妨害波検出処理を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1の変形例を説明するためのフローチャート 本発明の他の実施の形態におけるコードレス電話機の親機の構成を示すブロック図 第1・第2のバンドパスフィルタを通過した受信信号を示す図であり、PHS方式の送信パターンの検出を説明するための図 第1・第2のバンドパスフィルタを通過した受信信号を示す図であり、DECT方式の送信パターンの検出を説明するための図 第1・第2のバンドパスフィルタを通過した受信信号を示す図であり、PHS方式やDECT方式のいずれの信号でない場合を示す図
本願の第1の発明は、第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線通信装置であって、アンテナより入来する信号を受けて、第1の帯域幅の全体と第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第1のバンドパスフィルタと、アンテナより入来する信号を受けて、第1の帯域幅の一部と第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第2のバンドパスフィルタと、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分が所定の閾値以内である場合に、アンテナより入来する信号は第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断する制御部とを有することを特徴とした無線通信装置である。
第1の発明によれば、受信した信号が当該無線システムで使用される第1の帯域幅の信号である場合、第1のバンドパスフィルタは受信信号の全帯域幅を通過させるのに対し第2のバンドパスフィルタが通過させる信号は第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅であるので、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルは大きく異なり、この信号レベルが異なることから受信した信号が当該無線システムで使用される第1の帯域幅の信号であることが判別できるのに対し、受信した信号が第2の帯域幅の信号である場合は第1および第2のバンドパスフィルタは信号のほぼ全帯域幅を通過させ、両バンドパスフィルタを通過した信号のレベルとほぼ等しくなるので、このことから受信した信号は第2の帯域幅の信号であることが判別できる。制御部は、両バンドパスフィルタを通過した信号がほぼ等しい、すなわち両受信信号のレベルの差分が所定の閾値以内である場合にそのときの受信信号は当該無線システムで使用される第1の帯域幅の信号以外の他の信号であることが判定でき、当該無線システム以外の他の無線システムの信号に干渉を与えるような送信の使用を禁止することができる。例えば、この第2の帯域幅の信号がPHSの信号であるならば、PHSに対して干渉を与えるような送信の使用を禁止することで、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる。
本願の第2の発明は、第1の発明において、制御部は、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルより予め決められた値以上高いときにアンテナより入来する無線信号が第1の変調方式を用いて変調された無線信号であると判断することを特徴とした無線通信装置である。
第2の発明によれば、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルより予め決められた値以上高いときには、第1のバンドパスフィルタでは通過できるが、第2のバンドパスフィルタでは全部が通過できない帯域の受信信号をアンテナから受信していると判断できるので、この受信信号を本発明の無線通信装置と同じ第1の変調方式を用いて変調された無線信号と判断できる。
本願の第3の発明は、第1の発明において、アンテナより入来する信号を所定の中間周波数帯域へダウンコンバートする受信周波数変換部を有し、第1のバンドパスフィルタは受信周波数変換部から出力される信号の中の第1の帯域幅の全体と、第1の帯域幅の一部と重複するPHSのチャネル幅を通過させる帯域を有し、第2のバンドパスフィルタは受信周波数変換部から出力される信号の中のPHSの1つのチャネル幅のみを通過させる通過幅を有し、第1のバンドパスフィルタを通過した受信信号を復調処理し、所定のスレッシュレベルを使って2値化した復調信号を出力する復調部を有し、制御部は、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分が所定の閾値以内である場合にそのときの受信信号はPHSの信号であると判断することを特徴とした無線通信装置である。
第3の発明によれば、受信周波数変換部によりダウンコンバートされた信号のうち、第1のバンドパスフィルタが第1の帯域幅の全体と第1の帯域幅の一部と重複するPHSのチャネル幅を通過させ、第2のバンドパスフィルタがPHSの1つのチャネル幅のみを通過させ、制御部がそれぞれを通過した信号レベルの差分が所定の閾値以内である場合にそのときの受信信号はPHSの信号であると判断することにより、受信信号がPHSからの信号がそれ以外からの信号かを判別することができる。
本願の第4の発明は、第1から第3の発明において、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS1、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS2とした場合に、制御部は、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1以上であるときに、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分を算出して、この差分が閾値以内であるか否かを判断することを特徴した無線通信装置である。
第4の発明によれば、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満であれば、第2の変調方式を用いて変調された受信信号であったとしても遠方に位置していると判断できるので、制御部が通信を許可しても、他の無線システムに影響を与えないと判断できる。
本願の第5の発明は、第4の発明において、制御部は、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1以上で、かつ第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S2以上である場合にそのときの受信信号はPHSの信号であると判断し、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満である場合はそのときの受信信号はPHS以外であると判断することを特徴とした無線通信装置である。
第5の発明によれば、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値S2および第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値S1の2つの閾値を用いた判断によって、PHSの信号であるかPHS以外であるかを精度良く判定することができる。
本願の第6の発明は、第5の発明において、閾値S1と閾値S2とを閾値S1<閾値S2の関係とした場合に、制御部は、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満で、かつ第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S2未満であれば、受信信号がPHSであっても受信レベルが低いと判断して通信を許可することを特徴とした無線通信装置である。
第6の発明によれば、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満で、かつ第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S2未満であることを条件に通信を許可することにより、受信信号がPHSであっても遠方に位置するPHSと判断できるので、制御部が通信を許可しても、PHSに影響を与えない。
本願の第7の発明は、第1から第6のいずれかの発明において、制御部は、アンテナより入来する信号が、第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断したときに、第1の帯域幅の無線信号を送信する送信部による送信処理を停止することを特徴した無線通信装置である。
第7の発明によれば、制御部が第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断したときに送信処理を停止することで、他の無線システムへの干渉を回避することができる。
本願の第8の発明は、第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線通信装置であって、アンテナより入来する信号を受けて、第1の帯域幅の全体と第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第1のバンドパスフィルタと、アンテナより入来する信号を受けて、第1の帯域幅の一部と第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第2のバンドパスフィルタと、第1のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第1の所定の値を超えたときに測定を開始し、第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の閾値を越えたときの時間および第2の所定の閾値を越えた区間の継続時間を測定するタイミング計測部と、タイミング計測部による計測結果がそのときの受信信号は第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの送信パターンに一致したことを示す場合に、そのときの受信信号は他の無線システムの信号であると判断する制御部とを有することを特徴とした無線通信装置である。
第8の発明によれば、タイミング計測部が信号レベルによる送信パターンを計測し、制御部がタイミング計測部が計測した送信パターンにより第2の変調方式か否かを判断することで、当該無線システム以外の他の無線システムの信号に干渉を与えるような送信の使用を禁止することができる。例えば、この第2の帯域幅の信号がPHSの信号であるならば、PHSに対して干渉を与えるような送信の使用を禁止することで、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる。
本願の第9の発明は、第8の発明において、アンテナより入来する信号を所定の中間周波数帯域へダウンコンバートする受信周波数変換部を有し、第1のバンドパスフィルタは受信周波数変換部から出力される信号の中の第1の帯域幅の全体と、第1の帯域幅の一部と重複するPHSのチャネル幅を通過させる帯域を有し、第2のバンドパスフィルタは受信周波数変換部から出力される信号の中のPHSの1つのチャネル幅のみを通過させる通過幅を有し、第1のバンドパスフィルタを通過した受信信号を復調処理し、所定のスレッシュレベルを使って2値化した復調信号を出力する復調部を有し、制御部は、タイミング計測部による計測結果がそのときの受信信号は第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つPHSの送信パターンに一致したことを示す場合に、そのときの受信信号はPHSの信号であると判断することを特徴とした無線通信装置である。
第9の発明によれば、第1バンドパスフィルタは受信周波数変換部から出力される信号の中の第1の帯域幅の全体と、第1の帯域幅の一部と重複するPHSのチャネル幅を通過させ、第2バンドフィルタは受信周波数変換部から出力される信号の中のPHSの1つのチャネル幅のみを通過させるので、制御部が、タイミング計測部による計測結果がそのときの受信信号は第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つPHSの送信パターンに一致したことを示す場合に、受信信号が第2の変調方式を採用したPHSの通信であると判断することができる。
本願の第10の発明は、第8の発明において、制御部は、第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の値を超えたときの発生周期がPHSの制御チャネルの送信周期に一致した場合にそのときの受信信号はPHSの信号であると判断することを特徴とした無線通信装置である。
第10の発明によれば、第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の閾値を越えたときの発生周期を測定することにより、測定結果と既知であるPHS制御チャネルの送信周期とを比較し、受信した信号がPHSの信号であるか否かをより精度良く判定することができる。
本願の第11の発明は、第8から第10のいずれかの発明において、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS1、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS2とした場合に、制御部は、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満であるときに、タイミング計測部による計測結果に基づいて、受信信号が第2の変調方式を用いる他の無線システムの送信パターンに一致したか否かを判断することを特徴とした無線通信装置である。
第11の発明によれば、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満であれば、第2の変調方式を用いて変調された受信信号であったとしても遠方に位置していると判断できるので、制御部が通信を許可しても、他の無線システムに影響を与えないと判断できる。
本願の第12の発明は、第8から第11のいずれかの発明において、制御部は、アンテナより入来する信号が、第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断したときに、第1の帯域幅の無線信号を送信する送信部による送信処理を停止することを特徴とした無線通信装置である。
第12の発明によれば、制御部が第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断したときに送信処理を停止することで、他の無線システムへの干渉を回避することができる。
本願の第13の発明は、第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線信号判別方法であって、アンテナより入来する信号を受けて、第1のバンドパスフィルタにより、第1の帯域幅の全体と第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、アンテナより入来する信号を受けて、第2のバンドパスフィルタにより、第1の帯域幅の一部と第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、制御部により、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分を算出し、その算出結果が所定の閾値以内である場合に、アンテナより入来する信号は第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断するステップとを含むことを特徴とした無線信号判別方法である。
第13の発明によれば、受信した信号が当該無線システムで使用される第1の帯域幅の信号である場合、第1のバンドパスフィルタは受信信号の全帯域幅を通過させるのに対し第2のバンドパスフィルタが通過させる信号は第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅であるので、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルは大きく異なり、この信号レベルが異なることから受信した信号が当該無線システムで使用される第1の帯域幅の信号であることが判別できるのに対し、受信した信号が第2の帯域幅の信号である場合は第1および第2のバンドパスフィルタは信号のほぼ全帯域幅を通過させ、両バンドパスフィルタを通過した信号のレベルとほぼ等しくなるので、このことから受信した信号は第2の帯域幅の信号であることが判別できる。制御部は、両バンドパスフィルタを通過した信号がほぼ等しい、すなわち両受信信号のレベルの差分が所定の閾値以内である場合にそのときの受信信号は当該無線システムで使用される第1の帯域幅の信号以外の他の信号であることが判定でき、当該無線システム以外の他の無線システムの信号に干渉を与えるような送信の使用を禁止することができる。例えば、この第2の帯域幅の信号がPHSの信号であるならば、PHSに対して干渉を与えるような送信の使用を禁止することで、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる。
本願の第14の発明は、第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線信号判別方法であって、アンテナより入来する信号を受けて、第1のバンドパスフィルタにより、第1の帯域幅の全体と第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、アンテナより入来する信号を受けて、第2のバンドパスフィルタにより、第1の帯域幅の一部と第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、タイミング計測部により、第1のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第1の所定の値を超えたときに測定を開始し、第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の閾値を越えたときの時間および第2の所定の閾値を越えた区間の継続時間を測定するステップと、制御部により、タイミング計測部による計測結果がそのときの受信信号は第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの送信パターンに一致したことを示す場合に、そのときの受信信号は他の無線システムの信号であると判断するステップとを含むことを特徴とした無線信号判別方法である。
第14の発明は、タイミング計測部が信号レベルによる送信パターンを計測し、制御部がタイミング計測部が計測した送信パターンにより第2の変調方式か否かを判断することで、当該無線システム以外の他の無線システムの信号に干渉を与えるような送信の使用を禁止することができる。例えば、この第2の帯域幅の信号がPHSの信号であるならば、PHSに対して干渉を与えるような送信の使用を禁止することで、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る無線通信装置を、コードレス電話機を例に、図面に基づいて説明する。
図2に示すコードレス電話機10は、電話回線網と接続された1台の親機20と、3台の子機30(A〜C)とを備えている。この親機20と子機30とは、DECT方式で通信する。DECT方式とは、10ms周期の1フレームに24スロット(アップリンク用に12スロット、ダウンリンク用に12スロット)を含んで構成されるTDMA/TDD方式で通信される。また、最低1スロットの制御チャネルスロットを備えており、制御チャネルも通話チャネルも10msのフレーム周期で送受信される。また、各々の周波数/スロット位置は任意であり、周波数は、全5周波数が使用される。
次に、親機20について図3に基づいて説明する。なお、図3においては、無線信号を送信する送信部は図示していない。親機20は、DECT帯域フィルタ2aと、RF増幅器2bと、受信周波数変換部2cと、第1のバンドパスフィルタ2dと、FSK(Frequency Shift Keying)検波部2eと、DECT信号処理部2fとを備えている。
更に、親機20は、第1受信レベル検出部2gと、第2のバンドフィルタ2hと、第2受信レベル検出部2jと、閾値記憶部2kと、受信種別判定部2mと、制御部2nとを備えている。
DECT帯域フィルタ2aは、アンテナAから入来した受信信号から、第1の帯域幅の一例である、DECT方式で使用される帯域(以下、DECT帯域と称する。)における全部のチャネル(1893.5MHz〜1906.1MHz)を通過させ、他の帯域を減衰させて、RF増幅器2bへ出力するバンドパスフィルタである。なお、第1の帯域幅は、特に1893.5MHz〜1906.1MHzに制限される必要はない。
RF増幅器2bは、DECT帯域を通過した高周波信号を増幅する。受信周波数変換部2cは、増幅されたDECT帯域信号を中間周波数帯域へダウンコンバートして第1のバンドパスフィルタ2dへ出力する。
第1のバンドパスフィルタ2dは、中間周波数帯域へダウンコンバートされたDECT帯域信号から、更にDECTの1つのチャネル(以下、DECTチャネルと称する。)の周波数幅(1.752MHz幅)に含まれる信号を通過させるように制限する。
すなわち、第1のバンドパスフィルタ2dは、DECTの1つのチャネルの周波数幅(1.752MHz幅)の全体と、PHSの1つのチャネルの周波数幅(300kHz幅)の全体を通過させる。
FSK検波部2eは、第1のバンドパスフィルタ2dを通過した受信信号を復調処理し、所定のスレッシュレベルを使って2値化した復調信号を出力する復調部として機能するものである。DECT信号処理部2fは、復調信号から受信パケットを抽出して、制御信号や通話信号に応じて処理を行う。第1受信レベル検出部2gは、第1のバンドパスフィルタ2dにより選択されたDECTチャネルの信号レベル(RSSI)を測定する。
第2のバンドフィルタ2hはPHSの周波数幅(300kHz幅)を通過させる狭帯域幅を有し、中間周波数帯域へダウンコンバートされた受信信号に対してPHSの1つのチャネル(以下、PHSチャネルと称する。)の周波数幅(300kHz幅)に更に制限する。PHS制御チャネルの信号が受信された場合は該信号を全て通過させ、DECTの信号が受信された場合はDECTの周波数幅の一部(周波数幅:300kHz)を通過させる。
第2受信レベル検出部2jは、第2のバンドパスフィルタ2hにより選択された信号のレベルを測定する。
閾値記憶部2kは、チャネルの使用の可否を判定するための閾値S1〜S3が格納されている。閾値S1は、受信信号がPHSからのものであれば、このPHSの通信に影響を与えてしまうほど接近しているか、それとも通信に影響がない程度に離れているかを信号レベルから判定するための閾値であり、例えば閾値S1は−82dBm程度が望ましい。閾値S2は、PHSに限らず他の無線通信装置の通信に影響を与えるほどの信号レベルか否かを判定するための閾値であり、例えば閾値S2は−62dBm程度が望ましい。閾値S3は、第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと、第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとが、同じ信号レベルと見なすことができるか否かを判定するための閾値であり、例えば、第1のバンドパスフィルタ2dを通過した信号レベルと第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号レベルとの差が3dB以内であれば両バンドパスフィルタを通過した信号は同じレベルと見なすことができる。
閾値S1と閾値S2との関係は、閾値S1が、微弱な信号でも送信元がPHSであると特定できれば通信を禁止するための判定基準であり、閾値S2が、使用チャネルの帯域が重なっても通信の影響が少ない他のDECT方式の無線通信装置と判断されたときに通信を禁止するための判定基準であるため、閾値S1<閾値S2となる。
受信種別判定部2mは、第1受信レベル検出部2gから出力されたDECTチャネルの信号レベルと、第2受信レベル検出部2jから出力されたPHSチャネルの信号レベルとの差(P1−P2)が所定の閾値(閾値S3)以上か未満であるかを制御部2nへ通知する。
制御部2nは、第1受信レベル検出部2gにて測定された信号レベルと、第2受信レベル検出部2jにて測定された信号レベルと、受信種別判定部2mからの判定と、閾値記憶部2kに格納された各種の閾値とに基づいて、受信信号がPHS方式かDECT方式からのものかを判断し、チャネルの使用の可否を決定する。
以上のように構成された本発明の実施の形態1に係るコードレス電話機の動作について、図面に基づいて説明する。本実施の形態1では、PHS方式の制御チャネルのチャネルF12(中心周波数1988.45MHz)を含む帯域であるDECT方式のチャネルF3(中心周波数1899.072MHz)を受信する場合を例に説明する。
アンテナAから入来した受信信号は、チャネルF3を含むDECT帯域(1893.5MHzから1906.1MHzまで)が、DECT帯域フィルタ2aを通過し、他の周波数帯は制限される。DECT帯域フィルタ2aを通過した受信信号は、RF増幅器2bにより増幅される。そして、受信周波数変換部2cによりDECT帯域から中間周波数の帯域にダウンコンバートされる。中間周波数の中心は、DECTの1チャネルの周波数幅1.752MHz幅のほぼ半分である864kHzである。
受信周波数変換部2cによりダウンコンバートされた受信信号は、一方で第1のバンドパスフィルタ2dによりDECTチャネルの1チャネル分に制限され、他方で第2のバンドパスフィルタ2hによりPHSチャネルの1チャネル分に制限される。
ここで、第1のバンドパスフィルタ2dおよび第2のバンドパスフィルタ2hの特性と通過信号について、図4および図5に基づいて詳細に説明する。
DECT方式のチャネルF3における受信信号は、図4(A)に示すように、受信周波数変換部2cにより中心周波数fcからダウンコンバート分の周波数fLを引いた周波数fc−fLを中心とした帯域に変換される。図4(B)に示すように、第1のバンドパスフィルタ2dでは受信信号が周波数fc−fLを中心として1チャネル分である1.752MHzの帯域に制限されるので、DECT方式のチャネルF3の信号は、図4(C)に示すように、そのまま第1のバンドパスフィルタ2dを通過することができる。第2のバンドパスフィルタ2hでは、図4(D)に示すように第1のバンドパスフィルタ2dで選択されたチャネルに含まれるPHSチャネルに制限されるため、図4(E)に示すようにチャネルF3の一部分のみしか通過できない。
次に、図5(A)に示すPHS方式のチャネルF12であるが、チャネルF12における受信信号は、図5(A)の場合と同様に、受信周波数変換部2cにより中心周波数fcからの相対的な周波数のずれを維持したままダウンコンバートされる。第1のバンドパスフィルタ2dでは、図5(B)に示すようにDECT方式のチャネルF3が通過できる帯域幅であるため、図5(C)に示すようにPHS方式のチャネルF1は通過することができる。また、第2のバンドパスフィルタ2hは、図5(D)に示すようにPHSチャネルは通過できる周波数幅を有しているため、図5(E)に示すようにチャネルF12は第2のバンドパスフィルタ2hを通過することができる。
第1のバンドパスフィルタ2dと第2のバンドパスフィルタ2hとは、このような通過特性を有している。
次に、コードレス電話機10の親機20における妨害波検出処理について図6に基づいて説明する。この妨害波検出処理は、PHS方式の制御チャネルの帯域を含むようなDECT方式の帯域を通信に使用する際に行われる。
図6に示すように、DECT方式のチャネルF3の帯域を連続的に受信し、第1のバンドパスフィルタ2dを通過した信号は、第1受信レベル検出部2gにより信号レベルが測定され、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号は第2受信レベル検出部2jにより信号レベルが測定される(ステップS10)。
制御部2nは、閾値記憶部2kから閾値S1を読み出し、第2受信レベル検出部2jにより測定された信号レベルP2が閾値S1以上か否かを判定する(ステップS20)。信号レベルP2が閾値S1以上であれば近くにPHS固定局が有る可能性が高いと判断し、PHSの制御チャネルであるチャネルF12で干渉を起こさないようにチャネルF3による通信を禁止する必要がある。しかし、チャネルF3と重なる帯域をPHSが使用していたとしても、信号レベルP2が閾値S1未満であれば、PHSが遠方にあるために通信への影響は少ないと判断できる。
ステップS20にて、信号レベルP2が閾値S1未満であると判定された場合には、制御部2nは、第1受信レベル検出部2gにより測定された信号レベルP1と、閾値記憶部2kから読み出された閾値S2とを比較して、信号レベルP1が閾値S2以上か否かを判定する(ステップS30)。これは、信号レベルP1が閾値S1より大きい閾値S2以上であれば、PHS以外のDECT方式の他の無線通信装置からの妨害波であると判断できるため、DECT同士の使用帯域が重なることで通信に影響を与えてしまうので、妨害波を検出したスロットでチャネルF3での使用を禁止する(ステップS40)。
ステップS30にて、信号レベルP1が閾値S2未満であると判定された場合には、PHS方式のF12での信号は未検出(または受信強度が閾値S1未満)で、かつDECT方式のF3での信号は未検出(または受信強度が閾値S2未満)であるため、制御部2nはDECT方式のチャネルF3での使用を送信部(図示せず)に許可する(ステップS50)。
ステップS20にて、信号レベルP2が閾値S1以上であると判定された場合、制御部2nは、信号レベルP1と信号レベルP2との差(P1−P2)を算出する。そして、制御部2nは、算出した値と、閾値記憶部2kから読み出した閾値S3とを比較する(ステップS60)。ステップS60の結果が、閾値S3未満であれば、受信信号はPHSの信号であると見なしてチャネルF3での使用を禁止する。これは、図5(A)〜同図(E)に示すように、送信元がPHSであれば、チャネルF12における信号は、第1のバンドパスフィルタ2dや第2のバンドパスフィルタ2hをそのまま通過するため、それぞれを通過した受信信号は、信号レベルがほぼ等しくなるからである。従って、信号レベルP1と信号レベルP2との差分の絶対値が、ほぼ等しいと見なすための判定基準となる閾値S3より小さければ、受信信号はPHSからのものであると判断できる。
信号レベルP1と信号レベルP2との差分を算出するときに、算出した値の絶対値とすることもできる。これは、受信信号がPHSからのものである場合、第1のバンドパスフィルタ2dに対して狭帯域である第2のバンドパスフィルタ2hからの出力が、第1のバンドパスフィルタ2dからの出力より大きくなる場合があるからである。このような場合に、ステップS60にて、送信元がPHSであると判定された場合には、制御部2nはチャネルF3における使用を禁止する(ステップS70)。なお、使用を禁止するとは、そのチャネルにおいては信号を送信しないように設定することを意味し、具体的には図示しない送信回路が他のチャネルを使って送信する。
このようにPHSからの制御チャネルの場合、第1のバンドパスフィルタ2dを通過した受信信号の信号レベルと第2のバンドパスフィルタ2hを通過した受信信号の信号レベルはほぼ等しくなる。従って、制御部2nがこれらを通過した信号レベルの差分が所定の閾値(閾値S3)以内である場合にそのときの受信信号をPHSの信号であると判断して、周波数が重なるチャネルの使用を禁止することで、PHSの運転に重要な制御チャネルへの有害な電波干渉を避けることができる。
また、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号レベルが閾値S1未満で、かつ第1のバンドパスフィルタ2hを通過した信号レベルが閾値S2未満である場合、受信信号がPHSであっても遠方に位置するPHSと判断できるので、この場合は制御部2nが通信を許可してもPHSの通信に影響を与えない。
(実施の形態2)
本発明の他の形態について図7に基づいて説明する。なお、図7においては、図6と同じ内容のものは同じ符号で図示している。
本実施の形態1では、図6のステップS60に示すように、第1のバンドパスフィルタ2dを通過した受信信号の信号レベルと、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した受信信号の信号レベルとの差分が閾値S3未満であったときに、制御部2nは受信信号がPHSであると判定していた。この変形例では、図7のステップS60xに示すように、第1のバンドパスフィルタ2dを通過した受信信号の信号レベルと、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した受信信号の信号レベルとの差分が、閾値S4以上であれば、受信信号がPHSからのものでなくDECT方式を含む他の無線通信装置からのものであると判定するものである。この場合の閾値S4は、閾値S3と同じ値であっても良いし、閾値S4>閾値S3の関係となるようにしても良い。
この閾値S4は、閾値S1〜S3と同様に、閾値記憶部2kに格納される。
このようにステップS60xのように判定しても、受信信号がPHSからのものか否かを判定することができる。
上述した実施の形態では、PHS方式のチャネルF12を優先させて、DECT方式のチャネルF3の使用を禁止する場合を示したが、チャネルF12に限らず、PHSの他のチャネルを優先させても良い。例えば、PHS方式の制御チャネルとして、チャネルF14を優先させる場合は、DECT方式のチャネルF4の使用を禁止すれば良い。
上述した実施の形態では、PHS方式を優先させる場合を示したが、DECT方式を優先させることも可能である。また、通信方式として、PHS方式とDECT方式の組み合わせを示したが、使用する帯域幅が重複する通信方式であれば、これらに限定されない。
なお、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号のレベルが所定の閾値を越えた区間の継続時間を測定することにより、受信信号がPHSであるか否かをより精度良く判定することができる。図8は、受信した信号がPHSの信号であるか否かをより精度良く判定可能なようにした実施の形態におけるコードレス電話機の親機の構成を示すブロック図である。図8において、2pは第1のバンドパスフィルタ2dを通過した信号のレベルが第1の所定の値を超えたときに測定を開始し、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号のレベルが第2の所定の閾値を越えた区間の継続時間を測定するタイミング計測部である。制御部2nは、タイミング計測部2pによる計測結果が、そのときの受信信号がPHSの送信時間に一致したか否かを判定し、PHSの信号であると判断した場合、チャネルF3の使用を禁止するように送信部(図示せず)へ設定する。
また第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号のレベルが、第2の所定の値を超えたときの発生周期を測定することにより、受信信号がPHS制御チャネルであるか否かを判定することもできる。この場合、タイミング計測部2pは受信レベルが第2の所定の値を超えたときに計測を開始し、一旦、受信レベルが第2の所定の値を下回り、次に受信レベルが第2の所定の値を超えるまでの時間、更にその次に受信レベルが第2の所定の値を超えるまでに時間を計測することで周期を計測する。制御部2nは、タイミング計測部2pによる計測した周期がPHSの制御信号を送信する周期(送信パターン)に一致する否かを、制御信号パターン記憶部2qに格納されたPHSの送信パターンを読み出して判定し、一致によりPHSの信号であると判断した場合、チャネルF3の使用を禁止するように送信部へ設定する。
図9に示す例では、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号のレベルP2(図9参照)が閾値S1を越えた区間の継続時間が0.62mSである。また次に信号レベルP2が閾値S1を越えた区間の継続時間も0.62mSで、その周期が125mSであり、受信信号はPHSの送信パターンにほぼ一致しているので、PHSの信号であると判定される。
図10に示す例では、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号のレベルP2が閾値S1を越えた区間の継続時間が0.41mSであり、その周期が10mSであることから、この場合の受信信号はDECTの送信時間にほぼ一致しているのでDECTの信号であると判定される。
図11に示す例では、第2のバンドパスフィルタ2hを通過した信号のレベルP2が閾値S1を越えたときに継続時間の測定を開始するが、閾値S1を越える周期がPHSおよびDECTのいずれのパターンとも一致しないので、この場合は無視される。
このようにタイミング計測部により、そのときの受信信号の継続時間および発生周期がPHSの制御チャネルの送信パターンに一致するか否かを判定することにより、受信した信号がPHSの信号であるか否かをより精度良く判定することができる。
本発明は、無線通信分野など産業上の様々な分野において有用であり、特に、PHSシステムとDECTシステム間の干渉回避に適している。
10 コードレス電話機
20 親機
2a DECT帯域フィルタ
2b RF増幅器
2c 受信周波数変換部
2d 第1のバンドパスフィルタ
2e FSK検波部
2f DECT信号処理部
2g 第1受信レベル検出部
2h 第2のバンドパスフィルタ
2j 第2受信レベル検出部
2k 閾値記憶部
2m 受信種別判定部
2n 制御部
2p タイミング計測部
2q 制御信号パターン記憶部
A アンテナ
30 子機
P1,P2 信号レベル
S1〜S4 閾値

Claims (14)

  1. 第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線通信装置であって、
    アンテナより入来する信号を受けて、前記第1の帯域幅の全体と前記第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第1のバンドパスフィルタと、
    アンテナより入来する信号を受けて、前記第1の帯域幅の一部と前記第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第2のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分が所定の閾値以内である場合に、前記アンテナより入来する信号は前記第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断する制御部と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルより予め決められた値以上高い時に
    前記アンテナより入来する無線信号が第1の変調方式を用いて変調された無線信号であると判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. アンテナより入来する信号を所定の中間周波数帯域へダウンコンバートする受信周波数変換部を有し、
    前記第1のバンドパスフィルタは前記受信周波数変換部から出力される信号の中の前記第1の帯域幅の全体と、前記第1の帯域幅の一部と重複するPHSのチャネル幅を通過させる帯域を有し、
    前記第2のバンドパスフィルタは前記受信周波数変換部から出力される信号の中のPHSの1つのチャネル幅のみを通過させる通過幅を有し、
    前記第1のバンドパスフィルタを通過した受信信号を復調処理し、所定のスレッシュレベルを使って2値化した復調信号を出力する復調部を有し、
    前記制御部は、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分が所定の閾値以内である場合にその時の受信信号はPHSの信号であると判断することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. 前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS1、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS2とした場合に、
    前記制御部は、
    前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1以上である時に、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分を算出して、この差分が閾値以内であるか否かを判断することを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1以上で、かつ前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S2以上である場合にその時の受信信号はPHSの信号であると判断し、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満である場合はその時の受信信号はPHS以外であると判断することを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  6. 閾値S1と閾値S2とを閾値S1<閾値S2の関係とした場合に、
    前記制御部は、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満で、かつ前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S2未満であれば、受信信号がPHSであっても受信レベルが低いと判断して通信を許可することを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記制御部は、前記アンテナより入来する信号が、前記第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断した時に、前記第1の帯域幅の無線信号を送信する送信部による送信処理を停止することを特徴とする請求項1から6のいずれかの項に記載の無線通信装置。
  8. 第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線通信装置であって、
    アンテナより入来する信号を受けて、前記第1の帯域幅の全体と前記第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第1のバンドパスフィルタと、
    アンテナより入来する信号を受けて、前記第1の帯域幅の一部と前記第2の帯域幅の全体とを通過させる帯域を有する第2のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第1の所定の値を越えた時に測定を開始し、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の閾値を越えた時の時間および第2の所定の閾値を越えた区間の継続時間を測定するタイミング計測部と、
    前記タイミング計測部による計測結果がその時の受信信号は前記第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの送信パターンに一致したことを示す場合に、その時の受信信号は他の無線システムの信号であると判断する制御部とを有することを特徴とする無線通信装置。
  9. アンテナより入来する信号を所定の中間周波数帯域へダウンコンバートする受信周波数変換部を有し、
    前記第1のバンドパスフィルタは前記受信周波数変換部から出力される信号の中の前記第1の帯域幅の全体と、前記第1の帯域幅の一部と重複するPHSのチャネル幅を通過させる帯域を有し、
    前記第2のバンドパスフィルタは前記受信周波数変換部から出力される信号の中のPHSの1つのチャネル幅のみを通過させる通過幅を有し、
    前記第1のバンドパスフィルタを通過した受信信号を復調処理し、所定のスレッシュレベルを使って2値化した復調信号を出力する復調部を有し、
    前記制御部は、前記タイミング計測部による計測結果がその時の受信信号は前記第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つPHSの送信パターンに一致したことを示す場合に、その時の受信信号はPHSの信号であると判断することを特徴とする請求項8記載の無線通信装置。
  10. 前記制御部は、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の値を越えた時の発生周期がPHSの制御チャネルの送信周期に一致した場合にその時の受信信号はPHSの信号であると判断することを特徴とする請求項8記載の無線通信装置。
  11. 前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS1、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルに関する閾値をS2とした場合に、
    前記制御部は、
    前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルが閾値S1未満である時に、前記タイミング計測部による計測結果に基づいて、受信信号が第2の変調方式を用いる他の無線システムの送信パターンに一致したか否かを判断することを特徴とする請求項8から10のいずれかの項に記載の無線通信装置。
  12. 前記制御部は、前記アンテナより入来する信号が、前記第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断した時に、前記第1の帯域幅の無線信号を送信する送信部による送信処理を停止することを特徴とする請求項8から11のいずれかの項に記載の無線通信装置。
  13. 第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線信号判別方法であって、
    アンテナより入来する信号を受けて、第1のバンドパスフィルタにより、前記第1の帯域幅の全体と前記第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、
    アンテナより入来する信号を受けて、第2のバンドパスフィルタにより、前記第1の帯域幅の一部と前記第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、
    制御部により、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号レベルと前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号レベルとの差分を算出し、その算出結果が所定の閾値以内である場合に、前記アンテナより入来する信号は前記第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの装置から出力された信号であると判断するステップとを含むことを特徴とする無線信号判別方法。
  14. 第1の変調方式を用いて変調された第1の帯域幅の無線信号を用いて送受信を行う無線システムの無線信号判別方法であって、
    アンテナより入来する信号を受けて、第1のバンドパスフィルタにより、前記第1の帯域幅の全体と前記第1の帯域幅の一部と重複する第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、
    アンテナより入来する信号を受けて、第2のバンドパスフィルタにより、前記第1の帯域幅の一部と前記第2の帯域幅の全体とを通過させるステップと、
    タイミング計測部により、前記第1のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第1の所定の値を超えた時に測定を開始し、前記第2のバンドパスフィルタを通過した信号のレベルが第2の所定の閾値を越えた時の時間および第2の所定の閾値を越えた区間の継続時間を測定するステップと、
    制御部により、前記タイミング計測部による計測結果がその時の受信信号は前記第1の帯域幅より狭い第2の帯域幅を持つ第2の変調方式を用いる他の無線システムの送信パターンに一致したことを示す場合に、その時の受信信号は他の無線システムの信号であると判断するステップとを含むことを特徴とする無線信号判別方法。
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