JP2010103858A - 無線受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Shoji Kuriki
章次 栗木
Shuji Kubota
修司 久保田
Mayuko Ueno
真由子 上野
Yuko Nakase
優子 中瀬
Atsushi Oshima
淳 大島
Yasuaki Yorozu
恭明 萬
Shintaro Kawamura
晋太郎 川村
Hiroshi Soshi
浩史 惣司
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Abstract

【課題】追加のフィルタを使用することなく、通常のデータ受信中に隣接チャネルからの干渉の状況を推定すること。
【解決手段】無線受信装置は、受信した無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路と、中間周波数信号もしくはベースバンド信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出部と、中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するバンドパスフィルタと、所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出部と、第1の電力レベル検出部により検出された電力レベルと、第2の電力レベル検出部により検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定し、該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定部とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、データ通信に関し、特にマルチバンドを使用してデータを送受信する超広帯域(Ultra Wide Band: UWB)無線通信において、隣接チャネルを使用する信号による干渉を検出する機能を備えた無線受信装置及び受信方法に関する。
近年オフィスや家庭などで用いられる無線通信技術分野においては、例えば、IEEE802.11系の規格に基づいた無線LAN通信や、ワイヤレスUSB(Universal Serial Bus)規格に基づいた無線PAN(Personal Area Network)通信などが実用化され様々な製品が市場に出されている。
ワイヤレスUSBには、無線通信方式として、WiMedia Allianceが推進するUWB(Ultra Wideband)方式が採用されている。UWBは低消費電力でありながら、現在普及している802.11a/b/gをはるかに上回る高速通信が可能であることから、オフィスでの通信の効率化、生活の利便性向上のために、様々な機器に搭載されていくことが期待されている。UWBでは、図1のように、3.1GHz〜10.6GHz帯域を、1バンド528MHz帯域として14バンドに分割し、低域のバンドからバンド#1、バンド#2、・・・、バンド#14と番号が付けられている。また、3バンドずつをグループ化してチャネルと呼ぶ。さらに、チャネル#1で通信を行う場合には、図2のように1つのバンドのみで通信を行ったり、ホッピング・パターンによって、図3のように3つのバンドを用いて通信を行ったりすることができる。
一般に、オフィスや公衆における無線LANのアクセスポイントの設置は多くの場合、専任のネットワーク管理者が、あらかじめ近隣のアクセスポイントと電波干渉をしないように、適切なチャネルを設定し、適切な場所に設置する。しかしながら、PANのような近距離無線通信では専任のネットワーク管理者を決定することがないため、近隣の無線装置との電波干渉を考慮したチャネル設定をすることができない。そのためワイヤレスUSBでは、電波干渉が起こることは避けられず、電波干渉を検出して干渉状況を報知する機能が必要となる。
図4は、バンド2で受信している時の無線受信装置の受信スペクトラムを示している。無線受信装置は、バンド2を利用して受信する。図4によれば、該無線受信装置が受信処理を行っているバンド2に隣接するバンドであるバンド3で他の無線通信装置がデータの送受信を行っているためにバンド3にも受信信号が存在する。この場合、バンド3の受信信号の電力レベルが大きく、該バンド3の受信信号スペクトラムの肩がバンド2の信号スペクトラムにかかりバンド2の高域のサブキャリアの特性を悪化させる場合がある。
以上のような問題に対して、例えば、アンテナで受信したシステム帯域の無線周波数の所望波を中間周波数の信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路のひずみ特性を利用して、システム帯域の全ての干渉波成分の電力レベルを一括して検出する無線通信装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。該無線通信装置では、所望波がないときの全ての干渉波成分の電力和を一括して検出することで、無線通信装置の許容D/N比を超える環境であるかどうかが判別され、該判別結果が表示部に表示される。ここで、D/N比とは、当該無線通信装置で使用している所望の無線周波数信号のレベル、すなわち、所望波レベルD(desired signal level)と該所望波レベル以外の当該無線通信装置にとっては妨害となる干渉波レベルU(undesired signal level)との比である。
また、第一のフィルタにより通過させる自己のシステム周波数帯域の信号レベルと、第二のフィルタにより通過させる自己のシステム周波数帯域に隣接する周波数帯域の信号レベル、また、これらの差分レベルを表示することで無線通信装置が受けている干渉状況を報知する無線通信装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−330996号 特開2008−160526号
上述した背景技術では、所望波がない状態での不要信号のレベル測定を行うためには、システム帯域において信号が送信されていない状態が必要となり、通信システム全体の伝送効率を低下させる問題があった。
また、通常の通信に必要な自己のシステムで利用する周波数帯域の信号を通過させる第一のフィルタ以外に、干渉状況を検出するために、自己のシステムで利用する周波数帯域に隣接する周波数帯域の信号を通過させる第二のフィルタが必要となり、無線通信装置の規模が大きくなる問題があった。
本発明はかかる課題に鑑み、追加のフィルタを使用することなく、通常のデータ受信中に隣接チャネルからの干渉の状況を推定することができる無線受信装置及び受信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本無線受信装置は、
受信した無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路と、
前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出部と、
前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するバンドパスフィルタと、
前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出部と、
前記第1の電力レベル検出部により検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出部により検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定し、該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定部と
を有する。
本無線受信装置は、
受信した無線周波数信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出部と、
前記無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路と、
前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するバンドパスフィルタと、
前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出部と、
前記第1の電力レベル検出部により検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出部により検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定し、該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定部と
を有する。
本受信方法は、
受信した無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するステップと、
前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出ステップと、
前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するステップと、
前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出ステップと、
前記第1の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定するステップと、
該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定ステップと
を有する。
本受信方法は、
受信した無線周波数信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出ステップと、
前記無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するステップと、
前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するステップと、
前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出ステップと、
前記第1の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定するステップと、
該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定ステップと
を有する。
開示の無線受信装置及び受信方法によれば、追加のフィルタを使用することなく、通常のデータ受信中に隣接チャネルからの干渉の状況を推定することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本実施例に係る無線受信装置100について、図5を参照して説明する。
無線受信装置100は、例えば、無線通信装置に含まれ、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する。ここで、隣接チャネルとは、当該無線受信装置100が利用している周波数帯域に近接する周波数帯域を示す。好適には、当該無線受信装置100が利用している周波数帯域に隣接する周波数帯域を示す。該周波数帯域は、チャネルであってもよいし、バンドであってもよい。
無線受信装置100は、無線接続の通信技術として、ワイヤレスUSBが適用される。ワイヤレスUSBでは、UWB(Ultra wideband)をベースにスペクトラム拡散(Spread spectrum)技術が使用される。UWBは、数GHzの超広帯域を用いる無線技術である。
無線受信装置100は、アンテナ102と、低雑音増幅器104と、ミキサ回路部106と、バンドパスフィルタ108と、第1のレベル検出回路110と、第2のレベル検出回路112と、干渉レベル推定部114と、復調回路116と、表示部118と、制御部120とを有する。
アンテナ102は、他の無線通信装置に含まれる無線送信装置により送信された信号を受信する。例えば、他の無線通信装置に含まれる無線送信装置により送信されたマルチバンドOFDM信号を受信するようにしてもよい。アンテナ102は、受信したRF信号を低雑音増幅器104に入力する。WiMedia Allianceで策定された"MultiBand OFDM Physical Layer Specification Version 1.2"によれば、マルチバンドOFDM信号は帯域幅528MHzで128個のサブキャリアを持つ。これらのサブキャリアのうち、6個はヌル・サブキャリア、10個はガード・サブキャリア、12個はパイロット・サブキャリアである。残りの100個のサブキャリアでデータを伝送する。
低雑音増幅器104は、アンテナ102から入力されたRF信号を増幅する。例えば、低雑音増幅器104は、低い内部雑音を持つ増幅器により構成され、最適な低雑音になるように入力のインピーダンス・マッチングを適切に設定する。低雑音増幅器104は、増幅したRF信号をミキサ回路部106に入力する。
ミキサ回路部106は、入力されたRF信号を中間周波数の信号(以下、中間周波数信号と呼ぶ)に変換する。また、ミキサ回路部106は、入力されたRF信号をベースバンド信号に変換するようにしてもよい。ミキサ回路部106は、中間周波数信号もしくはベースバンド信号をバンドパスフィルタ108及び第1のレベル検出回路110に入力する。
第1のレベル検出回路110は、入力された中間周波数信号もしくはベースバンド信号のレベル検出を行う。例えば、電力レベルを検出する。第1のレベル検出回路110は、レベル検出の結果を干渉レベル推定部114に入力する。
バンドパスフィルタ108は、入力された中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波を取り出す。バンドパスフィルタ108は、所望波を復調回路116及び第2のレベル検出回路112に入力する。
復調回路116は、入力された所望波の復調を行う。
第2のレベル検出回路112は、入力された所望波のレベル検出を行う。例えば、電力レベルを検出する。第2のレベル検出回路112は、レベル検出の結果を干渉レベル推定部114に入力する。
干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出回路110により入力されたレベル検出の結果(以下、第1のレベル検出結果と呼ぶ)と第2のレベル検出回路112により入力されたレベル検出の結果(以下、第2のレベル検出結果と呼ぶ)とを比較し、該比較結果に基づいて、隣接チャネルからの干渉を推定する。例えば、干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出結果が第2のレベル検出結果より大きい場合には、隣接バンドからの干渉が発生していると推定する。例えば、隣接バンドからの干渉が許容値より大きいと推定してもよい。隣接バンドからの干渉が顕在化する条件は、隣接チャネルを利用する信号の電力レベルが所望波に比べて大きい場合である。従って、隣接バンドからの干渉が許容値より大きいとは、隣接チャネルを利用する信号による干渉が生じている場合である。ここで、レベル差に関しては一般に閾値を設定し、レベル差が設定された閾値を越えた場合に隣接チャネルからの干渉が発生していると推定するようにしてもよい。また、レベル差が大きいほど隣接チャネルからの干渉が大きいと推定するようにしてもよい。干渉レベル推定部114は、推定した隣接チャネルからの干渉の状況を表示部118及び制御部120に入力する。
表示部118は、隣接チャネルからの干渉の状況を表示する。また、表示部118は、第1のレベル検出結果と、第2のレベル検出結果との差を、隣接チャネルからの干渉の状況として表示するようにしてもよい。このように、隣接チャネルからの干渉の状況を表示することにより、使用者に報知することができる。
制御部120は、干渉レベル推定部114から通知された隣接チャネルからの干渉の状況に基づいて、復調部116に対して、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行うように指示するようにしてもよい。例えば、制御部120は、干渉レベル推定部114から通知された隣接チャネルからの干渉の状況が閾値以上である場合に、復調部116に対して、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行うように指示するようにしてもよい。この場合、復調回路116は、制御部120による指示に従って、入力された所望波に対して隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行い、復調する。隣接チャネルからの干渉を低減するために様々な処理方法を適用できる。
次に、本実施例に係る無線受信装置100の動作について、図6を参照して説明する。本実施例では、一例として、UWB方式において隣接チャネルに電力レベルの大きな信号が存在し隣接バンドからの干渉が生じている場合を示す。また、一例として、ミキサ回路部106がRF信号を中間周波数信号に変換する場合について説明するが、ベースバンド信号に変換する場合についても適用できる。
無線受信装置100は、受信したRF信号を中間周波数信号に変換する(ステップS602)。例えば、ミキサ回路部106は、低雑音増幅器104により入力された増幅されたRF信号を中間周波数信号に変換する。
図7(a)は低雑音増幅器104の出力を示す。図7(a)において、所望波はバンド#1の信号であり、中心周波数が3432MHzのスペクトルである。一方、隣接チャネルの信号はバンド#2の信号であり、中心周波数が3960MHzのスペクトルである。一般に、隣接バンドからの干渉が生じる条件は、隣接チャネルを利用する信号の電力レベルが所望波に比べて大きい場合である。この例ではバンド#1に比べてバンド#2の信号の受信電力(電力レベル)が大きい。
図7(b)はミキサ回路部106の出力を示す。ミキサ回路部106の信号通過帯域は隣接チャネルの周波数をカバーする帯域が確保される。ミキサ回路部106は、RF信号の周波数変換を行う。その結果、バンド#1の中心周波数が0MHzに、バンド#2の中心周波数は528MHzに周波数変換され、中間周波数信号が生成する。中間周波数に変換された信号に関してはバンド#2の信号の電力レベルの方が大きいので、バンド#1とバンド#2とが加算された電力レベルとなる。
無線受信装置100は、中間周波数信号の電力レベルを検出する(ステップS604)。例えば、第1のレベル検出回路110は、ミキサ回路部106から入力された中間周波数信号の電力レベルを検出する。
無線受信装置100は、中間周波数信号の帯域制限を行い、所望波を抽出する(ステップS606)。例えば、バンドパスフィルタ108は、ミキサ回路部106から入力された中間周波数信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出する。
図7(c)はバンドパスフィルタ108の出力を示す。バンドパスフィルタ108は所望波の周波数スペクトルのみ通過させる特性を持っているため、バンドパスフィルタ108の出力信号の電力レベルは、バンド#1の信号の電力レベルとバンド#1の周波数に干渉するバンド#2の信号の電力レベルとが加算された電力レベルとなる。
無線受信装置100は、所望波信号の電力レベルを検出する(ステップS608)。例えば、第2のレベル検出回路112は、バンドパスフィルタ108から入力された所望波信号の電力レベルを検出する。
無線受信装置100は、ステップS604により検出された電力レベルとステップS608により検出された電力レベルとを比較する(ステップS610)。例えば、干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出回路110により検出された電力レベルと、第2のレベル検出回路112により検出された電力レベルとを比較する。
無線受信装置100は、ステップS604により検出された電力レベルがステップS608により検出された電力レベルよりも大きいと判断した場合(ステップS610:YES)、隣接バンドからの干渉が許容値より大きいと判断する(ステップS612)。例えば、干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出回路110により検出された電力レベルが第2のレベル検出回路112により検出された電力レベルよりも大きいと判断した場合、隣接バンドからの干渉が許容値より大きいと判断する。この場合、隣接チャネルからの干渉が生じていると推定される。
一方、無線受信装置100は、ステップS604により検出された電力レベルがステップS608により検出された電力レベル以下であると判断した場合(ステップS610:NO)、隣接バンドからの干渉が許容値以下であると判断する(ステップS614)。例えば、干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出回路110により検出された電力レベルが第2のレベル検出回路112により検出された電力レベル以下であると判断した場合、隣接バンドからの干渉が許容値以下であると判断する。この場合、隣接チャネルからの干渉が生じていないと推定される。
隣接チャネルに信号がない場合は、ミキサ回路部106の出力信号の電力レベルとバンドパスフィルタ108の出力信号の電力レベルとはほぼ等しくなる。一方、隣接チャネルに大きな電力レベルを有する信号が存在する場合は、ミキサ回路部106の出力信号の電力レベルはバンドパスフィルタ108の出力信号の電力レベルより大きくなる。そのため、ミキサ回路部106の出力信号の電力レベルとバンドパスフィルタ108の出力信号の電力レベルとを比較することにより、隣接チャネルに大きな電力レベルを有する信号があることが検出でき、隣接チャネルからの干渉を推定できる。
(変形例)
本変形例に係る無線受信装置について、図8を参照して説明する。
無線受信装置100は、図5を参照して説明した無線受信装置において、低雑音増幅器104の出力信号が第1のレベル検出回路110に入力される。
アンテナ102から入力されたRF信号は低雑音増幅器104に入力される。低雑音増幅器104で増幅されたRF信号は、ミキサ回路部106及び第1のレベル検出回路110に入力される。
第1のレベル検出回路110は、低雑音増幅器104により入力された増幅したRF信号のレベル検出を行う。例えば、電力レベルの検出を行う。RF信号に所望波のバンド#1の信号と隣接チャネルのバンド#2を利用する信号とが存在する場合、入力される信号は、バンド#1の信号と該バンド#1の周波数に干渉しているバンド#2の信号とが加算された信号となる。第1のレベル検出回路110は、レベル検出の結果を干渉レベル推定部114に入力する。
ミキサ回路部106は、入力されたRF信号を中間周波数信号に変換する。また、ミキサ回路部106は、入力されたRF信号をベースバンド信号に変換するようにしてもよい。ミキサ回路部106は、中間周波数信号もしくはベースバンド信号をバンドパスフィルタ108に入力する。
バンドパスフィルタ108は、中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波を取り出す。バンドパスフィルタ108は、所望波を第2のレベル検出回路112及び復調回路116に入力する。
復調回路116は、入力された所望波の復調を行う。
第2のレベル検出回路112は、入力された所望波のレベル検出を行う。例えば、電力レベルを検出する。第2のレベル検出回路112は、レベル検出の結果を干渉レベル推定部114に入力する。
干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出回路110により入力されたレベル検出の結果(以下、第1のレベル検出結果と呼ぶ)と第2のレベル検出回路112により入力されたレベル検出の結果(以下、第2のレベル検出結果と呼ぶ)とを比較し、該比較結果に基づいて、隣接チャネルからの干渉を推定する。例えば、干渉レベル推定部114は、第1のレベル検出結果が第2のレベル検出結果より大きい場合には、隣接バンドからの干渉が発生していると推定する。例えば、隣接バンドからの干渉が許容値より大きいと推定してもよい。隣接バンドからの干渉が顕在化する条件は、隣接チャネルを利用する信号の電力レベルが所望波に比べて大きい場合である。従って、隣接バンドからの干渉が許容値より大きいとは、隣接チャネルを利用する信号による干渉が生じている場合である。ここで、レベル差に関しては一般に閾値を設定し、レベル差が設定された閾値を越えた場合に隣接チャネルからの干渉が発生していると推定するようにしてもよい。また、レベル差が大きいほど隣接チャネルからの干渉が大きいと推定するようにしてもよい。干渉レベル推定部114は、推定した隣接チャネルからの干渉の状況を表示部118及び制御部120に入力する。
表示部118は、隣接チャネルからの干渉の状況を表示する。また、表示部118は、第1のレベル検出結果と、第2のレベル検出結果との差を、隣接チャネルからの干渉の状況として表示するようにしてもよい。このように、隣接チャネルからの干渉の状況を表示することにより、使用者に報知することができる。
制御部120は、干渉レベル推定部114から通知された隣接チャネルからの干渉の状況に基づいて、復調部116に対して、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行うように指示するようにしてもよい。例えば、制御部120は、干渉レベル推定部114から通知された隣接チャネルからの干渉の状況が閾値以上である場合に、復調部116に対して、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行うように指示するようにしてもよい。この場合、復調回路116は、制御部120による指示に従って、入力された所望波に対して隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行い、復調する。隣接チャネルからの干渉を低減するために様々な処理方法を適用できる。
次に、本変形例に係る無線受信装置の動作について説明する。本変形例に係る無線受信装置の動作は、図6を参照して説明した動作のステップS604において、受信したRF信号の電力レベルを検出するようにしたものである。
本実施例によれば、受信した無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路の出力信号の第1の信号の電力レベルと、当該無線受信装置の所望波信号を通過させるバンドパスフィルタの出力信号の第2の信号の電力レベルとを比較し、第1の信号の電力レベルと第2の信号の電力レベルとの比較値から隣接周波数を利用する信号の電力レベルを推定する。その結果、隣接チャネルからの干渉を検出するための追加のフィルタを使用することなく、通常のデータ受信中に隣接チャネルからの干渉の状況を推定することが可能となる。
また、本実施例によれば、受信したシステム帯域の無線周波数信号の第1の信号の電力レベルと、ミキサ回路部から出力された中間周波数信号から抽出された所望波信号の第2の信号の電力レベルとを比較し、第1の信号の電力レベルと第2の信号の電力レベルとの比較値から隣接周波数の信号の電力レベルを推定する。その結果、隣接チャネルからの干渉を検出するための追加のフィルタを使用することなく、通常のデータ受信中に隣接チャネルからの干渉の状況を推定することが可能となる。
また、本実施例によれば、隣接チャネルからの干渉の状況を表示することにより、使用者に隣接チャネルからの干渉の状況を報知することが可能となる。
また、本実施例によれば、隣接チャネルからの干渉の状況に基づいて、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を復調回路に指示する。隣接チャネルからの干渉を低減する処理を復調回路に指示することにより、隣接チャネルからの干渉が発生した場合に隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行うことが可能となる。
以上本発明は特定の実施例、変形例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。実施例、変形例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例又は項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
MultiBand-OFDMのバンド構成を示す説明図である。 MultiBand -OFDMにおけるシンボルの送信方法の一例を示す説明図である。 MultiBand -OFDMにおけるシンボルの送信方法の一例を示す説明図である。 無線受信装置において検出される周波数スペクトラムの一例を示す説明図である。 一実施例に係る無線受信装置を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る無線受信装置の動作を示すフロー図である。 一実施例に係る無線受信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係る無線受信装置を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 無線受信装置
102 アンテナ
104 低雑音増幅器
106 ミキサ回路部
108 ベースバンドフィルタ
110 第1のレベル検出回路
112 第2のレベル検出回路
114 干渉レベル推定部
116 復調回路
118 表示部
120 制御部

Claims (7)

  1. 受信した無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路と、
    前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出部と、
    前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するバンドパスフィルタと、
    前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出部と、
    前記第1の電力レベル検出部により検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出部により検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定し、該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定部と
    を有することを特徴とする無線受信装置。
  2. 受信した無線周波数信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出部と、
    前記無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するミキサ回路と、
    前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するバンドパスフィルタと、
    前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出部と、
    前記第1の電力レベル検出部により検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出部により検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定し、該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定部と
    を有することを特徴とする無線受信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の無線受信装置において、
    前記隣接チャネルからの干渉の状況を表示する表示部
    を有することを特徴とする無線受信装置。
  4. 請求項3に記載の無線受信装置において、
    前記表示部は、第1の電力レベル検出部により検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出部により検出された電力レベルとの差を、隣接チャネルからの干渉の状況として表示することを特徴とする無線受信装置。
  5. 請求項1又は2に記載の無線受信装置において、
    前記バンドパスフィルタから出力された所望波を復調する復調部と、
    前記干渉レベル推定部により推定された隣接チャネル干渉状況に基づいて、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を前記復調部に指示する制御部と
    を有し、
    前記復調部は、前記制御部による指示に従って、隣接チャネルからの干渉を低減する処理を行うことを特徴とする無線受信装置。
  6. 受信した無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するステップと、
    前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出ステップと、
    前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するステップと、
    前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出ステップと、
    前記第1の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定するステップと、
    該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定ステップと
    を有することを特徴とする受信方法。
  7. 受信した無線周波数信号の電力レベルを検出する第1の電力レベル検出ステップと、
    前記無線周波数信号を中間周波数信号もしくはベースバンド信号に変換するステップと、
    前記中間周波数信号もしくはベースバンド信号の帯域制限を行い、所望波信号を抽出するステップと、
    前記所望波信号の電力レベルを検出する第2の電力レベル検出ステップと、
    前記第1の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルと、前記第2の電力レベル検出ステップにより検出された電力レベルとを比較し、当該無線受信装置が使用している周波数帯域に隣接する隣接周波数帯域の信号の電力レベルを推定するステップと、
    該推定された電力レベルに基づいて、隣接チャネルからの干渉の状況を推定する干渉レベル推定ステップと
    を有することを特徴とする受信方法。
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