JP5292935B2 - メモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置 - Google Patents

メモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置 Download PDF

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Description

この発明は、メモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置に関し、詳しくはメモリモジュールの低消費電力化に有用なメモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置に関する。
各種情報処理装置では、従来から半導体記憶装置が用いられている。例えば、組み込み機器や、PC、データサーバ等では、規格化されたSIMM(Single Inline Memory Module)や、DIMM(Dual Inline Memory Module)等のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory )を複数単一基板上に集積して構成されるメモリモジュールが用いられている。それらSDRAMの各々は、所定数のSDRAM素子で構成され、それらのSDRAM素子の入出力端子は、データバスに並列に接続されている。
複数のSDRAMは、上記データバスを複数並列に、かつ、同時にアクセス可能とされており、これにより所望のデータ幅のデータでのアクセスができるように構成されている。
図10は、従来のSDRAM DIMM 1001を示す。このSDRAM DIMM1001は、各々、8ビットのデータ入出力バスを有する9個のSDRAM素子#D0 1010乃至SDRAM素子#D7 1017及びSDRAM#ECC 1020が同一基板上に実装されるが、その8個のSDRAM素子#D0 1010乃至SDRAM素子#D7 1017のデータ入出力バスには、64ビットのデータ線1004内の対応する8ビットの線が各別に接続され、データ線1004と平行して設けられる8ビットのECC(Error Correcting Code)線1006がSDRAM素子#ECC 1020に接続されると共に、クロック、コマンド、アドレス等のSDRAM制御信号線群1003が、各SDRAM素子#D0 1010乃至SDRAM素子#D7 1017及びSDRAM素子#ECC 1020に接続されてその全体が構成されている。
SDRAM制御信号線群1003、データ線1004及びECC線1006は、システムのデータバスを構成している。したがって、データ線1004は、システムのバス幅に見合ったデータのリード又はライトに用いられる。
また、上記SDRAM DIMM1001は、パワーダウンモードや、セルフリフレッシュモードという省電力状態が設けられ、この省電力状態と通常のアクセス時のアクティブモード(通常状態)とを切り替えた動作が可能に構成されている。この装備されている機能の切り替えにより、省電力状態にすると、その状態にもよるが、消費電流が1/2乃至1/5ほどの低減となる。
しかしながら、上記切り替えには、その状態にもよるが、数サイクルから数十サイクルのオーバーヘッドを生じ、性能の低下となる。その切り替えの間の消費電流は、通常状態並となり、省電力状態からの切り替え回数はできるだけ減らす方が効率的となる。
SDRAMでは、1つのリードコマンド又はライトコマンドに対して連続して4乃至16回程度のデータバースト転送を行ってリード又はライトするのが効率的である。その際に、単一のリードの場合には、残りのデータを破棄してそのリードを行い、また、単一のライトの場合には、バーストサイクル中の他のデータに対してマスクをしてそのライトを行うのが一般的である。
また、単一のリード転送の場合もバースト転送を行った上で必要なデータを抽出するのが一般的である。この場合の動作を示すタイミングチャートを図11に示す。
図11において、W3という信号のみSDRAMに書き込む際には、図11の11g)と11i)で示すマスク信号を、W3が書き込まれるサイクルT5の後半以外は有効にして、W1及びW2、並びにW4乃至W8と、これらに対応するECC信号がSDRAM素子に書き込まれるのを防ぐ。
また、無駄な転送サイクルを削減するために、必要なデータのアクセスが完了した時点でバーストを中断することも可能である。
しかしながら、上述したような単一データのリード転送若しくはライト転送を行う際にも、SIMM又はDIMM上のすべてのSDRAMを必要であればアクティブ状態にし、さらに活性化する必要があるため、通常のバースト転送とほぼ同じ電力を消費してしまうという問題が生ずる。
この問題を限定的に解決する発明が特許文献1に開示されている。この発明の実施の形態を図12に示す。
特許文献1の発明では、図12に示すように、SDRAM DIMM(MMD)1201の各SDRAM1210乃至1213に対してマクロ選択回路MSE1220乃至1223を設けている。このMSE1220乃至1223は、内部にレジスタを有しており、データ入出力端子のビット幅に応じてこのレジスタを設定する。
MSE1220乃至1223は、また、外部コマンドのアドレスの上位ビットとコマンドを監視しており、これらのアドレスとコマンドにより、SDRAM1210乃至1213の活性化を制御する。その活性化制御は、次の通りである。
すなわち、各SDRAM1210乃至1213のデータ幅に対してDIMMデータ入出力端子のデータが4倍幅の場合にはすべてのコマンドで各SDRAMを活性化するが、DIMMのデータ入出力端子のデータ幅かそれ未満である場合には、アドレスを見た上でそのアドレスに対応するSDRAMのみを活性化する。
しかし、リフレッシュ等のコマンドについては、アドレスに拘わらず、すべてのSDRAMを同時に活性化させ、同一のSDRAMとMSEとの組み合わせで各種の入出力データ幅構成を有するSDRAM DIMMを構成している。
また、特許文献2には、異なるタイプのSDRAMの選択的使用を制御するメモリ制御装置が開示されている。このメモリ制御装置は、いずれのタイプのSDRAMであるかを判定し、その判定結果に応じたSDRAMの活性化を行い、それに応じたバスプロトコルでSDRAMとメモリインタフェースとの間でデータの授受を行うように構成されている。
また、特許文献3には、複数のマスタデバイスとメモリデバイスとの間でのデータ転送を制御するデータ転送制御装置が開示されている。このデータ転送制御装置は、メモリデバイスのデータ幅より広いデータ幅のデータバスを有し、このデータバスとメモリデバイスとの間でデータを送受する場合にデータバス側とメモリデバイス側でデータ幅に応じたデータ転送回数(バースト転送)でデータ転送のインタフェースを取るように構成されている。
特開2003−006042号公報 特開2003−076603号公報 特開2007−164415号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明では、SDRAMへのアクセスの態様は、データ入出力端子数(ビット幅)に依存して決められてしまう形式のものである。
したがって、SDRAMへアクセスされるデータ量に応じて自在に活性化態様を変更することについては、何ら触れられていないと言える。
また、SIMM又はDIMMのデータ入出力端子のビット幅が広い場合には、すべてのSDRAM素子が同時に活性化されてしまうので、上記問題の解決にはならない。
なお、特許文献2も、また、特許文献3も、SDRAM又はメモリデバイスがアクセスされるときには、それ全体が活性化されることを前提としているものである。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、複数のメモリへの部分アクセスにより低消費電力化を達成するメモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、メモリモジュール制御方法に係り、第1の所定数のビットを並列に書き込み又は読み出し可能なメモリを複数有するメモリモジュールにおいて、上記複数のメモリのうち、任意の上記メモリの駆動に際して、当該メモリを活性化するための制御信号を選択的に供給させるメモリ選択信号を上記メモリモジュールに入力し、入力された上記メモリ選択信号に基づいて上記制御信号を上記メモリ選択信号対応の上記メモリに分配して上記メモリを活性化し、活性化された上記メモリへ上記第1の所定数より大きい第2の所定数のデータ幅を有するデータバスのデータを複数のビット並列の直列データに変換して順次転送するか、又は活性化された上記メモリから順次出力される複数の上記直列データを上記データ幅の並列データに変換して上記データバスへ転送することを特徴としている。
この発明の第2の構成は、メモリモジュールに係り、第1の所定数のビットを並列に書き込み又は読み出し可能な複数のメモリと、複数の上記メモリのうちの任意の上記メモリの駆動に際して、当該メモリを活性化するための制御信号を選択的に供給させるメモリ選択信号を入力する入力手段と、該入力手段によって入力された上記メモリ選択信号に基づいて上記制御信号を上記メモリ選択信号対応の上記メモリに分配する分配手段と、該分配手段によって上記メモリ選択信号が分配される上記メモリへ上記第1の所定数より大きい第2の所定数のデータ幅を有するデータバスのデータを複数のビット並列の直列データに変換して順次転送するか、又は上記メモリ選択信号が分配される上記メモリから順次出力される上記複数の直列データを上記データ幅の並列データに変換して上記データバスへ転送するデータ転送手段とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、複数のメモリを有するメモリモジュールへメモリ選択信号を入力し、そのメモリ選択信号に基づいて制御信号をメモリ選択信号対応のメモリに供給するようにしたので、消費電力の低減化を達成し得る。
本発明は、複数のメモリを有するメモリモジュールへメモリ選択信号を入力することと、入力されたメモリ選択信号に基づいて制御信号をメモリ選択信号対応のメモリに供給することを含んで構成される。
実施形態1
図1は、この発明の実施形態1であるSDRAM DIMMの電気的構成を示すブロック図、図2は、同SDRAM DIMMのアドレスレーンコードによる制御信号フィルタ規則(分配規則)を示す図、図3は、同SDRAM DIMMのメモリ格納アドレス対応表を示す図、図4は、同SDRAMSIMMを制御するチップの電気的構成を示すブロック図、図5は、同SDRAM DIMMの行列並び替え論理及びバッファの構成を示すブロック図、図6は、同SDRAM DIMMの通常書き込みでの動作例を示すタイムチャート、図7は、同SDRAM DIMMの部分書き込みでの動作例をタイムチャート、図8は、同SDRAM DIMMの通常読み出しでの動作例を示すタイムチャート、また、図9は、同SDRAM DIMMの部分読み出しでの動作例を示すタイムチャートである。
この実施形態のSDRAM DIMM1は、SDRAMSIMM/DIMMを構成するすべてのSDRAM素子の活性化を要することなく、データの部分アクセスを行い得るシステムに係り、図1に示すように、データ用のSDRAM素子(メモリともいう)#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17と、エラー検出訂正用のためのECCを格納するSDRAM素子#ECC 21と、制御信号フィルタ論理回路5とがボード上に集積されている。
SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17は、8ビット単位のデータでアクセスされるSDRAM素子であり、その各々には8本のビット線が配設され、これら8本のビット線は、64ビットのデータ線4を入出力転送端子に接続可能に構成されている。
SDRAM素子#ECC 21は、エラー検出訂正用のためのECCを格納するSDRAM素子であり、これにはECC信号線6が配設されて接続されている。
制御信号フィルタ論理回路5は、制御信号線群3の信号をSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17及びSDRAM素子#ECC 21に転送するか否かを決定する回路であり、これには制御信号線群3とアドレスレーンコード線2とが配設されて接続されている。制御信号線群3は、アドレス、ストローブ信号、クロック、クロックイネーブル、ライトマスク信号、チップセレクト信号等を転送する信号線群である。制御信号線群3の信号が、この実施形態でいうSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17を活性化する制御信号であり、アドレスレーンコード線2の信号が、上記制御信号をSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17の全部又は一部に分配する制御信号選択信号(メモリ選択信号ともいう)である。制御信号選択信号は、データ量(バースト転送される全データ又はバースト転送対象の一部データ)と当該データ量のSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17全部又はその一部を指定するアドレスとに基づいて生成される信号である。
制御信号フィルタ論理回路5の分配規則の例は、図2に示す通りである。
図2について、分配規則の1例を説明すると、アドレスレーンコード線2の4ビットが0b10であるとき、SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17のすべてのSDRAM素子にSDRAM制御信号線群3の信号が通知されるが、上位1ビットが0b0であるときには、それより下位の3ビットの値が示すSDRAM素子のみに通知される。
次に、後述する行列並び替え論理、バッファ404(図5)との間で送受されるデータのための、SDRAM DIMM1に集積されるSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17へのアクセスを行うアドレッシングを図3に示す。
図3において、行列並び替え論理、バッファ404について後述する8個のデータバッファ510乃至517を順次アクセスするアドレスの各各を、アクセス順位が1番目のとき、データバッファ順に、0x0,0x1,…,0x7で表し、アクセス順位が2番目のとき、データバッファ順に、0x8,0x9,…,0xfで表し、アクセス順位が3番目のとき、データバッファ順に、0x11,0x12,…,0x17で表し、……、アクセス順位が8番目のとき、データバッファ順に、0x38,0x39,…,0x3fで表してある。
関連する技術におけるSDRAM DIMMに対するアドレッシングは、図1に示す構成のSDRAM DIMMへのデータ配置を8個のSDRAM素子にインターリーブして行っているが、この発明では、データを図3の縦方向(バースト反復数の方向)に配置するアドレッシング方式を採る。例えば、アドレス0x0からのタブルワード(8バイト)のデータを読み出すために、SDRAM素子#D0 10のみを8バーストリード転送で出力される値の配列に構成し直している。すなわち、データバスの空間軸に広がったデータを複数の直列データに時間軸上に展開することを意味する。
次に、SDRAM DIMM1のアクセス制御回路(SDRAM DIMM1を制御するチップ)について図4を参照して説明する。
このチップ401は、SDRAM DIMM1に接続されている。チップ401には、この発明には直接関係しない種々のモジュールがチップ内システムバス402を介して接続されているが、それらのモジュールは図示してない。
図示しないアクセス手段(CPU、DMAコントローラ等)にチップ内システムバス402を介して接続されるSDRAM DIMM1へのアクセス実行手段として、SDRAMコントローラ403と、行列並び替え論理、バッファ404とがあり、これらがSDRAM DIMM1に接続されている。
その行列並び替え論理、バッファ404は、データ線に対してデータを並び替える役割を担う。SDRAMコントローラ403は、SDRAM DIMM1へのSDRAM制御信号線群3及びアドレスレーンコード線2への信号の制御のほかに、行列並び替え論理、バッファ404に接続される制御信号線409へのアクセス制御信号の生成も行う。
また、チップ内システムバス402と行列並び替え論理、バッファ404との間には、エラー検出訂正、符号生成論理回路405が設けられているほか、行列並び替え論理、バッファ404にはECC線6(図1)も接続されている。
行列並び替え論理、バッファ404の構成を図5を参照して説明する。
行列並び替え論理、バッファ404は、アクセス信号生成論理回路501と、8個のデータバッファ510乃至517と、データECCバッファ520とを有して構成される。
アクセス信号生成論理回路501にSDRAMコントローラ403のアクセス制御信号409が接続され、この制御信号線409のアクセス制御信号によりデータバッファ510乃至517それぞれへのアクセスを制御する。このアクセス制御信号は、バースト転送されるデータ全部又は一部とその全部又は一部のデータ対応のSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17全部又はその一部を指定するアドレスとに基づいて生成される信号である。
データバッファ510乃至517と、データECCバッファ520の入出力には、スイッチが設けられており、それらのスイッチは、アクセス信号生成論理回路501から出力るアクセス信号によって制御されるように構成されている。以下の説明で「スイッチを介して」というときは、そのスイッチの動作に必要なアクセス信号が当該スイッチに供給されて来る。
データバッファ510乃至517及びデータECCバッファ520は、システムバス側のデータ線502とエラー検出訂正、符号生成論理回路405を介して接続される一方、SDRAM DIMM側のデータ線4と接続され得るように構成されている。データバッファ510乃至517におけるデータ線502との接続は、データ線502のビットレーン毎に8ビット8エントリのバッファとなっている一方、データバッファ510乃至517におけるデータ線4との接続は、すべてのデータレーン(データレーン0乃至データレーン7)の信号(例えば、8ビット)がすべてのデータバッファ510乃至517に上述のスイッチを介して接続可能で、そのうちの1又は複数のデータレーンが対応するスイッチの動作で選択可能に構成されている。
データECCバッファ520は、ECC線6(図1)に接続される一方、エラー検出訂正、符号生成論理回路506に接続されている。
アクセス信号生成論理回路501によるデータバッファ510乃至517それぞれへのアクセス制御の例について説明する。この実施形態においては、システムバス402も、また、データ線4も、64ビットで8バイトのデータを送受する線である。そして、システムバス402(図4)(データ線502(図5))を介して送受される64ビット8回のデータW0,W1,W2,W3,W4,W5,W6及びW7(図6の6d)に示すバス上の書き込みデータ)に付されるアドレスは、最初の64ビット(W0)対応のアドレスA0、2番目の64ビット(W1)対応のアドレスA1、3番目の64ビット(W2)対応のアドレスA2、……、8番目の64ビット(W7)対応のアドレスA7とする。
先ず、アクセス信号生成論理回路501によるデータバッファ510乃至517に対する書き込み制御論理について説明する。
システムバス402を経て書き込みのためのデータ及び制御信号が受信される。そのデータの書き込みに際しては、64ビットのデータが8回データ線502を介してエラー検出訂正、符号生成論理回路405からデータバッファ510乃至517へ転送されると共に、64ビット毎のECCはデータECCバッファ520へ転送される。
そのデータは、1番目の8バイト(W0)がD0x0,D0x1,…,D0x7で、2番目の8バイト(W1)がD0x8,D0x9,…,D0xfで、3番目の8バイト(W2)がD0x11,D0x12,…,D0x17で、……、8番目の8バイト(W7)がD0x38,D0x39,…,D0x3fであるとしたとき、これらの8バイトで構成するデータは、アクセス信号生成論理回路501によって、そのバイトの各々が対応するスイッチを介してデータバッファ510乃至517の各々へ並列に入力され、順次に入力される8バイトは、バイト毎に対応するデータバッファ510乃至517に書き込まれて行く。また、この書き込みと同時に、データ対応のECCが、データECCバッファ520に順次に書き込まれて行く。
そして、上述のように書き込まれたデータは、アクセス信号生成論理回路501によるデータバッファ510乃至517からの0番目の読み出しにおいて、図3のバースト反復数0に示すように、データバッファ510からD0x0が、データバッファ511からD0x9が、データバッファ512からD0x12が、データバッファ513からD0x1bが、データバッファ514からD0x24が、データバッファ515からD0x2dが、データバッファ516からD0x36が、データバッファ517からD0x3fが対応するスイッチを介してデータ線4の対応するデータレーンに読み出される(図3のバースト反復数0、図6の6h)及び図7の7h)のw0)。
次の1番目の読み出しにおいて、図3のバースト反復数1に示すように、データバッファ511からD0x1が、データバッファ512からD0xaが、データバッファ513からD0x13が、データバッファ514からD0x1cが、データバッファ515からD0x25が、データバッファ516からD0x2eが、データバッファ517からD0x37が、データバッファ510からD0x38が、それぞれ、対応するスイッチを介してデータ線4の対応するデータレーンに読み出される(図3のバースト反復数1、図6の6h)及び図7の7h)のw1)。
そして、以下同様に、7番目の読み出しにおいて、図3のバースト反復数7に示すように、データバッファ517からD0x7が、データバッファ510からD0x8が、データバッファ511からD0x11が、データバッファ512からD0x1aが、データバッファ513からD0x23が、データバッファ514からD0x2cが、データバッファ515からD0x35が、データバッファ516からD0x3eがデータ線4の対応するデータレーンに読み出されて(図3のバースト反復数7、図6の6h)及び図7の7h)のw7)行くとき、各データレーン上に順次に出力されるバイトは、図6の6b)に示すバス上のアドレスA0乃至A7でアクセスされるSDRAM素子、例えば、D0x0,D0x1,D0x2,…,D0x7は、アドレスA0対応のSDRAM素子#D0 10に書き込まれて行くと共に、各バースト反復数のタイミングでデータECCバッファ520から対応するECCが読み出されてSDRAM素子#ECC 21に書き込まれる。
このように、アクセス信号生成論理回路501によるデータバッファ510乃至517及びデータECCバッファ520からSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17及びSDRAM素子#ECC 21への書き込み制御論理は構成されている。
次に、アクセス信号生成論理回路501による読み出し制御論理について説明する。
説明の都合上、SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17に上述したデータw0(r0),w1(r1),w2(r2),w3(r3),w4(r4),w5(r5),w6(r6)及びw7(r7)が書き込まれ、したがって、SDRAM#D0 10、SDRAM#D1 10、…、SDRAM#D7 17には、それぞれ、上述した書き込みデータW0,W1,W2,W3,W4,W5,W6及びW7が書き込まれ、DRAM素子#ECC 21にECCE0,E1,E2,E3,E4,E5,E6及びE7が書き込まれているところへ読み出しアドレスA0,A1,…,A7を含む制御信号が供給されて来るものとする。
SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17から1番目に並列に読み出される8バイト、すなわち、SDRAM#D0 10からD0x0が、SDRAM#D1 11からD0x9が、SDRAM#D2 12からD0x12が、SDRAM#D3 13からD0x1bが、SDRAM#D4 14からD0x24が、SDRAM#D5 15からD0x2dが、SDRAM#D6 16からD0x36が、SDRAM#D7からD0x3f(図3のバースト反復数0、図8の8h)のr0)が、それぞれ、データ線4の対応するデータレーンに読み出される。
読み出されたD0x0は対応するスイッチを介してデータバッファ510のアドレス0x0に、D0x9は対応するスイッチを介してデータバッファ511のアドレス0x9に、D0x12は対応するスイッチを介してデータバッファ512のアドレス0x12に、D0x1bは対応するスイッチを介してデータバッファ513のアドレス0x1bに、D0x24は対応するスイッチを介してデータバッファ514のアドレス0x24に、D0x2dは対応するスイッチを介してデータバッファ515のアドレス0x2dに、D0x36は対応するスイッチを介してデータバッファ516のアドレス0x36に、そしてD0x3fは対応するスイッチを介してデータバッファ517のアドレス0x3fに書き込まれる。
SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17から2番目に並列に読み出される8バイト、すなわち、SDRAM#D0 10からD0x1が、SDRAM#D1 11からD0xaが、SDRAM#D2 12からD0x13が、SDRAM#D3 13からD0x1cが、SDRAM#D4 14からD0x25が、SDRAM#D5 15からD0x2eが、SDRAM#D6 16からD0x37が、SDRAM#D7 17からD0x38が、それぞれ、データ線4の対応するデータレーンに読み出される(図3のバースト反復数1、図8の8h)のr1)。
読み出されたD0x1はデータバッファ511のアドレス0x1に、D0xaはデータバッファ512のアドレス0xaに、D0x13はデータバッファ513のアドレス0x13に、D0x1cはデータバッファ514のアドレス0x1cに、D0x25はデータバッファ515のアドレス0x25に、D0x2eはデータバッファ516のアドレス0x2eに、D0x37はデータバッファ517のアドレス0x37に、そしてD0x38は、データバッファ510のアドレス0x38に書き込まれる。
以下同様に、SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17から順次並列に読み出される8バイトはデータバッファ510乃至517に書き込まれ、これらの読み出しと書き込みとが進んでSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17から8番目に並列に読み出される8バイト、すなわち、SDRAM#D0 10からD0x7が、SDRAM#D1 11からD0x8が、SDRAM#D2 12からD0x11が、SDRAM#D3 13からD0x1aが、SDRAM#D4 14からD0x23が、SDRAM#D5 15からD0x2cが、SDRAM#D6 16からD0x35が、SDRAM#D7 17からD0x3eが、それぞれ、データ線4の対応するデータレーンに読み出される(図3のバースト反復数7、図8の8h)のr7)。
読み出されたD0x7はデータバッファ517のアドレス0x7に、D0x8はデータバッファ510のアドレス0x8に、D0x11はデータバッファ511のアドレス0x11に、D0x1aはデータバッファ512のアドレス0x1aに、D0x23はデータバッファ513のアドレス0x23に、D0x2cはデータバッファ514のアドレス0x2cに、D0x35はデータバッファ515のアドレス0x35に、そしてD0x3eは、データバッファ516のアドレス0x3eに書き込まれる。
これらの書き込み終了時に、データバッファ510乃至517の1番目の書き込み位置から8番目の書き込み位置に、R0(W0対応)、R1(W1対応)、…、R7(W7対応)が書き込まれている。これらのR0,R1,R2,R3,R4,R5,R6R7は、それぞれ、上述した読み出しアドレスA0,A1,A2,A3,A4,A5,A6及びA7に対応する64ビットの読み出しデータである。
上記各番目のデータバッファ510乃至517への書き込みと共に、SDRAM#ECC 21から対応するECCが読み出されてデータECCバッファ520に順次書き込まれる。
このように、アクセス信号生成論理回路501によるSDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17及びSDRAM#ECC 21からデータバッファ510乃至517及びデータECCバッファ520への読み出し制御論理は構成されている。
次に、図1乃至図9を参照して、この実施形態の動作を説明する。
SDRAM DIMM1にデータを書き込んだり読み出したりする場合には、先ず、RAS信号とアドレス信号とによって指定したROWをオープンした後、CAS信号、アドレス信号及び書き込みコマンド又は読み出しコマンドの発行によってその書き込み又は読み出しを行う。図6乃至図9に示すタイミングチャートを簡略化するため、ライト要求又はリード要求を1回のコマンドとしている。この簡略化したタイミングチャートに基づいてこの発明を説明するが、この発明の本質には何ら変わりはない。
先ず、64ビットのデータを8回順次に書き込む通常の書き込みについて説明する。図6は、そのタイミングチャートを示す。
システムバス402を経て転送されて来る書き込みアドレスは、図6の6b)に示すように、サイクルT0,T1,…,T7毎のA0,A1,…,A7であり、システムバス402を経て転送されて来る書き込みデータは、図6ではその6d)に示すバス上の書き込みデータW0,W1,W2,W3,W4,W5,W6及びW7である。これらの書き込みデータは、例えば、アクセス信号生成論理回路501による書き込み制御論理の説明の中の1番目の8バイト[D0x0,D0x1,…,D0x7]、2番目の8バイト[D0x8,D0x9,…,D0xf]、3番目の8バイト[D0x11,D0x12,…,D0x17]、……、8番目の8バイトがD0x38,D0x39,…,D0x3f]である。
これらの書き込みデータの各々は、T1乃至T8の8つのサイクルで8回順次に転送されて来る(図6の6d))。これらのデータ毎にECCが、エラー検出訂正、符号生成回路405で生成され、上記書き込みデータとECCとを合わせたデータが行列並び替え論理、バッファ404に一旦格納される。
そして、データを実際にSDRAM素子へ書き込む前に、SDRAMコントローラ403が、図6の6f)に示すように、T3サイクルでSDRAMコマンド(ライト要求)を発行する。
上記コマンドの発行後のT9サイクル乃至T16において、データの書き込みを開始する。この書き込みにおけるデータ配列は、バス上で転送されて来る配列ではなく、行列並び替え論理、バッファ404によって図3に示すデータ配列に変換された形式のものとなる。この変換は、上述した行列並び替え論理、バッファ404の書き込み制御論理に従って行われる。
この変換後に、変換されたデータの書き込みが順次行われるが、その間、SDRAM DIMM1のすべてのSDRAM素子をアクセスするために、図6の6g)に示すアドレスレーンコード信号は、図2に従って、0b1000となり、これによって、SDRAM DIMM1のチップセレクト信号は、図6の6i)に示すように、0b00000000となっている。
これにより、変換後のデータ配列の8つのデータ(図6の6h)SDRAM Write Data[0:63]の中のw0,w1,…,w7)及び上記変換前のデータに対応するECC(図6の6j)SDRAM Write ECC[0:7]の中のE0,E1,…,E7)は、順次、SDRAM素子#D0乃至SDRAM#D7及びSDRAM素子#ECC 21に書き込まれて行く。上記w0,w1,…,w7は、具体的には、上述のように、図3の各バースト反復数の欄内データである。
次に、64ビットのデータの書き込み(単一データの書き込み)を1回行う部分書き込みについて説明する。図7は、そのタイミングチャートを示す。
システムバス402を経て転送されて来る書き込みデータは、図7の7d)(バス上の書き込みデータ)に示すようにW3である。この書き込みデータW3は、上述したデータW3[D0x18,D0x19,…,D0x1f]で、T0サイクルで転送されて来るアドレスA3(図7の7b)バス上のアドレス信号)で指定されるSDRAM素子#D3 13へ書き込むデータである。この例の書き込みデータは、T1乃至T8の8つのサイクルのうちのT1サイクルで1回転送されて来る。このT1サイクル以外のT2乃至T7サイクルのデータはNULLである。このデータW3についてのECCが、エラー検出訂正、符号生成回路405で生成され、上記データとECCとを合わせたデータが、通常の書き込みと同様にして行列並び替え論理、バッファ404に一旦格納される。
そして、データW3を実際にSDRAM素子へ書き込む前に、図7の7h)に示すように、SDRAMコントローラ403が、T3サイクルでSDRAMコマンド(ライト要求)を発行する。
上記コマンドの発行後のT9サイクル乃至T16において、SDRAM DIMM1へのデータの書き込みを開始する。この書き込みにおけるデータ配列は、バス上で転送されて来る配列ではなく、行列並び替え論理、バッファ404によって図3に示すデータ配列に変換された形式のものとなる。この変換は、通常の書き込みと同様である。
このデータ配列の書き込みが行われるが、その間、SDRAM DIMM1のSDRAM素子#D3 13及びSDRAM素子#ECC 21のみにアクセスするために、図7の7g)に示すアドレスレーンコード信号は、図2に示す分配規則に従って、0b0011となり、これによって、SDRAM DIMM1のチップセレクト信号は、図7の7i)に示すように、0b11110111となり、SDRAM素子#D3 13とSDRAM素子#ECC 21以外のSDRAM素子へ供給される制御信号は、制御信号フィルタ論理回路5によってマスクされてしまい、これらのSDRAM素子へのチップセレクト信号も転送されず、アクセスは禁止され、内部の活性化は行なわれない。
したがって、SDRAM素子#D3 13には、上述した書き込みデータのうちの各バイトが、その最初の書き込み位置から、図3に示すように、D0x1b,D0x1c,…,D0x1aの順に書き込まれる。
また、SDRAM素子#ECC 21については、対応するECCデータが書き込まれるT12サイクル以外の書き込みはマスクするように、制御信号フィルタ論理回路5は、ECCに対するライトマスク信号(図7の7k)のSDRAM Write Mask ECC)を制御する。
次に、64ビットのデータを8回順次に読み出す通常の読み出しについて説明する。図8は、そのタイミングチャートを示す。SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17及びSDRAM#ECC 21には、アクセス信号生成論理回路501による読み出し制御論理で説明したと同様のデータ、すなわち、r0、r1、…、r7が書き込まれているとする。
64ビットのデータの8回の順次読み出しに際して、SDRAMコントローラ403が、先ず、T1サイクルで図8の8f)に示すSDRAMコマンド(リード要求)をSDRAM制御信号線群3を介して発行する。このコマンドは、通常読み出しのコマンドであるので、SDRAMコントローラ3からアドレスレーンコード線2を介して転送されて来るアドレスレーンコード信号(図8の8g))は、0b1000となり、また、SDRAMチップセレクト信号(図8の8i))は、すべてのチップを選択する信号0b00000000に制御されて出力される。
SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17から並列に読み出されるデータ(図8の8h)のr0、r1、…、r7(r0、r1、…、r7は、それぞれ、w0、w1、…、w7に対応する))及びSDRAM素子#ECC 21から読み出されるECCは、それぞれ、図8の8h)SDRAM Read Data[0:63]及び図8の8i)SDRAM Read ECC[0:7]のE0,E1,…,E7に示すようにT5サイクルから出力され、読み出し制御論理で説明したと同様にして、行列並び替え論理、バッファ404に格納される。T12サイクルですべてのデータの格納が終了すると、システムバス402に対してT14サイクルからA0、A1、…、A7で指定されるデータが出力される(図8の8d)バス上の読み出しデータの中のR0,R1,…,R7)。
この出力の際に、エラー検出訂正、符号生成論理回路405でECC符号を用いてデータに誤りがあればその修正を行う。
最後に、64ビットのデータを1回読み出す部分読み出し(単一データの読み出し)の例について説明する。図9は、そのタイミングチャートを示す。SDRAM素子#D0 10乃至SDRAM素子#D7 17及びSDRAM#ECC 21には、部分書き込みで説明したデータが書き込まれているとする。
部分読み出しに際して、SDRAMコントローラ3が、T1サイクルでSDRAMコマンド(リード要求)(図9の9f))をSDRAM制御信号線群3を介して発行する。このコマンドは、部分読み出しであるので、アドレスレーンコード線2上のアドレスレーンコード信号は、図2に従って信号0b0011となり、SDRAM素子#3 13とSDRAM素子#ECC 21のみのアクセスを許容する制御となる。
すなわち、制御信号フィルタ論理回路5から出力されるSDRAM DIMM1へのチップセレクト信号は、0b11110111となり(図9の9i))、SDRAM素子#3 13とSDRAM素子#ECC 21以外のSDRAM素子への制御信号をマスクしてしまうので、これらのSDRAM素子へのチップセレクト信号は転送されず、アクセスは禁止され、内部の活性化は生ぜしめられない。
このようなアクセス制御が形成されるので、SDRAM素子#3 13からのみのデータ、すなわち、64ビットのデータ、この設例では、D0x1b,D0x1c,…,D0x1aが、T5サイクルからT12までに順次出力される一方、SDRAM素子#ECC 21のECC符号(図9の9j))は、T8サイクルのみ有効信号が出力される。
これらのデータ及びECC符号は、読み出し制御論理で説明したと同様にして、行列並び替え論理、バッファ404に格納される。T12サイクルですべての格納が終了すると、システムバス402に対してT14サイクルで64ビットの読み出しデータ(図9の9d)バス上の読み出しデータR3)が出力される。この設例では、R3は、D0x18,D0x19,…,D0x1fである。
この出力の際に、エラー検出訂正、符号生成論理回路405でECC符号を用いてデータに誤りがあればその修正を行う。
SDRAM DIMMへのデータの部分アクセスにおいて、部分アクセス対象となるSDRAM素子以外のSDRAM素子の活性化を行わないSDRAM DIMMへのアクセス制御を採用していることから、消費電力の低減が図れる。
また、SDRAM DIMM等では、パワーダウンモード等の低消費電力状態の設定手段も装備されている。これらは、クロック有効信号(CKE:Clock Enable)を制御することによって通常状態と低消費電力状態とを切り替えて使用するものである。
この設定手段で用いられるCKE信号を制御信号フィルタ論理回路において各SDRAM素子に対して適切に制御するように組み入れれば、部分アクセスの際に活性化するSDRAM数を低減するだけでなく、活性化しないSDRAM素子を低消費電力状態に保つことも可能になり、さらなる消費電力の低減が図れる。
この発明の実施形態では、SDRAM素子からのデータの読み出しが開始されても、そのシステムバスへの出力は上記読み出し完了後にならなければ行われない。このため、通常アクセスが多いメモリ領域では性能の低下となる。
この不具合を回避する手段として、データの部分アクセスが多いメモリ領域に対してのみ、この発明のデータの並び替えによるデータ配置を行い、それ以外のデータ領域については通常のデータ配置を行う手段を採る。これは、通常の配置領域では制御信号フィルタ論理回路を全領域アクセスとして制御し、並び替え論理、バッファでのデータ並び替えを行わないように制御することで対処できる。
また、部分アクセスの際に活性化するデータ用のSDRAM素子の数を、例えば、1から2にすることによって、活性化するSDRAM素子の数は、ECC分を含めて2から3に増えるが、その分、部分アクセスで生ずる遅延が緩和され、アクセスの高速化が図れる。
このように、この実施形態によれば、データの部分アクセスにおいては、SDRAM DIMMのすべてのSDRAM素子を活性化する必要はなくなり、低電力状態を維持することが可能になるから、消費電力の低減化を達成し得る。
また、ECCの誤り検出訂正もバッファを介して行うことにより、これらの機能を損なうことなく、この発明が適用可能になり、システムの信頼性と省電力化との両立が図れる。
また、SDRAM素子の活性化制御に合わせて、活性化しないSDRAM素子へのCKE信号の供給制御を併用すれば、さらなる消費電力の低減が図れる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。
例えば、実施形態では、メモリとしてSDRAM DIMMのSDRAM素子を例にしてこの発明を説明しているが、その他の形式のメモリ等でもこの発明を同等に実施し得る。
また、データバッファは、記憶装置でなく、一時データを保持して置くレジスタ等であってもよい。その場合にも、レジスタの入出力論理は、上述したアクセス信号生成論理回路501での書き込み制御論理及び読み出し制御論理と同様にして構成される。
そして、それらの論理は、いずれの場合にも、上述した論理にだけ制限されるものではない。
また、データ線4、データ線402のビット線数は、実施形態で示したビット線数以外の数であってもよい。データ線(バス)402は、ビットパラレルでなく、ビットシリアルであってもよい。
ここに開示しているメモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置は、各種の情報処理装置等で利用し得る。
この発明の実施形態1であるSDRAM DIMMの電気的構成を示すブロック図である。 同SDRAM DIMMのアドレスレーンコードによる制御信号フィルタ規則を示す図である。 同SDRAM DIMMのメモリ格納アドレス対応表を示す図である。 同SDRAMSIMMを制御するチップの電気的構成を示すブロック図である。 同SDRAM DIMMの行列並び替え論理及びバッファの構成を示すブロック図である。 同SDRAM DIMMの通常書き込みでの動作例を示すタイムチャートである。 同SDRAM DIMMの部分書き込みでの動作例をタイムチャートである。 同SDRAM DIMMの通常読み出しでの動作例を示すタイムチャートである。 同SDRAM DIMMの部分読み出しでの動作例を示すタイムチャートである。 従来のSDRAM DIMMのブロック図である。 従来のSDRAM DIMMへの部分書き込みを行う場合のタイミングチャートである。 従来の他のSDRAM DIMMのブロック図である。
符号の説明
1 SDRAM DIMM(メモリモジュール)
2 アドレスレーンコード線(メモリ選択信号を転送する線)
3 SDRAM制御信号線群(制御信号を転送する線)
4 データ線
5 制御信号フィルタ論理回路(分配手段)
402 システムバス(データバス)
403 SDRAMコントローラ(入力手段、信号生成手段)
404 行列並び替え論理、バッファ(データ転送手段、時間軸と空間軸でのデータ並び替え手段)
501 アクセス信号生成論理回路(信号生成手段)

Claims (14)

  1. 第1の所定数のビットを並列に書き込み又は読み出し可能なメモリを複数有するメモリモジュールにおいて、前記複数のメモリのうち、任意の前記メモリの駆動に際して、当該メモリを活性化するための制御信号を選択的に供給させるメモリ選択信号を前記メモリモジュールに入力し、
    入力された前記メモリ選択信号に基づいて前記制御信号を前記メモリ選択信号対応の前記メモリに分配して前記メモリを活性化し、
    活性化された前記メモリへ前記第1の所定数より大きい第2の所定数のデータ幅を有するデータバスのデータを複数のビット並列の直列データに変換して順次転送するか、又は活性化された前記メモリから順次出力される複数の前記直列データを前記データ幅の並列データに変換して前記データバスへ転送することを特徴とするメモリモジュール制御方法。
  2. 前記第2の所定数は、前記第1の所定数の整数倍の数で、前記直列データは、前記第1の所定数のビットを並列にしたデータを時系列上で順次続く複数のデータに変換したものとして構成されることを特徴とする請求項記載のメモリモジュール制御方法。
  3. 前記メモリ選択信号は、前記データバスで規定されるバースト転送の単位よりも小さなサイズのデータ転送のときには一部の前記メモリのみを選択し、前記単位と同等又はそれ以上のサイズのデータ転送のときにはすべての前記メモリを選択するように生成されることを特徴とする請求項1又は2記載のメモリモジュール制御方法。
  4. 前記データ転送量が前記単位より小さい場合に、当該データ転送に係る前記メモリ以外の前記メモリに関する検出乃至訂正符号については情報の更新を行わないように、前記検出乃至訂正符号を格納する前記メモリに対してメモリ書き込みのマスク信号を制御することを特徴とする請求項記載のメモリモジュール制御方法。
  5. すべての前記メモリが低消費電力の待機状態にある場合に、前記単位よりも小さなサイズのデータ転送に入るとき、前記メモリ選択信号は、前記データ転送のアクセス対象の前記メモリのみを前記待機状態から通常状態に復帰させ、他の前記メモリを前記待機状態に維持させる信号として生成されることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のメモリモジュール制御方法。
  6. 第1の所定数のビットを並列に書き込み又は読み出し可能な複数のメモリと、
    複数の前記メモリのうちの任意の前記メモリの駆動に際して、当該メモリを活性化するための制御信号を選択的に供給させるメモリ選択信号を入力する入力手段と、
    該入力手段によって入力された前記メモリ選択信号に基づいて前記制御信号を前記メモリ選択信号対応の前記メモリに分配する分配手段と、
    該分配手段によって前記メモリ選択信号が分配される前記メモリへ前記第1の所定数より大きい第2の所定数のデータ幅を有するデータバスのデータを複数のビット並列の直列データに変換して順次転送するか、又は前記メモリ選択信号が分配される前記メモリから順次出力される前記複数の直列データを前記データ幅の並列データに変換して前記データバスへ転送するデータ転送手段とを備えることを特徴とするメモリモジュール。
  7. 前記第2の所定数は、前記第1の所定数の整数倍の数で、前記直列データは、前記第1の所定数のビットを並列にしたデータを時系列上で順次続く複数のデータに変換したものとして構成されることを特徴とする請求項記載のメモリモジュール。
  8. 前記メモリ選択信号は、前記データバスで規定されるバースト転送の単位よりも小さなサイズのデータ転送のときには一部の前記メモリのみを選択し、前記単位と同等又はそれ以上のサイズのデータ転送のときにはすべての前記メモリを選択するように生成されることを特徴とする請求項6又は7記載のメモリモジュール。
  9. 前記データ転送量が前記単位より小さい場合に、当該データ転送に係る前記メモリ以外の前記メモリに関する検出乃至訂正符号については情報の更新を行わないように、前記検出乃至訂正符号を格納する前記メモリに対してメモリ書き込みのマスク信号を制御することを特徴とする請求項記載のメモリモジュール。
  10. すべての前記メモリが低消費電力の待機状態にある場合に、前記単位よりも小さなデータ転送に入るとき、前記メモリ選択信号は、前記データ転送のアクセス対象の前記メモリのみを前記待機状態から通常状態に復帰させ、他の前記メモリを前記待機状態に維持させる信号として生成されることを特徴とする請求項6、7、8又は9記載のメモリモジュール。
  11. 前記データ転送手段は、前記データバスに接続され、アクセス信号を生成する信号生成手段と、前記データバス及び前記メモリに接続され、前記信号生成手段から出力される前記アクセス信号に基づいて前記データバスのデータを複数のビット並列の直列データに変換して前記メモリ選択信号が分配される前記メモリに転送させるか、又は前記メモリ選択信号が分配される前記メモリから順次出力される前記複数の直列データを前記データ幅のデータに変換して前記データバスへ転送させる時間軸と空間軸でのデータ並び替え手段とを備えて構成されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一に記載のメモリモジュール。
  12. 第1の所定数のビットのデータ幅を有するデータバスに接続され、アクセス信号を生成する信号生成手段と、
    前記データバスと第1の所定数より少ない第2の所定数のビットを並列に書き込み又は読み出し可能な複数のメモリを有するメモリモジュールのうちの所定のメモリに接続され、前記信号生成手段から出力される前記アクセス信号に基づいて前記データバスのデータを複数のビット並列の直列データに変換して所定の前記メモリへ転送させるか、又は所定の前記メモリから順次出力される前記複数の直列データを前記データ幅のデータに変換して前記データバスへ転送させる時間軸と空間軸でのデータ並び替え手段とを備えて構成されることを特徴とするデータ転送装置。
  13. 前記時間軸と空間軸でのデータ並び替え手段は、データバッファ又はデータレジスタを含んで構成されることを特徴とする請求項12記載のデータ転送装置。
  14. 前記第1の所定数は、第2の所定数の整数倍で、前記第1の所定数のビットを並列にしたデータが時系列上で順次続くデータであることを特徴とする請求項12又は13記載のデータ転送装置。
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