JP5291961B2 - 物質 - Google Patents

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Description

本発明は、オキサジアゾール誘導体に関する。また本発明は、前記オキサジアゾール誘導体を用いた発光素子、発光装置、電子機器に関する。
有機化合物は無機化合物に比べて種類が多様であり、様々な機能を有する物質を設計・合成できる可能性がある。このような利点から、近年、有機化合物を用いたエレクトロニクスに注目が集まっている。例えば、有機化合物を機能性材料として用いた太陽電池や発光素子、トランジスタ等がその代表例である。
これらは有機化合物の電気物性や光物性を利用したデバイスであるが、中でも特に、有機化合物を発光物質とする発光素子の研究開発はめざましい発展を見せている。
この発光素子の構成は、電極間に発光物質である有機化合物を含む発光層を設けただけの単純な構造であり、薄型軽量、高速応答性、直流低電圧駆動などの特性から、次世代のフラットパネルディスプレイ素子として注目されている。また、この発光素子を用いたディスプレイは、コントラストや画質に優れ、視野角が広いという特徴も有している。
有機化合物を発光物質とする発光素子の発光機構は、キャリア注入型である。すなわち、電極間に発光層を挟んで電圧を印加することにより、電極から注入された正孔および電子が再結合して発光物質が励起状態となり、その励起状態が基底状態に戻る際に発光する。そして、励起状態の種類としては、一重項励起状態(S)と三重項励起状態(T)がある。また、発光素子におけるその統計的な生成比率は、S:T=1:3であると考えられている。
一重項励起状態から基底状態に戻る際に発光する化合物(以下、蛍光性化合物と称す)は室温において、三重項励起状態からの発光(燐光)は観測されず、一重項励起状態からの発光(蛍光)のみが観測される。したがって、蛍光性化合物を用いた発光素子における内部量子効率(注入したキャリアに対して発生するフォトンの割合)の理論的限界は、S:T=1:3であることを根拠に25%とされている。
一方、三重項励起状態から基底状態に戻る際に発光する化合物(以下、燐光性化合物と称す)を用いれば、内部量子効率は75〜100%まで理論上は可能となる。つまり、蛍光性化合物に比べて3〜4倍の発光効率が可能となる。このような理由から、高効率な発光素子を実現するために、燐光性化合物を用いた発光素子の開発が近年盛んに行われている(例えば、非特許文献1参照)。
上述した燐光性化合物を用いて発光素子の発光層を形成する場合、燐光性化合物の濃度消光や三重項−三重項消滅による消光を抑制するために、他の物質からなるマトリクス中に該燐光性化合物が分散するようにして形成することが多い。この時、マトリクスとなる物質はホスト材料、燐光性化合物のようにマトリクス中に分散される物質はゲスト材料と呼ばれる。
燐光性化合物をゲスト材料とする場合、ホスト材料に必要とされる性質は、該燐光性化合物よりも大きな三重項励起エネルギー(基底状態と三重項励起状態とのエネルギー差)を有することである。非特許文献1でホスト材料として用いられているCBPは、緑色〜赤色の発光を示す燐光性化合物よりも大きな三重項励起エネルギーを有していることが知られており、燐光性化合物に対するホスト材料として広く利用されている。
M.A.バルド、外4名、アプライド フィジクス レターズ、Vol.75、No.1、4−6(1999)
CBPのように大きな三重項励起エネルギー(基底状態と三重項励起状態とのエネルギー差)を有する化合物は、燐光性化合物に対するホスト材料として有用である。
また、一重項励起エネルギー(基底状態と一重項励起状態とのエネルギー差)は三重項励起エネルギーよりも大きいため、大きな三重項励起エネルギーを有する物質は大きな一重項励起エネルギーをも有する。したがって、三重項励起エネルギーの大きい物質は蛍光性化合物を発光物質として用いた発光素子においても有益である。
しかしながら一般に、CBPのような棒状の分子は結晶性が高く、膜のアモルファス状態を維持しにくいという問題がある。アモルファス性に乏しい物質を発光素子に適用すると、素子の短絡を引き起こしやすくなるため、素子の信頼性に悪影響を及ぼす。
以上のことから、本発明では、励起エネルギーの大きな物質、特に、三重項励起エネルギーの大きな物質を提供することを課題とする。また本発明では、合成容易でかつ結晶性が低い物質を提供することを課題とする。
また、このような物質を発光素子に適用することにより、発光効率の高い発光素子を提供することを課題とする。また、信頼性の高い発光素子を提供することを課題とする。
さらに、上述した発光素子を用いて発光装置を作製することにより、信頼性が高く、消費電力の少ない発光装置を提供することを課題とする。また、このような発光装置を電子機器に適用することにより、信頼性が高く、消費電力の少ない電子機器を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、下記一般式(G1)、つまり(G1−1)または(G1−2)で表されるオキサジアゾール誘導体が、課題を解決できることを見出した。したがって本発明の構成は、下記一般式(G1)、つまり(G1−1)または(G1−2)で表されるオキサジアゾール誘導体である。
(R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。)
また、大きな三重項励起エネルギーが得られると同時に合成も容易であるため、下記一般式(G2)で表されるオキサジアゾール誘導体が好ましい。
(R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。)
特に一般式(G2)の中でも、下記構造式(1)で表されるオキサジアゾール誘導体が好ましい。
なお、上述した一般式(G1)、(G2)において、炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert−ブチル基等が挙げられる。
以上で述べた一般式(G1)、(G2)あるいは構造式(1)で表される本発明のオキサジアゾール誘導体は発光性を有するため、発光素子に適用することができる。したがって本発明の構成は、上述のオキサジアゾール誘導体を含む発光素子である。
また、本発明のオキサジアゾール誘導体は大きな励起エネルギーを有し、かつ成膜した膜のアモルファス性にも優れているため、発光素子における発光層のホスト材料として最適である。したがって本発明の他の構成は、上述のオキサジアゾール誘導体と発光物質とを含む発光層を有する発光素子である。
特に、本発明のオキサジアゾール誘導体は大きな三重項励起エネルギーを有することが特徴であるため、前記発光物質としては燐光性化合物が好適である。このような構成とすることで、発光効率・信頼性に優れた発光素子を得ることができる。
さらに、本発明のオキサジアゾール誘導体を含む層を、発光層に接して設けた発光素子も本発明の一態様である。本発明のオキサジアゾール誘導体は大きな励起エネルギーを有するため、このような構成とすることで、発光層で生じた励起子が他の層へ拡散するのを防ぐことができる。その結果、発光効率の高い発光素子を得ることができる。
また、このようにして得られた本発明の発光素子は発光効率が高く、信頼性が高いという特徴を有しているため、これを用いた発光装置(画像表示デバイス)は、低消費電力を実現できる。したがって本発明は、本発明の発光素子を用いた発光装置も含むものとする。また、該発光装置を用いた電子機器も含むものとする。
なお、本明細書中における発光装置とは、発光素子を用いた画像表示デバイスを含む。また、発光素子にコネクター、例えば異方導電性フィルムもしくはTAB(Tape Automated Bonding)テープもしくはTCP(Tape Carrier Package)が取り付けられたモジュール、TABテープやTCPの先にプリント配線板が設けられたモジュール、または発光素子にCOG(Chip On Glass)方式によりIC(集積回路)が直接実装されたモジュールも全て発光装置に含むものとする。さらに、照明器具等に用いられる発光装置も含むものとする。
本発明を実施することで、励起エネルギーの大きな物質、特に、三重項励起エネルギーの大きな物質を得ることができる。また、結晶性が低い化合物を容易に合成することができる。
また、このような物質を発光素子に適用することにより、発光効率の高い発光素子を提供することができる。また、信頼性の高い発光素子を提供することができる。
さらに、上述した発光素子を用いて発光装置を作製することにより、信頼性が高く、消費電力の少ない発光装置を提供することができる。また、このような発光装置を電子機器に適用することにより、信頼性が高く、消費電力の少ない電子機器を提供することができる。
以下では、本発明の実施の態様について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施形態1)
本実施形態1では、本発明のオキサジアゾール誘導体について説明する。本発明のオキサジアゾール誘導体は、下記一般式(G1)、つまり(G1−1)または(G1−2)で表される。
(R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。)
上記一般式(G1)で表されるオキサジアゾール誘導体は、下記一般式(OXD1)で表されるハロゲン化オキサジアゾール誘導体と、下記一般式(Cz1)で表されるカルバゾール誘導体とを、金属触媒等によりカップリングすることにより得られる。そこで、以下ではまず、下記(OXD1)の合成法について開示する。
(式中、R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。またXは、ハロゲン基を表し、好ましくはブロモ基またはヨード基である。)
(式中、R、Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。)
≪a. ハロゲン化オキサジアゾール誘導体(OXD1)の合成法≫
上記一般式(OXD1)で表されるハロゲン化オキサジアゾール誘導体は、下記合成スキーム(a)のようにして合成することができる。すなわち、まずハロゲン化アリールカルボン酸のエステル(A)とヒドラジンとを反応させることにより、ハロゲン化アリールヒドラジド(B)を合成する。次に、ハロゲン化アリールヒドラジド(B)とアリールカルボン酸ハライド(C)とを反応させることにより、ジアシルヒドラジン誘導体(D)を得る。さらに、ジアシルヒドラジン誘導体(D)を脱水剤により脱水閉環させて、1,3,4−オキサジアゾール環を形成させることにより、ハロゲン化オキサジアゾール誘導体(OXD1)を得ることができる。なお、下記スキーム(a)中において、R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。また、XおよびXはハロゲン基を表し、好ましくはブロモ基またはヨード基である。
なお、脱水剤としては、塩化ホスホリルや塩化チオニル等を用いることができる。
また、ハロゲン化オキサジアゾール誘導体(OXD1)を合成する手法は上記スキーム(a)に限定されることはなく、他の公知の手法を用いることができる。
≪b. 一般式(G1)で表される本発明のオキサジアゾール誘導体の合成法≫
上述のスキーム(a)で得られたハロゲン化オキサジアゾール誘導体(OXD1)と、カルバゾール誘導体(Cz1)とを、塩基存在下にて金属触媒を用いてカップリングさせることにより、一般式(G1)で表される本発明のオキサジアゾール誘導体が得られる。スキームを下記スキーム(b)に示す。なお、下記スキーム(b)中において、R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。またXは、ハロゲン基を表し、好ましくはブロモ基またはヨード基である。
なお、塩基としては炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどの無機塩基や、ナトリウムtert−ブトキシド等の金属アルコキシドに代表される有機塩基を用いることができる。また、金属触媒としてはパラジウム触媒や一価の銅が挙げられ、具体的には、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、ヨウ化銅(I)等が挙げられる。
なお、(OXD1)と(Cz1)をカップリングしたものが上述の一般式(G1)のオキサジアゾール誘導体に該当する。
≪一般式(G1)で表される本発明のオキサジアゾール誘導体の具体的な構造式≫
次に、下記一般式(G1)を用いて、本発明のオキサジアゾール誘導体の具体的な構造について説明する。
(R〜Rは、水素、または炭素数1〜4のアルキル基のいずれかを表す。)
一般式(G1)における構造として、本発明のオキサジアゾール誘導体の具体的な構造式を列挙する(下記構造式(1)〜(22))。ただし、本発明はこれらに限定されることはない。
(実施形態2)
本実施形態2では、実施形態1で述べた本発明のオキサジアゾール誘導体を発光層のホスト材料として用いた発光素子の態様について、図1を用いて説明する。
図1は、第1の電極101と第2の電極102との間に発光層113を有する発光素子を示した図である。そして発光層113は、本発明のオキサジアゾール誘導体と発光物質とを含む層である。本実施形態2においては、本発明のオキサジアゾール誘導体は発光層113におけるホスト材料であり、発光物質が発光層113におけるゲスト材料である。
このような発光素子に対して電圧を印加することにより、第1の電極101側から注入された正孔と第2の電極102側から注入された電子とが、発光層113において再結合し、発光物質が励起状態になる。そして、励起状態の該発光物質が基底状態に戻る際に発光する。本発明のオキサジアゾール誘導体は励起エネルギーが大きいため、励起状態となった発光物質は消光されることなく、効率良く発光に至ることができる。なお、本実施形態2の発光素子において、第1の電極101は陽極として機能し、第2の電極102は陰極として機能する。
発光物質(すなわちゲスト材料)について特に限定はないが、本発明のオキサジアゾール誘導体は大きな三重項励起エネルギーを有しているため、ゲスト材料は燐光性化合物が好ましい。具体的には、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C2’]イリジウム(III)ピコリナート(略称:FIrpic)、トリス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)(略称:Ir(ppy))、ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(ppy)(acac))、ビス(2−フェニルベンゾチアゾラト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(bt)(acac))、トリス(2−フェニルキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)(略称:Ir(pq))、ビス(2−フェニルキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(pq)(acac))、ビス[2−(2’−ベンゾ[4,5−α]チエニル)ピリジナト−N,C3’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(btp)(acac))、ビス(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)アセチルアセトナート(略称:Ir(piq)(acac))、(アセチルアセトナト)ビス[2,3−ビス(4−フルオロフェニル)キノキサリナト]イリジウム(III)(略称:Ir(Fdpq)(acac))、2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリン白金(II)(略称:PtOEP)等が挙げられる。
また、発光物質としては蛍光性化合物を用いることもでき、具体的には、ペリレン、2,5,8,11−テトラ(tert−ブチル)ペリレン(略称:TBP)、4,4’−ビス[2−(N−エチルカルバゾール−3−イル)ビニル]ビフェニル(略称:BCzVBi)、5,12−ジフェニルテトラセン、N,N’−ジメチルキナクリドン(略称:DMQd)、N,N’−ジフェニルキナクリドン(略称:DPQd)、4−ジシアノメチレン−2−イソプロピル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(略称:DCJTI)、ルブレン、クマリン6、クマリン30等が挙げられる。
第1の電極101について特に限定はないが、本実施形態2のように、陽極として機能する際は仕事関数の大きい物質で形成されていることが好ましい。具体的には、インジウム錫酸化物(ITO)、または酸化珪素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)、2〜20wt%の酸化亜鉛を含む酸化インジウム(IZO)の他、金(Au)、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)等を用いることができる。なお、第1の電極101は、例えばスパッタ法や蒸着法等を用いて形成することができる。
また、第2の電極102について特に限定はないが、本実施形態2のように、陰極として機能する際は仕事関数の小さい物質で形成されていることが好ましい。具体的には、アルミニウム(Al)やインジウム(In)の他、リチウム(Li)やセシウム(Cs)等のアルカリ金属、マグネシウム(Mg)やカルシウム(Ca)等のアルカリ土類金属、エルビウム(Er)やイッテルビウム(Yb)等の希土類金属を用いることができる。また、アルミニウムリチウム合金(AlLi)やマグネシウム銀合金(MgAg)のような合金を用いることもできる。なお、第2の電極102は、例えばスパッタ法や蒸着法等を用いて形成することができる。
なお、発光した光を外部に取り出すために、第1の電極101と第2の電極102のいずれか一または両方は、ITO等の可視光を透過する導電膜から成る電極、または可視光を透過出来るように数〜数十nmの厚さで形成された電極であることが好ましい。
また、第1の電極101と発光層113との間には、図1に示すように正孔輸送層112を設けてもよい。ここで、正孔輸送層とは、第1の電極101から注入された正孔を発光層113へ輸送する機能を有する層である。このように、正孔輸送層112を設け、第1の電極101と発光層113とを離すことによって、発光が金属に起因して消光することを防ぐことができる。ただし、正孔輸送層112は必ずしも必要ではない。
正孔輸送層112を構成する物質について特に限定はないが、代表的には、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)、4,4’−ビス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:TPD)、4,4’−ビス[N−(9,9−ジメチルフルオレン−2−イル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:DFLDPBi)、4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニルアミノ)トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(略称:m−MTDATA)などの芳香族アミン化合物を用いることができる。また、ポリ(4−ビニルトリフェニルアミン)(略称:PVTPA)などの高分子化合物を用いることもできる。
なお、正孔輸送層112は、二層以上の層を積層して形成された多層構造であってもよい。また、二種類以上の物質を混合して形成してもよい。
また、第2の電極102と発光層113との間には、図1に示すように電子輸送層114を設けてもよい。ここで、電子輸送層とは、第2の電極102から注入された電子を発光層113へ輸送する機能を有する層である。このように、電子輸送層114を設け、第2の電極102と発光層113とを離すことによって、発光が金属に起因して消光することを防ぐことができる。ただし、電子輸送層114は必ずしも必要ではない。
電子輸送層114を構成する物質について特に限定はないが、代表的には、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Almq)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナト)ベリリウム(略称:BeBq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(略称:BAlq)、ビス[2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンズオキサゾラト]亜鉛(略称:Zn(BOX))、ビス[2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾチアゾラト]亜鉛(略称:Zn(BTZ))などの金属錯体が挙げられる。また、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(略称:OXD−7)、3−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−4−フェニル−1,2,4−トリアゾール(略称:TAZ)、3−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(4−エチルフェニル)−5−(4−ビフェニリル)−1,2,4−トリアゾール(略称:p−EtTAZ)、バソフェナントロリン(略称:BPhen)、バソキュプロイン(略称:BCP)、4,4’−ビス(5−メチルベンゾオキサゾール−2−イル)スチルベン(略称:BzOs)などの複素芳香族化合物も用いることができる。また、ポリ(2,5−ピリジン−ジイル)(略称:PPy)のような高分子化合物を用いることもできる。
なお、電子輸送層114は、二層以上の層を積層して形成された多層構造であってもよい。また、二種類以上の物質を混合して形成してもよい。
さらに、第1の電極101と正孔輸送層112との間には、図1に示すように正孔注入層111を設けてもよい。ここで、正孔注入層とは、陽極として機能する電極から正孔輸送層112へ正孔の注入を補助する機能を有する層である。ただし、正孔注入層111は必ずしも必要ではない。
正孔注入層111を構成する物質について特に限定はないが、バナジウム酸化物、ニオブ酸化物、タンタル酸化物、クロム酸化物、モリブデン酸化物、タングステン酸化物、マンガン酸化物、レニウム酸化物、ルテニウム酸化物等の金属酸化物を用いることができる。また、フタロシアニン(略称:HPc)や銅フタロシアニン(略称:CuPc)等のフタロシアニン化合物を用いることができる。また、上述した正孔輸送層112を構成する物質を用いることもできる。また、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)とポリ(スチレンスルホン酸)の混合物(略称:PEDOT/PSS)のような高分子化合物を用いることもできる。
あるいは、正孔注入層111に、有機化合物と電子受容体とを混合してなる複合材料を用いてもよい。このような複合材料は、電子受容体によって有機化合物に正孔が発生するため、正孔注入性および正孔輸送性に優れている。この場合、有機化合物としては、発生した正孔の輸送に優れた材料であることが好ましく、具体的には、例えば上述した正孔輸送層112を構成する物質(芳香族アミン化合物等)を用いることができる。電子受容体としては、有機化合物に対し電子受容性を示す物質であればよい。具体的には、遷移金属酸化物であることが好ましく、例えば、バナジウム酸化物、ニオブ酸化物、タンタル酸化物、クロム酸化物、モリブデン酸化物、タングステン酸化物、マンガン酸化物、レニウム酸化物、ルテニウム酸化物等が挙げられる。また、塩化鉄(III)、塩化アルミニウム(III)のようなルイス酸を用いることもできる。また、7,7,8,8−テトラシアノ−2,3,5,6−テトラフルオロキノジメタン(略称:F4−TCNQ)等の有機化合物を用いることもできる。
なお、正孔注入層111は、二層以上の層を積層して形成された多層構造であってもよい。また、二種類以上の物質を混合して形成してもよい。
また、第2の電極102と電子輸送層114との間には、図1に示すように電子注入層115を設けてもよい。ここで、電子注入層とは、陰極として機能する電極から電子輸送層114へ電子の注入を補助する機能を有する層である。ただし、電子注入層115は必ずしも必要ではない。
電子注入層115を構成する物質について特に限定はないが、フッ化リチウム(LiF)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化カルシウム(CaF)、リチウム酸化物(LiOx)のようなアルカリ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物を用いることができる。また、フッ化エルビウム(ErF)のような希土類金属化合物を用いることができる。また、上述した電子輸送層114を構成する物質を用いることもできる。
あるいは、電子注入層115に、有機化合物と電子供与体とを混合してなる複合材料を用いてもよい。このような複合材料は、電子供与体によって有機化合物に電子が発生するため、電子注入性および電子輸送性に優れている。この場合、有機化合物としては、発生した電子の輸送に優れた材料であることが好ましく、具体的には、例えば上述した電子輸送層114を構成する物質(金属錯体や複素芳香族化合物等)を用いることができる。電子供与体としては、有機化合物に対し電子供与性を示す物質であればよい。具体的には、アルカリ金属やアルカリ土類金属や希土類金属が好ましく、リチウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、エルビウム、イッテルビウム等が挙げられる。また、アルカリ金属化合物やアルカリ土類金属化合物が好ましく、リチウム酸化物(LiOx)、カルシウム酸化物(CaOx)、バリウム酸化物(BaOx)、炭酸セシウム(CsCO)等が挙げられる。また、酸化マグネシウムのようなルイス塩基を用いることもできる。また、テトラチアフルバレン(略称:TTF)等の有機化合物を用いることもできる。
以上で述べた本発明の発光素子において、正孔注入層111、正孔輸送層112、発光層113、電子輸送層114、電子注入層115は、それぞれ、蒸着法、またはインクジェット法、または塗布法等、いずれの方法で形成しても構わない。また、第1の電極101または第2の電極102についても、スパッタリング法、蒸着法等、インクジェット法、または塗布法等、いずれの方法を用いて形成しても構わない。
(実施形態3)
本実施形態3では、本発明のオキサジアゾール誘導体をエキシトンブロック層として用いた発光素子の態様について、図2および図3を用いて説明する。なお、エキシトンブロック層とは、発光層に接して設けられる正孔輸送層や電子輸送層の一種であるが、特に励起エネルギーが発光層の励起エネルギーよりも大きく、発光層における励起子が他の層に移動しないようにブロックする機能を有する層である。
図2で示した発光素子においては、陽極として機能する第1の電極201と陰極として機能する第2の電極202との間に、発光層213が設けられている。そして、発光層213の陽極側に接して、本発明のオキサジアゾール誘導体からなるエキシトンブロック層220aが設けられている。したがって図2の場合、エキシトンブロック層220aは正孔輸送層の一種である。
また、図3で示した発光素子においては、陽極として機能する第1の電極201と陰極として機能する第2の電極202との間に、発光層213が設けられている。そして、発光層213の陰極側に接して、本発明のオキサジアゾール誘導体からなるエキシトンブロック層220bが設けられている。したがって図3の場合、エキシトンブロック層220bは電子輸送層の一種である。
図2や図3のような構成とすることで、発光層213で生じた励起子を効率良く発光層213に閉じこめることができ、発光効率を高めることができる。また、本発明のオキサジアゾール誘導体はバイポーラ性を有しているため、図2および図3に示したように、発光層の陽極側、陰極側のどちら側でもエキシトンブロック層として利用できるという特徴がある。したがって、図2、図3では示していないが、発光層213の両側に本発明のオキサジアゾール誘導体からなるエキシトンブロック層を設けることも可能である。
ここで、発光層213は種々の構成を適用することができる。例えば一例として、ホスト材料とゲスト材料からなる発光層213を形成すればよい。その際のホスト材料の具体例としては、NPB、DFLDPBi、Alq、BAlqなどの他、4,4’−ジ(9−カルバゾリル)ビフェニル(略称:CBP)、2−tert−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:t−BuDNA)、9−[4−(9−カルバゾリル)フェニル]−10−フェニルアントラセン(略称:CzPA)などが挙げられる。また、ゲスト材料の具体例としては、先の実施形態2で挙げた燐光性化合物や蛍光性化合物の他、9−(4−{N−[4−(カルバゾール−9−イル)フェニル]−N−フェニルアミノ}フェニル)−10−フェニルアントラセン(略称:YGAPA)等を用いることができる。
なお、第1の電極201は、先の実施形態2で述べた第1の電極101と同様の構成とすればよい。また、第2の電極202も、先の実施形態2で述べた第2の電極102と同様の構成とすればよい。
また、本実施形態3では、図2および図3に示すように、正孔注入層211、正孔輸送層212、電子輸送層214、電子注入層215を設けているが、これらの層の構成に関しても、先に実施形態2で述べた各層の構成を適用すればよい。ただし、これらの層は必ずしも必要ではなく、素子の特性に応じて適宜設ければよい。
(実施形態4)
本実施形態4では、本発明の発光素子を含む発光装置の一態様について、図4を用いて説明する。図4は、該発光装置の断面図である。
図4において、四角の点線で囲まれているのは、本発明の発光素子12を駆動するために設けられているトランジスタ11である。発光素子12は、第1の電極13と第2の電極14との間に発光層を含む層15を有する本発明の発光素子であり、本発明のオキサジアゾール誘導体を含んでいる。具体的には、発光素子12は、実施形態2や実施形態3で示したような構成である。トランジスタ11のドレイン領域と第1の電極13とは、第1層間絶縁膜16(16a、16b、16c)を貫通している配線17によって電気的に接続されている。また、発光素子12は、隔壁層18によって、隣接して設けられている別の発光素子と分離されている。このような構成を有する本発明の発光装置は、本実施形態4において、基板10上に設けられている。
なお、図4に示されたトランジスタ11は、半導体層を中心として基板と逆側にゲート電極が設けられたトップゲート型のものである。但し、トランジスタ11の構造については、特に限定はなく、例えばボトムゲート型のものでもよい。またボトムゲートの場合には、チャネルを形成する半導体層の上に保護膜が形成されたもの(チャネル保護型)でもよいし、或いはチャネルを形成する半導体層の一部が凹状になったもの(チャネルエッチ型)でもよい。
また、トランジスタ11を構成する半導体層は、結晶性、非結晶性のいずれのものでもよい。また、セミアモルファス等でもよい。
なお、セミアモルファスな半導体とは、次のようなものである。非晶質と結晶構造(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造を有し、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質な領域を含んでいるものである。また少なくとも膜中の一部の領域には、0.5〜20nmの結晶粒を含んでいる。L−Oフォノンに由来するラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしている。X線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)及び(220)の回折ピークが観測される。未結合手(ダングリングボンド)を終端させるため水素またはハロゲンを少なくとも1原子%含んでいる。いわゆる微結晶半導体(マイクロクリスタル半導体)とも言われている。珪化物を含む気体をグロー放電分解(プラズマCVD)して形成する。珪化物を含む気体としては、SiH、その他にもSi、SiHCl、SiHCl、SiCl、SiFなどを用いることができる。この珪化物を含む気体をH、又は、HとHe、Ar、Kr、Neから選ばれた一種または複数種の希ガス元素で希釈しても良い。希釈率は2〜1000倍の範囲、圧力は概略0.1Pa〜133Paの範囲、電源周波数は1MHz〜120MHz、好ましくは13MHz〜60MHzである。基板加熱温度は300℃以下でよく、好ましくは100〜250℃である。膜中の不純物元素として、酸素、窒素、炭素などの大気成分の不純物は1×1020atoms/cm以下とすることが望ましく、特に、酸素濃度は5×1019atoms/cm以下、好ましくは1×1019atoms/cm以下とする。なお、セミアモルファスなものを有する半導体を用いたTFT(薄膜トランジスタ)の移動度はおよそ1〜10cm/Vsecとなる。
また、半導体層が結晶性のものの具体例としては、単結晶または多結晶性の珪素、或いはシリコンゲルマニウム等から成るものが挙げられる。これらはレーザー結晶化によって形成されたものでもよいし、例えばニッケル等を用いた固相成長法による結晶化によって形成されたものでもよい。
なお、半導体層が非晶質の物質、例えばアモルファスシリコンで形成される場合には、トランジスタ11およびその他のトランジスタ(発光素子を駆動するための回路を構成するトランジスタ)は全てNチャネル型トランジスタで構成された回路を有する発光装置であることが好ましい。それ以外については、Nチャネル型またはPチャネル型のいずれか一のトランジスタで構成された回路を有する発光装置でもよいし、両方のトランジスタで構成された回路を有する発光装置でもよい。
さらに、第1層間絶縁膜16(16a〜16c)は、図4(A)、(C)に示すように多層でもよいし、または単層でもよい。なお、16aは酸化珪素や窒化珪素のような無機物から成り、16bはアクリルやシロキサン(シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む有機基)、塗布成膜可能な酸化珪素等の自己平坦性を有する物質から成る。さらに、16cはアルゴン(Ar)を含む窒化珪素膜から成る。なお、各層を構成する物質については、特に限定はなく、ここに述べたもの以外のものを用いてもよい。また、これら以外の物質から成る層をさらに組み合わせてもよい。このように、第1層間絶縁膜16(16a〜16c)は、無機膜または有機膜の両方を用いて形成されたものでもよいし、または無機膜と有機膜のいずれか一で形成されたものでもよい。
隔壁層18は、エッジ部において、曲率半径が連続的に変化する形状であることが好ましい。また隔壁層18は、アクリルやシロキサン、レジスト、酸化珪素等を用いて形成される。なお隔壁層18は、無機膜と有機膜のいずれか一で形成されたものでもよいし、または両方を用いて形成されたものでもよい。
なお、図4(A)、(C)では、第1層間絶縁膜16(16a〜16c)のみがトランジスタ11と発光素子12の間に設けられた構成であるが、図4(B)のように、第1層間絶縁膜16(16a、16b)の他、第2層間絶縁膜19(19a、19b)が設けられた構成のものであってもよい。図4(B)に示す発光装置においては、第1の電極13は第2層間絶縁膜19を貫通し、配線17と接続している。
第2層間絶縁膜19は、第1層間絶縁膜16と同様に、多層でもよいし、または単層でもよい。19aはアクリルやシロキサン(シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成され、置換基に少なくとも水素を含む有機基)、塗布成膜可能な酸化珪素等の自己平坦性を有する物質から成る。さらに、19bはアルゴン(Ar)を含む窒化珪素膜から成る。なお、各層を構成する物質については、特に限定はなく、ここに述べたもの以外のものを用いてもよい。また、これら以外の物質から成る層をさらに組み合わせてもよい。このように、第2層間絶縁膜19は、無機膜または有機膜の両方を用いて形成されたものでもよいし、または無機膜と有機膜のいずれか一で形成されたものでもよい。
発光素子12において、第1の電極および第2の電極がいずれも透光性を有する物質で構成されている場合、図4(A)の白抜きの矢印で表されるように、第1の電極13側と第2の電極14側の両方から発光を取り出すことができる。また、第2の電極14のみが透光性を有する物質で構成されている場合、図4(B)の白抜きの矢印で表されるように、第2の電極14側のみから発光を取り出すことができる。この場合、第1の電極13は反射率の高い材料で構成されているか、または反射率の高い材料から成る膜(反射膜)が第1の電極13の下方に設けられていることが好ましい。また、第1の電極13のみが透光性を有する物質で構成されている場合、図4(C)の白抜きの矢印で表されるように、第1の電極13側のみから発光を取り出すことができる。この場合、第2の電極14は反射率の高い材料で構成されているか、または反射膜が第2の電極14の上方に設けられていることが好ましい。
また、発光素子12は、第1の電極13の電位よりも第2の電極14の電位が高くなるように電圧を印加したときに動作するように発光層を含む層15が積層されたものであってもよいし、或いは、第1の電極13の電位よりも第2の電極14の電位が低くなるように電圧を印加したときに動作するように発光層を含む層15が積層されたものであってもよい。前者の場合、トランジスタ11はNチャネル型トランジスタであり、後者の場合、トランジスタ11はPチャネル型トランジスタである。
以上のように、本実施形態4では、トランジスタによって発光素子の駆動を制御するアクティブマトリクス型の発光装置について説明したが、この他、パッシブマトリクス型の発光装置であってもよい。図8には本発明を適用して作製したパッシブマトリクス型の発光装置を示す。なお、図8(A)は、発光装置を示す斜視図、図8(B)は図8(A)をX−Yで切断した断面図である。図8において、基板951上には、電極952と電極956との間には発光層を含む層955が設けられている。電極952の端部は絶縁層953で覆われている。そして、絶縁層953上には隔壁層954が設けられている。隔壁層954の側壁は、基板面に近くなるに伴って、一方の側壁と他方の側壁との間隔が狭くなっていくような傾斜を有する。つまり、隔壁層954の短辺方向の断面は、台形状であり、底辺(絶縁層953の面方向と同様の方向を向き、絶縁層953と接する辺)の方が上辺(絶縁層953の面方向と同様の方向を向き、絶縁層953と接しない辺)よりも短い。このように、隔壁層954を設けることで、静電気等に起因した発光素子の不良を防ぐことが出来る。
本実施形態4で示した発光装置は、本発明の発光素子を用いているため、発光効率が高く、駆動電圧が低い。したがって、消費電力が少ないという特徴がある。
(実施形態5)
本発明の発光素子を用いた発光装置は良好な画像を表示することができるため、本発明の発光装置を電子機器の表示部に適用することによって、優れた映像を提供できる電子機器を得ることができる。また、本発明の発光素子を含む発光装置は発光効率が高く、駆動電圧が低いため、低消費電力で駆動できる。したがって、本発明の発光装置を電子機器の表示部に適用することによって、消費電力の少ない電子機器を得ることができ、例えば、待受時間等の長い電話機等を得ることができる。以下に、本発明の発光素子を適用した発光装置を実装した電子機器の一実施例を示す。
図5(A)は、本発明を適用して作製したコンピュータであり、本体511、筐体512、表示部513、キーボード514などによって構成されている。本発明の発光素子を有する発光装置を表示部として組み込むことでコンピュータを完成できる。
図5(B)は、本発明を適用して作製した電話機であり、本体522には表示部521と、音声出力部524、音声入力部525、操作スイッチ526、527、アンテナ523等によって構成されている。本発明の発光素子を有する発光装置を表示部として組み込むことで電話機を完成できる。
図5(C)は、本発明を適用して作製したテレビ受像機であり、表示部531、筐体532、スピーカー533などによって構成されている。本発明の発光素子を有する発光装置を表示部として組み込むことでテレビ受像機を完成できる。
以上のように本発明の発光装置は、各種電子機器の表示部として用いるのに非常に適している。
なお、本実施形態5では、コンピュータ等について述べているが、この他に、ナビゲイション装置、或いは照明機器等に本発明の発光素子を有する発光装置を実装しても構わない。
≪合成例1≫
本合成例1では、実施形態1の構造式(G1)で表される本発明のオキサジアゾール誘導体、2−[3−(カルバゾール−9−イル)フェニル]−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール(略称:mCO11)の合成例を具体的に例示する。
<ステップ1; 2−(3−ブロモフェニル)−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール(略称:mO11Br)の合成>
本ステップ1では、以下のような手順(i)〜(iii)に従って、mO11Brを合成した。
(i)3−ブロモベンゾイルヒドラジンの合成
エチル−3−ブロモベンゾエート10g(44mmol)を200mL三口フラスコに入れ、エタノール50mLを加えて撹拌した後、ヒドラジン一水和物12mLを加え,この混合物を78℃で5時間撹拌し、反応させた。反応後、反応溶液に水を加えたところ、固体が析出した。析出した固体を吸引ろ過により回収した。回収した固体を約500mLの水に入れ洗浄し、再び吸引ろ過により回収したところ、目的物の白色固体を収量8.1g、収率86%で得た。
(ii)1−ベンゾイル−2−(3−ブロモベンゾイル)ヒドラジンの合成
次に、上記(i)で得た3−ブロモベンゾイルヒドラジン5.0g(23mmol)を300mL三口フラスコに入れ、N−メチル−2−ピロリドン10mLを加え撹拌した。この混合物にN−メチル−2−ピロリドン10mLとベンゾイルクロライド3.2mL(28mmol)の混合溶液を50mL滴下ロートにより滴下した。滴下終了後、この混合物を80℃で3時間加熱撹拌し、反応させた。反応後、反応溶液に水を加えたところ固体が析出した。析出した固体を吸引ろ過により固体を得た。得られた固体を約1Lの水で洗浄し、吸引ろ過により回収した。回収した固体をメタノールで洗浄後、吸引ろ過により固体を回収したところ、目的物の白色固体を収量7.1g、収率96%で得た。
(iii)mO11Brの合成
さらに、上記(ii)で示した方法により得られた1−ベンゾイル−2−(3−ブロモベンゾイル)ヒドラジン7.1g(22mmol)を300mL三口フラスコに入れ、塩化ホスホリル100mLを加え、この混合物を5時間100℃で加熱撹拌し、反応させた。反応後、当該フラスコ内の塩化ホスホリルを完全に留去したところ、固体を得た。得られた固体を水、炭酸ナトリウム水溶液の順に洗浄し、得られた固体を吸引ろ過により回収した。回収した固体をメタノールで再結晶したところ、目的物の白色固体を収量4.9g、収率73%で得た。以上で述べた本ステップ1の合成スキームを下記スキーム(a−1)に示す。
<ステップ2; 2−[3−(カルバゾール−9−イル)フェニル]−5−フェニル−1,3,4−オキサジアゾール(略称:mCO11)の合成>
ステップ1で得たmO11Br1.9g(6.6mmol)、カルバゾール1.1g(6.6mmol)、炭酸カリウム3.0g(22mmol)、ヨウ化銅0.30g(1.6mmol)、18−クラウン−6−エーテル0.3g(1.1mmol)を50mL三口フラスコに入れ、当該フラスコ内を窒素置換した。この混合物に1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(略称:DMPU)3.0mLを加え、180℃で5時間加熱攪拌し、反応させた。反応後、この混合物にトルエンを加えた。この懸濁液を1N希塩酸、飽和炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムにより乾燥した。この混合物を吸引ろ過して硫酸マグネシウムを除去し、ろ液を得た。得られたろ液をセライトを通して吸引ろ過し、ろ液を得た。得られたろ液を濃縮して固体を得た。得られた固体をシリカカラムクロマトグラフィーにより精製した。カラムクロマトグラフィーはまずトルエンを展開溶媒として用い、次いでトルエン:酢酸エチル=4:1の混合溶媒を展開溶媒として用いることにより行った。得られたフラクションを濃縮して固体を得た。この固体をクロロホルムとヘキサンの混合溶媒で再結晶をしたところ、本合成例1の目的物であるmCO11の粉末状白色固体を収量1.0g、収率50%で得た。以上で述べた本ステップ2の合成スキームを下記スキーム(b−1)に示す。
なお、得られたmCO11の核磁気共鳴分光法(H NMR)による分析結果を下記に示す。また、H NMRチャートを図6(a)に、その拡大図を図6(b)に示す。このことから、本合成例1において、上述の構造式(1)で表される本発明のオキサジアゾール誘導体mCO11が得られたことがわかった。
H NMRデータを以下に示す。H NMR(CDCl,300MHz):δ=7.28−7.55(m,9H)、7.72−7.79(m、2H)、8.07−8.19(m,4H)、8.21−8.28(m,1H)、8.34(s、1H)。
また、得られたmCO11の昇華精製をトレインサブリメーション法により行った。昇華精製は7Paの減圧下、アルゴンの流量を3mL/minとして215℃で15時間行った。mCO11 1.0gに対し昇華精製を行ったところ、収量0.80gで収率は80%であった。
次に、mCO11の吸収スペクトルおよび発光スペクトルを測定した。吸収スペクトルの測定は紫外可視分光光度計((株)日本分光製 V550型)を、発光スペクトルの測定は蛍光光度計((株)浜松ホトニクス製 FS920)を用いた。測定は、トルエン溶液および蒸着膜に関して室温で行った。トルエン溶液の測定結果を図7(a)に、蒸着膜の測定結果を図7(b)に、それぞれ示す。横軸は波長、縦軸は吸収および発光の強度を表す。
図7(a)に示す通り、本発明のオキサジアゾール誘導体mCO11はトルエン溶液中において、290nm、335nm付近に吸収ピークを有している。また、発光スペクトルは390nmにピークを有している。なお、発光スペクトルは、290nmの波長で励起することにより測定した。
また、図7(b)に示す通り、本発明のオキサジアゾール誘導体mCO11の蒸着膜は、244nm、295nm、340nmに吸収ピークを有している。また、発光スペクトルは405nmにピークを有している。なお、発光スペクトルは、313nmの波長で励起することにより測定した。
なお、図7(b)の吸収スペクトルのデータを用い、直接遷移を仮定したtaucプロットにより吸収端を求め、その吸収端のエネルギーをエネルギーギャップとしてmCO11のエネルギーギャップを求めたところ、3.25eVであった。このことから、本発明のオキサジアゾール誘導体mCO11は、大きな励起エネルギーを有することがわかる。
また、mCO11の薄膜状態におけるイオン化ポテンシャルを大気中の光電子分光法(理研計器社製、AC−2)で測定した結果、5.66eVであった。その結果、HOMO準位が −5.66eVであることがわかった。さらに、上記で求めたエネルギーギャップの値とHOMO準位からLUMO準位を求めたところ、−2.41eVであった。
また、mCO11の基底状態における最適分子構造を、密度汎関数法(DFT)のB3LYP/6−311(d,p)により計算した。DFTは、電子相関を考慮しないハートリー・フォック(HF)法に比較して計算精度が良く、同レベルの計算精度である摂動法(MP)法よりも計算コストが小さいため、本計算で採用した。計算は、ハイパフォーマンスコンピュータ(HPC)(SGI社製、Altix3700 DX)を用いて行った。DFTで構造最適化した分子構造において時間依存密度汎関数法(TDDFT)のB3LYP/6−311(d,p)を適用することにより、mCO11の一重項励起エネルギー(エネルギーギャップ)を算出したところ、一重項励起エネルギーは3.13eVと算出された。また、mCO11の三重項励起エネルギーを算出したところ、2.83eVと算出された。以上の結果から、本発明のオキサジアゾール誘導体は、励起エネルギーの大きい物質であることがわかる。特に、三重項励起エネルギーの大きい物質であることがわかる。
本発明のオキサジアゾール誘導体を含む発光素子の素子構造を説明する図。 本発明のオキサジアゾール誘導体を含む発光素子の素子構造を説明する図。 本発明のオキサジアゾール誘導体を含む発光素子の素子構造を説明する図。 本発明の発光素子を用いた発光装置について説明する図。 本発明の発光装置を用いた電子機器について説明する図。 本発明のオキサジアゾール誘導体mCO11のH NMRチャートを示す図。 本発明のオキサジアゾール誘導体mCO11の紫外・可視吸収スペクトルおよび発光スペクトルを示す図。 本発明の発光素子を用いた発光装置について説明する図。
符号の説明
10 基板
11 トランジスタ
12 発光素子
13 第1の電極
14 第2の電極
15 発光層を含む層
16 層間絶縁膜
17 配線
18 隔壁層
19 層間絶縁膜
101 第1の電極
102 第2の電極
111 正孔注入層
112 正孔輸送層
113 発光層
114 電子輸送層
115 電子注入層
201 第1の電極
202 第2の電極
211 正孔注入層
212 正孔輸送層
213 発光層
214 電子輸送層
215 電子注入層
220a エキシトンブロック層
220b エキシトンブロック層
511 本体
512 筐体
513 表示部
514 キーボード
521 表示部
522 本体
523 アンテナ
524 音声出力部
525 音声入力部
526 操作スイッチ
531 表示部
532 筐体
533 スピーカー
951 基板
952 電極
953 絶縁層
954 隔壁層
955 発光層を含む層
956 電極

Claims (1)

  1. 式(1)で表される物質。

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