JP5291586B2 - 算出装置、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス - Google Patents
算出装置、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP5291586B2 JP5291586B2 JP2009217927A JP2009217927A JP5291586B2 JP 5291586 B2 JP5291586 B2 JP 5291586B2 JP 2009217927 A JP2009217927 A JP 2009217927A JP 2009217927 A JP2009217927 A JP 2009217927A JP 5291586 B2 JP5291586 B2 JP 5291586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- target signal
- error rate
- bit error
- jitter
- deterministic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R29/00—Arrangements for measuring or indicating electric quantities not covered by groups G01R19/00 - G01R27/00
- G01R29/26—Measuring noise figure; Measuring signal-to-noise ratio
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/28—Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
- G01R31/317—Testing of digital circuits
- G01R31/31708—Analysis of signal quality
- G01R31/31709—Jitter measurements; Jitter generators
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
本発明は、算出装置、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイスに関する。
従来、シリアル伝送される信号が所定のビットエラーレート以下となる範囲(アイ開口)を測定して、伝送システム等の評価を行う場合がある。アイ開口の推定方法として、例えば、所定のビットエラーレートとなる条件におけるジッタのピークツゥピーク値を推定して、測定対象の信号のビット間隔の平均値から推定したジッタのピークツゥピーク値を減算する方法が知られている。
また、所定のビットエラーレートとなる条件におけるジッタのピークツゥピーク値(TJP−P)は、以下の式(100)により表される。
TJP−P=DJP−P+(N×σRJ,RMS) …(100)
TJP−P=DJP−P+(N×σRJ,RMS) …(100)
式(100)において、σRJ,RMSは、測定対象の信号に含まれるジッタのランダム成分の標準偏差を表わす。DJP−Pは、測定対象の信号に含まれるジッタの確定成分のピークツゥピーク値を表わす。また、Nは、ビットエラーレートの値に応じて一意に定まるパラメータであって、例えばビットエラーレートが10−12の場合には、N=14.07となる。
ところで、式(100)は、ジッタに含まれる確定成分の確率密度分布がデュアルディラック分布であって、且つ、確定成分がランダム成分よりも十分に大きい伝送モデルにおける、ジッタ全体のピークツゥピーク値を表わす。従って、式(100)により算出されたジッタのピークツゥピーク値は、測定対象の信号の伝送モデルが、式(100)の前提条件から異なるほど、誤差が大きくなってしまう。
そこで本発明の1つの側面においては、上記の課題を解決することのできる算出装置、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイスを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本発明の第1の態様によると、対象信号の特性を算出する算出装置であって、ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受ける指定部と、前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する計算部とを備える算出装置を提供する。さらに、この算出装置に関連する、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイスを提供する。
本発明の第2の態様によると、対象信号の特性を算出する算出装置であって、ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受ける指定部と、前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および予め定められた確率密度分布の確定成分を含む振幅雑音を有する信号を伝送する伝送モデルにおける、振幅値とビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、または、指定された前記振幅値におけるビットエラーレートを計算する計算部とを備える算出装置を提供する。さらに、この算出装置に関連する、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイスを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の(一)側面を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一つの実施形態に係る算出装置10の機能構成例を示す図である。算出装置10は、電気回路に伝送される電気信号または光回路に伝送される光信号等の対象信号の特性を算出する。本例においては、算出装置10は、対象信号が有するジッタの分布を表わす確率分布関数が与えられ、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲(即ち、時間方向のアイ開口)、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを算出する。
ジッタは、対象信号の位相雑音であり、より具体的には、対象信号のエッジタイミングと、理想的なエッジタイミングとの時間差であってよい。確率密度関数は、ジッタを複数回測定することにより得られる、測定値の分布を示す関数であってよい。例えば、確率密度関数は、対象信号のエッジ毎のジッタを測定したときの、測定値の分布を表わす関数であってよい。
ここで、対象信号のジッタには、ランダムに発生するランダム成分、および、対象信号の伝送路の特性等により確定的に生じる確定成分が含まれる。ジッタに含まれるランダム成分は、ガウス分布により表わされる。ジッタに含まれる確定成分は、その発生原因等に応じた種類の分布モデルにより表わされる。確定成分の分布モデルの種類として、例えば、デュアルディラック分布、一様分布および台形分布等が存在する。
算出装置10は、モデル判別部12と、パラメータ算出部14と、指定部16と、計算部18とを備える。モデル判別部12は、対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別する。
モデル判別部12は、一例として、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類として、デュアルディラック分布、一様分布または台形分布の何れかを判別してよい。さらに、モデル判別部12は、台形分布の場合には、台形の下辺の長さに対する上への長さの比(即ち、底辺比)を更に判別してよい。なお、モデル判別部12は、一例として、詳細を図13〜図26において説明する確定成分識別装置100により実現されてよい。
パラメータ算出部14は、対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出する。なお、対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値とは、確定成分の確率密度分布におけるジッタの範囲を表わす。例えば、ジッタの確定成分が理想的なエッジタイミングを基準に正負に分布する場合には、確定成分のピークツゥピーク値は、理想的なエッジタイミングから負側へ向かうジッタの最大距離と、理想的なエッジタイミングから正側へ向かうジッタの最大距離とを加算した距離(時間幅)であってよい。なお、パラメータ算出部14は、一例として、詳細を図13〜図26において説明する確定成分識別装置100により実現されてよい。
指定部16は、ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受ける。指定部16は、一例として、ユーザ等から指定を受けてよい。また、指定部16は、メモリ等に予め記憶されたビットエラーレートまたはサンプルタイミングを読み出すことにより、指定を受けてもよい。
計算部18は、モデル判別部12から対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を受け取る。計算部18は、一例として、確定成分の確率密度分布の種類として、デュアルディラック分布、一様分布または台形分布を受け取ってよい。計算部18は、台形分布の場合には、更に、底辺比を受け取ってよい。更に、計算部18は、パラメータ算出部14から対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして受け取る。
更に、計算部18は、対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を取得する。この場合において、計算部18は、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を取得する。より詳しくは、計算部18は、ランダム成分および受け取った種類の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を取得する。なお、関係式の具体例については詳細を後述する。
そして、計算部18は、取得した関係式を用いて、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲(即ち、時間方向のアイ開口)、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する。計算部18は、ビットエラーレートが指定された場合には、取得した関係式を用いて、対象信号における指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲を計算してよい。また、計算部18は、サンプルタイミングが指定された場合には、取得した関係式を用いて対象信号の指定されたタイミングにおけるビットエラーレートを計算してよい。このような算出装置10によれば、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、および、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを、精度良く算出することができる。
なお、算出装置10は、他の例として、対象信号の振幅雑音の確率密度分布を表す確率密度関数が与えられ、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲(即ち、振幅方向のアイ開口)、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを計算する構成であってもよい。このような他の例に係る算出装置10は、次の点において各構成要素の機能が相違する。
即ち、モデル判別部12は、対象信号の振幅雑音の確定密度関数に基づき、対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別する。振幅雑音は、対象信号の振幅と、ビット値を識別するための理想的な振幅のスレショルドとの振幅差であってよい。この場合、確率密度関数は、振幅雑音を複数回測定することにより得られる、測定値の分布を示す関数であってよい。例えば、確率密度関数は、対象信号のビット毎の振幅雑音を測定したときの、測定値の分布を表わす関数であってよい。
パラメータ算出部14は、対象信号の振幅雑音の確定密度関数に基づき、対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出する。なお、対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値とは、確定成分の確率密度分布における振幅雑音の範囲を表わす。例えば、振幅雑音の確定成分が理想的なスレッショルドを基準に正負に分布する場合には、確定成分のピークツゥピーク値は、理想的なスレッショルドから負側へ向かう振幅雑音の最大距離と、理想的なスレッショルドから正側へ向かう振幅雑音の最大距離とを加算した距離(振幅量)であってよい。
指定部16は、ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受ける。計算部18は、対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分の確率密度分布の種類、および、対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして受け取る。そして、計算部18は、対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、振幅値とビットエラーレートとの関係式を取得する。他の例に係る計算部18が取得する関係式は、サンプルタイミングを表わすパラメータが、振幅値に代わっている点において異なるが、他の点については同一である。
そして、計算部18は、取得した関係式を用いて、指定されたビットエラーレート以下となる振幅値の範囲(即ち、振幅方向のアイ開口)、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを計算する。これにより、算出装置10によれば、指定されたビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、および、指定された振幅値におけるビットエラーレートを、精度良く算出することができる。
図2は、ガウス分布の確率密度関数の一例を示す図である。図3は、デュアルディラック分布の確率密度関数の一例を示す図である。図4は、ランダム成分とデュアルディラック分布の確定成分とを含むジッタの確率密度関数の一例を示す図である。図2〜図4は、横軸にサンプルタイミングt、縦軸に確率密度をそれぞれ表わし、分布の平均をサンプルタイミングt=0とした確率密度関数を表わしている。
ジッタに含まれるランダム成分は、図2に示されるようなガウス分布となる。ランダム成分の分布は、下記式(101)のガウス分布の確率密度関数r(t)により表わされる。
なお、tはサンプルタイミングを表わす。また、σRJ,RMSは、ランダム成分の標準偏差を表わす。以降の式においても同様である。
また、デュアルディラック分布は、図3に示されるような確率密度関数で表わされる。即ち、デュアルディラック分布は、下記式(102)により表わされる。
なお、DJP−Pは、確定成分のピークツゥピーク値を表わす。以降の式においても同様である。
また、ランダム成分とデュアルディラック分布の確定成分とを含むジッタの分布は、ガウス分布の確率密度関数とデュアルディラック分布の確率密度関数とをコンボリューションした、図4に示されるような関数により表わされる。即ち、ランダム成分とデュアルディラック分布の確定成分とを含むジッタの確率分布関数は、下記式(103)により表わされる。
図5は、ランダム成分とデュアルディラック分布の確定成分とを含むジッタを有する信号のビットエラーレートの一例を示す図である。ランダム成分とデュアルディラック分布の確定成分とを含むジッタを有する信号における、任意のサンプルタイミング(t)のビットエラーレートは、ガウス分布の確率密度関数とデュアルディラック分布の確率密度関数とをコンボリューションした関数を、tから∞まで積分した関数により表わされる。即ち、このようなビットエラーレート(BERDUAL(t))は、下記式(104)により表わされる。
ここで、下式に示されるような誤算関数erf(x)を定義する。erf(x)は、以降の式においても全て同様である。
誤差関数erf(x)を用いて、式(104)から、下記式(11)を導き出すことができる。
このような式(11)は、ランダム成分とデュアルディラック分布の確定成分とを含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を表す。従って、計算部18は、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類がデュアルディラック分布の場合、式(11)に示される関係式を用いて、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算してよい。
より具体的には、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類がデュアルディラック分布の場合であって、サンプルタイミングが指定された場合には、計算部18は、式(11)に対して、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値およびサンプルタイミングを代入して、ビットエラーレートを算出してよい。一方、ビットエラーレートが指定された場合には、計算部18は、式(11)の逆関数の近似式に対して、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値およびビットエラーレートを代入して、指定されたビットエラーレートとなる条件下におけるジッタの最大値を算出してよい。
そして、計算部18は、対象信号のビット間隔の平均値から算出したジッタの最大値の2倍(即ち、ジッタのピークツゥピーク値)を減算することで、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲を算出してよい。これにより、算出装置10によれば、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類がデュアルディラック分布の場合における、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを精度良く算出することができる。
図6は、一様分布の確率密度関数の一例を示す図である。図7は、ランダム成分と一様分布の確定成分とを含むジッタの確率密度関数の一例を示す図である。図6〜図7は、横軸にサンプルタイミングt、縦軸に確率密度をそれぞれ表わし、分布の平均をサンプルタイミングt=0とした確率密度関数を表わしている。
一様分布は、図6に示されるような確率密度関数で表わされる。即ち、一様分布は、下記式(106)により表わされる。
また、ランダム成分と一様分布の確定成分とを含むジッタの分布は、ガウス分布の確率密度関数と一様分布の確率密度関数とをコンボリューションした図7に示されるような関数により表わされる。即ち、ランダム成分と一様分布の確定成分とを含むジッタの分布は、下記式(107)により表わされる。
図8は、ランダム成分と一様分布の確定成分とを含むジッタを有する信号のビットエラーレートの一例を示す図である。ランダム成分と一様分布の確定成分とを含むジッタを有する信号における、任意のサンプルタイミング(t)のビットエラーレート(BERUniform(t))は、ガウス分布の確率密度関数と一様分布の確率密度関数とをコンボリューションした関数を、tから∞まで積分した関数により表わされる。即ち、このようなビットエラーレート(BERUniform(t))は、下記式(12)により表わされる。
このような式(12)は、ランダム成分と一様分布の確定成分とを含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を表す。従って、計算部18は、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が一様分布の場合、式(12)に示される関係式を用いて、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算してよい。
より具体的には、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が一様分布の場合であって、サンプルタイミングが指定された場合には、計算部18は、式(12)に対して、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値およびサンプルタイミングを代入して、ビットエラーレートを算出してよい。一方、ビットエラーレートが指定された場合には、計算部18は、式(12)の逆関数の近似式に対して、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値およびビットエラーレートを代入して、指定されたビットエラーレートとなる条件下におけるジッタの最大値を算出してよい。
そして、計算部18は、対象信号のビット間隔の平均値から算出したジッタの最大値の2倍(即ち、ジッタのピークツゥピーク値)を減算することで、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲を算出してよい。これにより、算出装置10によれば、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が一様分布の場合における、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを精度良く算出することができる。
図9は、台形分布の確率密度関数の一例を示す図である。図10は、ランダム成分と底辺比がαの台形分布の確定成分とを含むジッタの確率密度関数の一例を示す図である。図9〜図10は、横軸にサンプルタイミングt、縦軸に確率密度をそれぞれ表わし、分布の平均をサンプルタイミングt=0とした確率密度関数を表わしている。
台形分布は、図9に示されるような確率密度関数で表わされる。即ち、台形分布は、下記式(108)により表わされる。なお、式(108)において、αは、底辺比(台形の下辺の長さに対する上への長さの比)を表わす。以降の式においても同様である。
また、ランダム成分と台形分布の確定成分とを含むジッタの分布は、ガウス分布の確率密度関数と台形分布の確率密度関数とをコンボリューションした図10に示されるような関数により表わされる。即ち、ランダム成分と底辺比がαの台形分布の確定成分とを含むジッタの分布は、下記式(109)により表わされる。
図11は、ランダム成分と底辺比がαの台形分布の確定成分とを含むジッタを有する信号のビットエラーレートの一例を示す図である。ランダム成分と底辺比がαの台形分布の確定成分とを含むジッタを有する信号における、任意のサンプルタイミング(t)のビットエラーレート(BERTrapez(t))は、ガウス分布の確率密度関数と台形分布の確率密度関数とをコンボリューションした関数を、tから∞まで積分した関数により表わされる。即ち、このようなビットエラーレート(BERTrapez(t))は、下記式(13)により表わされる。
なお、式(13)において、f1(t)、f2(t)、f3(t)、f4(t)は、下式により表される。
式(13)は、ランダム成分と、底辺比がαの台形分布の確定成分とを含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を表す。従って、計算部18は、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が台形分布の場合、式(13)に示される関係式を用いて、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算してよい。
より具体的には、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が台形分布の場合であって、サンプルタイミングが指定された場合には、計算部18は、式(13)に対して、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値、底辺比およびサンプルタイミングを代入して、ビットエラーレートを算出してよい。一方、ビットエラーレートが指定された場合には、計算部18は、式(13)の逆関数の近似式に対して、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値、底辺比およびビットエラーレートを代入して、指定されたビットエラーレートとなる条件下におけるジッタの最大値を算出してよい。
そして、計算部18は、対象信号のビット間隔の平均値から算出したジッタの最大値の2倍(即ち、ジッタのピークツゥピーク値)を減算することで、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲を算出してよい。これにより、算出装置10によれば、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が底辺比αの台形分布の場合における、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを精度良く算出することができる。
なお、算出装置10は、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲(即ち、振幅方向のアイ開口)、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを算出する場合には、上記の各関係式(式(11)、式(12)、式(13))のサンプルタイミングを表わす変数tを、振幅値を表わす変数gに置き換えた関係式を用いる。これにより、算出装置10によれば、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類が、デュアルディラック分布、一様分布または底辺比αの台形分布の場合における、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを精度良く算出することができる。
図12は、算出装置10により、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを算出する処理の概要を示すフローチャートである。まず、算出装置10は、電気回路または光回路等に伝送される対象信号のジッタを複数回測定して、対象信号のジッタの分布を表わす確率密度関数を生成する(S101)。なお、他の装置から確率密度関数が与えられる場合には、算出装置10は、当該処理を実行しなくてよい。
次に、算出装置10は、対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別する(S102)。次に、算出装置10は、対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出する(S103)。この場合において、算出装置10は、ジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種別が台形分布の場合には、更に、底辺比を算出してよい。
次に、算出装置10は、対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種別に応じた関係式にパラメータを代入して、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を取得する(S104)。具体的には、算出装置10は、ランダム成分の標準偏差、確定成分のピークツゥピーク値および底辺比をパラメータとして代入した関係式を取得する。
次に、算出装置10は、取得した関係式に指定された値(ビットエラーレートまたはサンプルタイミング)を代入して、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを算出する(S105)。このような処理により、算出装置10によれば、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを精度良く算出することできる。
図13は、一つの実施形態に係る確定成分識別装置100の機能構成例を示す図である。確定成分識別装置100は、与えられる確率密度関数に含まれる確定成分の分布形状を判定する。本例の確定成分識別装置100は、特に確定成分の種類(またはモデル)を判定する。確定成分識別装置100は、標準偏差算出部110、スペクトル算出部120、ヌル周波数検出部130、理論値算出部140、測定値算出部150、および、モデル判定部160を備える。
まず、確率密度関数、確定成分、および、ランダム成分について説明する。確率密度関数に含まれる確定成分およびランダム成分が互いに独立とすると、確定成分およびランダム成分の時間軸におけるコンボリューションにより、時間軸の確率密度関数が与えられる。このため、確率密度関数のスペクトルH(f)は、下式のように、確定成分のスペクトルD(f)およびランダム成分のスペクトルR(f)の乗算で与えられる。
また、ランダム成分は、一般にガウス分布で与えられるので、そのスペクトルR(f)は、下式で与えられる。
ただし、σRJ,RMSは、ランダム成分の標準偏差を示す。このように、ランダム成分の標準偏差が測定できれば、ランダム成分を決定できる。そして、与えられる確率密度関数からランダム成分を減算することで、確定成分も決定することができる。
しかし、与えられる確率密度関数は、確定成分およびランダム成分が合成されているので、確率密度関数からランダム成分のみの標準偏差を測定することは困難である。ここで、確定成分およびランダム成分が互いに独立とすると、確率密度関数の標準偏差σTJ,RMSは、ランダム成分の標準偏差σRJ,RMSおよび確定成分の標準偏差DJRMSにより、以下のように与えられる。
よって確率密度関数のスペクトルは、下式で与えられる。
また、確定成分の標準偏差DJRMSは、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pから求めることができる。つまり、確率密度関数の標準偏差σTJ,RMS、および、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pが測定できれば、式(1)に基づいて、確率密度関数H(f)から確定成分D(f)を分離することができる。
標準偏差算出部110は、与えられる確率密度関数の標準偏差σTJ,RMSを算出する。標準偏差算出部110は、式(2)に基づいて、標準偏差算出部110は、時間軸の確率密度関数の標準偏差σTJ,RMSを算出してよい。
ただし、与えられる確率密度関数のi番目のビンの中央値をxi、i番目のビンのイベント数をyi、総ビン数をNとする。また、piおよびμは以下で与えられる。
スペクトル算出部120は、与えられる確率密度関数のスペクトルを算出する。標準偏差算出部110およびスペクトル算出部120は、時間軸の確率密度関数が並列に与えられてよい。
ヌル周波数検出部130は、スペクトル算出部120が算出したスペクトルにおいて、スペクトルのパワーが略零となるヌル周波数(または、スペクトルが極小値を示すヌル周波数)を検出する。後述するように、確率密度関数のスペクトルにおけるヌル周波数から、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pを算出することができる。
図14A、図14B、図15A、図15Bは、確定成分の各モデルの確率密度関数を示す図である。図14Aは、一様分布の確定成分を示す。図14Bは、台形分布の確定成分を示す。図15Aは、デュアルディラック分布の確定成分を示す。図15Bは、シングルディラック分布の確定成分を示す。
図14Aから図15Bに示すように、それぞれのモデルにおいて、ピークツゥピーク値DJP−Pが定まれば、確定成分の分布を一義に定めることができる。ただし、台形分布の確定成分は、上辺および下辺の比が更に与えられることが好ましい。また、シングルディラック分布の確定成分は、ピークツゥピーク値が略0の確定成分として与えられる。
本例の確定成分識別装置100は、確率密度関数のスペクトルにおけるヌル周波数に基づいて、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pを算出する。以下では、ヌル周波数のうち、最小の周波数である第1ヌル周波数を用いる例を説明する。
図16A、図16Bは、所定の確定成分のモデルについて、確定成分の確率密度関数と、そのスペクトルとを示す図である。図16Aは、サイン波分布の確定成分のモデルについて示す。また図16Bは、一様分布の確定成分のモデルについて示す。図16Aおよび図16Bにおいて、左の波形は時間領域の確率密度関数を示し、右の波形は確率密度関数のスペクトルを示す。また、時間領域の確定成分のピークツゥピーク値をDJP−Pとする。
図16Aに示すように、サイン波分布の確定成分の確率密度関数をフーリエ変換したスペクトルの第1ヌル周波数は、0.765/DJP−Pで与えられる。即ち、当該第1ヌル周波数の逆数に、係数0.765を乗算することにより、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pを算出することができる。ただし、当該係数は近似値であり、より高精度または低精度に求めた係数を用いてもよい。例えば、より有効桁数の大きい、または、小さい係数を用いてよい。
また、図16Bに示すように、一様分布の確定成分の確率密度関数をフーリエ変換したスペクトルの第1ヌル周波数は、1/DJP−Pで与えられる。即ち、当該第1ヌル周波数の逆数を求めることにより、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pを算出することができる。
同様に、台形分布、デュアルディラック分布等の他の確定成分の種類についても、第1ヌル周波数から、ピークツゥピーク値を算出することができる。ただし、図16A、図16Bに示すように、確定成分のモデルにより、第1ヌル周波数とピークツゥピーク値DJP−Pとの関係が異なるので、確定成分を精度よく求めるには、確定成分のモデルを判定する必要がある。
図17は、スペクトル算出部120が算出するスペクトルの一例を示す図である。スペクトル算出部120は、与えられる確率密度関数のスペクトルを算出する。スペクトル算出部120は、与えられる確率密度関数をフーリエ変換することで、確率密度関数のスペクトルを算出してよい。スペクトル算出部120が算出するスペクトルは、図17に示すように、確定成分のスペクトルと、ランダム成分のスペクトルとを合成したスペクトルとなる。
ヌル周波数検出部130は、スペクトル算出部120が算出したスペクトルのヌル周波数を検出する。本例のヌル周波数検出部130は、スペクトルのヌル周波数のうち、最小の周波数となる第1ヌル周波数を検出する。
上述したように、確定成分のスペクトルにおける第1ヌル周波数は、確定成分の時間軸におけるピークツゥピーク値に対応する。そして、図17に示すように、確定成分およびランダム成分を合成したスペクトルの第1ヌル周波数は、確定成分のスペクトルにおける第1ヌル周波数とほぼ一致する。
このため、与えられる確率密度関数のスペクトルにおける第1ヌル周波数を検出することで、確定成分のスペクトルにおける第1ヌル周波数を検出することができる。また、上述したように、確定成分のスペクトルにおける第1ヌル周波数から、確定成分のピークツゥピーク値DJP−Pを算出することができる。ただし、算出されるピークツゥピーク値DJP−Pは、確定成分の種類により異なる。
図18は、確定成分の種類毎の、時間ドメインでのモデル式、周波数ドメインでのモデル式、第1ヌル周波数fzeroとピークツゥピーク値DJP−Pとの関係、および、ピークツゥピーク値DJP-Pと二乗平均値DJRMSとの関係を示す表である。なお、図18におけるI0は、第1種0次のベッセル関数を示す。
また、図18におけるαは、台形分布における下辺に対する上辺の比を示す。すなわち、台形分布においてα=1の場合が一様分布に相当し、α=0の場合が三角分布に相当する。なお、確定成分識別装置100が取り扱う確定成分の種類は、上述した種類に限定されない。確定成分識別装置100は、スペクトルの第1ヌル周波数から、ピークツゥピーク値を算出できる全ての確定成分のモデルを判定してよい。
ここで、それぞれの確定成分のスペクトルのモデル式を、与えられる確率密度関数から測定できる標準偏差σTJ、RMSと、第1ヌル周波数fzeroとで表現する。サイン波分布の確定成分のスペクトルのモデル式は、式(1)および図18から、下式で与えられる。
理論値算出部140は、標準偏差算出部110が算出した標準偏差σTJ、RMSと、ヌル周波数検出部130が検出した第1ヌル周波数fzeroとに基づいて、予め定められた複数種類の確定成分のそれぞれに対して、スペクトルの理論値を算出する。例えば理論値算出部140は、式(3)から式(6)に基づいて、確定成分の種類毎の理論値を算出してよい。理論値算出部140には、式(3)から式(6)が予め与えられてよい。
また、理論値算出部140は、標準偏差算出部110が算出した標準偏差σTJ、RMSを有するガウス分布のスペクトルで正規化された、スペクトルの理論値を算出してもよい。例えば理論値算出部140は、式(3)から式(6)において、
として、Y(x)を算出してよい。
また、理論値算出部140は、第1ヌル周波数fzeroで周波数fを正規化したスペクトルの理論値を算出してもよい。例えば理論値算出部140は、式(3)から式(6)において、f/fzero=xとして理論値を算出してよい。
これらの正規化を行う場合、式(3)から式(6)は、以下のように変形される。
理論値算出部140には、式(3')から式(6')が予め与えられてもよい。この場合、理論値算出部140は、ヌル周波数検出部130が検出した第1ヌル周波数を、式(3')から式(6')に適用することで、確定成分の各種類のスペクトルの理論値を算出してよい。
測定値算出部150は、標準偏差算出部110が算出した標準偏差σTJ、RMS、および、スペクトル算出部120が算出したスペクトルに基づいて、確率密度関数PDFに含まれる確定成分のスペクトルの測定値を算出する。測定値算出部150は、スペクトル算出部120が算出したスペクトルH(f)の周波数を、第1ヌル周波数fzeroで正規化したスペクトルH(x)を用いてよい。
測定値算出部150は、当該スペクトルH(x)を、標準偏差σTJ、RMSを有するガウス分布のスペクトルで除算することで、確定成分のスペクトルの測定値を算出してよい。このとき、確定成分のスペクトルY(x)の測定値は、式(7)から、下式で与えられる。
図19は、理論値算出部140が算出した、各種類の確定成分のスペクトルY(x)の理論値と、測定値算出部150が算出した、確定成分のスペクトルY(x)の測定値との一例を示す図である。図19に示すように、0<x<1の範囲において、下記の関係が成り立つ。
モデル判定部160は、理論値算出部140が確定成分の種類毎に算出した理論値のうち、測定値算出部150が算出した測定値に最も近い理論値に対応する確定成分の種類を、確率密度関数に含まれる確定成分の種類と判定する。なお、理論値算出部140および測定値算出部150は、予め定められた同一の周波数(図19の例では、f/fzero=xa)におけるスペクトルの値を、理論値および測定値として算出してよい。
つまり、理論値算出部140および測定値算出部150は、すべての帯域に渡ってスペクトルの理論値および測定値を算出しなくともよい。ただし、理論値算出部140および測定値算出部150は、0より大きく、且つ、第1ヌル周波数より小さい周波数の範囲において、スペクトルの値を算出することが好ましい。つまり、理論値算出部140および測定値算出部150は、0<xa<1の範囲で、スペクトルの値を算出することが好ましい。
なお、図19の例では、測定値は、台形分布(α=0.2)の理論値に最も近いので、モデル判定部160は、確率密度関数に含まれる確定成分の種類を、台形分布(α=0.2)と判定してよい。また、モデル判定部160は、測定値算出部150が算出した測定値が、一様分布の理論値と、三角分布の理論値との間にあると判定した場合、理論値が測定値により近くなるような台形比αを算出してよい。モデル判定部160は、算出された台形比αを有する台形分布を、確定成分のモデルとして判定してよい。
このような処理により、確率密度関数に含まれる確定成分のモデルを精度よく判定することができる。このため、確率密度関数に含まれるランダム成分および確定成分を精度よく算出することができる。
図20は、ヌル周波数検出部130の動作例を示す図である。本例におけるヌル周波数検出部130は、スペクトル算出部120が算出したスペクトルを、周波数で2階微分した波形のピークに基づいて、スペクトルの第1ヌル周波数を検出する。
本例において、スペクトルの第1ヌル周波数をf1とする。与えられる確率密度関数にノイズが少ない場合、スペクトルの第1ヌル周波数は精確に検出することができる。これに対し、与えられる確率密度関数にノイズが含まれる場合、図20のスペクトルg(f)に示すように、検出されるべき周波数f1において、第1ヌル周波数を検出することができないことがある。
この場合、図20に示すように、当該スペクトルを周波数で微分することにより、第1ヌル周波数を精度よく検出することができる。図20に示すように、当該スペクトルの2階微分波形g''(f)のピークが、スペクトルg(f)のヌルに対応する。このため、ヌル周波数検出部130は、確率密度関数のスペクトルを2階微分し、微分波形のピーク周波数に基づいて、第1ヌル周波数を検出してよい。
図21は、確定成分識別装置100の他の構成例を示す図である。本例における確定成分識別装置100は、図13に関連して説明した確定成分識別装置100の構成に加え、確定成分算出部170およびランダム成分算出部180を更に備える。他の構成要素は、図13に関連して説明した構成要素と同一であってよい。
確定成分算出部170は、モデル判定部160が判定した確定成分の種類と、ヌル周波数検出部130が検出した第1ヌル周波数とに基づいて、確率密度関数に含まれる確定成分を算出する。図18に示したように、時間ドメインまたは周波数ドメインにおける確定成分の確率密度関数は、確定成分の種類と、ピークツゥピーク値DJP−Pとから決定することができる。
確定成分算出部170は、第1ヌル周波数からピークツゥピーク値DJP−Pを算出することで、確定成分の確率密度関数を算出してよい。確定成分算出部170には、図18に示したような、確定成分の種類毎の、時間ドメインでのモデル式、周波数ドメインでのモデル式、第1ヌル周波数fzeroとピークツゥピーク値DJP−Pとの関係、および、ピークツゥピーク値DJP-Pと二乗平均値DJRMSとの関係を示すテーブルが与えられてよい。
ランダム成分算出部180は、確定成分算出部170が算出した確定成分を、確定成分識別装置100に与えられる確率密度関数PDFから除去することで、確率密度関数PDFに含まれるランダム成分を算出する。例えばランダム成分算出部180は、時間ドメインの確率密度関数PDFから、時間ドメインの確定成分をデコンボリューションすることで、時間ドメインのランダム成分を算出してよい。また、ランダム成分算出部180は、周波数ドメインの確率密度関数PDFから、周波数ドメインの確定成分を除算することで、周波数ドメインのランダム成分を算出してよい。また、ランダム成分算出部180は、算出したランダム成分の標準偏差を更に算出してもよい。
このような構成により、確率密度関数に含まれる確定成分およびランダム成分を、精度よく分離することができる。このため、例えばジッタを測定したときに、確定ジッタおよびランダムジッタを精度よく分離することができるので、評価対象を精度よく評価することができる。
図22は、確定成分識別装置100により、確定成分のモデルを判定する処理の概要を示すフローチャートである。まず、標準偏差算出部110が、確率密度関数の標準偏差を算出する(S200)。また、スペクトル算出部120が、確率密度関数のスペクトルを算出する(S202)。また、ヌル周波数検出部130は、スペクトル算出部120が算出したスペクトルの第1ヌル周波数を検出する(S204)。S202およびS204の処理は、S200の処理と並行して行ってよい。
理論値算出部140は、ヌル周波数検出部130が検出した第1ヌル周波数に基づいて、確定成分の各種類の理論値を算出する(S206)。また、測定値算出部150は、標準偏差算出部110が算出した標準偏差およびスペクトル算出部120が算出したスペクトルに基づいて、確定成分の測定値を算出する(S208)。S208の処理は、S206の処理と並行して行ってよい。
そして、モデル判定部160は、理論値算出部140が算出した各理論値と、測定値算出部150が算出した測定値とを比較して、確率密度関数に含まれる確定成分の種類を判定する(S210)。このような処理により、確定成分の種類を精度よく判定することができる。
図23は、確定成分識別装置100の他の構成例を示す図である。本例の確定成分識別装置100は、台形分布の確定成分の台形比αを算出する。本例の確定成分識別装置100は、図13に関連して説明した確定成分識別装置100の構成に対して、モデル判定部160に代えて比算出部190を備える。標準偏差算出部110、スペクトル算出部120、ヌル周波数検出部130、理論値算出部140、および、測定値算出部150は、図13から図22において同一の符号を付して説明した構成要素と同一の機能および構成を有してよい。
比算出部190は、標準偏差算出部110が算出した確率密度関数の標準偏差、スペクトル算出部120が算出した確率密度関数のスペクトル、および、ヌル周波数検出部130が検出したヌル周波数に基づいて、台形比αを算出する。式(4)または式(4')に示したように、確率密度関数に含まれる確定成分が台形分布のとき、確率密度関数のスペクトルは、第1ヌル周波数fzero、確率密度関数の標準偏差σTJ、RMS、および、台形比αにより決定される。このため、確率密度関数のスペクトル、第1ヌル周波数fzero、および、確率密度関数の標準偏差σTJ、RMSから、台形比αを算出することができる。
測定値算出部150は、標準偏差算出部110が算出した標準偏差σTJ、RMS、および、スペクトル算出部120が算出したスペクトルH(x)に基づいて、確率密度関数に含まれる確定成分に対して、スペクトルの測定値を算出する。例えば測定値算出部150は、式(8)に基づいて、スペクトルの測定値を算出してよい。また、測定値算出部150は、予め定められた周波数x1(x1=f1/fzero)における、スペクトルの測定値Y(x1)を算出してよい。
比算出部190は、台形比αおよび第1ヌル周波数fzeroにより定まる確定成分のスペクトルの理論値が、スペクトルの測定値で近似されるように、台形比αを算出する。例えば比算出部190は、予め定められた複数種類の台形比αに対する確定成分のスペクトルの理論値が与えられ、測定値算出部150が算出した測定値に最も近い理論値を与える台形比αを選択してよい。
理論値算出部140は、上述した複数種類の台形比αに対する、確定成分のスペクトルの理論値をそれぞれ算出してよい。このとき、理論値算出部140は、予め定められた周波数x1における理論値を算出してよい。理論値算出部140は、式(4')に基づいて、それぞれの台形比αに対する理論値を算出してよい。
理論値算出部140は、それぞれの台形比αに対する理論値を、比算出部190に通知する。上述したように、比算出部190は、これらの理論値と、測定値算出部150が算出した測定値とを比較して、測定値に最も近い理論値を与える台形比αを選択してよい。また、比算出部190は、理論値算出部140が用いたそれぞれの台形比αの間における理論値を、補間法により算出することで、測定値と略同一の理論値を与える台形比αを算出してもよい。このとき、比算出部190は、線形補間、スプライン補間等の公知の補間法を用いてよい。
また、台形比αを決定する他の方法として、比算出部190は、理論値算出部140から与えられる複数の台形比αに対する理論値に基づいて、所定の周波数x1における確定成分のスペクトルの測定値H(x1)を変数として台形比αを求める式を生成してもよい。例えば、比算出部190は、N組の台形比αおよび理論値Hideal(x1)の組み合わせを、理論値算出部140から受け取ってよい。
そして、比算出部190は、理論値Hidea(x1)のN−1次の多項式で、αを近似する式を生成してよい。ここで、理論値Hideal(x1)=mとすると、N−1次の近似式は、下式で与えられる。ただし、kiは、i次項の係数を示す。
比算出部190は、式(9)のxに、測定値算出部150が算出した確定成分のスペクトルの測定値H(x)を代入することで、台形比αを算出してよい。このような方法によっても、台形比αを決定することができる。
また、台形比αを決定する他の方法として、比算出部190は、式(4)に所定の台形比αを代入して得られる理論値と、測定値算出部150が算出した測定値との誤差が、所定の許容範囲内となる台形比αを、2分法等の探索法で検出してもよい。このような方法によっても、台形比αを決定することができる。
図24は、図23に関連して説明した確定成分識別装置100の動作例を説明するフローチャートである。本例において、S200からS208までの処理は、図22に関連して説明したS200からS208までの処理と同一であってよい。S208の処理の後、比算出部190は、確定成分の分布における上辺および底辺の比である台形比αを算出する(S212)。以上のような処理により、確率密度関数に含まれる台形分布の確定成分の台形比を算出することができる。
図25は、確定成分識別装置100の他の構成例を示す図である。本例における確定成分識別装置100は、図13に関連して説明した確定成分識別装置100の構成に加え、比算出部190を更に備える。比算出部190は、図23に関連して説明した比算出部190と同一であってよい。
本例の確定成分識別装置100は、まずモデル判定部160において、確率密度関数に含まれる確定成分が台形分布か否かを判定する。モデル判定部160は、確率密度関数に含まれる確定成分のモデルが、サイン波分布、一様分布、デュアルディラック分布、台形分布等のいずれであるかを判定してよい。そして、モデル判定部160において、確率密度関数に含まれる確定成分が台形分布と判定された場合に、比算出部190において確定成分の台形比αを算出する。
なお、図19に関連して説明した例では、測定値が、台形比α=0.2の台形分布の理論値に近い場合に、確定分布のモデルが台形分布と判定している。しかし、台形分布における台形比αは、0から1の間の値を取りうる。このため、モデル判定部160は、測定値算出部150が算出した測定値が、三角分布(つまり、台形比α=0)の理論値と、一様分布(つまり、台形比α=1)の理論値との間となる場合に、確定成分のモデルを台形分布と判定してよい。
また他の例では、モデル判定部160は、測定値が、所定の台形比αを有する台形分布(例えば、α=0.5)の理論値に近い場合に、確定成分のモデルを台形分布と判定してもよい。以上のような処理により、確率密度関数に含まれる確定成分のモデルを判定することができ、更に、確定成分のモデルが台形分布のときに、その台形比αを算出することができる。このため、確定成分の分布形状を精度よく識別することができる。
なお、本例の確定成分識別装置100においても、図21に関連して説明した確定成分算出部170およびランダム成分算出部180を更に備えてよい。この場合、確定成分算出部170は、比算出部190が算出した台形比αを更に受け取ってよい。確定成分算出部170は、確定成分の種類、第1ヌル周波数fzero、および、台形比αから、図18に示した式を用いて、確定成分を算出してよい。
図26は、図25に示した確定成分識別装置100の動作例を説明するフローチャートである。本例において、S200からS210までの処理は、図22において説明したS200からS210までの処理と同一であってよい。S210の処理の後、モデル判定部160は、確定成分のモデルが、台形分布であるか否かを判断する(S211)。確定成分のモデルが台形分布のとき、モデル判定部160は、その旨を比算出部190に通知する。また、確定成分のモデルが台形分布でない場合、確定成分識別装置100は、処理を終了してよい。
比算出部190は、モデル判定部160から、当該通知を受け取った場合に、台形比αを算出する(S212)。このとき、理論値算出部140は、図23に関連して説明した各理論値を算出して、比算出部190に通知してよい。比算出部190は、測定値算出部150が算出した測定値と、理論値算出部140が算出した理論値とを比較して、台形比αを算出する。このような処理により、確率密度関数に含まれる確定成分のモデルを判定することができ、更に、確定成分のモデルが台形分布のときに、その台形比αを算出することができる。
図27は、一つの実施形態に係る試験システム300の構成例を示す図である。試験システム300は、半導体回路、通信機器等の被試験デバイスを試験するシステムであって、測定部320、算出装置10、および、良否判定部330を備える。
測定部320は、被試験デバイス310から出力された対象信号のジッタまたは振幅雑音を複数回測定して、ジッタまたは振幅雑音の確率密度関数を生成する。例えば測定部320は、被試験デバイス310が出力する電気信号のジッタ、または、当該電気信号の電圧または電流の振幅等を測定してよい。
算出装置10は、被試験デバイス310から出力された対象信号の特性を算出する。より具体的には、算出装置10は、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲(即ち、時間方向のアイ開口)、または、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを算出する。または、算出装置10は、指定されたビットエラーレート以下となる振幅の範囲(即ち、振幅方向のアイ開口)、または、指定された振幅値におけるビットエラーレートを算出する。算出装置10は、図1に関連して説明した算出装置10と同一であってよい。
良否判定部330は、算出装置10が算出した特性に基づいて、被試験デバイス310の良否を判定する。例えば良否判定部330は、算出装置10が算出したアイ開口またはビットエラーレートが所定の仕様以下となるか否かを判定してよい。このような構成により、被試験デバイス310の良否を精度よく判定することができる。
図28は、一つの実施形態に係る電子デバイス400の構成例を示す図である。本例の電子デバイス400は、入力ピン402から与えられる信号に応じて動作して、生成した所定の信号を出力ピン404から出力する。電子デバイス400は、動作回路410、測定部320、算出装置10、および、良否判定部330を備える。
動作回路410は、与えられる信号に応じて動作する。動作回路410は、動作結果に応じて所定の対象信号を生成して出力してよい。測定部320、算出装置10、および、良否判定部330は、動作回路410が正常に動作するか否かを試験するBIST回路として機能する。
測定部320は、動作回路410が生成した所定の対象信号のジッタまたは振幅雑音を複数回測定して、確率密度関数を生成する。算出装置10は、測定部320が生成した確率密度関数に基づいて、被試験デバイス310から出力された所定の対象信号の特性を算出する。良否判定部330は、算出装置10が算出した特性に基づいて、動作回路410の良否を判定する。測定部320、算出装置10、および、良否判定部330は、図27に関連して説明した測定部320、算出装置10、および、良否判定部330と同一であってよい。
また、良否判定部330は、良否判定結果を、試験ピン406を介して外部に出力してよい。以上の構成により、動作回路410の自己診断を精度よく行える電子デバイス400を提供できる。
図29は、一つの実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。コンピュータ1900は、与えられるプログラムに基づいて、図1から図26において説明した算出装置10として機能する。プログラムは、コンピュータ1900を、図1から図26に関連して説明した算出装置10の各構成要素として機能させてよい。
本実施形態に係るコンピュータ1900は、CPU周辺部、入出力部、及びレガシー入出力部を備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有する。入出力部は、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェース2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有する。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェース2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェース2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。当該プログラムは、コンピュータ1900にインストールされる。当該プログラムは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、確定成分識別装置100として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVD、CD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明の(一)側面を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
上記説明から明らかなように、本発明の(一)実施形態によれば、指定されたビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、および、指定されたサンプルタイミングにおけるビットエラーレートを、精度良く算出することができる算出装置を実現することができる。
10 算出装置、12 モデル判別部、14 パラメータ算出部、16 指定部、18 計算部、100 確定成分識別装置、110 標準偏差算出部、120 スペクトル算出部、130 ヌル周波数検出部、140 理論値算出部、150 測定値算出部、160 モデル判定部、170 確定成分算出部、180 ランダム成分算出部、190 比算出部、300 試験システム、310 被試験デバイス、320 測定部、330 良否判定部、400 電子デバイス、402 入力ピン、404 出力ピン、406 試験ピン、410 動作回路、1900 コンピュータ、2000 CPU、2010 ROM、2020 RAM、2030 通信インターフェース、2040 ハードディスクドライブ、2050 フレキシブルディスク・ドライブ、2060 CD−ROMドライブ、2070 入出力チップ、2075 グラフィック・コントローラ、2080 表示装置、2082 ホスト・コントローラ、2084 入出力コントローラ、2090 フレキシブルディスク、2095 CD−ROM
Claims (18)
- 対象信号の特性を算出する算出装置であって、
ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する計算部と
を備える算出装置。 - 前記計算部は、前記対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を受け取り、受け取った種類の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける前記関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する
請求項1に記載の算出装置。 - 前記対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、前記対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別するモデル判別部
を更に備える請求項2に記載の算出装置。 - 前記対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出するパラメータ算出部
を更に備える請求項1から3の何れかに記載の算出装置。 - 前記計算部は、前記対象信号のジッタに含まれる前記確定成分の確率密度分布の種類がデュアルディラック分布の場合、下記式(11)に示される関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する
請求項1から4の何れかに記載の算出装置。
- 前記計算部は、前記対象信号のジッタに含まれる前記確定成分の確率密度分布の種類が一様分布の場合、下記式(12)に示される関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する
請求項1から4の何れかに記載の算出装置。
- 前記計算部は、前記対象信号のジッタに含まれる前記確定成分の確率密度分布の種類が台形分布の場合、下記式(13)に示される関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する
請求項1から4の何れかに記載の算出装置。
- 対象信号の特性を算出する算出装置であって、
ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および予め定められた確率密度分布の確定成分を含む振幅雑音を有する信号を伝送する伝送モデルにおける、振幅値とビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、または、指定された前記振幅値におけるビットエラーレートを計算する計算部と
を備える算出装置。 - 対象信号の特性を算出する算出方法であって、
ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受け、
前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する
算出方法。 - 対象信号の特性を算出する算出方法であって、
ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受け、
前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および予め定められた確率密度分布の確定成分を含む振幅雑音を有する信号を伝送する伝送モデルにおける、振幅値とビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、または、指定された前記振幅値におけるビットエラーレートを計算する
算出方法。 - コンピュータを、対象信号の特性を算出する算出装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する計算部と
して機能させるプログラム。 - コンピュータを、対象信号の特性を算出する算出装置として機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および予め定められた確率密度分布の確定成分を含む振幅雑音を有する信号を伝送する伝送モデルにおける、振幅値とビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、または、指定された前記振幅値におけるビットエラーレートを計算する計算部と
して機能させるプログラム。 - 請求項11に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
- 請求項12に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
- 被試験デバイスを試験する試験システムであって、
前記被試験デバイスから出力された対象信号のジッタを複数回測定する測定部と、
前記対象信号の特性を算出する算出装置と、
前記算出装置が算出した特性に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する良否判定部と
を備え、
前記算出装置は、
前記対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、前記対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別するモデル判別部と、
前記対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出するパラメータ算出部と、
ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する計算部と
を有する試験システム。 - 被試験デバイスを試験する試験システムであって、
前記被試験デバイスから出力された対象信号の振幅雑音を複数回測定する測定部と、
前記対象信号の特性を算出する算出装置と、
前記算出装置が算出した特性に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する良否判定部と
を備え、
前記算出装置は、
前記対象信号の振幅雑音の確定密度関数に基づき、前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別するモデル判別部と、
前記対象信号の振幅雑音の確定密度関数に基づき、前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出するパラメータ算出部と、
ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および予め定められた確率密度分布の確定成分を含む振幅雑音を有する信号を伝送する伝送モデルにおける、振幅値とビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、または、指定された前記振幅値におけるビットエラーレートを計算する計算部と
を有する試験システム。 - 所定の信号を生成する電子デバイスであって、
前記所定の対象信号を生成して出力する動作回路と、
前記動作回路から出力された前記対象信号のジッタを複数回測定する測定部と、
前記対象信号の特性を算出する算出装置と、
前記算出装置が算出した特性に基づいて、前記動作回路の良否を判定する良否判定部と
を備え、
前記算出装置は、
前記対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、前記対象信号のジッタに含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別するモデル判別部と、
前記対象信号のジッタの確定密度関数に基づき、前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出するパラメータ算出部と、
ビットエラーレートまたはサンプルタイミングの何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号のジッタに含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号のジッタに含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および所定の確率密度分布の確定成分を含むジッタを有する信号を伝送する伝送モデルにおける、サンプルタイミングとビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となるサンプルタイミングの範囲、または、指定された前記サンプルタイミングにおけるビットエラーレートを計算する計算部と
を有する電子デバイス。 - 所定の信号を生成する電子デバイスであって、
前記所定の対象信号を生成して出力する動作回路と、
前記動作回路から出力された前記対象信号の振幅雑音を複数回測定する測定部と、
前記対象信号の特性を算出する算出装置と、
前記算出装置が算出した特性に基づいて、前記動作回路の良否を判定する良否判定部と
を備え、
前記算出装置は、
前記対象信号の振幅雑音の確定密度関数に基づき、前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分の確率密度分布の種類を判別するモデル判別部と、
前記対象信号の振幅雑音の確定密度関数に基づき、前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の位相雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値を算出するパラメータ算出部と、
ビットエラーレートまたは振幅値の何れか一方の指定を受ける指定部と、
前記対象信号の振幅雑音に含まれるランダム成分の標準偏差および前記対象信号の振幅雑音に含まれる確定成分のピークツゥピーク値をパラメータとして代入することにより得られる、ランダム成分および予め定められた確率密度分布の確定成分を含む振幅雑音を有する信号を伝送する伝送モデルにおける、振幅値とビットエラーレートとの関係式を用いて、指定された前記ビットエラーレート以下となる振幅値の範囲、または、指定された前記振幅値におけるビットエラーレートを計算する計算部と
を有する電子デバイス。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10767508P | 2008-10-23 | 2008-10-23 | |
US61/107,675 | 2008-10-23 | ||
US12/343,505 US7971107B2 (en) | 2008-10-23 | 2008-12-24 | Calculation apparatus, calculation method, program, recording medium, test system and electronic device |
US12/343,505 | 2008-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010103984A JP2010103984A (ja) | 2010-05-06 |
JP5291586B2 true JP5291586B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=42055376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009217927A Expired - Fee Related JP5291586B2 (ja) | 2008-10-23 | 2009-09-18 | 算出装置、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7971107B2 (ja) |
JP (1) | JP5291586B2 (ja) |
DE (1) | DE102009050915A1 (ja) |
TW (1) | TW201019139A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10778553B1 (en) * | 2019-04-30 | 2020-09-15 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Jitter determination method and measurement instrument |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000040201A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | デジタル記録システムのビットエラーレートの推定評価方法 |
US7054358B2 (en) * | 2002-04-29 | 2006-05-30 | Advantest Corporation | Measuring apparatus and measuring method |
ATE422051T1 (de) | 2002-10-18 | 2009-02-15 | Lecroy Corp | Verfahren und vorrichtung zur bestimmung von zwischensymbolstörungen zur schätzung des datenabhängigen jitter |
US6898535B2 (en) * | 2003-10-14 | 2005-05-24 | Agilent Technologies, Inc. | Method and apparatus for decomposing signal jitter using multiple acquisitions |
US7856463B2 (en) * | 2006-03-21 | 2010-12-21 | Advantest Corporation | Probability density function separating apparatus, probability density function separating method, testing apparatus, bit error rate measuring apparatus, electronic device, and program |
US7809516B2 (en) | 2006-08-10 | 2010-10-05 | Advantest Corporation | Probability density function separating apparatus, probability density function separating method, program, testing apparatus, bit error rate measuring apparatus, electronic device, and jitter transfer function measuring apparatus |
DE112007001891T5 (de) * | 2006-08-10 | 2009-05-20 | Advantest Corp. | Wahrscheinlichkeitsdichtefunktions-Trennvorrichtung, Wahrscheinlichkeitsdichtefunktions-Trennverfahren, Programm, Prüfvorrichtung, Bitfehlerraten-Messvorrichtung, elektronische Vorrichtung und Jitterübertragungsfunktions-Messvorrichtung |
US7917331B2 (en) * | 2008-10-23 | 2011-03-29 | Advantest Corporation | Deterministic component identifying apparatus, identifying, program, recording medium, test system and electronic device |
-
2008
- 2008-12-24 US US12/343,505 patent/US7971107B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-09-18 JP JP2009217927A patent/JP5291586B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2009-10-13 TW TW098134634A patent/TW201019139A/zh unknown
- 2009-10-23 DE DE102009050915A patent/DE102009050915A1/de not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20100107020A1 (en) | 2010-04-29 |
JP2010103984A (ja) | 2010-05-06 |
TW201019139A (en) | 2010-05-16 |
US7971107B2 (en) | 2011-06-28 |
DE102009050915A1 (de) | 2010-04-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI395955B (zh) | 機率密度函數分離裝置、機率密度函數分離方法、測試裝置、位元錯誤率測量裝置、電子元件以及程式 | |
JP5255442B2 (ja) | 確率密度関数分離装置、確率密度関数分離方法、プログラム、試験装置、ビット誤り率測定装置、電子デバイス、および、ジッタ伝達関数測定装置 | |
JP5394060B2 (ja) | 確率密度関数分離装置、確率密度関数分離方法、ノイズ分離装置、ノイズ分離方法、試験装置、試験方法、プログラム、及び記録媒体 | |
JP2023529493A (ja) | 循環ループ画像を用いた信号の分離及び分類のためのシステム及び方法 | |
CN108571997A (zh) | 一种检测探头稳定接触被测点的方法和装置 | |
US10585130B2 (en) | Noise spectrum analysis for electronic device | |
JP2009192536A (ja) | 測定装置、試験装置、プログラム、及び電子デバイス | |
JP2010101894A (ja) | 確定成分識別装置、確定成分識別方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス | |
WO2010047134A1 (ja) | 確定成分モデル判定装置、確定成分モデル判定方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス | |
JP5291586B2 (ja) | 算出装置、算出方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス | |
WO2010047128A1 (ja) | 確定成分モデル識別装置、確定成分モデル識別方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス | |
JP2010101893A (ja) | 確定成分モデル判定装置、判定方法、プログラム、記憶媒体、試験システム、および、電子デバイス | |
JP5603888B2 (ja) | 算出装置、測定装置、電子デバイス、プログラム、記憶媒体および算出方法 | |
JP2010164554A (ja) | 評価装置、評価方法、プログラム、記憶媒体および電子デバイス | |
JP2005524837A (ja) | スペクトルジッタ分析 | |
CN111487447B (zh) | 一种用于实现快速测量的数字示波器 | |
KR101228167B1 (ko) | 프로그램, 시험 장치, 및 시험 방법 | |
US6697766B2 (en) | System and method for detecting and characterizing gaussian pulses | |
JP2014130095A (ja) | 試験装置および試験方法 | |
CN113358930B (zh) | 一种基于信号偏移的谐波测试系统、装置及方法 | |
JP2024054857A (ja) | 試験測定装置及びノイズ測定値生成方法 | |
CN117854527A (zh) | 自适应仪表噪声去除 | |
JP2011191092A (ja) | 測定方法 | |
JP2004101340A (ja) | Ic試験方法及びその試験方法を用いたic試験装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130520 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130607 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |