JP5291019B2 - 動物侵入防止装置 - Google Patents

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本発明は、例えば農地の出入口や鉄道の踏切等に至る通路において、鹿や猪などの野生動物が上記通路を通って農地や線路内に侵入するのを防止する目的で設置される動物侵入防止装置に関する。
鹿や猪等の野生動物による農作物への被害を防止する対策としては、農地の周りに柵や鉄条網等のフェンスを設置するのが一般的である。鉄道においても、線路脇にフェンスを設置し、人や動物が立ち入ることによる列車の運行が妨げられることがないようにしている。
柵や鉄条網等のフェンスは、設置が比較的簡単で、鹿や猪などの野生動物が侵入するのを防止する効果があるが、農地の出入口や踏切等に至る道路に設置すると、車両や人の行き来に支障を来たす。そこで農地の出入口の場合、開閉可能なドアフェンスを設けているが、出入りする都度ドアフェンスを開閉するのは面倒であり、ドアフェンスを閉め忘れて、そこから野生動物が侵入することもある。
鹿などの野生動物は、足を負傷すると、生命にかかわるため、脚を負傷することを極端に嫌う習性がある。特許文献1には、野生動物のこの習性を利用し、車両や人の通行には支障がないが、野生動物の足が入るほどの窪みを多数形成したハニカム状又は格子状をなす踏板を通路に設置し、野生動物が踏板に足を踏み入れることによる警戒心を懐かせて侵入防止を図るようにしたものが提案されている。
特開平10−201409号公報
特許文献1に開示される踏板は、設置当初こそ鹿や猪などの野生動物は警戒心から踏板手前で踏み留まり、脚を踏み入れることはないが、馴れると、次第に足を踏み入れて踏板を渡って侵入したり、踏板の縁に足を掛けてジャンプし、踏板を飛び越えて侵入するものが見られるようになる。
踏板を飛び越えられないようにするため、踏板を長くするのは製作、運送及び施工上の観点から好ましくない。踏板をある程度の長さにして設置現場で接続し設置する場合も踏板が隣り合う接続部分では足が掛け易くなり、ジャンプし易くなる。
本発明は、野生動物が飛び越えにくいパネルよりなる野生動物侵入防止用の装置を提供することを目的とする。
請求項1に係わる発明は、枠内が格子状又はハニカム状をなし、野生動物の足が入るほどの開口を前後左右に多数形成したパネルよりなり、該パネルの枠には少なくとも野生動物が侵入しようとする側に野生動物が足を掛けると撓む弾性体をパネルより上向きに突設したことを特徴とし、
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明において、前記弾性体は車両走行時に車両のバンパーと干渉することのない高さに設けられることを特徴とする。
請求項3に係わる発明は、請求項1又は2に係わる発明において、前記パネルが複数、通路に沿い接続して設置され、パネル間に前記弾性体が突設されることを特徴とする。
請求項1に係わる発明によると、野生動物が足を弾性体に掛けると、弾性体が撓むためジャンプしにくくなり、パネルを飛び越えにくくなる。
請求項2に係わる発明によると、弾性体は走行する車両のバンパーに届かないため、車両の走行に支障を来たすことがない。
請求項3に係わる発明によると、野生動物が弾性体を越えてパネル内に足を踏み入れ、開口に足を抜差しして一つのパネルを渡り、次のパネルに達したとしても、該パネルからジャンプしようとするとき、足を掛けるパネルの接続部分には弾性体が突設されているため、ジャンプしにくくなり、パネルを飛び越えにくくする。
本発明に係わる野生動物侵入防止装置を構成するパネルの平面図。 図1に示すパネルを通路に設置した状態を示す図。 図1に示すパネルを複数設置した状態を示す図。
以下、本発明の実施形態の野生動物侵入防止装置について図面により説明する。
図1に示す野生動物侵入防止装置は、矩形の枠1内にベアリングバー2と、該ベアリングバー2と直交するツイストバー3を格子状に配置したパネル4よりなるもので、各ベアリングバー2とツイストバー3により野生動物の足が入る程度の矩形状の開口5が前後左右に多数形成されている。そして枠1の両側には、ゴムなどよりなる細板状の弾性体8が上向きに突設されている。
図2は、通路6に掘削されたパネル4と同形の穴7内に前記パネル4を納めて設置した状態を示すもので、前記弾性体8が通路6より上向きに突設され、その突出高さは通路6を走行する車両のバンパーに接触せず、車両の走行に支障を来たさない程度にされている。図中、9はパネル4の高さ調節用の桁材である。
パネル4は、通路6への設置状態において、各開口5は前記桁材9により穴底までの深さが好ましくは200mm以上確保できるようにされる。各開口の深さが200mm以上あると、野生動物が仮に弾性体8を越えてパネル4内に足を踏み入れた場合、足の少なくとも第1関節以上が開口5に入り込むようになるため、開口5を抜き差ししてパネルを渡るのが困難となるからである。
図示する実施形態において、弾性体8は野生動物が侵入しようとする入側と出側の双方に設けられているが、弾性体8は入側のみに設けてもよい。図示するように、弾性体8を入側と出側の双方に設けると、パネル4の前後の向きに配慮することなく、設置することができる。
図示する実施形態においてはまた、前記パネル4は、ベアリングバー2とツイストバー3を格子状に配置しているが、例えば、同一幅の細板状の部材を格子状に配置したものであってもよいし、一方の部材を傾斜させて、開口5を平行四辺形又は菱形に形成してもよく、また開口をハニカム状に形成したものであってもよい。開口をハニカム状に形成したものも同様であるが、部材を傾斜させれば、足を枠1に掛けてジャンプしようとすると、足が傾斜した部材に当たり、足を掛け難くするため、ジャンプしてパネル4を飛び越えるのを困難にする。
前記パネル4は穴縁に直接載置し取付けられているが、穴縁に受枠を取付け、パネル4を受枠に取付けるようにしてもよい。これによりパネル4を通路5に安定して設置することができる。
図3は、弾性体8を枠1の一方の側に設けたパネル4を複数、通路に沿い接続して設置した例を示すもので、パネル間に弾性体8が突設された形態をなしている。
1・・枠
2・・ベアリングバー
3・・ツイストバー
4・・パネル
5・・開口
6・・通路
7・・穴
8・・弾性体
9・・桁材

Claims (3)

  1. 枠内が格子状又はハニカム状をなし、野生動物の足が入るほどの開口を前後左右に多数形成したパネルよりなり、該パネルの枠には少なくとも野生動物が侵入しようとする側に野生動物が足を掛けると撓む弾性体をパネルより上向きに突設したことを特徴とする野生動物侵入防止装置。
  2. 前記弾性体は車両走行時に車両のバンパーと干渉することのない高さに設けられることを特徴とする請求項1記載の野生動物侵入防止装置。
  3. 前記パネルが複数、通路に沿い接続して設置され、パネル間に前記弾性体が突設されることを特徴とする請求項1又は2記載の野生動物侵入防止装置。
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