JP5289915B2 - シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、防煙シャッターとして用いられ、昇降自在とされたシャッターカーテンの一側部に前後方向に開閉自在とされた袖扉を備えた袖扉付きのシャッター装置に関し、特に袖扉が完全閉鎖されていない状態では、シャッターカーテンの下降を阻止するようにしたシャッター装置に関する。
シャッターカーテンの一側部に設けた袖扉の開閉端にガイド溝を形成したシャッター装置にあっては、シャッターカーテン開放状態からシャッターカーテンを閉鎖するには、袖扉が閉鎖状態にあることが条件であり、シャッターカーテンの一側部を閉鎖状態の袖扉に形成したガイド溝に沿って下降させることが必要である。
このため、従来では特許文献1に示すように、袖扉の検出用リミットスイッチなどの電気的な検出手段を設け、この検出手段の検出により、巻取機構のブレーキを解除するものが知られている。
また、特許文献2に示すように、閉鎖確認後、所定の時間経過後にシャッターカーテンの閉鎖開始動作を行うものもある。
特開2006−200343号公報 特開2001−220973号公報
いずれの検出および連動機構においても、袖扉閉鎖とシャッターカーテン閉鎖との連動制御に電気的な信号伝達を伴い、そのためのバッテリや、商用電源などの待機電力を消費するため、不経済であり、バッテリアップ、あるいは火災時などにおいて発生しやすい停電時などにおいては、袖扉とシャッターカーテンとの連動システムが無力化するおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、電気的な検出手段を伴うことなく、開扉状態ではシャッターカーテンの下降動作が機械的にロックされ、扉閉鎖状態でロック解除されるようにすることによって、消費電力の無駄や、例えば、火災時の電源断によるシステムの無力化を防止できるようにしたシャッター装置を提供するものである。
次に前記目的を達成するための手段を図を参照して説明すると、本発明は、昇降自在とされたシャッターカーテン2の一側部に袖扉7を備え、かつ袖扉7の開閉端にシャッターカーテン2の一側部を昇降ガイドするガイド溝7aを縦設し、前記袖扉7が完全閉鎖することにより、シャッターカーテン2が前記ガイド溝7aに沿って下降することを可能としたシャッター装置1において、前記袖扉7が開放若しくは半開放されている状態でシャッターカーテン2の下降を機械的にロックするロック手段と、前記袖扉7が閉鎖された時点で前記ロック手段のロックを解除して、シャッターカーテン2の一側部が前記ガイド溝7aに沿って下降することを許容するロック解除手段を設け、ロック解除手段は、前記袖扉の開放若しくは半開放状態では先端が袖扉の閉鎖方向に突出し、袖扉が閉鎖された時点で該先端が袖扉に押圧されて没入作動される作動板を有し、該作動板の先端が没入作動されたときに、前記ロック手段のロックを解除して、シャッターカーテンの一側部が前記ガイド溝に沿って下降することを許容することを特徴としている。
請求項2に示す本発明では、前記袖扉に設けられたロック解除板21の板面により、前記作動板の先端を没入作動させることを特徴としている。
上記本発明に係るシャッター装置は、防煙シャッターの他、通常の建造物開口や通路の開閉用シャッター装置としても用いることができる。また、そのシャッターカーテン2は、スラットカーテンの他、シートシャッター、パネルシャッター、或いは、パイプシャッターとすることができる。また、ガイド溝7aは、袖扉7の内側枠に一体に形成しても、該内側枠に断面略コ字状のガイドレールを一体に設けて形成しても良い。
なお、本発明においては、シャッターカーテン及び袖扉両方が閉鎖して所定の開口部を閉鎖するものであるが、シャッターカーテン、袖扉それぞれについて閉鎖状態、開放状態とは、それぞれが閉鎖する開口部における部分を閉鎖・開放している状態を示し、換言すれば、閉鎖する開口部における部分で空間を仕切っている・仕切っていない状態を示す。
また、請求項に示す本発明では、特に図2,3の第1実施形態に示すように、前記ロック手段および前記ロック解除手段は、扉閉鎖状態で前記袖扉7の上部に配置される上枠11に設けられ、かつ袖扉7の閉止状態で前記ガイド溝7aに一致するガイド溝13を形成したシャッターカーテンガイド12と、シャッターカーテンガイド12のガイド溝13を横切って回動可能に取り付けられるロック板15と、一端17aにロック板15の他端側を支える支持ピン18を備えるとともに、シャッターカーテンガイド12に揺動可能に取り付けられた作動板17と、前記袖扉7の開閉端に突設され、かつ袖扉の閉止時作動板17のシャッターカーテンガイド12からの突出他端17bに当接することにより、作動板17を回動させて支持ピン18をロック板15から離間させるロック解除板21を備え、支持ピン18がロック板15から離間された状態において、ロック板15がシャッターカーテンガイド12のガイド溝13の側方に移動するとともに、シャッターカーテン2の一側部が前記シャッターカーテンガイド12のガイド溝13及び袖扉7開閉端の前記ガイド溝7aに沿って下降することを許容するものであることを特徴としている。
請求項に示す上記本発明では、前記作動板17は、ベルクランク状をなし、その上端側となる一端17a側に前記ロック板15の他端側を下方から支持する前記支持ピン18を備えるとともに、その下端側となる他端17b側が前記シャッターカーテンガイド12から突出し、前記袖扉7の閉止時、袖扉7に設けた前記ロック解除板21が作動板17の突出他端17bを押動させることにより作動板17を回動させて、支持ピン18をロック板15から離間させるようにしたことを特徴とする。
さらに、請求項に示す本発明では、特に図4,5の第2実施形態に示すように、前記ロック手段および前記ロック解除手段は、袖扉閉鎖状態で前記袖扉7の上部に配置される上枠11の外側部に固定されたケース32と、一端34aをケース32内に旋回可能に取り付けられ、かつ他端34bがケース32の側方に突出した支持杆34と、一端を支持杆34に連結し、かつ他端を上枠11の下方に突出する作動ピン37と、一端をケース32に、他端を支持杆34に連結されたバネ手段39とを備え、
前記支持杆34は、ケース32からの突出する他端34b側がシャッターカーテン2の下端に設けた座板2aの下面に向けて延設され、袖扉7の開放状態では、該他端34b側の突出部で座板2aを支持することにより、シャッターカーテン2の下降を規制するとともに、袖扉7の閉鎖により、バネ手段39によるバネ圧に抗して袖扉7の外側面が作動ピン37を押圧して、支持杆34の他端34bが座板2aから掛け外された袖扉7の閉鎖状態において、シャッターカーテン2の一側部が袖扉7開閉端の前記ガイド溝7aに沿って下降することを許容するようにしたことを特徴としている。
請求項に示す上記本発明では、前記シャッターカーテン2の下端に設けた座板2aには安全装置が設けられ、座板2aが前記支持杆34他端34b側の突出部に当接された状態では、シャッターカーテン2の下降を停止若しくは上昇作動させるようにしたことを特徴としている。
またさらに、請求項に示す本発明では、特に図6の第3実施形態に示すように、前記シャッターカーテンの上端側を巻取る巻取駆動機構5は、シャッターカーテン巻き上げ時に使用可能な駆動部および巻き上げたシャッターカーテンを巻き上げ位置に保持するためのブレーキを備えた開閉機40と、開閉機のブレーキに連繋したブレーキレバー41に離接可能に突出する作動部42を突出させた自動閉鎖装置43とを備えており、前記ロック手段および前記ロック解除手段は、袖扉閉鎖状態で前記袖扉7の上部に配置される上枠11内の戸当り箇所に配置され、かつバネ手段44のバネ圧により常時袖扉7側に突出付勢された作動ピン45と、作動ピン45の上部にあって上枠11の上部に突出する作動杆46と、作動杆46に一端を接続され、他端を自動閉鎖装置43の動作端に接続した連結体47とを備え、前記袖扉7が開放している状態から閉鎖すると、バネ手段44によるバネ圧に抗して作動ピン45を没入させ、作動杆46の没入移動により連結体47が移動する結果、自動閉鎖装置内の動作端であるトリガーが外れ、作動部が飛び出す結果、ブレーキを解くことにより、シャッターカーテン2を自重により降下させ、シャッターカーテン2の一側部が袖扉開閉端の前記ガイド溝7aに沿って下降することを許容するようにしたことを特徴とする。
上記ブレーキとしては、負作動型(スプリングクローズ型)のブレーキを有効に用いることができる。
なお、駆動手段の駆動方式は、手動機構によるものでも電動モータによるものでもよく、その他のエンジンによるものでもよい。
従って、本発明によれば、シャッターカーテン下降のロックおよびその解除を機械的手段により行い、電気的手段が介在されないため、消費電力の無駄や、火災時など、停電による電源断によるシステムの無力化を防止でき、防煙シャッターとして最適の効果が期待できる。また、防煙シャッター以外の袖扉を有するシャッター装置にも適応できる。
請求項及びの発明によれば、構造が簡単で、実施化が容易である。
請求項及びの発明も前記と同様に、構造が簡単で後付も容易であり、防煙シャッターなどに適応して、安全性が向上する。
請求項の発明によれば、駆動機構に設けたブレーキを掛け外すことにより、シャッターカーテンの下降動作を行わせるため、下降動作を確実に行うことができる。
図1は、本発明を適用したシャッター装置の全体構成を示している。実施例のシャッター装置は、シャッター装置1を構成する昇降自在のシャッターカーテン2と前後方向に開閉移動する袖扉7とが並設され、火災時などに、煙感知器や熱感知器により自動的に、或いは、手動により建物開口や通路を閉鎖する防煙シャッターを構成している。
図において、シャッター装置1は、建物の壁面に形成された開口や通路を昇降可能に閉塞し、かつ下部に座板2aを一体化したシャッターカーテン2と、開口上部に横設されて、シャッターカーテン2の巻取り中心となり、巻取状態に格納するシャフト3と、シャフト3の両端に設けた1対の支軸4を軸受けするとともに、一方の支軸4(図の右側に示す)に連繋してシャフトを正逆回転駆動するシャッターカーテン巻取用駆動機構5と、開口の一側壁に縦設されてシャッターカーテン2の一側部を昇降ガイドする固定のガイドレール6と、を有している。さらに、ガイドレール6のシャッターカーテン2を挟む反対側位置にあって、閉鎖状態でシャッターカーテン2と同一面に位置し、開扉状態で内側側壁に位置すべく開閉可能に設けられ、かつ閉鎖状態でその開閉端に縦方向に沿ってシャッターカーテン2の他側部を昇降可能にガイドする後述のガイド溝7aを形成した袖扉7と、袖扉7内に開閉可能に設けた子扉8と、袖扉7の近傍において、壁面に取り付けられた閉鎖指示スイッチ9とを備えている。この閉鎖指示スイッチ9は、中継器10を介して前記駆動機構5に連繋している。
以上において、シャッターカーテン2が全開し、袖扉7が閉鎖位置に位置している場合には、閉鎖指示スイッチ9を操作、あるいは建物各部に設けた煙感知器、火災検知などの検知動作により、駆動機構5に設けた負作動型(スプリングローズ型)のブレーキのクラッチが掛け外され、袖扉7が閉扉したタイミングでシャッターカーテン2はその自重により両側部が、固定のガイドレール6と袖扉7に設けたガイド溝7aに沿って下降し、図示のごとくシャッターカーテン2は閉じられる。
これに対し、袖扉7が開扉している状態では、駆動機構5のブレーキのクラッチが掛け外されているにも係わらず、シャッターカーテン2の下降動作は停止状態にロックされる。袖扉7が閉扉するとそのタイミングでシャッターカーテン2の下降動作が開始される。このような、シャッターカーテンの下降動作のタイミングの制御は、本発明では、従来の袖扉7の位置の電気的判定と、その連動によるものではなく、機械的連動によってのみ、同一の動作を行うものである。
図2(a),(b),図3(a),(b)は、その第1実施形態を示している。図において、閉鎖位置における袖扉7の上部にはこれに沿って上枠11(図2参照)が横設され、上枠11の先端上部には上下開口した縦長矩形状のシャッターカーテンガイド12が一体に立設されている。シャッターカーテンガイド12には、シャッターカーテン2の端部を昇降ガイドするものであり、その前部が上下方向に開口し、かつ上部が拡開したあり溝状のガイド溝13が形成されている。
シャッターカーテンガイド12の前面(建物開口の内側面)において、ガイド溝13を挟む一方の面(図の右側に示す)には支点ピン14を中心に回動可能なリンク板状のロック板15が設けられている。また、ガイド溝13を挟む他方の面(図の左側に示す)の内側には、支点ピン16を介してベルクランク状をした作動板17が回動可能に設けられている。連動板16の上端部となる一端17aにはロック板15を下支えする支持ピン18が設けられ、この支持ピン18はシャッターカーテンガイド12の前面に貫通形成された円弧状スリット19を通じて他方の面に突出し、また下端部となる他端17dは、シャッターカーテンガイド11の側壁に形成された縦長スリット20(図3(a)参照)を通じて側面外方に向けて出没可能に突出している。
袖扉7の開閉端面には、閉鎖状態で前記シャッターカーテンガイド12のガイド溝13の下部に一致する前述するガイド溝7aが縦長方向に沿って形成されている。また、袖扉7の開閉端の背面側上部には、閉鎖状態で縦長スリット20に対向するロック解除板21が固定されている。尚、ガイド溝7aは、袖扉7の内側枠に一体に形成しても良いし、袖扉7の内側枠にコ形ガイドレールを固定して形成しても良い。
以上の構成において、図2(a),図3(a)に示すように、袖扉7が開扉し、袖扉7の開閉端がシャッターカーテンガイド12から離間している状態で、作動板17の支持ピン18がロック板15の支持位置に位置させるべくセットしておくことにより、ロック板15は、シャッターカーテン2の下降移動の経路上に干渉して妨げるように、シャッターカーテンガイド12のガイド溝13を横切る形に配置され、駆動機構5のクラッチが掛け外されてシャッターカーテン2が自重により下降動作を始めようとしても、その下端がロック板15に当接する結果、シャッターカーテン2はロック板15の上部に停止し、上位置にロックされたままとなる。
これに対し、図2(b),図3(b)に示すように、袖扉7の上縁が上枠11の下縁に一致した状態に閉鎖されると、シャッターカーテンガイド12のガイド溝13に袖扉7のガイド溝7aが一致するとともに、ロック解除板21が、シャッターカーテンガイド12の側面に当接する結果、作動板17は支点ピン16を介して下方に回動し、支持ピン18が円弧状スリット19に沿って移動し、ロック板15は掛け外される結果、シャッターカーテン2は自重により下降して開口を閉じることになる。
袖扉7は、壁面の自閉器により開放状態での拘束が解除され、ヒンジの傾きによる自重閉鎖により閉鎖する構造とすることができる。袖扉7の閉鎖は、閉鎖指示スイッチ9の操作や火災感知・煙感知信号により、自動的に開始される。
なお、図2に示すシャッターカーテン2は、多数のスラット22を、その上下にカール加工されたヒンジ部22a,22bを介して屈曲自在に連結したものであって、最下端のスラット22は、各ガイド溝13、7aとは非干渉位置に配置される下部座板2a(図1参照)に連結している。
また、本第1実施形態では、シャッターカーテン2が一旦閉鎖された後、駆動機構5を再駆動してシャッターカーテン2を巻き上げて開放し、袖扉7も開扉位置に戻した後に、前記ロック板15および作動板17を再度図2(a),図3(a)に示す元位置に戻すには、メンテナンス作業者の手動操作によりリセットしてもよいし、例えばバネなどの弱い付勢手段を可動箇所に付加するなどして開状態で常時ロック板15がロック位置に保たれる構成としてもよい。
図4(a),(b)、図5は、本発明の第2実施形態を示している。なお、以下の説明からは、前記第1実施形態に共通する箇所には同一符号を用いて説明し、異なる箇所にのみ異なる符号を用いて説明する。図において、上枠11のシャッターカーテンガイド12近傍における外側部にはシャッターカーテン2の座板2aの下面を支持する下降防止装置30が固定されている。下降防止装置30は、上枠11の外側部にブラケット31を介して固定されたケース32と、一端34aをケース32内に支点ピン33を介して旋回可能に取り付けられ、かつ他端34bがケース32の側方に突出した略L形支持杆34と、一端を作用軸35を介して支持杆34に連結し、かつ後端をケース32に設けたガイドスリーブ36を貫通して上枠11の下部に突出する作動ピン37と、一端をケース32に、他端を連結ピン38を介して支持杆34に連結された引っ張りコイルバネよりなるバネ手段39とを備えている。
支持杆34は、略L形の折り曲げ形状をなし、そのケース32からの突出他端34bは座板2aの下面に向けて延設され、バネ手段39の引っ張りバネ圧により、図4(a),図5に示すように、袖扉7の開扉状態では、シャッターカーテン2の下降移動をその移動経路上に干渉して妨げるように配置された突出他端34bの突出部で座板2aを支持し、座板2aおよびシャッターカーテン2の下降を規制している。
この状態から、袖扉7が閉鎖すると、シャッターカーテンガイド12のガイド溝13に袖扉7のガイド溝7aが一致するとともに、図4(b)に示すように、バネ圧に抗して袖扉7の外側面が作動ピン37を押圧する結果、支持杆34の旋回に伴って他端34bは座板2aから掛け外され、シャッターカーテン2は自重により座板2aとともに下降する。
本第2実施形態では、シャッターカーテン2の閉鎖状態から再度開放され、かつ袖扉7が開扉位置に移動することにより、図4(a)、図5に示すごとく、支持杆34は元の下降ロック位置に自動復帰する。また、ケース32を固定するのみであるから、後付も容易である。座板2aで障害物を感知する既知の安全装置が設けられれば、座板2aが支持杆34の他端34b側に当接することにより、座板2aにおける当接感知に伴ってブレーキによりシャッターカーテン2の降下が停止し、又は、上昇する(巻取り駆動機構に電動モータが備えられ、かつ、電力供給が可能なとき等)ことにより、安全側に作動する。
図6(a),(b)は、本発明の第3実施形態を示している。図において、前述のシャッターカーテンの巻取駆動機構5は、その内部構造の詳細は省略するが、シャッターカーテン巻き上げ時に使用可能な駆動部および巻き上げたシャッターカーテンを巻き上げ位置に保持するための負作動型(スプリングクローズ型)のブレーキを備えた開閉機40と、開閉機40のブレーキに連繋したブレーキレバー41に離接可能に突出する作動部42を突出させた自動閉鎖装置43とを備えている。
上枠11内の戸当り箇所には、圧縮コイルバネよりなるバネ手段44のバネ圧により常時袖扉7側に突出付勢された作動ピン45が配置され、この作動ピン45には上枠11の上部に突出する作動杆46が一体化されている。作動杆46には、リレーズワイヤよりなるフレキシブル連結体47の一端が接続されており、この連結体46は上枠11上に固定されたワイヤガイドよりなるガイド48を通じてその他端を自動閉鎖装置43の動作端(図示略)に接続している。
従って、図6(a)に示す袖扉7が開放している状態から、図6(b)に示すように、袖扉7が閉鎖された状態ではバネ圧に抗して作動ピン45を没入させ、作動杆46の移動により連結体46が移動する結果、自動閉鎖装置43内の動作端であるトリガーが外れ、作動部が飛び出す結果、ブレーキレバー41を押して、ブレーキを解くことにより、シャッターカーテン2は自重により降下するものとなる。
本第3実施形態では、駆動機構5に設けたブレーキを解くことにより、シャッターカーテン2の下降動作を行わせるため、第1、第2実施形態に比べてロック解除機構にシャッターカーテン重量による負荷を掛けなくすることができる。
また、各実施形態では、いずれも機械的ロックとその解除機構によるものであるため、それぞれを単独の機構としてもよいし、あるいはこれらの機構の組合せでおこなってもよい。
次に図7a,bは、シャッターカーテン2のシール構造を示している。
図7aに示すように、上枠(図略)の前部側には、紙面と直交方向にシャッターカーテン2の前面上部に略断面L字形のブラケット51が設けられ、このブラケット51の下部には、略断面コ形の横架材52が設けられ、この横架材52のコ形段部52aの内底部には、シャッターカーテン2上部の横長さ方向の全長に亘って先端部が弾圧する弾性およびシール性のあるFRP製のシール片53の基部が固定されている。このシール片53の基部の取付構造としては、図の一部に拡大して示すごとく、シール片53の基部を段部52aとの間に挟み込む座板54と、座板54およびシール片53を貫通して、段部52aにねじ込まれる取付ねじよりなる固定具55とからなっている。
図7bの実施態様では、シール片53の折り曲げ基部が、段部52aの垂直壁面にL形座板54’を介して挟着されている。
これにより、シール片53は、シャッターカーテン2の下降および上昇動作により、その方向に撓曲しつつシャッターカーテン2の表面に摺接することにより、煙や塵埃の侵入を防止する。
このシール片53の取付構造は、従来ではその基部を二重折りするとともに、カシメ付けなどの永久固定方式であったため、交換が面倒であったが、本実施形態では、構造が簡単であり、かつ取付ねじよりなる固定具55を取り外すだけで、シール片53の交換ができるため、構造も簡単で、安価であり、メンテナンス製に富む利点がある。
本発明を適用したシャッター装置全体構成を示す正面図、側面図および平面図である (a),(b)は、本発明の第1実施形態によるシャッターカーテンロックとロック解除状態を示す要部正面図である。 (a),(b)は、同シャッターカーテンロックとロック解除状態を示す要部斜視図である。 (a),(b)は第2実施形態における同シャッターカーテンロックとロック解除状態を示す平面図である。 同ロック状態の斜視図である。 (a),(b)は本発明の第3実施形態によるシャッターカーテンロックとロック解除状態を示す説明図である。 (a),(b)はシャッターカーテン上部のシール構造を示す要部断面図である。
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン、2a 座板
3 シャッターカーテン巻取用シャフト
4 支軸
5 駆動機構
6 ガイドレール
7 袖扉
7a ガイド溝
8 子扉
9 手動開閉スイッチ
10 中継器
11 上枠
12 シャッターカーテンガイド
13 ガイド溝
14,16 支点ピン
15 ロック板
17 作動板、17a 一端、17b 他端
18 支持ピン
19 円弧状スリット
20 縦長状スリット
21 ロック解除板
22 スラット
22a,22b ヒンジ部
30 下降防止装置
31 ブラケット
32 ケース
33 支点軸
34 支持杆、34a 一端、34b 他端
35 作用軸
36 スリーブ
37,44 作動ピン
38 連結ピン
39 バネ手段
40 開閉機
41 ブレーキレバー
42 作動部
43 自動閉鎖装置
44 バネ手段
45 作動ピン
46 作動杆
47 連結体
48 ガイド

Claims (7)

  1. 昇降自在とされたシャッターカーテンの一側部に前後方向に開閉自在とされた袖扉を備え、かつ袖扉の開閉端にシャッターカーテンの一側部を昇降ガイドするガイド溝を縦設し、前記袖扉が完全閉鎖することにより、シャッターカーテンの一側部が前記ガイド溝に沿って下降することを可能としたシャッター装置において、
    前記袖扉が開放若しくは半開放されている状態でシャッターカーテンの下降を機械的にロックするロック手段と、前記袖扉が閉鎖された時点で前記ロック手段のロックを解除して、シャッターカーテンの一側部が前記ガイド溝に沿って下降することを許容するロック解除手段を設け、
    前記ロック解除手段は、前記袖扉の開放若しくは半開放状態では先端が袖扉の閉鎖方向に突出し、袖扉が閉鎖された時点で該先端が袖扉に押圧されて没入作動される作動板を有し、該作動板の先端が没入作動されたときに、前記ロック手段のロックを解除して、シャッターカーテンの一側部が前記ガイド溝に沿って下降することを許容することを特徴とするシャッター装置。
  2. 前記袖扉に設けられたロック解除板の板面により、前記作動板の先端を没入作動させることを特徴とする請求項1に記載のシャッター装置。
  3. 前記ロック手段および前記ロック解除手段は、袖扉閉鎖状態で前記袖扉の上部に配置される上枠に設けられ、かつ袖扉の閉止状態で前記ガイド溝に一致するガイド溝を形成したシャッターカーテンガイドと、シャッターカーテンガイドのガイド溝を横切って回動可能に取り付けられるロック板と、一端にロック板の他端側を支える支持ピンを備えるとともに、シャッターカーテンガイドに揺動可能に取り付けられた前記作動板と、袖扉の開閉端に突設され、かつ袖扉の閉止時作動板のシャッターカーテンガイドからの突出他端に当接することにより、作動板を回動させて支持ピンをロック板から離間させるロック解除板を備え、支持ピンがロック板から離間された状態において、ロック板がシャッターカーテンガイドのガイド溝の側方に移動するとともに、シャッターカーテンの一側部が前記シャッターカーテンガイドのガイド溝及び袖扉開閉端の前記ガイド溝に沿って下降することを許容することを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッター装置。
  4. 前記作動板は、ベルクランク状をなし、その上端側となる一端側に前記ロック板の他端側を下方から支持する前記支持ピンを備えるとともに、その下端側となる他端側が前記シャッターカーテンガイドから突出し、前記袖扉の閉止時、袖扉に設けた前記ロック解除板が作動板の突出他端を押動させることにより作動板を回動させて、支持ピンをロック板から離間させるようにしたことを特徴とする請求項に記載のシャッター装置。
  5. 前記ロック手段および前記ロック解除手段は、袖扉閉鎖状態で前記袖扉の上部に配置される上枠の外側部に固定されたケースと、一端をケース内に旋回可能に取り付けられ、かつ他端がケースの側方に突出した支持杆と、一端を支持杆に連結し、かつ他端を上枠の下方に突出する前記作動板の先端となる作動ピンと、一端をケースに、他端を支持杆に連結されたバネ手段とを備え、
    前記支持杆は、ケースから突出する他端側が前記シャッターカーテンの下端に設けた座板の下面に向けて延設され、袖扉の開放状態では、該他端側の突出部でシャッターカーテンの座板を支持することによりシャッターカーテンの下降を規制するとともに、袖扉の閉鎖により、バネ手段によるバネ圧に抗して袖扉の外側面が作動ピンを押圧することにより、支持杆の他端側が座板から掛け外されるようにし、支持杆の他端側が座板から掛け外された袖扉の閉鎖状態において、シャッターカーテンの一側部が袖扉開閉端の前記ガイド溝に沿って下降することを許容することを特徴とする請求項1記載のシャッター装置。
  6. 前記シャッターカーテンの下端に設けた座板には安全装置が設けられ、座板が前記支持杆他端側の突出部に当接された状態では、シャッターカーテンの下降を停止若しくは上昇作動させるようにしたことを特徴とする請求項記載のシャッター装置。
  7. 前記シャッターカーテンの上端側を巻取る巻取駆動機構は、シャッターカーテン巻き上げ時に使用可能な駆動部および巻き上げたシャッターカーテンを巻き上げ位置に保持するためのブレーキを備えた開閉機と、開閉機のブレーキに連繋したブレーキレバーに離接可能に突出する作動部を突出させた自動閉鎖装置とを備えており、前記ロック手段および前記ロック解除手段は、袖扉閉鎖状態で前記袖扉の上部に配置される上枠内の戸当り箇所に設けられ、かつバネ手段のバネ圧により常時袖扉側に突出付勢された前記作動板の先端となる作動ピンと、作動ピンの上部にあって上枠の上部に突出する作動杆と、作動杆に一端を接続され、他端を自動閉鎖装置の動作端に接続した連結体とを備え、
    前記袖扉が開放している状態から閉鎖すると、バネ手段によるバネ圧に抗して作動ピンを没入させ、作動杆の没入移動により連結体が移動する結果、自動閉鎖装置内の動作端であるトリガーが外れ、作動部が飛び出す結果、ブレーキを解くことにより、シャッターカーテンを自重により降下させ、シャッターカーテンの一側部が袖扉開閉端の前記ガイド溝に沿って下降することを許容するようにしたことを特徴とする請求項1記載のシャッター装置。
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