JP5289096B2 - 撮像モジュール - Google Patents

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本発明は、CCDイメージセンサ等の半導体イメージセンサ等から成る撮像素子を用いた撮像モジュールに関するものである。
自動車等に取り付けるためのブラケットを有する従来の撮像モジュールは、例えば、以下のような構成を有している。
レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板がレンズユニットに撮像素子を対向させて被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、前ケースに取り付けられて撮像基板を前ケースとの内側空間に封止している後ケースと、後ケースに取り付けられたブラケットとを有する構成である。
このような構成の従来の撮像モジュールにおいては、前ケースと後ケースとを第1のねじによってねじ止めして取り付け、さらに後ケースとブラケットとを第2のねじによってねじ止めして取り付けている。そして、第1のねじと第2のねじとは、それぞれ別個のねじ止め部にねじ込まれている。
実開平6−72856号公報
従来の撮像モジュールにおいては、前ケースと後ケースとを第1のねじによってねじ止めして取り付け、さらに後ケースとブラケットとを、第1のねじとは別個のねじ止め部にねじ込まれた第2のねじによってねじ止めして取り付けているために、2段のねじ止め構造となる。その結果、ねじ止め部が大型になり、撮像モジュール自体も大型になるという問題点があった。
また、ねじ止め部を小型化するために、ねじの径を小さくすると、ねじ止めの強度が不足する。すると、ブラケットを自動車等にねじ止めによって取り付けた際に、ブラケットに加わるねじ止めによる応力の後ケースに対する影響によって、レンズユニットと撮像素子との間の光軸長さが変化したり、光軸がずれて、画質が劣化しやすいという問題点があった。
従って、本発明は、上記従来の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、前ケースと後ケースとブラケットとを取り付けるねじ止め部を小型化して、撮像モジュール自体を小型化することである。また、高いねじ止めの強度を保持して、ブラケットを自動車等にねじ止めによって取り付けた際に、レンズユニットと撮像素子との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることを抑えて、高画質の画像を得ることができるようにすることである。
本発明の撮像モジュールは、レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板が前記レンズユニットに前記撮像素子を対向させて被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、該前ケースに取り付けられて前記撮像基板を前記前ケースとの内側空間に封止している後ケースと、該後ケースに取り付けられた外部取付用のブラケットとを具備しており、前記前ケースに第1のねじ止め貫通孔が、前記後ケースに第2のねじ止め貫通孔が、前記ブラケットに第3のねじ止め貫通孔がそれぞれ形成されており、前記前ケースに前記後ケースが、前記第1および第2のねじ止め貫通孔に前記被写体側からねじ込まれた第1のねじによって取り付けられているとともに、前記後ケースに前記ブラケットが、前記第2および第3のねじ止め貫通孔に前記被写体側と反対側から前記第1のねじのねじ込みの回転方向と逆方向となるねじ込みの回転方向によってねじ込まれた第2のねじによって取り付けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の撮像モジュールは、上記の構成において、前記第1のねじは、前記第1のねじ止め貫通孔の前記被写体側の開口よりも内側に存在するようにねじ込まれていることを特徴とするものである。
本発明の撮像モジュールによれば、レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板がレンズユニットに撮像素子を対向させて被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、前ケースに取り付けられて撮像基板を前ケースとの内側空間に封止している後ケースと、後ケースに取り付けられた外部取付用のブラケットとを具備しており、前ケースに第1のねじ止め貫通孔が、後ケースに第2のねじ止め貫通孔が、ブラケットに第3のねじ止め貫通孔がそれぞれ形成されており、前ケースに後ケースが、第1および第2のねじ止め貫通孔に被写体側からねじ込まれた第1のねじによって取り付けられているとともに、後ケースにブラケットが、第2および第3のねじ止め貫通孔に被写体側と反対側からねじ込まれた第2のねじによって取り付けられていることから、第1のねじおよび第2のねじを同軸的に配置することができ、前ケースと後ケースとブラケットとを取り付けるねじ止め部を大幅に小型化して、撮像モジュール自体をも小型化することができる。
また、本発明の撮像モジュールは、上記の構成において、第1のねじは、第1のねじ止め貫通孔の被写体側の開口よりも内側に存在するようにねじ込まれているときには、ねじ止め部が、前ケースよりも後ケースおよびブラケットの側に重点的に位置することとなり、後ケースとブラケットとをより強固に取り付けることができる。その結果、外部の自動車等にねじ止めによって取り付けられるブラケットに加わるねじ止めによる応力の後ケースに対する影響を小さくすることができる。従って、レンズユニットと撮像素子との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることを抑えて、高画質の画像を得ることができる。
また、第1のねじが第1のねじ止め貫通孔から突出することがないので、レンズユニットの最も被写体側(最前側)のレンズが広角レンズ等の外部に突出した面を有する場合に、第1のねじが最前側のレンズに映り込むことを防ぐことができる。
さらに、第1のねじが第1のねじ止め貫通孔から突出することがないので、被写体側から撮像モジュールを観た際の美観を損ねることがない。
また、本発明の撮像モジュールは、上記の構成において、第1のねじのねじ込みの回転方向と第2のねじのねじ込みの回転方向とが互いに逆方向であるときには、ねじ込みによる応力による歪みが互いに打ち消し合うように作用して、前ケースと後ケースとブラケットとが歪みによって変形することを抑えることができる。従って、レンズユニットと撮像素子との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることをより抑えることができる。
本発明の撮像モジュールについて実施の形態の1例を示す基本構成の斜視図である。 図1の撮像モジュールのA−A線における縦断面図である。 図2と同様の縦断面図であり、レンズユニットと第1のねじとの位置関係を示す縦断面図である。
以下に本発明の撮像モジュールの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1、図2は、本発明の撮像モジュールの実施の形態の一例を示し、図1は撮像モジュールの基本構成の斜視図、図2は図1のA−A線における縦断面図である。
本実施の形態の撮像モジュール1は、レンズユニット2が被写体側に装着されているとともに、撮像素子7を搭載した撮像基板8がレンズユニット2に撮像素子7を対向させて被写体側と反対側の部位に設置されている前ケース3と、前ケース3に取り付けられて撮像基板8を前ケース3との内側空間に封止している後ケース4と、後ケース4に取り付けられた外部取付用のブラケット5とを具備しており、前ケース3に第1のねじ止め貫通孔3aが、後ケース4に第2のねじ止め貫通孔4aが、ブラケット5に第3のねじ止め貫通孔5aがそれぞれ形成されており、前ケース3に後ケース4が、第1および第2のねじ止め貫通孔3a,4aに被写体側からねじ込まれた第1のねじ10によって取り付けられているとともに、後ケース4にブラケット5が、第2および第3のねじ止め貫通孔4a,5aに被写体側と反対側からねじ込まれた第2のねじ11によって取り付けられている。
上記の構成により、第1のねじ10および第2のねじ11を同軸的に配置することができ、前ケース3と後ケース4とブラケット5とを取り付けるねじ止め部を大幅に小型化して、撮像モジュール1自体をも小型化することができる。
第1のねじ10および第2のねじ11は同軸的に配置されるが、完全に同軸上に配置される必要はなく、第1のねじ10の軸と第2のねじ11の軸とは若干ずれていてもよい。例えば、第1のねじ10の軸と第2のねじ11の軸とが2mm以下程度ずれていてもよく、この範囲内とすることにより、上記の効果を奏するものとなる。
また、第1のねじ10と第2のねじ11の組は複数組あることがよい。この場合、前ケース3と後ケース4とブラケット5とを取り付ける際に、レンズユニット2と撮像素子7との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることをより抑えて取り付けることができる。
また、第1のねじ10と第2のねじ11の組は複数組ある場合、隣接する組について比較したとき、一方の組のねじ込みの回転方向と他方の組のねじ込みの回転方向とが互いに逆方向であることがよい。この場合、ねじ込みによる応力による歪みが互いに打ち消し合うようにして、前ケース3と後ケース4とブラケット5とが歪みによって変形することを抑えることができる。
なお、第1のねじ止め貫通孔3aは、第1のねじ10が前ケース3の被写体側からねじ込まれて、さらに後ケースの第2のねじ止め貫通孔4aにねじ込まれることから、前ケース3に貫通孔として形成されている。第2のねじ止め貫通孔4aは、第1のねじ10が後ケース4の被写体側からねじ込まれるとともに、第2のねじ11が後ケース4の被写体側と反対側からねじ込まれることから、後ケース4に貫通孔として形成されている。第3のねじ止め貫通孔5aは、第2のねじ11がブラケット5の被写体側と反対側からねじ込まれて、さらに後ケース4の第2のねじ止め貫通孔4aにねじ込まれることから、ブラケット5に貫通孔として形成されている。
このような撮像モジュール1は、例えば車載用として用いられるものであり、道路上の白線の撮像あるいは車両を運転する運転手の死角を撮像する機能を有し、自動車の走行の制御を行なうECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)により動作が制御される。なお、撮像モジュール1から出力された電気信号は、ECUによって画像信号に変換され、例えば運転席の前方に設置されたディスプレイに表示されることとなる。
撮像素子7は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の半導体イメージセンサ素子である。
レンズユニット2は、被写体からの光を撮像素子7に集光する機能を有し、例えば、光を広角度で集光するために前面側を凸形状とした第1のレンズと、第1のレンズを通過した光を光線として平行に近づけるための第2のレンズと、第3のレンズとから成るレンズ群により構成されている。レンズユニット2が上述の3枚のレンズからなる場合は、例えば、前面側(被写体側であって図2では上側)から第1のレンズ、第2のレンズ、第3のレンズの順で光軸方向に重なるように配置される。なお、レンズユニット2は、4枚以上のレンズを有していてもよい。
ケースは、前面側に位置するレンズユニット2を装着し支持する。ケースは、前ケース3と後ケース4とに分割され、それらが一体的に取り付けられて構成される。前ケース3は、例えば、前面側に配置されてレンズユニット2の第1のレンズを背面側(被写体側と反対側)へ押える押え部材としての環状のリテーナ12と、リテーナ12の背面側に配置されるレンズ保持具としての全体的に筒状のレンズ鏡筒6とから構成されている。前ケース3のレンズ鏡筒6に第2のレンズおよび第3のレンズが固定され、第1のレンズはリテーナ12によりレンズ鏡筒6に押さえ付けるようにして固定されている。
これらリテーナ12およびレンズ鏡筒6は、例えば次に述べる方法により作製される。
レンズ鏡筒6は、レンズ鏡筒6の形状に合わせて設けられているキャビティを有する射出成形用の金型を準備して、このキャビティ内にレンズ鏡筒6用の原材料を流し込んで固化させて成形することにより所定の形状に形成する射出成形法を用いて作製することができる。また同様に、リテーナ12は、リテーナ12の形状に合わせた形状に形成されているキャビティを有する射出成形用の金型を準備して、このキャビティ内にリテーナ12用の原材料を流し込んで固化させて成形することにより所定の形状に形成して作製することができる。このようなリテーナ12およびレンズ鏡筒6は、例えばポリカーボネイト(PC)やポリフタルアミド(PPA)等の絶縁性の樹脂により構成されて軽量化が図られている。なお通常は、リテーナ12およびレンズ鏡筒6の熱膨張・熱収縮を合わせるために、両者に同一の材料を用いることが好ましい。
また、撮像モジュール1の背面側には撮像基板8が取り付けられている。撮像基板8の前面側の主面に、セラミックス,樹脂等から成るパッケージに収納された撮像素子7が設置されている。
撮像素子7のケースへの取付けは、撮像素子7を撮像基板8の前面側の主面に搭載し、その撮像基板8を接続端子9およびはんだ等を介して前ケース3に取り付けることによって行なわれる。
撮像基板8は、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させて形成した、あるいはエポキシ樹脂にガラスフィラーを添加して形成したプリント配線基板により構成されている。撮像基板8の表面や内部には、搭載される撮像素子7と異なる他の部品等の端子との電気的接続あるいはこれらを固定する配線導体やアース用のグランド配線が形成されている。このような配線導体やグランド配線は、銅・金等の導電性金属をメッキ法により形成する方法、あるいは予め配線パターン形状に形成した金属箔を接着する方法、あるいは全面に金属箔を被着した基板からエッチングにより不要な部分をエッチング除去して形成する方法等を用いることにより、プリント配線基板の表面や内部に形成される。
このような撮像基板8は、例えば市販の表裏全面に銅箔を被着した銅貼基板を準備し、この銅貼基板を所望の大きさに切断するとともに、表面に被着した銅箔を希塩酸等の酸性溶液で所望の配線パターンにエッチングすることにより製作される。なお、必要に応じてレーザ光やドリルを用いて貫通孔を形成し、この貫通孔に金属ペーストを充填することによって貫通導体を埋設して、基板表裏の配線パターン間を電気的に接続することも可能である。
撮像基板8の背面側の主面には、撮像素子7からの電気信号を処理するIC(図示せず)、および撮像基板8の配線導体とECUとを電気的に接続するケーブル(図示せず)を接続するためのコネクタ(図示せず)等の部品が搭載されていてもよい。
後ケース4は、前ケース3と同様に射出成形法を用いて作製することができる。即ち、後ケース4の形状に合わせて設けられているキャビティを有する射出成形用の金型を準備して、このキャビティ内に後ケース4用の原材料を流し込んで固化させて成形することにより所定の形状に形成する。
前ケース3および後ケース4は、ステンレススチール,アルミニウム,真鍮(銅−亜鉛合金)等の金属から成っていてもよい。この場合、撮像モジュールで発生した熱を前ケース3および後ケース4から第1および第2のねじ10,11を通じて外部へ効率的に放熱することができる。
ブラケット5は、自動車等の外部の機械、装置等に撮像モジュール1を取り付けるための板状の張出部であり、外部の機械、装置等にねじ止め等によって取り付けるための貫通孔5aを有している。ブラケット5の形状は、板状に限らず、ケースを保護する側壁部を有する形状、例えば皿状、箱状等の形状であってもよい。また、ブラケット5は、ポリカーボネイト(PC),ポリフタルアミド(PPA)等の樹脂、ステンレススチール,銅,アルミニウム等の金属等から成る。
また、本実施の形態の撮像モジュール1は、後ケース4は、撮像素子7がレンズユニット2に対して位置決めされた撮像基板8を内側に収容していることが好ましい。この場合、位置決めされた撮像基板8を後ケース4によって保護するとともに、前ケース3および後ケース4から成るケースを小型化することができる。また、ケースの内側空間は後ケース4の内側のみとなり、ケースの内側空間を小さくすることができる。
また、本実施の形態の撮像モジュール1は、第1のねじ10は、第1のねじ止め貫通孔3aの被写体側の開口よりも内側に存在するようにねじ込まれていることが好ましい。
上記の構成により、ねじ止め部が、前ケース3よりも後ケース4およびブラケット5の側に重点的に位置することとなり、後ケース4とブラケット5とをより強固に取り付けることができる。その結果、外部の自動車等にねじ止めによって取り付けられるブラケット5に加わるねじ止めによる応力の後ケース4に対する影響を小さくすることができる。従って、レンズユニット2と撮像素子7との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることを抑えて、高画質の画像を得ることができる。
また、第1のねじ10が第1のねじ止め貫通孔3aから突出することがないので、レンズユニット2の最も被写体側(最前側)のレンズが広角レンズ等の外部に突出した面を有する場合に、第1のねじ10が最前側のレンズに映り込むことを防ぐことができる。
さらに、第1のねじ10が第1のねじ止め貫通孔3aから突出することがないので、被写体側から撮像モジュール1を観た際の美観を損ねることがない。
またこの場合、図3に示すように、第1のねじ10は、被写体側の先端(頭部の上端)がレンズユニット2の光軸方向に平行な中心軸xの中心Oxよりも後側(被写体側と反対側)にあることがより好ましい。
上記の構成により、第1のねじ10のねじ込みによる歪みのレンズユニット2に対する影響をより小さくして、レンズユニット2と撮像素子7との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることをより抑えて、より高画質の画像を得ることができる。
また、本実施の形態の撮像モジュールは、第1のねじ10のねじ込みの回転方向と第2のねじ11のねじ込みの回転方向とが互いに逆方向であることが好ましい。
上記の構成により、ねじ込みによる応力による歪みが互いに打ち消し合うように作用して、前ケース3と後ケース4とブラケット5とが歪みによって変形することを抑えることができる。従って、レンズユニット2と撮像素子7との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることをより抑えることができる。
第1のねじ10および第2のねじ11は、セルフタップねじであってもよい。この場合、前ケース3および後ケース4として、樹脂等のセルフタップ(ねじによるねじ切り)が可能な材料から成るものを用いることができ、前ケース3および後ケース4を、成形が可能な安価で軽量な材料で作製することができる。
本発明の撮像モジュールの実施例について以下に説明する。
図1、図2の構成の本実施例の撮像モジュールを以下のようにして作製した。まず、射出成形法によって形成した、ポリカーボネイトから成る四角筒状の前ケース3と、射出成形法によって形成した、ポリカーボネイトから成る四角箱状の後ケース4を準備した。前ケース3は、四角形状の断面が縦23mm、横23mmの大きさを有し、高さが10mmであるものとし、後ケース4は、四角形状の断面が縦23mm、横23mmの大きさを有し、高さが7mmであるものとした。また、前ケース3は、内側に円筒状のレンズ鏡筒6を有している。
次に、前ケース3の内側のレンズ鏡筒6に、3枚のレンズから成るレンズユニット2を装着し、環状のリテーナ12によってレンズユニット2を固定した。また、前ケース3の内側のレンズ鏡筒6に設けられた接続端子9を、被写体側の主面に撮像素子7が設置された撮像基板8の貫通孔に挿通させて、貫通孔の周囲の電極パッドにはんだを介して接続端子9を接合することによって、撮像基板8を前ケース4に取り付けた。
次に、前ケース3と後ケース4とを、第1のねじ止め貫通孔3aおよび第2のねじ止め貫通孔4aにねじ込まれた第1のねじ10によって取り付けるとともに、後ケース4とブラケット5とを、第2のねじ止め貫通孔4aおよび第3のねじ止め貫通孔5aにねじ込まれた第2のねじ11によって取り付けた。これにより、撮像基板8が前ケース3と後ケース4とから構成される内側空間に封入された。
このとき、第1のねじ10は、図3に示すように、被写体側の先端(頭部の上端)がレンズユニット2の光軸方向に平行な中心軸xの中心Oxよりも後側(被写体側と反対側)にあるように配置した。
また、第1のねじ10および第2のねじ11は、本体部の径が1.4mm、頭部の径が2mm、長さが5mmであった。
これに対して、比較例として、前ケースと後ケースとを第1のねじによってねじ止めして取り付け、さらに後ケースとブラケットとを、第1のねじとは別個のねじ止め部にねじ込まれた第2のねじによってねじ止めして取り付けた撮像モジュールを作製した。この撮像モジュールは、前ケースが、四角形状の断面が縦25mm、横25mmの大きさを有し、高さが12mmであるものとし、後ケース4は、四角形状の断面が縦25mm、横25mmの大きさを有し、高さが19mmであった。
実施例の撮像モジュール1と比較例の撮像モジュールの大きさを体積比で比較したところ、実施例の撮像モジュール1は比較例の撮像モジュールの約0.46倍であり、大幅に小型化されたものとなった。
また、実施例の撮像モジュール1は、第1のねじ10は、第1のねじ止め貫通孔3aの被写体側の開口よりも内側に存在するようにねじ込まれていることから、ねじ止め部が、前ケース3よりも後ケース4およびブラケット5の側に重点的に位置することとなり、後ケース4とブラケット5とをより強固に取り付けることができた。その結果、外部の自動車等にねじ止めによって取り付けられるブラケット5に加わるねじ止めによる応力の後ケース4に対する影響を小さくすることができ、レンズユニット2と撮像素子7との間の光軸長さが変化したり光軸がずれることを抑えて、高画質の画像を得ることができた。
なお、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えても何等差し支えない。
1:撮像モジュール
2:レンズユニット
3:前ケース
3a:第1のねじ止め貫通孔
4:後ケース
4a:第2のねじ止め貫通孔
5:ブラケット
5a:第3のねじ止め貫通孔
7:撮像素子
8:撮像基板
10:第1のねじ
11:第2のねじ

Claims (2)

  1. レンズユニットが被写体側に装着されているとともに、撮像素子を搭載した撮像基板が前記レンズユニットに前記撮像素子を対向させて被写体側と反対側の部位に設置されている前ケースと、該前ケースに取り付けられて前記撮像基板を前記前ケースとの内側空間に封止している後ケースと、該後ケースに取り付けられた外部取付用のブラケットとを具備しており、前記前ケースに第1のねじ止め貫通孔が、前記後ケースに第2のねじ止め貫通孔が、前記ブラケットに第3のねじ止め貫通孔がそれぞれ形成されており、前記前ケースに前記後ケースが、前記第1および第2のねじ止め貫通孔に前記被写体側からねじ込まれた第1のねじによって取り付けられているとともに、前記後ケースに前記ブラケットが、前記第2および第3のねじ止め貫通孔に前記被写体側と反対側から前記第1のねじのねじ込みの回転方向と逆方向となるねじ込みの回転方向によってねじ込まれた第2のねじによって取り付けられていることを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記第1のねじは、前記第1のねじ止め貫通孔の前記被写体側の開口よりも内側に存在するようにねじ込まれていることを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
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