JP5287686B2 - インシュレータ取付構造 - Google Patents

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本発明は、インシュレータを自動車等の車体に取り付けるためのインシュレータ取付構造に関する。
インシュレータ(遮熱板)を車体に取り付けるために、特許文献1には、遮熱板に設けた取付孔の内側に、ボルト等の結合部材を挿通するためのスリーブを、緩衝ユニットを介して支持した遮熱板用支持装置が記載されている。緩衝ユニットは、同一形状を有する一対の緩衝素子で構成されており、緩衝素子の設けた凸部を取付孔の内周縁とスリーブの中間部外周面との間の環状隙間に押し込まれて、スリーブの外周面と取付孔の内周縁とが当接するのを防止するようになっている。
しかし、特許文献1の構造では、一対の緩衝素子の形状が、取付孔の軸方向で非対称となっているので、緩衝素子を遮熱板の両側に配置して組み付けるときに組付方向性を考慮する必要があり、取付時の作業性の改善が望まれる。
特開2001−115853号
本発明は上記事実を考慮し、緩衝部材の組付方向性を無くすことで、インシュレータを車体に取り付ける時の作業性を向上させたインシュレータ取付構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、カラー取付孔が形成されたインシュレータと、前記カラー取付孔の内周面との間に間隙を構成してカラー取付孔に挿入される筒状のカラーと、前記カラーの外周側において前記インシュレータを前記カラー取付孔の軸方向に挟んで対をなすように配置されてインシュレータに対しカラーを支持し、前記間隙に入り込むと共に前記カラー取付孔の内周面からは離間する緩衝凸部を備え、組付前の状態ではそれぞれが前記カラー取付孔の軸方向で対称な形状とされた緩衝部材と、を有する。
このインシュレータ取付構造では、カラー取付孔に筒状のカラーが挿入されると、カラーの外周面とカラー取付孔の内周面との間に間隙が構成される。カラーの外周側には、インシュレータを挟んで対をなす緩衝部材が配置され、緩衝部材に備えられた緩衝凸部が、カラーの外周面とカラー取付孔の内周面との間に間隙に入り込んで、カラーがインシュレータに支持される。この状態で、カラーの内側に、ボルト等の取付部材を挿入して、インシュレータを車体に取り付けることができる。
緩衝部材の緩衝凸部が、カラーの外周面とカラー取付孔の内周面との間に間隙に入り込んでいるので、インシュレータとカラーとが、たとえばインシュレータの熱膨張等によりカラーの径方向に相対移動した場合でも、カラー取付孔の内周面とカラーの外周面との間の接触が抑制(緩衝)される。しかも、緩衝凸部は、カラー取付孔の内周面からは離間しており、緩衝凸部とカラー取付孔の内周面との間に隙間が生じているので、インシュレータのカラーに対する相対移動を不用意に抑制せず、この相対移動が吸収される。
緩衝部材は、インシュレータを挟んで対をなすように配置されているが、それぞれの緩衝部材は、カラー取付孔の軸方向で対称な形状とされている。したがって、緩衝部材をインシュレータの両側に配置して組み付けるときの組付方向性が無くなり、インシュレータを車体に取り付けるときの作業性が改善される。
本発明は上記構成としたので、緩衝部材の組付方向性を無くすことで、インシュレータを車体に取り付ける時の作業性が向上される。
本発明の一実施形態のインシュレータ取付構造をインシュレータ取付孔の中心軸を含む断面で示す断面図である。 本発明の一実施形態のインシュレータ取付構造を分解して図1と同様の断面で示す断面図である。 本発明の一実施形態のインシュレータ取付構造をインシュレータが熱膨張した状態で図1と同様の断面で示す断面図である。 本発明の一実施形態のインシュレータ取付構造によって車体に取り付けられるインシュレータの一例を示す斜視図である。
図1〜図3には、本発明の一実施形態のインシュレータ取付構造12が示されている。また、図4には、このインシュレータ取付構造12によって車体に取り付けられるインシュレータ14が示されている。図1は、図4のI−I線断面に相当する部分における断面図である。
インシュレータ14は、金属製の複数枚の板材の間に吸音材(遮熱材)を挟んだ構造のものを、プレス加工等により所定の形状に形成して略板状に形成されている。インシュレータ14の所定位置には、厚み方向に貫通する円形のカラー取付孔16が形成されている。以下、便宜的に、図1〜図3における上下を用いて説明するが、実際のインシュレータ14の車体への取付構造においては、上下方向は特に限定されない。
図1示すように、カラー取付孔16には、金属製で円筒状のカラー18が挿通されている。カラー18の(軸方向の)長さは、インシュレータ14の板厚よりも長くされている。また、カラー18の外径は、カラー取付孔16の内径よりも小さくなるように、カラー18とカラー取付孔16との相対的な大きさが決められており、カラー18の外周面とカラー取付孔16の内周面との間に所定の間隙SP1が構成されている。
カラー18の外周側には、インシュレータ14を挟んで両側に位置する一対の緩衝部材20が配置されている。緩衝部材20の中心にはカラー18が挿入される挿入孔26Hが形成されている。後述するボビン24を構成した状態で、挿入孔26Hの中心線と、カラー18の中心線とが一致し、さらに、インシュレータ14が熱膨張等をしていない状態では、カラー取付孔16の中心線も一致する。
さらに、緩衝部材20の上側及び下側には、平板環状のワッシャ22が配置される。ワッシャ22の内径は、カラー18の外径と同程度が、もしくは僅かに短い程度とされており、ワッシャ22を上下からそれぞれカラー18に装着し、カラー18の両端を加締めることで、緩衝部材20がインシュレータ14を挟んだ状態で、カラー18とインシュレータ14とがワッシャ22の間で一体的に保持される。また、この状態で、カラー18、緩衝部材20及びワッシャ22によって、ボビン24が構成されている。なお、一方(たとえば下側)のワッシャ22とカラー18とをあらかじめ一体とし、他方のワッシャ22のみを、カラー18の端部を加締めて、ボビン24が構成されるようになっていてもよい。
緩衝部材20は、圧縮されると密度が向上するメッシュ状の材料(たとえば、ステンレス製フィラメント)を編組し、カラー18を取り囲むように略環状に形成されている。緩衝部材20の内径はカラー18の外径と略一致している。
ボビン24を構成する前の状態では、図2に示すように、緩衝部材20の内周側には、軸方向の両側にそれぞれ突出する環状の緩衝凸部20Tが形成されている。緩衝凸部20Tの外径は、カラー取付孔16の内径よりも小さくされている。このため、図1に示すように、緩衝部材20がインシュレータ14を上下両側から挟みこむように配置された状態で、緩衝凸部20Tが間隙SP1に入り込み、さらに、緩衝凸部20Tの外周とカラー取付孔16の内周との間に隙間SP2が構成される。
緩衝凸部20Tの突出高さH1は、インシュレータ14の厚みD1の半分よりも高くされている。したがって、緩衝部材20が、インシュレータ14を上下両側から挟みこむように配置された状態で、緩衝凸部20Tの先端どうしが接触し、緩衝凸部20Tは上下方向に圧縮される。
また、図1から分かるように、緩衝部材20の上下にワッシャ22が装着された状態では、緩衝凸部20Tが形成された部分において、緩衝部材20がワッシャ22によって圧縮される(加締められる)。すなわち、緩衝部材20には、緩衝凸部20Tが形成された部分の高密度部26Hと、これ以外の低密度部26Lとが構成される。
図2に示すように、上下の緩衝部材20は、ボビン24を構成していない状態、すなわち組付間の状態で、カラー取付孔16の軸方向で(換言すれば、カラー取付孔16の中心線を法線とする平面PLを設定すると)対称形状になっている。したがって、上側に配置する緩衝部材20と、下側に配置する緩衝部材20とを区別する必要がないが、それだけでなく、それぞれの緩衝部材20においても、上下(表と裏)を区別することなくインシュレータ14の両側に配置できるようになっている。
次に、本実施形態のインシュレータ取付構造12の作用を説明する。
カラー18をインシュレータ14に対し支持させるには、図1に示すように、カラー取付孔16にカラー18を挿通し、インシュレータ14の両側から緩衝部材20をそれぞれ配置し、さらに、ワッシャ22を装着する。これにより、カラー18、緩衝部材20及びワッシャ22によってボビン24が構成され、カラー18はインシュレータ14に支持される。
本実施形態では、緩衝部材20のそれぞれが、カラー取付孔16の軸方向(すなわち緩衝部材20の組付方向)で対称な形状とされている。したがって、上記のようにカラー18をインシュレータ14に支持される作業にあたって、2つ(一対)の緩衝部材20をそれぞれ区別することなく、インシュレータ14の両側に配置できる。さらに、それぞれの緩衝部材20においても、上下(表裏)を区別することなく、インシュレータ14の両側に配置できる。
また、カラー18が緩衝部材20及びワッシャ22によってインシュレータ14に支持された状態で、カラー18の外周面とカラー取付孔16の内周面との間に緩衝凸部20Tが位置している。そして、緩衝凸部20Tの外周とカラー取付孔16の内周との間に隙間SP2が構成されている。インシュレータ14は、たとえば熱膨張等によってカラー18に対し径方向に相対移動することがあるが、隙間SP2が、インシュレータ14の延び代として作用することで、この相対移動が許容される。
そして、このようにインシュレータ14とカラー18とが相対移動した場合でも、図3から分かるように、緩衝凸部20Tにより、カラー取付孔16の内周面がカラー18の外周面に接触(いわゆる「メタルタッチ」)することが防止され、接触による異音の発生も防止できる。特に本実施形態では、上下からワッシャ22によって緩衝凸部20Tの部分で緩衝部材20が圧縮されることで、高密度部26Hが構成されており、この高密度部26Hがカラー18の外周面とカラー取付孔16の内周面との間の間隙SP1に存在している。したがって、カラー取付孔16の内周面とカラー18の外周面との接触をより効果的に防止できる。
なお、図1及び図3から分かるように、高密度部26Hは、カラー取付孔16の内周面とカラー18の外周面との接触を防止すべき部位にのみ構成されており、緩衝部材20がインシュレータ14と接触する部分(熱膨張時に摺動する部分)では、高密度部26Hは構成されず、低密度部26Lとなっている。したがって、インシュレータ14が高密度部26Hと接触することによって熱膨張に不用意な抵抗が生じてしまうことが抑制されている。
以上の説明から分かるように、本実施形態のインシュレータ取付構造12では、2つの緩衝部材20を区別する必要がないだけでなく、それぞれの緩衝部材20の上下(表裏)を区別する必要もなく、インシュレータ14の両側に配置できる。すなわち、緩衝部材20の組付方向性が無いので、カラー18をインシュレータ14に支持させる作業の作業性が向上され、その結果、インシュレータを車体に取り付ける時の作業性も向上されることから、高い量産性が得られる。
12 インシュレータ取付構造
14 インシュレータ
16 カラー取付孔
18 カラー
20 緩衝部材
20T 緩衝凸部
22 ワッシャ
24 ボビン
26H 高密度部
26L 低密度部
SP1 間隙
SP2 隙間

Claims (1)

  1. カラー取付孔が形成されたインシュレータと、
    前記カラー取付孔の内周面との間に間隙を構成してカラー取付孔に挿入される筒状のカラーと、
    前記カラーの外周側において前記インシュレータを前記カラー取付孔の軸方向に挟んで対をなすように配置されてインシュレータに対しカラーを支持し、前記間隙に入り込むと共に前記カラー取付孔の内周面からは離間する緩衝凸部を備え、組付前の状態ではそれぞれが前記カラー取付孔の軸方向で対称な形状とされた緩衝部材と、
    を有するインシュレータ取付構造。
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