JP5286609B2 - 位置指示器 - Google Patents

位置指示器 Download PDF

Info

Publication number
JP5286609B2
JP5286609B2 JP2009040882A JP2009040882A JP5286609B2 JP 5286609 B2 JP5286609 B2 JP 5286609B2 JP 2009040882 A JP2009040882 A JP 2009040882A JP 2009040882 A JP2009040882 A JP 2009040882A JP 5286609 B2 JP5286609 B2 JP 5286609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core body
position indicator
elastic member
hole
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009040882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010198193A (ja
JP2010198193A5 (ja
Inventor
泰祐 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacom Co Ltd filed Critical Wacom Co Ltd
Priority to JP2009040882A priority Critical patent/JP5286609B2/ja
Priority to US12/628,765 priority patent/US8350166B2/en
Priority to EP10001575.9A priority patent/EP2221709B1/en
Priority to CN201010119464.6A priority patent/CN101813986B/zh
Publication of JP2010198193A publication Critical patent/JP2010198193A/ja
Publication of JP2010198193A5 publication Critical patent/JP2010198193A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5286609B2 publication Critical patent/JP5286609B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

本発明は、ポインティング操作や文字及び図等の入力を行う位置指示器に関する。
近年、パーソナルコンピュータ等の入力デバイスとして入力装置が用いられている。この入力装置は、例えば、ペン型に形成された位置指示器と、この位置指示器を用いて、ポインティング操作や文字及び図等の入力を行う入力面を有する位置検出装置から構成されている。
位置指示器を入力手段として用いた入力方式としては、位置指示器に位置検出装置から送信される特定周波数の電磁波に対して共振する共振回路を設け、この共振回路によって生じた共振信号を位置検出装置に送信することにより位置検出装置に対して位置を指示する電磁誘導方式がある。一般的に、電磁誘導方式の位置指示器は、略棒状の芯体と、この芯体と共振回路を収納するケースとから構成されている。そして、ケースには、芯体の軸方向の一端に形成された指示部が突出する開口部が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−319831号公報
近年、位置指示器を屋外で使用するために、防水性及び防塵性を有する位置指示器が求められている。しかしながら、従来の位置指示器は、ケースに芯体の指示部が突出するための開口部が設けられているため、芯体とケースとの間に隙間が生じていた。その結果、この隙間からケース内に水や塵等が侵入し、ケース内に収納された共振回路等に影響をあたえ、位置指示器の故障の原因となりやすい、という問題があった。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、芯体の周囲から水や塵等が侵入することを防ぐことができる防水及び防塵構造を有する位置指示器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の位置指示器は、指示された位置を検出する位置検出装置とともに用いられ、筆圧を検出するための圧力検出部を内蔵するとともに位置検出装置に対して位置を指示するものであって、略棒状に形成された芯体と、一方に開口部を有するケースと、を有する。そして、芯体は、ケースの開口部より芯体の一端を突出させ、ケース内で芯体の長手方向に移動可能に圧力検出部で保持され、一端に加わる筆圧が圧力検出部に伝達されるように配置されている。更に、弾性部材は、開口部の外周面に密接して取り付けられるとともに、芯体が挿通される孔を有し、芯体にも密接状態に取り付けられる。そして、筆圧が芯体の一端に加わる状態では芯体を芯体の一端側へ付勢するように配置されることを特徴としている。
本発明の位置指示器によれば、芯体と孔との密接状態を維持する弾性部材を設けたことにより、芯体の周囲からケース内に水を侵入することを防ぐことができる。その結果、水や塵等が位置指示器のケース内に侵入しやすい環境下でも使用が可能な位置指示器を提供することが可能である。
本発明を適用した入力装置の実施の形態例を示す斜視図である。 図1に示す第1の実施の形態例に係る位置指示器をT−T′線で断面して示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器の要部を断面して示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における可変容量コンデンサを示すものである。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における弾性部材を示すもので、図5Aは上面図、図5Bは底面図、図5Cは正面図、図5Dは断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における芯体と弾性部材の固定状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における芯体と弾性部材の固定状態の変形例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における芯体と弾性部材の固定状態の他の変形例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における芯体と弾性部材の固定状態の更に他の変形例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における芯体と弾性部材の固定状態の第4の変形例を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る位置指示器における弾性部材の他の変形例を示す断面図である。 本発明を適用した位置指示器及び位置検出装置の回路構成の模式的なブロック図である。 本発明を適用した入力装置に係る位置検出装置の処理部による処理の流れ図である。 本発明を適用した入力装置に係る位置検出装置のX軸全体スキャン動作における各部の波形の一例を示す図である。 本発明を適用した入力装置に係る位置検出装置のY軸全体スキャン動作における各部の波形の一例を示す図である。 本発明を適用した入力装置に係る位置検出装置のX軸部分スキャン動作及びY軸部分スキャン動作における各部の波形の一例を示す図である。 本発明を適用した位置指示器に設けられる共振回路の他の例を示す説明図である。 本発明を適用した位置指示器における回路構成の他の実施の形態例を示す電気回路図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る位置指示器を断面して示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る位置指示器を断面して示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態例に係る位置指示器を断面して示す説明図である。
以下、本発明の位置指示器を実施するための第1〜第4の実施形態例について、図1〜図21を参照して説明するが、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
また、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態例
1−1.入力装置の構成例
1−2.入力装置の回路構成
2.第2の実施の形態例
3.第3の実施の形態例
4.第4の実施の形態例
<1.第1の実施の形態例>
1−1.入力装置の構成例
[入力装置]
まず、本発明が適用される入力装置の概略構成を図1に従って説明する。この図1は、本発明が適用される入力装置を示す斜視図である。
本発明の第1の実施の形態例(以下、「本例」という。)である入力装置10は、位置検出装置1と、この位置検出装置1に情報を入力する位置指示器2とから構成されている。
[位置検出装置]
位置検出装置1は、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等の図示しない外部装置にケーブル8を介して接続することによって、これら外部装置の入力装置として用いられるものである。なお、特に図示していないが、かかる位置検出装置1をパーソナルコンピュータ等に内蔵しても良い。
位置検出装置1は、位置指示器2で指示した位置を検出する検出部4と、この検出部4を有する中空の薄い略直方体をなす筐体5とから構成されている。筐体5は、検出部4の検出面を露出させるための開口部6を有する上部筐体7と、この上部筐体7に重ね合わされる図示しない下部筐体を有している。そして、上部筐体7は、検出部4の入力面を露出させる四角形の開口部6を有しており、この開口部6に、検出部4が嵌め込まれる。このような構成を有する位置検出装置1を用いて、位置指示器2を介したポインティング操作による文字及び図等の入力が行われる。
[位置指示器]
次に、図2〜図6を参照して第1の実施の形態例に係る位置指示器2の概略構成について説明する。
図2は、図1に示す位置指示器2のT−T′線断面図、図3は、位置指示器2の要部を拡大して示す断面図である。
この位置指示器2は、電磁誘導方式により位置検出装置1に対して位置を指示するものである。すなわち、位置指示器2は、位置検出装置1から送信される特定周波数の電磁波に対して共振する共振回路を有している。そして、位置指示器2は、この共振回路で検出した共振信号を位置検出装置1に送信することにより位置検出装置1に対して位置を指示するようになっている。
図2に示すように、位置指示器2は、ケース11と、芯体12と、コイル13と、可変容量コンデンサ15と、フェライトコア16と、プリント基板17と、ゴムキャップ18とを備えて構成されている。
ケース11は、位置指示器2の外装部として形成されている。このケース11は、中空の略円筒状に形成されており、軸方向の両端が開口している。ケース11の軸方向の一端側は、略円錐状をなしており、その先端に開口部20と、ゴムキャップ18が固定される係合受部21とを有している(図3参照)。ケース11の軸方向は、その他端側の開口を密閉するようにキャップ部材22が嵌め込まれている。このキャップ部材22は、接着剤等の固定方法によりキャップ部材22が固定されている。このキャップ部材22の外周面には、クリップ22aが設けられている。
また、ケース11の軸方向の略中央には、スイッチ部材23が嵌め込まれる嵌合凹部24が形成されている。この嵌合凹部24には、スイッチ部材23の押圧突起23aが挿通する開口孔26が形成されている。この開口孔26の周縁には、リブ26aが形成されている。このリブ26aは、スイッチ部材23に係合されている。
更に、このケース11内には、可変容量コンデンサ15と、フェライトコア16と、電子部品が実装されたプリント基板17等が収納されている。
フェライトコア16は、例えば円筒形をなしており、その筒孔16aに芯体12が挿通されている。また、このフェライトコア16の軸方向の一端側には、リング状の緩衝部材25が取り付けられている。この緩衝部材25の材質としては、弾性を有するものであれば良いが、シリコンゴム等が用いるのが好ましい。このように、フェライトコア16の一端部に弾性を有する緩衝部材25を取り付けたことにより、外部から衝撃力が入力された際には、この緩衝部材25が弾性変形することによって衝撃力を吸収又は軽減することができる。
更に、フェライトコア16の外周には、共振回路を構成するコイル13が巻回して装着されている。このコイル13の図示しない両端は、プリント基板17上の電子部品に電気的に接続されている。このプリント基板17は、支持部材27に取り付けられている。
支持部材27は、略平板状をなす載置部27aと、この載置部27aの長手方向の一端側に形成された第1の隔壁27bと、載置部27aの長手方向の他端側に形成された第2の隔壁27cとを有している。支持部材27の載置部27aには、プリント基板17が取り付けられる。第1の隔壁27b及び第2の隔壁27cは、載置部27aの両端側において載置部27aと略垂直をなして形成されている。更に、第1の隔壁27bには、可変容量コンデンサ15の端部と係合する係合片28と、接続孔29が設けられている。
この支持部材27は、載置部27aの長手方向がケース11の軸方向に沿ってケース11内に収納されている。そして、第1の隔壁27bがケース11の軸方向の一側に配置され、第2の隔壁27cがケース11の他側に配置されている。そのため、ケース11の内部空間は、支持部材27の第1の隔壁27bと第2の隔壁27cによって、3つに仕切られている。このとき、プリント基板17は、第1の隔壁27bと第2の隔壁27cで仕切ったケース11内の3つの空間のうち、中央の空間に配置される。
図4は、可変容量コンデンサ15の具体的な構成を示すものである。この可変容量コンデンサ15は、略円盤状の誘電体201と、誘電体201の一の面201aに取り付けられた第1の電極202と、誘電体201の他の面201b側に配置された第2の電極203等を有している。第2の電極203は、可撓性を有しており、リング状のスペーサ204を介して誘電体201の他の面201b側に配設されている。また、第2の電極203における誘電体201と反対側には、弾性体205を介して棒状の芯体12が設けられている。
第1の電極202の一面側には、第1の端子206が設けられている。第1の端子206は、円盤状のフランジ部206aと、このフランジ部206aの一面の略中央から延びるリード部206bから構成されている。フランジ部206aは、芯体210に筆圧が加わったときに第1の電極202の一面に接触し、該第1の電極202と電気的に接続される。そして、この第1の端子206のリード部206bは、基板17に電気的に接続される(図3参照。)。
第2の電極203の端部には、第2の端子207が設けられている。第2の端子207は、第1の端子206と同様に、円盤状のフランジ部207aと、このフランジ部207aの一面の略中央から延びるリード部207bから構成されている。フランジ部207aは、芯体210に筆圧が加わったときに第2の電極203の一面の端部に接触し、該第2の電極203と電気的に接続される。
このような構成を有する可変容量コンデンサ15において、芯体12に圧力又は変位が全く加わらない状態(初期状態)では、誘電体201の他の面201bと電極203がスペーサ204によって離間されている(図4Aを参照)。そのため、両者の間には、スペーサ204の厚みに相当する空気層208が形成されることになる。したがって、このときの端子206、207間の容量値(初期容量)は、ほぼ誘電体201による容量と比誘電率1.0の空気層208による容量との直列合成容量となり、かなり小さいものとなる。
一方、図4Bに示すように、芯体12に圧力が加わると、電極203が誘電体201側へ湾曲し、空気層208の厚さがスペーサ204の厚みより小さくなる。このとき、空気層208による容量は、その厚みに反比例して大きくなり、これに伴って端子206、207間の容量値も大きくなる。
その後、電極203が誘電体201の他の面201bに接触すると、端子206、207間の容量値は、電極203と誘電体201の他の面201bとの接触面積にほぼ比例して増加する。この第1及び第2の端子206,207間の容量値の変化を検出することにより、芯体15に加わる圧力(筆圧)が検出される。
なお、芯体12に筆圧が加えられていない場合は、弾性体205の弾性力と、芯体12の重さによって移動し、電極203が誘電体201の他の端面201bから離れようになっている。
また、図3に示すように、可変容量コンデンサ15の外周面は、例えば、シリコンゴム等からなる弾性を有する保護部材31によって覆われている。この保護部材31は、第1の筒部31aと、第2の筒部31bとを有している。また、第1の筒部31aと第2の筒部31bを接続する面31cには、芯体12が挿通する挿通孔31dが形成されている。
第1の筒部31aは、略円筒形に形成されており、その内径は、フェライトコア16の外径と略等しくなるように設定されている。この第1の筒部31aの筒穴にフェライトコア16の軸方向の他端部が挿入されている。そして、第1の筒部31aの軸方向の他端側に、第2の筒部31bが連続して形成されている。更に、第1の筒部31aと第2の筒部31bは、それぞれの中心を通る軸線が同一軸線上になるように配置されている。
第2の筒部31bは、略円筒形をなしており、その内径は、可変容量コンデンサ15の外径と略等しくなるように設定されている。この第2の筒部31bの筒穴に可変容量コンデンサ15が嵌め込まれている。そして、この第2の筒部31bによって、可変容量コンデンサ15の外周面の略全体を覆っている。これにより、水や塵が可変容量コンデンサの内部に侵入することを防止して、可変容量コンデンサが故障することを防ぐことができる。
なお、この実施の形態例では、保護部材31の形状について2つの円筒を軸方向に連結したような形状として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、保護部材31における第2の筒部31bの形状は、可変容量コンデンサ15の形状に対応した筒穴を有する形状であればよい。
次に、図3、図5、図6を参照して芯体12及びゴムキャップ18について説明する。
図3は本例の位置指示器の要部の断面図、図5はゴムキャップ18を示す図、図6は芯体12とゴムキャップ18との固定状態を示す断面図である。
芯体12は、略棒状の部材からなり、その軸方向の一端にペン先の役割を有する指示部12aと、指示部12aから連続して形成された軸部12bとから構成されている。この芯体12は、軸部12bがフェライトコア16の筒孔16aを挿通して、ケース11の軸方向に沿ってケース11内に収納される。また、軸部12bの軸方向の他端部は、保護部材31の挿通孔31dを挿通して可変容量コンデンサ15に取り付けられる。
図3及び図6に示すように、指示部12aは、略円錐状に形成されている。この指示部12aは、芯体12をケース11内に収納した際に、ケース11の開口部20からケース11の外側に向けて突出している。また、指示部12aには、溝部33aとフランジ部33bとからなる嵌合受部33が設けられている。嵌合受部33は、指示部12aの軸方向の他端側で、軸部12bに接続する位置に配設されている。嵌合受部33の溝部33aは、例えば、指示部12aの周方向に沿って連続して形成されている。フランジ部33bは、溝部33aよりも軸部12b側に配設され、指示部12aの周方向に沿って連続して張り出したつば状の突出部である。そして、この嵌合受部33には、ゴムキャップ18が嵌合されている。
図5A〜図5Dに示すように、弾性部材の一具体例を示すゴムキャップ18は、互いに対向する二面が開口された中空の略円錐台形状に形成されている。このゴムキャップ18は、テーパ状に形成されたテーパ部34と、このテーパ部34と連続して形成された固定部35とを有している。
ゴムキャップ18の頂部には、芯体12の指示部12aが貫通する貫通孔36が設けられている。そして、この貫通孔36の周縁は、指示部12aの嵌合受部33に嵌合される。この貫通孔36の直径は、指示部12aおける嵌合受部33の溝部33a周りの直径と略等しく、或いは若干小さく設定されている。すなわち、このゴムキャップ18と嵌合受部33との嵌め合いは、しまりばめの関係に設定されている。その結果、芯体12の周囲と貫通孔36とを密接状態で維持させることができ、芯体12の周囲からケース11内に水や塵等が侵入することを防止することが可能である。なお、ゴムキャップ18と芯体12とを接着剤を用いても固定してもよい。
なお、溝部33aを指示部12aの外周に連続して形成した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、指示部12aに少なくとも1つ以上の凹部を形成し、この凹部とゴムキャップ18の貫通孔36とが嵌合するようにしてもよい。
更に、ゴムキャップ18を嵌合受部33に嵌め込んだ際に、指示部12aのフランジ部33bが貫通孔36の周縁に当接する。これにより、フランジ部33bが芯体12の抜け止めとなり、落下等の衝撃によって、芯体12がケース11から飛び出でてしまう、という不具合を解消することができる。
固定部35は、テーパ部34における貫通孔36が設けられた端部と反対側の端部に連続して設けられている。この固定部35は、フック状に形成されており、ゴムキャップ18の内側に向けて突出している。そして、この固定部35がケース11の係合受部21に係合されて、ゴムキャップ18がケース11に固定されている(図6参照)。また、ケース11における係合受部21が設けられた先端部は、テーパ状に形成されている。そのため、固定部35を係合受部21に係合させることができ、ゴムキャップ18の取り付け作業の効率の向上を図ることができる。
また、ゴムキャップ18は、例えばゴム等の弾性を有する部材で形成されており、テーパ部34にも弾性が付与されている。そして、芯体12は、テーパ部34の弾性力によって、指示部12aがケース11の開口部20から突出する方向に付勢されている。すなわち、このゴムキャップ18は、付勢手段としての役割を兼ねている。
ところで、芯体12がケース11の開口部20から突出する方向に付勢されない場合、芯体12とゴムキャップ18との摩擦により、芯体12が可変容量コンデンサ15の作動位置で固定され、可変容量コンデンサ15が常にON状態となってしまう。また、芯体12とゴムキャップ18との間に発生する摩擦力によって、位置指示器2の書き味の悪化や、入力された筆圧が不安定になってしまう。
しかしながら、本例では、ゴムキャップ18のテーパ部34によって、芯体12をケース11から突出する方向に付勢している。そのため、芯体12に筆圧が加えられていないときには、芯体12と貫通孔36との密接状態を維持しつつ、芯体12を可変容量コンデンサ15の作動位置から離れる方向に付勢することができる。その結果、芯体12とゴムキャップ18の摩擦により、芯体12が可変容量コンデンサ15の作動位置で固定されて可変容量コンデンサ15が常にON状態となることを防止することができる。
また、芯体12に筆圧(圧力)が加えられた場合、ゴムキャップ18のテーパ部34が弾性変形するため、芯体12とゴムキャップ18とが接触して発生する摩擦力の影響を抑制させることが可能である。その結果、位置指示器2の書き味が低下することを抑制さえることができると共に、芯体12に入力された筆圧を安定させることができる。
[芯体の変形例]
次に、図7〜図10を参照して芯体12の変形例について説明する。図7は、第1の変形例に係る芯体の断面図、図8は、第2の変形例に係る芯体の断面図、図9は、第3の変形例に係る芯体の断面図、図10、第4の変形例に係る芯体の断面図である。
[第1の変形例]
図7に示すように、第1の変形例に係る芯体12Aは、嵌合受部33Aを溝部33aAのみで構成している。溝部33bAは、芯体12Aの指示部12aAと軸部12bAとの間に設けられており、その周方向に沿って連続して形成されている。そして、この溝部33aAに、ゴムキャップ18が嵌合されている。このような構成を有する芯体12Aによっても、上述した芯体12と同様の作用及び効果を得ることが可能である。なお、この変形例に係る芯体12Aも上述した芯体12と同様に、指示部12aAに少なくとも1つ以上の凹部を形成し、この凹部とゴムキャップ18の貫通孔36とが嵌合するようにしてもよい。
[第2の変形例]
また、図8に示すように、第2の変形例に係る芯体12Bは、嵌合受部33Bを指示部12aBと軸部12bBの間に形成された段差部33aBとして構成している。そして、この段差部33aBにおける指示部12aB側の面に、ゴムキャップ18における貫通孔36の周縁が当接することで、ゴムキャップ18が嵌合受部33Bに固定されている。このような構成を有する芯体12Bによっても、上述した芯体12と同様の作用及び効果を得ることが可能である。
[第3の変形例]
更に、図9に示すように、第3の変形例に係る芯体12Cは、嵌合受部33を設けずに、芯体12Cの指示部12aCをゴムキャップ18の貫通孔36に圧入することで、ゴムキャップ18と芯体12Cとを固定するものである。なお、この第3の変形例に係る芯体12Cの場合は、芯体12Cとゴムキャップ18との隙間を確実に塞ぐために、芯体12Cとゴムキャップ18とを接着剤を用いて固定することが好ましい。このような構成を有する芯体12Cによっても、上述した芯体12,12A,12Bと同様の作用及び効果を得ることができる。
[第4の変形例]
次に、図10を参照して第4の変形例に係る芯体12Dについて説明する。この芯体12Dは、指示部12aDに凸部12cDを設けている。そして、この凸部12cDにゴムキャップ18の貫通孔36が当接することで、ゴムキャップ18が芯体12Dに固定されている。このような構成を有する芯体12Dによっても、上述した芯体12〜12Cと同様の作用及び効果を得ることが可能である。
[ゴムキャップの変形例]
次に、図11を参照してゴムキャップ18の変形例について説明する。図11は、ゴムキャップの変形例を示す断面図である。
図11に示すように、この変形例に係るゴムキャップ18Aは、テーパ部34Aと固定部35Aとの間に付勢部37Aを設けたものである。この付勢部37Aは、蛇腹状に形成されており、弾性が付与されている。そして、この付勢部37Aは、芯体12をケース11の開口部20から突出する方向に付勢している。このような構成を有するゴムキャップ18Aによっても、上述したゴムキャップ18と同様の作用及び効果を得ることが可能である。
1―2.入力装置の回路構成
次に、本発明を適用した入力装置10の具体的な実施形態の回路構成例について、図12を参照して説明する。図12は、位置指示器2及び位置検出装置1の回路構成例を示すブロック図である。
位置指示器2は、コイル13と、このコイル13に接続された可変容量コンデンサ15と、この可変容量コンデンサ15に並列に接続される共振コンデンサ60aからなる共振回路61によって実現される。
一方、位置検出装置1には、X軸方向ループコイル群104aと、Y軸方向ループコイル群104bとを積層させて設けることにより、位置検出コイル101が形成されている。各ループコイル群104a,104bは、例えば、それぞれ40本の矩形のループコイルからなっている。各ループコイル群104a,104bを構成する各ループコイルは、等間隔に並んで順次重なり合うように配置されている。
また、位置検出装置1には、X軸方向ループコイル群104a及びY軸方向ループコイル群104bが接続される選択回路106が設けられている。この選択回路106は、2つのループコイル群104a,104bのうちの一のループコイルを順次選択する。
更に、位置検出装置1には、発振器103と、電流ドライバ105と、切り替え接続回路107と、受信アンプ108と、検波器109と、低域フィルタ(LPF)110と、S/H(Sample Hold)回路112と、A/D(Analog to Digital)変換回路113と、同期検波器116と、低域フィルタ(LPF)117と、A/D変換回路119と、処理部114とが設けられている。
発振器103は、周波数f0の交流信号を発生し、電流ドライバ105と同期検波器116に供給する。電流ドライバ105は、発振器103から供給された交流信号を電流に変換して切り替え接続回路107へ送出する。切り替え接続回路107は、選択回路106によって選択されたループコイルが、後述する処理部114からの制御により、接続される接続先(送信側端子T、受信側端子R)を切り替える。この接続先のうち、送信側端子Tには電流ドライバ105が、受信側端子Rには受信アンプ108がそれぞれ接続されている。
選択回路106に選択されたループコイルに発生する誘導電圧は、選択回路106及び切り替え接続回路107を介して受信アンプ108に送られる。受信アンプ108は、ループコイルから供給された誘導電圧を増幅し、検波器109及び同期検波器116へ送出する。
検波器109は、ループコイルに発生した誘導電圧、すなわち受信信号を検波し、低域フィルタ110へ送出する。低域フィルタ110は、前述した周波数f0より充分低い遮断周波数を有しており、検波器109の出力信号を直流信号に変換してS/H回路112へ送出する。S/H回路112は、低域フィルタ110の出力信号の所定のタイミング、具体的には受信期間中の所定のタイミングにおける電圧値を保持し、A/D変換回路113へ送出する。A/D変換回路113は、S/H回路112の出力をアナログ・ディジタル変換し、処理部114に出力する。
一方、同期検波器116は、受信アンプ108の出力信号を発振器103からの交流信号で同期検波し、それらの間の位相差に応じたレベルの信号を低域フィルタ117に送出する。この低域フィルタ117は、周波数f0より充分低い遮断周波数を有しており、同期検波器116の出力信号を直流信号に変換してS/H回路118に送出する。このS/H回路118は、低域フィルタ117の出力信号の所定のタイミングにおける電圧値を保持し、A/D変換回路119へ送出する。A/D変換回路119は、S/H回路118の出力をアナログ・ディジタル変換し、処理部114に出力する。
処理部114は、位置検出装置1の各部を制御する。すなわち、処理部114は、選択回路106におけるループコイルの選択、切り替え接続回路107の切り替え、S/H回路112、118のタイミングを制御する。また、処理部114は、A/D変換回路113、119からの入力信号に基づき、X軸方向ループコイル群104a及びY軸方向ループコイル群104bから一定の送信継続時間をもって電波を送信させる。
X軸方向ループコイル群104a及びY軸方向ループコイル群104bの各ループコイルには、位置指示器2から送信される電波によって誘導電圧が発生する。処理部114は、この各ループコイルに発生した誘導電圧の電圧値のレベルに基づいて位置指示器2のX軸方向及びY軸方向の指示位置の座標値を算出する。また、処理部114は、送信した電波と受信した電波との位相差に基づいて筆圧を検出する。
次に、処理部114における処理の流れに沿った位置検出装置1の動作について、図13を参照して説明する。図13は、処理部114における処理の流れを示すフローチャート図である。
まず、処理部114は、X軸方向ループコイル群104aの各ループコイルを順次走査・選択する(ステップS1)。以下、この順次走査・選択を全体スキャンと称す。
この全体スキャンを具体的に説明すると、処理部114は、初めに、選択回路106にX軸方向ループコイル群104aのうちの1番目のループコイル、例えばX1を選択する情報を送出するとともに、切り替え接続回路107に送信側を選択する信号を送出する。これにより、発振器103からループコイルX1に周波数f0の正弦波信号が供給され、ループコイルX1が周波数f0の電波を発生する。このとき、位置検出装置1の上面300aに位置指示器2が接近或いは接触していると、ループコイルX1から発生した電波が、コイル13を有する共振回路61を励振する。その結果、共振回路61には、周波数f0の誘導電圧が発生する。
処理部114は、切り替え接続回路107に送信側端子Tを選択する信号を所定の一定時間送出すると、切り替え接続回路107に受信側端子Rを選択する信号を送出し、ループコイルX1より発生する電波を消滅させる。この際、位置指示器2の共振コンデンサ60a及び可変容量コンデンサ15を有する共振回路61が周波数f0の電波を発信する。なお、この共振回路61に発生した誘導電圧は、その損失に応じて徐々に減衰していく。そして、この共振回路61で発信する電波は、今度は前述のループコイルX1を逆に励振し、ループコイルX1に誘導電圧を発生させる。
次に、処理部114は、切り替え接続回路107に受信側端子Rを選択する信号を一定時間送出した後、切り替え接続回路107に送信側端子Tを選択する信号を送信する。そして、切り替え接続回路107を介して、X軸方向ループコイル群104aのうちの2番目のループコイル、例えばループコイルX2を選択する情報を選択回路106に送出する。その後、処理部114が切り替え接続回路107に受信側端子Rを選択する信号を送出することにより、前述と同様な電波の送受信を行う。
以下、処理部114が同様の処理を実行することにより、X軸方向ループコイル群104aのうちの3番目から40番目までのループコイル、例えばループコイルX3〜X40が順次走査・選択される。その結果、ループコイルX3〜X40において、電波の送受信が行われる。
なお、ステップS1の処理において、処理部114は、X軸方向ループコイル群104aの全てのループコイルを選択することなく、選択するループコイルを1つ置き、2つ置き、というように適当に間引いてもよい。また、一のループコイルに対する電波の送受信を複数回行うようにしてもよい。更に、各ループコイルに対する送信時間、並びに各ループコイルに対する受信時間は等しくなければならないが、送信時間と受信時間は必ずしも同一でなくてもよい。
前述した受信期間中にX軸方向ループコイル群104aのループコイルに発生した誘導電圧、すなわち受信信号は、検波器109で検波されて直流信号に変換され、低域フィルタ110で平滑化される。そして、S/H回路112によって所定のタイミングでホールドされ、A/D変換回路113を介することにより、電圧値として処理部114へ送出される。
図14は、前述したX軸全体スキャン動作(図13のステップS1)における各部の波形の一例を示すものである。図14において、(a)は位置検出コイル101から送信される電波、(b)は共振回路61に発生した誘導電圧、(c)は位置検出装置1が受信した受信信号、(d)はS/H回路112の出力信号を示している。
ここで、S/H回路112の出力レベルは位置指示器2とループコイルとの間の距離に依存した値となる。そのため、処理部114は、S/H回路112の出力レベルの最大値が予め設定した一定値以上であるか否かを判別し(ステップS2)、位置指示器2が位置検出装置1の有効読取り高さ内にあるか否かを判定する。
ステップS2の処理において、S/H回路112の出力レベルの最大値が予め設定した一定値以上ではない、つまり、位置指示器2が有効読取り高さ内にないと判定した場合(ステップS2の“NO”)、処理部114は、処理をステップS1に戻す。
一方、位置指示器2が有効読取り高さ内にあると判定した場合(ステップS2の“YES”)、処理部114は、各ループコイルX1〜X40のうち最大値が得られたループコイル(以下、ピークコイルと称す。)を抽出し、その番号(本例では「X7」)を記憶する(ステップS3)。
次に、処理部114は、Y軸方向ループコイル群104bの各ループコイルを順次走査・選(全体スキャン)し(ステップS4)、Y軸方向ループコイル群104bの各ループコイルにおける電波の送受信を行う。
図15は、Y軸全体スキャン動作における各部の波形の一例を示すものである。図15において、(a)、(b)、(c)、(d)に示す各信号は図14の(a)、(b)、(c)、(d)に示す信号と同様の信号である。
次に、処理部114は、各ループコイルY1〜Y40のうち最大値が得られたループコイル(以下、ピークコイルと称す。)を抽出し、その番号(本例では「Y5」)を記憶する(ステップS5)。
次に、処理部114は、X軸方向ループコイル群104aのうちのピークコイルを中心として、そのピークコイルに隣接する所定の数のループコイル、例えば5つのループコイルについて電波の送受信を行う。この電波の送受信において、電波を送信するとき、すなわち切り替え接続回路107で送信側端子Tを選択するときには、処理部114が常にピークコイル(本例では「ループコイルX7」)を選択する。一方、電波を受信するとき、すなわち切り替え接続回路107で受信側端子Rを選択するときには、処理部114は、ループコイル(本例では5つ)を番号の小さい方から大きい方(又は大きい方から小さい方)へ順次走査・選択する(ステップS6)。この順次走査・選択を部分スキャンと称す。
X軸部分スキャン動作が終了すると、処理部114は、Y軸方向ループコイル群104bのうちのピークコイルを中心とする所定の数、例えば5つのループコイルについて電波の送受信を行う。この電波の送受信において、電波を送信するとき、すなわち切り替え接続回路107で送信側端子Tを選択するときには、処理部114が常にピークコイル(本例では「ループコイルY5」)を選択する。一方、電波を受信するとき、すなわち切り替え接続回路107で受信側端子Rを選択するときには、処理部114は、ループコイル(本例では5つ)を番号の小さい方から大きい方(又は大きい方から小さい方)へ順次走査・選択(部分スキャン)する(ステップS7)。
図16は、X軸部分スキャン動作及びY軸部分スキャン動作における各部の波形の一例を示している。図16において、(a)、(b)、(c)、(d)に示す各信号は、図14及び図15の(a)、(b)、(c)、(d)に示す信号を生成した方法と同様の方法で生成されるものである。
Y軸部分スキャン動作が終了すると、処理部114は、ステップS6,S7の処理で得られた誘導電圧の最大値が予め設定した一定値以上か否かを判別し(ステップS8)、位置指示器2が位置検出装置1の有効読取り高さ内にあるか否かを判定する。
ステップS8の処理において、S/H回路112の出力レベルの最大値が予め設定した一定値以上ではない、つまり、位置指示器2が有効読取り高さ内にないと判定した場合(ステップS8の“NO”)、処理部114は、処理をステップS1に戻す。
一方、位置指示器2が有効読取り高さ内にあると判定した場合(ステップS8の“YES”)、処理部114は、最大の誘導電圧が得られたX軸方向のピークコイル及びY軸方向のピークコイルを抽出し、それぞれの番号を記憶する(ステップS9)。
次に、処理部114は、X軸方向及びY軸方向の部分スキャン毎にレベルの大きい順に複数、例えば3つの誘導電圧をそれぞれ抽出し、これらの信号に基づいて位置指示器2による指示位置のX軸方向及びY軸方向の座標値を求める(ステップS10)。このX軸方向及びY軸方向の座標値は、本出願人が先に出願した特許第2131145号で述べているような周知の座標計算を実行することにより算出することができる。
次に、処理部114は、送信した電波と受信した電波の位相差に応じた信号のレベルから筆圧を検出する(ステップS12)。以下、位置指示器2が有効読取り高さ内にあり続ける限り、処理部114は、ステップS6〜S11の処理を繰り返す。そして、位置指示器2が有効読取り高さ内にないと判定した場合に、つまりステップS2、S8で一定値以上の電圧が出ていないと判定された場合には、ステップS1の処理に復帰する。
このように、位置検出装置1では、接近した位置指示器2の位置を処理部114で検出することができる。しかも、受信した信号の位相を検出することにより、位置指示器2の筆圧値の情報を得ることができる。
図17は、位置指示器2に設けられる共振回路の他の例を示したものである。この共振回路62は、コイル13と、可変容量コンデンサ15によって構成されている。図12に示した位置指示器2の共振回路61では、可変容量コンデンサ15と共振コンデンサ60aを並列に接続して並列共振回路を構成していたが、図17に示すように、コンデンサとして可変容量コンデンサ15だけを用いて構成することもできる。
次に、本発明に係る位置指示器における回路構成の他の実施形態について、図18を参照して説明する。図18は、本発明に係る位置指示器における回路構成の実施形態を示す電気回路図である。なお、図18の説明において、図12と対応する部分には、図12と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
位置指示器2Aは、位置検出装置1に設けられた位置検出コイル101(図12を参照)から送出されるfの周波数で共振する共振回路121を有している。この共振回路121は、コイル13と共振コンデンサ60aとによって構成されている。また、位置指示器2Aの回路基板には、周知のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)技術による集積回路(IC:Integrated Circuit)122が配置される。この集積回路122は、ダイオード123とコンデンサ124とから構成される駆動電源によって駆動される。
このダイオード123は、共振回路121に接続されている。そして、このダイオード123には、位置検出コイル101から供給される励磁信号に基づいて共振回路121に発生する交流電圧が印加される。この交流電圧は、ダイオード123とコンデンサ124とによって整流され、更に直流に変換されて、集積回路122の駆動電源とされる。また、共振回路121に発生した信号は、コンデンサ125を介して集積回路122にも供給される。この集積回路122は、コンデンサ125を介して供給される信号に基づいて、位置指示器2Aと位置検出装置1との間で信号の送受信を行うために使用されるクロック信号及び筆圧検出のためのクロック信号を生成する。
可変容量コンデンサ15は、上述したように、芯体12(図2を参照)に加えられる筆圧によってその容量が変化する。この可変容量コンデンサ15は、抵抗(図示せず)と接続されて時定数回路を構成している。したがって、可変容量コンデンサ15の容量が筆圧に応じて変化すると、時定数回路の時定数が変化する。そして、この時定数は、集積回路122で、所定のビット数、例えば8ビットの筆圧値に変換される。
このようにして求められた筆圧データ(8ビットの筆圧値)は、前述した位置検出装置1と位置指示器2Aとの間の信号の送受信に供されるクロック信号に同期して1ビットずつ集積回路122から出力される。この出力により、集積回路122は、共振回路121に並列的に接続されたスイッチ60bのON/OFFの切替を制御する。したがって、このスイッチ60bがオフの際には、位置検出装置1が位置指示器2Aからの信号を検出する。そして、スイッチ60bがオンの際には、共振回路121が短絡されるため、位置指示器2Aから送出された信号は、位置検出装置1で検出できない。
これにより、位置検出装置1は、位置検出コイル101から一定時間、位置指示器2Aに電力を供給するための励磁信号を送信し、その後、位置指示器2Aから送出される信号を検出することで、芯体12に加えられる筆圧を求めることができる。
<2.第2の実施の形態例>
次に、図19を参照して位置指示器の第2の実施の形態例について説明する。
この第2の実施の形態例に係る位置指示器40と第1の実施の形態例に係る位置指示器2で異なるところは、弾性部材であるゴムキャップの形状及びケースの先端部の形状である。そのため、ここでは、ゴムキャップ及びケースについて説明し、第1の実施の形態例に係る位置指示器2と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図19に示すように、位置指示器40は、ケース41における軸方向の一端側の先端部の略全体を覆うようにゴムキャップ48が取り付けられているものである。ゴムキャップ48は、芯体12が貫通する貫通孔56を有するテーパ部54と、このテーパ部54に連続する固定部55とから構成されている。
テーパ部54は、略円錐形状に形成されており、ケース41の先端部の形状に対応している。このテーパ部54の先端には、芯体12が貫通する貫通孔56が形成されている。そして、テーパ部54における貫通孔56が設けられた端部と反対側の端部から、固定部55が連続して設けられている。
固定部55は、略円筒形状に形成されており、その筒孔がケース41における軸方向の一端側の外周面に密接している。また、この固定部55の筒孔の内径は、ケース41の軸方向の一端側の外径と略等しく、或いは若干小さく設定されている。そのため、ゴムキャップ48の固定部55とケース41は、しまりばめの関係をなして嵌め合わされている。なお、このゴムキャップ48の固定部55をケース41に接着剤を用いて接着してもよい。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる位置指示器2と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する位置指示器40によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる位置指示器2と同様の作用効果を得ることができる。
<3.第3の実施の形態例>
次に、図20を参照して位置指示器の第3の実施の形態例について説明する。
この第3の実施の形態例に係る位置指示器70は、付勢手段と弾性部材とを別部材として構成したものである。なお、第1の実施の形態例に係る位置指示器2と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図20に示すように、この第3の実施の形態例に係る位置指示器70は、ケース71の軸方向の一端側に形成した開口部80の内壁に、取り付け溝81が設けられている。取り付け溝81は、ケース71の内壁の周方向に沿って連続して形成されている。そして、この取り付け溝81には、弾性部材の他の具体例を示すOリング78が嵌め込まれている。
また、芯体72における指示部72aと軸部72bとの間には、当接部72cが設けられている。この当接部72cは、軸部72bの周方向に連続して張り出したツバ状の出っ張りである。そして、当接部72cは、軸部72bと共にケース71内に収納される。更に、芯体72の当接部72cとフェライトコア16の軸方向の一端側との間には、付勢手段の他の具体例を示すコイルばね77が圧縮させた状態で配設されている。これにより、芯体72は、コイルばね77の弾性力によって、常にケース71から突出する方向に付勢されている。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる位置指示器2と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する位置指示器70によっても、上述した第1の実施の形態例にかかる位置指示器2と同様の作用効果を得ることができる。
<4.第4の実施の形態例>
次に、図21を参照して位置指示器の第4の実施の形態例について説明する。
この第4の実施の形態例に係る位置指示器70Aは、上述した第3の実施の形態例に係る70と同様に、付勢手段と弾性部材とを別部材として構成したものである。更に、この位置指示器70Aは、付勢手段であるコイルばねを芯体の軸方向の略中心に取り付けたものである。
図21に示すように、芯体72Aは、指示部72aAと連続して形成された第1の軸部72bAと、第2の軸部72cAとを有している。第2の軸部72cAは、第1の軸部72bAの軸方向の他端側に配設されており、コイルばね77Aを介して第1の軸部72bAと連結されている。コイルばね77Aは、第1の軸部72bAと第2の軸部72bAとの間に圧縮された状態で配設されている。これにより、芯体72の第1の軸部72bAは、コイルばね77Aの弾性力によって、常にケース71Aから突出する方向に付勢されている。
また、ケース71Aの内壁とフェライトコア16の軸方向の一端側との間には、弾性部材の更に他の具体例を示す平板状のゴムシート78Aが配設されている。このゴムシート78Aには、芯体72Aが貫通する貫通孔86Aが設けられている。
その他の構成は、第1の実施の形態にかかる位置指示器2と同様であるため、それらの説明は省略する。このような構成を有する位置指示器70Aによっても、上述した第1の実施の形態例にかかる位置指示器2と同様の作用効果を得ることができる。
なお、第3の実施の形態例に係る位置指示器70では、弾性部材としてOリング78を適用した例を説明したが、Oリング78の代わりに第4の実施の形態例に係る位置指示器70Aで用いたゴムシート78Aを用いてもよい。同様に、第4の実施の形態例に係る位置指示器70Aでは、弾性部材として、ゴムシート78Aの代わりにOリング78を用いてもよい。
上述したように、本発明の位置指示器によれば、芯体と密接するゴムキャップやOリングからなる弾性部材を設けて、芯体とケースの内壁との隙間を塞いでいる。その結果、芯体の周囲から水や塵等がケース内に侵入することを防ぐことができる。
また、芯体をケースの開口部から外側に付勢する付勢手段を設けたことにより、芯体と弾性部材との摩擦により、芯体が可変容量コンデンサの作動位置で固定されることを防止することが可能である。
更に、弾性を有する保護部材で可変容量コンデンサの外周面を覆っている。そのため、可変容量コンデンサの内部に水や塵往が侵入することを防止することができ、位置指示器の防水効果を更に向上させることができる。
なお、本発明は前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
1…位置検出装置、 2,2A,40,70,70A…位置指示器、 10…入力装置、 11,41,71,71A…ケース 12,12A,12B,12C,72,72A…芯体、 12a,12aA,12aB,72a,72aA…指示部、 12b,12bA,12bB,72b…軸部、 13…コイル、 15…可変容量コンデンサ、 16…フェライトコア、 18,18A,48…ゴムキャップ(弾性部材)、 20,80…開口部、 21…係合受部、 31…保護部材、 33,33A,33B…嵌合受部、 33a,33aA…溝部、 33aB…段差部、 33b…フランジ部、 34,34A,54…テーパ部、 35,35A,55…固定部、 36,56,86A…貫通孔(孔)、 37A…付勢部、 72c…当接部、 78…Oリング(弾性部材)、 78A…ゴムシート(弾性部材)

Claims (6)

  1. 指示された位置を検出する位置検出装置とともに用いられ、筆圧を検出するための圧力検出部を内蔵するとともに前記位置検出装置に対して前記位置を指示する位置指示器であって、
    略棒状に形成された芯体と、
    一方に開口部を有するケースと、を有し
    前記芯体は、前記ケースの開口部より芯体の一端を突出させ、前記ケース内で前記芯体の長手方向に移動可能に圧力検出部で保持され、前記一端に加わる前記筆圧が前記圧力検出部に伝達されるように配置され、
    弾性部材は、前記開口部の外周面に密接して取り付けられ更に前記弾性部材は、前記芯体が挿通される孔を有し、前記芯体にも密接状態に取り付けられるとともに、前記筆圧が前記芯体の一端に加わる状態では前記芯体を芯体の一端側へ付勢するように配置される
    ことを特徴とする、位置指示器。
  2. 前記弾性部材は、頂部に前記孔が設けられた略錘体形状に形成されて、前記ケース外側に設けられることを特徴とする、請求項に記載の位置指示器。
  3. 前記芯体には、前記弾性部材の前記孔へ挿通されたときに、前記弾性部材の前記孔の周部と係合する係合部が設けられ、
    前記弾性部材は、前記孔の前記周部と前記芯体の前記係合部とが係合するようにしたことを特徴とする、請求項1または2に記載の位置指示器。
  4. 前記芯体の前記係合部は、前記芯体の径方向へ突出するように形成された凸部からなり、前記弾性部材は、前記孔の前記周部が前記芯体の前記凸部と係合することを特徴とする、請求項3に記載の位置指示器。
  5. 前記芯体の前記係合部は、前記芯体の径方向に凹んだ凹部を有し、前記弾性部材は、前記孔の前記周部が前記芯体の前記凹部と係合することを特徴とする、請求項3または4に記載の位置指示器。
  6. 前記芯体の前記一端には、底部が前記芯体の径方向に突出するように形成された略錐体
    状の先端部が設けられ、
    前記弾性部材は、前記孔の前記周部が前記先端部の前記底部と係合するようにしたことを特徴とする、請求項3〜5のいずれかに記載の位置指示器。
JP2009040882A 2009-02-24 2009-02-24 位置指示器 Active JP5286609B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009040882A JP5286609B2 (ja) 2009-02-24 2009-02-24 位置指示器
US12/628,765 US8350166B2 (en) 2009-02-24 2009-12-01 Position indicator
EP10001575.9A EP2221709B1 (en) 2009-02-24 2010-02-16 Position indicator
CN201010119464.6A CN101813986B (zh) 2009-02-24 2010-02-23 位置指示器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009040882A JP5286609B2 (ja) 2009-02-24 2009-02-24 位置指示器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010198193A JP2010198193A (ja) 2010-09-09
JP2010198193A5 JP2010198193A5 (ja) 2012-03-15
JP5286609B2 true JP5286609B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=42199864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009040882A Active JP5286609B2 (ja) 2009-02-24 2009-02-24 位置指示器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8350166B2 (ja)
EP (1) EP2221709B1 (ja)
JP (1) JP5286609B2 (ja)
CN (1) CN101813986B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160122729A (ko) 2014-02-12 2016-10-24 가부시키가이샤 와코무 위치 지시기

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4683505B1 (ja) 2010-12-14 2011-05-18 株式会社ワコム 位置指示器
CN103959084B (zh) * 2011-12-02 2017-03-22 皇家飞利浦有限公司 用于mpi的线圈布置
US20130194242A1 (en) 2012-01-27 2013-08-01 Pineapple Electronics, Inc. Multi-tip stylus pen for touch screen devices
US8878824B2 (en) * 2012-04-11 2014-11-04 Blackberry Limited Force-sensing stylus pointing device
JP5991735B2 (ja) * 2012-04-13 2016-09-14 株式会社ワコム 位置指示器
CN102880318A (zh) * 2012-08-31 2013-01-16 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 手写笔及其电容性压力感应元件
JP6038572B2 (ja) * 2012-09-26 2016-12-07 株式会社ワコム 位置指示器及び電子インクカートリッジ
JP6048812B2 (ja) * 2012-12-18 2016-12-21 Nok株式会社 リレー用ゴムキャップ
FR3005288B1 (fr) 2013-05-06 2015-05-15 Bic Soc Dispositif manuel adapte pour un ecran capacitif
JP6125898B2 (ja) * 2013-05-15 2017-05-10 株式会社ミツトヨ リニアエンコーダ
JP5732600B1 (ja) * 2013-08-03 2015-06-10 株式会社ワコム 位置指示器
TWI536208B (zh) * 2013-10-02 2016-06-01 翰碩電子股份有限公司 主動式電容觸控筆
TWM478194U (zh) 2013-12-04 2014-05-11 Waltop Int Corp 微型觸控筆結構
JP5761773B1 (ja) 2013-12-25 2015-08-12 株式会社ワコム 位置指示用モジュールおよびスタイラスペン
KR102487045B1 (ko) * 2014-11-17 2023-01-11 가부시키가이샤 와코무 위치 지시기
KR102369723B1 (ko) 2015-06-26 2022-03-04 삼성전자주식회사 입력 장치 및 그 입력 장치로부터 신호를 수신하는 전자기기
CN107835973B (zh) * 2015-06-26 2021-06-22 三星电子株式会社 输入装置和用于从输入装置接收信号的电子设备
JP6403181B2 (ja) * 2016-03-01 2018-10-10 株式会社ワコム 電子ペン、電子ペン本体部及び電子ペン本体部の製法
US9965056B2 (en) 2016-03-02 2018-05-08 FiftyThree, Inc. Active stylus and control circuit thereof
US10228781B2 (en) 2016-05-31 2019-03-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Resistive force sensor
US10048778B2 (en) * 2016-05-31 2018-08-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Force sensor apparatus
JP6945034B2 (ja) * 2016-07-25 2021-10-06 株式会社ワコム 電子ペン
JP6694347B2 (ja) * 2016-07-25 2020-05-13 株式会社ワコム 電子ペン
TWI709019B (zh) * 2018-03-30 2020-11-01 日商京瓷股份有限公司 電感用芯、電子筆用芯體部、電子筆及輸入裝置
JP2021163397A (ja) * 2020-04-03 2021-10-11 三菱鉛筆株式会社 電磁誘導タッチペン
JP7171861B2 (ja) * 2020-04-17 2022-11-15 株式会社ワコム 電子ペン

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4158747A (en) * 1978-06-26 1979-06-19 Telautograph Corporation Electrostatic tablet writing stylus
FR2483100B1 (fr) * 1980-05-23 1985-12-13 Option Sa Style scripteur pour tablette graphique, servant en meme temps de capteur capacitif
JPS6370326A (ja) 1986-09-12 1988-03-30 Wacom Co Ltd 位置検出装置
JPH02131145A (ja) 1988-11-11 1990-05-18 Iseki & Co Ltd 籾摺選別機における供給量制御装置
JPH0620079A (ja) * 1992-07-01 1994-01-28 Wacom Co Ltd 反射光検出用モジュール及びそれを用いたスタイラスペン一体型バーコードリーダ
US5475401A (en) * 1993-04-29 1995-12-12 International Business Machines, Inc. Architecture and method for communication of writing and erasing signals from a remote stylus to a digitizing display
JP3398679B2 (ja) * 1998-01-19 2003-04-21 エヌイーシーアクセステクニカ株式会社 筆記具用グリップ
AU7822300A (en) * 1999-09-29 2001-04-30 James Loke Kie Chan A method and apparatus for detecting depression pressure in a stylus
JP4376425B2 (ja) 2000-05-08 2009-12-02 株式会社ワコム 可変容量コンデンサ及び位置指示器
JP2006163798A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Wacom Co Ltd 座標指示器、および、座標入力装置
CA2611764C (en) * 2005-08-19 2011-12-06 Silverbrook Research Pty Ltd An electronic stylus with a force re-directing coupling
US7884811B2 (en) * 2006-05-22 2011-02-08 Adapx Inc. Durable digital writing and sketching instrument
CN101206531B (zh) * 2006-12-18 2011-04-20 汉王科技股份有限公司 带按键的座标位置指示器
TWI521400B (zh) * 2009-01-06 2016-02-11 Elan Microelectronics Corp The touch input device and the control method of the touch panel module applied to the touch input device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160122729A (ko) 2014-02-12 2016-10-24 가부시키가이샤 와코무 위치 지시기
US10061406B2 (en) 2014-02-12 2018-08-28 Wacom Co., Ltd. Position pointer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010198193A (ja) 2010-09-09
EP2221709B1 (en) 2017-11-15
US20100212976A1 (en) 2010-08-26
CN101813986B (zh) 2014-08-27
CN101813986A (zh) 2010-08-25
US8350166B2 (en) 2013-01-08
EP2221709A2 (en) 2010-08-25
EP2221709A3 (en) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5286609B2 (ja) 位置指示器
JP5235631B2 (ja) 位置指示器、可変容量コンデンサ及び入力装置
JP5534419B2 (ja) 位置指示器、可変容量コンデンサ及び入力装置
JP6982670B2 (ja) 電子ペン
JP5206343B2 (ja) 位置指示器
TWI526883B (zh) 可變容量電容器、位置指示器及輸入裝置
US8525816B2 (en) Position pointer, variable capacitor and inputting apparatus
US10678350B2 (en) Electronic pen, electronic pen main unit, and method for manufacturing electronic pen main unit
KR102453771B1 (ko) 위치 검출 장치 및 위치 검출 센서의 제어 방법
US20090166100A1 (en) Position detecting device
KR20090026728A (ko) 위치 검출장치 및 위치 검출방법
JP2005149140A (ja) 位置検出装置及び位置指示器
KR20200014349A (ko) 위치 지시기
CN113661383A (zh) 压力传感设备及触控笔
JP5639703B2 (ja) 位置指示器、可変容量コンデンサ及び入力装置
JP5400237B2 (ja) 位置指示器、可変容量コンデンサ及び入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5286609

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250