JP5286332B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機に関する。
電気掃除機は通常使用する床面等を掃除する床用の吸口に加え、掃除する場所等に合わせ、様々なアタッチメントが使用できる。床用の吸口が入れない家具等の隙間掃除には隙間用ノズルを用い、寝具等の掃除には布団用ローラを用いている。このような電気掃除機は、例えば特許文献1(特開2006−51187号公報)に開示されている。この特許文献1では、吸引管に接続されたアタッチメントの種類を判別し、アタッチメントの種類に応じて掃除機本体に配置された吸引力を発生させるモータの出力を調整するようにしている。
また、吸口のビータを回転させる手段としてモータを配置した電気掃除機は、例えば特許文献2(実開昭64−8360号公報)に開示されている。この特許文献2では、ホース手元部の可変抵抗を調整することにより、ビータを回転させるモータの回転数を変化させて被掃除面の種類に応じた清掃を行うようにしている。
特開2006−51187号公報 実開昭64−8360号公報
特許文献1に示すものにおいては、使用者は床用の吸口,布団用ローラ,隙間用ノズルを用途に合わせて交換し掃除することが出来る。
近年の電気掃除機は、掃除面の清掃性を向上するために、吸口内に回転清掃体を配置しこの回転清掃体を力の強いモータで駆動する吸口が提案されているが、特許文献1に記載のものにおいては、特に床用の吸口に回転清掃体を配置しこの回転清掃体をモータで駆動すること、布団用ローラをモータで駆動することについては一切考慮されていなかった。
ビータ(回転清掃体)をモータで駆動する吸口として特許文献2のようなものがあるが、この電気掃除機に用いられる吸口は絨毯等の掃除を行う床用の吸口一種類のみであるので、掃除のできる場所等が制限されていた。特許文献2では、複数の吸口を用いて掃除を行う点については一切考慮されていなかった。このため、リビングやキッチン、あるいはトイレなどを掃除した後に同じ吸口で寝具等を掃除することについて、使用者は衛生面上で抵抗があった。
回転清掃体をモータで駆動する吸口は、接続管及びホースに設けられた給電線を介して掃除機本体と電気的に接続され、モータに電力を供給している。モータを内蔵した吸口は接続管と接続することにより、空気流路が形成されると共に、電気的な接続が行われる。このため、掃除の場所等に応じてモータ内蔵式の吸口を用いる場合、この吸口を接続するための電気掃除機を複数設けなければならず、複数台分の電気掃除機の収納スペースが必要となる。
本発明の目的は、被清掃面のほこりやゴミをはく離させやすくすることができ、この状態で、吸口が吸引を行えば集塵性能を向上できる電気掃除機を提供することにある。
または、本発明の目的は、振動部材の底面に凹凸部やリブがあることで、徐々に吸引口が塞がれるため流路を確保しやすい電気掃除機を提供することにある。
または、本発明の目的は、清掃時に振動部材が被清掃面から引かれる力は吸い付き力のみとなり、その吸い付き力はバネの発生する力に比較して十分に小さいため、電気駆動手段がロックしにくい機能を構成でき、電気駆動手段の負荷を低減し、寿命を延ばすことができる電気掃除機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、吸口は、被掃除面を叩くあるいは被掃除面に振動を与える振動部材と、振動部材を駆動する電気駆動手段とを備え、振動部材は、被掃除面に対向する振動部材の底面に複数の吸引口を有し、吸引口から吸引されたゴミは、掃除機本体に搬送されることにある。
本発明によれば、被清掃面のほこりやゴミをはく離させやすくすることができ、この状態で、吸口が吸引を行えば集塵性能を向上できる。
または、本発明によれば、振動部材の底面に凹凸部やリブがあることで、徐々に吸引口が塞がれるため流路を確保しやすい。
または、本発明によれば、清掃時に振動部材が被清掃面から引かれる力は吸い付き力のみとなり、その吸い付き力はバネの発生する力に比較して十分に小さいため、電気駆動手段がロックしにくい機構を構成でき、電気駆動手段の負荷を低減し、寿命を延ばすことができる。
本発明の一実施例を示す電気掃除機の外観斜視図である。 図1における手元操作部3の斜視図である。 本発明の一実施例に係る床用吸口50の斜視図である。 本発明の一実施例に係る床用吸口50の分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る床用吸口50の電気回路図である。 本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の斜視図である。 本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の分解斜視図であり、寝具用吸口の上ケース,前輪,後輪,自在継手管を除いた図である。 図7における振動子の分解斜視図である。 図7におけるビータを被掃除面方向から見た斜視図である。 本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の電気回路図である。 本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の上ケースを除いた平面図である。 図11のA−A断面図であり、カム付きギアのカムが上支点であるものである。 図12におけるカム付きギアが180゜回転したカムが下支点に達したときの図である。
本発明の目的は、複数の電動式の吸口を用途に合わせて交換でき、掃除の作業性を向上させた電気掃除機を提供することにある。そこで、上記目的を達成するために本発明の特徴とするところは、電動送風機及び集塵部を備えた掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホースと、ホースに接続された手元操作部と、手元操作部に接続された接続管と、接続管に接続された吸口体と有する電気掃除機において、吸口体を複数設けると共に、複数の吸口体のそれぞれに、被掃除面に作用する清掃体と、清掃体を駆動する電気駆動手段とを備え、複数の吸口体はそれぞれ接続管に着脱自在に接続したことにある。そして、本発明によれば、複数の電動式の吸口を用途に合わせて交換でき、掃除の作業性を向上させた電気掃除機を提供することができる。
電動送風機及び集塵部を備えた掃除機本体と、掃除機本体に接続されたホースと、ホースに接続された手元操作部と、手元操作部に接続された接続管と、接続管に接続された吸口と有する電気掃除機において、吸口を複数設けると共に、複数の吸口のそれぞれに、被掃除面に作用する清掃体と、清掃体を駆動する電気駆動手段とを備え、複数の吸口はそれぞれ接続管に着脱自在に接続したことを特徴とする。好ましくは、複数の吸口のそれぞれに、接続管と接続する接続部を設けると共に、接続部をほぼ同一の形状に形成した。好ましくは、電気駆動手段は、接続管,手元操作部及びホースに配設された給電線を介して掃除機本体と電気的に接続され、手元操作部には、複数の吸口に設けられた電気駆動手段の運転制御を兼用する第一のスイッチ手段と、電動送風機の運転を制御する第二のスイッチ手段とを設けた。好ましくは、複数の吸口のうち、少なくとも1つの吸口体に備えられた清掃体は回転清掃体であり、電気駆動手段は回転清掃体を回転駆動する電動機である。好ましくは、複数の吸口のうち、少なくとも1つの吸口に備えられた清掃体は振動部材であり、電気駆動手段は振動部材を駆動する電動機である。
本発明の一実施例を以下に示す図を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例を示す電気掃除機の外観斜視図である。図2は図1における手元操作部3の斜視図である。図3は本発明の一実施例に係る床用吸口50の斜視図である。図4は本発明の一実施例に係る床用吸口50の分解斜視図である。図5は本発明の一実施例に係る床用吸口50の電気回路図である。図6は本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の斜視図である。図7は本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の分解斜視図であり、寝具用吸口の上ケース,前輪,後輪,自在継手管を除いた図である。図8は図7における振動子の分解斜視図である。図9は図7におけるビータを被掃除面方向から見た斜視図である。図10は本発明の一実施例に係る寝具用吸口15の電気回路図である。図11は寝具用吸口15の上ケースを除いた平面図である。図12は図11のA−A断面図であり、カム付きギアのカムが上支点であるものである。図13は図12におけるカム付きギアが180゜回転したカムが下支点に達したときの図である。
図1において、1は吸引力を発生させる電動送風機及びこの電動送風機の吸引力で吸い込んだ塵埃を集塵する集塵部を内蔵した掃除機本体である。2は一端が掃除機本体1に接続され、柔軟性を有するホースであり、3は一端がホース2の他端に接続された手元操作部である。4は一端が手元操作部3の他端に接続された接続管であり、5は接続管4の他端に接続される吸口である。吸口5には後述する電動機等の電気駆動手段が内蔵されている。また、ホース2,手元操作部3,接続管4には、吸口5に電気力を供給する給電線(図示せず)が内蔵されている。
また、図1に示す吸口5は、寝具用吸口15と床用吸口50と複数設けられており、複数の吸口がそれぞれ接続管4に着脱自在に接続することが出来る。これを実現するために、本実施例では、接続管4と接続され、空気通路を形成する第二の接続管64の接続部64a(図3及び図5)をほぼ同一の形状に形成して、それぞれ寝具用吸口15及び床用吸口50に設けている。さらに、接続管4と接続され、延長管4の給電線と電気的に接続する複数の端子12(図3及び図5)の突出量,端子間幅等をほぼ同一になるようにして設け、接続管4との接続を可能としている。これにより、複数の電動式の吸口を用途に合わせて交換でき、掃除の作業性を向上させることができる。
従来、電動機等を用いた吸口として、床用や寝具用などが提案されているが、いずれも専用の掃除機本体が必要であり、この吸口を接続するための電気掃除機を複数設けなければならず、複数台分の電気掃除機の収納スペースを必要としていた。つまり、フローリングやじゅうたんなどを掃除する場合は、電動式の床用吸口を搭載した本体を用い、ベッドやふとんなどを掃除する場合は、電動寝具用吸口を搭載した本体を用いなければならなかった。
したがって、使用者は床用や寝具用など用途にあった掃除状態にするため、持ち運びや収納庫や押入れからの出し入れが面倒であったり、簡単に取り替えることができなかった。また、掃除中の部屋の中に掃除機が複数台あると片方が掃除の邪魔になったりするなどの問題があった。
また、電動機を内蔵した床用吸口を用いて、ふとん等の寝具類を掃除しようとすると、ふとんが吸口に吸い付いてしまい、操作が重くて使いづらいという問題があり、それに加え回転清掃体を駆動する電動機のON・OFFする安全スイッチが頻繁に動作するため作業性が悪いなどの問題があった。さらに、回転清掃体ブラシによってふとん生地や綿を傷める心配がある。
また、リビングやキッチン、あるいはトイレなどを掃除した後に同じ吸口で掃除することについて、使用者は衛生面上で抵抗があった。
本実施例では、電動機等の電気駆動手段を備えた床用吸口50及び寝具用吸口15をそれぞれ接続管4に着脱自在に接続可能とし、同一の電気掃除機で使用することが出来るため、掃除の場所,被掃除面の種類等、掃除環境に合わせ、電気掃除機ごと交換するような煩わしさがない。また、電動床用吸口50と電動寝具用吸口15を用途に分けて使用するため衛生的にも問題は無い。
図2を用いて手元操作部3を説明する。手元操作部3には、図2に示すように複数の吸口50に設けられた電気駆動手段の運転制御を兼用する第一のスイッチ手段51と、電動送風機(図示せず)の運転を制御する第二のスイッチ手段52とを設けている。本実施例では、第二のスイッチ手段52は、電動送風機を強運転もしくは弱運転に切り替える強/弱スイッチ53と、電動送風機を強運転と弱運転の間の中間運転に切り替える標準スイッチ54と、電動送風機の運転を停止させる切スイッチ55の3つのスイッチを有している。強/弱スイッチ53もしくは標準スイッチ54の一方のスイッチを押すことで、掃除機本体1の電動送風機は起動される。電動送風機の起動により被掃除面の塵埃は、吸口5から吸引され、接続管4,手元操作部3,ホース2に形成された空気通路を経由して掃除機本体1内の集塵部(図示せず)に搬送される。また、強/弱スイッチ53を一回押したとき、吸い込みは強モードとなり、2回目に押したときは弱モードとなる。標準スイッチ54を一回押したときには、吸い込みは標準モードとなる。標準モードから強/弱スイッチ53を押したときも同様で、強/弱スイッチ53を一回押したとき、吸い込みは強モードとなり、2回目に押したときは弱モードとなる。また、強モードもしくは弱モードから標準スイッチ54を押したときには、モードは標準モードとなる。各モードは、電動送風機に供給される電力で調整され、強モード,標準モード,弱モードの順に供給される電力は小さくなっている。切スイッチ55を押すと電動送風機が停止すると共に吸口5に供給されていた電力も供給が停止され、吸口の電気駆動手段が停止する。
第一のスイッチ手段51は、手元操作部3を介して吸口5に供給される交流電圧を切り替えている。また、電動送風機が起動している状態で切り替えることが可能である。また、電動送風機を起動させた初期状態では、吸口5に交流電圧がかけられた状態となっている。床用吸口50と寝具用吸口15の動作状態は、この第一のスイッチ手段51によりコントロールされる。
このように、床用吸口50と寝具用吸口15は、同一のスイッチを用いて動作させているため、作業者は容易に吸口を交換して、簡単に操作し掃除することが出来る。
本実施例では、スイッチの数を第一のスイッチ手段51,第二のスイッチ手段52(強/弱スイッチ53,標準スイッチ54,切スイッチ55)の4つとしたが、スイッチ数はいくつでも構わない。また、本実施例では押しボタン式のスイッチを使用しているが、スイッチの形状はどのようなものでもかまわない。
図3〜図5を用いて、床用吸口50の構成について説明する。床用吸口50は吸口上ケース6と、下面に開口部を形成した吸口下ケース7により外郭が構成され、床用吸口50内部には、回転清掃体71と回転清掃体71を駆動する電気駆動手段としての電動機14を備える。
電動機14の駆動力は電動機側プーリー72からシャフト73の一端に設けられた大プーリー74にベルト(図示せず)を介してシャフト73に伝達される。シャフト73に伝達された駆動力はシャフト73の他端に設けられた小プーリー75に伝達され、小プーリー75からベルト(図示せず)を介して回転清掃体71の端部に伝達される。これにより、回転清掃体71は電動機14により駆動される。
床用吸口50の後方には、左右(幅)方向の中央部に位置して自在継手管8が接続され、自在継手管8の端子12には、手元操作部3を介して本体から交流電力が供給される。この自在継手管8は、一端が床用吸口50に回動可能に接続され、被掃除面に対して略水平な状態から略垂直な状態まで回動可能な第1の接続管63と、一端が第1の接続管63の他端に回動可能に接続され、床用吸口50に対し左右方向に回動可能な第2の接続管64を有する。第2の接続管64の他端には接続管4が接続される。この自在継手管8は、接続管4を被掃除面に対して略垂直とした状態において、その接続管4を床用吸口50の左右方向に向かって倒すことができる機能を有している。このため、手元操作部3左右方向の何れかに捻ることで、床用吸口50を左右方向の何れかに略90度回転させ、床用吸口50の左右方向を移動方向にした掃除が可能であり、壁際に沿って床用吸口50を移動させたり、狭い隙間に床用吸口50を挿入して掃除することが可能となっている。
図5に示すように、端子12に供給された交流電力は、過電流防止用のポジスタ13を介して整流子内蔵の電動機14に供給され、電動機14を駆動させる。電動機14により発生した駆動力は、床用吸口50に内蔵する回転清掃体71を駆動させる。
また、電気回路にはマイクロスイッチ60が備え付けてある。これは、床用吸口が被掃除面から離れたときに停止させるためのもの、障害物などを巻き込んでしまう危険を防いでいる。
次に図6〜図13を用いて寝具用吸口15の構成を説明する。寝具用吸口15は、上ケース16,下ケース17により外郭が構成され、これを前輪18と後輪(図示せず)により支持する。下ケース17の前縁は進行方向に対して、進行の妨げにならない形状になっている。上ケース16,下ケース17,前輪18,後輪(図示せず)は合成樹脂で形成される。寝具用吸口15も、床用吸口50と同様に、自在継手管8の端子12に、手元操作部3を介して本体から交流電力が供給される。
また、寝具用吸口15と床用吸口50は、同型の自在継手管8を備えている。寝具類などの掃除では、床にふとんを敷いて掃除機をかける場合や、ベット上の寝具類に掃除機をかける場合のほかに、ベランダにふとんを干した状態で掃除機をかける場合が考えられる。床にふとん敷いて掃除機をかける場合や、ベット上の寝具類では、接続管4を使用する場合や、手元操作部3に直接つける場合があり、自在継手管8の稼動域が大きいほうが望ましい。
特に、ベランダに干した状態で掃除機をかける場合、ベランダの外側のふとんには、ふとんに対して自在継手管8が、略水平な状態にして掃除機をかける必要がある。本実施例では、床用吸口50と同型の自在継手管8を備えているので、自在継手管8を被掃除面略水平まで稼動させることができる。これにより、無理な姿勢をすることなく掃除機をかけることが出来る。
また、下ケース17の底面は、前輪18の最下点から20mm程度高く設定している。これは、寝具等を掃除する際、前輪18の最下点から下ケース17の底面の距離が短いと、前縁に寝具がのめりこみ進まなくなるためである。
図7を用いて、寝具用吸口15の内部構成を説明する。下ケース17には、電気駆動手段としての電動機26,カム付きギア28,カム付きギア28を挟むようにその両脇にばね22が設置され、電動機カバー21が装着される。電動機カバー26の上から振動子24と振動子ばね23が挿入され、ばね押え19により電動機カバー21に固定される。下ケース17の下面には、被掃除面に向かって開口し、ビータ47を取り付けるための略四角形の開口部32が形成されている。ビータ47は、下ケース17の被掃除面側から装着され、振動子24と接合する。開口部32の形状は、ビータ47の形状に依存し、略円形状でも、多角形状であっても構わない。
図8に示すように、振動子24の軸穴61に軸35が圧入される。この軸35は、軸周りにローレット加工を施してあり、圧入後、軸35が回らないようになっている。軸35の圧入された振動子24には、ワッシャ36,軸受37が挿入される。また、振動子24が挿入される方向には、挿入方向(上下方向)に伸びたすべりリブ38が設けられている。これは、振動子24の上下運動を円滑に行うために設置しているものである。
図9はビータ47を被掃除面から見た図である。ビータ47は底面が矩形状の箱型をしており、多数の吸引口44を設けている。ゴミはこの吸引口44を通過し、掃除機本体1に搬送される。43は取付部であり、振動子24の固定爪39(係合部)と係合することにより、ビータ47を下ケース17の開口部32に取り付けている。また、ビータ47の被掃除面は、長手方向に凹凸部41を設け、波型に形成されている。これは、吸い込む流路を確保するためである。ビータ47が振動していて、ふとんを叩く方向に運動しているときを考える。ビータ47の底面は、平らで、ふとんに水平な面をなしている場合、ビータ47上の吸引口44は、ふとんによって一遍に塞がれてしまう。ところが、本実施例のようにビータ47の底面に凹凸部41があることで、徐々に吸引口44は塞がれるため流路を確保しやすい。このため、集塵性能を高めることが出来る。また、徐々に吸引口44にふとんが吸い付くので、操作性を向上させる効果もある。本実施例では、凹凸部41を設けているが、他にもリブを立てる、ランダムに凹凸部を設ける、水平方向に凹凸部を設けるといった方法でも同様の効果が得られる。
また、ビータ47は付け替えることが可能であり、接地面までの距離を調整することが可能である。それにより、被掃除面を叩く強さや、被掃除面とビータ47上の吸引口44の距離も調整できるので、固い寝具,やわらかい寝具のみならず、じゅうたんや、畳,ソファー,車のシート,カーテン等に対応させることが出来る。また、ビータ47は洗浄することが可能であり、清掃面を常に清潔に保つことが出来る。
図10を用いて寝具用吸口15の電気回路を説明する。端子12には、掃除機本体1から交流電圧が供給される。供給された交流電力は、過電流防止用のポジスタ13を介して整流回路34で全波整流され、電気駆動手段としての電動機26を駆動させる。本実施例では電動機26として、直流電動機を用いている。電動機26により発生した駆動力は、前述したビータ47を駆動させる。
ところで、寝具用吸口15は、吸口が被掃除面から離れたら停止する、マイクロスイッチ60のような安全のための機構は備えていない。それは、ビータ47が下ケース17の開口部32のほぼ全面を覆うように配置されているので、障害物を挟み難い構造をなしているためである。
図12に示すように、ピニオンギア27とカム付きギア28は減速機を構成し、電動機26からの回転を減速している。本実施例では、ピニオンギア27の歯数は8、カム付きギア28の歯数は39としており減速比を約5としている。ピニオンギア27の歯数とカム付きギア28の歯数は互いに素の関係になっている。これは、ギアの特定の歯同士が、繰り返し当たり磨耗するのを防ぐためである。また、カム付きギア28は、上ケース16や下ケース17に使用した合成樹脂より硬いポリアセタール樹脂などの合成樹脂で形成される。
ピニオンギア27ならびにカム付きギア28は、平歯車であるが、はす歯歯車にすることで、動作音を低減することもできる。また、カム付きギア28を内歯車にすることで、電動機26とカム付きギア28の回転軸の軸間を短くすることが出来、コンパクトに構成することが可能である。
カム付きギア28は回転軸に、焼入れしたステンレス製の軸(図示せず)を圧入している。軸の軸周りには、ローレット加工がされていて、圧入された後、軸が回るのを防いでいる。カム付きギア28に圧入された軸の両端には、回転を円滑にするためにワッシャ(図示せず),軸受(図示せず)を挿入している。また、回転軸に使用しているステンレス鋼は、マルテンサイト系であるが、これはカム付きギア28にかかる衝撃荷重や繰り返し荷重のため、強度を考慮して焼入れの出来る材料を選定したためである。
カム付きギア28のカム48の形状は、角度毎に一定量半径方向に拡大させるハートカムを用いている。非連続部分は、鈍化させ滑らかな表面にしており、カム48と軸受37の衝突する音の発生を防いでいる。その他にカムの形状を変えて、振動させたい振幅,振動周期,振動パターンから任意に選択することできる。たとえば、切欠きカムを用いると、衝撃荷重をともなう振動を発生させることも可能である。また、カム48は、外周上を案内面とする外周カムであるが、カムの内周を案内面とする内周カムでもかまわない。
図12及び図13を用いて、寝具用吸口15にビータ47を装着したときの動作を説明する。ビータ47は、寝具用吸口15から伸びる振動子24の固定爪39によって振動子24と固定される。図11に示すようにビータ47のスライドリブ33は、ばねケース25のスリット46を介してばね22に支持される。ビータ47は、被掃除面の方向に力を受けて、ビータ47を固定している振動子24を引っ張る。振動子24は、振動子24に圧入された軸35まわりに回転可能に支持された軸受37により、カム48の円周上で支えられる。本実施例では、ビータ47は、振動子24,ばね22により3点で支持される。振動子24の固定位置は、略等しい両脇のばね22の略中心上に位置し、下ケース17の底面に対して水平に支持される。また、ばねは3つ以上であっても、振動子24とビータ47の固定位置を支点とする、モーメントのつりあいが成り立つように、ばねの位置を設置すればかまわない。
電動機26からの回転は、ピニオンギア27とカム付きギア28より構成される減速機で減速されて伝達される。カム付きギア28の回転に同期してカム48は回転する。振動子24のモータカバー21側に圧入された軸35周りを、回転可能な軸受37は、カム48の円周上を運動する。振動子24は、被掃除面に垂直方向以外の運動を拘束されているため、図11でカム48の上支点に軸受37が来たとき、振動子24は持ち上げられる。ビータ47は、振動子24に取り付けられているため、モータカバー21の両脇のばね22を圧縮する。ビータ47は、電動機26の回転にともない、ばね22の反発力により徐々に押し下げられる。図12に示すカム48の最下点で、軸受37が下がりきり、電動機26の回転により再びビータ47は、両脇のばね22の圧縮を開始する。これを繰り返すことによって上下運動を行っている。
ビータ47は、上下運動にともない伝達された振動を被掃除面に伝達する。伝達された運動は、被掃除面のほこりやごみを舞い上がらせる。このことにより、ごみをはく離させやすくすることができる。したがって、この状態で、吸口が吸引を行えば集塵性能を向上させることが出来る。
また、寝具等の被掃除面を清掃する際、被掃除面が吸い付いてしまうことがある。このような場合も、ビータ47に吸い付いたふとん等を、振動により振り払い操作力を低減させ掃除することが出来る。
また、カム48は、ばね22を圧縮して回転するため、被掃除面がビータ47を押すと、カム48の回転運動は助けられる方向にある。ビータ47は清掃時、被掃除面から押される方向に力を受けているため、ビータ47が被掃除面に引かれる力は、吸引力が発生させる吸い付き力のみになる。この吸い付き力は、ばね22の発生させる力に比較して十分小さいため、カム48は、ほぼばね力に抗する力だけで回転することが出来る。これにより、電動機26がロックしにくい機構を構成できるので、電動機26の負荷を低減し寿命を延ばすことが出来る。
以上説明したように、本実施例によれば、電動床用吸口50と、電動寝具用吸口15を同一の本体で使用することが出来るため、本体ごと交換するような煩わしさは無い。また、電動床用吸口50と電動寝具用吸口15を分けて使用するため衛生的にも問題は無い。
また、本実施例によれば、電動式の吸口50と電動式の寝具用吸口15で、同一のスイッチを用いて動作させているため作業者は容易に電動吸口を交換して掃除することが出来る。
また、本実施例では本体が交流電力で駆動するため、吸口5に供給される電力として交流電力を使用したが、コードレス掃除機のようにバッテリーによる直流電力で駆動するものや、掃除機本体1内に整流回路を備え、吸口に直流電力を供給するものであってもよい。
また、本実施例では、寝具用吸口15に電動機26を用いた例を示したが、電動機以外であっても構わない。例えば、電気駆動手段として電磁石の原理を利用したソレノイドを用いるようにしてもよい。
1 掃除機本体
2 ホース
3 手元操作部
4 接続管
5 吸口
15 寝具用吸口
50 床用吸口

Claims (4)

  1. 電動送風機及び集塵部を備えた掃除機本体と、前記掃除機本体に接続されたホースと、前記ホースに接続された手元操作部と、前記手元操作部に接続された接続管と、前記接続管に接続された吸口と有する電気掃除機において、
    前記吸口は、被掃除面を叩くあるいは被掃除面に振動を与える振動部材と、前記振動部材を駆動する電気駆動手段とを備え、
    前記振動部材は、前記被掃除面に対向する当該振動部材の底面に複数の吸引口を有し、
    前記吸引口から吸引されたゴミは、前記掃除機本体に搬送されることを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1において、
    前記振動部材は、矩形状の箱型をしており、
    前記振動部材は、前記吸口の前記被清掃面に向かって開口する開口部に装着されていることを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1において、
    前記吸口は、前記接続管に接続される自在継手管を有し、
    前記自在継手管は、被清掃面に対して略水平な状態から略垂直な状態まで回動可能であることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1において、
    前記吸口の底面は、前記吸口に形成される車輪の最下点から20mm高いことを特徴とする電気掃除機。
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