JP5284696B2 - 合成樹脂製ブローボトル - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製ブローボトルに関し、とくに口頸部を屈曲させてボトル内の内容物を安定的に注出しようとするものである。
ペットボトルなどの合成樹脂製の容器は、効率的な生産が可能であるうえ、ガラス製の壜と較べ取り扱いも比較的容易であることから、薬剤、化粧料、酒、飲料あるいは調味料等を入れる容器として多用されており、そのサイズ、形状も多岐にわたっている。
とくに、最近に至っては内容物の充填容量が4リットルにも及ぶような超大型のボトルも上市されるようになってきており、内容物をこぼすことなしにいかに安定的に注出するかが技術的な課題になってきている。
この点に関する先行技術としては口頸部の下方に折り畳みを可能とする薄肉部を設け、内容物の注出時に口頸部を傾倒姿勢に保持して注ぎ易さの改善を図った容器が知られている(例えば、特許文献1参照)ものの、安定した傾倒姿勢を保持する点においては未だ改善の余地が残されていた。
特表2004−520236号公報
本発明の課題は、内容物がこぼれるなどの不具合なしに頸曲がり状態に安定保持できる新規な合成樹脂製ブローボトルを提案するところにある。
本発明は、内容物を注出する口頸部を有し、この口頸部の下端につながる肩部を経て胴部、ヒール部、さらに底部を一体的に形成した合成樹脂製ブローボトルであって、
前記肩部に、背後からの押圧により口頸部を容器の前方側に屈曲、傾倒させて頸曲がり姿勢を保持する溝部を設け
前記溝部が肩部の少なくとも半周にわたって設けられたV字形状をなし、該溝部の溝底が屈曲、傾倒時の起点となる折れ目ラインを形成するものである、或いは、前記溝部は肩部の少なくとも半周にわたって設けられた台形形状をなし、該溝部の溝底と、その溝底を挟む上下の傾斜壁とを連結する稜線のうち何れか一方もしくは両方が屈曲、傾倒時の起点となる折れ目ラインを形成するものであって、
前記溝部によって形成されるラインは、肩部の背後において、溝部の上縁に連なる円弧域、又は溝部の上縁及び下縁の両方に連なる円弧域を有することを特徴とする合成樹脂製ブローボトルである。
さらに、胴部には、該胴部と一体に形成されたグリップ部を設けることができる。なお、ボトルとは別体になる把手を、インサート成形、嵌合、接着等の手法によって胴部に取り付けるようにしてもよい。
胴部と底部との連結領域を形成するヒール部にはボトルそのものを傾けて内容物を注出する際に接地しボトルの傾倒姿勢を安定的に保持する平坦壁を設けるのが好ましい(ボトルが起立姿勢にあるとき該平坦壁は接地面に対して特定の角度をもった傾斜壁となっている)。
肩部の少なくとも半周にわたってV字形状をなす横向きの溝部を設けると、該溝部の底壁が折れ目ラインを形成することになり、また、肩部の少なくとも半周にわたって台形形状をなす横向きの溝部を設けると、該溝部の溝底と、その溝底を挟む上下の傾斜壁とを連結する稜線のうち何れか一方もしくは両方が屈曲、傾倒時の起点となる折れ目ラインを形成することになって、比較的小さな押圧力でもって口頸部をスムーズに屈曲、傾倒させることが可能となり、内容物がこぼれ出ることがない。
溝部によって形成されるラインは肩部の背後において繋がっている必要はないが、溝部の上縁に連なる円弧域、又は溝部の上縁及び下縁の両方に連なる円弧域を有することにより、口頸部を屈曲、傾倒させる際に肩部を形成する壁面の特定位置に発生しがちな応力集中を緩和することが可能となり該壁面の局所的な変形を防止し得る。
胴部と底部との連結領域を形成するヒール部に平坦壁を設けておくことによりボトルそのものを傾けて内容物を注出する際に接地することとなるのでボトルの傾倒姿勢が安定化する。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1〜図6は本発明にしたがう合成樹脂製ブローボトルの実施の形態をピンチグリップ式(胴部にグリップ部を一体に成形したもの)のブローボトル(充填容量4リットル)を例として示した図であり、図1は側面を示した図であり、図2は正面を示した図であり、図3は背面(一部断面で表示)である。また、図4は図1〜図3に示したボトルの平面図、図5は図1のA−A断面図、図6は図1〜3の底面図である。
図における1は内容物を注出する口頸部である。この口頸部1はボトルの最上部に設けられており上方に向けて開口している。2は口頸部1の下端につながる肩部、3は肩部2につながる胴部、4は胴部3に後述するヒール部(符号10参照)を介してつながる底部である。
また、5は肩部2において少なくともその半周にわたって設けられた横向きの溝部である。この溝部5は上縁5a、下縁5b及びその中央に位置する溝底5cからなるV字形状をなしたものを例として示しており、とくに溝底5cについては口頸部1を容器の前方側に向けて屈曲、傾倒する際の起点となる折れ目ラインを形成する。溝部5の下縁5b、溝底5cはボトルの軸心Lを境にしてそれよりも背面側が口頸部1側へ向けて徐々に湾曲した円弧域(5b′、5c′)になっており(図1参照)、溝底5cによって形成される折れ目ラインは上縁5aに交差したところPが終端になっている(実際には下記において説明するパネル6の壁端6a、6b)。溝部5の上下における傾斜壁の断面形状については、直線状(フラット)であってもよいし曲線状であってもよく、この点は限定されない。溝部5の角度は図示の例では270°としたが、この角度は、口頸部1を容易に屈曲させることができ、かつ傾倒時の方向性を確保する観点から240〜350°の範囲で適宜設定する(240°未満では屈曲が難しくなり、350°を超えると傾倒の方向性の確保が困難となる)。
6は肩部2の背後に設けられた一対のパネルである。このパネル6は減圧吸収壁として機能させることができるものであり、その壁端6a、6bには溝部5の終端が存在している。パネル6は1枚で構成することも可能であり、減圧吸収機能を有さない壁部として構成することもできる。
7は胴部3に一体的に設けられたグリップ部である。このグリップ部7はボトルのサイドに形成されボトルを把持する際に指を入れ込む凹部7a、7bとこの凹部7a、7bを繋ぐ背面壁7cからなっている。ボトルの剛性を確保するとともに握り易さを実現するためにグリップ部7の凹部7a、7bには横リブ8aと滑り止め用の凹凸9が設けられており、背面壁7cには横リブ8bが設けられている。
さらに10は胴部3と底部4の連結領域を形成するヒール部である。このヒール部10はブローボトルの側周壁における下端部を構成する部位であり、その前方(ボトルの前方側)にはボトルそのものを傾けて内容物を注出する際に接地しボトルの傾倒姿勢を安定的に保持するための平坦壁10aが設けられている(ボトルが起立姿勢にあるとき該平坦壁10aは接地面に対して特定の角度をもった傾斜壁となっている)。11はグリップ部7の背面壁7cの下側に設けられた横リブである。
上記の構成になるブローボトルは図7に示すように、口頸部1をその背後から押圧するだけで該口頸部1がボトルの前方側へスムーズに屈曲、傾倒(傾倒する向きは常に一定になっている)して頸曲がり姿勢を保持しこの時内容物がこぼれ出るようなことはない。
口頸部1が傾倒すると、ボトルの前方側では溝底5cによって形成される折れ目ラインから下縁5bに至るまでの領域がボトルの内側へと落ち込み、その部位から背後に向かう領域(とくに下縁5b)については屈曲、傾倒の際の応力の集中により外側へ向けて膨出する。
図8は本発明にしたがうブローボトルの他の実施の形態を示した図である。溝部5によって形成される折れ目ラインは、肩部2の半周を過ぎた個所から溝部5の上縁5a、下縁5bに向けて円弧領域5c、5cにより分岐させることが可能であり、この場合、口頸部1の屈曲、傾倒がよりスムーズになる。
折れ目ラインは2本以上の曲線を適用して形成してもよく、上掲図8に示すような円弧領域(2本以上の曲線)を適用するものに限定はされない。
ボトルのヒール部10に設けた平坦壁10aについてはこの例では三日月形状を有するものを例として示したが、形状は種々のものが適用できる。
ボトルを構成する合成樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂を含むオレフィン系樹脂が適用される。また、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ナイロン樹脂等から形成されるバリア層を備えた積層ボトルを構成してもよいし、複数の合成樹脂をブレンドした層を有するボトルを構成することも可能である。
グリップ部7に替えて把手を別途に設ける場合にはボトルのブロー成形に際して把手の取り付け部分に樹脂を周り込ませてボトルの胴部あるいは肩部において一体化する、所謂インサート成形を適応すればよい。
溝部5を台形形状とする場合(図示せず)には、溝部5の溝底5cと、その溝底5cを挟む上下の傾斜壁とを連結する稜線のうちの少なくとも一方を屈曲、傾倒時の起点となる折れ目ラインとすればよく、この場合も傾斜壁の断面形状については直線状あるいは曲線状とすることができる。
内容物の注ぎ易い頸曲がりタイプの合成樹脂製ブローボトルが提供できる。
本発明にしたがうブローボトルの側面を示した図である。 図1に示したブローボトルの正面を示した図である。 図1に示したブローボトルの背面を示した図である。 図1に示したブローボトルの平面を示した図である。 図1に示したブローボトルのA−A断面を示した図である。 図1に示したブローボトルの底面を示した図である。 図1に示したブローボトルにおいて口頸部を屈曲、傾倒させた状態を示した図である。 本発明にしたがうブローボトルの他の実施の形態を側面について示した図である。
符号の説明
1 口頸部
2 肩部
3 胴部
4 底部
5 溝部
5a上縁
5b下縁
5c溝底
6 パネル
6a縁端
6b縁端
7 グリップ部
7a凹部
7b凹部
7c背面壁
8a横リブ
8b横リブ
9凹凸
10ヒール部
11横リブ

Claims (3)

  1. 内容物を注出する口頸部を有し、この口頸部の下端につながる肩部を経て胴部、ヒール部、さらに底部を一体的に形成した合成樹脂製ブローボトルであって、
    前記肩部に、背後からの押圧により口頸部を容器の前方側に屈曲、傾倒させて頸曲がり姿勢を保持する溝部を設け
    前記溝部は肩部の少なくとも半周にわたって設けられたV字形状をなし、該溝部の溝底が屈曲、傾倒時の起点となる折れ目ラインを形成するものである、或いは、前記溝部は肩部の少なくとも半周にわたって設けられた台形形状をなし、該溝部の溝底と、その溝底を挟む上下の傾斜壁とを連結する稜線のうち何れか一方もしくは両方が屈曲、傾倒時の起点となる折れ目ラインを形成するものであって、
    前記溝部によって形成されるラインは、肩部の背後において、溝部の上縁に連なる円弧域、又は溝部の上縁及び下縁の両方に連なる円弧域を有することを特徴とする合成樹脂製ブローボトル。
  2. 前記胴部は、該胴部と一体に形成されたグリップ部を有する請求項に記載の合成樹脂製ブローボトル。
  3. 胴部と底部との連結領域を形成するヒール部にボトルそのものを傾けて内容物を注出する際に接地しボトルの傾倒姿勢を安定的に保持する平坦壁を有する、請求項1又は2に記載の合成樹脂製ブローボトル。
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