JP2009220824A - 液体容器 - Google Patents

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JP2009220824A JP2008064204A JP2008064204A JP2009220824A JP 2009220824 A JP2009220824 A JP 2009220824A JP 2008064204 A JP2008064204 A JP 2008064204A JP 2008064204 A JP2008064204 A JP 2008064204A JP 2009220824 A JP2009220824 A JP 2009220824A
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Sadao Nozawa
定雄 野澤
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Abstract

【課題】首部の傾斜角度を任意の角度に変えることのできる液体容器を提供する。
【解決手段】可動部の径方向複数箇所に設けた第1乃至第3の屈曲部3a,3b,3cのうち、任意の屈曲部3a,3b,3cを基点に変形させることにより、首部2を各屈曲部3a,3b,3cに応じた任意の傾斜角度A1 ,A2 で保持可能に形成したので、例えば液体Lの残量が多い場合は首部2を傾斜角度の大きい傾斜角度に傾け、液体Lの残量が少ない場合は首部2を傾斜角度の小さい傾斜角度に傾けることにより、首部2を液体の残量に応じて注ぎやすい角度に傾斜させることができ、液体の残量に拘わらず常に首部2を適正な角度に傾斜させて液体を注出することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばペットボトルのように飲料等の各種液体を収容するために用いられる液体容器に関するものである。
一般に、清涼飲料、炭酸飲料、お茶、酒類等の各種飲料、または醤油等の調味料は、ペットボトル等のプラスチック製の液体容器に収容して販売されている。この液体容器は、飲料を収容可能な中空状の容器本体と、容器本体の上端側から上方に延びる首部とを備え、首部の上端には飲料を注出するための注出口が設けられている。
この液体容器からコップやグラスに飲料を注ぐ場合には、容器本体を把持して注出口がコップや皿等に臨むように傾けながら液体を注出しているが、液体容器内の液体の量が多い場合など、容器本体を傾けた際に液体が勢いよく吐出する場合があり、液体がコップや皿からこぼれたり、周囲に飛散したりするという問題がある。
そこで、容器本体の上端と首部との間に設けた可動部を変形させることにより、首部を横方向に傾斜させた状態で保持し、容器本体を首部の傾斜方向に傾けながら液体を注出することにより、コップや皿に液体を注ぎやすくしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3890382号公報
ところで、首部を傾斜させた液体容器では、例えば液体の残量が多い場合は首部の傾斜角度が大きい方が注ぎやすく、残量が少ない場合は首部の傾斜角度が小さい方が注ぎやすい。しかしながら、前記液体容器では、容器本体の軸心に対する首部の傾斜角度が一定の角度のみであるため、液体の残量に応じて首部の傾斜角度を変えることはできなかった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、首部の傾斜角度を任意の角度に変えることのできる液体容器を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、任意の液体を収容可能な中空状の容器本体と、上端に液体を注出するための注出口が設けられ、容器本体の上端側から上方に延びる首部と、首部の下端から容器本体の上端に亘って容器本体の径方向に延びるように形成され、その一部を下方に変形させることにより首部を横方向に傾斜可能な可動部とを備えた液体容器において、前記可動部における首部の下端と容器本体の上端を含む径方向複数箇所に周方向に延びる屈曲部を設け、任意の屈曲部を基点に変形させることにより、首部を各屈曲部に応じた任意の傾斜角度で保持可能に形成している。
これにより、首部を各屈曲部に応じた任意の傾斜角度で保持することにより、例えば液体の残量が多い場合は首部を大きい傾斜角度に傾け、液体の残量が少ない場合は首部を小さい傾斜角度に傾けることにより、首部を液体の残量に応じて注ぎやすい角度に傾斜させることができる。
本発明の液体容器によれば、首部の傾斜角度を任意に変えることができるので、首部を液体の残量に応じて注ぎやすい角度に傾斜させることができ、液体の残量に拘わらず常に首部を適正な角度に傾斜させて液体を注出することができる。
図1乃至図10は本発明の一実施形態を示すもので、図1は液体容器の全体斜視図、図2はその正面図、図3はその要部正面断面図、図4は首部を第1の傾斜角度で傾斜させた状態を示す要部正面断面図、図5は首部を第2の傾斜角度で傾斜させた状態を示す要部正面断面図、図6は首部の傾斜保持構造を示す説明図、図7及び図8は飲料注出状態を示す側面図、図9は首部を第1の傾斜角度で傾斜させた場合の液溜まりを示す要部正面断面図、図10は首部を第2の傾斜角度で傾斜させた場合の液溜まりを示す要部正面断面図である。
この液体容器は、飲料を収容可能な容器本体1と、容器本体1の上端側から上方に延びる首部2と、首部2の下端から容器本体の上端に亘って容器本体1の径方向外側に向かって延びるように形成された可動部3とを備え、可動部3の一部を変形させることにより、首部2が容器本体1の軸心に対して傾斜するように形成されている。この場合、容器本体1、首部2及び可動部3は周知のブロー成型によって一体に成形されている。
容器本体1は縦長の中空形状を有し、所定の容量(例えば、500ミリリットル、1リットル、1.5リットル、2リットル等)に応じた大きさに形成されている。
首部2は、上端側に上下方向に円筒状に延びる注出口2aを有し、下端側は上下方向略中央部の径が大きくなるように形成されている。首部2の上端にはキャップ形の蓋4がネジ嵌合により取付けられ、蓋4によって注出口2aが開閉されるようになっている。
可動部3は首部2の下端から容器本体1の上端に向かって下り傾斜をなすテーパ状をなすように形成され、首部2の下端と、容器本体1の上端と、首部2と容器本体1との間の径方向所定位置には、それぞれ周方向に延びる第1、第2及び第3の屈曲部3a,3b,3cが設けられている。可動部3は、第1の屈曲部3aと第2の屈曲部3bとの間に形成された第1の可変部3dと、第2の屈曲部3bと第3の屈曲部3cとの間に形成された第2の可変部3eからなり、各可変部3d,3eは横断面がそれぞれ外側に向かって凸状をなす緩やかな曲面状に形成されている。即ち、各屈曲部3a,3b,3cはそれぞれ内側に向かって括れるように形成されている。
以上のように構成された液体容器は、図2(a) に示すように首部2が傾斜していない状態と、図2(b) に示すように首部2が小さい角度で傾斜した状態と、図2(c) に示すように首部2が大きい角度で傾斜した状態にそれぞれ首部2を保持可能になっている。この場合、首部2を傾斜していない状態から傾けると、まず、図4に示すように可動部3の第1及び第2の可変部3d,3eが第1及び第3の屈曲部3a,3cを基点に屈曲し、首部2が第1の傾斜角度A1 (例えば15゜)で保持される。ここで、首部2が第1の傾斜角度A1 で保持されるのは、図6(a) に示すように首部2の傾斜によって第1の屈曲部3aが位置P1 から位置P2 に移動する際、第1の屈曲部3aと第3の屈曲部3cとの間に可動部3の径方向の最大圧縮力が生ずる位置Q1 を第1の屈曲部3aが乗り越えるため、外部から反対方向への力を加えなければ、位置P2 に移動した第1の屈曲部3aが位置P1 に戻らないからである。次に、首部2を更に傾けると、図5に示すように可動部3の第1の可変部3dのみが第2の屈曲部3bを基点に屈曲し、首部2が第2の傾斜角度A2 (例えば30゜)で保持される。ここで、首部2が第2の傾斜角度A2 で保持されるのは、図6(b) に示すように首部2の傾斜によって第1の屈曲部3aが位置P2 から位置P3 に移動する際、第1の屈曲部3aと第2の屈曲部3bとの間に可動部3の径方向の最大圧縮力が生ずる位置Q2 を第1の屈曲部3aが乗り越えるため、外部から反対方向への力を加えなければ、位置P3 に移動した第1の屈曲部3aが位置P2 に戻らないからである。尚、各屈曲部3a,3b,3cは可動部3の周方向に連続して形成されているため、首部2は可動部3の周方向の何れの向きにも傾斜させることができる。
前記液体容器には、例えば飲料や調味料等、任意の液体Lが収容され、図7に示すようにグラス5に液体Lを注ぐ際、首部2をグラス5側に傾斜させた状態で容器本体1を傾けることにより、液体Lがグラス5に向かって吐出しやすくなり、液体Lをグラス5からこぼしたり、或いはグラス5の周囲に飛散させることが少なくなる。その際、液体Lの残量が多い場合は首部2を傾斜角度の大きい第2の傾斜角度A2 に傾け、液体Lの残量が少ない場合は首部2を傾斜角度の小さい第1の傾斜角度A1 に傾けることにより、首部2を液体Lの残量に応じて注ぎやすい角度に傾斜させることができる。この場合、例えば調味料等のように液体を少量ずつ注出させたい場合は、図8に示すように容器6に液体Lを注ぐ際、首部2を容器6の反対側に傾斜させて注出するようにすれば、容器本体1を傾けても液体Lが一度に多量に吐出することがなく、液体Lを少量ずつ容易に注出することができる。
このように、本実施形態の液体容器によれば、可動部の径方向複数箇所に設けた第1乃至第3の屈曲部3a,3b,3cのうち、任意の屈曲部3a,3b,3cを基点に変形させることにより、首部2を各屈曲部3a,3b,3cに応じた任意の傾斜角度A1 ,A2 で保持可能に形成したので、例えば液体Lの残量が多い場合は首部2を傾斜角度の大きい第2の傾斜角度A2 に傾け、液体Lの残量が少ない場合は首部2を傾斜角度の小さい第1の傾斜角度A1 に傾けることにより、首部2を液体Lの残量に応じて注ぎやすい角度に傾斜させることができ、液体Lの残量に拘わらず常に首部2を適正な角度に傾斜させて液体Lを注出することができる。
また、容器本体1内に液体Lが僅かに残った際、図9に示すように首部2を第1の傾斜角度A1 で傾斜させた場合と、図10に示すように首部2を第2の傾斜角度A2 で傾斜させた場合とを比較すると、第1の傾斜角度A1 の場合では第2の傾斜角度A2 の場合よりも可動部3の第1の可変部3dが容器本体1の内側に屈曲していない分、可動部3と容器本体1の側面との間の液溜まりが少なくなり、調味料等のように容器本体1内の液残りを少なくしたい場合に有利である。
更に、容器本体1、首部2及び可動部3を一体に成形したので、例えばブロー成型によって一般の液体容器と同様の製造方法によって製造することができ、実用化に際して極めて有利である。
尚、本発明は飲料や調味料以外にも、例えば、油、洗剤類、工業用液剤等、各種の液体を収容するものに適用することが可能である。
図11及び図12は本発明の他の実施形態を示すもので、図11は液体容器の平面図、図12はその要部正面図である。尚、前記実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の液体容器は、第3の屈曲部3cの周縁に位置するように設けられた複数の凹部3fを備え、各凹部3fは互いに可動部3の周方向に間隔をおいて設けられている。この場合、各凹部3fはそれぞれ可動部3の第2の可変部3eから容器本体1の側面に亘って延びるように形成されている。
これにより、可動部3が変形する際、可動部3の周縁に生ずる周方向の応力が各凹部3fの周方向の変形によって吸収され、可動部3を繰り返し変形させても可動部3の周縁に亀裂が生ずることがなく、耐久性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態を示す液体容器の全体斜視図 液体容器の正面図 液体容器の要部正面断面図 首部を第1の傾斜角度で傾斜させた状態を示す要部正面断面図 首部を第2の傾斜角度で傾斜させた状態を示す要部正面断面図 首部の傾斜保持構造を示す説明図 飲料注出状態を示す側面図 飲料注出状態を示す側面図 首部を第1の傾斜角度で傾斜させた場合の液溜まりを示す要部正面断面図 首部を第2の傾斜角度で傾斜させた場合の液溜まりを示す要部正面断面図 本発明の他の実施形態を示す液体容器の平面図 液体容器の要部正面図
符号の説明
1…容器本体、2…首部、3…可動部、3a…第1の屈曲部、3b…第2の屈曲部、3c…第3の屈曲部、3d…第1の可変部、3e…第2の可変部、3f…凹部、L…液体。

Claims (3)

  1. 任意の液体を収容可能な中空状の容器本体と、上端に液体を注出するための注出口が設けられ、容器本体の上端側から上方に延びる首部と、首部の下端から容器本体の上端に亘って容器本体の径方向に延びるように形成され、その一部を下方に変形させることにより首部を横方向に傾斜可能な可動部とを備えた液体容器において、
    前記可動部における首部の下端と容器本体の上端を含む径方向複数箇所に周方向に延びる屈曲部を設け、
    任意の屈曲部を基点に変形させることにより、首部を各屈曲部に応じた任意の傾斜角度で保持可能に形成した
    ことを特徴とする液体容器。
  2. 前記可動部の周縁に複数の凹部を互いに可動部の周方向に間隔をおいて設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の液体容器。
  3. 前記容器本体、首部及び可動部を一体に成形した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の液体容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006424A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製ブローボトル
JP2016108017A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 大日本印刷株式会社 容器
KR200488134Y1 (ko) * 2017-12-13 2018-12-17 경희대학교 산학협력단 각도 조절이 용이한 물통

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