JP2018104045A - 樹脂製容器 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明に係る樹脂製容器の好適な実施の形態として、飲料等の液体が充填されるプラスチックボトル1を図面に基づいて説明する。
本明細書中において「上下方向」とは、図1のプラスチックボトル1(以下、ボトル1と略称する)の中心軸X−Xの方向を意味する。特に図1〜図3において、上方とは、図面の上端側を指し、下方とは図面の下端側を指す。
「横方向」又は「水平方向」とは、中心軸X−X方向に直交する方向を意味する。
「周方向」とは、横断面形状の輪郭に沿う方向を意味する。
「径方向」とは、中心軸X−Xを円の中心として考えた場合におけるその円の半径方向を意味する。
「高さ」とは、中心軸X−X方向に沿う長さを意味する。
「深さ」とは、径方向に沿う長さを意味する。
「横断面形状」とは、中心軸X−Xに直交する平面(横断面)におけるボトル1の断面形状を意味する。
「縦断面形状」とは、中心軸X−Xに沿う平面(縦断面)におけるボトル1の断面形状を意味する。
口部2は、上端が開口する円筒で構成される部分であり、飲料等の注ぎ口として機能する。口部2の外周面には雄ネジ部が形成されており、図示しないキャップが着脱自在に螺合固定される。
肩部3は、その上端から下方に向けて連続して拡径してなる、略円錐状に構成される部分である。肩部3の縦断面形状は、容器外側に凸となる緩やかな円弧(例えば、曲率半径=250mm(250R))であることが望ましい。
胴部4は、その上端から下方に向けて連続して縮径した後、上下方向における胴部4のおよそ半分の位置から連続して拡径して底部11に連設される。尚、本実施形態における胴部4の縦断面形状は、曲率半径がそれぞれ異なる2つの円弧を連設させて構成されている。本実施形態では、胴部4のおよそ上半分の円弧の曲率半径が、胴部4のおよそ下半分の円弧の曲率半径よりも小さく設定されている。胴部4のおよそ上半分の円弧の曲率半径は、例えば600mm(600R)であり、胴部4のおよそ下半分の円弧の曲率半径は、例えば1052mm(1052R)である。
図3に示されるように、肩部3と前記胴部4との接続部分Cの縦断面形状は、容器外側に凸となる円弧状に形成されている。接続部分Cの曲率半径は、1.5〜5mm(1.5R〜5R)であり、より好ましくは1.5〜3.5mm(1.5R〜3.5R)である。肩部3の下端部分から接続部分Cそして胴部4の上端部分にかけての形状は、容器の横外方に出っ張るように湾曲する形状となっている。
図1〜図3に示されるように、胴部4と底部11との接続部分には、全周に亘る周溝20が形成されている。周溝20は、ボトル1の側面に対して加えられる衝撃や荷重に対する強度を補強する補強リブとして機能する。
図5に示されるように、周溝20の縦断面形状は、容器外側に凸となる縁の円弧21と、容器内側に凸となる底の円弧23と、容器外側に凸となる縁の円弧22とが、上側から順に連設する形状で構成されている。縁の円弧21,22の曲率半径は、底の円弧23の曲率半径よりも大きいことが望ましく、例えば、縁の円弧21,22の曲率半径は2mm(2R)であり、底の円弧23の曲率半径は1.5mm(1.5R)である。また、周溝20の深さは、例えば、1〜1.5mmとすることが望ましい。
図5に示されるように、底部11は、側壁12と底壁13とを備えて構成されている。側壁12の下端に、周方向に沿って内側に凹む段差14が形成されている。
段差14の縦断面形状は、容器外側に凸となる第1曲線部15と、容器内側に凸となる第2曲線部16と、容器外側に凸となる第3曲線部17とが、上側から順に連設する形状で構成されている。第2曲線部16の曲率半径は、第1曲線部15の曲率半径よりも小さいことが望ましい。また、第1曲線部15、第2曲線部16、及び第3曲線部17のそれぞれの曲率半径は、いずれも5mm(5R)以下であることが望ましく、例えば、第1曲線部15の曲率半径は3mm(3R)であり、第2曲線部16の曲率半径は1.5mm(1.5R)であり、第3曲線部17の曲率半径は2mm(2R)である。また、段差14の高さは、4mm以下であることが望ましい。
上述の実施形態における、肩部3の下端部分から接続部分Cそして胴部4の上端部分にかけての形状については、例えば図6に示されるように、容器の横外方への出っ張りの程度がさらに大きい形状としても良い。この実施形態では、容器内側に凸となる円弧24が胴部4の上端部分に形成されており、接続部分Cに円弧24が連設されている。円弧24の曲率半径は、接続部分の曲率半径よりも大きく、例えば、10〜20mm(10R〜20R)である。
2 口部
3 肩部
4 胴部
5 減圧吸収部
6 先細領域
7 一定領域
8 拡大領域
9 断面V字状の溝
10 菱形四角錐状の凹み部
11 底部
12 側壁
13 底壁
14 段差
15 第1曲線部
16 第2曲線部
17 第3曲線部
18 凹み部分
19 底面
20 周溝
21,22 縁の円弧
23 底の円弧
24 その他の実施形態における円弧
T1 底部の側壁の最大外径
T2 底面の最大外径
C 肩部と胴部との接続部分
Claims (4)
- キャップが着脱自在な口部と、該口部に連設される肩部と、該肩部に連設される胴部と、該胴部に連設され最下部に位置する底部とを備え、
前記肩部がその上端から下方に向けて連続して拡径しており、前記胴部がその上端から下方に向けて連続して縮径していることを特徴とする樹脂製容器。 - 前記肩部と前記胴部との接続部分の縦断面形状が、容器外側に凸となる円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製容器。
- 前記接続部分の曲率半径が1.5〜5mmであることを特徴とする請求項2に記載の樹脂製容器。
- 前記胴部が、下方に向けて連続して縮径した後、連続して拡径して前記底部に連設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂製容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016253509A JP2018104045A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 樹脂製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016253509A JP2018104045A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 樹脂製容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018104045A true JP2018104045A (ja) | 2018-07-05 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2016253509A Pending JP2018104045A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 樹脂製容器 |
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Cited By (1)
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-
2016
- 2016-12-27 JP JP2016253509A patent/JP2018104045A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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