JP2017105546A - 樹脂製容器 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、市場においては、顧客の嗜好性等からさまざまな形状の樹脂製容器が開発されており、大きくは、横断面形状が円形となる円柱状の容器と、横断面形状が略四角形となる四角柱状の容器に分けられる。
本構成のごとく、クッション部の溝の横断面形状の隅部に円弧部を形成することによって、弾性変形時のクッション部の溝における応力集中が生じ難く、当該溝が変形又は破損する虞がない。そのため、上下方向から荷重が加えられても、クッション部が弾性変形してその荷重をより確実に吸収することができる。
本構成のごとく、クッション部の溝の横断面形状における四つの隅部のそれぞれに円弧部を形成することによって、弾性変形時のクッション部の溝における応力集中がより一層
生じ難くなる。
本構成のごとく、4つの円弧部のそれぞれが、同じ曲率半径及び弧長を有することによって、クッション部の溝の横断面形状がより円に近いものとなり、弾性変形時のクッション部の溝における応力集中がさらにより一層生じ難くなる。
本構成によれば、上下方向からの加重がかかった場合に、クッション部を効果的に機能させることができる。
本構成によれば、クッション部の溝である円弧部の円をより真円に近づけることができ、より効率的に荷重を吸収することができる。
特に、横断面形状が長辺、短辺を有する略長方形の場合、樹脂製容器に横断面形状と略相似形の略長方形のリブを形成しただけでは、上下方向の荷重に対応可能なクッション部とはならない。横断面形状が長方形の樹脂製容器に円弧部を形成することで、より大きな荷重吸収効果を奏する。
〔実施形態〕
まず、本明細書で用いる各種の用語について以下のとおり定義する。
本明細書中において「上下方向」とは、図1のプラスチックボトル1(以下、ボトル1と略称する)の中心軸X−Xの方向を意味する。特に図1〜図3において、上方とは、図
面の上端側を指し、下方とは図面の下端側を指す。
「横方向」又は「水平方向」とは、中心軸X−X方向に直交する方向を意味する。周方向とは、横断面形状の輪郭に沿う方向を意味する。
「径方向」とは、中心軸X−X上の任意の一点を円の中心として考えた場合におけるその円の半径方向を意味する。
「高さ」又は「幅」とは、中心軸X−X方向に沿う長さを意味する。
「深さ」とは、径方向に沿う長さを意味する。
「横断面形状」とは、中心軸X−Xに直交する平面(横断面)におけるボトル1の断面形状を意味する。
図1〜図4に示すように、口部2は、上端が開口する円筒で構成される部分であり、飲料等の注ぎ口として機能する。口部2の外周面には雄ネジ部2aが形成されており、図示しないキャップが着脱自在に螺合固定される。
肩部3は、口部2の下端から胴部4の上端にかけて徐々に拡径してなる、全体的に丸みを帯びた略四角錘状に構成される部分である。
胴部4は、上方から順に、直胴部5と、くびれ部11と、クッション部27とを備えて構成される。
図1〜図4に示すように、直胴部5は、全体的に丸みを帯びた略直方体状の部分であり、その外周面には飲料等の銘柄や中味等を表示するラベルを設けることができる。直胴部5には、複数の第1溝6が上下方向に等間隔で設けられており、隣接する第1溝6の間に凸部9が形成されている。これらの第1溝6と凸部9は、直胴部5の全周にわたって設け
られており、ボトル1の側面強度を補強する補強リブとしての機能を有する。
図1〜図4に示すように、くびれ部11は、消費者がボトル1を把持し易いように、胴部4の他の部分と比べてより細く縮径された部分である。
に配置されている。
図1〜図4に示すように、クッション部27は、胴部4の上下方向の中心よりも下側に設けられている。クッション部27は、その全周にわたる3つの溝として、径方向外側ほど幅広となりV字状の縦断面形状を有する溝のV字凹部28と、V字凹部28の上下に設けられる2つの小凹部29,29とを備える蛇腹状の部分であって、V字凹部28を対称軸として線対称な構成を有する。
ション部27が弾性変形してその荷重を吸収することができ、ボトル1の座屈を防止することができる。さらに、V字凹部28の横断面形状における4つの隅部のそれぞれに円弧部32を形成することによって、弾性変形時のV字凹部28における応力集中が生じ難く、V字凹部28が変形又は破損する虞がない。そのため、ボトル1に対して上下方向から荷重が加えられても、クッション部27が弾性変形してその荷重をより確実に吸収することができる。
図1〜図4に示すように、底部37は、周壁38と底壁39とを備えて構成されている。
周壁38は、全体的に丸みを帯びた略長方形状を有する底壁39の周縁から上方に拡開するように立ち上がる部分である。底壁39は、その縁部に配置される接触部40と、接触部40の内縁から底壁39の中心に向かってなだらかに盛りあがる隆起部41と、隆起部41の中心部に形成される上方に突出する円形の窪み42とを備えて構成されている。尚、ボトル1を平らな机等の上に立てて置く場合、接触部40が机等と接する。
第1波状周溝44及び第2波状周溝45は、側面視において波状に蛇行するように胴部4の全周にわたって上湾曲部47と下湾曲部48とが交互に連設して構成される、深さ一定の溝である。本実施形態においては、第1波状周溝44及び第2波状周溝45が、周方向に互いに位相をずらして配置され、第1波状周溝44の上湾曲部47が配置される位置において、第2波状周溝45の下湾曲部48が配置される。下周溝46は、胴部4の全周にわたって設けられる、深さ一定の溝である。これらの第1波状周溝44、第2波状周溝45、下周溝46はいずれも、ボトル1の側面強度を補強する補強リブとしての機能を有する。
2 口部
2a 雄ネジ部
3 肩部
4 胴部
5 直胴部
6 第1溝
7 突出部
7a 第1突出部
7b 第2突出部
8 非突出部
9 凸部
10 窪み
11 くびれ部
12 凹部
13 底面
14 上側傾斜面
15 下側傾斜面
16 右側傾斜面
17 左側傾斜面
18 縦溝
19 横溝
20 右縦山部
21 左縦山部
22 周溝
25 上側波状傾斜面
26 下側波状傾斜面
27 クッション部
28 V字凹部(溝)
29 小凹部
30 長辺部
31 短辺部
32 円弧部
35 長辺
36 短辺
37 底部
38 周壁
39 底壁
40 接触部
41 隆起部
42 窪み
43 縦凹部
44 第1波状周溝
45 第2波状周溝
46 下周溝
47 上湾曲部
48 下湾曲部
Claims (6)
- 横断面形状が略四角形の胴部を備え、該胴部の上下方向の中心よりも下側に、径方向外側ほど幅広となる溝を全周にわたって有する上下方向に弾性変形可能なクッション部を設けてある樹脂製容器において、
前記溝の横断面形状の隅部に円弧部を形成してある樹脂製容器。 - 前記溝の横断面形状における四つの隅部のそれぞれに円弧部を形成してある請求項1に記載の樹脂製容器。
- 前記4つの円弧部のそれぞれが、同じ曲率半径及び弧長を有する請求項2に記載の樹脂製容器。
- 前記クッション部において、前記胴部の全周にわたって、前記溝よりも浅い小凹部を、前記溝の上下に1つずつ形成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂製容器。
- 前記円弧部の円の中心が、該円弧部を含む前記胴部の横断面の中心にある請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂製容器。
- 前記横断面形状が、略長方形である請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂製容器。
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