JP5284518B1 - セラミック製遠赤外線輻射手段付き調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煙を生じにくく快適な調理が可能なセラミック製遠赤外線輻射手段付き調理具を提案する。
【解決手段】ケーシングCの一部に設けられ、被輻射面Fである水平な開口面を有する調理部6と、この調理部6の中央部に配置されており、上記被輻射面Fの下方に位置する上側輻射面S及び下側輻射面Sを有し、その上側輻射面Sからの輻射熱を被輻射面Fへ放射するように構成した主輻射部8と、上記調理部6の周辺部に配置されており、少なくとも下側輻射面からの輻射熱を受熱して遠赤外線を被輻射面Fへ放射するように構成した副輻射部9とを具備し、上記副輻射部9は、遠赤外線放射素材を含有するセラミック製遠赤外線輻射手段Aで形成されており、このセラミック製遠赤外線輻射手段Aは上方からみて上記開口面7の輪郭よりも側外方に配置された。
【選択図】図1

Description

本願発明は、セラミック製遠赤外線輻射手段付き調理装置に関する。
遠赤外線輻射特性を有するセラミックとして、コージェライト(2MgO・2Al2O3・5SiO2)・ムライト(3Al2O3・2SiO2)、粘土(2Al2O3・2H2O)などの遠赤外線輻射材料を含むものが知られている(特許文献1、特許文献2)。
こうした素材は、セラミック基体上に導電抵抗ペースト層を設け、その上にコージェライト質などの赤外放射特性に優れた物質層を被覆させて成るセラミックヒーター(非特許文献1)や、セラミック板にガスバーナーを埋め込んで成るセラミックバーナー(特許文献4)に利用されている。
そして調理の分野では、遠赤外線輻射手段を利用した調理装置(グリル)として、調理用ケーシングの左右側板内面に、セラミックヒーターを設けた装置(特許文献3)、及び、調理用ケーシングの天板下面に、セラミックバーナーを設けた装置(特許文献4)が知られている。前者は食材の側方から、後者は食材の上方から、主たる熱源の輻射熱を照射するとともに、同じ方向から遠赤外線を輻射することができる。
また調理用ケーシングの内部に金網を横設するとともに、この金網より上方に位置させて、ケーシングの側板内面に、上述のセラミックバーナーを取り付け、さらにケーシングの天板裏面に遠赤外線塗料を塗布したグリルが知られている(特許文献5)。
さらに調理用鉄板の下方に、炭受け皿を設置するとともに、この炭受け皿の底部にセラミック板を取り付け、このセラミック板の上で炭を燃焼させることで炭の輻射熱及びセラミック板からの遠赤外線が鉄板に吸収されるように設けたバーベキューグリルが知られている(特許文献6)。
特許第3085182号 特許第2544852号 特開2005−81139号 特開2007−111273号 特開2000−291962号 特開2010−012044号
「遠赤外線放射セラミックスの全て」 出版元:株式会社オプトロニクス社 平成元年2月25日(初版出版)P185
特許文献3〜5の装置は、食材を調理室内に挿入した状態で加熱しているが、料理方法によっては、例えば焼肉・焼き鳥などの如く、食材への火の通り加減を見て、食材を加熱エリアから取り出したり、調味料を振りかけたりすることが行われる。こうした調理方法に対して、食材の配置位置の真上に対して上方又は側方に遠赤外線輻射手段を設けた特許文献3〜5の装置は適用しにくい。
特許文献6の装置は、バーベキューグリルであり、これを野外のバーベキューに利用するときにはよいが、屋内で利用する場合、さらに炭に代えて火力の大きい電気ヒータと併用する場合には次のような問題点がある。
すなわち、出願人は、図9に示すように、電気ヒータHの真下に、便宜的に黒塗りで表わしたセラミック製遠赤外線発生手段Aを配置してなる調理装置を試作した。電気ヒータの上に金網を敷いて肉などの食材を調理すると、肉の汁がセラミック製遠赤外線発生手段の上に垂れたときに、大量の煙を発生することが判った。屋内でこうした煙が発生することは調理装置として大きな欠点となる。
本発明の第1の目的は、煙を生じにくく快適な調理が可能なセラミック製遠赤外線輻射手段付き調理具を提案することである。
本発明の第2の目的は、少ないパーツ数で簡易な構造により遠赤外線調理が可能な調理装置を提案することである。
第1の手段は、
ケーシングCの一部に設けられ、被輻射面Fである水平な開口面を有する調理部6と、
この調理部6の中央部に配置されており、上記被輻射面Fの下方に位置する上側輻射面S及び下側輻射面Sを有し、その上側輻射面Sからの輻射熱を被輻射面Fへ放射するように構成した主輻射部8と、
この主輻射部8を支える碍子を兼ねて、上記主輻射部に対してほぼ側外方に位置する高さに配置されるとともに、上記調理部6の周辺部内の対向する2辺に沿って長く設けられており、少なくとも下側輻射面からの輻射熱を受熱して遠赤外線を被輻射面Fへ放射するように構成した副輻射部9と、
を具備し、
上記副輻射部9は、遠赤外線放射素材を含有するセラミック製遠赤外線輻射手段Aで形成されており、このセラミック製遠赤外線輻射手段Aは上方からみて上記開口面7の輪郭よりも側外方に配置されている。
本手段では、図1〜図2に示す如く、調理部6の開口面7(食材を載せた金網などを配置する面)に対して主輻射部8の上側輻射面Sから輻射熱を放射し、かつ主輻射部8の下側輻射面Sからの輻射熱を副輻射部9が受けて、上記開口面7に対して遠赤外線を放射するという基本構成において、副輻射部9を構成するセラミック製遠赤外線輻射手段Aを、上方から見て上記開口面7の輪郭よりも側外方へ配置している。これにより開口面7内に置かれた食材から垂れた肉汁などがセラミック製遠赤外線輻射手段Aに触れて煙を発生することを防止できる。また基本構成の作用として、主輻射部8から下方へ放出された熱を遠赤外線として開口面7に戻すので、主輻射部8をそれほど高温にする必要がなく、節電効果が期待できる。副輻射部9は開口面を囲むように形成することができる。なお、セラミック製遠赤外線輻射手段Aは、専ら遠赤外線を輻射するための部材でもよく(図7参照)、後述の如く碍子を兼用するものでもよい。
また本手段は、図3に示すようにセラミック製遠赤外線輻射手段Aが碍子10を兼ねることを提案している。既存の調理装置に新規な機能を果たす部材を組み込もうとすると、装置全体が嵩張るものとなるおそれが大きい。本手段では、省スペースを図ることができ、そうした不都合を回避できる。一般論でいうと、遠赤外線輻射手段として普通に用いられる炭は導電体であり、絶縁体である碍子とは、性質が相反するものである。このため、当業者にとっては、碍子を遠赤外線輻射手段と兼用するという発想を持ちがたく、そうした製品は市場に出回っていない。しかしながら、性質が多種多様であるセラミックであれば、遠赤外線輻射特性と絶縁性とを両立し得るのである。
第2の手段は、
ケーシングCに内蔵されかつ被輻射面Fである水平な調理面を有する調理部6と、
この調理部6の中央部に配置されており、少なくとも上記被輻射面Fの上方に位置する下側輻射面Sを有し、その下側輻射面Sからの輻射熱を被輻射面Fへ放射するように構成した主輻射部8と、
この主輻射部8を支える碍子を兼ねて、上記主輻射部に対してほぼ側外方に位置する高さに配置されるとともに、上記調理部6の周辺部内の対向する2辺に沿って長く設けられており、少なくとも下側輻射面Sからの輻射熱を受熱して遠赤外線を被輻射面Fへ放射するように構成した副輻射部9と、
を具備し、
上記副輻射部9は、遠赤外線放射素材を含有するセラミック製遠赤外線輻射手段Aで形成されている。
本手段は、図9に示すように、被輻射面Fが主輻射部8よりも下にある態様を提案している。この場合、調理部の開口部は省略することができる。それ以外のことに関しては、第1の手段で記載したことを援用する。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
上記調理部6の対向する2辺には、各辺のほぼ全長に亘って複数の碍子10をそれぞれ並設しており、
上記主輻射部8は、上記調理部6の2辺の間で被輻射面Fと向かい合うように電気ヒータ部8bを形成するとともに、この電気ヒータ部8bから2辺側へ適数の係合片18を突出させてなり、これら係合片18を上記碍子10に係止させ、
これら碍子がセラミック製遠赤外線輻射手段を兼用するようにセラミック素材で形成して、主としてこれら碍子10…の内側面で形成する補助輻射面Sで、主輻射部8からの輻射熱を受熱するとともに被輻射面Fへ遠赤外線を放出するように構成した。
本手段ではさらに碍子兼副輻射部の好適な態様を開示している。
第4の手段は、第3の手段を有し、かつ
上記調理部6の対向2辺に、各辺に平行な固定棒Bを横設するとともに、この固定棒Bに各碍子10を固定し、各碍子10の下面内端部から脚片11を下方へ延長した。
本手段は、図3に示すように各碍子の下面内端部から脚片11を下方へ延長することで、碍子10の内側面で形成する補助輻射面Sを大きくとることができるようにしている。
第1の手段に係る発明又は第2の手段に係る発明によれば、調理部6の被輻射面Fに対して遠赤外線を放射する副輻射部9をセラミック製遠赤外線輻射手段Aで形成したから、遠赤外線を用いて食材の旨みを引き出せるとともに、主輻射部の電力消費を少なくすることができる。また 副輻射部9は、主輻射部を支える碍子を兼ねるから、当該手段の設置に場所をとらず、省スペースに寄与するとともに、部品数を節約できる。
第1の手段に係る発明によれば、当該手段を上方からみて開口面の輪郭よりも側外方に配置したから、開口面に載置された食材から垂れた汁がセラミック製遠赤外線輻射手段Aに接して煙を生ずることがない。
第4の手段に係る発明によれば、調理部6の対向2辺に固定した碍子10…の下面内端部から脚片11を下方へ延長したから、碍子10の補助輻射面Sを大きくとることができ、遠赤外線の輻射量を大きくすることができる。
本発明の第1実施形態に係る調理装置の平面図である。 図1の装置の構成の一部(蓋)を省略して描く平面図である。 図1の装置の縦断面図である。 図1の装置が有する碍子の側面図である。 図4の碍子の6面図である。 本発明の第2実施形態に係る調理装置の平面図である。 本発明の要部の斜視図である。 本発明の参考例の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る調理装置の縦断面図である。
図1から図5は、本発明の第1の実施形態に係る調理装置を示している。この調理装置は、電源部2と、調理部6と、主輻射部8と、補助輻射部9とを有し、さらに装置のケーシングCを有している。
図示例のケーシングC は、図3に示す如く、上面開口のケーシング本体C1と、ケーシング本体C1の上面を閉塞する蓋体C2とで形成している。上記ケーシング本体C1の側壁には、側方に取出し口Oを開口する収納凹部Rが形成されており、この収納凹部R内に水盤Wが出し入れ可能に収納できるように形成している。収納凹部Rの上壁には連通口Nが形成され、この連通口Nは後述の開口部Fに連通している。図3の左右外側に現れる連通口Nの後縁は反対側に折り返して、後述の碍子を載せるための載置台Pに形成している。もっともこれらの形状は適宜変更することができる。
電源部2は、電力供給線4を介して主輻射部8に接続されている。本実施形態では、電源部2は、図3に示す如く、トランスとして構成されており、ケーシングCのうち上記収納凹部R下方の部分に収納している。図示例では、収納凹部Rの先部に連結板5aを介して鋳物などで形成するターミナル5を付設するとともに、このターミナル5aに上記電力供給線4を接続し、ターミナル5後述の接続端子8aをボルト止めしている。上記ターミナル5は、主輻射部8か電源部2への過剰な熱の進入を阻止する。
調理部6は、調理装置のうち実際に調理を行うための機構である。但し、説明の便宜上、主輻射部8及び副輻射部9は、調理部6とは別に解説する。この調理部6は、上記蓋体C2の天板Tに形成した、被輻射面Fである開口面7を有する。好適な図示例では、ケーシングの天板Tに矩形の大きな切欠を形成して、この切欠の内縁で上記開口面7を形成している。好適な図示例では、この開口面7の下方には、肉汁などを溜めるための水盤Wを載置している(図3参照)。
主輻射部8は、上記被輻射面Fの下方に位置させて調理部6のほぼ中央部に位置させている。主輻射部8は、上記開口面7と向かい合う電気ヒータ部8bを有し、この電気ヒータ部8bの両端に接続端子8aを形成するとともに、電気ヒータ部8bから側外方へ(図示例では調理部の左右一対の対向辺の方へ)複数の係合片8cを突出してなる。これら係合片8cは後述の碍子10に支持させている。
図示例の電気ヒータ部8bは、図1に示すように左右に蛇行しながら前方から後方へ一本の電熱線を配設するとともに、この電熱線の屈曲箇所に係合片8cの基端部を溶接してなる。その電熱線は、上記開口面7と対向する仮想水平面上を、開口面7のほぼ全体をカバーするように均一に行き渡らせている。もっともこの構成は適宜変更することができる。
上記主輻射部8は、上側輻射面S及び下側輻射面Sを有し、上側輻射面Sから上記開口面7側へ、また下側輻射面Sから副輻射部9側へそれぞれ輻射熱を放射する。
副輻射部9は、上記調理部6の周辺部に形成されるものとし、本発明では、主輻射部8を支える碍子10を兼用するものとする。これら碍子10は、上記ケーシングCの内部に上記調理部6の対向2辺に沿って並設されるように上記載置台Pに固定している。
各碍子10は、上述の遠赤外線放射材料を含有することで、セラミック製遠赤外線輻射手段として形成され、左右2列の碍子群…の内側面を、補助輻射面Sとする。この補助輻射面Sは、主輻射部8からの輻射熱を受け取って高温化し、遠赤外線を放射する機能を有する。
前述の特許文献3〜6は、主輻射部の直ぐ近くに副輻射部を設置している。遠赤外線へのエネルギーの変換効率を考慮すれば、それが普通の発想である。出願人も図7に示す最初の試作機では電力ヒータの真下にセラミック製遠赤外線輻射手段を配置していた。しかし試作を重ねるうちに調理部6の対向2辺にセラミック製遠赤外線輻射手段を並置しても、実用に十分耐えられる性能が得られることが判明した。これは、次の理由によるものと理解される。
(A)ケーシングCの内部で、調理部の2辺方向にほぼ隙間なくセラミック製遠赤外線輻射手段を並べることで、主輻射部が放射する輻射熱のうち相当量がセラミック製遠赤外線輻射手段に受熱されること。
(B)遠赤外線の特性より、セラミック製遠赤外線輻射手段から開口面まで距離があっても十分に放射エネルギーが伝達されること。
碍子10は、図4に示すように下側パーツ10A及び上側パーツ10Bからなる。下側パーツ10Aの下面には、左右方向中間部を左右に横断する第1溝gが(図5(C)参照)、上面には、前後方向中間部を左右に横断する第2溝gが(図5(D)参照)、それぞれ設けられている。上記第1溝gには載置台Pが嵌合され、また上記第2溝gには主輻射部8の係合片8cが挿入される。上記上側パーツ10Bは板状の形状であり、上記下側パーツ10Aの上に載置されている。図示例では、上側パーツ10Bの上に断面H型の碍子固定部12を嵌合し、かつこの碍子固定部12の上面から碍子10を貫通して載置台Pに係止する係止棒(図示せず)で碍子10を固定している。
本実施形態では、上記碍子10の第1溝g内方の部分を下方へ延長して、脚片11としている。こうすることで、各碍子10の補助輻射面Sが上下方向に長くなるようにしている。
上記碍子10は、電気絶縁性及び遠赤外線放射特性を有することを要する。前述のコージェライトなどは絶縁性を備えていることが知られている。また本出願人は、碍子タイプではないが、SiO2;63.5重量%、Al2O3:28.3重量%、Cr2O3;2.67重量%,Fe2O3;2.12重量%,K2O;0.833重量%,MgO;0.611重量%の組成のセラミックを調理装置に用いて良好な結果を得た。
本実施形態では、碍子10が遠赤外線輻射手段Aを兼ねるため、調理装置が嵩張ることを防止できる。図面では、電気ヒータ部8bに比べて調理部6の周辺部を比較的大きく描いているのでスペースに余裕があるように見える。しかしながら、実際に調理部の左右2辺に碍子の他に遠赤外線輻射手段を設けることは簡単ではなく、両者を兼用することは設計上の大きなメリットとなる。特に焼き鳥専用の調理装置の場合には、図1の左右方向の装置寸法が小さいので、碍子10と兼用する態様でなければ、遠赤外線輻射手段を採用することが困難である。
もっとも両者を別個に設けたものも、本発明の技術的範囲から除外されない。図1に想像線で示すように上記左右2辺を除く残りの2辺に、遠赤外線輻射手段専用のパーツを設けてもよい。当該パーツの具体的構造については後述する。
図6〜図8は、本発明の第2実施形態に係る調理装置を示している。この実施形態は、セラミック製遠赤外線輻射手段Aを、専用のパーツとして設けたことである。このパーツは、セラミック製の筒状体14に支持棒16を挿通させ、この支持棒16の両端部をケーシングの適所に固定したものである。もっともその構造は適宜変更することができる。
本実施形態では、碍子10…も、単に主輻射部8を支える手段として設けられている。そのため、図8に示すように、本実施形態では、碍子10…付近において空間に余裕がない。図面では碍子10近くの構造を拡大して描いているが、実際の装置でこのような構成をとると、図3に示す構成に比べて装置が嵩張ることになる。
図9は、本発明の第3実施形態に係る調理装置を示している。本実施形態では、調理部を内蔵するオーブン型の調理装置を提案している。このため、収納凹部Rの上板と下板との間の空間を上下方向に広くとり、連絡口Nと水盤Wとの間に、調理を行う面(調理面31という)を設けている。本実施形態では、収納凹部を横断する2本の支持棒Bの間に金網を架設して調理面31としている。しかし、この構成は適宜変更することができる。また図示例では、開口面7を省略してオーブン型専用としているが、開口面7を形成して、装置の内部及び上面開口部7のいずれで調理することができるように形成してもよい。
2…電源部 4…電力供給線 5…ターミナル 5a…支持板
6…調理部 7…開口面
8…主輻射部 8a…接続端子 8b…電気ヒータ部 8c…係合片
9…副輻射部 10…碍子 11…脚片 12… 碍子固定部
14…棒状体 16…支持棒 31…調理面
A…セラミック製遠赤外線輻射手段 B…支持棒
C…ケーシング C…ケーシング本体 C…蓋体
G…網 g…第1溝 g…第2溝 F…開口面
N…連絡口 O…取出し口 P…載置台
R…収納凹部 S…上側輻射面 S…下側輻射面 S…補助輻射面
T…頂板 W…水盤

Claims (4)

  1. ケーシング(C)の一部に設けられ、被輻射面(F)である水平な開口面を有する調理部(6)と、
    この調理部(6)の中央部に配置されており、上記被輻射面(F)の下方に位置する上側輻射面(S)及び下側輻射面(S)を有し、その上側輻射面(S)からの輻射熱を被輻射面Fへ放射するように構成した主輻射部(8)と、
    この主輻射部(8)を支える碍子を兼ねて、上記主輻射部に対してほぼ側外方に位置する高さに配置されるとともに、上記調理部(6)の周辺部内の対向する2辺に沿って長く設けられており、少なくとも下側輻射面(S)からの輻射熱を受熱して遠赤外線を被輻射面(F)へ放射するように構成した副輻射部(9)と、
    を具備し、
    上記副輻射部(9)は、遠赤外線放射素材を含有するセラミック製遠赤外線輻射手段(A)で形成されており、
    このセラミック製遠赤外線輻射手段(A)は上方からみて上記開口面の輪郭よりも側外方に配置されたことを特徴とする、セラミック製遠赤外線輻射手段付き調理装置。
  2. ケーシング(C)に内蔵されかつ被輻射面(F)である水平な調理面を有する調理部(6)と、
    この調理部(6)の中央部に配置されており、少なくとも上記被輻射面(F)の上方に位置する下側輻射面(S)を有し、その下側輻射面(S)からの輻射熱を被輻射(F)へ放射するように構成した主輻射部(8)と、
    この主輻射部(8)を支える碍子を兼ねて、上記主輻射部に対してほぼ側外方に位置する高さに配置されるとともに、上記調理部(6)の周辺部内の対向する2辺に沿って長く設けられており、少なくとも下側輻射面(S)からの輻射熱を受熱して遠赤外線を被輻射面(F)へ放射するように構成した副輻射部(9)と、
    を具備し、
    上記副輻射部(9)は、遠赤外線放射素材を含有するセラミック製遠赤外線輻射手段(A)で形成されていることを特徴とする、セラミック製遠赤外線輻射手段付き調理装置。
  3. 上記調理部(6)の対向する2辺には、各辺のほぼ全長に亘って複数の碍子(10)をそれぞれ並設しており、
    上記主輻射部(8)は、上記調理部(6)の2辺の間で被輻射面Fと向かい合うように電気ヒータ部(8b)を形成するとともに、この電気ヒータ部(8b)から2辺側へ適数の係合片(18)を突出させてなり、これら係合片(18)を上記碍子(10)に係止させ、
    これら碍子がセラミック製遠赤外線輻射手段を兼用するようにセラミック素材で形成して、主としてこれら碍子(10…)の内側面で形成する補助輻射面(S)で、主輻射部(8)からの輻射熱を受熱するとともに被輻射面Fへ遠赤外線を放出するように構成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のセラミック製遠赤外線輻射手段付き調理装置。
  4. 上記調理部(6)の対向2辺に、各辺に平行な固定棒(B)を横設するとともに、この固定棒(B)に各碍子(10…)を固定し、各碍子(10…)の下面内端部から脚片(11)を下方へ延長したことを特徴とする、請求項3記載のセラミック製遠赤外線輻射手段付き調理装置。
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