JP5284077B2 - 半導体装置ならびにそれを用いた電力変換装置 - Google Patents

半導体装置ならびにそれを用いた電力変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力用半導体を駆動する半導体装置ならびにそれを用いた電力変換装置に関するものである。
パワーMOSFETや絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)に代表される絶縁ゲート型の電力用半導体スイッチング素子は、そのゲートとソースもしくはエミッタ間に印加される電圧によりオン、オフを制御される。このオン、オフを制御する駆動回路は、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1には、モーターの電流を制御する主スイッチである6つのMOSFETを駆動する駆動回路の出力段スイッチが、MOSFETで構成されている。電力を制御する主スイッチの一つであるMOSFET:Q1のゲートーソース間の電圧VGSは、T2,T3の端子を経由し、Q1のゲートに抵抗を介して接続されたp型MOSFET:M1,M5ならびにn型のMOSFET:M2,M3,M4より制御される。前記p型のMOSFETがオン、n型のMOSFETのオフにより、Q1はオンし主電流を流し、前記p型のMOSFETがオフ、n型のMOSFETのオンによりQ1はオフし主電流を遮断する。この際、主スイッチ素子のオン、オフのスイッチングの速度は、前記p型及び、n型のMOSFETの電流により主スイッチ素子のゲート−エミッタ間の容量が充放電されることによるVGSの変化の速度に依存する。前記p型及びn型のMOSFETの素子のサイズは、必要な主スイッチのスイッチング時間内にVGSが変化できる電流を流せるように決定される。
特開2006−353093号公報
このような場合、主スイッチ素子の電流容量が増加するにつれ、主スイッチ素子のゲート容量も増加するため、駆動回路の出力段の素子であるMOSFETの電流も増大しその素子面積が増大する。このため駆動回路の集積化が困難となり、駆動回路の出力段の素子を個別素子で構成する必要がある。これは部品点数が増加してしまうだけでなく、駆動回路の面積も増大するため、駆動回路ならびに主スイッチから構成される電力変換装置も大型化してしまうという問題があった。
本発明は、駆動回路の出力段の素子の電流駆動能力を高め小型化することで、駆動回路を集積化した、より小型で高性能な駆動回路と、さらにこれを用いることでより小型で高性能な電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明はその一面において、絶縁ゲート型の主半導体スイッチング素子のオン、オフを制御する駆動回路において、前記主半導体スイッチング素子のゲート電圧を制御する回路の出力段に、絶縁ゲート型のバイポーラ半導体素子を用いたことを特徴とする。
本発明の望ましい実施態様においては、前記出力段の絶縁ゲート型のバイポーラ半導体素子に、絶縁ゲートバイポーラトランジスタを用いる。
本発明の望ましい実施態様においては、前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタの1つのコレクタに対し、複数のチャネルを設ける。
本発明の望ましい実施態様においては、前記出力段の絶縁ゲートバイポーラトランジスタならびにその制御回路を誘電体分離型の半導体に集積する。
本発明の望ましい具体的実施形態においては、前記半導体装置の前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタにおいて、第一導電型コレクタ層を囲むように形成された第二導電型のバッファー層内に第二導電型層を設け、この第二導電型層と第一導電型コレクタ層とを、コレクタ金属電極で接続している。
本発明の望ましい具体的実施形態においては、前記の半導体装置により構成されるゲート駆動回路と、これらによりゲートを駆動され、電力を制御する主スイッチング素子を用いた電力変換装置を構成する。
本発明の望ましい実施態様によれば、駆動回路の出力段の素子の電流駆動能力を高め小型化することで、駆動回路を集積化したより小型で高性能な駆動回路を提供できる。
また、この駆動回路を用いることでより、小型で高性能な電力変換装置を提供可能である。
本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べる実施態様の中で明らかにする。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の半導体装置とそれを用いた電力変換装置の回路の実施の形態を示し、図2,図3は本発明の半導体装置の異なる実施形態の構造を断面図で示すもので、誘電体であるSiO2(二酸化ケイ素)で素子分離されたSi基板上に集積化した例である。
図1において、負荷14を経由して電源VB(15)に接続された主スイッチング素子であるパワーMOSFETQ11は、ゲート抵抗R12を経由して駆動回路11により制御され電力を変換する。このとき駆動回路11の出力段12は、P型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)Q12とN型IGBT13と、これらとそれぞれ逆並列に接続されたダイオードD11、D12で構成されている。Q12はMOSFETのQ14とQ16により、ゲートG12が駆動され、一方、Q13はMOSFETのQ15とQ17により、ゲートG13が駆動される。これらは、出力段制御回路16の指令により、ゲート電源VD(13)からの電流を主スイッチQ11のゲートーソース間容量Cgs(17)へ流し充電する、もしくは容量Cgs(17)からの電荷を放電させる。ここで、Q13のゲートG13とQ15の間には抵抗R11が設けられている。
ここで、出力段のQ12、Q13は、図2に示すように誘電体であるSiO2で素子分離されたSi基板上に集積化されている。これらのQ12、Q13のコレクターエミッタ間の耐圧は、ゲート電源VDの電源電圧たとえば20〜30Vに対し、マージンを取って2倍以下の40Vから60V以下程度に設定される。また、主回路電源VBの電圧は、10V程度から数KV程度が想定される。
ここで、図2において、201はバックゲート給電p+層、202はp型チャネル層、203,215はn型及びp型の活性Si層、204は素子分離用の埋め込み酸化膜、205は誘電体分離基板にのSi支持基板である。また、206はエミッタn+層、207,212はゲート酸化膜、208はコレクタp+層、209はn型バッファー層、210はp型バッファー層、211はコレクタn+層、213はバックゲート給電n+層、214はn型チャネル層である。
図3において、図2と同一符号は同一部を示し、そのほか、220はエミッタn+層、221はゲート酸化膜、222は制御回路の集積される領域である。
図4は、図2および図3に示した本発明の実施例による半導体装置におけるゲートオン時の電圧−電流特性図である。図において、301はMOSFETの特性、302はシングルチャネルIGBTの特性、303はマルチチャネルIGBTの特性である。
図2および図3に示すように、出力段の横型のn型IGBTと、p型の横型IGBTを集積化した半導体装置においては、IGBTはMOSFETのドレインに、たとえば図2のp+層208を加えて、p+層208とn層209によるpnダイオードが存在する構成である。このため、図4の電流−電圧特性に示すように、1V近くの立ち上がり電圧が発生する。このため、バイポーラ動作による導電率変調効果が顕著になる数100Vを超える電源電圧の用途で広く使用されている。しかし、低電圧領域の用途では、立ち上がり電圧がなく抵抗が低いMOSFETが広く使用されている。
発明者らの検討の結果、IGBTは立ち上がり電圧が存在するものの、耐圧が5Vから40V程度でも容量負荷となる絶縁ゲート型電力半導体のゲート制御用集積回路の出力段として有効なことが判った。その詳細を以下に示す。
IGBTでは、ゲートで制御される多数キャリア電流に加えバイポーラ動作による少数キャリア注入による電流が追加される。このため、図4の特性301と302を比較すれば明らかなように、ゲートで制限される多数キャリア電流のみのMOSFETに比べ飽和領域では電流を2倍以上駆動することが可能である。また、MOSFETとの構造の差はたとえば、図2のp+層208をn+層に置き換えるものであるため、IGBTとすることによるサイズの増加は小さい。
主スイッチング素子のゲート容量であるCgs(17)、Cgd(18)を充放電する動作はこの飽和領域の電流が主となるため、このように高い飽和電流が得られる特性を用いることで出力段素子の小型化が可能となる。また、先に述べたように、立ち上がり電圧の存在により低電圧の領域で高抵抗を示す。この立ち上がり電圧が、主スイッチング素子の電流が導通し始めるゲートしきい電圧に比べ大きいとノイズ等で誤作動する懸念がある。しかし、主スイッチング素子のしきい電圧が3V以上ある場合が多いのに対し、立ち上がり電圧は1V程度であるため十分対応が可能である。さらに、容量負荷を駆動するための損失Eは、容量をC,電源電圧をVd,周波数をfとするとE=C×Vd^2×fで与えられ、出力段素子の立ち上がり電圧には直接依存しない。このため、駆動回路の損失の増加も生じない。
また、IGBTは少数キャリアの蓄積動作があるためMOSFETに比べスイッチング動作が遅くなるが、素子構造を最適化すれば容量負荷駆動で数10MHz程度までは動作可能である。これは、一般的な100KHz程度までの電力変換装置の主スイッチのゲート駆動回路の出力段素子として十分な動作速度である。
さらに、IGBTは少数キャリアによる高水準注入効果があるため、多数キャリア電流が増大した場合に問題となる電界強度の上昇が生じにくく、その結果生じるダイナミックなアバランシェ降伏もよりMOSFETより高い電流で生じることが判った。このためさらに、ゲート酸化膜207、212を薄膜化して駆動能力を向上する、チャネル層である202、214を浅い接合にする等によりゲート駆動能力を高めることで、高電流駆動能力化が可能である。
図3に示した実施例は、さらに、IGBTのゲートG13をエミッタE13の両側に設け、単一のコレクタC13に対し、2つのチャネルを設けたマルチチャネルのIGBTとし、ゲート駆動能力を高めたものである。この場合、図4の特性303に示すように、単一のチャネルのIGBTの特性302の、さらに2倍の飽和電流が得られる。マルチチャネル数を増やせばさらに駆動能力最適化が可能である。
また、出力段の素子に別の絶縁ゲート型バイポーラ素子である、絶縁ゲート型サイリスタを用いても、IGBTを出力段に用いるのと同様の効果が期待できる。
このように、本発明により、出力段素子の電流駆動能力の向上が可能であり、従来個別素子を用いる必要があった出力段回路も、集積化が容易になる。
本発明により、集積化される出力段の電流駆動能力が大幅に高くなった場合、Q12とQ13の素子のオン期間に重なりが生じると、制御用電源VDから大きな貫通電流が流れ集積回路の発熱などが懸念される。このため、Q12とQ13のそれぞれのオン期間の間に双方がオフしている非ラップ期間を設けることが望ましい。図1の実施例の回路では抵抗R11を設け、Q13のゲート電圧の上昇を遅くし、Q13のターンオンのみ遅延させることで非ラップ期間を設けている。また、図1の実施例では、出力段の一対のIGBTであるQ12、Q13には、それぞれ逆並列にダイオードD11、D12を接続し、ゲート電圧をクランプしている。IGBTであるQ12、Q13は通常は逆方向に導通しない。このため、逆並列にダイオードD11、D12を接続し、容量Cgd(18)等を介してゲート電圧がVD以上になるもしくはソース電位以下になる場合にゲート電圧をクランプし、Q11のゲート絶縁破壊を防ぐ構成としているのである。
図5は、本発明のさらに他の実施形態による半導体装置の半導体断面構造図である。本実施例は、図2のn型IGBTの構造のみを示し、p型IGBTであるQ12は省略している。図において、401はバックゲート給電p+層、402はp型チャネル層、403はn型の活性Si層、404は素子分離用の埋め込み酸化膜、405は誘電体分離基板のSi支持基板である。また、406はエミッタn+層、407はゲート酸化膜、408はコレクタp+層、409はn型バッファー層、410はバッファー層給電用n+型、411はエミッタ電極、413はコレクタ電極、414はゲート電極である。
この実施例においては、n型IGBTのnバッファー層409内にn+層410を設け、n+層410とコレクタp+層408とを、コレクタ金属電極413で接続している。このとき、同一素子内でIGBTとMOSFETが並列に接続された構成となるため、MOSFETの内蔵ダイオードの働きで図1の実施例のダイオードD11、D12がIGBTに内蔵される構成となる。また、立ち上がり電圧も無くなるため、より低いゲートしきい電圧の主スイッチング素子を駆動可能となる。なお、図5の紙面奥行き方向すべてにおいて図の断面の構造とした場合、コレクタのp+層408、nバッファー層409のpn接合が順バイアスされにくくなるため、IGBT動作が大幅に減少し、当初のねらいである駆動能力の向上が得られにくくなる。このため、紙面奥行き方向において、nバッファー層409内に断続的にn+層410を設ける必要がある。またこの場合、図では紙面横方向に、p+層408とn+層410とを配置しているが、素子の横幅を削減するためには、n+層410はコレクタのp+層408と紙面奥行き方向で交互に設けることが望ましい。
なお、本実施例の場合、IGBT内にMOSFETが内蔵されるが、IGBTの高い電流駆動能力を低減する方向となる。このため、これを避けることが可能な他の実施例として、IGBTに内蔵せずに誘電体で分離された別のSi活性領域に同一導電型の小型のMOSFETを設けても良い。そして、IGBTのコレクタとMOSFETのドレイン、IGBTのエミッタとMOSFETのソース、並びにIGBTのゲートとMOSFETのゲートをそれぞれ接続するのである。これにより、立ち上がり電圧がなくなるため、より低いゲートしきい電圧の主スイッチング素子を駆動可能となる。
図6は、本発明の他の実施形態による半導体装置の回路図である。本実施例は、図1の実施例で用いた出力段のp型IGBT(Q12)をn型IGBT(Q52)で置き換えたもので、さらに、Q52、Q53のゲート耐圧を、ゲート電源VDの電圧より低くした場合の例である。この例では、出力段のQ53のゲート用電源VC(57)の電圧は、主スイッチング素子のゲート電源VDよりも低い。具体的には、VD=15V程度に対し、VC=5V程度を想定している。n型IGBTがp型に比べ多数キャリアの移動度が高く、2倍程度の高電流駆動能力化が可能である。さらに、通常はn型IGBTを駆動する場合、ゲートを駆動するためにゲート電源VDより高い電圧の電源を設けて駆動する必要があるが、本実施例ではそのような追加の電源なしに動作が可能である。すなわち、Q58がオンし、Q54がオンすることで、n型IGBT(Q52)はゲート電圧が上昇しオンする。これにより、Q52のエミッタ電圧が上昇しVDまで到達する。このとき、Q52のゲート電圧がVDを超えても、ダイオードD53が逆阻止方向となり、Q54の内蔵ダイオードを経由したQ52のゲート電荷のゲート電源VDへの放電が阻止されるため、Q52のゲート−エミッタ間電圧は保持できる。このため、Q52を駆動するための追加の電源が不要となり、より小型で集積化が容易な駆動回路を実現できる。すなわち、出力段の回路が、主半導体スイッチング素子Q51のゲートGに電流を注入し充電する第一のn型の導電型の絶縁ゲートバイポーラトランジスタQ52と、主半導体スイッチング素子のゲートから電流を引き抜き放電する第二のn型の導電型の絶縁ゲートバイポーラトランジスタQ53とを備え、前記第一のn型の導電型の絶縁ゲートバイポーラトランジスタQ52のゲート電位が、前記主スイッチング素子のゲート電源VDの電圧を超えた際に、前記第一のn型の導電型の絶縁ゲートバイポーラトランジスタQ52のゲートから前記主スイッチング素子のゲート電源VDへの電流の放電を阻止する回路手段D53を設けている。
さらに、本実施例では、Q52、Q53のゲートに印加される電圧が低いため、絶縁膜を薄膜化することによる高駆動能力化と、素子の小型化が可能である。ここで、ツェナーダイオードD55は、Q52のゲート−エミッタ間に過大な電圧が印加されることを防ぐ目的で設けている。
図7は、本発明の一実施形態による半導体装置を用いた電力変換装置の回路図であり、モーター駆動用の3相インバータを構成した例である。図において、60は負荷となる3相モーター、61,63,65は、それぞれ順にU,V,W相上アームのパワーMOSFET:Q61,Q63,Q65である。また、62,64,66は、それぞれ順にU,V,W相下アームのパワーMOSFET:Q62,Q64,Q66である。67は、電源用コンデンサC、68は駆動回路基板、69は制御用入出力信号、78は本発明の駆動回路により構成された1チップに集積化された3相インバータ駆動用集積回路である。3相インバータ駆動用集積回路78において、70はその制御回路部、71,73,75はU,V,W相上アームの駆動回路部、72,74,76はU,V,W相下アームの駆動回路部であり、それぞれが駆動するパワーMOSFETと配線で接続されている。77はパワーモジュール、79は双方向レベル変換回路、80は電源VBである。各相の駆動回路部の出力段は、本発明により高駆動電流化が可能であるため小型であり、駆動対象であるパワーMOSFETの容量が増大しても、1チップへの駆動回路の集積化が容易である。また、出力段が小さいため、他の周辺回路を集積化することも容易となる。このため、駆動回路基板の小型化や、さらには、駆動回路基板のパワーモジュール内への実装等が可能になり、電力変換装置の小型、高性能化が可能となる。
以上の本発明の実施形態によれば、駆動回路の出力段の素子の電流駆動能力を高め小型化することで、駆動回路を集積化したより小型で高性能な駆動回路を提供でき、さらにこの駆動回路を用いることで、より小型で高性能な電力変換装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による半導体装置の回路図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の半導体断面構造図である。 本発明の他の実施形態による半導体装置の半導体断面構造図である。 本発明に採用できるIGBTとMOSFETの電流−電圧特性図である。 本発明のさらに他の実施形態による半導体装置の半導体断面構造図である。 本発明の他の実施形態による半導体装置の回路図である。 本発明の一実施形態による半導体装置を用いた電力変換装置の回路図である。
符号の説明
11,51…駆動回路、12,52…出力段回路、13,15,53,55,57,80…電源、14,54…負荷、16,56…出力段制御回路、17,18…主スイッチング素子の寄生容量、57…電源、58…インバータ論理回路、60…モーター、67…電源用コンデンサ、68…駆動回路基板、69…制御用入出力信号、70〜76…各アームの駆動回路部、77…パワーモジュール、78…3相インバータ駆動用集積回路、201…バックゲート給電p+層、202…p型チャネル層、203,215…n型及びp型の活性Si層、204…素子分離用の埋め込み酸化膜、205…誘電体分離基板にのSi支持基板、206,220…エミッタn+層、207,212,221…ゲート酸化膜、208…コレクタp+層、209…n型バッファー層、210…p型バッファー層、211…コレクタn+層、213…バックゲート給電n+層、214…n型チャネル層、222…制御回路の集積される領域、401…バックゲート給電p+層、402…p型チャネル層、403…n型の活性Si層、404…素子分離用の埋め込み酸化膜、405…誘電体分離基板のSi支持基板、406,220…エミッタn+層、407…ゲート酸化膜、408…コレクタp+層、409…n型バッファー層、410…バッファー層給電用n+型、411…エミッタ電極、413…コレクタ電極、414…ゲート電極。

Claims (4)

  1. 絶縁ゲート型の主半導体スイッチング素子のオン、オフを制御する駆動回路において、前記主半導体スイッチング素子のゲート電圧を制御する回路の出力段に、第1および第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタを用い、
    前記第1および第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのコレクタに対し、複数のチャネルを設け、
    前記第1および第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタならびにその制御回路を誘電体分離型の半導体に集積し、
    前記第1の絶縁ゲートバイポーラトランジスタは、第1および第2のMOSFETによりゲートが駆動されて、前記主半導体スイッチング素子のゲートに電流を注入し充電し、
    前記第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタは、第3および第4のMOSFETによりゲートが駆動されて、前記主半導体スイッチング素子の前記ゲートから電流を引き抜き放電し、
    前記第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲートと前記第3のMOSFETとの間に抵抗を設け、前記第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのみ遅延させて、前記第1および第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのそれぞれのオン期間が重ならない非ラップ期間を設けることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項において、前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタと並列にMOS型トランジスタを設け、前記MOS型トランジスタのドレインを前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタのコレクタ接続し、前記MOS型トランジスタのソースを前記絶縁ゲートバイポーラトランジスタのエミッタに、それぞれ接続したことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1〜2のいずれかにおいて、前記第1および第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタにそれぞれ逆並列にダイオードを接続したことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記第1および第2の絶縁ゲートバイポーラトランジスタの導電型がn型であり、前記第1の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲート電位が、前記主半導体スイッチング素子のゲート電源電圧を超えた際に、前記第1の絶縁ゲートバイポーラトランジスタのゲートから前記主スイッチング素子のゲート電源への電流の放電を阻止する回路手段を設けたことを特徴とする半導体装置。
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