JP5283772B1 - 自動面圧負荷スライドバルブ装置 - Google Patents

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    • F16K3/16Gate valves or sliding valves, i.e. cut-off apparatus with closing members having a sliding movement along the seat for opening and closing with flat sealing faces; Packings therefor with special arrangements for separating the sealing faces or for pressing them together

Abstract

【課題】本発明は、駆動装置のストロークの短縮化により小型化されたスライドバルブ装置を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置は、駆動装置(7)とスライドケース(4)との連結位置を、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)と面圧負荷/解除時の第2連結位置(面圧操作位置)とに切り替えるための連結切り替え手段(20)を有する構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動面圧負荷スライドバルブ装置に関し、特に、駆動装置とスライドケースとの連結位置を、連結切り替え手段によって切り替えることにより、駆動装置のストロークを短くして装置全体の形状を小型化するための新規な改良に関する。
従来、溶融金属排出時の流量制御に用いられるスライドバルブ装置は、一般的に溶融金属の流通孔を有する複数のプレートやノズル等の耐火物を備えており、そのうちのスライドプレートと呼ばれるプレート耐火物を往復移動させることで流通孔の断面積を変化させ流量の調節及び流通孔の閉鎖をしている。そこでスライドプレートは溶融金属の漏出を防止するために、強力な面圧を負荷され基枠に固定された固定プレートと密着させられている。各プレート等装置に付随する耐火物の点検交換作業時には、その面圧を解除後にスライドバルブ装置を開放してから行っている。そして点検交換作業が終了すればスライドバルブ装置を閉鎖し再び面圧を負荷し次回の操業に備える。その際の面圧の負荷/解除の方法として、人力または自動で行う方法がこれまで多数発明されてきた。
そのうち、スライドプレートを収納しているスライドケースを移動させることで面圧の負荷/解除ができる自動面圧負荷スライドバルブ(以下SV)装置として、出願人はこれまでに特許文献1に示される構成を提案している。
特許文献1のSV装置は排出時のスライドケースの移動範囲(流通孔の全閉位置と全開位置間)である排出ストロークの外側に面圧解除位置を設け、そこと排出ストローク内とでスライドケースを往復させることにより、自動的に面圧の負荷/解除ができるようになっている。
前述の特許文献1のSV装置の動作を簡単に述べると次の通りである。
すなわち、図22から図26で示されるように、通常の操業時には、図22、図24に示すようにスライドケース4のローラ13,13が面圧負荷材10,10の下辺10b,10bの上面に載置され、圧縮バネ12,12の弾発力により面圧負荷材10,10を介してスライドケース4は上方へ押し上げられる力を受け、これによりスライドプレート5が固定プレート3に所定の面圧をもって圧接されている。
また、基枠2とスライドケース4のロッド連結部4aとの間にストッパ17を進出させて介在させておき、不用意にスライドケース4が「交換位置C」へ移動することがないようにしておく。
図24は固定プレート3とスライドプレート5との流通孔3a,5aが整合していて溶融金属流出時の状態を示しており、この状態から溶融金属の流出を止めるには、駆動装置7を作動してロッド7aを伸長させ、スライドケース4を「全閉位置B」へ移動させることにより流通孔3a,5aの位置が非合致となり、溶融金属の流出が停止される。
このスライドプレート5の「全開位置A」から「全閉位置B」への移動中にも前記面圧負荷部材10,10により常にスライドプレート5が固定プレート3に所定の面圧で圧接された状態が維持されており、漏鋼や空気の侵入が防止される。
また、シュートノズル6やスライドプレート5が溶損したような場合、その交換を行うことになるが、その場合にはまずストッパ17を後退させて基枠2とスライドケース4のロッド連結部4aとの間から抜き出し、次いで駆動装置7のロッド7aを短縮作動してスライドケース4を「交換位置C」へ移動させる。
この交換位置Cへ至ると、スライドケース4のローラ13,13は面圧負荷部材10,10の下辺10b,10bの末端10cおよび切欠部14からそれぞれ外側へ脱出し、これにより図26のようにスライドケース4はシャフト15を中心に外側へ旋回可能となり、スライドケース4を外へ旋回させた後、スライドプレート5およびシュートノズル6を抜き外し、新たなシュートノズル、スライドプレートをセットして再びスライドケース4をそのローラ13,13が面圧負荷部材10の下辺10bの上面のレベルまで押し込んだのち駆動装置7のロッド7aを伸長作動させることにより操業状態に戻すことができる。
次いでストッパ17を前進させて基枠2とスライドケース4側との間に介在させ、その後の操業に入る。
特許第4,216,422号公報
従来のスライドバルブ装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
(1)排出ストロークとは別に、図23で示されるように、面圧負荷/解除のための余分のストローク(面圧操作ストローク)がこの排出ストロークの外側に必要である。
(2)従って、その分駆動装置が長くなり、SV装置もストローク方向に大きくなる。
(3)またユーザーが他の形式の装置から特許文献1のSV装置に更新する場合には、既設の駆動装置ではストロークが足りないため大型のものに変更する必要があり、その分コストも掛かる。
(4)特に駆動装置とスライドケースが一直線上に配置されておらず両者がクランク等を介して結合されている場合には、SV装置の更新時にストロークの延長に対応するためクランク等の取り付け位置やサイズも変更しなければならず、さらにコストが掛かる。
本発明は、排出ストロークの外に必要とする面圧負荷解除のための余分の面圧操作ストロークを、連結切り替え手段を用いることによりスライドバルブ装置内で吸収させ、駆動装置の駆動ストローク範囲の拡大を抑え、スライドバルブ装置の更新時に既設の駆動装置の使用を可能とすることにある。
本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置は、溶融金属容器の底部下面に固着される基枠内に組み込まれた固定プレートと、前記固定プレートの下部にあって移動可能に設けられ内部にスライドプレートが組み込まれると共にシュートノズルを支持するスライドケースと、このスライドケースを移動させる駆動装置とを備え、前記駆動装置により前記スライドケースを移動させて、溶融金属排出時の流量制御と面圧の負荷/解除を行う自動面圧負荷スライドバルブ装置において、前記駆動装置とスライドケースとの連結位置を、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)と面圧負荷/解除時の前記第1連結位置とは異なる第2連結位置(面圧操作位置)とに切り替えるための連結切り替え手段を有する構成である。
また、前記駆動装置とスライドケースとをガイドピースを介して連結し、前記連結切り替え手段を前記ガイドピースに設けている構成である。
また、前記駆動装置とスライドケースとは一直線上に配置されている構成である。
また、前記駆動装置とスライドケースとは一直線上には配置されてなく、前記駆動装置の駆動方向を前記スライドケースの移動方向に変換するための方向変換機構を介して前記駆動装置が前記スライドケースまたは前記ガイドピースに連結されている構成である。
また、前記連結切り替え手段の操作に合わせて前記駆動装置を作動させることにより前記連結位置の切り替えを行う構成である。
また、前記連結切り替え手段は、前記ガイドピースに形成された開口内に設けられ凹部を有する部材よりなる構成である。
また、前記連結切り替え手段は、前記駆動装置とスライドケースまたはガイドピースとを連結するための抜き挿し可能な連結ピン及び前記排出位置と面圧操作位置とに前記連結ピンを抜き挿し可能に取り付けるための第1、第2連結用穴からなる連結用部位から構成され、前記連結ピンを抜き挿しして前記排出位置または前記面圧操作位置に対応した前記連結部位を選択して連結することで前記駆動装置の連結位置を切り替えるようにした構成である。
また、前記駆動装置を前記スライドケースまたはガイドピースと連結するために、前記駆動装置のロッドの先端に形成された張出し部からなる連結部材は、前記ガイドピースに形成された開口内に設けられた第1、第2位置決め面に当接することにより、前記連結部材を前記排出位置または面圧操作位置に位置決めする構成である。
また、前記各位置決め面は、平面、曲面または多角形状よりなる構成である。
また、前記ガイドピースは、前記基枠に設けられたガイドレール及び前記ガイドレールを摺動して延伸するように配設された延伸ガイドにより直線移動する構成である。
本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、溶融金属容器の底部下面に固着される基枠内に組み込まれた固定プレートと、前記固定プレートの下部にあって移動可能に設けられ内部にスライドプレートが組み込まれると共にシュートノズルを支持するスライドケースと、このスライドケースを移動させる駆動装置とを備え、前記駆動装置により前記スライドケースを移動させて、溶融金属排出時の流量制御と面圧の負荷/解除を行う自動面圧負荷スライドバルブ装置において、前記駆動装置とスライドケースとの連結位置を、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)と面圧負荷/解除時の前記第1連結位置とは異なる第2連結位置(面圧操作位置)とに切り替えるための連結切り替え手段を有することにより、面圧負荷/解除のための余分のストロークをSV装置内で吸収させ、駆動装置の駆動ストロークを従来よりも大幅に抑えることができる。また、SV装置の更新時に既設の駆動装置をそのまま使用することができる。
また、前記駆動装置とスライドケースとをガイドピースを介して連結し、前記連結切り替え手段を前記ガイドピースに設けていることにより、連結切り替え手段の位置の切り替えを円滑かつ迅速に行うことができる。
また、前記駆動装置とスライドケースとは一直線上には配置せず、前記駆動装置の駆動方向を前記スライドケースの移動方向に変換するための方向変換機構を介して前記駆動装置を前記スライドケースまたは前記ガイドピースに連結することにより、SV装置のストローク方向を更に短くすることができる。
また、前記連結切り替え手段の操作に合わせて前記駆動装置を作動させることにより前記連結位置の切り替えを行うように構成したことにより、連結切り替え動作が極めて容易である。
また、前記連結切り替え手段は、前記ガイドピースに形成された開口内に設けられ凹部を有する部材よりなることにより、凹部内にロッドを保持することができ、連結切り替え手段の位置決めが極めて容易である。
また、前記連結切り替え手段は、前記駆動装置とスライドケースまたはガイドピースとを連結するための抜き挿し可能な連結ピン及び前記排出位置と面圧操作位置とに前記連結ピンを抜き挿し可能に取り付けるための第1、第2連結用穴からなる連結用部位から構成され、前記連結ピンを抜き挿しして前記排出位置または前記面圧操作位置に対応した前記連結部位を選択して連結することで前記駆動装置の連結位置を切り替えるように構成することもできる。この場合も連結位置の変更動作が極めて容易である。
また、前記駆動装置を前記スライドケースまたはガイドピースと連結するために前記駆動装置のロッドの先端に形成された張出し部からなる連結部材は、前記ガイドピースに形成された開口内に設けられた第1、第2位置決め面に当接することで前記連結部材を前記排出位置または面圧操作位置に位置決めすることにより、連結切り替え手段の交換及び位置決めが極めて容易となる。
また、前記ガイドピースは、前記基枠に設けられたガイドレール及び前記ガイドレールを摺動して延伸するように配設された延伸ガイドにより直線移動するように構成されていることにより、延伸ガイドによる延伸分だけガイドレールの長さを短くでき、その分SV装置の全長を縮小することができる。
本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置の全開位置を示す断面図である。 図1の装置の横断面図である。 図1の装置の全開位置と全閉位置の排出ストロークを示す平面図である。 図1の装置の面圧解除前位置(全開位置)と面圧解除位置の面圧操作ストロークを示す平面図である。 本発明の第1形態で連結位置を排出位置とした状態を示す平面図である。 図5の断面図で面圧解除時の連結位置切り替えの動作を示す説明図である。 図5の連結切り替え手段の第1形態を示す拡大斜視図である。 図5の装置で連結位置を面圧操作位置とした状態を示す平面図である。 図8の断面図で面圧負荷時の連結位置切り替えの動作を示す説明図である。 本発明の第2形態で連結位置を排出位置とした状態を示す平面図である。 図10の断面図で面圧解除時の連結位置切り替えの動作を示す説明図である。 図10の連結切り替え手段を示す正面図である。 図12の平面図である。 図13のF−F断面図である。 本発明の第2形態で連結位置を面圧操作位置とした状態を示す平面図である。 図15の断面図で面圧負荷時の連結位置切り替えの動作を示す説明図である。 本発明の第3形態で連結位置を排出位置とした状態を示す断面図である。 図17の装置の平面図で面圧解除時の連結位置切り替えの動作を示す説明図である。 図17の装置で連結位置を面圧操作位置とした状態を示す平面図で面圧負荷時の連結位置切り替えの動作を示す説明図である。 本発明の第4形態で連結位置を排出位置とした状態を示す断面図である。 図20の平面図である。 従来のスライドバルブ装置を示す側面図である。 図22の下面図である。 図23のX−X断面図である。 図23のY−Y断面図である。 スライドケースを外側へ旋回させた状態を示す断面図である。
本発明は、駆動装置とスライドケースとの連結位置を、連結切り替え手段によって切り替えることにより、駆動装置のストロークを従来よりも短くして装置全体の形状を小型化するようにした自動面圧負荷スライドバルブ装置を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
また、本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置は、前述したように、溶融金属排出時(排出位置)と耐火物点検交換時(面圧操作位置)とでスライドケース4と駆動装置7との連結位置を切り替え可能としたスライドバルブ装置であり、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)と耐火物点検交換時の前記第1連結位置とは異なる第2連結位置(面圧操作位置)との間隔により面圧操作ストローク分の移動量をスライドバルブ装置内で吸収させ、駆動装置のストロークを大きくして駆動装置を大型化することなく、駆動装置の駆動範囲の拡大とスライドバルブ装置の大型化を抑えることができる。
図1は本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置の断面図を示している。
図1は二層式の構成で、溶融金属容器1の底部に固定される基枠2には固定プレート3が組み込まれ、この固定プレート3の下部に位置するスライドケース4内にはスライドプレート5とシュートノズル6が支持され、前記スライドケース4には連結切り替え手段からなる連結切り替え手段20を介して駆動装置7のロッド状のロッド7Aとその先端に形成された張出し部7eからなる連結部材7aが連結されている。
前記駆動装置7により連結部材7aおよび連結切り替え手段20を介してスライドケース4を押し引きすることにより、固定プレート3とスライドプレート5との流通孔3aと流通孔5aを合致または非合致とすることにより、溶融金属容器1からインサートノズル8を介して流下する溶融金属の流出を制御するように構成されている。
図2は、図1の要部の横断面図を示しており、前記基枠2の両端部の側面下方位置には、水平方向に張り出す突縁11が形成され、この突縁11の上面と面圧負荷部材10の上辺10aの下面との間に弾性体の一例としての圧縮バネ12が圧縮状態で介装され、前記面圧負荷部材10は常時上方へ付勢されている。
前記面圧負荷部材10の下辺10bはスライドケース4の側部下面に入った状態で形成され、前記スライドケース4の両側部が前記各下辺10bによって支持されるように構成されている。
前記スライドケース4の両側部には支持部材としての片側二個ずつのローラ13が設けられ、各ローラ13が前記下辺10bの上面10cをレールとして転動自在に載置され、この上面10cをカム面とすることにより、前記スライドケース4が駆動装置7の作動によって長手方向に沿って摺動した場合、周知のように、前記ローラ13と上面10cを介して前記面圧負荷部材10を介してスライドケース4は上方へ付勢され、これによりスライドプレート5が固定プレート3に所定の面圧をもって圧接される面圧負荷状態となる。
また、前述とは逆に、前記スライドケース4が駆動装置7によって面圧解除位置に移動し、前記面圧負荷部材10からローラ13が外れスライドケース4の上方への付勢が解除された状態となると、スライドプレート5が固定プレート3に圧接されない状態となり、面圧解除状態となるように構成されている。
図3は、前述の図1および図2で示されるスライドバルブ装置30の平面構成を示し、本発明において特に開発された前記連結切り替え手段20を用いてスライドケース4を排出ストロークS1分だけ移動させ、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)における全開位置と全閉位置が示されている。
前記連結切り替え手段20は、図7に示されるように、全体形状が平面でみて四角状の角材よりなると共に、その一面側に半円柱状の凹部20aを有する構成で、他の一面には取手20bが設けられている。前記基枠2の前記駆動装置7側には、ガイドレール体21が設けられ、このガイドレール体21の一端に前記駆動装置7が接続されている。
前記ガイドレール体21の内側には、断面形状が乙状または凹状の一対のガイドレール22が形成され、この各ガイドレール22の内側には一対の長手状の延伸ガイド23が摺動して直線移動自在に設けられ、この延伸ガイド23によりガイドレール22を延伸できるように構成されている。
前記各延伸ガイド23の内側には、平面でみて板状で所定の厚さを有するガイドピース24がその長手方向に沿って直線移動自在に設けられている。
尚、前記ガイドレール22は、駆動装置7側又は基枠2に設けられ、ガイドピース24がガイドレール22を摺動して延伸するように配設された延伸ガイド23により直線移動するように構成されている。
前記ガイドピース24には、開口25が形成され、この開口25内には前記連結切り替え手段20が設けられ、前記駆動装置7の前記連結部材7aの前記張出し部7eが前記連結切り替え手段20の前記駆動装置7側の一面に当接し、前記スライドケース4の連結突起4aは前記ガイドピース24の前記流通孔5a側の接続部24aに接続されている。
前述の図3の全開位置における前記スライドケース4と前記連結手段7aとの間の距離は、前記連結切り替え手段20を介して最も長くなっている状態であり、この状態で、前記駆動装置7を作動させて連結部材7aを図における上方位置へ排出ストロークS1分前進させると、ガイドビス24が延伸ガイド23を介してガイドレール22から離間して図3の全閉位置に移動した状態となり、流通孔8a,3aは閉じられ、溶融金属の排出は停止となる。
前記連結切り替え手段20は、スライドバルブ装置30から取り外すことなくガイドピース24内でスライドさせて、図3の排出位置から図4の面圧操作位置、すなわち、前記連結切り替え手段20の第2連結位置に移動することができるように構成されている。
前記連結切り替え手段20は、図3では、前述のように、前記駆動装置7の連結部材7aと開口25の前記連結突起4a側に位置する平面状の第1位置決め面aとの間に配設されているが、前述の第2連結位置では、前記連結切り替え手段20は、図4に示されるように、前記ロッド7Aの外周に位置すると共に前記連結部材7aの張出し部7eと前記開口25の前記駆動装置7側に位置する第1位置決め面aと対向する平面状の第2位置決め面bとの間に配設されている。
尚、前述の連結切り替え手段20の図3の位置から図4の位置、又は、その逆方向への移動は、手動によって行うことができ、連結切り替え手段20を前記ガイドピース24の開口25内でわずかにずらすことにより前記連結部材7aを移動させることができ、この移動動作は、手動に限らず、図示しないマニピュレータにより行うこともできる。また、前記各位置決め面a,bは、平面のみならず、曲面及び多角形状とすることもできる。
尚、前述の連結切り替え手段20の連結位置の切り替えは、スライドケース24を停止させたままで行うことができる。
また、前記ガイドピース24は駆動装置7とスライドケース4とを連結させると共に、SV装置30本体にある駆動装置7の駆動力をスライドケース4の移動方向に正確に作用させるためのガイドレール22に沿って動くことで、スライドケース4をスムーズに移動させる部材である。このことは前述の特許文献1をはじめ本願以前からのスライドバルブ装置にも同様の部材が設置されて周知である。本発明では、連結切り替え手段20を有するガイドピース24と延伸ガイド23とを併用することで、以下の効果が得られたものである。
本発明では、前述のように、溶融金属排出時には駆動装置7のロッド7Aはガイドピース24の駆動装置7側の図3に示す排出位置に連結されている。そして耐火物点検交換時には、連結切り替え手段20の位置をずらして、駆動装置7のロッド7Aの連結位置をガイドピース24のスライドケース4側の図4に示す面圧操作位置に切り替える。つまり、連結切り替え手段20の長さで図4に示す面圧操作ストロークS2分の移動量を吸収することで駆動装置7の駆動範囲の拡大とSV装置30の大型化を抑えることができた。
また溶融金属排出時には、ガイドピース24の両側にある延伸ガイド23がSV装置30本体ガイドレール22を延伸するように作用するため、延伸ガイド23による延伸分で図3の排出ストロークS1分の移動量の一部を吸収しSV装置30本体のガイドレール22の長さをより短くすることで、さらにSV装置30の全長を縮小することができた。前記延伸ガイド23はガイドピース24またはガイドレール22のどちらに設けてもよい。
なお、本形態のようにガイドピース24を用いず、連結切り替え手段20をスライドケース4または駆動装置7に付加し、スライドケース4と駆動装置7とを直接連結しても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置の面圧解除/負荷方法について、本発明の第1形態である図5から図9の構成に基づいて説明する。
この図は駆動装置7を下にしてSV装置を立てた状態でSV装置内の耐火物を点検/交換する状態を示している。ここでは2個所ある前記連結切り替え手段20の第1、第2連結位置の駆動装置7側を面圧操作位置、スライドケース4側を排出位置としているが、逆となる場合もある。また本形態では、面圧解除位置が全開位置側にあるが、全閉位置側に設けてもよい。なおガイドピース24の開口25には駆動装置7先端の連結部材7aの位置決め用として面圧操作位置と排出位置にそれぞれ平面状の前記第1位置決め面aと第2位置決め面bが設けられている。
前述の図5から図9の第1形態において、面圧解除の手順は、各図に符号A〜Jで示される順序の通りである。
A 駆動装置7を操作してスライドケース4を全開位置に移動後、連結切り替え手段20を溶融金属容器1側(以下、容器1側)に押し込む。それにより駆動装置7とガイドピース24との連結を解除する。
B 駆動装置7を操作して連結部材7aを位置決め面aに当たるまで移動させる。
C 連結切り替え手段20を位置決め面b側に移動させる。
D 連結切り替え手段20を容器1側から引き戻す。それにより面圧操作位置で駆動装置7とガイドピース24とを連結させる。
E 駆動装置7を操作してスライドケース4を面圧解除位置に移動させる。それにより面圧を解除する。
そしてSV装置30を開放し耐火物を点検または交換後にSV装置30を閉鎖し、以下の手順で面圧負荷及び連結位置の切り替えをする。
F 駆動装置7を操作してスライドケース4を全開位置まで移動させる。それにより面圧を負荷する。
G 連結切り替え手段20を容器1側に押し込む。それにより駆動装置7とガイドピース24の連結を解除する。
H 駆動装置7を操作して連結部材7aを位置決め面bに当たるまで移動させる。
I 連結切り替え手段20を位置決め面a側に移動させる。
J 連結切り替え手段20を容器1側から引き戻す。それにより排出位置で駆動装置7とガイドピ―スとを連結させる。
次に、図10から図16で示される本発明の第2形態において、連結切り替え手段20の形状以外は第1形態1と同じ構成で、作業性の改善を目的に改良した構成である。具体的には、前述の第1形態での手順C及びIを省くことができるように連結切り替え手段20の形状を図12〜図14のように、変更した。前述の第1形態の各手順A〜Jは以下の第2形態の手順と同一部分には、同一記号を用いて説明する。従って第2形態での面圧解除/負荷方法は以下の通りとなる。
A 駆動装置7を操作してスライドケース4を全開位置に移動後、連結切り替え手段20を容器1側に押し込む。それにより駆動装置7とガイドピース24との連結を解除する。
B 駆動装置7を操作して連結部材7aを第1位置決め面aに当たるまで移動させる。
D 連結切り替え手段20を容器1側から引き戻す。それにより面圧操作位置で駆動装置7とガイドピース24とを連結させる。
E 駆動装置7を操作してスライドケース4を面圧解除位置に移動させる。それにより面圧を解除する。
そしてSV装置30を開放し耐火物を点検または交換後にスライドバルブ装置30を閉鎖し、以下の手順で面圧負荷及び連結位置の切り替えをする。
F 駆動装置7を操作してスライドケース4を全開位置まで移動させる。それにより面圧を負荷する。
G 連結切り替え手段20を容器1側に押し込む。それにより駆動装置7とガイドピース24との連結を解除する。
H 駆動装置7を操作して連結部材7aを第2位置決め面bに当たるまで移動させる。
J 連結切り替え手段20を容器1側から引き戻す。それにより排出位置で駆動装置7とガイドピース24とを連結させる。
尚、前記連結切り替え手段20の形状は、図12から図14で示されるように、全体形状は図7の形状とほぼ同様であるが、前記ロッド7Aを受ける直径からなる凹部20aの両端にこの凹部20aよりも径大のざぐりからなる第1、第2ざぐり部20aA,20aBが形成されている。
前記各ざぐり部20aA,20aB内には、前記ロッド7A先端の張出し部7eが係合するように構成されている。
尚、前述の第1形態と同一又は同等部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
次に、図17〜図19で示される本発明の第3形態及び図20、図21で示される第4形態は、前記ガイドピース24に2個の第1、第2連結用穴40,41が設けられ、何れかの連結用穴40,41を選択して連結ピン42を挿入して連結部材であるロッド7Aに形成された連結穴77Aaを有する張出し部77eとガイドピース24とを選択的に連結することにより、排出時と面圧解除/負荷時の連結位置とを切り替えることができるように構成されている。尚、前記各連結用穴40,41は連結用部位を形成している。尚、連結ピン42を挿入する側のガイドレール22には切り欠き22aが設けられている。尚、前記ベルクランク43は、駆動装置7の駆動方向をスライドケース4の移動方向に変換するための方向変換機構60を形成している。
図17〜図19で示される第3形態の場合、アクチュエータ等からなる駆動装置7はベルクランク43及び各軸支部50,51を介してロッド77Aに接続され、このロッド77Aの連結穴77Aaが前記各連結用穴40,41の何れかと連結できる構成である。尚、この第3形態では前述のガイドピース24の各連結用穴40,41と連結ピン42により連結切り替え手段200が構成されている。
第3形態(図17〜図19)は駆動装置7とスライドケース4とが一直線上にはない構成となっている。そのため駆動装置7にベルクランク43を付加し、駆動装置7の駆動方向をスライドケース4の移動方向に変換している。そしてベルクランク43とガイドピース24とはロッド77Aで連結されており、ロッド77Aとガイドピース24とは抜き挿し可能な連結ピン42により連結されている。従って、第3形態においては、ロッド77Aに形成された前記連結穴77Aaを有する張出し部77eが駆動装置7の連結部材77aとなる。なおガイドピース24には張出し部77eの位置決め用として面圧操作位置と排出位置にそれぞれ第1位置決め面aと第2位置決め面bを設けている。第1位置決め面aと第2位置決め面bは各連結位置の第1、第2連結穴40,41と張出し部77eの連結穴77Aaの芯が合うように設けられ、各連結位置で容易に連結ピン42を抜き挿しできる。
第3形態での面圧解除方法は以下の通りとなる。ここでは2個所ある第1、第2連結用穴40,41のうち、駆動装置7側を排出位置、スライドケース4側を面圧操作位置としているが、逆となる場合もある。尚、前記連結穴77Aaを有する張出し部77eが連結部材を形成している。
次に、図17から図19の第3形態の手順について述べる。
M 連結ピン42を引き抜き、ロッド77Aとガイドピース24との連結を解除する。
N 駆動装置7を操作して張出し部77eを第1位置決め面aに当たるまで移動させ、連結穴77Aaと第2連結用穴41とを一致させる。
O 第2連結用穴41に連結ピン42を挿し込む。それにより面圧操作位置でロッド77Aとガイドピース24とを連結させる。
P 駆動装置7を操作してスライドケース4を面圧解除位置に移動させる。それにより面圧を解除する。
そしてSV装置30を開放し耐火物を点検または交換後にスライドバルブ装置30を閉鎖し、以下の手順で面圧負荷及び連結位置の切り替えをする。
Q 駆動装置7を操作してスライドケース4を全開位置まで移動させる。それにより面圧を負荷する。
R 連結ピン42を引き抜く。それによりロッド77Aとガイドピース24との連結を解除する。
S 駆動装置7を操作して張出し部77eを第2位置決め面bに当たるまで移動させ、連結穴77Aaと第1連結用穴40とを一致させる。
T 第1連結用穴40に連結ピン42を挿し込む。それにより排出位置でロッド77Aとガイドピース24とを連結させる。
第3形態では、ガイドピース24の第1位置決め面a及び第2位置決め面bの形状を張出し部77eの形状に合わせた曲面としているが、多角形状や平面形状としてもよい。また前述の第1形態と同様にガイドピース24に延伸ガイド23を設けてSV装置30本体の全長を縮小してもよい。
また、第3形態の別形態として、ガイドピース24ではなくスライドケース4または張出し部77eに連結用穴40,41を2個所設けてもよい。またロッド77Aを伸縮式として排出時と面圧解除/負荷時とでロッド77Aの長さを切り替えることで、実質的に連結位置の切り替えと同じ効果を発揮させることもできる。
尚、前述の第1形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略している。
次に、第4形態(図20、図21)は、第3形態(図17〜図19)のベルクランク43を使用せず駆動装置7とスライドケース4とが一直線上に配設された構成であり、駆動装置7とガイドピース24とは抜き挿し可能な連結ピン42により連結されている。そのため連結ピン42の抜き挿しにより、第3形態(図17〜図19)と同様の手順で連結位置を切り替えて面圧解除/負荷を行うことができる。第4形態(図20、図21)では、ガイドピース24の第1位置決め面a,b及び駆動装置7のロッド7Aに形成された連結穴77Aaを有する張出し部77eからなる連結部材77aの当接面を平面形状としているが、曲面や多角形状としてもよい。また第1形態(図5〜図9)と同様にガイドピース24に延伸ガイド23を設けてSV装置30本体の全長を縮小してもよい。またロッド7Aを伸縮式として排出時と面圧解除/負荷時とでロッド7Aの長さを切り替えることで、実質的に連結位置の切り替えと同じ効果を発揮させることもできる。
尚、前述の第1形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
尚、本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、溶融金属容器1の底部下面に固着される基枠2内に組み込まれた固定プレート3と、前記固定プレート3の下部にあって移動可能に設けられ内部にスライドプレート5が組み込まれると共にシュートノズル6を支持するスライドケース4と、このスライドケース4を移動させる駆動装置7とを備え、前記駆動装置7により前記スライドケース4を移動させて、溶融金属排出時の流量制御と面圧の負荷/解除を行う自動面圧負荷スライドバルブ装置において、前記駆動装置7とスライドケース4との連結位置を、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)と面圧負荷/解除時の前記第1連結位置とは異なる第2連結位置(面圧操作位置)とに切り替えるための連結切り替え手段20,200を有する構成である。
また、前記駆動装置7とスライドケース4とをガイドピース24を介して連結し、前記連結切り替え手段20,200を前記ガイドピース24に設けている構成である。
また、前記駆動装置7とスライドケース4とは一直線上に配置されている構成である。
また、前記駆動装置7とスライドケース4とは一直線上には配置されてなく、前記駆動装置7の駆動方向を前記スライドケース4の移動方向に変換するための方向変換機構60を介して前記駆動装置7が前記スライドケース4または前記ガイドピース24に連結されている構成である。
また、前記連結切り替え手段20,200の操作に合わせて前記駆動装置7を作動させることにより前記連結位置の切り替えを行うようにした構成である。
また、前記連結切り替え手段20は、前記ガイドピース24に形成された開口25内に設けられ凹部20aを有する部材よりなる構成である。
また、前記連結切り替え手段200は、前記駆動装置7とスライドケース4またはガイドピース24とを連結するための抜き挿し可能な連結ピン42及び前記排出位置と面圧操作位置とに前記連結ピン42を抜き挿し可能に取り付けるための第1、第2連結用穴40,41からなる連結用部位から構成され、前記連結ピン42を抜き挿しして前記排出位置または前記面圧操作位置に対応した前記連結部位を選択して連結することで前記駆動装置7の連結位置を切り替えるようにした構成である。
また、前記駆動装置7を前記スライドケース4またはガイドピース24と連結するために、前記駆動装置7のロッド7A,77Aの先端に形成された張出し部7e,77eからなる連結部材7a,77aは、前記ガイドピース24の前記開口25に形成された第1、第2位置決め面a,bに当接することにより、前記連結部材7a,77aを前記排出位置または面圧操作位置に位置決めする構成である。
また、前記各位置決め面a,bは、平面、曲面または多角形状よりなる構成である。
また、前記ガイドピース24は、前記基枠2に設けられたガイドレール22及び前記ガイドレール22を摺動して延伸するように配設された延伸ガイド23により直線移動するようにした構成である。
本発明による自動面圧負荷スライドバルブ装置は、面圧負荷/解除のための余分のストロークを連結切り替え手段を用いることによりスライドバルブ装置内で吸収させ、駆動装置のストロークの短縮化と共にコスト低減を計ることができると共に、スライドバルブ装置の更新時に既設の駆動装置の使用を可能とする。
1 溶融金属容器
2 基枠
3 固定プレート
3a 流通孔
4 スライドケース
4a 連結突起
5 スライドプレート
5a 流通孔
6 シュートノズル
6b 流通孔
7 駆動装置
7a,77a 連結部材
7A,77A ロッド
77Aa 連結穴
7e,77e 張出し部
8 インサートノズル
8a 流通孔
10 面圧負荷部材
10a 上辺
10b 下辺
10c 上面
11 突縁
12 圧縮バネ
13 ローラ
20,200 連結切り替え手段
20a 凹部
20aA,20aB 第1、第2ざぐり部
21 ガイドレール体
22 ガイドレール
22a 切り欠き
23 延伸ガイド
24 ガイドピース
25 開口
a 第1位置決め面
b 第2位置決め面
30 SV装置
40,41 第1、第2連結用穴
42 連結ピン
43 ベルクランク
50,51 軸支部

Claims (10)

  1. 溶融金属容器(1)の底部下面に固着される基枠(2)内に組み込まれた固定プレート(3)と、前記固定プレート(3)の下部にあって移動可能に設けられ内部にスライドプレート(5)が組み込まれると共にシュートノズル(6)を支持するスライドケース(4)と、このスライドケース(4)を移動させる駆動装置(7)とを備え、前記駆動装置(7)により前記スライドケース(4)を移動させて、溶融金属排出時の流量制御と面圧の負荷/解除を行う自動面圧負荷スライドバルブ装置において、
    前記駆動装置(7)とスライドケース(4)との連結位置を、溶融金属排出時の第1連結位置(排出位置)と面圧負荷/解除時の前記第1連結位置とは異なる第2連結位置(面圧操作位置)とに切り替えるための連結切り替え手段(20,200)を有することを特徴とする自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  2. 前記駆動装置(7)とスライドケース(4)とをガイドピース(24)を介して連結し、前記連結切り替え手段(20,200)を前記ガイドピース(24)に設けていることを特徴とする請求項1記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  3. 前記駆動装置(7)とスライドケース(4)とは一直線上に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  4. 前記駆動装置(7)とスライドケース(4)とは一直線上には配置されてなく、前記駆動装置(7)の駆動方向を前記スライドケース(4)の移動方向に変換するための方向変換機構(60)を介して前記駆動装置(7)が前記スライドケース(4)または前記ガイドピース(24)に連結されていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  5. 前記連結切り替え手段(20,200)の操作に合わせて前記駆動装置(7)を作動させることにより前記連結位置の切り替えを行うように構成したことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  6. 前記連結切り替え手段(20)は、前記ガイドピース(24)に形成された開口(25)内に設けられ凹部(20a)を有する部材よりなることを特徴とする請求項2記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  7. 前記連結切り替え手段(200)は、前記駆動装置(7)とスライドケース(4)またはガイドピース(24)とを連結するための抜き挿し可能な連結ピン(42)及び前記排出位置と面圧操作位置とに前記連結ピン(42)を抜き挿し可能に取り付けるための第1、第2連結用穴(40,41)からなる連結用部位から構成され、前記連結ピン(42)を抜き挿しして前記排出位置または前記面圧操作位置に対応した前記連結部位を選択して連結することで前記駆動装置(7)の連結位置を切り替えるように構成したことを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  8. 前記駆動装置(7)を前記スライドケース(4)またはガイドピース(24)と連結するために、前記駆動装置(7)のロッド(7A,77A)の先端に形成された張出し部(7e,77e)からなる連結部材(7a,77a)は、前記ガイドピース(24)に形成された開口(25)内に設けられた第1、第2位置決め面(a,b)に当接することにより、前記連結部材(7a,77a)を前記排出位置または面圧操作位置に位置決めすることを特徴とする請求項2記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  9. 前記各位置決め面(a,b)は、平面、曲面または多角形状よりなることを特徴とする請求項8記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
  10. 前記ガイドピース(24)は、前記基枠(2)に設けられたガイドレール(22)及び前記ガイドレール(22)を摺動して延伸するように配設された延伸ガイド(23)により直線移動するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の自動面圧負荷スライドバルブ装置。
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