JP5282363B2 - 表示素子、画像表示装置及び画像表示システム - Google Patents

表示素子、画像表示装置及び画像表示システム Download PDF

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本発明は、表示素子、画像表示装置及び画像表示システムに関する。
電気泳動ディスプレイは、帯電色素粒子が溶媒中に懸濁されている顕濁液の電気泳動現象に基づく非発光デバイスである。電気泳動ディスプレイは、通常、相互に対向して配置され、スペーサーを用いて離間された電極を有する2枚のプレートを有し、電極の一方は、通常、透明である。なお、懸濁液は、2枚のプレートの間に保持されている。このとき、2つの電極間に電圧差が付与されると、帯電色素粒子は、一方の側に移動し、電圧差の極性に応じて、帯電色素粒子の色又は溶媒の色のいずれかを見ることができる。
特許文献1には、マイクロエンボス加工又は画像露光により形成されるカップ状の凹部が複数あり、凹部に誘電性溶媒又は溶媒混合物中で分散した帯電色素粒子の分散物が充填され、分散物よりも小さい比重を有し、分散物と少なくとも部分的に非混和性であるシーリング組成物のオーバーコート層を分散物の上で硬化させることによって形成されたポリマー性シーリング層が分散物を凹部内に閉じ込めるように封止するようにして付着した電気泳動ディスプレイが開示されている。
しかしながら、マイクロエンボス加工又は画像露光により、凹部が形成されているため、隣接する凹部を仕切るセル壁を薄くすることが難しいという問題がある。セル壁の厚さは、表示特性に影響を及ぼし、セル壁が厚い場合、表示部分の面積が減少し、反射率やコントラストといった表示特性が悪くなる。
さらに、マイクロエンボス加工又は画像露光により、凹部が形成されているため、凹部の底部を薄くすることが難しいという問題がある。マイクロエンボス加工の場合、フィルムに型を押し当て、型形状を転写することにより凹部を形成するため、フィルムの厚さは、100μm程度が下限である。さらに、このようなフィルムに凹部を形成するため、凹部の底部の厚さを10μm以下にすることは難しい。また、画像露光の場合、フィルム上にレジスト膜を形成し、レジストに凹部を形成するため、凹部の底部の厚さは、フィルムの厚さとなる。さらに、厚さが10μm以下のフィルムを扱うことが難しいため、凹部の底部の厚さを10μm以下にすることは難しい。このため、凹部に充填された帯電色素粒子を駆動する駆動電圧を小さくすることができない。さらに、凹部の底部が表示面の場合、反射率が低下する。
一方、隣接する凹部を仕切るセル壁や凹部の底部を薄くすると、反りや曲げに対する強度が不足するという問題がある。
また、凹部に帯電色素粒子の分散物を充填した後、誘電性溶媒の乾燥を防止するために、ポリマー性シーリング層で封止する必要があるが、ポリマー性シーリング層が厚いと反射率が低下し、駆動電圧が大きくなるという問題がある。
特許第3680996号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題に鑑み、反射率が大きい表示素子、該表示素子を有する画像表示装置及び該画像表示装置を有する画像表示システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、表示素子において、孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、隣接する該セルが有する孔を隔てる隔壁は、厚さ0.01μm以上10μm以下であり、該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、コントラストに優れる表示素子を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示素子において、前記開口部を有する壁面の厚さ及び前記開口部を有する壁面に対向する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする。これにより、反射率を大きくすると共に、駆動電圧を小さくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の表示素子において、前記開口部を有する壁面及び前記開口部を有する壁面に対向する壁面の、隣接する前記セルが有する孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であることを特徴とする。これにより、反射率を大きくすると共に、反りや曲げに対する強度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示素子において、前記樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であることを特徴とする。これにより、反射率を大きくすると共に、駆動電圧を小さくすることができる。
請求項5に記載の発明は、表示素子において、孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、該開口部を有する壁面の厚さ及び該開口部を有する壁面に対向する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であり、該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、駆動電圧が小さい表示素子を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、表示素子において、孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、該開口部を有する壁面及び該開口部を有する壁面に対向する壁面の、隣接する該セルが有する孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であり、該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、反りや曲げに対する強度が強い表示素子を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、表示素子において、孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、該樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であり、該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、駆動電圧が小さい表示素子を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、表示素子において、貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、隣接する該セルが有する貫通孔を隔てる隔壁は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、コントラストに優れる表示素子を提供することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の表示素子において、前記開口部を有する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする。これにより、反射率を大きくすると共に、駆動電圧を小さくすることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の表示素子において、前記開口部を有する壁面の、隣接する前記セルが有する貫通孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であることを特徴とする。これにより、反射率を大きくすると共に、反りや曲げに対する強度を向上させることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項8乃至10のいずれか一項に記載の表示素子において、前記樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であることを特徴とする。これにより、反射率を大きくすると共に、駆動電圧を小さくすることができる。
請求項12に記載の発明は、表示素子において、貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、該開口部を有する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、駆動電圧が小さい表示素子を提供することができる。
請求項13に記載の発明は、表示素子において、貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、該開口部を有する壁面の、隣接する該セルが有する貫通孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、反りや曲げに対する強度が強い表示素子を提供することができる。
請求項14に記載の発明は、表示素子において、貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、該樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であることを特徴とする。これにより、反射率が大きく、駆動電圧が小さい表示素子を提供することができる。
請求項15に記載の発明は、請求項8乃至14のいずれか一項に記載の表示素子において、前記中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の表示素子において、前記中空構造物は、可塑性を有する水溶性樹脂を含有することを特徴とする。これにより、中空構造物の反りや曲げに対する強度及び耐溶剤性を向上させることができる。
請求項17に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれか一項に記載の表示素子において、前記中空構造物は、可塑性を有する紫外線硬化性樹脂を紫外線硬化させた樹脂を含有することを特徴とする。これにより、中空構造物の反りや曲げに対する強度及び耐溶剤性を向上させることができる。
請求項18に記載の発明は、画像表示装置において、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の表示素子及び該表示素子に電圧を印加する手段を有することを特徴とする。これにより、表示特性又は耐久性に優れる画像表示装置を提供することができる。
請求項19に記載の発明は、画像表示システムにおいて、請求項18に記載の画像表示装置を有することを特徴とする。これにより、表示特性又は耐久性に優れる画像表示システムを提供することができる。
本発明によれば、反射率が大きい表示素子、該表示素子を有する画像表示装置及び該画像表示装置を有する画像表示システムを提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に説明する。
本発明の表示素子の第一の実施形態は、孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、中空構造物の一つの壁面に、複数のセルが有する孔の開口部を有し、孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が分散されている溶媒を有し、開口部は、溶媒に不溶性の樹脂で封止されており、下記(1)〜(4)の少なくとも一つの特徴を有する。
(1)隣接するセルが有する孔を隔てる隔壁(以下、セル壁という)の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであること
(2)中空構造物の開口部を有する壁面の厚さ及び開口部を有する壁面に対向する壁面の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであること
(3)開口部を有する壁面及び開口部を有する壁面に対向する壁面の、セル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1〜50μm、好ましくは1〜10μmの曲線であること
(4)開口部を封止する樹脂は、厚さが0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmの膜であること
なお、各部分の厚さ、曲率半径等は、表示素子又は中空構造物の断面を走査型電子顕微鏡等で観察することによって、測定することができ、任意の10箇所以上を測定して得られる平均値である。
図1に、本発明の第一の実施形態で用いられる中空構造物の一例を示す。中空構造物10は、孔を有する正四角柱状のセル11を複数有し、複数のセル11が平面状に配置されており、隣接するセル11が有する孔は、セル壁12により仕切られている。さらに、各セル11は、図2に示すように、中空構造物10の上部の壁面13に開口部14を有する。また、上部の壁面13のセル壁12との交差部16a、下部の壁面15のセル壁12との交差部16bを断面視すると、曲線である。なお、交差部16aが断面視曲線である場合、セル壁12とは、曲線を含まない領域、即ち、変曲点より下の領域を意味し、上部の壁面13とは、セル壁12より上の領域を意味する。また、交差部16bが断面視曲線である場合、セル壁12とは、曲線を含まない領域、即ち、変曲点より上の領域を意味し、下部の壁面15とは、セル壁12より下の領域を意味する。
図3に、本発明の第一の実施形態で用いられる中空構造物の他の例を示す。中空構造物20は、孔を有する正六角柱状のセル21を複数有し、複数のセル21が平面状に配置されており、隣接するセル21が有する孔は、セル壁22により仕切られている。さらに、各セル21は、図4に示すように、中空構造物20の上部の壁面23に開口部24を有する。また、上部の壁面23のセル壁22との交差部26a及び下部の壁面25のセル壁22との交差部26bを断面視すると、曲線である。
なお、本実施形態の第一の実施形態で用いられる中空構造物は、図1及び図3に示す中空構造物に限定されず、それぞれのセルの大きさが不均一であってもよい。また、交差部は、断面視曲線でなくてもよい。
上記(1)の特徴を有する表示素子について、図3に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物20のセル壁22の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであるため、中空構造物20を有する表示素子の表示特性を向上させることができる。セル壁22は、表示に寄与しない部分であるので、薄くなることにより反射率、コントラストが向上する。セル壁22の厚さが0.01μm未満では、中空構造物20の強度が弱くなり、10μmを超えると、反射率、コントラストの面で特性が低下する。
上記(2)の特徴を有する表示素子について、図3に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物20の上部の壁面23の厚さ及び下部の壁面25の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであるため、中空構造物20を有する表示素子の表示特性を向上させることができる。上部の壁面23及び下部の壁面25を薄くすることにより、反射率、駆動電圧の面で有利となる。上部の壁面23及び下部の壁面25の厚さが0.01μm未満では、中空構造物20の強度が弱くなり、10μmを超えると、反射率、駆動電圧の面で特性が低下する。
上記(3)の特徴を有する表示素子について、図3に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物20を断面視すると、交差部26a及び26bは、曲率半径が0.1〜50μm、好ましくは1〜10μmの曲線であることにより、中空構造物20を有する表示素子の表示特性及び強度を向上させることができる。その結果、表示素子を曲げたりして使用する場合にも、十分な強度が得られる。このように、セル壁22より厚い交差部26a及び26bを設けることにより、強度を向上させることができる。曲率半径が0.1μm未満では、表示素子を軽く反らせる程度の強度はあるが、丸めたりするのに十分な強度ではなく、50μmを超えると、表示特性、特に反射率の面で特性が低下する。
上記(4)の特徴を有する表示素子について、図3に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物20は、各セル21の内部に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が分散されている溶媒を有し、各セル21の開口部24は、この溶媒に不溶性の樹脂で封止されている。開口部24を封止する樹脂は、膜厚が0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmの膜であるため、中空構造物20を有する表示素子の表示特性を向上させることができる。なお、樹脂の膜厚を薄くすることにより、反射率、駆動電圧の面で有利となる。膜厚が0.1μm未満では、強度が弱くなり、10μmを超えると、反射率、駆動電圧の面で特性が低下する。
本発明の表示素子の第二の実施形態は、貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、中空構造物の二つの壁面に、複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が分散されている溶媒を有し、開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶性の樹脂で封止されており、下記(5)〜(8)の少なくとも一つの特徴を有する。
(5)隣接するセルが有する貫通孔を隔てる隔壁(以下、セル壁という)の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであること
(6)中空構造物の開口部を有する壁面の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであること
(7)開口部を有する壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1〜50μm、好ましくは1〜10μmの曲線であること
(8)開口部を封止する樹脂は、厚さが0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmの膜であること
図5に、本発明の第二の実施形態で用いられる中空構造物の一例を示す。中空構造物30は、貫通孔を有する正四角柱状のセル31を複数有し、複数のセル31が平面状に配置されており、隣接するセル31が有する貫通孔は、セル壁32により仕切られている。さらに、各セル31は、中空構造物30の上部の壁面33に開口部34aを有し、下部の壁面35に開口部34bを有する。また、上部の壁面33のセル壁32との交差部36a及び下部の壁面35のセル壁32との交差部36bを断面視すると、曲線である。なお、交差部36aが断面視曲線である場合、セル壁32とは、変曲点より下の領域を意味し、上部の壁面33とは、セル壁32より上の領域を意味する。また、交差部36bが断面視曲線である場合、セル壁32とは、変曲点より上の領域を意味し、下部の壁面35とは、セル壁32より下の領域を意味する。
図6に、本発明の第二の実施形態で用いられる中空構造物の他の例を示す。中空構造物40は、貫通孔を有する正六角柱状のセル41を複数有し、複数のセル41が平面状に配置されており、隣接するセル41が有する貫通孔は、セル壁42により仕切られている。さらに、各セル41は、中空構造物40の上部の壁面43に開口部44aを有し、下部の壁面45に開口部44bを有する。また、上部の壁面43のセル壁42との交差部46a及び下部の壁面45のセル壁42との交差部46bを断面視すると、曲線である。
なお、本実施形態の第二の実施形態で用いられる中空構造物は、図5及び図6に示す中空構造物に限定されず、それぞれのセルの大きさが不均一であってもよい。また、交差部は、断面視曲線でなくてもよい。
上記(5)の特徴を有する表示素子について、図6に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物40のセル壁42の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであるため、中空構造物40を有する表示素子の表示特性を向上させることができる。セル壁42は、表示に寄与しない部分であるので、薄くなることにより反射率、コントラストが向上する。セル壁42の厚さが0.01μm未満では、中空構造物40の強度が弱くなり、10μmを超えると、反射率、コントラストの面で特性が低下する。
上記(6)の特徴を有する表示素子について、図6に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物40の上部の壁面43の厚さ及び下部の壁面45の厚さが0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmであるため、中空構造物40を有する表示素子の表示特性を向上させることができる。上部の壁面43及び下部の壁面45を薄くすることにより、反射率、駆動電圧の面で有利となる。上部の壁面43及び下部の壁面45の厚さが0.01μm未満では、中空構造物40の強度が弱くなり、10μmを超えると、反射率、駆動電圧の面で特性が低下する。
上記(7)の特徴を有する表示素子について、図6に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物40を断面視すると、交差部46a及び46bは、曲率半径が0.1〜50μm、好ましくは1〜10μmの曲線であることにより、中空構造物40を有する表示素子の表示特性及び強度を向上させることができる。その結果、表示素子を曲げたりして使用する場合にも、十分な強度が得られる。このように、セル壁42より厚い交差部46a及び46bを設けることにより、強度を向上させることができる。曲率半径が0.1μm未満では、表示素子を軽く反らせる程度の強度はあるが、丸めたりするのに十分な強度ではなく、50μmを超えると、表示特性、特に反射率の面で特性が低下する。
上記(8)の特徴を有する表示素子について、図6に示す中空構造物(ハニカム構造を有するシート)を用いて説明する。中空構造物40の各セル41の内部に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が分散されている溶媒を有し、各セル41の開口部44a及び44bは、この溶媒に不溶性の樹脂で封止されている。開口部44a及び44bを封止する樹脂は、厚さが0.1〜10μm、好ましくは0.5〜5μmの膜であるため、中空構造物40を有する表示素子の表示特性を向上させることができる。なお、樹脂の膜厚を薄くすることにより、反射率、駆動電圧の面で有利となる。膜厚が0.1μm未満では、強度が弱くなり、10μmを超えると、反射率、駆動電圧の面で特性が低下する。
本発明において、中空構造物は、可塑性を有する材料を乾燥させた材料からなることが好ましい。なお、可塑性を有する材料は、特に限定されないが、水溶性樹脂を含有することが好ましい。水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、プルラン、アルブミン、CMC、ポリアクリル酸、セルロース、デンプン、ゼラチン、アルギン酸塩、グアーガム、アラビアガム、カラーギナン、トラガント、ペクチン、デキストリン、カゼイン、コラーゲン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、酸化エチレン、寒天、ローカストビーンガム、キサンタンガム、サイクロデキストリン、タンニン酸、カラヤガム、ジュランガム、ファーセレラン、トラントガム、レシチン、キチン、キトサン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、リグニンスルホン酸、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸ジメチルアミノエチル、ポリメタクリル酸ジメチルアミノエチル、ポリエチレンオキシド、ポリアリルアミン等が挙げられ、二種以上併用してもよい。なお、ここでいう水溶性樹脂とは、水に溶解又は膨潤する樹脂を意味する。
また、中空構造物は、可塑性を有する材料を紫外線硬化させた材料からなることが好ましい。このとき、可塑性を有する材料は、ウレタンアクリル系樹脂、エポキシアクリル系樹脂、アルコキシアクリル系樹脂等の紫外線硬化性樹脂を含有することが好ましい。
本発明において、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が分散されている溶媒は、特に限定されないが、白色粒子としては、酸化チタン、アルミナ等の無機粒子、ポリビニルナフタレン等の有機粒子が挙げられ、着色粒子としては、カーボンブラック、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、アントラキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、染色レーキ顔料等が挙げられ、溶媒としては、シリコーンオイル、イソパラフィン系炭化水素等が挙げられる。
図7に、本発明で用いられる中空構造物の製造方法の一例を示す。中空構造物を製造するためには、独立した複数の凹部51aを有し、凹部51aの開口部51bが狭くなっている基板51を用いる(図7(a)参照)。まず、スリットコーター等を用いて塗布することにより、基板51上に可塑性を有する膜52を形成する(図7(b)参照)。このとき、少なくとも可塑性を有する膜52が形成された側に換気空間を設けて、乾燥させてもよい。次に、可塑性を有する膜52が形成された基板51を真空チャンバー内等に設置し、少なくとも可塑性を有する膜52が形成された側を減圧状態にすると、凹部51aに保持されている空気が膨張する。このとき、凹部51aは、可塑性を有する膜52で密閉されているので、空気の膨張により、可塑性を有する膜52が延伸変形し、基板51上に中空構造物53が形成される(図7(c)参照)。最後に、基板51から剥離すると、上部の壁面に開口部を有する中空構造物53が得られる(図7(d)参照)。このとき、正方格子状に配置された凹部51aを有する基板51(図8(a)参照)を用いると、正四角柱状のセルが正方格子状に配置された中空構造物(図1、図2参照)が得られ、六方最密格子状に配置された凹部51aを有する基板51を用いると、正六角柱状のセルが六方最密格子状に配置された中空構造物(図3、図4参照)が得られる。
中空構造物53の孔の深さdは、減圧する真空度により適宜調整することができる。即ち、高真空にすると、凹部51aの空気が膨張する量が大きいので、深さdが大きくなり、低真空にすると、凹部51aの膨張量が小さいので、深さdが小さくなる。さらに高真空にすると、凹部51aの空気が膨張する量が大きくなって、中空構造物53の天井部53aが薄くなり、最終的に開口部が形成される。このようにして、上部の壁面及び下部の壁面に開口部を有する中空構造物(図5、図6参照)が得られる。
基板51としては、ニッケル基板、シリコン基板、ガラス基板上にレジスト剤パターンを形成したもの、銅張り板(銅/ポリイミド積層基板)、エッチングしたガラス基板等の他に、ポリイミド、PTE、アクリル等の樹脂基板を用いることができる。なお、基板51の凹部51aは、疎水処理されていることが好ましい。
中空構造物53のセル壁、上部の壁面及び下部の壁面の厚さ、セル壁と、上部の壁面及び下部の壁面との交差点を断面視した場合の曲線の曲率半径は、可塑性を有する膜52の厚さや材質、減圧条件(気圧)によって制御することが可能である。可塑性を有する膜52が薄い程、各部分の厚さが薄くなり、曲率半径が小さくなる。また、減圧時の気圧が低い程、各部分の厚さが薄くなり、曲率半径が小さくなる。さらに、可塑性を有する膜52の粘度が小さい程、各部分の厚さが薄くなり、曲率半径が小さくなる。
また、中空構造物53のセル壁、上部の壁面及び下部の壁面は、可塑性を有する材料の表面張力により形成されているので、マイクロエンボス加工又は画像露光により形成される凹部を有する構造物と比較して、厚さを薄くすることができる。なお、中空構造物53の形状は、マイクロエンボス加工又は画像露光により形成することが困難である。
本発明の画像表示装置としては、本発明の表示素子と、表示素子に電圧を印加する駆動素子を有するディプレイが挙げられる。また、本発明の画像表示システムとしては、本発明の画像表示装置を有する電子ブック、広告表示システム、時刻表システム、リサイクルペーパー等の画像表示装置の具体的なシステム応用例が挙げられる。
(中空構造物の製造例1)
図7に示す中空構造物の製造方法を用いて、中空構造物53を製造した。まず、スリットコーターを用いて、基板51上に、可塑性を有する材料として、ポリウレタン水溶液のハイドランWLS−201(大日本インキ化学工業社製)を塗布することにより、可塑性を有する膜52を形成した。次に、可塑性を有する膜52が形成された基板51を真空チャンバー内で減圧し、凹部内の空気を膨張させた。このとき、真空中でポリウレタン中の残留水分を蒸発させ、完全に乾燥、固化させた。減圧する真空度を1kPa以下程度とした場合、中空構造物53の天井部53aに開口部が形成された。
以上のようにして、セル壁の厚さが1〜10μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが1〜10μm、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が5〜50μmの曲線である中空構造物53が得られた。
(中空構造物の製造例2)
図7に示す中空構造物の製造方法を用いて、中空構造物53を製造した。まず、スリットコーターを用いて、基板51上に、可塑性を有する材料として、ゼラチンMC−243(ゼライス社製)の5〜30重量%程度の水溶液を塗布することにより、可塑性を有する膜52を形成した。次に、可塑性を有する膜52が形成された基板51を真空チャンバー内で減圧し、凹部内の空気を膨張させた。このとき、真空中でゼラチン中の残留水分を蒸発させ、完全に乾燥、固化させた。ゼラチンの濃度と減圧する真空度により、中空構造物53の天井部53aに開口部が形成されるか否かが決定される。ゼラチンの濃度が低い場合は、減圧する真空度が低くても、開口部が形成され、ゼラチンの濃度が高い場合は、減圧する真空度が高くすると、開口部が形成される。
以上のようにして、セル壁の厚さが0.01〜5μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが0.01〜2μm、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1〜20μmの曲線である中空構造物53が得られた。
(中空構造物の製造例3)
図7に示す中空構造物の製造方法を用いて、中空構造物53を製造した。まず、スリットコーターを用いて、基板51上に、可塑性を有する材料として、ポリビニルアルコールのポバールPVA117(クラレ社製)の5〜30重量%程度の水溶液を塗布することにより、可塑性を有する膜52を形成した。次に、可塑性を有する膜52が形成された基板51を真空チャンバー内で減圧し、凹部内の空気を膨張させた。真空中でポリビニルアルコール中の残留水分を蒸発させ、完全に乾燥、固化させた。ポリビニルアルコールの濃度と減圧する真空度により、中空構造物53の天井部53aに開口部が形成されるか否かが決定される。ポリビニルアルコールの濃度が低い場合は、減圧する真空度が低くても、開口部が形成され、ポリビニルアルコールの濃度が高い場合は、減圧する真空度が高くすると、開口部が形成される。
以上のようにして、セル壁の厚さが3〜10μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが1〜10μm、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が10〜50μmの曲線である中空構造物53が得られた。
(中空構造物の製造例4)
図7に示す中空構造物の製造方法を用いて、中空構造物53を製造した。まず、アルコキシアクリレートのPEG400DA(ダイセルサイテック社製)に、フッ素系界面活性剤ノベックFC−4430(3M社製)を添加して、アルコキシアクリレートの表面張力を小さくすることにより、可塑性を有する材料とした。次に、スリットコーターを用いて、基板51上に、可塑性を有する材料の溶液を塗布することにより、可塑性を有する膜52を形成した。さらに、可塑性を有する膜52が形成された基板51を真空チャンバー内で減圧し、凹部内の空気を膨張させ、真空度が50kPa程度に達したときに、紫外線を照射し、アルコキシアクリレートを硬化させた。
以上のようにして、セル壁の厚さが0.01〜3μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが0.01〜1μm、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1〜5μmの曲線である中空構造物53が得られた。
(中空構造物の製造例5)
図7に示す中空構造物の製造方法を用いて、中空構造物53を製造した。まず、エポキシアクリレートのAQ9(荒川化学工業社製)に、フッ素系界面活性剤ノベックFC−4430(3M社製)を添加して、エポキシアクリレートの表面張力を小さくすることにより、可塑性を有する材料とした。次に、スリットコーターを用いて、基板51上に、可塑性を有する材料の溶液を塗布することにより、可塑性を有する膜52を形成した。さらに、可塑性を有する膜52が形成された基板51を真空チャンバー内で減圧し、凹部内の空気を膨張させ、真空度が50kPa程度に達したときに、紫外線を照射し、エポキシアクリレートを硬化させた。
以上のようにして、セル壁の厚さが0.01〜5μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが0.01〜1μm、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1〜5μmの曲線である中空構造物53が得られた。
(電気泳動液の製造)
白色粒子として、酸化チタンR−960(DuPont社製)の表面にメタクリル酸ラウリルをグラフト重合させたものを用いた。また、着色顔料として、カーボンブラックPRINTEX A(degussa社製)の表面にメタクリル酸2−エチルヘキシルをグラフト重合させたものを用いた。次に、分散剤Span85(ICI社製)及び帯電制御剤Solsperse17000(アビシア社製)を用いて、イソパラフィン系炭化水素IsoparG(エクソンモービル社製)中に、白色粒子及び着色粒子を超音波分散させ、電気泳動液を調製した。なお、電気泳動液の組成は、白色粒子(40重量%)、着色粒子(2重量%)、Span85(0.5重量%)、Splsperse17000(0.5重量%)、IsoparG(57重量%)とした。
(実施例1)
図9に示す画像表示装置を製造した。なお、中空構造物としては、製造例1〜5で製造された孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物53(図3、図4参照)を用いた。中空構造物53は、セル壁の厚さが2μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが1μm、孔の深さが50μm、セル間のピッチが150μmであり、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が5μmの曲線であった。
画像表示装置60において、中空構造物53の下部の壁面と、ITO層61が形成されたPETフィルム62は、接着層63aにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。なお、このような構造体は、基板51上に形成された中空構造物53(図7(c)参照)上に、ITO層61が形成されたPETフィルム62を接着させた後に、中空構造物53を基板51から剥離することにより得られる。
また、中空構造物53の各セル中には、電気泳動液64が注入されていると共に、開口部が封止されている。なお、封止には、電気泳動液64に不溶の水溶性樹脂、例えば、ポリウレタン、ゼラチン、ポリビニルアルコール等を使用することができる。具体的には、スリットコーターを用いて、電気泳動液64上に水溶性樹脂の水溶液を塗布し、乾燥させることにより、膜厚が5μmの封止膜65を形成した。
さらに、封止膜65と、電圧駆動回路66は、接着層63bにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。封止膜65が薄い程、電圧の降下が少ないため、低電圧で駆動することができる。
(実施例2)
図10に示す画像表示装置を製造した。なお、中空構造物としては、製造例1〜5で製造された孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物53(図3、図4参照)を用いた。中空構造物53は、セル壁の厚さが2μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが1μm、孔の深さが50μm、セル間のピッチが150μmであり、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が5μmの曲線であった。
画像表示装置70において、中空構造物53の下部の壁面と、電圧駆動回路66は、接着層63aにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。なお、このような構造体は、基板51上に形成された中空構造物53(図7(c)参照)上に、電圧駆動回路66を接着させた後に、中空構造物53を基板51から剥離することにより得られる。
また、中空構造物53の各セル中には、電気泳動液64が注入されていると共に、開口部が封止されている。なお、封止には、電気泳動液64に不溶の水溶性樹脂、例えば、ポリウレタン、ゼラチン、ポリビニルアルコール等を使用することができる。具体的には、スリットコーターを用いて、電気泳動液64上に水溶性樹脂の水溶液を塗布し、乾燥させることにより、膜厚が5μmの封止膜65を形成した。
さらに、封止膜65と、ITO層61が形成されたPETフィルム62は、接着層63bにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。封止膜65が薄い程、電圧の降下が少ないため、低電圧で駆動することができる。
(実施例3)
図11に示す画像表示装置を製造した。なお、中空構造物としては、製造例1〜5で製造された貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物53(図6参照)を用いた。中空構造物53は、セル壁の厚さが2μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが1μm、貫通孔の深さが50μm、セル間のピッチが150μmであり、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が5μmの曲線であった。
画像表示装置80において、中空構造物53の下部の壁面と、電圧駆動回路66は、接着層63aにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。なお、このような構造体は、基板51上に形成された中空構造物53(図7(c)参照)上に、電圧駆動回路66を接着させた後に、中空構造物53を基板51から剥離することにより得られる。
また、中空構造物53の各セル中には、電気泳動液64が注入されていると共に、開口部が封止されている。なお、封止には、電気泳動液64に不溶の水溶性樹脂、例えば、ポリウレタン、ゼラチン、ポリビニルアルコール等を使用することができる。具体的には、スリットコーターを用いて、電気泳動液64上に水溶性樹脂の水溶液を塗布し、乾燥させることにより、膜厚が5μmの封止膜65を形成した。
さらに、封止膜65と、ITO層61が形成されたPETフィルム62は、接着層63bにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。封止膜65が薄い程、電圧の降下が少ないため、低電圧で駆動することができる。
(実施例4)
図12に示す画像表示装置を製造した。なお、中空構造物としては、製造例1〜5で製造された貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物53(図6参照)を用いた。中空構造物53は、セル壁の厚さが2μm、上部の壁面及び下部の壁面の厚さが1μm、貫通孔の深さが50μm、セル間のピッチが150μmであり、上部の壁面及び下部の壁面のセル壁との交差部を断面視すると、曲率半径が5μmの曲線であった。
画像表示装置90において、中空構造物53の下部の壁面と、ITO層61が形成されたPETフィルム62は、接着層63aにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。なお、このような構造体は、基板51上に形成された中空構造物53(図7(c)参照)上に、ITO層61が形成されたPETフィルム62を接着させた後に、中空構造物53を基板51から剥離することにより得られる。
また、中空構造物53の各セル中には、電気泳動液64が注入されていると共に、開口部が封止されている。なお、封止には、電気泳動液64に不溶の水溶性樹脂、例えば、ポリウレタン、ゼラチン、ポリビニルアルコール等を使用することができる。具体的には、スリットコーターを用いて、電気泳動液64上に水溶性樹脂の水溶液を塗布し、乾燥させることにより、膜厚が5μmの封止膜65を形成した。
さらに、封止膜65と、電圧駆動回路66は、接着層63bにより接着されている。なお、接着には、紫外線硬化接着剤、エポキシ系接着剤等を使用することができる。封止膜65が薄い程、電圧の降下が少ないため、低電圧で駆動することができる。
比較例)
中空構造物53の代わりに、深さが50μmで10mm角のセルを用いて、接着層63aを設けなかった以外は、実施例1と同様にして、画像表示装置を作製した。
(評価方法及び評価結果)
電圧駆動回路66から10Vの電圧を印加し、白反射率、黒反射率及びコントラストを、光量測定器を用いて測定した。評価結果を表1に示す。
Figure 0005282363
表1より、実施例1〜4の画像表示装置は、中空構造物53の壁面、封止膜65、接着層63a及び63bがあるために、比較例の画像表示装置と比較して、反射率をわずかに低下すると考えられる。また、実施例4の画像表示装置は、比較例の画像表示装置と比較して、PETフィルム62側に、接着層63aのみが増えている構成であるため、反射率の低下が最も小さくなっている。なお、中空構造物53は、セル間のピッチが150μmで、セル壁の厚さが2μmであることから、セルの開口率は、0.97と算出される。

本発明の第一の実施形態で用いられる中空構造物の一例を示す図である。 図1に示す中空構造物を示す図であり、上図が上面図、下図が断面図である。 本発明の第一の実施形態で用いられる中空構造物の他の例を示す図である。 図3に示す中空構造物を示す図であり、上図が上面図、下図が断面図である。 本発明の第二の実施形態で用いられる中空構造物の一例を示す図であり、上図が上面図、中図が断面図、下図が下面図である。 本発明の第二の実施形態で用いられる中空構造物の他の例を示す図であり、上図が上面図、中図が断面図、下図が下面図である。 本発明で用いられる中空構造物の製造方法の一例を示す図である。 図7の中空構造物の製造方法で用いられる基板を示す図である。 実施例1の画像表示装置を示す図である。 実施例2の画像表示装置を示す図である。 実施例3の画像表示装置を示す図である。 実施例4の画像表示装置を示す図である。
符号の説明
10、20、30、40 中空構造物
11、21、31、41 セル
12、22、32、42 セル壁
13、23、33、43 上部の壁面
14、24、34a、34b、44a、44b 開口部
15、25、35、45 下部の壁面
16a、16b、26a、26b、36a、36b、46a、46b 交差部
51 基板
51a 凹部
51b 開口部
52 可塑性を有する膜
53 中空構造物
53a 天井部
61 ITO層
62 PETフィルム
63a、63b 接着層
64 電気泳動液
65 封止膜
66 電圧駆動回路

Claims (19)

  1. 孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、
    該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    隣接する該セルが有する孔を隔てる隔壁は、厚さ0.01μm以上10μm以下であり、
    該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする表示素子。
  2. 前記開口部を有する壁面の厚さ及び前記開口部を有する壁面に対向する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の表示素子。
  3. 前記開口部を有する壁面及び前記開口部を有する壁面に対向する壁面の、隣接する前記セルが有する孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示素子。
  4. 前記樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示素子。
  5. 孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、
    該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    該開口部を有する壁面の厚さ及び該開口部を有する壁面に対向する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であり、
    該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする表示素子。
  6. 孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、
    該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    該開口部を有する壁面及び該開口部を有する壁面に対向する壁面の、隣接する該セルが有する孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であり、
    該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする表示素子。
  7. 孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の一つの壁面に、該複数のセルが有する孔の開口部を有し、
    該孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    該樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であり、
    該中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする表示素子。
  8. 貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、
    該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    隣接する該セルが有する貫通孔を隔てる隔壁は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする表示素子。
  9. 前記開口部を有する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項8に記載の表示素子。
  10. 前記開口部を有する壁面の、隣接する前記セルが有する貫通孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であることを特徴とする請求項8又は9に記載の表示素子。
  11. 前記樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の表示素子。
  12. 貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、
    該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    該開口部を有する壁面は、厚さ0.01μm以上10μm以下であることを特徴とする表示素子。
  13. 貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、
    該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    該開口部を有する壁面の、隣接する該セルが有する貫通孔を隔てる隔壁との交差部を断面視すると、曲率半径が0.1μm以上50μm以下の曲線であることを特徴とする表示素子。
  14. 貫通孔を有する複数のセルが平面状に配置されている中空構造物を有し、
    該中空構造物の対向する二つの壁面に、該複数のセルが有する貫通孔の開口部を有し、
    該貫通孔内に、一種以上の白色粒子及び/又は着色粒子が溶媒中に分散ている分散液を有し、
    該開口部を有する壁面の一方が有する開口部は、該溶媒に不溶の樹脂で封止されており、
    該樹脂は、厚さが0.1μm以上10μm以下の膜であることを特徴とする表示素子。
  15. 前記中空構造物は、独立した複数の凹部を有し、該凹部の開口部が狭くなっている基板上に、可塑性を有する膜を形成した後、該膜が形成された基板の該膜が形成された側を減圧状態にすることにより形成されていることを特徴とする請求項8乃至14のいずれか一項に記載の表示素子。
  16. 前記中空構造物は、可塑性を有する水溶性樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の表示素子。
  17. 前記中空構造物は、可塑性を有する紫外線硬化性樹脂を紫外線硬化させた樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の表示素子。
  18. 請求項1乃至17のいずれか一項に記載の表示素子及び該表示素子に電圧を印加する手段を有することを特徴とする画像表示装置。
  19. 請求項18に記載の画像表示装置を有することを特徴とする画像表示システム。
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