JP2008213275A - ハニカム構造物、ハニカム構造物の製造方法及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エネルギー線により硬化する塑性変形可能な硬化材料と該硬化材料の表面張力を下げる表面張力降下剤とを含む塑性変形膜を、複数の凹部を有する基材上に配置し、前記凹部に存在する気体の体積膨張によって変形させて複数のセルを形成させた後に、エネルギー線を照射して硬化させることによって得られるハニカム構造物。
【選択図】図1
Description
(a)紫外線硬化樹脂にフッ素系界面活性剤を加えた硬化材料を、図1又は図2に示す製造方法によって製造した本発明のハニカム構造物:隔壁厚み0.01〜5μm
(b)紫外線硬化樹脂のみの硬化材料を、図1又は図2に示す製造方法によって製造したハニカム構造物:隔壁厚み10μm以上
(c)ゼラチン材料からなる硬化材料を、図3に示す製造方法によって製造したハニカム構造物:隔壁厚み0.01〜5μm
上述のように(a)の本発明のハニカム構造物及び(c)のゼラチン材料からなるハニカム構造物は、隔壁厚みセルの高さ(セルの高さ)が10μmであり、画像形成装置の表示部の構成材料としてとして適した形状を備えている。
(実施形態1)
図2に示した製造方法によって作成したハニカム構造物は、例えばシート状であり、シートの少なくとも片面側にそれぞれのセルの開口部があるハニカム構造物である。エネルギー線硬化性物質としては、例えば、紫外線や電子線、遠赤外線などのエネルギー線の吸収によって架橋反応、あるいは重合反応が進行して硬化する物質であればよく、エネルギー線照射前の状態が塑性変形可能な状態であれば良い。表面張力を下げる物質としては前記エネルギー線硬化性物質と混ざり、相溶、分散、あるいは気液界面に吸着して、その表面張力を下げる物質であれば良い。表面張力を下げる物質は有機系、無機系、珪素系、低分子、オリゴマー、高分子であっても良く、エネルギー線硬化性物質の表面張力を5dyne/cm以上下げる物質が好ましく、特に表面張力を10dyne/cm以上下げる物質が好ましい。
実施形態2のハニカム構造物は、実施形態1のハニカム構造物と同様に製造されるが、エネルギー線硬化性樹脂として界面活性剤を含む電子線硬化性樹脂を用いている。例えば電子線硬化性樹脂として、不飽和ポリエステル、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、不飽和アクリル樹脂、不飽和シリコーン、不飽和フッ素樹脂など(望ましくはウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系)を用いてもよい。
実施形態3のハニカム構造物は、実施形態2のハニカム構造物と同様に製造されるが、界面活性剤として、フッ素系界面活性剤、特にフッ素含有両親媒性物質を使用している。フッ素系界面活性剤はフッ素を含有し、疎水部と親水部とを有する物質であり、低分子、オリゴマー、高分子であっても良く、エネルギー線硬化性物質の表面張力を5dyne/cm以上下げる物質が好ましく、特に表面張力を10dyne/cm以上下げる物質が好ましい。この形態のハニカム構造物も上述の実施形態1,2のハニカム構造物と同様の性能、特徴を持ち、同じような用途に用いることができる。
実施形態4のハニカム構造物は、実施形態3のハニカム構造物と同様に製造されるが、界面活性剤として、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を利用している。フルオロアルキル基を有する界面活性剤としては、記エネルギー線硬化性物質と混ざり、相溶、分散、あるいは気液界面に吸着して、その表面張力を下げるフルオロアルキル基を有する両親媒性物質であれば良い。フルオロアルキル基を有し、疎水部と親水部とを有する物質であり、低分子、オリゴマー、高分子であっても良く、エネルギー線硬化性物質の表面張力を5dyne/cm以上下げる物質が良く、望ましくは表面張力を10dyne/cm以上下げる物質が良い。
実施形態5のハニカム構造物は、ノニオン系エネルギー線硬化性樹脂とノニオン系界面活性剤を含む材料から成る。例えば、このハニカム構造物は、シート状であり、シートの少なくとも片面側にハニカム構造物各セルの開口部がある複数の中空セルが並んだ構造物が該当する。ノニオン系エネルギー線硬化性物質としては、例えば紫外線や電子線、遠赤外線などのエネルギー線の吸収によって架橋反応、あるいは重合反応が進行して硬化するノニオン系樹脂であればよく、エネルギー線照射前の状態が塑性変形可能な状態であれば良い。例えば、ノニオン系樹脂としてエポキシアクリレート、ウレタンアクリレートなどを用いてもよい。
実施形態6のハニカム構造物は、紫外線硬化樹脂と表面張力を下げる物質とを含む硬化材料を使用している。紫外線硬化樹脂としては、紫外線の吸収によって架橋反応、あるいは重合反応が進行して硬化する物質であればよく、紫外線照射前の状態が塑性変形可能な状態であれば良い。例えばポリエステルアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、アクリルオリゴマー系アクリレート、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリブタジエンアクリレート系、シリコーンアクリレート系紫外線硬化樹脂など(望ましくはウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系)は比較的速やかに硬化するので安定した形状を得るのに適している。この紫外線硬化樹脂材料に加えて紫外線を吸収して重合を開始するための光重合開始剤、任意の波長における光吸収感度を増感させるための増感剤、重合開始剤との相互作用で感度や硬化度を高める重合促進剤などを加えて用いることが有効である。
実施形態7のハニカム構造物は、実施形態7のハニカム構造物において、親水性紫外線硬化樹脂と表面張力を下げる物質とを含む材料から成る硬化材料を使用している。このハニカム構造物は、例えばシート状であり、シートの少なくとも片面側にハニカム構造物各セルの開口部がある複数の中空セルが並んだ構造物が該当する。親水性紫外線硬化樹脂としては、親水性の官能基を含み、水溶性、あるいは水との親和性が高い構造からなり、紫外線の吸収によって架橋反応、あるいは重合反応が進行して硬化する物質であればよく、紫外線照射前の状態が塑性変形可能な状態であれば良い。例えばポリアルコキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系紫外線硬化樹脂などは比較的速やかに硬化するので安定した形状を得るのに適している。
実施形態8は上述のハニカム構造物を利用した画像表示装置である。実施形態8の画像表示装置は、上記のいずれかの本発明のハニカム構造物を画像表示部の画素マトリクスとして用いた装置であり、ハニカム構造物のセルの内部に、電気泳動剤(電気泳動粒子及び電気泳動媒体のスラリー)を充填した電気泳動ディスプレイ、液晶材料を充填した液晶ディスプレイ、蛍光材料を充填したELディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイなどの画素仕切りを要する画像表示装置である。多数の微細なセルを持つハニカム構造物は紫外線硬化樹脂のみを用いた硬化材料として用いたものよりセルの隔壁厚さが薄い。セルの隔壁は表示に寄与しない部分であるので、薄くなることにより反射率、コントラストが向上する。画像表示装置の画素マトリクスのセルの隔壁厚さとしては、好ましくは0.05〜5μm程度が望ましい。0.05μm以下の隔壁厚さではハニカム構造物の強度が弱くなり、5μm以上だと反射率、コントラストの面で特性が良くないためである。
実施形態9は上述のハニカム構造物を利用した画像表示装置のうち、ハニカム構造物のセルの内部に電気泳動剤を充填した電気泳動式の画像表示装置である。この電気泳動式の画像表示装置とは、ハニカム構造物を画像表示部の画素マトリクスとして用いた装置であり、セルの内部に電気泳動剤を充填した電気泳動ディスプレイである。微細なハニカム構造物は従来例の紫外線硬化樹脂を用いたものより壁厚みが薄くなっている。隔壁は表示に寄与しない部分であるので、薄くなることにより反射率、コントラストが向上する。隔壁厚みとしては、好ましくは0.05〜5μm程度が望ましい。0.05μm以下の隔壁厚みではハニカム構造物の強度が弱くなり、5μm以上だと反射率、コントラストの面で特性が良くないためである。この形態の画像表示装置においては、本発明の微細なセルを持つハニカム構造物を用いるので、表示部マトリックスの隔壁厚み10μm以下とすることができ、表示部マトリックスのセルの高い開口率によって反射率が大きく、コントラストに優れた画像特性を得ることができる。
ハニカム構造物の製造装置および製造方法について説明する。ハニカム構造物の製造装置の例を図8、図9に示す。図8は、ハニカム構造物用の硬化材料を基板上に塗布する工程を実行する装置であり、図9は、基板上に塗布された硬化材料をハニカム構造にする装置である。図8に示すハニカム構造体製造装置20は、ガラス基板22に平面度良く、接合した型23に硬化材料30を塗布する装置であり、硬化材料30の温度を制御した上で吐出ポンプ29からスリットヘッド24へ硬化材料30を送り出すと同時に塗布テーブル21を移動させることで均一な皮膜を型23上に形成させる。型23は、ニッケル、シリコン、ガラス上にレジスト剤パターンを形成したもの、銅張り板(銅/ポリイミド積層基板)、ガラス、その他樹脂材(ポリイミド、PTE、アクリル等)などどのようなものでも使うことができる。凹部形成方法としては、エッチングを実施した。
(実施例1)
エポキシアクリレート系紫外線硬化樹脂として、液状のビームセットAQ9(荒川化学工業製)を使用し反応開始剤として1-ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトンとベンゾフェノンから成るIrgacure500(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)(3wt%)を用いた。ここで、AQ9液中にフッ素系界面活性剤ノベックFC−4430(スリーエム社製)を(0.5wt%)添加し、エポキシアクリレートの表面張力を下げる。この溶液をスリットコーターを用いて凹部を有する型基材上に塗布し、型基板上にエポキシアクリレート膜を形成する。このエポキシアクリレート膜の上に透明導電膜付きフィルム等の基板を配置し、減圧装置に入れて減圧にし、凹部の空気を膨張させる。ある真空度に到達し、所望の形状のセルが形成された時点で、中空層(セル)を形成されたエポキシアクリレート膜に紫外線を照射し、エポキシアクリレートを硬化させる。
本実施例は、紫外線硬化樹脂としてウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂、表面張力を下げる物質としてポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を添加し(0.5wt%)、ハニカム構造物素材として用いた例である。
ここではメルカプト基を含むウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂であるLoctite3301(Henkel Technologies社製)を使用した。Loctite3301液中にポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤であるシロキサン-ポリアルキレンオキサイドコポリマー:NIAXシリコーンL-650(GE東芝シリコーン社製)を(0.5wt%)添加し、ウレタンアクリレートの表面張力を下げる。この溶液をスリットコーターを用いて塗布し、型基板上にウレタンアクリレート膜を形成する。この上に透明導電膜付きフィルム等の基板を配置し、減圧し、空気を膨張させる。ある真空度に到達し、所望の形状のセルが形成された時点で、中空層(セル)の形成されたウレタンアクリレート膜に紫外線を照射し、ウレタンアクリレートを硬化させる。ウレタンアクリレートを塑性変形性の材料として使用した場合、各セルの壁厚みhが0.01〜5μm、開口部壁厚みiが0.01〜1μm、各セルの壁と開口部の壁との交差部の曲率半径jが0.1〜5μm、開口部mが140μmのハニカム構造物が作製できる(図6参照)。実施例1と同様、同時に透明導電膜付きフィルム等相手基板との接合が行われる。相手基板との接合を同時に行うので、工程数が少なく、設備コストや加工時間に対するコストが低減出来る効果がある。
ノニオン系紫外線硬化樹脂としてウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂、ノニオン系界面活性剤としてのFC4430(0.5wt%)をハニカム構造物素材として用いた例である。
塑性変形性の材料として、ノニオン系紫外線硬化樹脂であるウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂を使用する。ウレタンアクリレート系紫外線硬化材料としては、ポリウレタンアクリレートとアクリルモノマーとの混合液であるビームセットAQ17(荒川化学工業製)を使用し反応開始剤として1-ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトンとベンゾフェノンから成るIrgacure500(3wt%)を用いた。ここで、AQ17液中にノニオン系含フッ素界面活性剤ノベックFC−4430(3M製)を(0.5wt%)添加し、ウレタンアクリレート液の表面張力を下げる。この未硬化樹脂液をスリットコーターを用いて塗布し、型基板上にウレタンアクリレート膜を形成する。この上に透明導電膜付きフィルム等の基板を配置し、減圧し、空気を膨張させる。ある真空度に到達し、所望の形状のセルが形成された時点で、中空層(セル)の形成されたウレタンアクリレート膜に紫外線を照射し、ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂を硬化させる。
親水性紫外線硬化樹脂としてアルコキシアクリレート系紫外線硬化樹脂、フルオロアルキル基含有界面活性剤としてハイドロカーボンアクリレート-パーフルオロカーボンアクリレートコポリマーを添加し(0.5wt%)、ハニカム構造物素材として用いた例である。
塑性変形性の材料として、親水性紫外線硬化樹脂であるアルコキシアクリレート系紫外線硬化樹脂を使用する。具体的には水との高い親和性を有するポリエチレングリコールジアクリレート:PEG400DA(ダイセルサイテック社製)を使用し反応開始剤として1-ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトンとベンゾフェノンから成るIrgacure500(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)(3wt%)を用いた。ここで、PEG400DA液中にハイドロカーボンアクリレート-パーフルオロカーボンアクリレートコポリマー:エフトップEF802(ジェムコ社製)を(0.5wt%)添加し、アルコキシアクリレート液の表面張力を下げる。この未硬化液をスリットコーターを用いて塗布し、型基板上にアルコキシアクリレート膜を形成する。この上に透明導電膜付きフィルム等の基板を配置し、減圧し、空気を膨張させる。ある真空度に到達し、所望の形状のセルが形成された時点で、中空層(セル)の形成されたアルコキシアクリレート膜に紫外線を照射し、アルコキシアクリレート系紫外線硬化樹脂を硬化させる。
水溶性樹脂(水溶液)塑性変形性の材料として、水溶性樹脂であるゼラチンを使用する。ゼラチンを5〜30wt%程度に水に溶解させる。この溶液をスリットコーターを用いて、型基板上にゼラチン膜を形成する。これを減圧し、空気を膨張させる。真空中でゼラチン中の残留水分を蒸発させ、乾燥、固化させる(図3参照)。塑性変形可能な材料として、ゼラチンの他に、ポリウレタン(大日本インキ工業製ハイドランWLS−201)やポリビニルアルコール(クラレ製 ポバールPVA117)なども使用できる。
紫外線硬化樹脂のみを塑性変形性の材料としたハニカム構造物の製造。エポキシアクリレート系紫外線硬化樹脂AQ9(荒川化学工業製)を使用し、反応開始剤として1-ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトンとベンゾフェノンから成るIrgacure500(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)(3wt%)を用いた。スリットコーターを用いて塗布し、型基板上にエポキシアクリレート膜を形成する。この上に透明導電膜付きフィルム等の基板を配置し、減圧し、空気を膨張させハニカム構造を形成する(図2参照)。ある真空度に到達し、所望の形状のセルが形成された時点で、中空層(セル)の形成されたエポキシアクリレート膜に紫外線を照射し、エポキシアクリレートを硬化させる。エポキシアクリレート系紫外線硬化樹脂に表面張力を下げる物質を添加しない場合、ハニカム構造を形成するときにセル隔壁の厚みを薄くするため減圧時の真空度を高めると、セル隔壁が破れて隣のセルとつながってしまう傾向がある。隔壁が破れて隣のセルとつながらない真空度でハニカム構造を形成すると、各セルの壁厚みhは10〜40μmと厚肉で、開口部壁厚みiが0.01〜5μm、開口部mが100〜130μm程度となり厚肉のセル構造物が作製される(図6参照)。開口部形状はほぼ円形である。
実施例5に係る本発明の電気泳動式の画像表示装置の断面構造を図7に示す。この画像表示装置10は、図7に示すように、高さ50μm、幅の150μmのセルを持つハニカム構造体を画素としている。
画像表示装置10の主要構成は、透明導電性膜付きフィルム13、ハニカム構造物の隔壁12、隔壁12の中に充填されている電気泳動剤11、下部の電気泳動剤11の封止材14、絶縁/接着材15、及び電圧駆動回路16である。
透明導電性膜付きフィルム13は、ハニカム構造物製造時にハニカム構造物と一体化されていればよく、電気泳動材を保護するための透明PETフィルムに、スパッタリング法等で透明な共通電極であるITO(Indium Tin Oxide)層を積層したものである。電気泳動剤11は、色素粒子である電気泳動粒子及び電気泳動媒体のスラリー状混合物であり、電圧の印加により電気泳動粒子がセル中を上下に移動し、電気泳動粒子の色によりセル外に色を表示する画素の元になる部分である。電圧の印加は、上部のITO共通電極と下部のそれぞれのセルに異なった電圧を印加できる電圧駆動回路16により制御される。
4:紫外線硬化樹脂 5:紫外線硬化樹脂 6:気体
10:画像表示装置 11:電気泳動材 12:隔壁
13:透明導電性膜付きフィルム 14:封止材
15:絶縁/接着材 16:電圧駆動回路
20:ハニカム構造体製造装置 21:塗布テーブル 22:ガラス基板
23:型 24:スリットヘッド 25:塗布テーブル送りモータ
26:ギャップ追従ローラ 27:硬化材料桶 28:ギャップ調整用ステージ
29:定量吐出ポンプ 30:硬化材料 31:ヒートホース
32:ヒータ 33:真空計 34:リリース弁
35:真空ポンプ 40:減圧チャンバー
Claims (13)
- エネルギー線により硬化する塑性変形可能な硬化材料と該硬化材料の表面張力を下げる表面張力降下剤とを含む塑性変形膜を、複数の凹部を有する基材上に配置し、前記凹部に存在する気体の体積膨張によって変形させて複数のセルを形成させた後に、エネルギー線を照射して硬化させることによって得られることを特徴とするハニカム構造物。
- 前記表面張力降下剤は、界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載のハニカム構造物。
- 前記界面活性剤は、フッ素含有界面活性剤であることを特徴とする請求項2に記載のハニカム構造物。
- 前記フッ素含有界面活性剤は、フルオロアルキル基を有することを特徴とする請求項3に記載のハニカム構造物。
- 前記硬化材料は、ノニオン系樹脂であり、前記フッ素系界面活性剤は、ノニオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項3又は4に記載の微細なハニカム構造物。
- 前記硬化材料は、紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のハニカム構造物。
- 前記紫外線硬化樹脂は、親水性であることを特徴とする請求項6に記載のハニカム構造物。
- 前記紫外線硬化樹脂は、ウレタンアクリレート系樹脂であることを特徴とする請求項7に記載のハニカム構造物。
- 前記紫外線硬化樹脂は、エポキシアクリレート系樹脂であることを特徴とする請求項7に記載のハニカム構造物。
- 前記紫外線硬化樹脂は、アルコキシアクリレート系樹脂であることを特徴とする請求項7に記載のハニカム構造物。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載のハニカム構造物のそれぞれのセルに表示媒体を挿入して表示単位を形成したことを特徴とする画像表示装置。
- 前記セルに電気泳動粒子及び電気泳動媒体を充填したことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置。
- エネルギー線により硬化する塑性変形可能な硬化材料と該硬化材料の表面張力を下げる表面張力降下剤とを含む塑性変形膜を複数の凹部を有する基材表面に密着させる工程と、前記基材表面の凹部に存在する気体の体積膨張によって前記塑性変形膜を変形させて複数のセルを形成させる工程と、複数のセルを形成した塑性変形膜にエネルギー線を照射して硬化させる工程とを有することを特徴とするハニカム構造物の製造方法。
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