JP5281702B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、閉状態で封止可能な基板ケースを備えたパチンコ機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ機、スロットマシン等の遊技機では、各種制御基板等が基板ケースに格納された状態で遊技機本体に装着されている。一般的な基板ケースは、第1ケース体と第2ケース体とを互いに嵌め合わせることにより略箱形となるように構成されている。
また、遊技機の基板ケースには、基板に対する不正防止のための封止手段を備えたものがある。この封止手段は、第1ケース体と第2ケース体とを閉状態で現状復帰不能に封止するもので、一旦基板を格納したまま封止してしまうと、基板ケース上の開封損壊部を損壊して開封の痕跡を残さない限り、再び基板ケースを開くことはできないようになっている(例えば特許文献1)。逆に言えば、基板ケース上の開封損壊部が損壊しているか否かにより、その基板ケースが開封済みか否かを判断することができる。
特開2003−38805号公報
このように、従来の遊技機でも基板ケース上の開封損壊部の状態を見ればその基板ケースが開封済みであるか否かが判断可能であるが、基板ケースは一般的に透明な合成樹脂製であり、また封止部分の形状が比較的複雑であることなどから、開封損壊部が損壊しているか否かを一目で判断することが難しい場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、基板ケースが開封済みであるか否かをより容易に判断することが可能な遊技機を提供することにある。
本発明は、互いに嵌め合わせ可能な第1ケース体41と第2ケース体42とを備え且つ基板23を格納可能な基板ケース24備えた遊技機において前記基板ケース24が正規の手順で開かれる際に前記基板23上の被損壊部49を損壊する開封時損壊手段44,123,151,163を備えたものである。
本発明によれば、基板ケース24が開封済みであるか否かを、基板23上の被損壊部49の状態に基づいてより容易に判断することが可能である。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の全体正面図である。 同じく遊技盤の背面図である。 同じく集球ケース及び主基板ケースの分解斜視図である。 同じく第2ケース体の背面図である。 同じく第1ケース体の背面図である。 同じく損壊ピンとその装着部及び被損壊部の関係を示す要部分解斜視図である。 同じく第2ケース体及び第1ケース体の要部拡大背面図である。 同じく第2ケース体及び第1ケース体の要部拡大斜視図である。 同じく主基板ケースの嵌め合わせ手順を示す説明図である。 同じく主基板ケースの封止手順を示す説明図である。 同じく主基板ケースへの損壊ピンの装着手順を示す説明図である。 同じく主基板ケースの開封手順を示す説明図である。 同じく主基板ケース開封時の被損壊部の状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す主基板ケースの側面断面図である。 同じく主基板ケース開封時の被損壊部の状態を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態を示す係合爪及び被損壊部の関係を示す要部分解斜視図である。 同じく主基板ケース開封時の被損壊部の状態を示す説明図である。 本発明の第4の実施形態を示す主基板ケースの分解斜視図である。 同じく主基板ケース開封時の被損壊部の状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図13は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。なお、以下の説明における上下左右の方向については、特に基準を示さない限り遊技機本体を前側から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1において、1は遊技機本体で、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3は左端側の上下一対のヒンジ4を介して外枠2に着脱及び開閉自在に装着されている。前枠3の上部側には遊技盤5が例えば前側から着脱自在に装着されると共に、遊技盤5の前側にガラス扉6が、ガラス扉6の下側に隣接して前面開閉板7が夫々配置されている。ガラス扉6、前面開閉板7はヒンジ4と同一側のヒンジにより前枠3に開閉自在に枢支されている。前面開閉板7には、その前側に、発射手段8に供給するための遊技球を貯留する貯留皿9、発射手段8を作動させるための発射ハンドル10等が設けられている。
遊技盤5の前側には、発射手段8により発射された遊技球を案内するガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11内の遊技領域12には、画像表示手段13を備えたセンターケース14の他、通過ゲート15、開閉式入賞手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等の各種遊技部品が装着されている。
また、遊技盤5の裏側には、図2に示すように、センターケース14等の遊技部品を後側から覆う裏カバー21と集球ケース22とが上下に配置され、例えば集球ケース22の背面側に主制御基板(基板)23が格納された主基板ケース(基板ケース)24が、裏カバー21の背面側に演出制御基板25が格納された演出基板ケース26、液晶制御基板27が格納された液晶基板ケース28が夫々着脱自在に装着されている。集球ケース22は、開閉式入賞手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等に入賞して遊技盤5の裏側に案内された遊技球を集めて排出口29から回収通路(図示省略)側へと案内するためのもので、図3に示すように上面側と前面側とが開放した略箱形に形成されており、裏カバー21の下側に近接して配置され、遊技盤5の裏側に着脱自在に固定されている。
集球ケース22の背面側には、例えばその略中央に主基板ケース24を着脱自在に装着可能な主基板ケース装着部31が設けられ、また例えばその主基板ケース装着部31の一側には、遊技盤5を前枠3に装着したときに前枠3側のコネクタ(図示省略)に直接結合される遊技盤側コネクタ32が複数配置されている。主基板ケース装着部31は、集球ケース22の背面側に設けられた装着開口部33と、その装着開口部33の上下両縁側に沿って配置される装着レール34と、主基板ケース24の一端側、例えば左端側を保持する第1保持手段35と、この第1保持手段35により一端側が保持された主基板ケース24の他端側を解除可能に保持する締結つまみ等よりなる第2保持手段36とを備えている。
この主基板ケース装着部31に装着される主基板ケース24は、全体として扁平な略矩形状であって、図3に示すように、互いに嵌め合わせ可能な第1ケース体41と第2ケース体42とを備えると共に、その外周側の一辺、例えば左端側に沿って封止手段43が設けられており、更に別部材の損壊ピン(開封時損壊手段)44を装着可能に構成されている。そして、主基板ケース24内の空間は、図4,図5等に示すように、封止手段43に対応する封止領域24bと、それ以外の基板格納領域24aとに区分されており、その基板格納領域24a内に主制御基板23が格納されている。
主制御基板23は例えば略矩形状であって、その一面側には、中央寄りの部分にCPU,ROM,RAM等の電子部品45が配置され、外縁部近傍には複数のコネクタ46が配置されると共に位置決め孔47a及び固定孔47b(図3)が形成されている。
また、主制御基板23上には、電子部品45やコネクタ46の配置位置とは異なる位置に、例えばミシン目状の低強度部48によって他の部分から区分された被損壊部49が一体に形成されている。即ち、主制御基板23上には、図6に示すように例えばコの字型のスリット49aが形成され、更にそのスリット49aの両端部間にミシン目状の低強度部48が形成されており、それらスリット49aと低強度部48とで囲まれた部分が被損壊部49となっている。また主制御基板23上には、被損壊部49の先端部(低強度部48とは反対側の端部)に対応する位置に、例えばスリット49aと交差するように嵌合孔50が形成されている。なお、この被損壊部49上にはプリントパターンは形成されていないものとする。
第2ケース体42は、例えば透明な合成樹脂製で、図3,図4,図7,図8等に示すように、主制御基板23の電子部品装着面23a側に対向する上壁51と、その上壁51の三辺、例えば上下辺及び右辺に沿って主制御基板23の裏面23b側に向けて延設された周壁52〜54とを一体に備え、主制御基板23の裏面23b側に対応する面、及び外周側の残りの一方側、即ち左側の面はその略全面が開放されて開口55,56を形成している。そして、上壁51の内面側には、例えば左側の開口56から所定距離内側(右周壁54側)の位置に、主基板ケース24内の空間を封止領域24bと基板格納領域24aとに仕切る仕切り壁57(図4,図8等)が右周壁54と略平行に配置されている。
上壁51のうち、基板格納領域24aに対応する基板側上壁51aには、その内部に配置される主制御基板23との間に電子部品45の収容空間を確保できるように外向きに膨出する膨出部61が形成されると共に、例えば周壁52〜54に沿って膨出部61よりも低い段部62が1又は複数形成されている。段部62には、主制御基板23側のコネクタ46が内側から嵌合するコネクタ嵌合孔63が夫々1又は複数設けられている。主制御基板23は、電子部品装着面23aを上壁51側に向けた状態で第2ケース体42の基板格納領域24a内に嵌め込まれ、ねじ止め等により固定されている。
上壁51のうち、封止領域24bに対応する封止側上壁51bは、例えば基板側上壁51aとの境界部に沿って基板側上壁51a側の段部62と略同じ高さに配置される底板66と、この底板66に対する開口56側で且つ底板66よりも高い位置に設けられた台板67とを備え、それら底板66と台板67との間はそれら底板66と台板67とに略垂直な起立板68で連結されている。台板67の外面側には、外周に沿って囲いリブ67aが外向きに所定高さで突設されている。
また、上下の周壁52,53には、封止領域24b側端部、即ち左端部に台板67と略平行に突出する一対の係合突部69が設けられ、また基板格納領域24aに対応する外面側には外向き突出状の係合爪70が、開口55側の縁部に沿って間欠的に複数設けられている。
第1ケース体41は、例えば透明な合成樹脂製で、図3,図5,図7,図8等に示すように、第2ケース体42の開口55に対応する底壁71と、第2ケース体42の開口56に対応して底壁71の一辺、即ち左辺から第2ケース体42側に立設される側壁72と、底壁71の他の三辺、即ち上辺,下辺及び右辺に沿って第2ケース体42側に立設される嵌合壁73〜75とを一体に備えており、第2ケース体42に向かい合わせに嵌め合わせたとき、底壁71,側壁72が夫々第2ケース体42側の開口55,56を夫々略閉鎖すると共に、嵌合壁73〜75が夫々第2ケース体42側の周壁52〜54の外面側に嵌合するようになっている。
また、底壁71には、第2ケース体42側の上下の周壁52,53の内面側に沿う一対の案内壁76,77が、側壁72の内面側から嵌合壁75側に向けて上下の嵌合壁73,74の内側に平行に配置されている。これら案内壁76,77と嵌合壁73,74との間は、第2ケース体42側の周壁52,53が摺動自在に嵌合する案内溝78,79となっている。
また、上下の嵌合壁73,74には、第2ケース体42の係合爪70が夫々係脱自在に係合可能な被係合部80が設けられている。この被係合部80は、第2ケース体42側の係合爪70が夫々嵌脱自在に嵌合する複数の切り欠き部81と、案内溝78,79に沿ってこれら切り欠き部81に対して例えば封止領域24bとは反対側(右側)に隣接して設けられ且つ係合爪70が夫々係合する係止部82とで構成されており、係合爪70を夫々切り欠き部81に嵌合させるように第2ケース体42を第1ケース体41に嵌め合わせ
(アンロック状態)、第2ケース体42を第1ケース体41に対して封止領域24bとは反対側(右側)に向けて相対的にスライドさせたとき(以下、この方向をスライド方向という)、係合爪70が係止部82に夫々係合して、第1ケース体41と第2ケース体42とが互いに結合状態でロックされる(ロック状態)ようになっている。
側壁72には、その両端側に第2ケース体42側の係合突部69に対応する一対の被係合孔83が形成されており、第1ケース体41と第2ケース体42とをアンロック状態に嵌め合わせる前に、第2ケース体42側の係合突部69を被係合孔83に差し込むことにより、係合突部69が被係合孔83に係合して第1,第2ケース体41,42の開方向への移動を阻止するようになっている。更に第1ケース体41の外周部には、主基板ケース装着部31の第2保持手段36が係脱自在に係合する被係合部36aが外向きに一体形成されている。
また、第1ケース体41上には、損壊ピン44を装着するための損壊ピン装着部84が、主制御基板23上の被損壊部49に対応する位置に設けられている。損壊ピン44は例えば合成樹脂製で、損壊ピン装着部84に対して第1ケース体41の外側から装着可能となっており、図6等に示すように例えば円板状に形成された頭部85と、この頭部85の一面側に突設された係合突起(係合部)86と、例えば係合突起86の両側面に設けられた一対の固定爪87とを一体に備えている。
係合突起86は、例えば頭部85に垂直な板状で、その先端部には傾斜部86cが形成されており、頭部85からの突出量が一方の第1側縁部86a側から他方の第2側縁部86b側に向けて徐々に小さくなっている。固定爪87は、係合突起86の長手方向に沿って配置され、係合突起86の先端側に対応する固定端87aにおいて係合突起86の側面に一体に連結されており、他端側の係合端87b側に向けて徐々に開き幅、即ち係合突起86からの距離が広くなるように形成されると共にその開き幅が狭まる方向に弾性変形可能となっている。
この損壊ピン44を装着するための損壊ピン装着部84は、図5,図6等に示すように第1ケース体41の底壁71上に設けられており、損壊ピン44上の係合突起86が挿通可能な貫通孔88と、損壊ピン44上の固定爪87が係合可能な例えば一対の係合受け部89と、それら貫通孔88及び係合受け部89の外周を取り囲むように底壁71の外面側に突設された囲い壁90とを備えている。
一対の係合受け部89は、貫通孔88の一部分が拡幅された爪挿通孔91を挟んで互いに対向するように底壁71よりも外側に突出した位置に設けられており、その厚さは損壊ピン44の固定爪87の係合端87bと頭部85との間の隙間と略一致している( 図11) 。また、囲い壁90は、損壊ピン44の頭部85がその内側に隙間なく嵌合可能な例えば略円筒状に形成されると共に、損壊ピン44の頭部85の厚さ分だけ係合受け部89よりも突出している( 図11) 。
損壊ピン44は、この損壊ピン装着部84に対して第1ケース体41の外側から装着されるが、その際に固定爪87は押し狭められた状態で爪挿通孔91を通過した後に拡幅し、その係合端87bと頭部85とで係合受け部89を挟み込んだ状態となって損壊ピン装着部84に固定される。このとき、損壊ピン44の頭部85が囲い壁90の内側に嵌合してその内側を完全に塞ぐため、主基板ケース24の外側から固定爪87の係合を解除して損壊ピン44を取り外すことはできない。
また第1ケース体41の内部側には、図5,図6等に示すように損壊ピン装着部84の近傍に基板保持部92が設けられている。この基板保持部92は、主制御基板23を被損壊部49上及びその近傍において保持するもので、損壊ピン装着部84に対してスライド方向の嵌合壁75側に配置されており、被損壊部49の裏面(第1ケース体41の底壁71に対向する面)に当接する1又は複数の第1保持リブ92aと、被損壊部49の外側で主制御基板23の電子部品装着面23aに当接する1又は複数の第2保持リブ92bとで構成されている。第1保持リブ92aは、例えばスライド方向に沿って配置され、第1ケース体41の底壁71の内面側に一体に突接されている。また第2保持リブ92bは、第1ケース体41の底壁71の内面側に嵌合壁75と平行に立設された支持壁93からスライド方向に突設されている。
封止手段43は、主基板ケース24の封止領域24bに対応して、第2ケース体42の開口56及び第1ケース体41の側壁72に沿って例えば一列状に複数組(ここでは2組)配置されている。各封止手段43は、図3、図7、図8等に示すように、第1ケース体41側の被結合部101と、第2ケース体42側の封止部材102及び開封障害部103とで構成されている。被結合部101は、第1ケース体41側の側壁72の内面側に突設された嵌合支持部104上に設けられている。嵌合支持部104は、底壁71に平行な板状で、底壁71との間に所定距離をおいて側壁72の内側、即ち封止領域24b側に張り出すように一体に形成されており、側壁72に沿って複数(ここでは2つ)の被結合部101が設けられている。
各被結合部101は、例えばスライド方向に形成された1つの挿通スリット105と、この挿通スリット105の両側に平行に配置された一対の逃げ用スリット106と、それら挿通スリット105と逃げ用スリット106との間に形成された一対の弾性係合部107とを備えている。挿通スリット105には、封止部材102の結合部123に対応してその略中央に拡幅部105aが形成されている。
また、嵌合支持部104の第2ケース体42側の面(以下、表面104aとする)には、各被結合部101に対してその配列方向の両側、即ち逃げ用スリット106の外側に互いに平行な一対の案内板108,108が第2ケース体42の台板67側に向けて立設されている。また、案内板108とその内側の逃げ用スリット106との間の嵌合支持部104上には、封止部材102の嵌合突部127に対応する嵌合孔109aと、その嵌合孔109aの側壁72側に設けられ且つ表面104a側に突出する規制部109bとが設けられている。なお、嵌合支持部104と底壁71との間には、それらを接続する補強リブ110が、被結合部101を避けた位置に複数設けられている。
封止部材102及び開封障害部103は、封止領域24bに対応して第2ケース体42に形成された封止用開口部111内に配置されている。封止用開口部111は、第1ケース体41側の被結合部101に対応して複数(ここでは2つ)設けられており、夫々台板67から起立板68を経て底板66に達する開口状に形成されている。
封止部材102は、断面矩形状の軸部121と、この軸部121の後端側に設けられた鍔部122と、軸部121の先端側に設けられた台形状の結合部123と、鍔部122から上側に突出する被押圧部124とを備え、封止用開口部111のうち、台板67に形成された台板開口部111a内に配置され、損壊容易な1又は複数の保持部125を介して第2ケース体42に一体成形されており、主基板ケース24を封止する際に被押圧部124が押圧されると、それによって保持部125が損壊して第2ケース体42側から切り離され、第1ケース体41側の被結合部101に離脱不能に結合するようになっている。鍔部122は、例えば略矩形状に形成されており、台板開口部111aを略塞ぐように台板開口部111a内に配置され、スライド方向に対する左右の両縁部122a,122bと、それらの外側に対向する台板開口部111a側の縁部との間が、例えば夫々2箇所に設けられた保持部125により連結されている。
鍔部122には、スライド方向に対する左右の両縁部122a,122bと、スライド方向のロック状態側(基板格納領域24a側)の縁部122cとに沿って側壁126a,126bと前壁126cとが被結合部101側に向けて突設されている。また、側壁126a,126bには、例えばその開口56側端部に嵌合突部127が設けられている。側壁126a,126bは、その外面側が被結合部101側の案内板108に、開口56側の縁部が被結合部101側の規制部109bに夫々沿うように形成されており、封止部材102が被結合部101側に押し込まれたとき、側壁126a,126bが案内板108と規制部109bとに沿って摺動することにより被結合部101側に案内され、嵌合突部127が嵌合支持部104上の嵌合孔109aに嵌合するようになっている。
なお、規制部109bは、鍔部122が保持部125により第2ケース体42側に連結されている状態では側壁126a,126b及び嵌合突部127に到達しない長さに設けられ(図10(a))、第1ケース体41に対して第2ケース体42をロック状態側にスライドさせる際に側壁126a,126b及び嵌合突部127が規制部109bと干渉しないようになっている。
軸部121は、鍔部122の中心部から被結合部101側に向けて突設され、例えばスライド方向に対する左右方向に偏平な断面矩形状に形成されており、その幅は被結合部101側の拡幅部105aの内幅と略同じか若干小さく形成されている。この軸部121の先端側の結合部123は、鍔部122が保持部125により第2ケース体42側に連結されている状態では被結合部101に到達せず(図10(a))、封止部材102が被結合部101側に押し込まれて第2ケース体42側から切り離され、鍔部122の側壁126a,126b等が嵌合支持部104の表面104aに当接したとき、被結合部101の挿通スリット105を貫通してその裏側に離脱不能に係合するようになっている(図10
(b))。
被押圧部124は、封止部材102を被結合部101側に向けて押圧する際にその押圧操作を受ける部分であって、鍔部122の中心部から外向き突出状に設けられており、その中央に凹部124aが形成されている。封止部材102を被結合部101側に向けて押圧する際には、この凹部124aにドライバー等の先端部を押し当てることにより容易に押圧操作可能である。
開封障害部103は、図7(a)、図8(a)等に示すように、封止用開口部111のうち、起立板68に形成された起立板開口部111bから底板66に形成された底板開口部111cにかけてその内側に配置され、損壊容易な第1,第2損壊部131,132を介して第2ケース体42に一体成形されており、封止部材102が第2ケース体42から切り離されて第1ケース体41側に結合したとき、その封止部材102のスライド方向ロック側に当接又は略当接するようになっている。
この開封障害部103は、例えば封止部材102に対するスライド方向ロック側に立設された支持板133と、この支持板133から封止部材102側に突設された当接部134とを備えている。支持板133は、起立板開口部111bを略塞ぐように起立板68と同一平面上に配置され、内側端部が嵌合支持部104の表面104aに当接又は近接しており、その内側端部近傍に当接部134が設けられている。当接部134は、封止部材102が保持部125により第2ケース体42側に連結されている状態では封止部材102から離間しており(図10(a))、封止部材102が第2ケース体42から切り離されて第1ケース体41側に結合したとき(図10(b))、その封止部材102の前壁126cの外面側に当接又は近接するようになっている。
第1損壊部131は、図7(a)に示すように、支持板133の外側端部におけるスライド方向左右両側と封止用開口部111の縁部又はその近傍、例えば台板67側の囲いリブ67aとの間を夫々連結するように設けられ、主基板ケース24の外側からニッパー等により容易に損壊可能となっている。また、第2損壊部132は、図7(a)、図8(a)に示すように、支持板133の内側端部と、底板開口部111cの縁部又はその近傍、例えば底板66及び仕切り壁57との間を、底板開口部111c内をスライド方向に横切って連結するように設けられ、例えばその外側縁部が底板66と略面一で、内側縁部が嵌合支持部104の表面104aに当接又は近接する内外方向幅広状に形成されており、主基板ケース24の外側からニッパー等により損壊可能となっている。なお、この第2損壊部132は、底板66とその両側に立設された起立板68及び膨出部61の側壁61aとで構成される内向きの凹部135内に配置されているため、第1損壊部131に比べると損壊操作が若干困難となっている。
以上のような主基板ケース24を組み立てる際には、まず第2ケース体42の内側に主制御基板23を装着、固定し、その第2ケース体42の一対の係合突部69を第1ケース体41の案内溝78,79に沿って被係合孔83に差し込んだ後、第2ケース体42の係合爪70を第1ケース体41の切り欠き部81に嵌合させてアンロック状態に嵌め合わせる(図9(a)→(b))。このとき、第2ケース体42側の周壁54は、第1ケース体41側の支持壁93の外側に嵌合する。また、第2ケース体42側の封止部材102は、第1ケース体41側の被結合部101に対してスライド方向にずれた位置にあり、第2ケース体42側の台板67はその開口56側縁部が第1ケース体41側の側壁72よりも外側に突出している。
次に、第2ケース体42と第1ケース体41とを互いに相対的にスライドさせて、第2ケース体42側の係合爪70を第1ケース体41側の係止部82に係合させ、第1ケース体41と第2ケース体42とを結合状態でロックする(図9(b)→(c))。このとき、主制御基板23の端部が基板保持部92の第1保持リブ92aと第2保持リブ92bとの間に進入して、第1保持リブ92aが被損壊部49の裏面に、第2保持リブ92bが被損壊部49の外側で主制御基板23の電子部品装着面23aにそれぞれ当接した状態となり、また主制御基板23側の嵌合孔50と第1ケース体41側の損壊ピン装着部84の貫通孔88とが一致した状態となる。更に、第2ケース体42側の封止部材102は第1ケース体41側の被結合部101と内外方向に合致し、また第2ケース体42側の台板67はその開口56側縁部が第1ケース体41側の側壁72とスライド方向に略一致した状態となる(図10(a))。
続いて図10に示すように、複数(2組)の封止手段43のうちの1つを用いて主基板ケース24を封止する。即ち、ドライバー等の工具の先端を封止部材102の被押圧部124に当て、内側、即ち第1ケース体41側に押圧する。これにより、保持部125が損壊してその封止部材102が第2ケース体42から切り離されると共に、その封止部材102の先端側の結合部123が弾性係合部107を両側に押し広げながら挿通スリット105内に嵌合する。そして、封止部材102の鍔部122が嵌合支持部104の表面104aに当接したとき、結合部123が挿通スリット105を貫通して弾性係合部107の裏側に係合し、その封止部材102は第2ケース体42から完全に独立した状態で第1ケース体41側に離脱不能に結合した状態となる(図10(b))。
このとき、その封止部材102に対応する開封障害部103の当接部134が、その封止部材102のスライド方向ロック側に当接又は近接した状態となるため、第2ケース体42と第1ケース体41とを開方向、即ちアンロック状態側に相対的にスライドさせようとしても、第1ケース体41側に結合している封止部材102が、当接部134を介して第2ケース体42の開方向への相対移動を阻止するため、そのままでは主基板ケース24を開封することはできない。
封止手段43による封止が完了すると、続いて図11に示すように損壊ピン44を損壊ピン装着部84に装着する。即ち、損壊ピン44の係合突起86を、傾斜部88cが基板保持部92側に向くように貫通孔88に挿入する(図11(a))。そして、固定爪87が爪挿通孔91を通過して係合受け部89の内側に係合したとき、係合突起86における傾斜部88cの中間部分よりも先端側が主制御基板23の嵌合孔50に嵌合した状態となる(図11(b)) 。またこのとき、損壊ピン44の頭部85が囲い壁90の内側に嵌合してその内側を完全に塞ぐため、主基板ケース24の外側から固定爪87の係合を解除して損壊ピン44を取り外すことはできない。
損壊ピン44が装着された主基板ケース24は、各コネクタ46に各種ハーネスが接続され、コネクタカバー(図示省略)等が装着された後、集球ケース22の背面側の主基板ケース装着部31に着脱自在に装着される。
検査等のために主基板ケース24を正規に開封する場合には、まず主基板ケース24を主基板ケース装着部31から取り外し、各種ハーネスをコネクタ46から取り外した後、図12に示すように封止手段43による封止を解除する。即ち、封止状態となっている封止手段43の第1,第2損壊部131,132をニッパー等の工具を用いて切断し、開封障害部103を第2ケース体42から切り離して除去し、起立板開口部111b及び底板開口部111cを開放する(図12(a))。これにより、第2ケース体42側には第1ケース体41側の封止部材102を規制する部分がなくなるため、第2ケース体42を第1ケース体41に対してアンロック状態側に相対的にスライドさせることができ(図12(b))、主基板ケース24を開封することができる。
また、このように第2ケース体42を第1ケース体41に対してロック状態からアンロック状態にスライドさせると、第2ケース体42側に固定されている主制御基板23も第1ケース体41側に固定されている損壊ピン44に対して相対的にスライド移動する。その際、図13に示すように、損壊ピン44の傾斜部86cによって被損壊部49が主基板ケース24の内側に向けて面外方向に押され、それによって低強度部48が破断して被損壊部49が主制御基板23から切り離される。
このとき、一対の第2保持リブ92bが、被損壊部49の外側で主制御基板23の電子部品装着面23aに当接して主基板ケース24の内側への移動を規制しているため、被損壊部49が面外方向に押される際にそれに引っ張られてその周辺部分も面外方向に移動することがなく、被損壊部49を低強度部48において確実に損壊させることができる。
なお、被損壊部49にはプリントパターンは形成されていないため、主基板ケース24が開封されて被損壊部49が損壊した後も主制御基板23としての機能に影響はない。従って、主基板ケース24が開封された後、これと交換する新しい主基板ケース24が到着するまでの間については、開封済みの主基板ケース24を残りの封止手段43によって再び封止することにより引き続き使用することが可能である。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、封止手段43による封止が解除されて主基板ケース24が開かれる際に主制御基板23上の被損壊部49を損壊する損壊ピン44を備えているため、主基板ケース24が開封済みであるか否かを、開封障害部103の有無の他、主制御基板23上の被損壊部49の状態によってより容易に判断することが可能である。
また、損壊ピン44は、主基板ケース24の外側からは取り外しできない状態で第1ケース体41に装着可能に構成されており、主基板ケース24が封止手段43により封止された後に第1ケース体41に装着されることによりその損壊ピン44上の係合突起86が被損壊部49に係合し、封止手段43による封止が解除されて主基板ケース24が開封される際に損壊ピン44から被損壊部49に力が加わって被損壊部49が損壊するように構成されているため、封止時の操作が損壊ピンを装着するだけと非常に簡単で、しかも痕跡を残すことなく損壊ピン44を取り外すことはできないため、二重に封止を行ったのと同じ効果が期待できる。
また、被損壊部49は破断容易な低強度部48を介して主制御基板23上に一体に形成されており、損壊ピン44から被損壊部49に力が加わって低強度部48が破断することにより被損壊部49が損壊するように構成されているため、主基板ケース24の開封時に被損壊部49を容易且つ確実に損壊させることができる。
図14及び図15は本発明の第2の実施形態を例示し、封止部材102の結合部123を開封時損壊手段とし、主基板ケース24を封止すべく封止部材102が操作されることにより、結合部(開封時損壊手段)123が被損壊部49に係合するように構成した例を示している。なお、本実施形態に関する以下の説明で特に触れない構成については第1の実施形態と同一であるとする。
本実施形態の主制御基板23は、図15(a)に示すように、その一端側に封止手段43側に突出する突出部141が設けられている。この突出部141上には、各封止手段43に対応して被損壊部49が例えば2つ設けられており、第1ケース体41と第2ケース体42とをアンロック状態からロック状態にスライドさせたとき、その突出部141が嵌合支持部104に沿ってその裏側に挿入され(図14)、各被損壊部49が夫々被結合部101の裏側に重なるようになっている。
主制御基板23の突出部141上には、そのスライド方向一端側の縁部を例えば略矩形状に取り囲むようにコの字型のスリット49aが形成され、そのスリット49aの内側が被損壊部49となっており、スリット49aの先端部と主制御基板23の縁部との間に僅かに残された部分が、被損壊部49とその他の部分とを連結する破断容易な低強度部48となっている。更に突出部141上には、被結合部101の挿通スリット105に対応する位置に、例えばスリット49aと交差するように嵌合孔50が形成されている。
また、第1ケース体41上には、主制御基板23の突出部141をその裏側から支持する1又は複数の押さえリブ142が、底壁71から嵌合支持部104側に一体に突設されている。
以上のような本実施形態においては、第1ケース体41と第2ケース体42とが互いに嵌め合わされてロック状態とされた後、図14に示すように封止部材102が押し込まれ、その封止部材102の先端側の結合部123が挿通スリット105を貫通して弾性係合部107の裏側に係合して封止が完了したとき、その結合部(開封時損壊手段)123が主制御基板23の嵌合孔50に係合した状態となる。
また、主基板ケース24の開封時には、第1の実施形態と同様の手順で開封障害部103が第2ケース体42から切り離され、第2ケース体42が第1ケース体41に対してアンロック状態側に相対的にスライドされる。このとき、第2ケース体42に固定されている主制御基板23も第1ケース体41に対して相対的にスライド移動するが(図15(a)→(b))、封止部材102の結合部123が係合している被損壊部49だけは相対移動できず、それによって低強度部48が破断して被損壊部49が主制御基板23から切り離される。
以上説明したように、本実施形態の場合も第1の実施形態と同様、主基板ケース24が開封済みであるか否かを、開封障害部103の有無の他、主制御基板23上の被損壊部49の状態によってより容易に判断することが可能であるが、更に主基板ケース24を組み立てる際には、第1ケース体41と第2ケース体42とを嵌め合わせてロックし、封止手段43により封止するという従来と同様の手順以外、特別な操作が不要であるという利点がある。
図16及び図17は本発明の第3の実施形態を例示し、第1の実施形態における損壊ピン44に代えて、第1ケース体41上に、主制御基板23上の被損壊部49に係合する係合位置から係合しない待避位置側に弾性変形可能な係合爪(開封時損壊手段)151を設けた例を示している。なお、本実施形態に関する以下の説明で特に触れない構成については第1の実施形態と同一であるとする。
本実施形態の主制御基板23には、その角部近傍に、スライド方向に沿って形成されたV字状の切り欠き部152と、スライド方向に直交する線状の切り込み部153とで囲まれた被損壊部49が設けられており、切り欠き部152の先端部と切り込み部153の先端部との間に僅かに残された部分が、被損壊部49とその他の部分とを連結する破断容易な低強度部48となっている。また、被損壊部49における切り込み部153側の端部には、係合爪151が係合可能な切り欠き状の被係合部154が形成されている。
また第1ケース体41の内部側には、被損壊部49上又はその近傍で主制御基板23の面外方向への移動を規制する基板保持部92が設けられている。この基板保持部92は、例えばスライド方向に沿って第1ケース体41の底壁71の内面側に一体に突接され且つ主制御基板23の裏面23bに当接する1又は複数の第1保持リブ92aと、第1ケース体41の底壁71の内面側に嵌合壁75と平行に立設された支持壁93からスライド方向に突設され且つ主制御基板23の電子部品装着面23aに当接する1又は複数の第2保持リブ92bとで構成されている。なお、この基板保持部92は省略してもよい。
係合爪151は、第1ケース体41の例えば案内壁77上に設けられ、被損壊部49に係合する係合位置から係合しない待避位置側に弾性変形可能に形成されており、第1ケース体41と第2ケース体42とを互いに嵌め合わせてアンロック状態からロック状態側にスライドさせる際には被損壊部49に押されて待避位置側に弾性変形し、ロック状態となったときに係合位置に復帰して被損壊部49の被係合部154に対してスライド方向のロック側に係合するようになっている(図17(a))。
即ち、本実施形態のパチンコ機においては、主基板ケース24を組み立てる際には、第1ケース体41と第2ケース体42とを嵌め合わせてロックすると共に封止手段43により封止するだけでよく、第1の実施形態のように損壊ピン44を装着するような特別な操作は不要である。
主基板ケース24を開封する場合には、第1の実施形態と同様、封止手段43による封止を解除し、第1ケース体41と第2ケース体42とをアンロック状態側にスライドさせればよい。このとき、第2ケース体42側に固定されている主制御基板23は第1ケース体41に対して相対的にスライド移動するが、第1ケース体41側の係合爪151がスライド方向のロック側に係合している被損壊部49だけは相対移動できず、それによって低強度部48が破断して被損壊部49が主制御基板23から切り離される(図17(b))。
以上説明したように、本実施形態の場合も第1の実施形態と同様、主基板ケース24が開封済みであるか否かを、開封障害部103の有無の他、主制御基板23上の被損壊部49の状態によってより容易に判断することが可能であるが、更に主基板ケース24を組み立てる際には、第1ケース体41と第2ケース体42とを嵌め合わせてロックし、封止手段43により封止するという従来と同様の手順以外、特別な操作が不要であるという利点がある。
以上説明した第1〜第3の実施形態では、第1ケース体41と第2ケース体42とを基板23に沿って相対的にスライドさせることによりロック状態とし、それら第1ケース体41と第2ケース体42とのアンロック状態側へのスライドを阻止する封止手段43を備えた基板ケース24を採用した例を示したが、図18及び図19に示す第4の実施形態ではそれ以外の基板ケースを採用した例を示している。
本実施形態の主基板ケース24は、第1ケース体41と第2ケース体42とをその一端側のヒンジ手段161により係脱自在に係合させ、他端側を封止手段43により封止するように構成されている。なお、内部に収容する主制御基板23は第2ケース体42側に装着、固定される。
ヒンジ手段161は、第1ケース体41の一端側に一体に形成された上下一対のヒンジピン161aと、このヒンジピン161aに対応して第2ケース体42の一端側に一体に形成され且つヒンジピン161aに係脱、回動自在に係合する上下一対の係合片161bとで構成されている。また、封止手段43は、第1ケース体41側の被結合部101と、第2ケース体42側の封止部材102とで構成されており、第2ケース体42側の封止部材102を第1ケース体41側の被結合部101に離脱不能に結合させることにより、第1ケース体41と第2ケース体42とを閉状態で封止するように構成されている。
この主基板ケース24内に収容される主制御基板23には、封止手段43側の端部近傍に、例えば切り込み部162とミシン目状の低強度部48とで囲まれた被損壊部49が設けられており、第1ケース体41上には、その被損壊部49に対応する位置に、第2ケース体42側に向けて係合爪(開封時損壊手段)163が設けられている。係合爪163は、被損壊部49の縁部に係合する係合位置から係合しない待避位置側に弾性変形可能に形成されており、第1ケース体41と第2ケース体42とを嵌め合わせる際には被損壊部49の縁部を乗り越えてその表面側に係合するようになっている(図19(a))。
即ち、本実施形態のパチンコ機においても、主基板ケース24を組み立てる際には、第1ケース体41と第2ケース体42とを嵌め合わせて封止手段43により封止するだけでよく、第1の実施形態のように損壊ピン44を装着するような特別な操作は不要である。
主基板ケース24を開封する場合には、封止手段43による封止を解除し、第1ケース体41と第2ケース体42とをヒンジ手段161廻りに開けばよい。このとき、第2ケース体42側に固定されている主制御基板23は第1ケース体41から遠ざかる方向に相対移動するが、第1ケース体41側の係合爪163が表面側に係合している被損壊部49だけは相対移動できず、それによって被損壊部49が面外方向に引っ張られて低強度部48が破断し、被損壊部49が主制御基板23から切り離される(図19(b))。
以上説明したように、本実施形態の場合も第1の実施形態と同様、主基板ケース24が開封済みであるか否かを、開封障害部103の有無の他、主制御基板23上の被損壊部49の状態によってより容易に判断することが可能であるが、更に主基板ケース24を組み立てる際には、第1ケース体41と第2ケース体42とを嵌め合わせてロックし、封止手段43により封止するという従来と同様の手順以外、特別な操作が不要であるという利点がある。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では被損壊部49上にはプリントパターンを設けないように構成したが、主制御基板23上に実装されている遊技制御回路を構成する一部の配線を低強度部48を介して被損壊部49上に配置してもよい。
この場合、その配線を例えば遊技制御回路上の開封報知処理部に接続し、被損壊部49が損壊して低強度部48で配線が切断された場合には開封報知処理部によって所定の報知処理を実行するように構成すればよい。所定の報知処理としては、主制御基板23上に設けた開封報知LEDの点灯又は消灯、画像表示手段13への警告表示等が考えられる。なお、低強度部48で配線が切断されても主制御基板23としての通常の制御機能は損なわれないように構成すれば、主基板ケース24が開封された後、これと交換する新しい主基板ケース24が到着するまでの間については、開封報知は行われるものの、開封済みの主基板ケース24を残りの封止手段43によって再び封止することにより引き続き使用することが可能である。
実施形態では、基板ケース24を開封する際に基板23上の被損壊部49が自動的に損壊するように構成したが、被損壊部49を基板ケース24の外側から損壊可能に構成し、被損壊部49を損壊しなければ基板ケース24を開封できないように構成してもよい。
本発明を適用可能な基板ケースは主基板ケース以外の任意の基板ケースに適用可能である。また、実施形態では本発明をパチンコ機に適用した例を示したが、アレンジボール機、スロットマシン等の各種遊技機において同様に実施可能であることは言うまでもない。
23 主制御基板(基板)
24 主基板ケース(基板ケース)
41 第1ケース体
42 第2ケース体
43 封止手段
44 損壊ピン(開封時損壊手段)
48 低強度部
49 被損壊部
86 係合突起(係合部)
102 封止部材
123 結合部(開封時損壊手段)
151 係合爪(開封時損壊手段)
163 係合爪(開封時損壊手段)

Claims (1)

  1. 互いに嵌め合わせ可能な第1ケース体(41)と第2ケース体(42)とを備え且つ基板(23)を格納可能な基板ケース(24)備えた遊技機において前記基板ケース(24)が正規の手順で開かれる際に前記基板(23)上の被損壊部(49)を損壊する開封時損壊手段(44,123,151,163)を備えたことを特徴とする遊技機。
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