JP5281398B2 - ランプ及びランプを製造する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス組成の外被(envelope)を含み、外被は、その環境から外被の内部を絶縁するシールを形成するよう、少なくとも一端部にピンチ部分(pinched part)を有し、電流を外被の内部に伝導するための構成を含み、構成は、外被のピンチ部分の1つの内に埋設される区域と、外被の外部にある区域とを有するランプに関する。
一端部で開放のガラス組成の外被を提供するステップと、電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップと、構成の少なくとも1つの区域を開放端部から突出する状態にするよう、電流を伝導するための構成を開放端部の少なくとも1つを通じて挿入するステップと、外被のピンチ部分を形成するよう、区域が突出する開放端部を喰い切る(pinching off)ステップと、外被の内部をその環境から絶縁するステップとを含み、ピンチ部分には、電流を伝導するための構成のさらなる区域が埋設される、ランプを製造する方法にも関する。
そのようなランプ及びランプを製造する方法のそれぞれの実施例は既知である。米国特許第5,387,840号は、電気ランプを開示している。それはガラス容器を有し、その壁には、モリブデン又はタングステンの電流導体が収容され、それは外側に延びている。金属電流導体は、ランプ容器の壁内に埋設されたモリブデン箔を含み、そこにモリブデンワイヤが溶接されている。毛管チャネルが箔までワイヤの周りに延在するので、ワイヤ全体及び箔の一部は、ランプを取り囲む周囲と接触する。実施例を製造するために、構造的に完成されたランプを約800℃で約15分に亘って赤色燐の蒸気に晒した。これによって、ポリブデン燐化物の外皮が、モリブデンワイヤの全周に、並びに、毛管に隣接する箔の部分上に創成された。
既知の方法の問題は、露出モリブデンの表面処理の既知の方法が煩わしいことである。
シールが比較的長い期間に亘って有効であり続ける冒頭段落に示される種類の代替的なランプ及びランプを製造する方法を提供することが本発明の目的である。
この目的は、電流を伝導するための構成の前記埋設区域の少なくとも一部は、非揮発性形態の燐及びその酸のうちの少なくとも1つを含む組成物によって少なくとも部分的に取り囲まれることを特徴とする本発明に従ったランプによって達成される。
組成物は、特に、電気ランプのための典型的な温度で、シールの寿命を持続するのに極めて効果的であることが分かった。実施例は、ハロゲンランプ、ハロゲン化金属ランプ、及び、ガス放電ランプを含む。製造後、電流を伝導するための構成は、非揮発性形態の燐及びその燐のうちの少なくとも1つを含む組成物によって少なくとも部分的に取り囲まれる。よって、組成物は、ランプの製造後、有効に存在し続ける。何故ならば、酸化物を抑制するのに活性な組成物が塗布され、持続的な形態で留まるからである。ランプが初めて使用されるとき、熱が電流を伝導するための構成内で生成される。ある時間の後、組成物の成分は蒸発し、酸化に対して保護されるべき部分と相互作用し得る。よって、ランプの製造中に燐を含む環境にランプを導入する必要はない。
実施態様において、組成物は、固体形態にある燐を含む組成物によって形成され得る。
この実施態様は、最も長く持続するシールを提供することが分かった。
実施態様において、組成物は、赤色燐の粒子を含む。
この組成物は、取扱いが最も簡単である。赤色燐は、取扱いが最も安全である。その上、例えば、ハロゲンランプ、普通の白熱ランプ、及び、ハロゲン化金属ランプのような、ランプ内で起こる温度で使用するのに安全である。
実施態様において、電流を伝導するための構成の少なくとも一部は、酸化物及び金属材料のうちの少なくとも1つを含む、酸化に対して保護するための材料の表面層で塗工される。
表面層と燐及び/又は燐酸を含む組成物との組み合わせは、個々の手段の組み合わせから予期される持続を超えるシールの寿命の持続をもたらすことが分かった。
この実施態様の変形において、電流を伝導するための構成の埋設区域の少なくとも一部は、材料の表面層がなく、材料の表面層は、電流を伝導するための構成と異なる組成を有する。
これは、電流を伝導するための構成が、外被のピンチ部分を備える比較的良好なシールを形成するために選択され得るのに対し、表面層の材料は、その適正のために、酸化を抑制するために選択されるという利点を有する。塗工部分は、そのような実施態様における材料の表面層がない部分と比べ、外被の外部の区域により近接して位置付けられる。
実施態様において、電流を伝導するための構成の埋設部分は、モリブデン構成部分を含む。
モリブデン構成部分は、ランプ外被が好ましくは作成される種類の揮発性材料、顕著には、石英ガラスでシールを形成するのに極めて適している。
この実施態様の変形において、外被の外部の区域は、外被のピンチ部分内に埋設される端部でモリブデン成分に溶接されるリード線の区域を含む。
溶接の酸化を抑制することは、シールの寿命に対して比較的大きな影響を有する。これは、酸素の殆どが、リード線に直ぐ隣接する地域を通じてピンチ部分に進入するという事実、並びに、溶接が、電流を伝導するための構成の比較的厚い部分であるので、この部分の容積増大が比較的大きいという事実に起因する。
他の特徴によれば、ランプを製造する方法は、電流を伝導する構成のさらなる区域の少なくとも一部に、非揮発性形態の燐及び燐酸のうちの少なくとも1つを含む組成物を塗布することによって特徴付けられる。
よって、電流を伝導するための構成の酸化は、比較的効果的に抑制される。次いで、これは、シールの破損を招くピンチ部分内の応力を引き起こし得る構成の容積変化を抑制する。
実施態様において、電流を伝導するための構成の突出区域は、リード線の区域を含み、開放端部が喰い切られるとき、毛管がリード線の埋設区域の周りに形成され、組成物は、毛管の開放端部に流体形態で塗布される。
これは電流を伝導するための構成の埋設部分に近接する場所に組成物を塗布する特に有効な方法である。外被の開放端部がシールを形成するよう喰い切られるとき、毛管は自然に形成する。組成物は、外被が喰い切られるときに起こる高温に晒される必要はない。何故ならば、それはピンチ部分が形成された後で塗布されるからである。
本方法の実施態様は、電流を伝導するための構成を提供するステップを含み、リード線が端部でモリブデン成分に溶接され、モリブデン成分を外被のピンチ部分内に埋設するよう、開放端部を喰い切るステップを含み、組成物は、少なくとも溶接に塗布される。
シールは溶接の場所で最も破損しがちであるので、これはシールの寿命に関して比較的大きな効果を有する。
本方法の実施態様は、固体形態の燐を含む組成物を塗布するステップを含む。好適な変形は、液体媒体の内の燐粒子の懸濁液が塗布され、液体媒体の少なくとも一部を外被のピンチ部分内の少なくとも1つの開口を通じて蒸発させるステップを含む。
これは流体組成物が塗布されることを可能にし、製造の容易さをもたらす。比較的揮発性の液体媒体を蒸発させることは、液体媒体を取り除く容易な方法であるので、その僅かがランプの輸送中に漏洩する。
実施態様は、酸化物及び金属材料のうちの少なくとも1つを含む、酸化に対して保護されるために材料の表面層で少なくとも部分的に塗工された、電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップを含む。
表面層と組成物との組み合わせの使用は、各手段が個別に適用されるときに見られる増大を超えるシールの寿命の増大をもたらすことが分かった。
実施態様は、材料の表面層のない少なくとも1つの領域を有する、電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップを含み、材料の表面層は、電流を伝導するための構成と異なる組成を有し、少なくとも、材料の表面層のない領域が、外被のピンチ部分内に埋設されるよう、区域が突出する開放端部を喰い切るステップを含む。
電流を伝導するための構成及び表面層の材料は、それらの機能を最適化するよう選択される。材料の表面層のない領域は、良好なシールを形成するよう、外被の揮発性組成物と相互作用する。表面層の材料は、酸化からの保護のために最適化される。
本発明は、添付の図面を参照して、さらに詳細に説明される。
電灯用のバーナの寿命を増大する機能が、第一実施例としてハロゲンバーナを使用してここに示される。しかしながら、それらは、ハロゲン周期を利用しない普通の白熱ランプ、ハロゲン化金属、高輝度放電管、水銀蒸気ランプ、ナトリウム蒸気ランプ等のような、異なる原理に基づいて動作するランプに等しく適用可能である。これらのランプに共通する機能が、図4中の仮想の普通のランプ内に示されている。記述されたランプのそれぞれにおいて、外被の内部は、外被の環境から隔離されるべき気体及び/又は蒸気混合物を含む。電極又はフィラメントが、外被の内部に位置し、電流を伝導するための構成を用いて端子に接続され、その構成は外被を必ず通過しなければならない。ここに記載される機能は、外被の内部と外部との間の、特に、電流を伝導するための構成が外被を通過する領域におけるシールの持続に寄与する。シールの損失の主要な原因は、外被の材料中に埋設される電流を伝導するための構成の成分の酸化である。酸化は、外被の材料内に応力を引き起こす。
燐及び燐酸の少なくとも1つを含む組成物を使用することは、酸化を抑制するのに役立つことが発見された。酸化し易い部分への金属表面塗膜の塗布との組み合わせにおけるそのような使用は、より一層顕著なシールの寿命の持続をもたらすことも発見された。実際上、寿命の増大は、隔離されて適用されるとき、これらの機能のそれぞれで達成可能な増大の合計を超える。
以下において、バーナ及びランプという用語は、交換可能に使用される。図1乃至3は、SEバーナ1として言及される単端ハロゲンバーナを示している。SEバーナ1は、ガラス性組成の材料のSEバーナ外被2を含む。使用される材料は石英であるが、他の種類のガラス又はガラス状の材料が特定の用途に適する。SEバーナ外被2は、ヨウ素又は臭素のようなハロゲンガスが充填された内部を有する。フィラメント3がSEバーナ外被2の内部に存在する。フィラメント3は、殆どの実施態様において、タングステン又はモリブデンから成る。合金も特定の用途に適する。
フィラメント3の両端部は、モリブデン箔のそれぞれの片4,5に接続されている。モリブデン箔の片4,5は、SEバーナ外被2のピンチ部分6(pinched part)内に埋設されている。モリブデン箔の片4,5は、石英から成るSEバーナ外被2の有効なシールを形成するのに特に適している。ピン7,8が、溶接によって、モリブデン箔のそれぞれの片4,5に接続されている。ピン7,8は、それぞれ、ピンチ部分6内に埋設された区域7a,8aと、SEバーナ外被2の外部から突出し、よって、その外側にある区域7b、8bとを有する。ピン7,8及びフィラメント3のモリブデン箔の片4,5への接続は、光を生成するように、電流がフィラメントを通じて伝導されることを可能にする。
SEバーナ1を製造するために、ピン7,8は、先ず、モリブデン箔の片4,5に溶接される。次に、電流を伝導するために結果として得られる構成の部分9,10が、酸化に対する保護のための材料を含む保護表面層で塗工される。材料は、大部分の実施態様において、金属材料である。特定の実施態様では、Al、TiO、又は、SiOのような酸化物が使用される。特定の実施態様では、保護酸化物表面層を形成する金属、或いは、そのような金属を含む合金が使用される。他の実施態様では、貴金属が使用される。赤色燐との組み合わせにおいて特に効果的であることが照明された材料の例は、クロムである。他の適切な材料は、ニッケル、コバルト、銀、タンタル、イリジウム、プラチナ、ロジウム、レニウム、並びに、それらの合金及び組み合わせを含む。有利に、1800℃と2300℃との間の範囲にある融点を有する材料が、石英から成るSEバーナ外被2との組み合わせで使用される。これは、SEバーナ1を製造するときに、中間体の容易な処理を可能にする。具体的には、事前に塗布される表面層上への悪影響なしに、ピンチ部分6の形成が可能である。
SEバーナ外被2の前駆体(precursor)が形成され、それは第一端部11で閉塞され、反対端部で開放されている。フィラメント3、モリブデン箔の片4,5、及び、ピン7,8を含む構成が、区域7b、8bが突出する状態になるよう、開放端部を通じて挿入される。次に、開放端部は、ピンチ部分6を形成するよう喰い切られ(pinched off)、それはSEバーナの内部をその環境から隔離する。ピンチ部分6が形成されると、小さな毛管12,13が、ピン7,8の埋設区域7a,8aの周りにそれぞれ形成される。図3に見られるように、毛管12,13は開口14,15を有し、ピン7,8は開口でSEバーナ外被2から突出している。毛管12,13は明瞭性の目的のために正確な縮尺で示されていないことが観察される。
ピンチ部分6を形成するステップに引き続き、塗料(liquid composition)が塗布される。塗料は、燐及び燐酸の少なくとも1つを含む。例えば、中空針を使用して、それは開口14,15に塗布される。毛管効果の故に、それはモリブデン箔の片4,5へのピン7,8の溶接場所に達する。燐酸は、モリブデン箔の片4,5へのピン7,8の表面塗工溶接の酸化を抑制するのを助けるのに効果的であることが分かった。
燐は燐酸よりも一層効果的であることが分かった。よって、それはここに記載される実施態様において使用される。この実施例において、塗料は、揮発性液体媒体内の燐粒子の懸濁液の形態を取る。揮発性液体媒体は、室温以上での媒体の急速な蒸発の故に、完成SEバーナ1の梱包及び輸送を比較的単純にする。適切な液体媒体は、エタノール及びメチルイソブチルケトンを含む。安全性の理由のために、燐の赤色同素体がこの実施態様において使用される。
完成SEバーナ1は、比較的長い寿命を有する。200℃〜500℃の動作温度での酸化の速度は、他の種類のバーナと比べて比較的低い。
図4は、DEバーナ16として言及される両端バーナの実施例を示している。DEバーナ16は、石英のようなガラス材料から成るDEバーナ外被17を含む。第一接続リード線18が、DEバーナ外被17の内部に延びている。それは、ランプの種類に依存して、電極又はSEバーナ1のフィラメント3と類似するフィラメントの一部を形成し得る。
DEバーナ外被17は、対向するピンチ部分19,20を含む。それぞれは、DEバーナ外被17の内部をその環境から絶縁するためのシールを形成している。DEバーナ外被17は、電流をDEバーナ外被17に伝導するための2つの構成を含む。1つの実施例において、それらは第一接続リード線18と反対側の第二接続リード線20との間に延在するフィラメント(図示せず)を共有する。代替的な実施例において、第一及び第二の接続リード線18,21は、電極及びDEバーナ外被17内部のアークを通じて電流を伝導する。第一及び第二の接続リード18,21の端部は、モリブデン箔の片22,23に接続され、それらは、この実施例では、ピンチ部分19,20内に完全に埋設されている。
対向するピン24,25は、モリブデン箔の片22,23のそれぞれ1つに溶接されている。モリブデン箔の片22,23のそれぞれの領域26,27、及び、それらに溶接されたピン24,25は、領域26,27の酸化に対して保護するために、金属表面層によって塗工される。原則的に、図1乃至3の実施態様において対応する表面塗工部分9,10に関して述べられた塗工材料の全てが適切である。その場合におけるように、塗工材料は、領域26,27の頂部に塗布され、下に位置する部分と異なる材料で形成される。
DEバーナ16は、SEバーナ1と実質的に同一の方法で製造される。毛管28,29が、ピン24,25の周囲に同様に形成される。毛管28,29を備えるピンチ部分19,20の形成に引き続き、燐及び燐酸の1つを含む塗料が、毛管28,29の開口に塗布される。そこから、それはピン24,25の溶接端部に移される。SEバーナ1に関して述べられた全ての種類の組成物が、DEバーナ16の寿命を持続するために使用可能である。
図5及び6は、上記に略述された方法を適用することによって得ることのできる改良を実証している。図5は、1つの種類のバーナで行われた試験の結果を示している。第一バッチの10個のバーナが、金属表面層又は燐組成物のいずれも塗布せずに製造された。第二バッチの10個のバーナが、上記に詳細に記載された実施態様中に存在する表面塗工部分9,10及び塗工領域26,27のような領域内に金属表面層のみを備えて製造された。金属層はクロムを含んだ。第3バッチの10個のバーナでは、金属表面層は塗布されなかった。赤色燐粒子の懸濁液のみが塗布された。第四バッチの10個のバーナでは、両者の手段が塗布された。クロムを含む金属表面層が、ピンと埋設モリブデン成分との間の溶接に塗布された。第3バッチにおいて使用されるのと同一の赤色燐粒子の懸濁液は、第四バッチを製造するために使用された。
バッチの10個のバーナのそれぞれは460℃の温度に晒され、破損までの時間が測定された。y軸は、正規化数を使用した寿命を示している。矩形は、それぞれのバッチのための平均寿命値を表示している。バーは、1つのバッチの10個の部品のための寿命値の標準偏差を表示している。
赤色燐粒子の懸濁液の使用が寿命の著しい向上をもたらすことが明らかであろう。燐組成物及びクロム表面塗工の組み合わせの使用の故の向上は、第二バッチ及び第三バッチのための平均値を加えることから予期されるよりも一層顕著である。
図6は、12バッチの10個のバーナのための同一の試験の結果を示している。6つの場合のそれぞれにおいて、クロム表面塗工のみが使用された10個のバーナが、赤色燐粒子の懸濁液とクロム表面塗工の両方が使用された10個のバーナと比較されている。6つの場合は、バーナ幾何、製造時間等について相違する。各場合において、バッチは、同一設計を備えるバーナのバッチに対して比較され、同一時間に製造される。細い線は、1つのバッチ内の10個のバーナのための寿命の標準偏差を示している。バーは、関心のあるバッチのための平均値を示している。各場合において、赤色燐粒子の懸濁液の塗布に起因する寿命の顕著な増大が明らかに見られる。
上述の実施態様は、本発明を制限するというよりも、むしろ例証すること、並びに、当業者であれば、付属の請求項の範囲から逸脱せずに、多くの代替的な実施態様を設計し得ることが留意されるべきである。請求項中、括弧間に配置される如何なる参照記号も請求項を制限するものと解釈されてはならない。「含む」という単語は、請求項中に列挙されるもの以外の素子又はステップの存在を排除しない。素子に先行する不定冠詞は、そのような素子が複数存在することを排除しない。特定の手段が相互に異なる従属項に列挙されている単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用され得ないことを示さない。
モリブデン箔の片4,5,22,23以外の他の種類のモリブデン組成物が、バーナ外被のピンチ部分6,19,20を形成する周囲の石英の塊に堅く固定され得る。それらが気密シールを形成するのに適する点で、それらがバーナ外被のピンチ部分のガラス材料と適合する限り、モリブデン以外の他の材料が使用され得る。バーナ外被のピンチ部分内に電流を伝導するための構成を埋設する前に、赤色燐粒子がそれに塗布されることも考えられる。比較的少ない毛管力を示す或いは毛管力を示さない通路が、酸化に対して保護されるべき地域の近傍に燐組成物を導くために使用され得る。
その耐用寿命を増大する機能を備える単端ハロゲンランプを示す正面図である。 図1に示されるランプの終端を示す平面図である。 図1及び図2に示されるランプを示す側面図である。 その耐用寿命を増大する機能を備える一般的な両端ランプを示す正面図である。 1つの特殊な種類のランプに適用されるような酸化を阻止する様々な方法の試験結果を示すグラフである。 異なる種類のランプに適用されるような酸化を阻止する様々な方法の試験結果を示すグラフである。

Claims (16)

  1. ガラス組成の外被と、
    電流を外被の内部に伝導するための構成とを含み、
    前記外被は、その環境から前記外被の内部を絶縁するシールを形成するよう、少なくとも一端部にピンチ部分を有し、
    前記構成は、前記外被の前記ピンチ部分の1つの内に埋設される区域と、前記外被の外部にある区域とを有する、
    ランプであって、
    前記電流を伝導するための構成の前記埋設区域の少なくとも一部は、揮発性液体媒体と非揮発性の形態の燐及び燐酸の少なくとも一方を含む組成物の非揮発性残留物によって少なくとも部分的に取り囲まれ、
    前記非揮発性残留物は、前記組成物が前記埋設区域の少なくとも一部に塗布された後に、室温以上の温度での前記揮発性液体媒体の蒸発によって得られ、前記非揮発性残留物は、当該ランプの使用時に前記構成内に生成される熱によって蒸発し、且つ、酸化から保護されるべき前記埋設区域の少なくとも一部と相互作用する
    ランプ。
  2. 前記組成物は、固体形態の燐を含む組成物によって形成される、請求項1に記載のランプ。
  3. 前記組成物は、赤色燐の粒子を含む、請求項2に記載のランプ。
  4. 前記電流を伝導するための構成の少なくとも一部は、酸化に対して保護するための材料の表面層で塗工され、酸化物及び金属材料のうちの少なくとも1つを含む、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のランプ。
  5. 前記電流を伝導するための構成の前記埋設部分の少なくとも一部は、前記材料の表面層がなく、前記材料の表面層は、前記電流を伝導するための構成と異なる組成を有する、請求項4に記載のランプ。
  6. 前記表面層の前記材料は、クロムを含む、請求項4又は5に記載のランプ。
  7. 前記電流を伝導するための構成の前記埋設部分は、モリブデン成分を含む、請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のランプ。
  8. 前記外被の外部の前記区域は、前記外被の前記ピンチ部分内に埋設される端部で前記モリブデン成分に溶接されるリード線の区域を含む、請求項7に記載のランプ。
  9. ランプを製造する方法であって、
    一端部で開放のガラス組成の外被を提供するステップと、
    電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップと、
    該構成の少なくとも1つの区域を前記開放端部から突出する状態にするよう、前記電流を伝導するための構成を前記開放端部の少なくとも1つを通じて挿入するステップと、
    前記外被のピンチ部分を形成するよう、前記区域が突出する前記開放端部を喰い切るステップと、
    前記外被の内部をその環境から絶縁するステップであって、前記ピンチ部分には、前記電流を伝導するための構成のさらなる区域が埋設されるステップと、
    ランプを製造する方法であって、
    前記電流を伝導する構成の前記さらなる区域の少なくとも一部に揮発性液体媒体と非揮発性の形態の燐及び燐酸の少なくとも一方とを含む組成物を塗布するステップと、
    前記電流を伝導するための構成の前記埋設区域の少なくとも一部を前記組成物の非揮発性残留物によって少なくとも部分的に取り囲むステップとを含み、
    前記非揮発性残留物は、前記組成物が前記埋設区域の少なくとも一部に塗布された後に、室温以上の温度での前記揮発性液体媒体の蒸発によって得られ、前記非揮発性残留物は、当該ランプの使用時に前記構成内に生成される熱によって蒸発し、且つ、酸化から保護されるべき前記埋設区域の少なくとも一部と相互作用する
    方法。
  10. 前記電流を伝導するための構成の前記突出区域は、リード線の区域を含み、前記開放端部が喰い切られるとき、毛管が前記リード線の埋設区域の周りに形成され、前記組成物は、前記毛管の開放端部に流体形態で塗布される、請求項9に記載の方法。
  11. 電流を伝導するための構成を提供するステップを含み、リード線が端部でモリブデン成分に溶接され、前記モリブデン成分を前記外被の前記ピンチ部分内に埋設するよう、前記開放端部を喰い切るステップを含み、前記組成物は、少なくとも前記溶接に塗布される、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 固体形態の燐を含む組成物を塗布するステップを含む、請求項9乃至11のうちのいずれか1項に記載の方法。
  13. 液体媒体の内の燐粒子の懸濁液が塗布され、前記液体媒体の少なくとも一部を前記外被の前記ピンチ部分内の少なくとも1つの開口を通じて蒸発させるステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 酸化物及び金属材料のうちの少なくとも1つを含む、酸化に対して保護されるために材料の表面層で少なくとも部分的に塗工された、電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップを含む、請求項9乃至13のうちのいずれか1項に記載の方法。
  15. 材料の表面層のない少なくとも1つの領域を有する、電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップを含み、前記材料の表面層は、前記電流を伝導するための構成と異なる組成を有し、少なくとも、前記材料の表面層のない前記領域が、前記外被の前記ピンチ部分内に埋設されるよう、前記区域が突出する前記開放端部を喰い切るステップを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 組成物としてクロムを含む材料の表面層で少なくとも部分的に塗工された、電流を伝導するための少なくとも1つの構成を提供するステップを含む、請求項14又は15に記載の方法。
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