JP5280335B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、開口枠の内部に障子を開閉可能に設けた建具に関するもので、特に下枠部材の段差をなくして平坦化した建具の排水構造に関するものである。
室内外を仕切る壁の出入口や、浴室と脱衣室との間を仕切る壁の出入口のように、人が出入りする開口部分に設けられる建具には、バリアフリーを目的として、開口枠の下枠部材の段差をなくすようにしたものが種々提供されている。例えば、特許文献1に記載された建具では、開口枠の下枠部材において浴室側となる部分に下額縁が付設されている。下額縁は、上面に平坦面が構成されており、この平坦面を下枠部材の上面と同じ高さ位置に配置することによって下枠部材の段差をなくすようにしている。
特開平11−315669号公報
ところで、下額縁の上面を単に平坦に形成したのでは、屋外の水や浴室の水が掛かった場合、これらの水がそのまま上面に残存することになり、例えば建具が滑り易い状態となる。このため、特許文献1に記載された建具では、下額縁の上面に長手方向に沿って一対の溝を形成し、さらに各溝の底壁に複数の排水口を設けるようにしている。一対の溝を仕切る立壁部には、溝の開口を狭めるように下枠部材の見込み方向に沿って覆壁部が突設されており、この覆壁部の上面が平坦面を構成している。
こうした建具によれば、下額縁の上面に掛かった水の大半が溝の内部に至り、さらに排水口を通じて排出されることになり、平坦面に残存する水の量がきわめて少量となるため、建具が滑り易い状態となる事態を防止することが可能である。
しかしながら、上記のように形成した建具では、溝の底壁に形成した排水口が常時上方に大きく開放したままとなるため、内部にゴミ等の異物が進入し易くなり、上述した水の排水性に影響を与える等の問題を招来する恐れがある。また、排水口が常時開放された建具にあっては、下枠部材や下額縁が目に付きやすいこともあって、デザイン性の点でも好ましいとはいえない。
尚、こうした問題を防止するためには、排水口にフィルターを設置することが考えられる。しかしながら、フィルターを設置した場合には、内部への異物の進入は阻止することができるものの、ゴミの付着に起因してフィルターでの目詰りによる排水性の問題を新たに招来する恐れがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、異物の進入による問題を招来することなく良好な排水性を確保して下枠部材の段差をなくすことのできる建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、上枠部材、下枠部材及び一対の縦枠部材を四周枠組することによって構成した開口枠と、この開口枠によって構成される開口を開閉するように当該開口枠に移動可能に配設した障子とを備え、前記開口枠には、前記下枠部材の上壁上面から上方に向けて突設し、前記下枠部材の長手方向に沿って延在する溝を前記下枠部材の見込み方向に並設させる立壁部と、前記立壁部の上端縁部から前記溝の開口を狭めるように前記下枠部材の見込み方向に沿って突設し、前記下枠部材の上壁よりも上方となる部位に平坦面を構成する覆壁部とを設けた建具であって、前記下枠部材の上壁において複数の溝に渡る部位に前記立壁部及び前記覆壁部を分断し、かつ前記下枠部材の上壁を上下に貫通する排水口を設け、前記下枠部材において前記排水口の上方域を覆う位置に、分断した覆壁部の間を連続させる一方、前記排水口の開口を確保して蓋部材を配設したことを特徴とする。
この発明によれば、大きな排水口を確保した場合にも、蓋部材によって覆壁部が連続するとともに排水口の上方域が覆われることになり、排水口が常時上方に大きく開放することがない。
また、本発明は、上述した建具において、前記下枠部材は、前記排水口の開口下方域に載置片部を有したものであり、前記蓋部材は、前記下枠部材の長手方向に沿った寸法が前記排水口よりも小さく形成し、当該排水口を貫通した状態で前記載置片部の上面に載置される支持脚部と、前記支持脚部の上端部に形成し、前記支持脚部が前記載置片部の上面に載置された際に分断した覆壁部を連続させるとともに、前記排水口の上方域を覆う外装部とを有したことを特徴とする。
この発明によれば、支持脚部を下枠部材の載置片部に載置させることにより、蓋部材を下枠部材に位置決めした状態で配設することができる。
また、本発明は、上述した建具において、前記障子は、前記開口枠に固定され、該開口枠によって構成される開口の一部を常時閉塞する固定障子と、前記開口枠にスライド可能に配設した可動障子とを備え、前記下枠部材は、前記一対の縦枠部材の間に配設し、前記固定障子及び前記可動障子が配設される第1下枠構成体と、前記固定障子に隣接して開放される開口枠の開口に対応する部位において前記第1下枠構成体に並設して配設される第2下枠構成体とを備え、前記第2下枠構成体に前記立壁部、前記覆壁部及び前記排水口を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、立壁部、覆壁部及び排水口を設ける第2下枠構成体と、固定障子及び可動障子が配設される第1下枠構成体とを別に構成することができるため、これらを一体で成形する場合に比べてそれぞれの横断面形状を簡単化することができる。
本発明によれば、大きな排水口を確保した場合にも、蓋部材によって覆壁部が連続するとともに排水口の上方域が覆われることになり、排水口が常時上方に大きく開放することがないため、異物の進入による問題を招来することなく良好な排水性を確保して下枠部材の段差をなくすことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態である建具の正面図である。 図2は、図1に示した建具の横断面図である。 図3は、図1に示した建具において障子を移動させた状態の横断面図である。 図4は、図1におけるA−A線断面図である。 図5は、図1におけるB−B線断面図である。 図6は、図1に示した建具の下枠部材を示す要部分解斜視図である。 図7−1は、図1に示した建具の下枠部材から蓋部材を取り外した状態を示す要部拡大斜視図である。 図7−2は、図1に示した建具の下枠部材に蓋部材を配設した状態を示す要部拡大斜視図である。 図8−1は、図1に示した建具の下枠部材から蓋部材を取り外した状態を示す要部縦断面図である。 図8−2は、図8−1におけるC−C線断面図である。 図9−1は、図1に示した建具の下枠部材に蓋部材を配設した状態を示す要部縦断面図である。 図9−2は、図9−1におけるD−D線断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である建具の正面図、図2及び図3は、図1に示した建具の横断面図、図4及び図5は、図1に示した建具の縦断面図である。ここで例示する建具は、室内外を仕切る壁の出入口や、浴室と脱衣室との間を仕切る壁の出入口のように、人が出入りする開口部分に設けられたもので、開口枠10とその内部に配設した固定窓(固定障子)20及び可動窓(可動障子)30とを備えている。尚、以下においては、建具の見込み方向において固定窓20を室外側に配置し、可動窓30を室内側に配置した「片引き窓」と称される建具を前提として説明を行う。
開口枠10は、上枠部材11、下枠部材12及び左右一対の縦枠部材13を四周枠組みすることによって構成したもので、壁Wに形成した矩形の開口WOに対してそれぞれの縁部に沿うように配設してある。
固定窓20及び可動窓30は、それぞれ上框部材21,31、下框部材22,32及び左右一対の縦框部材23,33を四周框組みすることによって構成した框の内部に2枚のガラス板Gを保持したもので、開口枠10の内部に配設してある。図2及び図3に示すように、固定窓20及び可動窓30は、それぞれの見込み方向寸法が、開口枠10の見込み方向寸法に対してほぼ1/2となるように構成してあり、開口枠10の内部にその見込み方向に沿って互いに並設してある。
ここで、固定窓20に関しては、開口枠10の上枠部材11を上框部材21として共用し、かつ開口枠10の一方の縦枠部材13を一方の縦框部材23として共用することにより框が構成してあり、図1において開口枠10の開口の右半分を閉塞する位置に固定してある。
これに対して可動窓30は、開口枠10の各枠部材11,12,13とは独立した上框部材31、下框部材32及び一対の縦框部材33によって框が構成してあり、開口枠10に対して左右方向にスライドすることが可能である。具体的に説明すると、可動窓30は、図4に示すように、下框部材32の内部に戸車34を備えており、戸車34を下枠部材12の上方域で適宜転動させることにより開口枠10に対してスライドし、図1において開口枠10の左半分に位置する開口(以下、「出入口E」という)を開閉するものである。
図4及び図5に示すように、この建具の下枠部材12は、第1下枠構成体40と第2下枠構成体50とを備えて構成してある。
第1下枠構成体40は、その上面に固定窓20及び可動窓30が配設される部分であり、一対の縦枠部材13の間を連結するに十分な長さに構成してある。この第1下枠構成体40は、見込み方向の室内側に位置する本体部分41が中空の柱状に構成してあり、本体部分41の上壁41aがほぼ水平な上面を構成している。これに対して第1下枠構成体40において見込み方向の室外側に位置する部分は、本体部分41よりも高さが低く構成してあり、固定窓20の下框部材22及び第2下枠構成体50を取り付けるための共通の連結部42を有している。この第1下枠構成体40には、本体部分41の上面に前壁部41b及び中壁部41cが設けてあるとともに、これら前壁部41b及び中壁部41cの間に位置する部位にレール部41d及びレールカバー43が設けてある。
前壁部41b及び中壁部41cは、それぞれ第1下枠構成体40の上面に設けた薄板状部分である。前壁部41bは、本体部分41の上面において室内側に位置する縁部から上方に突出し、中壁部41cは、本体部分41において室外側の縁部よりもわずかに室内側に位置する部位の上面から上方に突出している。
レール部41dは、本体部分41の上面から上方に突出したもので、下枠部材12の長手方向に沿ってそのほぼ全長となる部位に延在している。このレール部41dは、開口枠10に可動窓30を配設した場合に戸車34が転動するための軌道として機能するものである。
レールカバー43は、幅の狭い平板状を成す基板部43aと、基板部43aの一側縁部から直角方向に屈曲した平板状を成す縦板部43bと、縦板部43bの先端部両側からそれぞれ基板部43aに対して平行となるように突出した平板状を成すカバー板部43cとを一体に成形したものである。下枠部材12の長手方向に沿ったレールカバー43の全長は、開口枠10の出入口Eをもっとも開放する位置まで可動窓30をスライドさせた場合に露出される本体部分41の上面よりもわずかに長く形成してある。このレールカバー43は、基板部43aを本体部分41の上面に当接させ、かつカバー板部43cの上面を上方に向けた状態で前壁部41bとレール部41dとの間に取り付けてあり、前壁部41bとレール部41dとの隙間に介在してこれを覆っている。レールカバー43によって覆われる本体部分41の上面は、可動窓30をスライドさせて出入口Eを開放した場合に露出される部分である。
図4及び図5からも明らかなように、第1下枠構成体40における本体部分41の上面に設けた前壁部41b、中壁部41c、レール部41d及びレールカバー43は、それぞれの上端がほぼ同一の水平面上に位置するように構成してある。
第2下枠構成体50は、下枠部材12の長手方向に沿った寸法が開口枠10の出入口Eに対応する長さに形成されたもので、開口枠10の出入口Eおいて第1下枠構成体40の本体部分41よりも室外側となる部位に本体部分41に対して並設してある。この第2下枠構成体50は、第1下枠構成体40の連結部42に係合する係合溝部50a及び中壁部41cに設けた連結溝部41eに係合する係合舌片部50bを有しており、これら係合溝部50a及び係合舌片部50bを介して第1下枠構成体40に固定してある。
第2下枠構成体50の上壁50cは、第1下枠構成体40に形成した中壁部41cの上端よりも低い位置においてほぼ水平に延在しており、その上面に後壁部50dを有するとともに、後壁部50dと第1下枠構成体40の中壁部41cとの間に複数の立壁部50eを有している。
後壁部50dは、図4〜図9に示すように、第2下枠構成体50の上面において室外側に位置する縁部から上方に突出した薄板状部分である。この後壁部50dの上端は、第1下枠構成体40に形成した中壁部41cの上端とほぼ同じ高さとなるように構成してある。
立壁部50eは、それぞれ第2下枠構成体50の上壁50cから上方に向けて突設し、下枠部材12の長手方向に沿って互いに平行となるように延在した薄板状部分であり、互いの間に下枠部材12の長手方向に沿った複数の溝51を構成している。それぞれの立壁部50eには、覆壁部50fが設けてある。覆壁部50fは、立壁部50eの上端縁部から下枠部材12の見込み方向に沿って突設した薄板状部分であり、個々の上面に幅の広い平坦面を構成している。隣接する覆壁部50fの先端部間には、溝51の幅よりも小さい幅の排水用間隙が確保してある。図からも明らかなように、個々の覆壁部50fは、上面が後壁部50dの上端とほぼ同じ高さとなるように構成してある。
一方、第2下枠構成体50には、排水口52が設けてある一方、排水口52に蓋部材53が装着してある。排水口52は、第2下枠構成体50の上壁50cにおいて見込み方向のほぼ全幅に渡る部位に上下方向に貫通し、かつその上方域に位置する立壁部50e及び覆壁部50fをそれぞれ分断するように構成した開口である。本実施の形態では、下枠部材12の長手方向においてその中央部及び両端部の合計3カ所に排水口52が設けてあり、立壁部50e及び覆壁部50fが4つに分断された構成となっている。個々の排水口52は、上面視が互いに同一の長方形状を成している。それぞれの排水口52は、下枠部材12の長手方向に対して直交する向きに延在している。
第2下枠構成体50において排水口52よりも下方となる部位には、一対の載置片部50gが設けてある。載置片部50gは、第2下枠構成体50において見込み方向の室内側及び室外側の両内壁面からそれぞれ内方に向けてほぼ水平に延在した部分であり、排水口52の下方域に対してそれぞれ同一の高さ位置から突出している。
蓋部材53は、矩形の板状を成す外装部53aと、この外装部53aの下面から下方に向けて突出した一対の支持脚部53bとを備えて構成したものである。外装部53aは、第2下枠構成体50に形成した排水口52に合致する寸法に形成してあり、分断された覆壁部50f及び立壁部50eの相互間に隙間なく挿入することが可能である。支持脚部53bは、それぞれ外装部53aの下面に対して直交する方向に突出した後、個々の突出端部が互いに離隔する方向に向けて直角に屈曲しており、屈曲した部分の下面に外装部53aの上面と平行となる幅広の載置部53cを構成している。蓋部材53の支持脚部53bは、下枠部材12の長手方向に沿った幅dが、排水口52の幅Dよりも小さい幅に形成してある。蓋部材53の載置部53cは、第2下枠構成体50の排水口52を挿通することのできる寸法に構成してある。載置部53cから外装部53aの上面までの寸法hは、第2下枠構成体50において載置片部50gの上面から覆壁部50fの上面までの距離Hと一致するように構成してある。
尚、開口枠10を構成する枠部材11,12,13及び框を構成する框部材22,23,31,32,33としては、それぞれアルミニウムやアルミニウム合金の押出形材を適用している。特に、下枠部材12を構成する第1下枠構成体40及び第2下枠構成体50のみならず、レールカバー43や蓋部材53に関しても、枠部材11,12,13や框部材22,23,31,32,33と同様、アルミニウムやアルミニウム合金の押出形材を適用している。
上記のように構成した建具では、図7−1、図8−1及び図8−2に示すように、第2下枠構成体50の排水口52に蓋部材53の支持脚部53bを挿入すると、図7−2、図9−1及び図9−2に示すように、支持脚部53bの載置部53cが第2下枠構成体50の載置片部50gの上面に当接した状態で蓋部材53が第2下枠構成体50に装着されることになる。
この状態においては、分断された覆壁部50fの上面が蓋部材53の外装部53aによって連続することになる。従って、開口枠10に対して可動窓30を移動させ、出入口Eを開放した場合にも、下枠部材12の上面に段差ができることはなく、前壁部41b、レールカバー43のカバー板部43c、レール部41d、中壁部41c、覆壁部50f、蓋部材53の外装部53a及び後壁部50dが、互いの間に大きな隙間を構成することなくほぼ同一の水平面上に配置されることになり、バリアフリーを達成することができる。
しかも、可動窓30を閉めた状態で屋外に配置される第2下枠構成体50に雨水等の水が掛かった場合には、その大半が覆壁部50fの相互間に確保された排水用間隙を通じて溝51の内部に至る。溝51に流れた水は、排水口52を通じて第2下枠構成体50の内部に排出され、さらに図示せぬ開口を通じて第2下枠構成体50の外部に排出されることになり、覆壁部50fの上面に残存する水の量がきわめて少量となる。従って、第2下枠構成体50に水が掛かった場合にも、建具が滑り易い状態となる事態を防止することができる。
ここで、第2下枠構成体50に構成した排水口52は、蓋部材53によって常時覆われることになり、大きな開口面積を確保した場合にも、ゴミ等の大きな異物が進入する恐れがない。この場合、蓋部材53が覆うのは、排水口52の上方域だけであって、排水口52が直接覆われるわけではない。排水口52の内部には、蓋部材53を支持させるための支持脚部53bが挿通することにはなるものの、排水口52との間には十分な開口面積を確保することが可能である。これらの結果、上記建具においては、第2下枠構成体50に高い排水性を確保することが可能となる。加えて、人が出入りする際に目に付きやすい下枠部材12であるものの、排水口52の上方域が蓋部材53によって覆われ、外部に露出することがないため、デザイン性の点でもきわめて有利となる。
尚、上述した実施の形態では、建具として片引き窓を例示しているが、特に開口枠の開口を開閉して人が出入りするものであれば、その他の建具として構成することも可能である。
また、上述した実施の形態では、下枠部材12を第1下枠構成体40と第2下枠構成体50とで構成しているが、必ずしもこれに限定されず、これらを一体とした下枠部材として構成しても良い。
さらに、上述した実施の形態では、溝51に対して排水口52を直交するように形成しているが、必ずしも直交するように排水口52を設ける必要はなく、少なくとも2つの溝51に渡って形成してあれば、溝51に対して排水口52が傾斜して設けてあっても構わない。
10 開口枠
12 下枠部材
40 第1下枠構成体
50 第2下枠構成体
50e 立壁部
50f 覆壁部
51 溝
52 排水口
53 蓋部材
53a 外装部
53b 支持脚部
53c 載置部

Claims (3)

  1. 上枠部材、下枠部材及び一対の縦枠部材を四周枠組することによって構成した開口枠と、この開口枠によって構成される開口を開閉するように当該開口枠に移動可能に配設した障子とを備え、
    前記開口枠には、
    前記下枠部材の上壁上面から上方に向けて突設し、前記下枠部材の長手方向に沿って延在する溝を前記下枠部材の見込み方向に並設させる立壁部と、
    前記立壁部の上端縁部から前記溝の開口を狭めるように前記下枠部材の見込み方向に沿って突設し、前記下枠部材の上壁よりも上方となる部位に平坦面を構成する覆壁部と
    を設けた建具であって、
    前記下枠部材の上壁において複数の溝に渡る部位に前記立壁部及び前記覆壁部を分断し、かつ前記下枠部材の上壁を上下に貫通する排水口を設け、
    前記下枠部材において前記排水口の上方域を覆う位置に、分断した覆壁部の間を連続させる一方、前記排水口の開口を確保して蓋部材を配設したことを特徴とする建具。
  2. 前記下枠部材は、前記排水口の開口下方域に載置片部を有したものであり、
    前記蓋部材は、
    前記下枠部材の長手方向に沿った寸法が前記排水口よりも小さく形成し、当該排水口を貫通した状態で前記載置片部の上面に載置される支持脚部と、
    前記支持脚部の上端部に形成し、前記支持脚部が前記載置片部の上面に載置された際に分断した覆壁部を連続させるとともに、前記排水口の上方域を覆う外装部と
    を有したことを特徴とする請求項1に記載の建具。
  3. 前記障子は、
    前記開口枠に固定され、該開口枠によって構成される開口の一部を常時閉塞する固定障子と、
    前記開口枠にスライド可能に配設した可動障子と
    を備え、前記下枠部材は、
    前記一対の縦枠部材の間に配設し、前記固定障子及び前記可動障子が配設される第1下枠構成体と、
    前記固定障子に隣接して開放される開口枠の開口に対応する部位において前記第1下枠構成体に並設して配設される第2下枠構成体と
    を備え、前記第2下枠構成体に前記立壁部、前記覆壁部及び前記排水口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建具。
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