JP5279658B2 - 監視装置 - Google Patents

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本発明は、火災等の異常を感知する端末機器からの信号を受信して、異常内容と発生箇所を文字表示し、音声で警報する火災受信機や総合操作盤等の監視装置に関する。
火災等の異常を感知する端末機器よりの信号を受信して、発生した異常内容とその発生箇所を警報する火災受信機や総合操作盤等の監視装置において、発生した異常内容を音声警報すると共に文字表示し、さらに、単なる番号や記号の羅列ではなく、地区名称を表示させる為の文字表示用データベースを有し、異常発生箇所を監視員が把握し易い地区名称に変換して文字表示する装置が普及している。
しかしながら、音声警報は発生した異常内容を警報するものの、その発生箇所まで知らせるものまでは普及しておらず、監視員は地区名称の文字表示に依って異常発生箇所を認識しているのが現状である。
これに対し、異常発生箇所を知らせる音声警報を行う為に、専用のデータベースを有し、音声合成によって異常発生箇所を音声警報する装置が提案されている。(特許文献1参照)
特開2002−260115号公報
しかしながら、異常発生箇所の地区名称を文字表示するものにあっては、表示される地区名称に難読な文字が使われるケースがあり、異常発生時に監視員が位置情報を正確に認識できず、現場の異常状況を確認する作業を正しく行えなかったり、管理責任者や第三者に状況を正しく伝達できない危険性があった。
また、異常発生箇所を音声で警報するものは、その情報によって監視員が異常発生箇所を把握できるようになるものの、異常発生箇所に応じた音声合成用発声データのデータベースを新たに設ける必要があり、発声データの録音、データ化に要する工数増大に加え、データベースの肥大化等によってコストアップを招き、普及の障害となっていた。
請求項1記載の監視装置は、火災発生等の異常を感知する端末機器よりの該端末機器固有の情報を含む信号を受信する通信部と、該信号に応じて情報を処理し装置内の各部を制御する制御部と、該制御部からの指令によって異常発生箇所を文字表示する表示部と、を備えた監視装置において、予め、前記端末機器固有の情報と、地区名称とその読み仮名の文字情報を関連付けて登録、記憶した地区名称データベースと、前記地区名称とその読み仮名とを同時に表示できる表示部と、を備え、前記制御部は、異常を感知した前記端末機器固有の情報に基き、前記地区名称データベースより地区名称データとその読み仮名データを取得して前記表示部に送出し、異常発生箇所の地区名称と共に、その読み仮名を、前記表示部に並べて文字表示することを特徴とする
請求項2記載の監視装置は、前記地区名称とその読み仮名の一組を任意に選択して前記制御部を介して前記表示部に表示させる操作ができる操作部を備え、さらに、該操作部の操作により、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げ、音声出力する音声出力部を備えることを特徴とする
請求項3記載の監視装置は、火災等の異常発生時に、前記制御部を介して前記表示部が自動的に異常発生箇所の地区名称とその読み仮名とを文字表示すると共に、前記地区名称データベースに予め登録、記憶した、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げて音声警報メッセージの一部を構成し、予め音声信号を登録、記憶した固定メッセージと併せて音声で警報する音声出力部を備えたことを特徴とする
請求項4記載の監視装置は、火災等の異常発生時に、前記制御部を介して前記表示部が自動的に異常発生箇所の地区名称とその読み仮名とを文字表示すると共に、前記地区名称データベースに予め登録、記憶した、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げて音声警報メッセージの一部を構成し、予め文字情報として登録、記憶した固定メッセージを併せて読み上げて音声で警報する音声出力部を備えたことを特徴とする
請求項1記載の監視装置によれば、予め地区名称とその読み仮名の文字情報を登録した地区名称データベースを備え、異常発生時には前記データベースに基き、異常発生箇所の地区名称と共に、その読み仮名を、表示部に文字表示する構成としたので、難読な地区名称であっても特別な教育を行うことなく監視員は正しい読みを知ることができる。また、障害や高齢化等で視力が低下している者にとって、画数が多い漢字など読み辛い文字についても、読み仮名を表示することで読解を支援する機能を備えることとなる。したがって、監視員は確認すべき異常発生箇所を正しく認識することができるので、迅速に現場確認等の対処を行うことができ、管理責任者や第三者に状況を正しく伝達することができる。
請求項2記載の監視装置によれば、地区名称とその読み仮名の一組を任意に選択して表示部に双方を表示させる操作ができる操作部を備え、さらに、該操作部の操作により、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げ、音声出力する構成としたので、異常が発生していないときであっても、特別な教育を行うことなく、監視員は難読な地区名称でも正しい読みを知ることができる。したがって、平常時であっても、監視員は異常発生時の対処に備えることができる。
請求項3記載の監視装置によれば、火災等の異常発生時に、該制御部を介して該表示部が自動的に異常発生箇所の地区名称とその読み仮名とを文字表示すると共に、前記地区名称データベースに予め登録した、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げて音声警報メッセージの一部を構成し、予め発声を登録した固定メッセージと併せて音声で警報する構成としたので、前記文字情報を音声警報にも共用することができ、地区表示に応じた音声合成用発声データのデータベースを新たに設ける必要がない。したがって、発声データの録音やデータ化が不要で、データベースの肥大化を防止し、コストおよび工数を低減することができる。
また、読み仮名付の文字表示と音声警報、すなわち、視覚および聴覚の両面で異常発生とその発生箇所を警報するので、監視員の認知度を増すことができ、現場の状況をより正しく認識することができるようになることから、迅速に現場確認等の対処を行うことができ、管理責任者や第三者に状況を正しく伝達することができる。
請求項4記載の監視装置によれば、請求項3に記載した、音声で警報する固定メッセージを、予め文字情報として登録、記憶し、前記地区名称データベースに予め登録、記憶した文字情報と併せて読み上げて音声警報のメッセージを構成したので、音声合成用の発声データをすべて文字情報に置き換えることができる。したがって、発声データの録音やデータ化が不要となり、データベースの肥大化を防止し、コストおよび工数を低減することができると共に、変更要請に対して柔軟に対応できるようになる。
また、請求項3記載の監視装置と同様、読み仮名付の文字表示と音声警報、すなわち、視覚および聴覚の両面で異常発生とその発生箇所を警報するので、監視員の認知度を増すことができ、現場の状況をより正しく認識することができるようになることから、迅速に現場確認等の対処を行うことができ、管理責任者や第三者に状況を正しく伝達することができる。
本発明の実施の形態1および2に係る監視装置の構成図 本発明の実施の形態1に係る監視装置の異常箇所表示の例 本発明の実施の形態3に係る監視装置の構成図 本発明の実施の形態4に係る監視装置の構成図 本発明の実施の形態5に係る自動火災報知設備の例 本発明の実施の形態6に係る自動火災報知設備の例
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係る監視装置全体の構成図であり、監視装置1には、通信部2、制御部3、表示・操作部4、音声出力部5、地区名称データベース6が備えられている。
通信部2は、異常を感知する端末機器からの信号を、直接または図示しない信号中継装置を介して間接的に受信し、アドレス番号等の端末機器固有の情報と、異常内容の情報と、を制御部3に送出するものである。制御部3からの制御信号を受けて、端末機器の遠隔点検、防火扉等の自動閉鎖装置の作動、消火ポンプの始動等、端末機器を遠隔操作する信号を送出する場合もある。
制御部3は、異常を感知した端末機器の情報を通信部2を介して受け取り、前記端末機器固有の情報に基き、地区名称データベース6より地区名称データとその読み仮名データを取得し、表示・操作部4に送出するものである。
表示・操作部4は、制御部3より受信した前記データに基き、異常箇所の地区名称とその読み仮名とを表示部に表示するものである。
まず、端末機器が異常を感知した場合の動作について説明する。
通信部2は、異常を感知する端末機器からの信号を直接または間接的に受信し、アドレス番号等の端末機器固有の情報と異常内容の情報とを制御部3に送出する。異常を感知した端末機器の情報を通信部2を介して受け取った制御部3は、前記端末機器固有の情報に基き、地区名称データベース6より地区名称データとその読み仮名データを取得し、表示・操作部4に送出する。表示・操作部4に備えられた表示部は、制御部3より受信した前記データに基き、異常箇所の地区名称とその読み仮名を表示する。
この時の表示部の表示例を図2に示す。
図2(A)に示した「塔屋」および「ELV」は建築分野独特の言葉であり、その分野に通じていない者にとっては読み辛い名称であるが、このように「トウヤ」、「エレベーター」と読み仮名を表示することによって、誰でも読めるようになるのである。
同様に、図2(B)に示した「荷捌き(ニサバキ)」は運輸や流通などの分野で用いられる言葉であるが、一般的に用いる機会が少ない漢字である。また図2(C)に示した「緞帳(ドンチョウ)」は、演劇分野では馴染み深い舞台上の装置を示す言葉であっても、観劇する習慣の無い者にとっては難読であり、意味不明とも言える。これらの名称に読み仮名を表示することによって、業態、習慣、趣味、語彙力の違いを超えて、異常発生箇所を容易に認知できるようになるのである。
また、通信部2は、遠隔操作制御部3からの制御信号を受けて、端末機器の遠隔点検、防火扉等の自動閉鎖装置の作動、消火ポンプの始動等、端末機器を自動的に遠隔動作する信号を送出したり、マニュアルで遠隔操作する信号を送出しているとき、また、前記操作によって端末機器の作動完了の信号を受信したとき、端末機器の場所や作動状況を制御部3を介して表示・操作部4へ送出し、表示・操作部4に備えられた表示部は前記データに基き作動中の端末機器の地区名称とその読み仮名を表示する。
実施の形態2.
次に、火災などの異常が発生していない平常時の動作について説明する。図1に示した表示・操作部4に備えられた操作部を操作して、例えば、「新館」、「2階」、「1地区」、「2番」等といったアドレスデ−タ等の地区情報を順次入力する。この情報は、表示・操作部4から制御部3に送出され、制御部3は受信した前記地区情報に該当する地区名称データとその読み仮名データとを、地区名称データベース6から取得し、これを表示・操作部4に送出し、表示・操作部4に備えられた表示部に、該当する地区名称とその読み仮名を表示する。例えば、「演芸場緞帳裏」、「エンゲイジョウドンチョウウラ」と表示する。このとき、図2の表示とは異なり、火災の警報などは表示されず、アドレスデータ等の地区情報に加えて、地区名称とその読み仮名だけが表示される。
さらに、表示・操作部4に備えられた操作部を操作して、地区名称の読み上げを指令すると、表示中の地区名称を音声化することもできる。すなわち、読み上げの操作を行うことによって、表示・操作部4から制御部3に指令を送り、この指令を受けた該制御部3は表示部に送出中の読み仮名データを音声出力部5に送出し、該音声出力部5は読み仮名データを読み上げ、音声出力するのである。
このように、手動操作で任意に地区名称と読み仮名を表示させ、さらに音声出力することにより、熟練していない監視員や操作員であっても普段から地区名称を認識するための訓練を行うことができ、有事に際しての対応能力を向上させることができる。
さらに、端末機器の遠隔点検、防火扉等の自動閉鎖装置の作動、消火ポンプの始動等、を手動で遠隔操作するとき、また、前記操作によって端末機器の作動完了の信号を受信したときにおいても、前記同様、端末機器の場所や作動状況を表示・操作部4に備えられた表示部に作動中の端末機器の地区名称とその読み仮名を表示するし、加えて、その動作状態を表示し、さらに自動的に、あるいは、手動で読み上げの操作を行うことによって、表示部に送出中の読み仮名データを音声出力部5に送出し、該音声出力部5は読み仮名データを読み上げ、音声出力することができる。
実施の形態3.
さらに、前記読み仮名データを用いて、音声警報することもできる形態を図3を用いて説明する。図1との違いは、固定メッセージデータベース7が追加されている点である。他は図1と同様の構成であり、表示部に地区名称とその読み仮名を表示する動作も同様である。
ここで追加した固定メッセージデータベース7は、人が実際に読み上げた定型的なメッセージの音声信号をデジタル化して記憶したもの(以下、発声データと称する)であり、音声出力部5を介して音声出力できるものである。音声出力部5は、この発声データおよび前記読み仮名データの双方を音声出力する機能を有するものとする。
異常を感知する端末機器からの信号を直接または間接的に受信した通信部2は、アドレス番号等の端末機器固有の情報と異常内容の情報とを制御部3に送出する。その情報を受信した制御部3は、実施の形態1と同様、表示部に読み仮名データを送出するが、同じ読み仮名データを音声出力部5にも送出する。
そのデータを受け取った音声出力部5は、予め固定メッセージデータベース7に用意され、音声合成用の発声データであるところの固定メッセージの間に、前記読み仮名データを読み上げたメッセージを挿入して音声出力することによって、異常発生状況を音声で警報する。
例えば、固定メッセージ「火災の警報が発生しました。」の次に、前記読み仮名データを読み上げたメッセージ「ホンカン、チカニカイ、ニサバキジョウ、エレベーターマエ」を挿入し、その後に固定メッセージ「を確認してください」を続けて、異常事態の内容と異常発生箇所を警告する一連の音声警報を成立させるのである。
このとき、地区名称の発声には前記読み仮名データを流用しており、音声警報の為に用意する固定メッセージの発声データは「火災が発生しました」と「を確認してください」等といった定形化されたメッセージだけである。監視対象である建築物等の規模によっては膨大な情報量となる「地区名称」に関する発声データを新たに必要としないことは、大幅な情報量削減となり、装置のコストを圧縮できる。
なお、図3において、固定メッセージデータベース17と音声出力部15は別々に配置し、制御部13を介して信号の受け渡しを行っているが、固定メッセージデータベース17を音声出力部15に内包し、制御部13より制御を行う形態としても良い。
実施の形態4.
次に図4を用いて、前記読み仮名データを用いて音声警報する、他の形態について説明する。図3との違いは、固定メッセージデータベース17に格納されているデータが文字情報に変わっている点である。他は図3と同様の構成であり、表示部に地区名称とその読み仮名を表示する動作も同様である。また、音声出力部5は、読み仮名データ等の文字情報、例えばテキストデータを音声出力する機能を有するものとする。
異常を感知する端末機器からの信号を直接または間接的に受信した通信部12は、アドレス番号等の端末機器固有の情報と異常内容の情報とを制御部13に送る。その情報を受信した制御部13は、実施の形態1および3と同様、地区名称データベース16より取得した読み仮名データを表示部14に送出するが、同じ読み仮名データを音声出力部15にも送出する。
そのデータを受け取った音声出力部15は、予め固定メッセージデータベース17に用意された固定メッセージを制御部13を介して取得し、その固定メッセージの間に、前記読み仮名データを挿入する。そして、音声出力部15が、これら一連の文字情報を読み上げて音声出力することによって、異常発生状況を音声で警報することができる。
例えば、固定メッセージ「カサイノケイホウガハッセイシマシタ」の次に、前記読み仮名データ「ホンカン、チカニカイ、ニサバキジョウ、エレベーターマエ」を挿入し、その後に固定メッセージ「ヲカクニンシテクダサイ」を続けて、異常事態の内容と異常発生箇所を警告する一連の音声警報を成立させるのである。
このとき、地区名称の発声には前記読み仮名データを流用しており、音声警報の為に用意する固定メッセージの文字情報は「カサイノケイホウガハッセイシマシタ」と「ヲカクニンシテクダサイ」等といった定形化されたメッセージだけである。監視対象である建築物等の規模によっては膨大な情報量となる「地区名称」に関する発声データを新たに必要としないことは、大幅な情報量削減となり、装置のコストを圧縮できる。
なお、固定メッセージデータベース17と地区名称データベース16とに予め用意される文字情報は、共に音声出力部15で文字情報を読み上げて音声出力するものであるので、これらのデータに対して共通の回路構成とすることができ、音声出力部15を簡単な構成とすることができる利点がある。
実施の形態5.
以上述べてきた実施の形態は、様々な装置に応用できる。そのうちの一例を図5に示す。図5は、自動火災報知設備の一例であり、図1記載の監視装置1を火災受信機20としたものである。同図では、異常を感知する端末装置として、差動式スポット型感知器9や定温式スポット型感知器10といった熱感知器等と光電式スポット型感知器8といった煙感知器を備えている。
火災による、高温度を定温式スポット型感知器10で、高い温度上昇を差動式スポット型感知器9で、所定濃度以上の煙を光電式スポット型感知器8で、
それぞれ感知した場合、その信号を受信した火災受信機20は、直ちに、あるいは誤報を避ける為に設けた一定の遅延時間の後に、火災受信機に設けた表示部に図2に示した如く火災警報発生および警報発生地区の表示を行うと共に、火災警報発生の音声警報を行う。
このときの音声警報は、火災受信機が図3記載の監視盤の構成の場合は、図3記載の固定メッセージデータベース7の発声データと、図3記載の地区名称データベース6の読み仮名データとを組み合わせて、例えば次のような音声警報を行う。
「火災の警報が発生しました。」「エンゲイジョウドンチョウウラ」「を確認してください。」
ここに、固定メッセージであるところの発声データ、「火災の警報が発生しました。」や「を確認してください。」は、肉声を電子データ化したものを音声合成で再生するものであり、発音やアクセント等は比較的自然な発声となるが、「エンゲイジョウドンチョウウラ」は、ソフトウェアによってテキストデータ等の読み仮名データを読み上げたものなので、機械的な印象の強い発声となる。
火災受信機が図4記載の監視盤の場合は、図4記載の固定メッセージデータベース17の読み仮名データと、図4記載の地区名称データベース16の読み仮名データとを組み合わせて、例えば次のような音声警報を行う。
「カサイノケイホウガハッセイシマシタ。」「エンゲイジョウドンチョウウラ」「ヲカクニンシテクダサイ。」
これらは、ソフトウェアによってテキストデータ等の読み仮名データを読み上げたものなので、全体的に機械的な印象の強い発声となるが、予め音声警報する為に登録すべきデータは、テキスト形式等の読み仮名データだけで済む。
このように火災受信機20が、火災警報の発生を文字表示と音声で、さらに、警報発生箇所を読み仮名付きの文字表示と音声で警報するので、監視員は聴覚または視覚、あるいはその双方で事態を即座に認識できる。その結果、迅速に現場確認等の対処を行うことができ、管理責任者や第三者に状況を正しく伝達することができ、適切な避難誘導などが可能となる。
実施の形態6.
図6も、上記と同様に自動火災報知設備の他の例であり、異常を感知する端末機器として、差動式スポット型感知器19や定温式スポット型感知器110といった熱感知器等と光電式スポット型感知器18といった煙感知器を備え、これらからの異常信号は火災受信機120を介して、総合操作盤121に送出される。この総合操作盤121は火災受信機120よりも多くの情報処理能力を有しており、大画面の画像表示装置も備え、図1における監視装置1として作用するものであり、実施の形態5に示した火災受信機20と同様に動作し、同様の効果を奏する。
また、該総合操作盤121は、その高い情報処理能力を使って、設置後であっても地区表示や音声警報の内容を登録したり更新することが可能となる。すなわち、図4に示したように、テキストデータ等の読み仮名データをソフトウェアで読み上げる音声警報の構成とした場合、この構成は予め肉声をデジタルデータ化して登録する発声データにはまったく依存しないので、これらは総合操作盤に内蔵した、あるいは外付したキーボード等の操作で、テキストデータ等の文字情報を入力することによって、任意に更新することができる。さらに、請求項2に記載した、任意に読み仮名を表示させ、これを発声させる機能を用いると、装置を現地に設置した後であっても、該総合操作盤121において登録または更新したデータを随時確認したり検査することができる。これにより、建設計画の変更やリニューアル工事等に対して、柔軟に対応することが可能となる効果を奏する。
また、図示しないが、発電所や石油掘削プラットホーム等のプラント監視装置や、航空機や船舶等の移動手段における監視装置、等、あらゆる構築物での監視装置に本発明を同様に利用することができ、監視員や操作員の状況認識を高め、安全性を高めることができる。
1、11 監視装置
2、12 通信部
3、13 制御部
4、14 表示・操作部
5、15 音声出力部
6、16 地区名称データベース
7、17 固定メッセージデータベース
8、18 光電式スポット型感知器
9、19 差動式スポット型感知器
10、110 定温式スポット型感知器
20、120 火災受信機
121 総合操作盤

Claims (4)

  1. 火災発生等の異常を感知する端末機器よりの該端末機器固有の情報を含む信号を受信する通信部と、該信号に応じて情報を処理し装置内の各部を制御する制御部と、該制御部からの指令によって異常発生箇所を文字表示する表示部と、を備えた監視装置において、
    予め、前記端末機器固有の情報と、地区名称とその読み仮名の文字情報を関連付けて登録、記憶した地区名称データベースと、前記地区名称とその読み仮名とを同時に表示できる表示部と、を備え、
    前記制御部は、異常を感知した前記端末機器固有の情報に基き、前記地区名称データベースより地区名称データとその読み仮名データを取得して前記表示部に送出し、異常発生箇所の地区名称と共に、その読み仮名を、前記表示部に並べて文字表示することを特徴とする監視装置。
  2. 前記地区名称とその読み仮名の一組を任意に選択して前記制御部を介して前記表示部に表示させる操作ができる操作部を備え、さらに、該操作部の操作により、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げ、音声出力する音声出力部を備えることを特徴とする、請求項1記載の監視装置。
  3. 火災等の異常発生時に、前記制御部を介して前記表示部が自動的に異常発生箇所の地区名称とその読み仮名とを文字表示すると共に、前記地区名称データベースに予め登録、記憶した、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げて音声警報メッセージの一部を構成し、予め音声信号を登録、記憶した固定メッセージと併せて音声で警報する音声出力部を備えたことを特徴とする、請求項1または請求項2記載の監視装置。
  4. 火災等の異常発生時に、前記制御部を介して前記表示部が自動的に異常発生箇所の地区名称とその読み仮名とを文字表示すると共に、前記地区名称データベースに予め登録、記憶した、前記読み仮名に対応する前記文字情報を読み上げて音声警報メッセージの一部を構成し、予め文字情報として登録、記憶した固定メッセージを併せて読み上げて音声で警報する音声出力部を備えたことを特徴とする、請求項1または請求項2記載の監視装置。
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