JP5279532B2 - 結像光学系および検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物体の像を形成する結像光学系および検査装置に関し、特に、有限距離に配置された物体に対して好適な結像光学系および検査装置に関する。
FPD(FlatPanelDisplay)などの外観を検査する検査装置に用いられる結像光学系において、被検物の高精細化やCCDカメラのピッチの高精細化に伴い、高度な収差補正、例えば高度な色収差補正がなされた、高い解像力を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−78546号公報
従来の結像光学系では、一般的に像の中心から周辺にいくほどメリジオナル像面におけるコマフレアーの補正が困難となるため、像の周辺での解像力が劣化してしまうという問題があった。また、特許文献1の結像光学系では、コマフレアーが大きく、高精細な画素ピッチのCCDを用いる場合に十分な解像力が得られず、また、可視領域における軸上色収差も大きかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、可視領域において、像の中心から周辺までの諸収差が良好に補正され、像全域で均一で高い解像力を有する結像光学系および検査装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明を例示する第1形態の結像光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、正の屈折力を有する後群とからなり、前記前群は、物体側より順に並んだ、接合レンズからなる正の屈折力を有する第1レンズ群と、接合レンズからなる負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、前記後群は、物体側より順に並んだ、両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズからなる正又は負の屈折力を有する第3レンズ群と、接合レンズからなる負の屈折力を有する第4レンズ群と、1枚の凸レンズ又は接合レンズからなる正の屈折力を有する第5レンズ群とからなり、前記第3レンズ群のe線(波長546.07nm)における焦点距離をfG3とし、結像光学系全系のe線における焦点距離をfとし、前記第3レンズ群を構成する前記両凹レンズのアッベ数をνNとし、前記第3レンズ群を構成する前記両凸レンズのアッベ数をνPとしたとき、次式|fG3/f|>8.0及び(νP−νN)/(νP+νN)>0.12の条件を満足する。
また、前記第1レンズ群のe線における焦点距離をfG1とし、前記第2レンズ群のe線における焦点距離をfG2としたとき、次式−0.65<fG1/fG2<−0.25の条件を満足することが好ましい。
また、前記前群のe線における焦点距離をfGFとし、前記後群のe線における焦点距離をfGRとしたとき、次式0.8<fGF/fGR<1.2の条件を満足することが好ましい。
本発明の第2形態では、第1形態の結像光学系を備えていることを特徴とする検査装置を提供する。
本発明によれば、可視領域において、(球面収差、軸上色収差、倍率色収差などの)諸収差が良好に補正され、さらに像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であり、像の中心から周辺まで均一で高い解像力を有する結像光学系および検査装置を提供することができる。
以下、本実施形態について、図面を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態に係る結像光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、開口絞りSPと、正の屈折力を有する後群GRとを有する。前群GFは、物体側より順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有する。後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズからなる正又は負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とを有する。
このように本実施形態に係る結像光学系は、基本構成として開口絞りSPに対してほぼ対称的にレンズを配置した、いわゆるガウス型の光学系に、収差を良好に補正できるように構成したレンズ群を開口絞りSPの近傍に配置することにより、色収差を十分に補正することができるとともに、像の中心から周辺まで諸収差を良好に補正することができる。
また、本実施形態においては、第3レンズ群G3を、物体側から順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズで構成することにより、開口絞りSPを通過した光線を第3レンズ群G3になめらかに入射させ、なめらかに射出させることができる。このように第3レンズ群G3をアプラナチックな構成としたため、球面収差及びコマ収差の発生を抑制することができる。また、メリジオナル像面湾曲の高次収差を抑制する働きがあり、これにより後述する条件式(1)の効果を最大に発揮することが可能となる。
本実施形態においては、上記構成の基で、第3レンズ群G3のe線(波長546.07nm)における焦点距離をfG3とし、結像光学系全系のe線における焦点距離をfとしたとき、次式(1)の条件を満足する。
|fG3/f|>8.0 …(1)
上記条件式(1)は、第3レンズ群G3の焦点距離fG3の適切な範囲を示すものである。この条件式(1)は、球面収差と軸上色収差を同時に良好に補正するための重要な条件である。この条件式(1)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の屈折力が強くなりすぎて、球面収差の補正が困難となる。さらに、条件式(1)の下限値を下回ると、結像光学系全体を光軸に沿ってフォーカシングする場合、球面収差の変動量が大きくなり、像周辺での解像力が低下する。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を10.0にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第3レンズ群G3内の接合レンズを構成する両凹レンズL31のアッベ数をνNとし、第3レンズ群G3内の接合レンズを構成する両凸レンズL32のアッベ数をνPとすると、次式(2)の条件を満足することが好ましい。
(νP−νN)/(νP+νN)>0.12 …(2)
上記条件式(2)は、第3レンズ群G3を構成する両凹レンズL31のアッベ数νNと、第3レンズ群G3を構成する両凸レンズL32のアッベ数νPの適切な範囲を示すものであり、これを満足することで十分な軸上色収差の補正が可能となる。上記条件式(2)において、第3レンズ群G3を構成する両凸レンズL32は、第3レンズ群G3を構成する両凹レンズL31より高いアッベ数を有しており、このようなレンズL31,32のアッベ数が上記条件式(2)を満足すると、第3レンズ群G3においては軸上色収差を良好に補正することができ、結像光学系全体としても軸上色収差を良好に補正することが可能となる。なお、この条件式(2)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3における色収差、特に軸上色収差の補正が十分でなくなり、結像光学系全体としても軸上色収差を良好に補正することができなくなる。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を0.16にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第1レンズ群G1のe線における焦点距離をfG1とし、第2レンズ群G2のe線における焦点距離をfG2としたとき、次式(3)の条件を満足することが好ましい。
−0.65<fG1/fG2<−0.25 …(3)
上記条件式(3)は、第1レンズ群G1のe線における焦点距離fG1と、第2レンズ群G2のe線における焦点距離fG2の適切な範囲を示すものである。この条件式(3)の下限値を下回ると、非点収差の補正が困難となる。さらに、結像光学系全体としてのペッツバール和がマイナス方向に大きくなり、その結果、像面湾曲の補正も困難となる。一方、この条件式(3)の上限値を上回ると、非点収差の補正が困難となる。さらに、結像光学系全体としてのペッツバール和がプラス方向に大きくなり、その結果、像面湾曲の補正も困難となる。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を−0.55にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするために、上限値を−0.35にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、前群GFのe線における焦点距離をfGFとし、後群GRのe線における焦点距離をfGRとしたとき、次式(4)の条件を満足することが好ましい。
0.8<fGF/fGR<1.2 …(4)
上記条件式(4)は、前群GFのe線における焦点距離fGFと、後群GRのe線における焦点距離fGRの適切な範囲を示すものである。この条件式(4)の下限値を下回ると、歪曲収差がプラス方向に大きくなり、補正が困難となる。さらに、倍率色収差の補正も困難となる。一方、この条件式(4)の上限値を上回ると、歪曲収差がマイナス方向に大きくなり、補正が困難となる。さらに、倍率色収差の補正も困難となる。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を0.82にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするため、上限値を0.96にすることが好ましい。
図9に、本実施形態の結像光学系を備えた検査装置の概略構成図を示す。図中、101は結像光学系、102は撮像素子、103は表示部、104は制御部、105はステージ駆動部、106はステージ、107は被検物(例えば、FPD)である。本実施形態の結像光学系は、このような検査装置に対しても適用可能である。その結果、像の中心から周辺までの諸収差が良好に補正され、像全域で均一で高い解像力を有する検査装置を提供することができる。
なお、本実施形態に係る発明を分かりやすくするために、上記実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
以下、本実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。なお、図1、図3、図5及び図7は、各実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。各実施例に係る結像光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、開口絞りSPと、正の屈折力を有する後群GRとを有する。前群GFは、物体側より順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有する。また、後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズからなる正又は負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とを有する。このように各実施例に係る結像光学系は、いわゆるガウス型光学系の絞り近傍に収差補正に効果的なレンズ群を配置した構成となっている。
以下に、表1〜表4を示すが、これらは第1〜第4実施例における各諸元の表である。[全体諸元]において、fは結像光学系全系のe線における焦点距離、βは結像光学系のe線における倍率、NAはe線における物体側の開口数、Yは像高、TLは結像光学系の全長(レンズ第1面から像面までの距離)、共役長は物体面から像面までの距離を示す。[レンズデータ]において、面番号は物体側からのレンズ面の順序(第0面は物体面に対応)、rは各面番号に対応する曲率半径、dは各面番号に対応する光軸上のレンズ厚及び空気間隔(第0面に記載の値は物体面から第1面までの空気間隔に対応)、neは各面番号に対応するe線の屈折率、νdは各面番号に対応する硝材のd線(波長587.6nm)を基準とするアッベ数を示す。なお、曲率半径rの「∞」は平面又は開口を示している。また、空気の屈折率「1.00000」の記載は省略している。[条件式及びこれに係る対応値]において、上記の条件式(1)〜(4)及びこれらに対応する値を示す。
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
以上の表の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
(第1実施例)
第1実施例に係る結像光学系について、図1、図2及び表1を用いて説明する。図1に示すように、第1実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と像側に凹面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる第1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL21と像側に凹面を向けた平凹レンズL22との接合レンズからなる第2レンズ群G2からなる。後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズからなる第3レンズ群G3と、両凹レンズL41と両凸レンズL42との接合レンズからなる第4レンズ群G4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL51と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL52との接合レンズからなる第5レンズG5からなる。以下、表1に第1実施例における各諸元の表を示す(なお、表1に示す面番号1〜16は、図1に示す面1〜16と対応している)。
(表1)
[全体諸元]
f=124.61
β=-0.3
NA=0.024
Y=31
TL=197.22
共役長=682.77
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 485.5498
1 77.1211 3.6 1.51872 64.1
2 32.6310 9.3 1.59527 67.9
3 462.4085 0.6
4 37.7117 9.7 1.49926 82.5
5 ∞ 6.8 1.51977 52.3
6 27.1659 7.5
7 ∞ 8.7 (開口絞りSP)
8 -44.7147 1.8 1.52032 58.9
9 58.8460 7.9 1.49926 82.5
10 -42.2147 6.2
11 -27.4578 4.2 1.61593 44.5
12 495.4160 9.5 1.76651 40.1
13 -43.3809 0.2
14 -477.8858 9.2 1.59527 67.9
15 -36.8730 2.4 1.57829 41.5
16 -91.8246
[条件式及びこれに係る対応値]
fG3=1354.75
f=124.61
νN=58.9
νP=82.5
fG1=127.62
fG2=-320.30
fGF=151.90
fGR=159.62
条件式(1)|fG3/f|=10.87
条件式(2)(νP−νN)/(νP+νN)=0.167
条件式(3)fG1/fG2=-0.397
条件式(4)fGF/fGR=0.95
表1に示す諸元の表から、第1実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図2は、第1実施例に係る結像光学系の諸収差図(具体的には、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)である。各収差図において、最大開口数は0.024、最大像高は31mmで出力している。また、eはe線(波長546.07nm)、gはg線(波長435.83nm)、CはC線(波長656.27nm)、FはF線(波長486.13nm)に対する諸収差を示す。また、非点収差図及び歪曲収差図においてYは像高の最大値、コマ収差図においてYは各像高の値を示す。また、非点収差図において、点線はメリジオナル像面、実線はサジタル像面を示す。以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
各収差図から明らかなように、第1実施例に係る結像光学系は、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
(第2実施例)
第2実施例に係る結像光学系について、図3、図4及び表2を用いて説明する。図3に示すように、第2実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と像側に凹面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる第1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL21と像側に凹面を向けた平凹レンズL22との接合レンズからなる第2レンズ群G2からなる。後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズからなる第3レンズ群G3と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL42との接合レンズからなる第4レンズ群G4と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL51からなる第5レンズG5からなる。以下の表2に第2実施例における各諸元の表を示す(なお、表2に示す面番号1〜15は、図3に示す面1〜15と対応している)。
(表2)
[全体諸元]
f=125.00
β=-0.35
NA=0.028
Y=31
TL=203.32
共役長=628.00
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 425.6810
1 87.3154 2.3 1.61593 44.5
2 34.2219 8.7 1.74795 44.8
3 415.5027 0.3
4 44.3385 8.4 1.49926 82.5
5 ∞ 7.0 1.57048 42.7
6 33.0505 10.2
7 ∞ 10.0 (開口絞りSP)
8 -34.5183 3.2 1.57048 42.7
9 84.9214 7.9 1.49926 82.5
10 -33.3087 5.7
11 -28.5956 2.2 1.57048 42.7
12 -634.2858 9.7 1.70042 48.5
13 -50.3268 0.4
14 -378.4416 6.5 1.76651 40.1
15 -74.0225
[条件式及びこれに係る対応値]
fG3=-1899.81
f=125.00
νN=42.7
νP=82.5
fG1=108.83
fG2=-247.20
fGF=142.67
fGR=171.88
条件式(1)|fG3/f|=15.19
条件式(2)(νP−νN)/(νP+νN)=0.318
条件式(3)fG1/fG2=-0.440
条件式(4)fGF/fGR=0.83
表2に示す諸元の表から、第2実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図4は、第2実施例に係る結像光学系の諸収差図(具体的には、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)である。各収差図において、最大開口数は0.028、最大像高は31mmで出力している。
各収差図から明らかなように、第2実施例に係る結像光学系は、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
(第3実施例)
第3実施例に係る結像光学系について、図5、図6及び表3を用いて説明する。図5に示すように、第3実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と像側に凹面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる第1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21と像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL22と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23との接合レンズからなる第2レンズ群G2からなる。後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズからなる第3レンズ群G3と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41と像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL42との接合レンズからなる第4レンズ群G4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL51と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL52との接合レンズからなる第5レンズG5からなる。以下の表3に第3実施例における各諸元の表を示す(なお、表3に示す面番号1〜17は、図5に示す面1〜17と対応している)。
(表3)
[全体諸元]
f=125.00
β=-0.375
NA=0.029
Y=31
TL=205.01
共役長=610.99
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 405.9776
1 71.5000 2.0 1.51872 64.1
2 32.5000 9.0 1.59527 67.9
3 415.0000 0.2
4 39.7713 8.3 1.49926 82.5
5 108.3958 2.4 1.51977 52.3
6 25.0000 5.2 1.54212 59.5
7 27.9949 10.5
8 ∞ 4.8 (開口絞りSP)
9 -42.9719 1.8 1.51977 52.3
10 63.8145 6.7 1.49926 82.5
11 -40.4918 8.3
12 -26.9900 5.9 1.61593 44.5
13 -889.5057 8.8 1.76651 40.1
14 -43.3377 0.2
15 -351.5489 7.8 1.59527 67.9
16 -37.5779 2.3 1.57048 42.7
17 -87.4685
[条件式及びこれに係る対応値]
fG3=1299.73
f=125.00
νN=52.3
νP=82.5
fG1=121.29
fG2=-312.28
fGF=145.76
fGR=171.75
条件式(1)|fG3/f|=10.40
条件式(2)(νP−νN)/(νP+νN)=0.224
条件式(3)fG1/fG2=-0.388
条件式(4)fGF/fGR=0.85
表3に示す諸元の表から、第3実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図6は、第3実施例に係る結像光学系の諸収差図(具体的には、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)である。各収差図において、最大開口数は0.029、最大像高は31mmで出力している。
図6に示す各収差図から明らかなように、第3実施例に係る結像光学系は、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
(第4実施例)
第4実施例に係る結像光学系について、図7、図8及び表4を用いて説明する。図7に示すように、第4実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と像側に凹面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズからなる第1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた平凸レンズL21と像側に凹面を向けた平凹レンズL22との接合レンズからなる第2レンズ群G2からなる。後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL31と両凸レンズL32との接合レンズからなる第3レンズ群G3と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL41と物体側に凹面を向けた平凹レンズL42と像側に凸面を向けた平凸レンズL43との接合レンズからなる第4レンズ群G4と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL51と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL52との接合レンズからなる第5レンズG5からなる。以下の表4に第4実施例における各諸元の表を示す(なお、表4に示す面番号1〜17は、図7に示す面1〜17と対応している)。
(表4)
[全体諸元]
f=125.00
β=-0.275
NA=0.022
Y=31
TL=197.08
共役長=722.54
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 525.4589
1 74.9608 2.2 1.61593 44.5
2 34.0369 9.2 1.72391 43.7
3 413.8448 0.2
4 40.3603 9.5 1.49926 82.5
5 ∞ 4.0 1.57048 42.7
6 28.9506 11.0
7 ∞ 4.8 (開口絞りSP)
8 -52.7847 6.1 1.57048 42.7
9 62.5336 6.0 1.49926 82.5
10 -43.1493 5.0
11 -29.0843 5.4 1.54212 59.5
12 -21.7500 2.3 1.53430 48.9
13 ∞ 8.2 1.59527 67.9
14 -48.4768 0.2
15 -415.0000 6.9 1.76651 40.1
16 -46.7782 2.4 1.51977 52.3
17 -137.5965
[条件式及びこれに係る対応値]
fG3=1620.12
f=125.00
νN=42.7
νP=82.5
fG1=102.77
fG2=-193.43
fGF=150.49
fGR=167.12
条件式(1)|fG3/f|=12.96
条件式(2)(νP−νN)/(νP+νN)=0.318
条件式(3)fG1/fG2=-0.531
条件式(4)fGF/fGR=0.90
表4に示す諸元の表から、第4実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(4)を全て満たすことが分かる。
図8は、第4実施例に係る結像光学系の諸収差図(具体的には、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図)である。各収差図において、最大開口数は0.022、最大像高は31mmで出力している。
図8に示す各収差図から明らかなように、第4実施例に係る結像光学系は、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
第1実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第1実施例の諸収差図である。 第2実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第2実施例の諸収差図である。 第3実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第3実施例の諸収差図である。 第4実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第4実施例の諸収差図である。 本実施形態に係る結像光学系を備えた検査装置の概略構成図である。
GF 前群
GR 後群
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
SP 開口絞り
L レンズ
I 像面

Claims (4)

  1. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、正の屈折力を有する後群とからなり
    前記前群は、物体側より順に並んだ、接合レンズからなる正の屈折力を有する第1レンズ群と、接合レンズからなる負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり
    前記後群は、物体側より順に並んだ、両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズからなる正又は負の屈折力を有する第3レンズ群と、接合レンズからなる負の屈折力を有する第4レンズ群と、1枚の凸レンズ又は接合レンズからなる正の屈折力を有する第5レンズ群とからなり
    前記第3レンズ群のe線(波長546.07nm)における焦点距離をfG3とし、結像光学系全系のe線における焦点距離をfとし、前記第3レンズ群を構成する前記両凹レンズのアッベ数をνNとし、前記第3レンズ群を構成する前記両凸レンズのアッベ数をνPとしたとき、次式
    |fG3/f|>8.0
    (νP−νN)/(νP+νN)>0.12
    の条件を満足することを特徴とする結像光学系。
  2. 前記第1レンズ群のe線における焦点距離をfG1とし、前記第2レンズ群のe線における焦点距離をfG2としたとき、次式
    −0.65<fG1/fG2<−0.25
    の条件を満足することを特徴とする請求項に記載の結像光学系。
  3. 前記前群のe線における焦点距離をfGFとし、前記後群のe線における焦点距離をfGRとしたとき、次式
    0.8<fGF/fGR<1.2
    の条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の結像光学系を備えていることを特徴とする検査装置。
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