JP5279111B2 - 静電誘導トランジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、パワーエレクトロニクス分野におけるスイッチング素子、特に用途としてゲート・ソース間耐圧が必要な静電誘導トランジスタに関するものである。
従来この種の静電誘導トランジスタの構造は、エピタキシャル層を用いるゲート埋込型構造により形成していた(特許文献1参照)。
しかしながら、このように形成される静電誘導型トランジスタにおいては、ゲート・ソース間耐圧を高く確保するには、ゲートとソース間に相当するエピタキシャル層を厚くする必要があり、またゲート電極の取り出し工程も困難となり、結果としてコスト高となる。
更に、ゲート拡散部形成工程以後のエピタキシャル工程及びソース形成工程での熱処理工程に伴うゲート拡散部の熱拡散により、ゲート部の電流通路となるゲートチャネル部の微細化が困難となり、結果としてスイッチング特性の制御が難しく、加えて、ゲートチャネル部の微細化の困難さにより、非飽和特性(三極管特性)を得ることも難しいという欠点を有していた。
特開平5−82774号公報
そこで、本発明は、従来技術の問題点に注目して、ゲート・ソース間耐圧を高く確保でき、エピタキシャル工程も不要で、ゲート電極取り出しも容易な、低コストで、更にゲート部の電流通路となるゲートチャネル部の微細化の制御も容易とすることで、スイッチング特性制御及び非飽和特性(三極管特性)も容易に得られる静電誘導トランジスタを提供するものである。
本発明による静電誘導トランジスタによれば、第1導電型の半導体基板の第1主面に、第1導電型の不純物領域であるソース領域と、前記ソース領域を取り囲むように第導電型の不純物領域であるドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間にはメサ溝部を有し、前記半導体基板の第2主面の周縁部および前記メサ溝方向に交差する方向に、前記半導体基板の第1導電型の不純物と交互に配列するようにストライプ状の第2導電型不純物領域部であるゲート領域と、前記第1主面から前記ゲート領域まで達する深さの前記メサ溝部と、前記第1主面の前記ソース領域にはソース金属電極、前記ドレイン領域にはドレイン金属電極を有し、前記第2主面の前記ゲート領域の第2導電型不純物領域にゲート金属電極を有することを特徴とする静電誘導トランジスタを提供するものである。
本発明の静電誘導トランジスタは、半導体基板の第1主面にドレイン領域とソース領域を形成し、第2主面にゲート領域を構成することにより、ゲート・ソース間距離を確保し、結果としてゲート・ソース間耐圧を高く確保でき、更に熱処理の伴うエピタキシャル工程も不要となり、また、熱処理の伴うドレイン・ソース拡散工程の後に、ゲートチャネル部の形成が可能となるため、ゲート領域部形成に最小の熱処理で済むため、ゲートチャネル部の微細化制御が容易であり、結果としてスイッチング特性の制御性向上を図ることができ、また、ゲートチャネル部の微細化により非飽和特性(三極管特性)も容易に得ることができる。
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。図1、図2、図3、図4は、本発明の一実施例の構成を示す図であって、図1は静電誘導トランジスタの断面図、図2は図1とは異なる位置での断面図、図3は静電誘導トランジスタの上面図、図4は底面のゲート金属電極10を除いた、第2導電型不純物の周縁部およびストライプ状配置を示す図である。破線部は反対面(第1主面)のメサ溝部位置を示す。ここで、図1は図4のA−A’線断面に図ゲート金属電極を合わせた図、同じく図2は図4のB−B’線断面図に金属電極を合わせた図である。図5A−5Jは図1、図2、図3、図4の静電誘導トランジスタの製造ステップを示す工程図である。
本発明の実施例の静電誘導トランジスタによれば、第1図及び第2図に示されるように、第1導電型(N−)の半導体基板2の第1主面の中央部には、該半導体基板2より高濃度の第1導電型(N+)のソース領域3が形成されており、このソース領域3をメサ溝部6を介して取り囲むように該半導体基板2より高濃度の第1導電型(N+)の不純物領域であるドレイン領域4が形成される。また、第1導電型(N−)の半導体基板2の第1主面とは反対側には、高濃度第2導電型(P+)のゲート領域5が設けられており、前記第1主面のメサ溝部6は、ゲート領域5にまで到達して形成されている。
図1、図3に示すように、第1主面において、ソース拡散領域3表面には、金属蒸着法或いはメッキ法にてソース金属電極8が形成され、一方、ドレイン領域をメサ溝部6を介して取り囲むドレイン拡散領域4表面には、ソース金属電極8と同様に、ドレイン金属電極9が形成される。第1主面上のソース金属電極8及びドレイン金属電極9以外のメサ溝部6を含む表面には、シリコン酸化膜乃至ガラス保護膜等のパッシべーション膜7が形成される。
図1、図2及び図4に示すように、第2主面において、半導体チップ1の周縁部には第2導電型不純物(P+)が、外周に沿って形成されている。さらに、この外周部から中央に向かっては、メサ溝6方向に交差する方向に、半導体基板2の第1導電型不純物(N−)と交互に配列するように、第2導電型不純物(P+)のゲート領域5をストライプ状に配置する。第2主面のゲート領域表面には、金属蒸着法或いはメッキ法にてゲート金属電極10を形成する。なお、図示はしていないが、前記第2主面の外周の第2導電型不純物領域とゲート領域であるストライプ状の第2導電型の不純物領域は分離しても良い。
図4においては、構造の明瞭化のために、ゲート領域5を黒領域で示し、ゲート領域5の間の第1導電型(N−)の半導体基板2は白地で示し、また第1主面のメサ溝部6位置を透視領域として破線帯で示した。
本発明の図1、図2、図3、図4に示した実施例の静電誘導トランジスタの製造工程について、図5Aから図5Jに基づいて説明する。
第1導電型(N−)の半導体基板2を用意し(図5A)、第1主面及び第2主面に熱酸化法等により酸化膜11を形成する(図5B)。次に、写真工程で、レジスト塗布、露光、現像および酸化膜エッチングを行い、半導体基板2の第1主面の酸化膜11を除去し、第1導電型不純物のリン等をデポジションして、第1導電型不純物領域であるソース領域3、ドレイン領域4を形成する(図5C)。次に、また酸化膜11を形成し(図5D)、半導体基板2の第2主面の所定位置に、第2導電型(P+)不純物領域である外周部及びゲート領域5を形成する(図5E)。
次に、ソース領域及びドレイン領域の熱処理に兼ねて酸化膜11を形成し、第1主面のメサ溝形成部の酸化膜11を写真工程で除去し(図5F)、シリコンエッチング工程でメサ溝部6を形成する(図5G)。次にガラス等のパッシべーション膜7を第1主面及び第2主面に形成し(図5H)、写真工程で電極コンタクト窓部のパッシべーション膜7および酸化膜11の除去を行い(図5I)、次に第1主面に金属蒸着法等により金属膜が形成され、写真工程によりソース金属電極部8及びドレイン金属電極部9が形成され、第2主面にも金属蒸着法等により、ゲート金属電極部10を形成する(図5J)。
図5A−5Pの工程で形成した図1、図2、図3の静電トランジスタの実施例によれば、従来構造例に比較し、ソース領域を第1主面、ゲート領域を第2主面に配することにより、ゲート・ソース間距離を飛躍的に増加させ、ゲート・ソース間耐圧を高くすることを可能とし、さらに、図5A−5Jの工程図で示すように、ゲート(熱)拡散工程(5E)を、ソース(熱)拡散工程、ドレイン(熱)拡散工程(5C)後に配することが可能、かつエピタキシャル工程(熱処理伴う)も不要とすることから、ゲート拡散工程(5E)の熱処理を最小限に制御することも可能で、ゲートチャネル拡散部の微細化の制御が容易となり、スイッチングスピードを制御することも容易となる。更に、ゲート部の微細化により、非飽和特性(三極管特性)も向上する。
本発明の一実施例静電誘導トランジスタの図4のA−A’線断面図。 図4のB−B’線断面図。 図1の上面図。 図1の底面図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。 本発明の静電誘導トランジスタの製造工程図。
符号の説明
1 半導体チップ
2 第1導電型の半導体基板
3 ソース領域
4 ドレイン領域
5 ゲート領域
6 メサ溝部
7 パッシべーション膜
8 ソース金属電極
9 ドレイン金属電極
10 ゲート金属電極
11 酸化膜

Claims (1)

  1. 第1導電型の半導体基板の第1主面に、第1導電型の不純物領域であるソース領域と、前記ソース領域を取り囲むように第導電型の不純物領域であるドレイン領域と、前記ソース領域と前記ドレイン領域との間にはメサ溝部を有し、前記半導体基板の第2主面の周縁部および前記メサ溝方向に交差する方向に、前記半導体基板の第1導電型の不純物と交互に配列するようにストライプ状の第2導電型不純物領域部であるゲート領域と、前記第1主面から前記ゲート領域まで達する深さの前記メサ溝部と、前記第1主面の前記ソース領域にはソース金属電極、前記ドレイン領域にはドレイン金属電極を有し、前記第2主面の前記ゲート領域の第2導電型不純物領域にゲート金属電極を有することを特徴とする静電誘導トランジスタ。
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