JP5274970B2 - 臭気遮断蓋 - Google Patents
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Description
上記の排水系統はそれぞれ排水管を介して下水道に接続されている。そして、該排水管の途中には臭気止め(以下「トラップ」という)が設けられ、下水道から排水管を通じて室内へ漏洩する有毒なガス、臭気等が当該排水管の途中で遮断されている。
そこで、特開2006−125129号公報に開示されている防臭用カバーは、排水口等の開口部を塞ぐ閉塞部材と、該閉塞部材の臭気発生源側(排水管側)に保持された消臭剤とからなり、前記閉塞部材に塗布された接着剤によって、排水口の周縁に前記防臭用カバーを貼着することにより、排水管等で発生する臭気が排水口等の開口部から室内へ漏洩することを防いでいる。
そして、袋体に封入した液体若しくはゲルが軟質プラスチックフィルムを押圧しているだけであるので、排水口に被せた臭気遮断蓋を自在に着脱することができる。
袋体11は、一対の略円形状の軟質プラスチックフィルム14a,14bからなり、偏平で平面形状が円形となるように形成されている。軟質プラスチックフィルム14aと軟質プラスチックフィルム14bは互いに周縁が溶着によって貼り合わされ、フランジ15が袋体11の周縁に形成されている。フランジ15の側縁部に切れ込みを形成して臭気遮断蓋10の使用後に、袋体11の中身を容易に廃棄することができるようにしても良い。
ここで、排水口20の直径に対し、袋体11の直径が小さすぎる場合、排水口20の中に袋体11が落ちるおそれがあり、また、フランジ15が折れ曲がったりして、軟質プラスチックフィルム14a,14bが排水口20に密着しないので、臭気の漏洩を十分に防ぐことができない。
一方、排水口20の直径に対し、袋体11の直径が大きすぎる場合、軟質プラスチックフィルム14a,14bの表面に皺が生じ、軟質プラスチックフィルム14a,14bが排水口20に密着しないので、臭気の漏洩を十分に防ぐことができない。
本実施例においては、袋体11の内側に相当する軟質プラスチックフィルム14a,14bの裏面側は、耐水性、防湿性に優れたポリエチレンからなる合成樹脂製フィルムが配されている。また、袋体11の外側に相当する軟質プラスチックフィルム14a,14bの表面側は、耐皺性、耐屈曲性に優れたナイロンやポリエチレンテレフタラート(PET)からなる合成樹脂製フィルムが配されている。なお、軟質プラスチックフィルム14a,14bの構造は上記の合成樹脂に限定されるものではなく、同様の性質を呈する合成樹脂から軟質プラスチックフィルム14a,14bを形成することができる。
ここで、封入される水量が少なすぎると、袋体11の中心部分へ十分に水12が集まらないので、軟質プラスチックフィルム14bが排水口20に密着せず、排水口20を塞ぐことができない。
一方、封入される水量が多すぎると、臭気遮断蓋10で排水口20を塞いでいるときに、万が一、排水口20が設けられている水槽内に水が流入した場合、臭気遮断蓋10が浮き上がらないため、排水口20に水が流れず、室内に溢れてしまうおそれがある。
さらに、水12に洗浄剤を溶かした水溶液又は洗浄剤と前記ゲルとを混合したものを袋体11に封入しても良い。これにより、袋体11の中身を廃棄するとき、排水管23を洗浄することができる。
そして、水12に消臭剤を溶かした水溶液又は消臭剤と前記ゲルとを混合したものを袋体11に封入しても良い。これにより、袋体11の中身を廃棄したとき、排水管23からの臭気を消臭することができる。
さらにまた、水12に芳香剤を溶かした水溶液又は芳香剤と前記ゲルとを混合したものを袋体11に封入しても良い。これにより、袋体11の中身を廃棄したとき、排水管23からの臭気を芳香剤によって抑えることができる。
なお、本実施例においては空気13を用いたが、これに限定されるものではなく、窒素等の不燃性ガスを封入しても良い。
このように袋体11により排水口20を塞ぐことができるので、排水口20の内部にあるトラップ22の封水30が切れた場合であっても、排水口20の内部や排水管23から排水口20の外部へ臭気が漏洩することを防止することができる。
さらに、袋体11に封入されているのが水12であることから、使用後の臭気遮断蓋10の廃棄が容易であり、環境に負担をかけないようにすることができる。
袋体11Aは、略円形状の軟質プラスチックフィルム14aと、略円錐状の軟質プラスチックフィルム14cとからなり、軟質プラスチックフィルム14aと軟質プラスチックフィルム14cは互いに周縁が溶着によって貼り合わされ、下側に突部16を有する略逆円錐状に形成されている。軟質プラスチックフィルム14a,14cが貼り合わされた周縁部にはフランジ15が形成されている。
ここで、略逆円錐状に形成された袋体11Aは、袋体11Aの突部16を排水口20に差し込むようにして排水口20に袋体11Aを被せるので、排水口20の直径の規格に関わらず、排水口20に軟質プラスチックフィルム14cを密着させることができる。
また、袋体11に封入される水12に替えて、第1実施例に示したようにゲルや種々の薬剤を混合したものを用いても良い。
このように袋体11Aにより排水口20を塞ぐことができるので、排水口20の内部にあるトラップ22の封水30が切れた場合であっても、排水口20の内部や排水管23から排水口20の外部へ臭気が漏洩することを防止することができる。
さらに、袋体11Aに封入されているのが水12であることから、使用後の臭気遮断蓋10の廃棄が容易であり、環境に負担をかけないようにすることができる。
20…排水口、20a…排水口端部、21…流し、22…トラップ、23…排水管、
30…封水。
Claims (3)
- 排水口の内部から外部へ臭気が漏洩するのを防止するため排水口に被せる臭気遮断蓋であって、
軟質プラスチックフイルムからなる袋体に、液体若しくはゲルと、気体とを所定の割合で封入したことを特徴とする臭気遮断蓋。 - 偏平で平面形状が円形の前記袋体を用いたことを特徴とする請求項1に記載の臭気遮断蓋。
- 略逆円錐形状の前記袋体を用いたことを特徴とする請求項1に記載の臭気遮断蓋。
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JP2008260258A JP5274970B2 (ja) | 2008-10-07 | 2008-10-07 | 臭気遮断蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008260258A JP5274970B2 (ja) | 2008-10-07 | 2008-10-07 | 臭気遮断蓋 |
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JP2008260258A Expired - Fee Related JP5274970B2 (ja) | 2008-10-07 | 2008-10-07 | 臭気遮断蓋 |
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2008
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