JP5273376B2 - 燃料電池 - Google Patents
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Description
そして、図5のようにガス流路16がセパレータ18と別体構造をなすセル構造においては、ガス流路16を形成する構造物として、例えばエキスパンドメタルが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
各部名称から明らかなように、亀甲形のメッシュ22は、ボンド部BOのボンド長さBOlの長いメッシュ形状であり、菱形のメッシュ26は、ボンド部BOのボンド長さBOlの短いメッシュ形状である。そして、菱形のメッシュ26のFD方向断面形状(A−A断面形状)と、亀甲形のメッシュ22のFD方向断面形状(A’−A’断面図)とは同一であることから、図6(b)に両者のFD方向断面形状を示している。
その後、階段状のメッシュを有するラスカットメタル20’が、図10に示される圧延ローラ43によって圧延されることにより、必要な全厚D(図6(b)参照)のエキスパンドメタル20が成形される。このとき、図11に示されるように、エキスパンドメタル20のメッシュ22には、セパレータ18との接触面Csが形成される。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、セパレータ及びエキスパンドメタルの接点部分に生成水が滞留することに起因する、セルのガス流路におけるガスの圧損の増大及び濃度過電圧の増加を防ぎ、燃料電池システムの小型化、出力向上、電圧安定性の確保等を図ることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の燃料電池は、セパレータ及びエキスパンドメタルのうち、少なくともセパレータ側に形成された、セパレータ及びエキスパンドメタルの接点部分の、くさび状の狭空間に開口する排水溝により、この狭空間から生成水の排水を促すものである。
本項に記載の燃料電池は、セパレータの表面に形成された溝によって、セパレータ及びエキスパンドメタルの接点部分に形成されるくさび状の狭空間からの、生成水の排水を促すものである。しかも、この溝がガス流路の巨視的なガス流れ方向に対し直交しない方向に延びるように形成されていることから、ガス流路を流れるガス流の圧力が効果的にかかる狭空間に作用して、排水を促すものである。
本項に記載の燃料電池は、セパレータの表面の溝が、セパレータ及びエキスパンドメタルの、隣接する接点を結ぶ位置に形成されていることにより、隣接する接点に各々形成されるくさび状の狭空間における排水の連鎖を起こさせ、排水効率を高めるものである。
本項に記載の燃料電池は、各接点に各々形成されるくさび状の狭空間における排水の連鎖を起こさせ、排水効率を高めるものである。しかも、セパレータの表面の溝が、セパレータ及びエキスパンドメタルの、最も近い接点を結ぶ位置に形成されていることにより、排水の連鎖を最も頻繁に発生させ、最も排水効率を高めるものである。
本項に記載の燃料電池は、エキスパンドメタルのメッシュを構成するボンド部の、セパレータとの接触端側に面して形成された切り欠きによっても、セパレータ及びエキスパンドメタルの接点部分に形成されるくさび状の狭空間から、生成水の排水を促すものである。
本発明の実施の形態に係る燃料電池は、図1に示されるように、セパレータ18(フラットタイプセパレータ)の表面に、セパレータ18及びエキスパンドメタル22の接点部分に形成されるくさび状の狭空間NSに開口する、排水溝28が形成されている。排水溝28の設置方向は、ガス流路16の巨視的なガス流れ方向に対し直交しない方向に延びるものであれば良く、好ましくは、セパレータ18及びエキスパンドメタル22の、最も近い接点(メッシュ22のセパレータ18との接触面Csで示す。)を結ぶ位置に形成されている。例えば、セパレータ18及びエキスパンドメタル22の接点位置に応じ、図1(b)に示されるようにエキスパンドメタル22のFD方向に対し斜めに、又は、図1(c)に示されるようにFD方向と平行に形成されるものである。又、図1(b)、(c)の排水溝を組み合わせることも可能である。
なお、排水溝28は、エキスパンドメタル22の形状に応じ、幅・深さが0.1μm〜10μmの範囲で適宜設定される。この範囲よりも大きい排水溝は、想定外のガス抜けが生じるおそれがあり、この範囲よりも小さい排水溝は、生成水の排水に支障を来たすおそれがある。
又、図2に示されるように、エキスパンドメタル20のメッシュ22を構成するボンド部BOの、セパレータ18との接触端側に面して形成された切り欠き30が、排水溝の構成要素として含まれるものであっても良い。切り欠き30は、エキスパンドメタル20の成形時に打ち抜かれるものである。又、切り欠き30自体がくさび状の狭空間NSの排水手段として機能し得るものであるが、図1に示される排水溝28と共に用いられることがより望ましい。
又、排水溝28は、セパレータ18の表面に形成されており、しかも、この排水溝28がガス流路の巨視的なガス流れ方向に対し直交しない方向に延びるように形成されていることから、ガス流路16を流れるガス流GFの圧力が効果的に、くさび状の狭空間NSに作用し、狭空間NSからの排水を促すことができる。
しかも、セパレータ18の表面に形成された排水溝28が、セパレータ18及びエキスパンドメタル22の、最も近い接点を結ぶ位置に形成されていることにより、排水の連鎖を最も頻繁に発生させ、最も排水効率を高めることができる。
なお、排水溝38又は切り欠き30は、セパレータ18のメッシュ22との接触範囲の全体に形成されるものであっても良いが、図3に示されるように、セル10の、特に生成水の滞留が生じやすいカソード出口CA−Out近傍(楕円で囲んだ領域)に形成することで、効率的に生成水100の排水効果を高めることが可能となる。
又、図1、図2では、亀甲形のメッシュ22を例示して説明したが、これに限定されることなく、菱形のメッシュ26(図8(a)参照)及びその他の形状のメッシュにも適応可能である。
Claims (5)
- セパレータを含むセル構成部材間に配置されたエキスパンドメタルによりガス流路が形成されたセル構造を有する燃料電池であって、
前記セパレータ及び前記エキスパンドメタルのうち、少なくとも前記セパレータ側に、前記セパレータ及び前記エキスパンドメタルの接点部分に形成されるくさび状の狭空間に開口する排水溝が形成されていることを特徴とする燃料電池。 - 前記排水溝は、前記セパレータの表面に形成された、前記ガス流路の巨視的なガス流れ方向に対し直交しない方向に延びる溝であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
- 前記セパレータの表面の溝が、前記セパレータ及び前記エキスパンドメタルの、隣接する接点を結ぶ位置に形成されていることを特徴とする請求項2記載の燃料電池。
- 前記セパレータの表面の溝が、前記セパレータ及び前記エキスパンドメタルの、最も近い接点を結ぶ位置に形成されていることを特徴とする請求項2記載の燃料電池。
- 前記排水溝には、前記エキスパンドメタルのメッシュを構成するボンド部の、前記セパレータとの接触端側に面して形成された切り欠きが含まれることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の燃料電池
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