JP5272778B2 - センサ部品 - Google Patents

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Description

本発明は、振動型のセンサ素子を用いるセンサ部品に関する。
角速度センサ素子などコリオリ力を利用する振動型のセンサ素子を有するセンサ部品の構造は、図7に示されるように、センサ素子1をパッケージ2で密封し、このパッケージ2を樹脂ケース3の内部空間4にリード端子5を介して支持する構造が提案されている。なお、このパッケージ2に接続されるリード端子5は、センサ素子1に対する駆動信号やモニタ信号やセンス信号などの電気導通経路を形成するもので、1つのパッケージ2に対して多数存在するため、この多数のリード端子5を整列させる枠体6を設けるとともに、この枠体6をパッケージ2に接着固定していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2008−170295号公報
しかしながら、振動型のセンサ素子1を包含する樹脂ケース3はセンサ素子1に比べ温度変化による特性変化(以下、温特変化と称す)が大きく、樹脂ケース3の持つ固有振動周波数が温度変化に伴いセンサ素子1の駆動周波数と一致する程度に変動してしまうと、この駆動信号により樹脂ケース3自身が共振してしまい、この共振に伴う樹脂ケース3の振動がリード端子5を介してパッケージ2に伝達され、この結果、パッケージ2の内部に設けられたセンサ素子1から不要信号を出力してしまうという問題があった。
そこで、本発明はこのような問題を解決し、振動型センサ素子を有するセンサ部品の温度変化に伴う不要信号出力を抑制することを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、振動型のセンサ素子と、このセンサ素子を内包するパッケージと、このパッケージを内部空間に収容する樹脂ケースと、一端側が前記樹脂ケースにモールドされ他端側に前記パッケージに接続される複数のリード端子と、前記樹脂ケースと前記パッケージの間において前記複数のリード端子を所定の間隔で整列させる枠体を備え、前記枠体と前記パッケージの間に空隙を設けることにより、リード端子におけるバネ性を得る領域を、枠体から樹脂ケースの間と、枠体からパッケージの間との双方に設けたもので、この構成によれば、前記枠体と前記パッケージの間に空隙を設けることにより、リード端子におけるバネ性を得る領域を、枠体から樹脂ケースの間と、枠体からパッケージの間との双方に設けたため、単一のリード端子に対してバネ性を確保する領域が2つとなり、それぞれのバネ性に応じた振動モードを有することになるため、この異なる振動モードの存在により樹脂ケースの内部に動吸振器を設けることができることとなり、これにより、不要信号出力を抑制することができるという作用効果を有するものである。
本発明のセンサ部品は、振動型のセンサ素子と、このセンサ素子を内包するパッケージと、このパッケージを内部空間に収容する樹脂ケースと、一端側が前記樹脂ケースにモールドされ他端側に前記パッケージに接続される複数のリード端子と、前記樹脂ケースと前記パッケージの間において前記複数のリード端子を所定の間隔で整列させる枠体を備え、前記枠体と前記パッケージの間に空隙を設けることにより、リード端子におけるバネ性を得る領域を、枠体から樹脂ケースの間と、枠体からパッケージの間との双方に設けたもので、この構成によれば、前記枠体と前記パッケージの間に空隙を設けることにより、リード端子におけるバネ性を得る領域を、枠体から樹脂ケースの間と、枠体からパッケージの間との双方に設けたため、単一のリード端子に対してバネ性を確保する領域が2つとなり、それぞれのバネ性に応じた振動モードを有することになるため、この異なる振動モードの存在により樹脂ケースの内部に動吸振器を設けることができることとなり、これにより、不要信号出力を抑制することができるという効果を有するものである。
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。
図1は振動型のセンサ素子の一例である角速度センサ素子7を有するセンサ部品の分解斜視図であり、図2はセンサ部品の断面図である。そして、このセンサ部品の基本構造は、内部に角速度センサ素子7を配置した誘電体セラミクスからなるパッケージ8を樹脂ケース9の内部空間10に配置し、樹脂ケース9の開口部を金属カバー11で覆った構造となっている。
角速度センサ素子7は、図3に示されるごとく音叉型に形成されたシリコン基板12の駆動部13にそれぞれ駆動電極14、センス電極15およびモニタ電極16を設けた構成であり、各電極の構造は図4に示すようにAuからなる上部電極17とPtからなる下部電極18と、これらの間に配置されたPZTからなる圧電体層19により形成され、下部電極18をグランド接続した状態で上部電極17に正電圧を印加すると電極の積層方向に対して圧縮力が働き、この圧縮力により電極パターンが延びる方向に応力が発生し、これとは逆に負電圧を印加すると電極に引張力が働き、この引張力により電極パターンが縮む方向に応力が発生するものである。また、これとは逆に駆動部13の撓みにより電極が縮めば負電圧を発生し、電極が延びれば正電圧を発生させるものである。なお、電極の結露防止のためパッケージ8の開口部をリッド20により封口し、内部にHeとO2の混合ガスを充填することで還元雰囲気に保っている。
また、パッケージ8の内部には角速度センサ素子7の駆動制御および検出信号の処理を行うIC21が設けられており、IC21から駆動電極14に駆動信号を印加することにより駆動部13が側方に振動し、この振動状態において検出軸22回りに角速度が加わることでコリオリ力が働き駆動部13が図における前後方向に撓み振動が生じ、この撓み振動によりセンス電極15からセンス信号をIC21に出力し所定の信号処理を経て角速度信号を形成する。なお、モニタ電極16は駆動部13の駆動状態を出力し、IC21で形成する駆動信号の出力レベルを制御するために用いている。
また、角速度センサ素子7は駆動部13が自由に振動可能な状態で支持しなければならず、この角速度センサ素子7を実装するパッケージ8の内部空間10においては、IC21を実装する内部底面23と、この内部底面23の外周部分に一段高くなった段差面24を設け、この段差面24に角速度センサ素子7の基部25を実装することで駆動部13をIC21の上方に浮かせて振動可能な状態で支持している。なお、IC21や角速度センサ素子7に対する信号経路は特に図示していないがパッケージ8に設けられた配線電極やビアホールなどを介してパッケージ8の下面に設けられた接続電極26に接続されている。
また、このパッケージ8を収納する樹脂ケース9には、図5に示すように複数のリード端子27が配置されており、それぞれのリード端子27は図6に示すように一端側が樹脂ケース9の側壁部分を貫通し外面に導出され実装面側に回り込ませることで外部接続端子28を形成し、他端側が接続電極26に接続されパッケージ8を支持した構造となっている。なお、角速度センサ素子7を包含したパッケージ8をさらにリード端子27を介して樹脂ケースに挿入する理由は、落下衝撃などの不要振動から角速度センサ素子7を保護するためリード端子27のバネ性によるダンパー効果を得るためである。
また、各リード端子27はパッケージ8の下面に設けられた複数の接続電極26に適宜接続されるものであり、その接続部分29が各接続電極26に応じた配置とする必要があるため、複数のリード端子27を樹脂製の枠体30で所定位置に整列固定させる。
そして、このセンサ部品においては枠体30の取り付け構造を図7に示す従来のパッケージ2の下面に枠体6を接着固定する構造とするのではなく、図6に示すように枠体30とパッケージ8の下面の間に空隙31を介在させ非接続固定構造としたことにより、センサ部品の温度変化に伴う不要信号出力を抑制している。
すなわち、図7に示す従来の構造においては、枠体6をパッケージ2の下面に接着固定していたためダンパー効果を得るリード端子5領域が枠体6から樹脂ケース3までの領域だけとなっていたのであるが、図6に示すように枠体30とパッケージ8を分離したことにより、リード端子27におけるバネ性を得る領域が従来からの枠体30から樹脂ケース9までの領域32に加え枠体30からパッケージ8までの領域33が活用できるようになり、単一のリード端子27に対してバネ性を確保する領域が2つとなり、それぞれのバネ性に応じた振動モードを有することになるため、この異なる振動モードの存在により樹脂ケース9の内部に動吸振器を形成することが可能となるのである。
つまり、樹脂ケース9の持つ固有振動周波数が温度変化に伴いセンサ素子7の駆動周波数と一致する程度に変動し、駆動信号により樹脂ケース9自身が共振したとしても、この共振に伴う樹脂ケース9の振動をリード端子27の持つ異なる二つの振動モードによりキャンセルすることが出来るので、温度変化に伴うセンサ部品からの不要信号の出力を抑制できるのである。
また、リード端子27におけるバネ性を活用できる領域が増えることで、リード端子27によるより大きなダンパー効果を得ることも出来るのである。
本発明は、振動型のセンサ素子を用いるセンサ部品に関して振動型センサ素子を有するセンサ部品の温度変化に伴う不要信号出力を抑制できるという効果を有し、特に使用温度範囲が広い車載用センサ部品に有用である。
本発明の一実施形態におけるセンサ部品の分解斜視図 同センサ部品の断面図 同センサ部品を構成する角速度センサ素子の模式図 同角速度センサ素子に設けられる電極の模式図 同センサ部品を構成する樹脂ケースの模式図 同樹脂ケースのリード端子部分を示す詳細図 従来のセンサ部品の断面図
7 センサ素子(角速度センサ素子)
8 パッケージ
9 樹脂ケース
10 内部空間
27 リード端子
30 枠体
31 空隙

Claims (1)

  1. 振動型のセンサ素子と、このセンサ素子を内包するパッケージと、このパッケージを内部空間に収容する樹脂ケースと、一端側が前記樹脂ケースにモールドされ他端側に前記パッケージに接続される複数のリード端子と、前記樹脂ケースと前記パッケージの間において前記複数のリード端子を所定の間隔で整列させる枠体を備え、前記枠体と前記パッケージの間に空隙を設けることにより、リード端子におけるバネ性を得る領域を、枠体から樹脂ケースの間と、枠体からパッケージの間との双方に設ける構成としたセンサ部品。
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