JP5271434B1 - 屋根上構造物取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スレート屋根の下の母屋に対してねじ込んで固定する棒状をなす屋根上構造物取付金具において、施工が容易で十分な強度も得られるようにする。
【解決手段】回転力入力部22を有した支持軸部21より上に、屋根上構造物65を取り付ける取付部31を有し、前記支持軸部21より下に、屋根材63の下の母屋62に固定する固定部41を有した棒状をなす屋根上構造物取付金具11において、固定部41に、屋根材63と母屋62に対して順に穿孔するドリルねじ部42と、ドリルねじ部42で切り込んだ母屋62に螺合する固定ねじ部43を形成する。支持軸部21は固定部41よりも太く形成し、支持軸部21の下端面に、母屋62の上面に当接する当接面24を形成する。支持軸部21の下端部には、屋根材63に穿孔する穿孔刃25を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばソーラーパネル等の屋根上構造物を取り付けるための屋根上構造物取付金具に関し、より詳しくは、施工が容易で強度も得られるような屋根上構造物取付金具に関する。
屋根上構造物取付金具としては、下記特許文献1に開示されたものがある。この金具は、全体として棒状をなし、ねじからなる圧入部を下端側に備え、屋根上構造物を取り付けるための固定部を上端側に備えた構成である。
金具を屋根に対して固定するには、下端側の圧入部を瓦等の屋根部材(屋根材)に圧入した後に屋根部材の下の屋根板(母屋)に圧入する。圧入は、屋根板に対して圧入部を適度な深さだけねじ込んで行う。
この構成によれば、圧入部を屋根部材から圧入するだけで金具を屋根に対して固定できるので、作業性がよいという利点がある。
特許第3656968号公報
しかしながら、前記特許文献1の構成では、屋根上構造物取付金具の固定状態は圧入部の係止力のみで支えなければならないので、十分な強度を得られないおそれがある。
また、適度な深さだけ圧入するという圧入部を有した構成であるので、圧入部のねじ込み深さは圧入作業ごとにまちまちで、均一な圧入状態を得ることが困難である。このため、上端側の固定部の高さが一定にならず後の工程に影響が生じたり、固定強度にばらつきが生じたりするおそれもあった。
そこで、この発明は、施工が容易で十分な強度も得られるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、回転力入力部を有した支持軸部より上に、屋根上構造物を取り付ける取付部を有し、前記支持軸部より下に、屋根材の下の母屋に固定する固定部を有した棒状をなす屋根上構造物取付金具であって、前記固定部に、前記屋根材と前記母屋に対して順に穿孔するドリルねじ部と、該ドリルねじ部で切り込んだ前記母屋に螺合する固定ねじ部が形成され、前記支持軸部が前記固定部よりも太く形成され、該支持軸部の下端面に、前記母屋の上面に当接する当接面が形成された屋根上構造物取付金具である。
この構成によると、屋根上構造物取付金具の取り付けに際して、葺成された屋根の屋根材の所定位置からその下の母屋に向けて、屋根上構造物取付金具の固定部を回転力入力部への回転力の入力でねじ込むと、屋根材と母屋に穴が開き、固定部の固定ねじ部が母屋に螺合する。固定ねじ部が螺合しきると、前記固定部より上の支持軸部の下端面の当接面が、母屋の上面に当接して、固定ねじ部のさらなる螺合が規制され、屋根上構造物取付金具が起立状態で固定される。
必要な屋根上構造物取付金具を固定した後、支持軸部より上の取付部を利用して屋根上構造物とその取り付けのための部材を適宜取り付けると、屋根上構造物の荷重を、固定部と支持軸部が支える。
別の手段は、前記屋根上構造物取付金具を用いて、前記固定部を鋼板又は鋼材からなる前記母屋に固定し、前記取付部に前記屋根上構造物を固定した屋根構造である。
この発明によれば、屋根上構造物取付金具を屋根材の上から母屋に向けてねじ込めば固定できるので、作業は容易である。その上、固定部を螺合したときには、固定部よりも太い支持軸部の下端面の当接面が母屋に当接した時点で自動的に固定ねじ部の螺合が完了し、一定の固定状態を得られる。また、当接面の当接により十分な固定強度も得られる。
しかも、一定の固定状態が得られるので、複数の屋根上構造物取付金具を固定しても同様の固定状態が得られる。このため屋根上構造物取付金具間で、屋根上構造物を取り付ける取付部の高さにばらつきが生じたりするような不都合はなく、屋根上構造物を取り付ける後の作業も所望通り円滑に行える。また、固定状態が一定であるので、屋根上構造物を支持する構成全体として脆弱な部位ができることを防止でき、屋根上構造物の強固な取り付け状態を確保できる。
屋根上構造物取付金具の正面図。 屋根上構造物取付金具の使用状態を示す断面図。 屋根上構造物取付金具の穿孔刃部分の説明図。 他の例に係る屋根上構造物取付金具の穿孔刃部分の説明図。 屋根上構造物取付金具の固定の仕方を示す説明図。 屋根上構造物取付金具の固定の仕方を示す説明図。 屋根上構造物取付金具の固定の仕方を示す説明図。 屋根上構造物取付金具の固定状態を示す断面図。 他の例に係る屋根上構造物取付金具の正面図。 他の例に係る屋根上構造物取付金具の正面図。 図10の屋根上構造物取付金具の固定の仕方を示す説明図。 図10の屋根上構造物取付金具の固定の仕方を示す説明図。 図10の屋根上構造物取付金具の固定状態を示す断面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、屋根上構造物取付金具11(以下、「金具」という)の正面図、図2は、その使用状態を示す断面図である。図2(a)は屋根61を勾配方向下側から見た断面図であり、図2(b)は屋根61の勾配方向と直交する方向に切断した断面図である。この例の屋根61は、下地である母屋62の上に波型スレートが屋根材63として固定されて構成されている。母屋62は梁材の上に板材を備えたものでも、梁材のみからなるものでもいずれでもよいが、母屋62の上面は鋼板又は鋼材で構成されている。
これらの図に示したように、金具11は、ソーラーパネルや雪止め金具、アンテナ、緑化装置等の様々な屋根上構造物65(屋根上構造物を取り付けるための部材も含む。以下同じ)を屋根61の上に取り付けるためのもので、全体として略丸棒状をなしている。長手方向の中間部には支持軸部21を有し、この支持軸部21より上には、屋根上構造物65を取り付けるための取付部31を、下には屋根材63より下で屋根材63を支えている母屋62に固定する固定部41を有している。
この固定部41は、先鋭の略丸棒状で、下端(先端)に、前記屋根材63と前記母屋62に対して順に穿孔するドリルねじ部42を有し、このドリルねじ部42より上に、前記ドリルねじ部42で切り込んだ前記母屋62に螺合する固定ねじ部43が形成されている。ドリルねじ部42は、屋根材63はもちろん、母屋62にも切り込む強度を有する。固定ねじ部43は、固定部41の上端位置まで形成されている。
前記支持軸部21は円柱状で、上端部には金具11を回転させるための回転力入力部22が形成されている。回転力入力部22は六角ナット形状で、支持軸部21と一体である。回転力入力部22の下部には、外周に張り出すフランジ部22aが形成されている。
また、支持軸部21は前記固定部41よりも太く形成され、支持軸部21の下端が、固定部41の外周面から水平方向に張り出すように構成されている。すなわち、支持軸部21の下端面には、固定部41の固定ねじ部43を前記母屋62に螺合したときに母屋62の上面に当接する当接面24を有する。この当接面24の内外(径)方向の幅(張り出し量)は適宜設定される。
この当接面24を含む支持軸部21の下端部には、屋根材63に穿孔する穿孔刃25が形成されている。図3(a)は穿孔刃25部分の展開図、図3(b)は穿孔刃25部分の底面図である。図3中の矢印は、固定に際しての支持軸部21の回転方向を示す。
すなわち穿孔刃25は、支持軸部21の下端部を略鋸刃状に切り欠いて形成されている。具体的には、穿孔刃25は、回転方向後方側で支持軸部21の軸方向と平行な垂直片25aと、回転方向前方側で支持軸部21の軸方向に対して上側ほど回転方向後方に傾斜する傾斜片25bと、これらの間で支持軸部21の軸方向と直交する水平部25cを有する。水平部25cのうち支持軸部21の下端の水平部25cは、前記当接面24である。
なお、穿孔刃25は、図3(b)に示したように、支持軸部21の下端面の厚み(径)方向の全体にわたって切り欠いて形成するほか、図4(a)、(b)に示したように、回転方向前方側よりも回転方向後方側の方が深く切り込むように切り欠いて形成して、下端面を面一にしてもよい。この場合には前記当接面24の面積を広くとることができる。
このような支持軸部21の前記回転入力部22の下面から前記当接面24までの長さは、固定対象である前記屋根材63における穿孔部位の上面と前記母屋62の上面との間の長さに対応している。つまり、その長さは、支持軸部21の当接面24を母屋62の上面に当接させたときに、回転力入力部22の下面が屋根材63の穿孔部位の上面に近接する長さであり、穿孔部位に止水等を施したうえで屋根材63を押さえ付けるように設定される。図2に示した屋根材63は波型のスレートであるので、波型に湾曲した頂面63aが前記穿孔部位となる。
前記取付部31は、適宜太さの円柱状で、外周面に雄ねじ32が形成されている。この雄ねじ32にナット(図示せず)を螺合するなどして、屋根上構造物65(図2参照)が取り付けられる。
このような構成の金具11は、図1に破線であらわしたように、支持軸部21及び取付部31を構成する部分と、固定部41を構成する部分を別々に製造し、これらを一体化して製造する。つまり固定部41を構成する部分の上端側には差し込み部12が形成され、支持軸部21及び取付部31を構成する部分の下端側には前記差し込み部12を受け入れる穴部13が形成されている。これら差し込み部12と穴部13の一体化は、これらに形成されたねじ等の適宜手段で行う。このように複数部材を製造してから一体化するほか、鋳造や削り出し、粉末冶金等の手段ですべてが一体になるように製造してもよい。
この金具11の使用には、図5に示したようにスプリングワッシャ51と、シール材52を備えたシールカバー53が用いられる。スプリングワッシャ51は周知のもので、支持軸部21の回転力入力部22の下に挿嵌される。
シールカバー53は支持軸部21に挿嵌可能な環状のシール材52を内側に備えるものである。シール材52はゴム製で、圧縮されたときに周囲に止水性を得られるように変形する。シールカバー53はシール材52を保持しシール材52の上面と周面を被覆するキャップ状の保持部53aと、この保持部53aの外周に一体に形成された被覆面部53bを有する。被覆面部53bは、屋根材63の上面を覆い屋根材63の上面に接する形状である。
つまり、図示例は、屋根材63として波型スレートを用い、金具11は波型スレートの波型の頂面63a、すなわち上に向けて凸に湾曲する湾曲面に対して上からねじ込んで固定するものであるので、被覆面部53bは、前記湾曲面に対応する形状に形成されている。被覆面部53bは、図2(b)に示したように平面視略長方形状であり、屋根61の勾配方向と直交する方向の方が屋根61の勾配方向に対応する方向よりも長く形成されている。
以上のような構成の金具11は、次のようにして使用される。
まず、図6に示したように、スプリングワッシャ51と、シール材52を保持したシールカバー53を金具11の支持軸部21に挿嵌して保持し、この状態で波型スレートからなる屋根材63の所定位置の頂面63aに対して屋根材63に垂直な方向からねじ込む。ねじ込みは、支持軸部21の回転力入力部22に治具を嵌めて治具を駆動して行う。回転力入力部22の下端のフランジ22aが嵌めた治具のストッパとなる。
金具11の回転により、下端の固定部41のドリルねじ部42が、図7に示したように屋根材63に穿孔する。これによってできる穴は、少なくとも固定部41の太さ以上の大きさである。
更なる回転によって、金具11における支持軸部21の穿孔刃25が屋根材63に穿孔し、金具11下端のドリルねじ部42が母屋62に穿孔する。穿孔刃25を備えるので、支持軸部21が進入する穴を確実かつ容易にあけることができる。
続いての回転で、ドリルねじ部42より上の固定ねじ部43が母屋62に螺合する。固定ねじ部43が螺合しきると、支持軸部21の下端面の当接面24が母屋62の上面に当接して、螺合が自動的に停止する。
このような金具11の固定を、所定の複数の穿孔部位に対して行う。
母屋62に固定された金具11は、固定部41の固定ねじ部42による母屋62に対する結合力と、支持軸部21の当接面24の母屋62上面に対する当接により、起立状態が保持される。母屋62は鋼板又は鋼材からなるので、固定ねじ部42の結合力は高い。
このとき、図8に示したように、支持軸部21の回転力入力部22の下面はスプリングワッシャ51を介してシールカバー53を屋根材63に押圧する。シールカバー53に保持されたシール材52は圧縮され、支持軸部21と屋根材63の穴との間を止水する。被覆面部53bは屋根材63の穿孔部位の周囲に面接触する。
被覆面部53bが湾曲形状の屋根材63に面接触することで、シールカバー53は屋根材63の上で安定し、相互の位置関係が保持される。
金具11の起立状態の保持と、前記シールカバー53と屋根材63との位置関係保持により、複数本の金具11の固定状態は屋根61に対して強固に維持される。
所定箇所に金具11を固定した後、屋根材63の上に突出している取付部31に、屋根上構造物65を適宜取り付ける。この取り付け状態では、屋根上構造物65の荷重を、固定部41と支持軸部21がシールカバー53及び屋根材63と協働して支える。
前述のように金具11を屋根材63の上から母屋62に向けてねじ込めば金具11の固定作業が行えるので、固定作業は容易である。そのうえ固定部41より上側には固定部41よりも太い支持軸部21が設けられて母屋62の上面に当接する当接面24が形成されているので、金具11を固定する螺合作業において一定の螺合状態が得られると回転は自動的に止まり、固定ねじ部43の母屋62に対する螺合が完了する。このため、一定の固定状態が得られるうえに、当接面24の当接により十分な固定強度も得られる。
また、一定の固定状態が得られるので、固定される複数の金具11間で、取付部31の高さにばらつきが生じたりするような不都合はなく、屋根上構造物65を取り付けるための後の施工が所望通り円滑に行える。
さらに、複数の金具11の固定状態が一定であるため、屋根上構造物65を支持する構成全体として脆弱な部位ができることを防止でき、屋根上構造物65の強固な取りつけ状態を確保できる。
以下、その他の例について説明する。この説明において前述の構成と同一または同等の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図9は他の例に係る金具11の正面図であり、この金具11の固定部41のドリルねじ部42は、下端に小径で先鋭のガイドドリル部42aを有した二段構造である。ガイドドリル部42aより上側にはテーパ面42bが形成されている。
この金具11では、前述と同様の作用効果を有するほかに、ガイドドリル部42aを有するので、穿孔位置がずれにくく、小さい圧力で穿孔が可能であるという効果を有する。ドリルねじ部42は三段以上の多段構造でもよい。
図10(a)は他の例に係る金具11の正面図であり、この金具11の固定部41の外周面には、前記屋根材63に穿孔し、穿孔によって固定部41から脱落する分離式穿孔刃45が形成されている。具体的には、固定部41のドリルねじ部42と固定ねじ部43の間の外周面における相反する2箇所に、外周に向けて突出する分離式穿孔刃45が形成されている。
分離式穿孔刃45は、図10(a)のA−A切断部端面図である図10(b)に示したように薄板状である。この分離式穿孔刃45の付け根の厚さは、屋根材63に穿孔が完了して母屋62に当たった時に折れて外れ、固定ねじ部43が母屋62に螺合するのを許容するように設定されている。また、分離式穿孔刃45の突出長さは、図10(a)に示したように支持軸部21の径に対応する長さである。
このように構成された金具11では、図11に示したように、屋根材63にねじ込むと、ドリルねじ部42が屋根材63に穴をあけて進入した後、分離式穿孔刃45がその穴を端緒として切り込んで穴を広げるように穿孔する。分離式穿孔刃45の突出長さが支持軸部21の径に対応する長さであるので、分離式穿孔刃45によってあけられた穴に支持軸部21は容易に進入する。
分離式穿孔刃45は穿孔を行って母屋62に当たると、図12に示したように支持軸部21から脱落するので、固定部41の固定ねじ部43が母屋62に螺合可能である。固定ねじ部43が母屋62に完全に螺合すると、図13に示したような状態になって、支持軸部21の下端面の環状をなす広い当接面24が母屋63の上面に当接し、安定的に固定状態を保持する。
このように構成された金具11でも、前述と同様の作用効果を有する。
前述の構成はこの発明を実施するための一形態であって、この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
例えば、屋根材の材質やドリルねじ部の構成によっては、前記穿孔刃や分離式穿孔刃を省略することもできる。
屋根材は、波型スレート以外のもの、例えば瓦などであってもよい。
11…屋根上構造物取付金具
21…支持軸部
22…回転力入力部
24…当接面
25…穿孔刃
31…取付部
41…固定部
42…ドリルねじ部
43…固定ねじ部
45…分離式穿孔刃
52…シール材
53…シールカバー
53a…保持部
53b…被覆面部
61…屋根
62…母屋
63…屋根材
65…屋根上構造物

Claims (6)

  1. 回転力入力部を有した支持軸部より上に、屋根上構造物を取り付ける取付部を有し、前記支持軸部より下に、屋根材の下の母屋に固定する固定部を有した棒状をなす屋根上構造物取付金具であって、
    前記固定部に、前記屋根材と前記母屋に対して順に穿孔するドリルねじ部と、該ドリルねじ部で切り込んだ前記母屋に螺合する固定ねじ部が形成され、
    前記支持軸部が前記固定部よりも太く形成され、
    該支持軸部の下端面に、前記母屋の上面に当接する当接面が形成された
    屋根上構造物取付金具。
  2. 前記支持軸部の下端部に、前記屋根材に穿孔する穿孔刃が形成された
    請求項1に記載の屋根上構造物取付金具。
  3. 前記固定部の外周面に、前記屋根材に穿孔し、前記母屋に当たって固定部から脱落する分離式穿孔刃が形成された
    請求項1または請求項2に記載の屋根上構造物取付金具。
  4. 前記回転力入力部の下面から前記当接段部までの長さが、前記屋根材における穿孔部位の上面と前記母屋の上面との間の長さに対応したものである
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の屋根上構造物取付金具。
  5. 前記回転力入力部の下に、環状をなすシール材を保持しシール材の上面と周面を被覆する保持部と、該保持部の外周に形成され前記屋根材の上面を覆う被覆面部を有するシールカバーが付属された
    請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の屋根上構造物取付金具。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載の屋根上構造物取付金具を用いて、前記固定部を鋼板からなる前記母屋に固定し、前記取付部に前記屋根上構造物を固定した
    屋根構造。
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