JP5271410B2 - アクチュエータ素子及び入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧を印加すると湾曲するアクチュエータ素子及び入力装置に関する。
図13(a)(b)は従来の問題点を説明するための入力装置の概念図(断面図)である。
図13(a)に示す入力装置1は、アクチュエータ素子2、ベース部材3、固定部4、キートップ5、及び、筐体6等を有して構成される。
図13(a)に示すように、各アクチュエータ素子2は、固定部4に片持ちで固定支持されている。アクチュエータ素子2は、例えば、電解質層と、前記電解質層の厚さ方向の両側に設けられた一対の電極層とを有して構成されている。そして、固定端側の前記一対の電極層間に電圧を付与すると、図13(a)に示すように上方に向けて湾曲するように構成されている。
アクチュエータ素子2は、圧電セラミックや形状記憶合金等に比べて低弾性率で低剛性であり大きな変位を得やすい半面、大きな力を発揮しづらい問題があった。また、アクチュエータ素子2を高弾性率化し、また素子厚を厚くすれば、発生荷重を大きくできるが、その分、変位量は小さくなった。
すなわち、十分な変位量に加えて、図13(a)の状態から図13(b)のように前記キートップ5を下方向に押圧したときに、良好な押し感を与えるほどの発生荷重(発生力)を得ることが困難であった。
特開2006−166638号公報 特開2005−27444号公報 特開2007−28749号公報 特開2007−118159号公報
上記の特許文献に記載の発明では、良好な押し感を得ることができず、また、構造が複雑化し、素子構造が大型化する等の問題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、特に、簡単な構造で、十分な変位と大きな発生荷重及び発生力を得ることが出来るアクチュエータ素子及び入力装置を提供することを目的としている。
本発明におけるアクチュエータ素子は、一端が固定端、他端が自由端であり、電圧が印加されると湾曲する第1素子部と、前記第1素子部に比べて素子長さが短く形成されており、一端が前記第1素子部に接続され、電圧が印加されると前記第1素子部とは逆方向に湾曲して前記第1素子部を支持可能な第2素子部と、を有することを特徴とするものである。
これにより、簡単な構造で、十分な変位と大きな発生荷重及び発生力を得ることが出来る。
本発明では、前記第2素子部は、前記第1素子部の自由端または固定端との間の中間部に接続され、その接続位置から前記第1素子部の固定端方向に延びている構造にできる。これにより、より効果的に、発生荷重及び発生力を大きくできる。また上記のように第2素子部を中間部に接続したとき、第2素子部の変位量が小さくても、第1素子部を支えやすくできる。
あるいは本発明では、前記第2素子部は、前記第1素子部の自由端と固定端との間の中間部に接続され、その接続位置から前記第1素子部の自由端方向に延びている構造にすることも出来る。
また本発明では、前記第1素子部及び前記第2素子部は、夫々、電解質層と、前記電解質層の厚さ方向の両側に設けられた一対の電極層とを有して構成され、
前記第1素子部と前記第2素子部の内側を向く前記電極層同士が接続され、前記第1素子部と前記第2素子部の外側を向く前記電極層同士が接続されている構造にできる。これにより、第1素子部と第2素子部の駆動回路を一つで構成でき、簡単な回路構成を実現でき、低コスト化を図ることができる。
また本発明では、前記第1素子部が途中から折り返され、折り返された部分が前記第2素子部として機能する構造にできる。このように、簡単な製法で、第1素子部と第2素子部とを形成できる。また、第1素子部と第2素子部の駆動回路を一つで構成できる。以上により、構造を簡単にでき、低コスト化を図ることができる。
また本発明では、前記第1素子部に切り込まれて形成された舌片状の前記第2素子部が折り返されている構造にできる。これにより第2素子部を設けたことによるアクチュエータ素子の素子面積の増大を抑制できる。また、簡単な製法により、第1素子部と第2素子部とを形成でき。また、第1素子部と第2素子部の駆動回路を一つで構成できる。以上により、構造を簡単にでき、低コスト化を図ることができる。
また本発明では、前記第1素子部の自由端から前記第1素子部と一体に形成された前記第2素子部が前記接続端から折り返されており、前記第1素子部には折り返された前記第2素子部と対向する位置に穴部が形成されている構造にできる。これにより、アクチュエータ素子の厚みを抑えることが出来る。また、簡単な製法により、第1素子部と第2素子部とを形成できる。また、第1素子部と第2素子部の駆動回路を一つで構成できる。以上により、構造を簡単にでき、低コスト化を図ることができる。
また本発明では、第1電極層、電解質層及び第2電極層は夫々、分離された第1素子部の領域及び第2素子部の領域と、前記第1素子部の領域及び前記第2素子部の領域を接続する接続部とを有して形成されており、
前記接続部の接続方向に切断して現れる縦断面矢視にて、前記第1電極層の接続部と前記第2電極層の接続部とが交差するように、前記電解質層の膜厚方向の両側に前記第1電極層及び前記第2電極層が配置され、前記第1素子部及び前記第2素子部にて、表面に現れる前記第1電極層と前記第2電極層とが、入れ替わっている構造にできる。これにより、簡単な構造で、十分な変位と大きな発生荷重(及び発生力)を得ることが出来る。また、第2素子部を折り曲げる構造等に比べて、電解質層や電極層に対するストレスを小さくでき、また厚さ方向にて第1素子部と第2素子部とが重ならず、アクチュエータ素子の薄型化を図ることが出来る。
また本発明における入力装置は、上記のいずれかに記載のアクチュエータ素子と、前記アクチュエータ素子の第1素子部の湾曲方向側に設けられた操作部と、前記第2素子部の湾曲方向側に設けられたベース部材と、を有し、
前記操作部は前記ベース部材の方向及び前記ベース部材から離れる方向に移動可能に支持されており、
電圧印加により、第1素子部が前記操作部方向に湾曲し、前記第2素子部が前記ベース部材の表面方向へ湾曲し、前記操作部の前記ベース部材方向への移動により前記第1素子部の前記自由端側が押圧された状態で、第1素子部が前記第2素子部により支持されていることを特徴とするものである。
本発明では、発生荷重を大きくすることができるため、操作部を押圧したときの押し感を、従来に比べて、良好にできる。
本発明によれば、簡単な構造で、十分な変位と大きな発生荷重及び発生力とを得ることができる。
第1実施形態のアクチュエータ装置の構成を示す図であり、図1(a)は、アクチュエータ素子の非動作時における部分断面図、図1(b)は、アクチュエータが湾曲した状態を示す部分断面図である。 第2実施形態のアクチュエータ装置の構成を示す断面図である。 アクチュエータ素子の部分拡大断面図である。 図4(a)は、第3実施形態のアクチュエータ素子の構造を示す縦断面図であり、図4(b)は、第3実施形態の変形例を示すアクチュエータ素子の部分平面図である。 第1素子部及び第2素子部の形状を示すアクチュエータ素子の部分平面図である。 図6(a)は、第4実施形態のアクチュエータ素子の構造を示す部分断面図であり、図6(b)は、図6(a)のアクチュエータ素子を用いたアクチュエータ装置において、アクチュエータ素子が湾曲した状態を示す部分断面図、図6(c)は、アクチュエータ素子の好ましい断面形状を示す部分拡大断面図である。 図7は、第5実施形態のアクチュエータ素子を示す部分斜視図であり、7(a)は、製造方法の一工程を示し、図7(b)は完成したアクチュエータ素子を示す。 図8は、第6実施形態のアクチュエータ素子を示す部分平面図であり、図8(a)は、製造方法の一工程を示し、図8(b)は完成したアクチュエータ素子を示す。 図9は、図7の実施形態と図8の実施形態とを組み合わせたものである。図9(a)は、アクチュエータ素子の部分平面図、図9(b)は、図9(a)の断面図である。 図10は、第7実施形態のアクチュエータ素子を示す部分平面図であり、図10(a)は、アクチュエータ素子を構成する第1電極層、電解質層、第2電極層の分解平面図、図10(b)は、第1電極層、電解質層及び第2電極層を組み合わせた(積層した)状態を示す平面図、図10(c)は点線で示す接続部をX方向の縦断面方向から見た図である。 図11に示す実施形態は、図10に示す実施形態の変形例である。図11(a)は、アクチュエータ素子を構成する第1電極層、電解質層、第2電極層の分解平面図、図11(b)は、第1電極層、電解質層及び第2電極層を組み合わせた(積層した)状態を示す平面図、である。 本実施形態における入力装置の部分断面図である。 従来例における入力装置の部分断面図である。
図1は、第1実施形態のアクチュエータ装置の構成を示す図であり、図1(a)は、アクチュエータ素子の非動作時における部分断面図、図1(b)は、アクチュエータが湾曲した状態を示す部分断面図である。
図3に示すように、本実施形態におけるアクチュエータ素子10は、例えば、電解質層11と、電解質層11の厚さ方向の両側表面に形成される電極層12、13を備えて構成された高分子アクチュエータである。
例えば、本実施形態のアクチュエータ素子10は、イオン液体とベースポリマーを有する電解質層11と、カーボンナノチューブ等の導電性フィラー、イオン液体及びベースポリマーとを有する第1電極層12及び第2電極層13とを有して構成される。
ベースポリマーとしては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)や、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等を提示できる。この具体例では電解質層11内にイオン交換樹脂を含まないので、陽イオン及び陰イオンのどちらも自由に移動可能な状態となっている。
なお、電解質層11は、イオン交換樹脂と、塩を含有する分極性有機溶媒又はイオン液体である液状有機化合物とが含まれたものであってもよい。このとき、イオン交換樹脂は陽イオン交換樹脂であることが好適である。これにより陰イオンが固定され、陽イオンが自由に移動可能となる。陽イオン交換樹脂としては、ポリエチレン、ポリスチレン、フッ素樹脂等の樹脂に、スルホン酸基、カルボキシル基等の官能基が導入されたものを好ましく使用できる。また電極層12,13は金や白金等の電極層材料がメッキやスパッタ等で形成されたものでもよい。
図1(a)に示すようにアクチュエータ素子10は、第1素子部20と第2素子部21とで構成される。例えば、第1素子部20及び第2素子部21は共に図3に示す積層構造を備えて構成される。
図1(a)に示すように第1素子部20の一端部(固定端)14が固定部15に固定支持されている。第1素子部20は片持ちで支持されている。そして一対の電極層12,13間に電圧が印加されると、図1(b)に示すように、自由端16側が、上方に湾曲する。図1(b)に示すように、前記第1素子部20の湾曲方向とは逆面側にベース部材17が設けられている。ベース部材17と固定部15は別体で形成されてもよいし一体で形成されてもよい。
図1(a)に示す第1素子部20の下面側(ベース部材17側)には第2素子部21が設けられている。第2素子部21の一端は第1素子部20との接続端22であり、図1(a)(b)に示すように、第2素子部21の接続端22は第1素子部20の自由端16に接続固定されている。第2素子部21の接続端22以外の部分は第1素子部20に固定されていない。
第2素子部21は、一対の電極層12,13間に電圧が印加されると第1素子部20とは逆方向に湾曲する。すなわち図1(b)の動作時に示すように、第2素子部21の自由端23は、図1(a)の非動作時の状態から下方向に向けて湾曲する。
図1(a)(b)に示すように、第1素子部20の素子長さはL1で、第2素子部21の素子長さはL2である。そして、第2素子部21の素子長さL2は第1素子部20の素子長さL1よりも短い。
本実施形態では、アクチュエータ素子10の動作時、図1(b)に示すように第2素子部21の自由端23がベース部材17の表面17aに接触した状態では、上方に湾曲した第1素子部20を、第1素子部20と逆方向に湾曲し第1素子部20よりも素子長さが短い第2素子部21にて支えることができる。
図1(a)に示す動作時に第2素子部21の自由端23がベース部材17の表面17aに接触していることが変位量低下を抑制できて好ましいが、多少浮いた形態を除外しない。かかる場合、第1素子部20の自由端16が下方向に押圧されて下降し第2素子部21の自由端23がベース部材17の表面17aに接触した状態になると第1素子部20が第2素子部21にて支えられる構造となり発生加重を大きくできる。
本実施形態のアクチュエータ素子10は第1素子部20と第2素子部21とで構成でき簡単な構造にできる。そして本実施形態では、図1(b)に示すように第2素子部21にて第1素子部20を支えた構造にできるから、第1素子部20の自由端16側にベース部材17方向への力Fを加えた際の反力(以下、発生荷重という)を大きくすることができる。また、アクチュエータ素子10の上方への力(発生力)を大きくできる。
しかも本実施形態では、発生荷重及び発生力を高くすべく高弾性率化や素子厚を厚くすることなく、第1素子部20の素子長さL1を十分に長くでき、図1(b)での湾曲状態において、アクチュエータ素子10の変位を十分に得ることができる。また第2素子部21の長さ寸法L2を短くすることで第2素子部21の質量追加による変位量低下を抑制でき、また第2素子部21の長さ寸法L2や第1素子部20への接続位置を規制することで、第1素子部20の変位量を、第1素子部20単独の場合よりもさらに増大させることも可能である。
以上により、本実施形態によれば、簡単な構造で、十分な変位と大きな発生荷重及び発生力とを得ることができる。
図1に示す実施形態では、第2素子部21は、第1素子部20の自由端16に接続され、その接続位置から第1素子部20の固定端14側に延びている。これにより、第1素子部20の自由端16を支えることができ、より効果的に、発生荷重及び発生力を大きくすることができる。
また、第2素子部21の延出方向を第1素子部20の自由端16側から固定端14方向に向けることで、図1(b)に示す動作時に、第2素子部21の自由端23を、ベース部材17の表面17aに接触させやすくでき、変位量低下を抑制できる。また本実施形態のように、第2素子部21の延出方向を第1素子部20の自由端16側から固定端14方向に向けることで、アクチュエータ素子10の素子長さを第1素子部20の素子長さL1で規制でき、アクチュエータ素子10の小型化を図ることが出来る。
図2は、第2実施形態のアクチュエータ装置の構成を示す図である。図2に示す実施形態も図1に示す実施形態と同様に、アクチュエータ素子10は、第1素子部20と、第1素子部20よりも素子長さが短く第1素子部20の湾曲方向と逆方向に湾曲する第2素子部21とで構成される。図2に示す実施形態では、第2素子部21が第1素子部20の中間部24に接続され、図2の動作時、第1素子部20を中間部24より支える構造にできる。これにより、より効果的に変位量を大きくすることができる。あるいは、図2の実施形態では、第2素子部21の変位量が小さくても図2の動作時に第1素子部20を支えやすくできる。第1素子部20は自由端16が中間部24よりも上方に持ち上がるため、ベース部材17との間の距離は中間部24のほうが自由端16よりも短くなる。このため第2素子部21を中間部24に接続すれば、湾曲した際に第2素子部21の自由端23はベース部材17の表面17aに当接して第1素子部20を支持する構造を得やすく、第2素子部21の質量による変化量低下を抑制でき、あるいは第2素子部21の変位により第1素子部20が単独よりも上方に持ち上がりやすくなり、第1素子部20の変位量をより大きくすることが可能である。
図2(a)と図2(b)とでは第2素子部21の第1素子部20に対する接続向きを互いに逆にしている。特に、第2素子部21の変位量が小さい場合には、第2素子部21の自由端23が第1素子部20の固定端14側を向いている第2(a)の形態のほうが、第2素子部21により第1素子部20を支えやすく出来る。
また、図2での第1素子部20の中間部24とは、固定端14と自由端16の間の位置を指す。また、中間部24の位置と第2素子部の長さにより、変位量及び発生荷重(発生力)を調整することができる。
次に図4(a)は、第3実施形態のアクチュエータ素子の構造を示す縦断面図である。第3実施形態のアクチュエータ素子は、第1実施形態のバリエーションの一つである。
図4(a)に示すアクチュエータ素子30は、第1素子部31と第2素子部32とで構成される。図4に示すように第2素子部32の素子長さは第1素子部31の素子長さよりも短くされている。
図4(a)に示すように、第1素子部31及び第2素子部32は共に、図3で説明した電解質層11と、電解質層11の厚さ方向の両側に設けられた一対の電極層12,13とを有して構成される。
図4(a)に示すように、第1素子部31では、電解質層11の上面に第1電極層12が設けられ、電解質層11の下面に第2電極層13が設けられる。一方、第2素子部32では、電解質層11の上面に第2電極層13が設けられ、電解質層11の下面に第1電極層12が設けられる。
図4(a)に示すように、第1素子部31の第2電極層13と、第2素子部32の第2電極層13とは互いに先端位置(第1素子部31の自由端側)で例えば導電性接着材33を介して接続されている。一方、第1素子部31の第1電極層12には素子長さ方向へ長く延びる延出部12aが設けられ、延出部12aは、第1素子部31及び第2素子部32の先端に設けられた絶縁体34の表面から第2素子部32の下面にまで回り込んで第2素子部32の第1電極層12と電気的に接続されている。絶縁体34が設けられることは必須でない。絶縁体34の部分は空間でもよい。
図4(a)に示す実施形態では、第1素子部31と第2素子部32の内側を向く第2電極層13が共に電気的に接続されており、また第1素子部31と第2素子部32の外側を向く第1電極層12が共に電気的に接続されている。このため、第1素子部31の固定端の第1電極層12と第2電極層13間に電圧を印加して、第1素子部31が上方に向けて湾曲すると、第1素子部31の自由端側で接続された第2素子部32は下方向に向けて湾曲する。
図4に示す実施形態では、第2素子部32を動作させるのに第1素子部31とは別に駆動回路を設ける必要がなく、図4に示すように、駆動回路35を一つ設ければ足りるので、回路構成を簡単にでき、また低コスト化を図ることが出来る。
図4(a)では、第1素子部31の外側を向く第1電極層12の延出部12aを素子長さ方向に長く延出させて第2素子部32の下面まで回り込ませていたが、図4(b)(部分平面図)では、第1素子部31の外側を向く第1電極層12の延出部12aを幅方向に長く延出させて第2素子部32の下面まで回り込ませている。このような形態を取ることにより、端部以外でも第1素子部31と第2素子部32とを導通させることが可能となり、例えば第2実施形態のように中間部24で接続される場合にも簡単且つ適切に第1素子部31と第2素子部32とを導通させることができる。
上記したように第2素子部21,32の素子長さは第1素子部20,31の素子長さよりも短いが、第2素子部21,32の素子長さL2(図1(a)参照)は、第1素子部20,31の素子長さL1の半分以下であることが好適である。
また、第2素子部21,32の質量は、第1素子部20,31の質量の半分以下であることが好適である。
また図5(a)(部分平面図)に示すように第1素子部20は略矩形状あるいは図5(b)(部分平面図)に示すように略台形状で形成され、例えば、第2素子部21は、略台形状で形成されることが好適であり、例えば幅が長い下底部21aが接続端として第1素子部20に接続されており、幅が短い上底部21bが自由端とされる。
上記のように、第2素子部21,32の素子長さを短くし、質量を規制することで、第2素子部21,32を設けた本実施形態において、十分な変位量を維持することが可能である。また、図5に示すように第2素子部21を矩形状で形成せず、素子面積が小さくなる形状にして、第2素子部21の質量を小さくすることで、第2素子部21の変位も確保しつつ、アクチュエータ素子全体として十分な変位量を得ることが可能になる。
また、上記の実施形態では、第2素子部21,32は接続端から自由端方向が、第1素子部の素子長さ方向に一致していたが、それに限定されるものでない(下記の実施形態も同様)。例えば、第2素子部21,32の接続端から自由端方向を、第1素子部の素子長さ方向に直交させてもよい。ただし、第2素子部21,32の接続端から自由端方向を、第1素子部の素子長さ方向に一致させたほうがアクチュエータ素子の小型化を図ることができ好適である。
図6(a)は、第4実施形態のアクチュエータ素子の構造を示す部分断面図であり、図6(b)は、図6(a)のアクチュエータ素子を用いたアクチュエータ装置において、アクチュエータ素子が湾曲した状態を示す部分断面図、図6(c)は、アクチュエータ素子の好ましい断面形状を示す部分拡大断面図である。
図6(a)のアクチュエータ素子40も例えば図3に示す積層構造で形成されている。
図6(a)に示すように、アクチュエータ素子40を構成する第1素子部41は、途中から折り返され、折り返された部分が第2素子部42として機能する。図6(a)に示すように第2素子部42の素子長さは、第1素子部41の素子長さよりも短くされる。そして図6(b)に示すように第1素子部41の固定端43が固定部15に固定され、第1素子部41に電圧を印加すると固定端43から自由端44にかけて上方に向けて湾曲する。
一方、図6(b)に示すように、第1素子部41の自由端44に一体に接続されている第2素子部42は、第1素子部41とは逆方向に湾曲する。そして、図6(b)に示すように第2素子部42の自由端45がベース部材17の表面17aに接触し、上方に湾曲した第1素子部41が第2素子部42に支えられた状態になる。
図6(b)において、第1素子部41と第2素子部42の湾曲方向が逆になる原理は図4で説明した形態と同じである。
図6(a)に示すアクチュエータ素子40は、簡単な構造にて、十分な変位と大きな発生荷重及び発生力を得ることが出来る。特に、簡単な製法で、第1素子部41と第2素子部42とを形成できる。また、図4(a)の実施形態と同様に、第1素子部41と第2素子部42の駆動回路35を一つで構成できる。以上により、効果的に簡単な構造を実現でき、低コスト化を図ることができる。
図6(a)に示すように途中で折り返した後、折り返し部分40aをプレス機で加圧固定することが好ましい。このとき、図6(c)(折り返す前の状態を示す)に示すように折り返し部分40aの電解質層11aを厚く形成することで、折り返し部分40aを加圧したときに折り返し部分40aの電解質層11の厚さが局部的に薄くなることによる電流集中を抑えることが可能である。
図7は、第5実施形態のアクチュエータ素子を示す部分斜視図であり、7(a)は、製造方法の一工程を示し、図7(b)は完成したアクチュエータ素子を示す。
図7のアクチュエータ素子50も例えば図3に示す積層構造で形成されている。図7(a)に示すように第1素子部51に切り込んで舌片状の第2素子部53が形成されている。図7(a)ではスリット54が略U字状であるが、その形状に限定されるものでない。
そして図7(a)の矢印Aに示すように第2素子部53が接続端52aの位置から折り返される(図7(b)参照)。折り返された第2素子部53を構成する第1電極層12と第2電極層13(図3参照)は、第1素子部51の第1電極層12と第2電極層13に対し上下逆になるので、電圧印加したときに、第2素子部53の湾曲方向は第1素子部51の湾曲方向と逆になる。
図7に示す実施形態では、第1素子部51の一部を切り抜いて、第2素子部53を形成しているため、第2素子部53を設けたことによる素子面積の増大を抑制できる。また簡単な製法で、第1素子部51と第2素子部53とを形成できる。また、第1素子部51と第2素子部53は一体構造であり、図4(a)の実施形態と同様に、第1素子部51と第2素子部53の駆動回路を一つで構成できる。以上により、効果的に簡単な構造を実現でき、低コスト化を図ることができる。
図8は、第6実施形態のアクチュエータ素子を示す部分平面図であり、図8(a)は、製造方法の一工程を示し、図8(b)は完成したアクチュエータ素子を示す。
図8のアクチュエータ素子60も例えば図3に示す積層構造で形成されている。図8(a)に示すように第1素子部61の自由端61aから第1の素子部61と一体に形成された突出状の第2素子部62が形成される。そして図8(b)に示すように第2素子部62が折り返される。図8に示すように、第1素子部61には、折り返された第2素子部62と対向する位置に穴部63が設けられており、図8(b)に示す平面視にて、第2素子部62が穴部63内に位置している。このとき、折り返された第2素子部62を構成する第1電極層12及び第2電極層13(図3参照)は、第1素子部61の第1電極層12及び第2電極層13に対し上下逆になるため、電圧印加したときに、第2素子部62の湾曲方向は第1素子部61の湾曲方向と逆になる。
この実施形態では、非動作時、第2素子部62を穴部63内に収めることができ、アクチュエータ素子60の厚みを抑えることが出来る。また簡単な製法で、第1素子部61と第2素子部62とを形成できる。また、第1素子部61と第2素子部62は一体構造であるので、図4(a)の実施形態と同様に、第1素子部61と第2素子部62の駆動回路を一つで構成できる。以上により、効果的に簡単な構造を実現でき、低コスト化を図ることができる。
上記した実施形態では、いずれも第2素子部を一つだけ設けていたが、複数設けることも可能である。
図9は、図7の実施形態と図8の実施形態とを組み合わせたものである。図9(a)は、アクチュエータ素子の部分平面図、図9(b)は、図9(a)の断面図である。
図9に示すアクチュエータ素子70には、2つの第2素子部72,73が設けられ、第2素子部72は、図7の実施形態に基づいて形成されたものであり、第2素子部73は図8の実施形態に基づいて形成されたものである。
図9(b)に示すように、第2素子部72の素子長さと、第2素子部73の素子長さはほぼ同じであるが、異なる素子長さとすることも出来る。例えば、第1素子部71の自由端71aに近い第2素子部73の素子長さを、第2素子部72の素子長さよりも短く形成する。
このように複数の第2素子部72,73を設けることで、より効果的に発生荷重及び発生力を高めることができる。また、上記した実施形態を組み合わせることで、複数の第2素子部を、簡単な構造で形成でき、低コスト化を図ることができる。
図10は、第7実施形態のアクチュエータ素子を示す部分平面図であり、図10(a)は、アクチュエータ素子を構成する第1電極層、電解質層、第2電極層の分解平面図、図10(b)は、第1電極層、電解質層及び第2電極層を積層配置した状態を示す平面図、である。ただし図10(b)では、各層をどのように配置しているのかを平面視にて、わかりやすくするために各層をややずらして示している。よって図10(b)はアクチュエータ素子の完成状態を示すものではない。
図10(a)に示すように、第1電極層81、電解質層82及び第2電極層83には夫々、切り込まれて第1素子部の領域(以下、第1領域と言う)81a〜83aと分離された舌片状の第2素子部の領域(以下、第2領域と言う)81b〜83bが設けられている。図10(a)に示すように、第1領域81a〜83aと、第2領域81b〜83bとは接続部81c〜83cにて接続されているが、この接続部81c〜83cの位置が積層配置したときに積層方向に重ならないよう、素子長さ方向(Y方向)にずらして配置されている。
そして、図10(b)に示すように、第2電極層83の第1領域83aの下側に電解質層82の第1領域82aを積層配置したとき、電解質層82の第2領域82bを、接続部82c,83cの位置が素子長さ方向(Y方向)にずれていることで、第2電極層83の第2領域83bの上側に配置することができる。また、電解質層82の第1領域82aの下側に第1電極層81の第1領域81aを積層配置したとき、第1電極層81の第2領域81bを、接続部81c,82c,83cの位置が素子長さ方向(Y方向)にずれていることで、電解質層82の第2領域82bの上側に配置することができる。
上記のように配置することで、図10(b)に示すように、各層の第1領域81a〜83aが重なって形成される第1素子部84は、電解質層82の下側に第1電極層81が電解質層82の上側に第2電極層83が配置された積層構造となり、一方、各層の第2領域81b〜83bが重なって形成される第2素子部85は、電解質層82の下側に第2電極層83が、電解質層82の上側に第1電極層81が配置された積層構造となる。このように、表面に現れる第1電極層81と第2電極層83とが、第1素子部84と第2素子部85とで入れ替わっている。
図10(c)は、図10(b)の点線で示す接続部81c〜83cを接続方向(X方向)に切断して現れる縦断面矢視図である。図10(c)に示すように、第1電極層81の接続部81cと第2電極層83の接続部83cは交差している。上記のように各層を積層配置することで、各電極層81,83の接続部81c,83cが交差して、第1電極層81と第2電極層83とを、第1素子部84と第2素子部85とで入れ替えることが出来る。
図10に示す構造は、同じ電極層81,83及び電解質層82で第1素子部84と第2素子部85が形成された一体構造であり、電極層81,83が、第1素子部84と第2素子部85とで入れ替わっているので、電圧を印加すると、第1素子部84と第2素子部85の湾曲方向は逆になる。
図10に示す実施形態では、第1素子部84と第2素子部85とを略同一の平面内に形成でき、第2素子部を折り曲げる構造等に比べて、電解質層82や各電極層81,83に対するストレスを小さくできる。また、アクチュエータ素子の厚さ方向にて第1素子部84と第2素子部85とが重ならず、上記したように、第1素子部84と第2素子部85とを略同一の平面内に形成できるので、アクチュエータ素子の薄型化を図ることが出来る。また図10の実施形態でも、図4の実施形態等と同様に駆動回路が一つで済み、低コスト化を図ることが出来る。
図11に示す実施形態は、図10に示す実施形態の変形例である。図11(a)は、アクチュエータ素子を構成する第1電極層、電解質層、第2電極層の分解平面図、図11(b)は、第1電極層、電解質層及び第2電極層を積層配置した状態を示す平面図、である。
図11(a)では、第1電極層91、電解質層92及び第2電極層93には、両側に2つの第2領域91b〜93bが切り込み形成されている。また第1領域91a〜93aと第2領域91b〜93bとは接続部91c〜93cで接続されているが、各接続部91c〜93cの位置は素子長さ方向(Y方向)にずれて形成されている。そして図10(b)で説明したのと同様に、第1電極層91、電解質層92及び第2電極層93を積層配置し、第1電極層91の接続部91cと、第2電極層93の接続部93cとを、接続部の接続方向から切断して現れる縦断面矢視にて交差させることで、第1素子部94と第2素子部95,96とで表面に現れる第1電極層91と第2電極層93とを電解質層92の厚さ方向の上下で入れ替えることが出来る。そして図11の実施形態では、第2素子部95、96を2つ設けることが出来る。
本実施形態のアクチュエータ装置は、図12に示すように入力装置100に適用できる。図12の入力装置100では、例えば図2(a)に示すアクチュエータ装置を利用して、複数本のアクチュエータ素子10を設けている。図12に示すように、アクチュエータ素子10の第1素子部20の湾曲方向側(上方側)にキートップ(操作部)101が設けている。アクチュエータ装置は筐体102内に収納され、筐体102に形成された穴102aを介して上下方向に移動可能に前記キートップ101が支持されている。
図12の部分断面図では、アクチュエータ素子10を構成する電極層間に電圧が印加されて、各アクチュエータ素子10の第1素子部20が上方に向けて湾曲し、このとき第2素子部21が第1素子部20と逆方向に湾曲してベース部材17の表面に接触すると第1素子部20を支える構造となる。各アクチュエータ素子10の変位動作によりキートップ101が上方に持上げられている。
例えば人が前記キートップ101を指で下方向に向けて押圧すると、キートップ101が下方へ移動する。それに伴い、各アクチュエータ素子10の第1素子部20の自由端16が押圧されて下方向へ変位する。このとき、本実施形態では、第1素子部20を第2素子部21にて支えているため、各アクチュエータ素子10から大きな発生荷重を得ることができ、キートップ101を押圧したときの押し感を、従来に比べて良好に出来る。
10、50、60、70 アクチュエータ素子
11、82、92 電解質層
12、13、81、83、91、93 電極層
14、43 固定端
16、23、44、45 自由端
17 ベース部材
20、31、41、51、61、71、84 第1素子部
21、32、42、53、62、72、73、85 第2素子部
22 接続端
24 中間部
35 駆動回路
63 穴部
100 入力装置
101 キートップ

Claims (9)

  1. 一端が固定端、他端が自由端であり、電圧が印加されると湾曲する第1素子部と、前記第1素子部に比べて素子長さが短く形成されており、一端が前記第1素子部に接続され、電圧が印加されると前記第1素子部とは逆方向に湾曲して前記第1素子部を支持可能な第2素子部と、を有することを特徴とするアクチュエータ素子。
  2. 前記第2素子部は、前記第1素子部の自由端または自由端と固定端との間の中間部に接続され、その接続位置から前記第1素子部の固定端方向に延びている請求項1記載のアクチュエータ素子。
  3. 前記第2素子部は、前記第1素子部の自由端と固定端との間の中間部に接続され、その接続位置から前記第1素子部の自由端方向に延びている請求項1記載のアクチュエータ素子。
  4. 前記第1素子部及び前記第2素子部は、夫々、電解質層と、前記電解質層の厚さ方向の両側に設けられた一対の電極層とを有して構成され、
    前記第1素子部と前記第2素子部の内側を向く前記電極層同士が接続され、前記第1素子部と前記第2素子部の外側を向く前記電極層同士が接続されている請求項1記載のアクチュエータ素子。
  5. 前記第1素子部が途中から折り返され、折り返された部分が前記第2素子部として機能する請求項1記載のアクチュエータ素子。
  6. 前記第1素子部に切り込まれて形成された舌片状の前記第2素子部が折り返されている請求項1記載のアクチュエータ素子。
  7. 前記第1素子部の自由端から前記第1素子部と一体に形成された前記第2素子部が折り返されており、前記第1素子部には折り返された前記第2素子部と対向する位置に穴部が形成されている請求項1記載のアクチュエータ素子。
  8. 第1電極層、電解質層及び第2電極層は夫々、分離された第1素子部の領域及び第2素子部の領域と、前記第1素子部の領域及び前記第2素子部の領域を接続する接続部とを有して形成されており、
    前記接続部の接続方向に切断して現れる縦断面矢視にて、前記第1電極層の接続部と前記第2電極層の接続部とが交差するように、前記電解質層の膜厚方向の両側に前記第1電極層及び前記第2電極層が積層配置され、前記第1素子部及び前記第2素子部にて、表面に現れる前記第1電極層と前記第2電極層とが、入れ替わっている請求項1記載のアクチュエータ素子。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のアクチュエータ素子と、前記アクチュエータ素子の第1素子部の湾曲方向側に設けられた操作部と、前記第2素子部の湾曲方向側に設けられたベース部材と、を有し、
    前記操作部は前記ベース部材の方向及び前記ベース部材から離れる方向に移動可能に支持されており、
    電圧印加により、第1素子部が前記操作部方向に湾曲し、前記第2素子部が前記ベース部材の表面方向へ湾曲し、前記操作部の前記ベース部材方向への移動により前記第1素子部の前記自由端側が押圧された状態で、第1素子部が前記第2素子部により支持されていることを特徴とする入力装置。
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