JP5271145B2 - プラズマ成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマ成膜装置の構造、特にアノード周辺の構造に関する。
プラズマ成膜装置は、プラズマガンから発生したプラズマをイオン源として用いて成膜する装置である。このようなプラズマ成膜装置では、基板を成膜する成膜材料(例えば、絶縁材料)の一部が、発生したプラズマを受けるアノードに付着する。これにより、アノードに絶縁膜が形成され、プラズマガン(正確には、カソード)−アノード間の見かけ上の抵抗値が高くなり、主電源からプラズマガンに印加する放電電圧が高くなる。また、窒素や酸素等の反応性ガスを装置内に流して、成膜を行う反応性スパッタにおいても、反応性ガスにより、アノード表面が窒化や酸化し、カソード−アノード間の見かけ上の抵抗値が高くなり、主電源からプラズマガンに印加する放電電圧が高くなる。そして、プラズマガン−アノード間の抵抗値が、主電源の電圧限界を超えると放電が起こらなくなるという問題があった。
また、プラズマ成膜装置に設けられているアノードは、通常は、チャンバを構成する壁にボルトで締結して取り付けられている。このため、アノードを清掃するためには、このボルトを取り外して行わなければならず、アノードの清掃時間がかかり、また、ボルトを取り外すことによって必要となるメンテナンスの作業時間がかかるという問題があった。
このような問題に対して、アノードをスパッタリングするイオンドーピング装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されているイオンドーピング装置では、イオン源内壁(チャンバ内壁)とフィラメントの間でプラズマを発生させ、このプラズマを利用してアノード電極をスパッタリングし、アノード電極上の堆積物を除去することが可能である。
特開2000−340165号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているようなイオンドーピング装置では、基板とアノード電極との間でプラズマを発生させるためのアーク電源と、イオン源内壁(チャンバ内壁)とフィラメントの間でプラズマを発生させるためのスパッタ電源と、2つの電源が必要であり、また、それぞれの電極間の配線を切り替えるための切替装置が3つ必要である。このため、装置が複雑になり、また、コストが高く、いまだ改善の余地があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡易な構成で、アノードの清掃を容易に行うことができるプラズマ成膜装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係るプラズマ成膜装置は、内部を減圧可能な容器と、前記容器の内部に設けられたメインアノードと、前記容器の内部に設けられたカソードを有し、前記メインアノードと前記カソードとの間でプラズマを発生させるプラズマガンと、前記容器の一部を成し、前記プラズマガンと前記メインアノードとの間に形成され、その内部に成膜空間を有し、基板及びターゲットが前記プラズマを挟んで対抗するように設けられた成膜室と、前記メインアノードと前記成膜空間との間に設けられたサブアノードと、前記メインアノード又は前記サブアノードと前記プラズマガンのカソードとの間に放電により前記プラズマを発生するための電圧を印加するプラズマ電源と、前記プラズマ電源を前記メインアノード及び前記サブアノードに選択的に接続するための第1切替器と、を備える。
これにより、簡易な構成で、アノードの清掃を容易に行うことができる。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、内部を減圧可能な容器と、前記容器の内部に設けられたメインアノードと、前記容器の内部に設けられたカソードを有し、前記メインアノードと前記カソードとの間でプラズマを発生させるプラズマガンと、前記容器の一部を成し、前記プラズマガンと前記メインアノードとの間に形成され、その内部に成膜空間を有し、基板及びターゲットが前記プラズマを挟んで対抗するように設けられた成膜室と、前記メインアノードと、互いに対向し、かつ、前記メインアノードとの間の空間に前記プラズマが流動するように配設されているサブアノードと、前記メインアノード又は前記サブアノードと前記プラズマガンのカソードとの間に放電により前記プラズマを発生するための電圧を印加するプラズマ電源と、前記プラズマ電源を前記メインアノード及び前記サブアノードに選択的に接続するための第1切替器と、を備える。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記メインアノードの周囲に設けられ、前記プラズマを前記メインアノードに引き寄せるように構成された第1電磁界発生手段を備えていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記メインアノードの周囲に設けられ、前記メインアノードに前記プラズマを収束させるように構成された第1磁界発生手段と、前記第1磁界発生手段を前記メインアノードに対して近接及び遠隔するよう駆動するための第1駆動機構と、を備えていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記サブアノードの周囲に設けられ、前記メインアノードからスパッタされた粒子を前記サブアノードに引き寄せるように構成された第2電磁界発生手段を備えていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記サブアノードの周囲に設けられ、前記サブアノードに前記プラズマを収束させるように構成された第2磁界発生手段と、前記第2磁界発生手段を前記サブアノードに対して近接及び遠隔するよう駆動するための第2駆動機構と、を備えていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記メインアノードは、前記容器の内部空間の前記カソードに対向する位置に配設され、前記サブアノードは、前記プラズマをその内部空間に通過せしめるように筒状に形成されていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記ターゲットにバイアス電圧を印加する第1バイアス電源と、前記第1バイアス電源を前記メインアノード及び前記ターゲットに選択的に接続するための第2切替器と、を備えていてもよい。
さらに、本発明に係るプラズマ成膜装置では、前記基板にバイアス電圧を印加する第2バイアス電源と、前記第2バイアス電源を前記メインアノード及び前記基板に選択的に接続するための第3切替器を備えていてもよい。
本発明のプラズマ成膜装置によれば、簡易な構成で、アノードの清掃を容易に行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、図1に示したプラズマ成膜装置のメインアノードを清掃している状態を示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態2に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。 図4は、本発明の実施の形態2に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。 図5は、本発明の実施の形態3に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。 図6は、本発明の実施の形態3に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図であり、基板に成膜している状態を示す。なお、図1において、プラズマ成膜装置の構造における方向を、便宜上、三次元直交座標系のX軸、Y軸及びZ軸の方向で表わす。
[プラズマ成膜装置の構成]
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100は、プラズマガン101、シートプラズマ変形室102、成膜室103、及びアノード室104を備えている。そして、これらは、互いに気密に、かつ、連通するように接続されていて、容器を構成する。
プラズマガン101は、ここでは、いわゆるデュアルタイプのプラズマガンが用いられていて、カソード1、円筒状の第1筒部材2、第1蓋部材3、及び一対の円環状の中間電極G1、G2を有している。第1筒部材2はZ軸方向に軸を有するように形成されていて、第1筒部材2及び中間電極G1、G2の内部空間により、放電空間4が形成される。また、第1筒部材2の両端部には、放電空間4を塞ぐように第1蓋部材3及び中間電極G1が、それぞれ、配置されている。第1蓋部材3には、カソード1と放電ガス(例えば、アルゴンガス)を放電空間4に導入するように構成された放電ガス供給手段(図示せず)が設けられている。
また、カソード1は、直流電源からなる電力供給器5の負極と電気的に接続されている。中間電極G1、G2は、それぞれ、中間電極G1、G2を流れる電流を制限できる抵抗値を変更可能な抵抗素子R1、R2を介して、電力供給器5と電気的に接続されている。そして、電力供給器5と、抵抗素子R1、R2からプラズマ電源105が構成される。これにより、カソード1で発生したアーク放電が維持され、プラズマガン101の放電空間4には、荷電粒子(ここではAr+と電子)の集合体としてのプラズマが形成され、中間電極G1、G2による電磁界により、円柱状のプラズマ(以下、円柱プラズマという)CPとして、シートプラズマ変形室102へ引き出される。
シートプラズマ変形室102は、Z軸方向に軸を有する第2筒部材6を有していて、第2筒部材6の内部空間により、輸送空間7が形成される。第2筒部材6の一方の端部は、中間電極R2と気密に、かつ、連通するように接続されている。また、第2筒部材6の他方の端部は、ボトルネック部8により、成膜室103と気密に、かつ、連通するように接続されている。
第2筒部材6の適所には、バルブ9により開閉可能な真空ポンプ接続口10が設けられている。真空ポンプ接続口10には、図示されない真空ポンプ(例えば、ターボポンプ)が接続されている。この真空ポンプにより、真空引きされ、シートプラズマ変形室102の内部空間(輸送空間7)は、円柱プラズマCPを輸送可能なレベルの真空度にまで速やかに減圧される。
また、第2筒部材6の外側(シートプラズマ変形室102の周囲)には、第2筒部材6(正確には、輸送空間7)を挟んで、互いに同極(ここではN極)が対向するようにして、X軸方向に延びる一対の角形の永久磁石11A、11Bが設けられている。永久磁石11A、11Bのカソード1に近い側には、環状の成形電磁コイル12(空心コイル)が、第2筒部材6の周面を囲むように配設されている。なお、成形電磁コイル12には、カソード1側をS極、メインアノード34側をN極とする向きの電流が通電されている。この永久磁石11A、11Bと成形電磁コイル12からシートプラズマ変形機構が構成される。
そして、一対の永久磁石11A、11Bと成形電磁コイル12から発生する磁場によって、円柱プラズマCPは、XZ平面に沿って拡がる、均一なシート状のプラズマ(以下、シートプラズマという)SPに変形される。このようにして変形されたシートプラズマSPは、成膜室103へ流入する。
成膜室103は、Y軸方向の軸を中心とした円筒状の第3筒部材13を有している。第3筒部材13の一方の端部は、第2蓋部材14で閉鎖されており、また、他方の端部は、第3蓋部材15で閉鎖されている。また、第3筒部材13の内部空間が、成膜空間26を形成し、成膜空間26には、シートプラズマSPを挟んで対抗するように、基板16と成膜材料としてターゲット17が配設されている。
ターゲット17は、ターゲットホルダ18に保持されている。該ターゲットホルダ18は、第3駆動機構19と接続されており、Y軸方向に気密に移動可能に構成されている。また、ターゲットホルダ18は、第1バイアス電源20の負極と第2切替器21を介して適宜な配線により電気的に接続されている。第2切替器21は、第1バイアス電源20の負極を、ターゲットホルダ18と、後述するスイッチ22と、に選択的に接続する。第2切替器21が、第1バイアス電源20とターゲットホルダ18を電気的に接続すると、第1バイアス電源20は、ターゲットホルダ18を介してターゲット17にシートプラズマSPに対して負のバイアス電圧を印加する。
一方、基板16は、基板ホルダ23に保持されている。該基板ホルダ23は、第4駆動機構24と接続されており、Y軸方向に気密に移動可能に構成されている。また、基板ホルダ23は、第2バイアス電源25の負極と適宜な配線により電気的に接続されており、第2バイアス電源25は、基板ホルダ23を介して基板16にシートプラズマSPに対して負のバイアス電圧を印加する。
なお、ターゲットホルダ18と第2蓋部材14及び基板ホルダ23と第3蓋部材15は、それぞれ、絶縁されている。また、第3駆動機構19及び第4駆動機構24は、公知の駆動機構を使用しており、例えば、エアシリンダ、伝導モータによるねじ送り方式(ボールネジ機構)、ラック&ピニオン方式、手動によるねじ送り方式等を使用することができる。
また、第3蓋部材15の適所には、バルブ27により開閉可能な真空ポンプ接続口28が設けられている。真空ポンプ接続口28には、図示されない真空ポンプが接続されている。この真空ポンプ(例えばターボポンプ)により真空引きされ、第3筒部材13の内部空間(成膜空間26)は、スパッタリングプロセス可能なレベルの真空度にまで速やかに減圧される。なお、ここでは、第3蓋部材15に真空ポンプ接続口28を設けたが、これに限定されず、第3筒部材13や第2蓋部材14に真空ポンプ接続口28を設けてもよい。
さらに、第3筒部材13の外部には、磁力の強さをコントロールできる第3電磁コイル29及び第4電磁コイル30が、互いに対を成して第3筒部材13の周面を囲むように配設されている。第3電磁コイル29と第4電磁コイル30は、互いに異極同士(ここでは、第3電磁コイル29はN極、第4電磁コイル30はS極)を向かい合わせて設けられている。そして、第3電磁コイル29及び第4電磁コイル30に電流を流すことにより作られるコイル磁界(例えば、5G〜300G程度)が、ミラー磁界として働き、シートプラズマSPは、成膜室103の成膜空間26をZ軸方向に移動する間に、その幅方向(X軸方向)の拡散を適切に抑えるように形状が整形される。
また、成膜室103は、アノード室104とボトルネック部31を介して、気密に、かつ、連通するように接続されている。具体的には、アノード室104は、Z軸方向に中心軸を有する第4筒部材32を有していて、該第4筒部材32の一方の(成膜室103側)端部と、成膜室103の第3筒部材13と、をボトルネック部31が、気密に、かつ、連通するように接続している。また、第4筒部材32の他方の端部には、その内部空間を塞ぐように第4蓋部材33が気密に設けられている。
第4筒部材32の内周面には、メインアノード34とサブアノード35が互いに対向し、かつ、メインアノード34とサブアノード35との間の空間にプラズマ(ここでは、シートプラズマSP)が流動するように配設されている。メインアノード34は、電力供給器5の正極とスイッチ22及び第1切替器41を介して適宜な配線により電気的に接続されている。また、サブアノード35は、電力供給器5の正極と第1切替器41を介して適宜な配線により電気的に接続されている。すなわち、スイッチ22は、メインアノード34を、第1切替器41と、第2切替器21と、に選択的に接続する。また、第1切替器41は、電力供給器5の正極を、スイッチ22を介してメインアノード34と、サブアノード35と、に選択的に接続する。
また、メインアノード34の周囲(ここでは、第4筒部材32の外側で、該第4筒部材32の周面を挟んでメインアノード34と対向する位置)には、第1永久磁石(第1磁界発生手段)36が配設されている。第1永久磁石36は、第1駆動機構37と接続されている。第1駆動機構37は、第1永久磁石36をメインアノード34に対して近接及び遠隔するようにY軸方向に駆動する。
同様に、サブアノード35の周囲(ここでは、第4筒部材32の外側で、該第4筒部材32の周面を挟んでサブアノード35と対向する位置)には、第2永久磁石(第2磁界発生手段)39が配設されている。第2永久磁石39は、第2駆動機構40と接続されている。第2駆動機構40は、第2永久磁石39をサブアノード35に対して近接及び遠隔するようにY軸方向に駆動する。なお、第1駆動機構37及び第2駆動機構40は、公知の駆動機構を使用しており、例えば、エアシリンダ、伝導モータによるねじ送り方式(ボールネジ機構)、ラック&ピニオン方式、手動によるねじ送り方式等を使用することができる。
また、プラズマ成膜装置100は、その動作を制御する制御装置106を備えている。制御装置106としては、例えば、マイコンや制御回路等を使用することができる。また、制御装置106は、単独の制御器を用いる構成としてもよく、また、複数の制御器が協働してプラズマ成膜装置100を制御する構成としてもよい。
なお、本実施の形態1では、プラズマガン101、シートプラズマ変形室102及びアノード室104のXY平面に平行な断面を、円形であると説明したが、これに限定されるものではなく、多角形等であってもよい。また、成膜室103のXZ平面に平行な断面を、円形であると説明したが、これに限定されるものではなく、多角形等であってもよい。また、プラズマガン101をいわゆるデュアルタイプのプラズマガンを用いたが、これに限定されず、圧力勾配型のプラズマガンや複合陰極型のプラズマガン等を用いてもよい。さらに、第1永久磁石36、第2永久磁石39、第1駆動機構37、及び第2駆動機構40をアノード室104外に配置する構成としたが、これに限定されず、これらの機器をアノード室104内に配置する構成としてもよい。
[プラズマ成膜装置の成膜動作]
次に、本実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100の成膜動作について説明する。なお、この一連の動作は、制御装置106の制御によって実現される。
まず、プラズマ成膜装置100の成膜室103内に、基板16とターゲット17が搬入される。そして、図示されない真空ポンプの真空引きにより、プラズマ成膜装置100を構成するプラズマガン101、シートプラズマ変形室102、成膜室103及びアノード室104内のそれぞれ(容器内)が真空状態になる。このとき、真空ポンプ接続口が2箇所に設けられているので、プラズマ成膜装置100内の減圧を迅速に行うことができる。
次に、メインアノード34をプラズマ電源105(電力供給器5)に接続するように、第1切替器41とスイッチ22を切り替える。また、第1バイアス電源20をターゲットホルダ18に接続するように、第2切替器21を切り替える。また、第1駆動機構37は、第1永久磁石36をメインアノード34に近接させるように駆動し、第2駆動機構40は、第2永久磁石39をサブアノード35から遠隔させるように駆動する。
次に、プラズマガン101の図示されない放電ガス供給手段から、放電ガス(例えば、アルゴンガス)が放電空間4等のプラズマ成膜装置100の容器内に供給される。そして、プラズマ電源105からメインアノード34に、カソード1との間で適宜の電位差(例えば、100V以上)が印加される。これにより、プラズマが発生し、発生したプラズマは、中間電極G1、G2による電磁界により、円柱状に形成されて、円柱プラズマCPは、カソード1からシートプラズマ変形室102に引き出される。
そして、成形電磁コイル12に電流を流すことによって形成されるコイル磁界と、永久磁石11A、11Bによって形成される磁石磁界との相互作用により、シートプラズマ変形室102の輸送空間7を円柱プラズマCPがZ軸方向に移動する。この間に、円柱プラズマCPは、XZ平面に沿って拡がる、均一なシートプラズマSPに変形される。このようにして変形されたシートプラズマSPは、成膜室103へ流入する。
成膜室103に導入されたシートプラズマSPは、第3電磁コイル29、第4電磁コイル30による磁場によって、幅方向の形状が整えられ、ターゲット17と基板16の間の空間にまで導かれる。ターゲット17には、ターゲットホルダ18を介して、シートプラズマSPに対して負のバイアス電圧が第1バイアス電源20から印加される。また、基板16にも、基板ホルダ23を介して、シートプラズマSPに対して負のバイアス電圧が第2バイアス電源25から印加される。ターゲット17が負にバイアスされることにより、アルゴンイオンがターゲット17を効率よくスパッタする。スパッタされたターゲット17を構成する原子は、垂直方向にシートプラズマSP中を通過し、このとき陽イオンにイオン化される。この陽イオンは、負にバイアスされた基板16上に堆積し、電子を受け取り、基板16を成膜する。
そして、シートプラズマSPは、第1永久磁石36の磁力線により、幅方向に収束されながら、鉛直方向上側に移動し、メインアノード34が、シートプラズマSPを受ける。
[メインアノードの清掃動作]
次に、本実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100のメインアノード34の清掃について、図2を参照しながら説明する。
図2は、図1に示したプラズマ成膜装置100のメインアノード34を清掃している状態を示す模式図である。なお、図2において、プラズマ成膜装置100の構造における方向を、便宜上、三次元直交座標系のX軸、Y軸及びZ軸の方向で表わす。
上述したように、スパッタされたターゲット17を構成する原子は、シートプラズマSP中を通過するときに、陽イオンにイオン化される。そして、この陽イオンの一部が、第4電磁コイル30の磁場や第1永久磁石36の磁力線により、メインアノード34にまで導かれ、メインアノード34上に堆積して絶縁膜等が形成される。この形成された絶縁膜を放置すると、カソード1−メインアノード34間の電圧値が上昇し、プラズマが形成されなくなるため、メインアノード34を清掃しなければならないが、本実施の形態では、以下のようにしてメインアノード34を清掃する。
まず、図示されない真空ポンプの真空引きにより、プラズマ成膜装置100の容器内を真空状態にする。ついで、図2に示すように、サブアノード35をプラズマ電源105(電力供給器5)に接続するように、第1切替器41を切り替える。また、第1バイアス電源20をメインアノード34に接続するように、第2切替器21とスイッチ22を切り替える。また、第1駆動機構37は、第1永久磁石36をメインアノード34から遠隔させるように駆動し、第2駆動機構40は、第2永久磁石39をサブアノード35に近接させるように駆動する。
次に、プラズマガン101の図示されない放電ガス供給手段から、放電ガス(例えば、アルゴンガス)がプラズマ成膜装置100の容器内に供給される。そして、プラズマ電源105からサブアノード35に、カソード1との間で適宜の電位差(例えば、100V以上)が印加される。これにより、上述したように、プラズマが発生して、シートプラズマSPが形成される。シートプラズマSPは、アノード室104に導かれ、第2永久磁石39の磁力線により、幅方向に収束されながら、鉛直方向下側に移動し、サブアノード35が、シートプラズマSPを受ける。
次に、シートプラズマSPが形成された状態で、第1バイアス電源20からメインアノード34にシートプラズマSPに対して負のバイアス電圧が印加される。メインアノード34が、負にバイアスされることにより、メインアノード34のサブアノード35と対向する面(以下、表面という)がスパッタされ、メインアノード34の表面に堆積して形成された絶縁膜等が清掃される。このとき、プラズマを構成するアルゴンイオンが、メインアノード34の表面を略垂直にスパッタするため、絶縁膜を構成する原子は、略垂直にたたき出される。このため、スパッタされた粒子(原子)は、サブアノード35上に堆積し、成膜空間26側に流出するのが妨げられる。これにより、基板16やターゲット17等に不純物が付着されるのが低減される。
なお、基板16やターゲット17に不純物が付着して汚染されるのを防止するために、メインアノード34の清掃を行う前に、基板16やターゲット17を覆い、不純物を捕集する遮蔽板を設けることが好ましく、基板16やターゲット17を成膜室103から取り出すことがより好ましい。
このように、本実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100では、簡易な構成で、メインアノード34を容易に清掃することが可能となる。なお、本実施の形態1では、制御装置106が成膜動作やメインアノード34の清掃動作を制御したが、これに限定されず、作業員が、各機器を作動させることによって、プラズマ成膜装置100の動作を制御してもよい。
(実施の形態2)
図3及び図4は、本発明の実施の形態2に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。図3は、基板に成膜している状態を示し、図4は、メインアノードを清掃している状態を示す模式図である。なお、図3及び図4において、プラズマ成膜装置の構造における方向を、便宜上、三次元直交座標系のX軸、Y軸及びZ軸の方向で表わす。
図3及び図4に示すように、本発明の実施の形態2に係るプラズマ成膜装置100は、実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100と基本的構成は同じであるが、第1電磁コイル(第1電磁界発生手段)38と第2電磁コイル(第2電磁界発生手段)42が設けられている点が異なる。具体的には、第1電磁コイル38は、第1永久磁石36がメインアノード34と近接したときに、該第1永久磁石36を囲むように、メインアノード34の周囲(ここでは、第4筒部材32の外側)に配設されている。また、第2電磁コイル42は、第2永久磁石39がサブアノード35と近接したときに、該第2永久磁石39を囲むように、サブアノード35の周囲(ここでは、第4筒部材32の外側)に配設されている。
そして、第1電磁コイル38は、基板16に成膜するときに、電流が流されてコイル磁界を形成するように構成されている。一方、第2電磁コイル42は、メインアノード34を清掃するときに、電流が流されてコイル磁界を形成するように構成されている。
このように構成された本実施の形態2に係るプラズマ成膜装置100では、基板16の成膜時には、第1電磁コイル38によって形成されるコイル磁界により、シートプラズマSPを構成する荷電粒子をメインアノード34に引き寄せることができ、シートプラズマSPのプラズマ密度をより大きくすることができる。また、メインアノード34の清掃時には、第2電磁コイル42によって形成されるコイル磁界により、スパッタされたメインアノード34の表面の絶縁膜等を構成する原子をサブアノード35に引き込むことができ、基板16等の汚染をより低減することができる。
なお、本実施の形態2においては、第1電磁コイル38と第2電磁コイル42の両方を備える構成としたが、これに限定されず、いずれか一方の電磁コイルを備える構成としてもよい。
また、上記実施の形態1及び2では、メインアノード34とサブアノード35を対向するように設けたが、これに限定されず、サブアノード35を第4筒部材32の内周面に配置し、メインアノード34を第4蓋部材33の内面に配置するように構成しても、上記実施の形態1及び2に係るプラズマ成膜装置と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
図5及び図6は、本発明の実施の形態3に係るプラズマ成膜装置の概略構成を示す模式図である。図5は、基板に成膜している状態を示し、図6は、メインアノードを清掃している状態を示す模式図である。なお、図5及び図6において、プラズマ成膜装置の構造における方向を、便宜上、三次元直交座標系のX軸、Y軸及びZ軸の方向で表わす。
図5及び図6に示すように、本発明の実施の形態3に係るプラズマ成膜装置100は、実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100と基本的構成は同じであるが、アノード室104の構成が異なる。具体的には、メインアノード34が、プラズマガン101と対向する位置である、第4蓋部材33のカソード1に近い方の面(内面)に設けられている。また、サブアノード35は、筒状に形成されていて、第4筒部材32の内周面に沿うように設けられている。さらに、第1永久磁石36が、第4蓋部材33のカソード1から遠い方の面(外面)に設けられている。なお、第2永久磁石39は、ここでは、設けられていない構成としたが、第2永久磁石39を設けてもよい。
このように構成された本実施の形態3に係るプラズマ成膜装置100であっても、実施の形態1に係るプラズマ成膜装置100と同様の作用効果を奏する。また、本実施の形態3にかかるプラズマ成膜装置100では、サブアノード35が筒状に形成されているため、その表面積が大きいため、不純物が付着しても、カソード1−サブアノード35間の電圧値の上昇を低減させることができ、サブアノード35の清掃回数(メンテナンスの作業回数)を低減し、作業効率を改善することができる。
なお、上記実施の形態1乃至3では、メインアノード34を清掃するときに、シートプラズマSPを形成したが、これに限定されず、円柱プラズマCPのままアノード室104までプラズマを移動させて、サブアノード35で円柱プラズマCPを受けるように構成してもよい。また、上記実施の形態1乃至3では、第1バイアス電源20からメインアノード34にバイアス電圧が印加されるように構成したが、これに限定されず、第2バイアス電源25からメインアノード34にバイアス電圧が印加されるように構成してもよく、また、別途、電源を設けて、該電源からメインアノード34にバイアス電圧を印加される構成であってもよく、さらに、メインアノード34にバイアス電圧を印加しない構成であってもよい。
本発明のプラズマ成膜装置は、簡易な構成で、メインアノードの清掃を容易に行うことができるため、成膜装置の分野で有用である。
1 カソード
2 第1筒部材
3 第1蓋部材
4 放電空間
5 電力供給器
6 第2筒部材
7 輸送空間
8 ボトルネック部
9 バルブ
10 真空ポンプ接続口
11A 永久磁石
11B 永久磁石
12 成形電磁コイル
13 第3筒部材
14 第2蓋部材
15 第3蓋部材
16 基板
17 ターゲット
18 ターゲットホルダ
19 第3駆動機構
20 第1バイアス電源
21 第2切替器
22 スイッチ
23 基板ホルダ
24 第4駆動機構
25 第2バイアス電源
26 成膜空間
27 バルブ
28 真空ポンプ接続口
29 第3電磁コイル
30 第4電磁コイル
31 ボトルネック部
32 第4筒部材
33 第4蓋部材
34 メインアノード
35 サブアノード
36 第1永久磁石(第1磁界発生手段)
37 第1駆動機構
38 第1電磁コイル(第1電磁界発生手段)
39 第2永久磁石(第2磁界発生手段)
40 第2駆動機構
41 第1切替器
42 第2電磁コイル(第2電磁界発生手段)
100 プラズマ成膜装置
101 プラズマガン
102 シートプラズマ変形室
103 成膜室
104 アノード室
105 プラズマ電源
106 制御装置
CP 円柱プラズマ
1 中間電極
2 中間電極
1 抵抗素子
2 抵抗素子
SP シートプラズマ

Claims (9)

  1. 内部を減圧可能な容器と、
    前記容器の内部に設けられたメインアノードと、
    前記容器の内部に設けられたカソードを有し、前記メインアノードと前記カソードとの間でプラズマを発生させるプラズマガンと、
    前記容器の一部を成し、前記プラズマガンと前記メインアノードとの間に形成され、その内部に成膜空間を有し、基板及びターゲットが前記プラズマを挟んで対抗するように設けられた成膜室と、
    前記メインアノードと前記成膜空間との間に設けられたサブアノードと、
    前記メインアノード又は前記サブアノードと前記プラズマガンのカソードとの間に放電により前記プラズマを発生するための電圧を印加するプラズマ電源と、
    前記プラズマ電源を前記メインアノード及び前記サブアノードに選択的に接続するための第1切替器と、を備える、プラズマ成膜装置。
  2. 内部を減圧可能な容器と、
    前記容器の内部に設けられたメインアノードと、
    前記容器の内部に設けられたカソードを有し、前記メインアノードと前記カソードとの間でプラズマを発生させるプラズマガンと、
    前記容器の一部を成し、前記プラズマガンと前記メインアノードとの間に形成され、その内部に成膜空間を有し、基板及びターゲットが前記プラズマを挟んで対抗するように設けられた成膜室と、
    前記メインアノードと、互いに対向し、かつ、前記メインアノードとの間の空間に前記プラズマが流動するように配設されているサブアノードと、
    前記メインアノード又は前記サブアノードと前記プラズマガンのカソードとの間に放電により前記プラズマを発生するための電圧を印加するプラズマ電源と、
    前記プラズマ電源を前記メインアノード及び前記サブアノードに選択的に接続するための第1切替器と、を備える、プラズマ成膜装置。
  3. 前記メインアノードの周囲に設けられ、前記プラズマを前記メインアノードに引き寄せるように構成された第1電磁界発生手段を備える、請求項2に記載のプラズマ成膜装置。
  4. 前記メインアノードの周囲に設けられ、前記メインアノードに前記プラズマを収束させるように構成された第1磁界発生手段と、
    前記第1磁界発生手段を前記メインアノードに対して近接及び遠隔するよう駆動するための第1駆動機構と、を備える、請求項2又は3に記載のプラズマ成膜装置。
  5. 前記サブアノードの周囲に設けられ、前記メインアノードからスパッタされた粒子を前記サブアノードに引き寄せるように構成された第2電磁界発生手段を備える、請求項2〜4のいずれか1項に記載のプラズマ成膜装置。
  6. 前記サブアノードの周囲に設けられ、前記サブアノードに前記プラズマを収束させるように構成された第2磁界発生手段と、
    前記第2磁界発生手段を前記サブアノードに対して近接及び遠隔するよう駆動するための第2駆動機構と、を備える、請求項2〜5のいずれか1項に記載のプラズマ成膜装置。
  7. 前記メインアノードは、前記容器の内部空間の前記カソードに対向する位置に配設され、
    前記サブアノードは、前記プラズマをその内部空間に通過せしめるように筒状に形成されている、請求項1に記載のプラズマ成膜装置。
  8. 前記ターゲットにバイアス電圧を印加する第1バイアス電源と、
    前記第1バイアス電源を前記メインアノード及び前記ターゲットに選択的に接続するための第2切替器と、を備える、請求項1又は2に記載のプラズマ成膜装置。
  9. 前記基板にバイアス電圧を印加する第2バイアス電源と、
    前記第2バイアス電源を前記メインアノード及び前記基板に選択的に接続するための第3切替器を備える、請求項1又は2に記載のプラズマ成膜装置。
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