JP5270624B2 - バッグ - Google Patents

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Description

本発明は、2つの開閉可能な対向するアウターを含むバッグに関し、特に各アウターが編まれた籐製であるバッグに関する。
女性が好んで常に携行するハンドバッグやクラッチバッグには、2つの開閉可能な対向するアウターを含むタイプのものがある。このようなタイプのバッグの多くには、財布、ハンカチ、化粧用品等の物品を収納する2つのアウターの間には、布製や革製のインナーが設けられている。アウターも皮や合成皮革や布などさまざまな素材で製造されている。一方、籐を編んでなる籐製のバッグは上面が開口した大型トートバッグやいわゆる買い物籠風のものがほとんどであり、小型の蓋付きのバスケットも製造されているが、いずれにせよアウトドアやショッピング向けに用途が限られており、日本ではフォーマルな場面などにはそぐわないものであった。
よって本発明の目的は、籐製であるにも拘わらず、場面を選ばず使用することのできるハンドバッグやクラッチバッグに適した構造のバッグを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、相互に周縁部全体が重なり合って閉じた状態で、その間に物品を収納可能であり、相互に周縁部の一部が略当接しつつ周縁部の他の部分が離反するように開いた状態で、開口部から物品を出し入れ可能な2つのアウターと、2つのアウターの間に収容されて物品を収納するインナーとを含むバッグにおいて、2つのアウターは、周縁部にリムが取り付けられた編まれた籐製であり、インナーは、2つのアウターそれぞれのリムと編まれた籐部分との接続部に嵌り込む固定部材と、固定部材に取り付けられた収納部材とを含み、インナー以外に2つのアウターを相互に接続する手段を有しないようにバッグを構成した。
本発明に係るバッグにおいては、2つのアウターは、周縁部がリムで構成されている編まれた籐製であり、よって相互にリム部分が重なり合って閉じ、リムの一部が略当接しつつ他の部分が離反するように開いて、物品の出し入れ及び収納を行うことができる。物品はアウターにより画定される空間に直接収納されるのではなく、アウターに収容されるインナー内に収納される。アウターのリムと編まれた籐部分との間の接続部の径は、リムの内径よりも大きいので、インナーの固定部材を接続部に嵌り込ませることにより、インナーが2つのアウターそれぞれに固定される。固定部材には収納部材が取り付けられており、収納部材の中に物品が収納される。またバッグは、インナー以外に2つのアウターを相互に接続する手段を有しないように構成され、アウター同士を開閉可能に接続するヒンジを必要としない。
2つのアウターは、典型的にはナンタケットバスケット作成の手法に則って製作されている。固定部材は、アウターのリムの内側を通過でき、かつアウターの接続部に嵌り込むことができる可撓性及び形状を備えているように構成することができる。すなわち固定部材は、撓ませることによりアウターのリムの内側を通過して接続部に達することができ、接続部に達すると元の形状に戻って接続部に嵌り込む。このような固定部材は、例えばアウターの接続部の内径の形状に略一致する形状のプラスチック板製である。
以上のように、本発明に係るバッグによると、インナーはアウターの接続部に嵌り込ませることにより、容易にアウターに固定することができ、かつアウター同士を開閉可能に接続するヒンジを必要としない。
図1は、本発明に係るバッグの一つの実施の形態の、組み立て途中の状態を示す斜視図である。 図2は、図1と同じバッグのアウターを閉じた状態を示す斜視図である。 図3は、図1と同じバッグのアウター10の中央部分を切断した状態を示す端面図であり、各部材の厚さは説明のために実際よりも厚く示してある。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るバッグの最良の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明は発明をより深く理解するためのものであって、特許請求の範囲を限定するためのものではない。
図1、2に示したバッグはクラッチバッグであり、2枚の楕円形のディスク状のアウター10、20と、その間に収容されて物品を収納するインナー30とからなる。
アウター10、20はナンタケットバスケットである。ナンタケットバスケットとは、米国のマサチューセッツ州に属するナンタケット島発祥の伝統工芸品であり、その特徴は、ベース12、22(22は図に表れていない)を中心に編まれていることである。ベース12、22は楕円形の板材で、オーク等の堅い高級木材、あるいは象牙、陶板、ヒスイ等の堅い石を材料としている。図3に示されているように、ベース12の周縁部には溝(図示していない)が刻まれており、溝にステーブ(縦糸になる太い籐)を複数差し込み、モールド(型)に沿ってウイーバー(横糸になる細い籐)を編み込んでいくことにより編まれた籐部分であるバスケット14を作成する。バスケット14、24(24は図に表れていない)の編み終わりとなる周縁部には木製のリム16、26が取り付けられる。リム16、26にはハンドル18、28及びバッグを閉じた状態を維持するための止め具19、29が取り付けられている。
アウター10、20は、相互にリム16、26全体が重なり合って閉じた状態で、その間に物品を収納可能であり、相互にリム16、26の一部が当接しつつ他の部分が離反するように開いた状態で、開口部から物品を出し入れ可能である。
インナー30は、図3に示されているように、2つのアウター10、20それぞれのリム16、26とバスケット14、24との接続部に嵌り込むプラスチック板32、34と、プラスチック板32、34の物品を収納する空間に対面する方の面に貼付された飾り布36、36と、物品を収納する空間を構成する収納布38とからなる。
プラスチック板32、34は、0.5mm厚のポリカーボネート板をリム16、26とバスケット14、24との接続部とほぼ一致する形状に裁断してなる。飾り布36、36はプラスチック板32、34の物品を収納する空間に対面する方の面を覆い、他方の面に折り返されて、他方の面に接着されている。収納布38は長方形であって、端部は折り返し処理され、両側部はプラスチック板32、34の他方の面に折り返されて接着されている。図1に示されているように、収納布38は端近くでは両側部がプラスチック板32、34の他方の面に折り返される長さが小さく、端と端との中央近くでは折り返しがより長くなっている。これにより、プラスチック板32、34は上方(収納布38が取り付けられていない方)に向かってより広くなるように開き、その際収納布38の両端は真っ直ぐ延び、プラスチック板32、34を閉じると、収納布38のの両端近くは折り畳まれる。プラスチック板32、34はアウター10、20にそれぞれ固定されて一体化されているので、アウター10、20を相互に開けば、プラスチック板32、34及び収納布30により画定される収納部に物品を出し入れすることができ、アウター10、20を閉じて収納した物品を物品を保管・輸送することができる。なお飾り布36及び収納布30はポリエステル製である。
次に本実施の形態の作用について説明する。
図3によく示されているように、アウター10のリム16とバスケット14との間の接続部の径は、リム16の内径よりも大きい。よって、この部分にプラスチック板32を嵌り込ませることにより、インナー30をアウター10に固定することができる。すなわち、プラスチック板32はリム16の内径を一回り大きくした形状であるが、可撓性を有するので、例えば手動でも容易に撓ませることができ、撓ませてリム16の内側を通過させることにより、接続部32に嵌め込むことができる。また嵌め込んだ後は、元の平板に戻るので、抜け落ちることはない。インナー30は逆の手順で簡単に取り外すことができ、インナー30を洗濯したり、修理したりすることも容易にできる。
このようにアウター10、20をインナー30により接続した状態では、止め具19、29を解放しても、アウター10、20は相互に開閉するように姿勢を変化させるが、それ以上離反することはなく、従って底部にアウター同士を接続するヒンジ等の接続手段を設ける必要がない。
また本実施の形態におけるアウター10、20はナンタケットバスケットであり、従来のナンタケットバスケットはいわゆるカゴの形状及びこれに蓋の付いたものしか形状のバリエーションがなかったが、本実施の形態のようなインナー30を利用することにより、クラッチバッグやハンドバッグを作成することが可能である。ナンタケットバスケットのような籐製品は、市販品ばかりでなく手芸品として家庭内でも作られており、これに本実施の形態におけるインナー30を適用すれば、バスケット製のバッグを容易に構成することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、適宜変形実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、固定部材は上記の実施の形態では、アウターの接続部の内径の形状に略一致する形状のポリカーボネート板としたが、他のプラスチック板や金属板や厚紙やゴム板等の材料でも構成できることは明らかである。また形状も特定されるものではなく、例えばアウターの接続部の内径の形状に略一致する形状の環状の金属線又はドーナツ盤状のプラスチック板や、アウターの接続部の内径の長さに略一致する縦横に組み合わされた十字状のプラスチック板なども使用可能である。
10、20 アウター
12 ベース
14 バスケット
16、26 リム
18、28 ハンドル
30 インナー
32、34 プラスチック板
36 飾り布
38 収納布

Claims (4)

  1. 相互に周縁部全体が重なり合って閉じた状態で、その間に物品を収納可能であり、相互に周縁部の一部が略当接しつつ周縁部の他の部分が離反するように開いた状態で、開口部から物品を出し入れ可能な2つのアウターと、2つのアウターの間に収容されて物品を収納するインナーとを含むバッグにおいて、
    2つのアウターは、周縁部にリムが取り付けられた編まれた籐製であり、
    インナーは、2つのアウターそれぞれのリムと編まれた籐部分との接続部に嵌り込む固定部材と、固定部材に取り付けられた収納部材とを含み、
    インナー以外に2つのアウターを相互に接続する手段を有しないことを特徴とするバッグ。
  2. 2つのアウターは、ナンタケットバスケット作成の手法に則って製作された請求項1に記載のバッグ。
  3. 固定部材は、アウターのリムの内側を通過でき、かつアウターの接続部に嵌り込むことができる可撓性及び形状を備えている請求項1又は2に記載のバッグ。
  4. 固定部材は、アウターの接続部の内径の形状に略一致する形状のプラスチック板である請求項3に記載のバッグ。
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