JP5270226B2 - 熱処理炉の排気ガス処理装置 - Google Patents

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本発明は、炉内から排出された昇華物を含む排気ガスから前記昇華物を除去する熱処理炉の排気ガス処理装置に関する。
従来、液晶パネル(カラーフィルタ)等の加熱処理には、熱風循環式の熱処理炉が多用されている。この熱風循環式の熱処理炉は、加熱器で加熱した空気を熱処理槽内(炉内)で循環させて、熱処理槽内に配置した液晶パネル等を加熱するものである。
ところが、この液晶パネルの加熱処理においては、例えばガラス基板に塗布されたレジストが高温に加熱されることにより、当該レジストに含まれる昇華成分が気化して、処理雰囲気が昇華成分により汚染される。このような処理雰囲気中では、液晶パネル等も汚染されてその品質が低下することになるので、処理雰囲気の一部を排出して熱処理槽内の清浄度を確保することが行われている。この熱処理槽から排出された排気ガスは、排気ガス処理装置を通して昇華物が除去された状態で大気中に放出される。
前記排気ガス処理装置として、昇華物を含む排気ガスを、冷却手段によって冷却することにより、当該排気ガス中の昇華物を析出させ、この析出させた昇華物を、フィルタによって捕集するものが提供されている。
この種の排気ガス処理装置において、前記冷却手段として、排気管(排気ダクト)の途中部に散水用チャンバを配置し、この散水用チャンバ内の排気ガスに対して、冷却された水をシャワー状又は噴霧状にて均一に吹付ける(散水する)ことにより、当該排気ガスを急冷させるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この散水方式の冷却手段を用いた排気ガス処理装置では、冷却により析出させた昇華物が、散水した水とともに還流管を通してタンクに還流される。この際、還流管の途中部に設けられたフィルタによって昇華物が除去される。
ところが、前記散水方式の冷却手段は、散水用チャンバに加え、散水用の水を溜める水槽、水槽内の水を吸引し吐出するポンプ及び水槽内の水を冷却する冷却機構等が必要であるので、排気ガス処理装置の構造が複雑になって、その製造コストが高く付くという問題があった。
そこで、排気管の外部から排気管内に導入した空気(外気)を、排気管内の排気ガスに混入することにより、当該排気ガスを冷却させる外気混入方式の冷却手段が提案されている。図2は、この外気混入方式の冷却手段を用いた排気ガス処理装置51を示している。この排気ガス処理装置51は、熱処理槽(図示せず)から昇華物を含む排気ガスを導入する排気管52と、この排気管52内の排気ガスを冷却する冷却手段53と、冷却によって排気ガスから析出させた昇華物を捕集するフィルタ54と、排気管52内のガスを吸引して排出する排気ブロワ55とを備えている。前記冷却手段53は、フィルタ54の上流側において排気管52に接続された外気吸引管56と、この外気吸引管56の開口端に設けられた吸引ファン57とを備えるものである。
特開2003−185355号公報
前記外気混入式の冷却手段53は、排気管52内に吸引した外気が、排気ガスとともにフィルタ54に供給されるので、その風量が多くなって当該フィルタ54による圧力損失が大きくなる。このため、排気ガスの処理効率が低下するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で排気ガスの処理効率を高めることができる熱処理炉の排気ガス処理装置を提供することを目的としている。
本発明の排気ガス処理装置は、炉内から昇華物を含む排気ガスを導入する排気ダクトと、この排気ダクトに導入した昇華物を含む排気ガスを冷却して当該昇華物を析出させる冷却手段と、この冷却手段によって析出させた昇華物を捕集するフィルタと、このフィルタの下流側において前記排気ダクトに接続され、当該排気ダクトの内部のガスを吸引して排出する排気ブロワとを備えた熱処理炉の排気ガス処理装置であって、前記冷却手段が、外気を導入可能な開口部を有し、前記排気ダクトの外周面を長手方向の所定範囲に亘って包囲している空冷室と、一端部が前記空冷室に連通接続され、他端部が前記排気ブロワとフィルタとの間の排気ダクト内に連通接続された連通路とを有することを特徴としている。
この構成によれば、排気ブロアによって排気ダクトの内部のガスが吸引されると、前記空冷室と排気ダクトの内部との間で生じる差圧によって、空冷室の外部の空気(外気)を前記開口部を通して空冷室に連続的に吸引することができ、この吸引した空気を、前記連通路を通して排気ダクトの内部に連続的に導入することができる。このため、前記空冷室に順次導入された空気によって、前記排気ダクトを空冷して、当該排気ダクトの内部の昇華物を含む排気ガスを冷却することができる。
このように、前記冷却手段は、前記空冷室と排気ダクトの内部との間で生じる差圧を利用して、空冷室の外部の空気を空冷室に連続的に吸引することにより、排気ガスを冷却するものであるので、従来の冷却手段よりも構造を簡素化することができる。また、前記空冷室に吸引した空気を、連通路を通してフィルタの下流側の排気ダクト内に導入するので、当該空気によってフィルタで圧力損失が生じるのを抑制することができる。
本発明にかかる熱処理炉の排気ガス処理装置によれば、構造を簡素にすることができるとともに、排気ガスの処理効率を高めることができる。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る熱処理炉の排気ガス処理装置を示す概略図である。図1に示すように、前記排気ガス処理装置1は、熱処理炉の炉内(図示せず)から昇華物を含む排気ガスを導入する排気ダクト2と、この排気ダクト2に導入された前記排気ガスを冷却して昇華物を析出させる冷却手段3と、この冷却手段3によって析出された昇華物を捕集するフィルタ4と、前記排気ダクト2内のガスを吸引して排出する排気ブロワ5とを備えている。
前記排気ダクト2は、第1管体2a、第2管体2b及び第3管体2cを、所定間隔離してこの順に配列したものであり、前記第1管体2aと第2管体2bとの間にフィルタ4を介在し、第2管体2bと第3管体2cとの間に排気ブロワ5を介在している。第1管体2aの上流側(図1において左側)は、前記炉内から排出された排気ガスの温度が低下して昇華物が析出するのを防止するために断熱材6で覆われている。また、第1管体2aの下流側に前記冷却手段3が設けられており、この冷却手段3の上流側の第1管体2aの内部には、排気量調整ダンパ7が設けられている。この排気量調整ダンパ7で、炉内から排出される排気ガスの排出量を調整することができる。
冷却手段3は、第1管体2aの外周面を長手方向の所定範囲に亘って包囲する環状の空冷室10と、この空冷室10と排気ダクト2とを連通する連通管(連通路)15とを有している。
前記空冷室10は、第1管体2aの外周面を円筒部材11によって隙間gを有した状態で包囲し、この円筒部材11の両端部の開口を、円環状の側面板12で覆うことにより形成されている。前記円筒部材11には、空冷室10の外部の空気(外気)を空冷室10内に吸引するための開口部14が複数個設けられている。
前記連通管15は、一端部が前記円筒部材11に連通された状態で接続され、他端部がフィルタ4と排気ブロワ5との間に介在した第2管体2bの内部に連通された状態で接続されている。この連通管15の途中部には、当該連通管15内の空気の流通量を調整するためのダンパ16が設けられている。
前記フィルタ4は、ガスが通過可能な無数の透孔を形成したものであり、冷却によって排気ガスから析出された昇華物を捕集することができる。このフィルタ4は、筐体4aに収容されている。
前記排気ブロワ5は、排気ダクト2内のガスを吸引して、第3管体2cを通して大気中に排出するものであり、前記排気ダクト2内のガスの吸引に伴って、炉内から排気ガスを排気ダクト2に導入することができる。
以上の構成の排気ガス処理装置1によれば、排気ブロア5によって排気ダクト2内のガスが吸引されると、前記冷却手段3の空冷室10と第2管体2b内との間で差圧が生じるので、空冷室10の外部の空気を開口部14を通して空冷室10に連続的に吸引することができる。また、この空冷室10に吸引した空気を、前記連通路15を通して第2管体2bの内部に連続的に吸引することができる。このため、前記空冷室10を通過する空気によって、前記排気ダクト2を空冷することができる。したがって、排気ダクト2に導入した昇華物を含む排気ガスを連続的に冷却して、当該昇華物を析出させることができる。そして、この析出させた昇華物を、フィルタ4によって捕集して、当該昇華物が除去された排気ガスを大気中に排出することができる。
なお、前記冷却手段3による排気ガスの冷却度合いは、連通管15の途中部に設けた前記ダンパ16を調整することによって行うことができる。
このように、前記冷却手段3は、前記空冷室10と第2管体2bの内部との間で生じる差圧を利用して、外気を空冷室10に連続的に導入して排気ダクト2内の排気ガスを冷却するものであるので、前記空冷室10に外気を吸引するための専用のブロワ等が不要である。このため、排気ガス処理装置1の構造を簡素化することができる。しかも、前記空冷室10に吸引した空気を、連通路15を通してフィルタ4の下流側の第2管体2b内に吸引するので、当該空気によってフィルタ4で圧力損失が生じるのを防止することができる。このため、排気ガスの処理効率を高めることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、空冷室10に外気を導入する開口部14としては、前記円筒部材11に設ける場合の他、この円筒部材11の両端部を側面板12で覆うことなく開放して、当該円筒部材11の両端縁と第1管体2aとの間の隙間を、開口部14として構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る排気ガス処理装置を示す概略図である。 従来の排気ガス処理装置を示す概略図である。
符号の説明
1 排気ガス処理装置
2 排気ダクト
3 冷却手段
4 フィルタ
5 排気ブロワ
10 空冷室
11 円筒部材
14 開口部
15 連通管(連通路)
g 隙間

Claims (1)

  1. 炉内から昇華物を含む排気ガスを導入する排気ダクトと、
    この排気ダクトに導入した昇華物を含む排気ガスを冷却して当該昇華物を析出させる冷却手段と、
    この冷却手段によって析出させた昇華物を捕集するフィルタと、
    このフィルタの下流側において前記排気ダクトに接続され、当該排気ダクトの内部のガスを吸引して排出する排気ブロワと
    を備えた熱処理炉の排気ガス処理装置であって、
    前記冷却手段が、
    外気を導入可能な開口部を有し、前記排気ダクトの外周面を長手方向の所定範囲に亘って包囲している空冷室と、
    一端部が前記空冷室に連通接続され、他端部が前記排気ブロワとフィルタとの間の排気ダクト内に連通接続された連通路と
    を有することを特徴とする熱処理炉の排気ガス処理装置。
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