JP2003185355A - 熱処理炉の昇華物処理装置 - Google Patents

熱処理炉の昇華物処理装置

Info

Publication number
JP2003185355A
JP2003185355A JP2001386381A JP2001386381A JP2003185355A JP 2003185355 A JP2003185355 A JP 2003185355A JP 2001386381 A JP2001386381 A JP 2001386381A JP 2001386381 A JP2001386381 A JP 2001386381A JP 2003185355 A JP2003185355 A JP 2003185355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sublimate
heat treatment
water
exhaust gas
sprinkling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001386381A
Other languages
English (en)
Inventor
Oudo Fujita
翁堂 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Thermo Systems Corp
Original Assignee
Koyo Thermo Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Thermo Systems Co Ltd filed Critical Koyo Thermo Systems Co Ltd
Priority to JP2001386381A priority Critical patent/JP2003185355A/ja
Publication of JP2003185355A publication Critical patent/JP2003185355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテンナンスの工数及びコストを削減する
ことができる熱処理炉の昇華物処理装置を提供する。 【解決手段】 熱処理炉Bの熱処理槽B1から排出され
た昇華物を含む排気ガスを、散水用チャンバ2の内部に
導いて散水装置3により散水し、これを急冷して排気ガ
スに含まれる昇華物を凝固させる。凝固させた昇華物を
回収フィルタ7により濾過して昇華物を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱処理槽から排
出された排気ガスに含まれる昇華物を処理する昇華物処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネル(カラーフィルタ)等
の加熱処理には、熱風循環式の熱処理炉が多用されてい
る。この熱風循環式の熱処理炉は、加熱器で加熱した空
気を当該加熱器と熱処理槽との間で循環させて、熱処理
槽内に配置した液晶パネル等を加熱処理するものであ
る。
【0003】ところが、この液晶パネルの加熱処理にお
いては、パネル面に塗布された顔料(レジスト)が高温
に加熱されることにより、当該顔料に含まれる昇華性成
分が気化して、処理雰囲気が昇華物により汚染される。
このような処理雰囲気中では、液晶パネル等も汚染され
てその品質が低下することになる。そこで、処理雰囲気
の一部を排出して熱処理槽内の清浄度を確保することが
行われている。前記熱処理槽から排出された昇華物を含
む排気ガスは、昇華物処理装置に供給されて昇華物が除
去された状態で大気中に放出される。この昇華物処理装
置は、排気ガスをフィン付きの冷却コイルを備える冷却
器に通して冷却するものであり、その冷却に伴って昇華
物を凝固させて排気ガスから除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の昇華物処理
装置においては、その冷却コイル及びフィンが排気ガス
で加熱されることから、凝固させた昇華物が冷却コイル
及びフィンに固着し、これらの表面に漸次堆積する。こ
のため、排気ガスの冷却効率が漸次低下し、昇華物の回
収効率が経時的に低下するという問題が生じる。そこ
で、溶剤を用いて定期的に冷却コイル及びフィンを洗浄
する必要があり、その形状が複雑である点と相まって、
洗浄作業が非常に困難で、メンテンナンスに多大な工数
とコストを要するという問題があった。
【0005】前記のような従来の問題点に鑑み、この発
明は、メンテンナンスの工数及びコストを削減すること
ができる熱処理炉の昇華物処理装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のこの発明の熱処理炉の昇華物処理装置は、熱処理槽か
ら排出された昇華物を含む排気ガスを冷却して当該昇華
物を除去する熱処理炉の昇華物処理装置において、前記
排気ガスの排出経路の途中部に介在した散水用チャンバ
と、この散水用チャンバに導入した排気ガスに散水して
排気ガスに含まれる昇華物を凝固させる散水装置と、凝
固させた昇華物を回収する回収フィルタと、散水用の水
を溜めるタンクと、タンクに溜めた水を冷却する冷却装
置と、散水した水を散水用チャンバから前記タンクに還
流させる還流路とを備えることを特徴としている。この
ような構成の熱処理炉の昇華物処理装置によれば、前記
散水装置によって散水用チャンバに導入した排気ガスに
散水し、これを急冷して排気ガス中の昇華物を凝固させ
ることができ、この凝固させた昇華物を回収フィルタに
よって回収することができる。
【0007】前記昇華物処理装置は、前記散水用チャン
バの内部に、凝固した昇華物を一時的に捕集する捕集フ
ィルタを配置しているのが好ましく(請求項2)、この
場合には凝固させた昇華物が排気ガスとともに散水用チ
ャンバから流出するのを効果的に防止することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら詳述する。図1はこの発明
の一実施形態に係る熱処理炉の昇華物処理装置Aを示す
概略図である。この昇華物処理装置は、熱風循環式の熱
処理炉Bから排出される昇華物を含む排気ガスから昇華
物を除去するものであり、排気ダクト(排出経路)1の
途中部に介在した散水用チャンバ2と、この散水用チャ
ンバ2内で排気ガスに散水してこれを冷却させる散水装
置3と、散水用の水を溜めるタンク4と、タンク4に溜
めた水を冷却する冷却装置5と、散水した水を散水用チ
ャンバ2からタンク4に還流する還流管(還流路)6
と、この還流管6の下方に配置され、凝固した昇華物を
回収する回収フィルタ7とにより主要部が構成されてい
る。
【0009】前記排気ダクト1は、熱処理炉Bの熱処理
槽B1から取り出した排気ガスを散水用チャンバ2に導
く一次側ダクト11と、散水用チャンバ2に導いた排気
ガスを排気用ブロアーB2に導く二次側ダクト12と、
排気用ブロアーB2から排出される排気ガスを大気中に
放出する放出ダクト13とを備えている。前記一次側ダ
クト11は、排気ガスの温度が低下しないように断熱材
で覆われており、これにより排気ガスに含まれる昇華物
が一次側ダクト11の内部で凝固するのが防止されてい
る。また、二次側ダクト12の内部には、散水用チャン
バ2を通過した湿度の高い排気ガスから水分を除去する
ための冷却コイル(図示せず)が内蔵されている。
【0010】散水用チャンバ2は円筒形又は矩形の容器
からなり、その一側端から他側端に向かって排気ガスを
通過させる。この散水用チャンバ2の内部には、凝固し
た昇華物を一時的に捕集する複数の捕集フィルタ8が、
排気ガスの通過方向に沿って所定間隔毎に配置されてい
る。この捕集フィルタ8は、排気ガスが通過可能な無数
の透孔を形成したステンレス板からなり、排気ガスの通
過方向に正対させた状態で配置されている。なお、前記
散水用チャンバ2は熱処理炉Bに隣設されている。
【0011】散水装置3は散水用チャンバ2の天井付近
に設けられた複数の散水ノズル31と、タンク4の内底
部付近と散水ノズル31とを連通させる散水供給管32
と、この散水供給管32の途中部に介在した散水用ポン
プ33と、散水用ポンプ33の下流側において散水供給
管32の途中部に介在した開閉弁34とを備えている。
前記散水ノズル31は散水用チャンバ2内の排気ガスに
対して、高圧の水をシャワー状又は噴霧状にて均一に吹
付けるものであり、これにより当該排気ガスを急冷し
て、昇華物を凝固させることができる。
【0012】タンク4には散水に必要な所定量の水が貯
留されており、その水位は給水管41aとボールタップ
41bとからなる自動給水装置41によって常に一定レ
ベルに保持されている。また、タンク4の底部にはドレ
ンバルブ42が設けられている。回収フィルタ7は、前
記タンク4の上部に設けられており、散水用チャンバ2
から還流管6を通してタンク4に向かう水を濾過して、
当該水に含まれる昇華物を回収する。この回収フィルタ
7の濾過度は、凝固した昇華物の種類や大きさ等によっ
て適宜選択される。
【0013】冷却装置5は冷却コイル51をタンク4の
内部に配置したものであり、この冷却コイル51の内部
には、冷却水供給管52及び冷却水排出管53を通して
冷却水が循環している。なお、前記冷却水供給管52の
途中部は給水管41aに接続されており、この冷却水供
給管52を通る冷却水の一部を、給水管41aを通して
タンク4に補給するようになっている。
【0014】以上の構成の昇華物処理装置Aの動作は以
下の通りである。まず、熱処理炉Bの熱処理槽B1から
排出された昇華物を含む排気ガスは、一次側ダクト11
を通して散水用チャンバ2の内部に導かれて散水により
急冷される。この際、散水用チャンバ2の内部は、前記
散水によって各捕集フィルタ8とともに温度が低下して
いるとともに、各捕集フィルタ8に水分が供給されてい
るので、散水用チャンバ2に導かれた排気ガスは、より
効果的に急冷されて、当該排気ガスに含まれる昇華物が
瞬時に凝固する。
【0015】凝固した昇華物は、散水した水とともに散
水用チャンバ2の底部に落下するほか、捕集フィルタ8
により一時的に捕集される。このように凝固した昇華物
を捕集フィルタ8により一時的に捕集することにより、
当該昇華物が排気ガスとともに二次側ダクト12に流出
するのを効果的に防止することができる。また、捕集フ
ィルタ8により捕集した昇華物は、散水により洗い流さ
れて散水用チャンバ2の底部に導かれる。このため、捕
集フィルタ8に昇華物が堆積するおそれがなく、その清
浄等のメンテンナンスが不要である。
【0016】散水用チャンバ2で散水された水は、還流
管6を通してタンク4に還流されるが、その途中におい
て回収フィルタ7により濾過されて、当該水に含まれる
昇華物が回収される。したがって、メンテンナンスとし
て回収フィルタ7を定期的に交換するだけでよく、その
工数及びコストが少なくて済む。タンク4に還流された
散水用の水は、冷却装置5によって冷却されて循環使用
される。また、前記散水用チャンバ2で昇華物が除去さ
れた排気ガスは、二次側ダクト12を通して大気中に放
出される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る熱処理炉
の昇華物処理装置によれば、散水用チャンバに導入した
排気ガスに散水することにより、当該排気ガスを急冷し
て昇華物を凝固させ、この凝固させた昇華物を回収フィ
ルタによって回収するものであるので、メンテンナンス
として前記回収フィルタを交換するだけでよく、従来の
冷却コイルにより回収するものに比べてメンテンナンス
の工数及びコストを削減することができる。
【00018】請求項2記載の昇華物処理装置によれ
ば、凝固した昇華物を散水用チャンバ内において捕集フ
ィルタによって一時的に捕集するので、当該昇華物が排
気ガスとともに散水用チャンバから流失するのを防止す
ることができる。このため、昇華物をより効果的に回収
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の熱処理炉の昇華物処理装置の一つの
実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 排気ダクト(排気経路) 2 散水用チャンバ 3 散水装置 4 タンク 5 冷却装置 6 還流管(還流路) 7 回収フィルタ 8 捕集フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱処理槽から排出された昇華物を含む排気
    ガスを冷却して当該昇華物を除去する熱処理炉の昇華物
    処理装置において、 前記排気ガスの排出経路の途中部に介在した散水用チャ
    ンバと、 この散水用チャンバに導入した排気ガスに散水して排気
    ガスに含まれる昇華物を凝固させる散水装置と、 凝固させた昇華物を回収する回収フィルタと、 散水用の水を溜めるタンクと、 タンクに溜めた水を冷却する冷却装置と、 散水した水を散水用チャンバから前記タンクに還流させ
    る還流路とを備えることを特徴とする熱処理炉の昇華物
    処理装置。
  2. 【請求項2】前記散水用チャンバの内部に、凝固した昇
    華物を一時的に捕集する捕集フィルタを配置している請
    求項1記載の熱処理炉の昇華物処理装置。
JP2001386381A 2001-12-19 2001-12-19 熱処理炉の昇華物処理装置 Pending JP2003185355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001386381A JP2003185355A (ja) 2001-12-19 2001-12-19 熱処理炉の昇華物処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001386381A JP2003185355A (ja) 2001-12-19 2001-12-19 熱処理炉の昇華物処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003185355A true JP2003185355A (ja) 2003-07-03

Family

ID=27595546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001386381A Pending JP2003185355A (ja) 2001-12-19 2001-12-19 熱処理炉の昇華物処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003185355A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299958A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Koyo Thermo System Kk 熱処理炉の排気ガス処理装置
CN103017557A (zh) * 2013-01-15 2013-04-03 机械工业第六设计研究院有限公司 无结垢余热利用系统
CN106894864A (zh) * 2017-01-22 2017-06-27 宋焕冉 气流洁净器
CN107433083A (zh) * 2016-04-22 2017-12-05 杭州云蜂工业设计有限公司 水帘净化式空气净化机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299958A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Koyo Thermo System Kk 熱処理炉の排気ガス処理装置
CN103017557A (zh) * 2013-01-15 2013-04-03 机械工业第六设计研究院有限公司 无结垢余热利用系统
CN107433083A (zh) * 2016-04-22 2017-12-05 杭州云蜂工业设计有限公司 水帘净化式空气净化机
CN106894864A (zh) * 2017-01-22 2017-06-27 宋焕冉 气流洁净器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3379152B1 (en) Cooking appliance and method of conveying heat energy from a cooking exhaust hood
US4900341A (en) Purification system
KR101854113B1 (ko) 세정집진, 제습/승온 및 전기집진을 이용한 염색업종 텐터후단의 고점성 오염물질 처리공정
CN101766943B (zh) 一种染整定型机烟气的处理方法
US11452965B2 (en) Device for producing and treating a gas stream through a volume of liquid, and facility and method implementing said device
TWI255331B (en) A air purification system and the air purification method thereof
KR101044929B1 (ko) 텐타기의 증기 배출장치
JPH11153386A (ja) 多室式マルチ冷却真空炉
US5641341A (en) Method for minimizing the clogging of a cooling zone heat exchanger in a reflow solder apparatus
JP2003185355A (ja) 熱処理炉の昇華物処理装置
CN214715275U (zh) 一种废气喷淋降温除尘系统
JPH0768194A (ja) 汚染空気の清浄処理装置及びこの装置を用いた汚染空気の清浄処理方法
JP4442996B2 (ja) 気体浄化装置
JPH07185305A (ja) 湿式充填塔
JP2004245438A (ja) 冷水塔
JPS58213136A (ja) 除塵菌空調方法及びその装置
JPH01115432A (ja) 液噴霧式冷却方法および装置
KR100764550B1 (ko) 핀·코일을 사용한 열회수식 에어와셔 외기공조기
JPS61114711A (ja) 汚れた高温排ガスから熱回収する方法とその装置
JP2691108B2 (ja) 圧延油の浄化方法
KR200228752Y1 (ko) 공기청정실용 기체정화장치
SU707994A1 (ru) Установка дл очистки в органических растворител х
JPH07116619A (ja) 電子部品の自動洗浄方法及び装置
JPH05256468A (ja) 清浄空気の供給方法及び供給装置
JPH06269602A (ja) 蒸発装置の硫酸カルシウムスケールの除去装置および除去方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070410