JP5270173B2 - 半導体装置及びノイズ計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置及びノイズ計測方法に関し、特に半導体装置内で発生するノイズを計測する半導体装置及びノイズ計測方法に関する。
近年、LSI(Large Scale Integrated circuit)の動作時に発生する電源ノイズや、信号ノイズなどによって、LSIが誤動作する場合が散見されている。
この誤動作対策のため、装置内のノイズを直接計測してノイズ情報として外部出力するLSIが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
図12は、ノイズ情報を取得して出力する従来の半導体装置の構成図である。
ここで、実線の矢印は観測データの流れを示し、点線の矢印は制御信号の流れを示している。
従来の半導体装置800は、被観測ノード801からアナログ値のノイズ情報を入力するサンプリングオシロスコープ810、半導体装置800の外部との通信を行う通信部820、半導体装置800の各部を制御する制御部830を有している。
サンプリングオシロスコープ810は、ADC(Analog Digital Converter)811、遅延回路812、カウンタ813、メモリ814を有している。
被観測ノード801からアナログ値のノイズ情報を入力すると、ADC811は、それをAD変換してメモリ814に記録する。また、カウンタ813は、クロック信号をカウントして時間情報としてメモリ814に記録する。遅延回路812は、ノイズ波形の周期性を仮定して、サンプリングするデータ数を削減する機能を有している。
従来の半導体装置800では、外部からノイズ情報の読み出し要求があると、その旨が通信部820を介して制御部830に入力される。制御部830は、メモリ814に記録されたノイズ情報(デジタル値)及び時間情報をノイズ情報として読み出し、通信部820を介して外部に出力する。
このように、従来の半導体装置800では、ノイズ波形が周期的であると仮定することで、扱うデータ量を少なくでき、安価なADC811でノイズ情報を取得することができた。
"A Sampling Oscilloscope Macro Toward Feedback Physical Design Methodology", M. Takamiya, et al, Dig. Of Symp on VLSI Cirsuits, pp240-243
しかし、従来の半導体装置では、ノイズ波形の周期性を仮定することで、データ量の削減を実現していたが、実際のノイズは周期的に現われることはまれである。現実の半導体装置は、処理するデータや命令に起因して非周期的にノイズを発生する。そのため、ノイズの周期性を仮定する従来の半導体装置は実用的なものではなかった。
また、非周期的なノイズ情報を全て扱うとデータ量が膨大なものになってしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、非周期的なノイズ情報から、必要な情報のみを外部に出力する半導体装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、非周期的なノイズ情報から、必要な情報のみを半導体装置の外部に出力するノイズ計測方法を提供することである。
発明の一観点によれば、半導体装置内で発生するノイズを計測する以下のような半導体装置が提供される。この半導体装置は、観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定し、指定した前記解析対象情報のみを前記ノイズ情報から抽出する解析対象情報抽出部と、抽出した前記解析対象情報を外部出力する通信部と、を含み、前記解析対象情報抽出部は、入力された前記ノイズ情報の値と所定の閾値とを比較し、前記閾値以下または前記閾値以上の大きさの前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出し、クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを示す計数値を前記ノイズ情報とともに前記解析対象情報として出力し、前記解析対象情報抽出部は、更に、前記クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを計数するカウンタと、前記ノイズ情報を抽出する開始タイミングを記録する開始値記録部と、前記ノイズ情報の抽出の終了タイミングを記録する終了値記録部と、前記カウンタの計数値と前記開始タイミングを比較して、前記計数値と前記開始タイミングが一致した場合に、前記ノイズ情報の記録開始信号を出力する第1の比較部と、前記計数値と前記終了タイミングを比較して、前記計数値と前記終了タイミングが一致した場合に、前記ノイズ情報の記録終了信号を出力する第2の比較部と、前記記録開始信号が入力されると前記ノイズ情報の記録を開始し、前記記録終了信号が入力されると前記ノイズ情報の記録を終了し、記録した前記ノイズ情報を前記解析対象情報として出力する記録部と、を備える。
また、発明の一観点によれば、半導体装置内で発生するノイズを計測する以下のような半導体装置が提供される。この半導体装置は、観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定し、指定した前記解析対象情報のみを前記ノイズ情報から抽出する解析対象情報抽出部と、抽出した前記解析対象情報を外部出力する通信部と、を含み、前記解析対象情報抽出部は、入力された前記ノイズ情報の値と所定の閾値とを比較し、前記閾値以下または前記閾値以上の大きさの前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出し、クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを示す計数値を前記ノイズ情報とともに前記解析対象情報として出力し、前記解析対象情報抽出部は、前記ノイズ情報の大きさごとの発生頻度を示す統計情報を、前記解析対象情報として抽出する。
また、発明の一観点によれば、半導体装置内で発生するノイズを前記半導体装置内で計測する以下のようなノイズ計測方法が提供される。このノイズ計測方法は、観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定し、入力された前記ノイズ情報の値と所定の閾値とを比較し、前記閾値以下または前記閾値以上の大きさの前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出し、クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを計数し、抽出する前記ノイズ情報の前記発生タイミングを示す計数値を前記ノイズ情報とともに前記解析対象情報として前記半導体装置の外部に出力し、出力される前記ノイズ情報は、ノイズが許容範囲に収まっているか否かを確認するための前記ノイズ情報に対応する、前記ノイズ情報の大きさごとの発生頻度である。
本発明は、情報量の多い非周期的なノイズ情報から、誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報のみを抽出して半導体装置の外部に出力するので、情報量を削減でき、シリアル通信などの安価な通信部でノイズ情報を出力することができる。また、半導体装置内で発生する非周期的なノイズ情報を短時間で解析できる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
本実施の形態の半導体装置の概略構成図である。 第1の実施の形態の半導体装置の構成図である。 ノイズ波形と閾値の例を示す図である。 第2の実施の形態の半導体装置の構成図である。 ノイズ波形とノイズ情報の抽出期間の例を示す図である。 第3の実施の形態の半導体装置の構成図である。 第4の実施の形態の半導体装置の構成図である。 ノイズ情報の大きさごとの発生頻度を示す分布図である。 ADCの詳細を示す構成図であり、(A)はデータ処理を行う回路ブロックを示し、(B)は(A)の各回路ブロックの動作を制御する制御レジスタを示す図である。 あるノイズ情報に対してAD変換を行う様子を示す図である。 第5の実施の形態の半導体装置の構成図である。 ノイズ情報を取得して出力する従来の半導体装置の構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の半導体装置の概略構成図である。
ここで、実線の矢印は観測データの流れを示し、点線の矢印は制御の流れを示している。
半導体装置1は、例えば1チップのLSIであり、被観測ノードn1に接続されたADC2と、制御部3、解析対象情報抽出部4、通信部5とを有する。
半導体装置1内で発生するノイズ(電源ノイズや信号ノイズ)は、処理するデータや命令に起因して非周期的に発生する。
ADC2は、被観測ノードn1から入力されたアナログ値のノイズ情報を、デジタル値にAD変換する。
制御部3は、外部装置6からの命令に応じて、半導体装置1の各部が動作するための制御情報を送出する。
解析対象情報抽出部4は、ADC2から出力されるノイズ情報を入力し、観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定する。詳細は後述するが、例えば、一定の閾値を指定してそれ以上またはそれ以下のノイズ情報を、解析対象情報として指定する。また、半導体装置1において誤動作が生じる発生時刻がある程度特定されている場合には、その時刻を含む所定期間内のノイズ情報を解析対象情報として指定する。そして指定した解析対象情報のみをノイズ情報から抽出する。
通信部5は、外部装置6と半導体装置1の間で通信を行う。そして、解析対象情報抽出部4で抽出した解析対象情報を外部装置6に出力したり、外部装置6からの命令を、半導体装置1内の制御部3に転送したりする。
外部装置6は、例えば、システムコントローラや、電源装置などである。
以下、半導体装置1の動作の概略を説明する。
外部装置6から、解析対象情報を要求する旨の命令が半導体装置1の通信部5に入力されると、通信部5はその命令を制御部3に転送する。ADC2は、制御部3の制御のもと、被観測ノードn1から入力されたアナログ値のノイズ情報を、デジタル値にAD変換する。解析対象情報抽出部4は、デジタル値に変換されたノイズ情報を入力して、解析対象情報を指定し、指定した解析対象情報のみをノイズ情報から抽出する。そして、通信部5は制御部3の制御のもと、解析対象情報抽出部4で抽出した解析対象情報を外部装置6に出力する。
上記のような半導体装置1によれば、情報量の多い非周期的なノイズ情報から、有用な解析対象情報のみを抽出して半導体装置1の外部に出力するので、情報量を削減でき、シリアル通信などの安価な通信部5でノイズ情報を出力することができる。また、解析時間の長期化を防止できる。これにより、半導体装置1内で発生する非周期的なノイズ情報を短時間で解析できる。
以下、本実施の形態の半導体装置の詳細、特に、図1で示した解析対象情報抽出部4の詳細を説明する。
まず、閾値を設定してノイズ情報から解析対象情報を抽出する機能を備えた半導体装置を、第1の実施の形態として説明する。
図2は、第1の実施の形態の半導体装置の構成図である。
ここで、実線の矢印は観測データの流れを示し、点線の矢印は制御の流れを示している。
第1の実施の形態の半導体装置10aは、被観測ノードn10に接続されたADC11と、制御部12と、解析対象情報抽出部13aと、通信部14と、クロック信号発生部15を有する。
ADC11は、クロック信号発生部15からのシステムクロックを、サンプリングクロックとして入力する。そして、制御部12の制御のもと被観測ノードn10から入力されたアナログ値のノイズ情報をデジタル値に変換する。
制御部12は、例えば、制御レジスタであり、外部装置20からの命令を保持し、半導体装置10aの各部が動作するための制御信号を送出する。
解析対象情報抽出部13aは、閾値記録部1301、比較部1302、カウンタ1303、記録部1304を有している。
閾値記録部1301には、ノイズ情報から解析対象情報を指定するための閾値が格納される。この閾値は制御部12からの制御信号によって変更可能である。また、通信部14を介した外部装置20からの制御によって直接変更するようにしてもよい。
比較部1302は、ADC11から出力されるノイズ情報の値と、閾値記録部1301に記録された閾値とを比較して、閾値以下または閾値以上となるノイズ情報を出力する。
カウンタ1303は、制御部12の制御のもと、クロック信号発生部15からのシステムクロックを計数する。これにより、ノイズ情報の発生タイミングを計数している。
記録部1304は、比較部1302から出力されるノイズ情報の値と、ノイズ情報の値が書き込まれたときのカウンタ1303の計数値を記録する。つまり、閾値以下または閾値以上のノイズが発生した時期を記録する。そして、記録したノイズ情報及び計数値を、解析対象情報として出力する。
通信部14は、半導体装置10aと外部装置20との間で通信を行う。具体的には、解析対象情報抽出部13aで抽出した解析対象情報を外部装置20に出力したり、外部装置20からの命令を受信し、半導体装置10a内の制御部12に転送する。
クロック信号発生部15は、半導体装置10aの内部で用いるシステムクロックを発生する。
以下、第1の実施の形態の半導体装置10aの動作を説明する。
外部装置20から、解析対象情報を要求する旨の命令が半導体装置10aの通信部14に入力されると、通信部14はその命令を制御部12に転送する。ADC11は、制御部12の制御のもと、被観測ノードn10から入力されたアナログのノイズ情報をデジタル値に変換し、解析対象情報抽出部13aに入力する。
解析対象情報抽出部13aにおいて、比較部1302は、制御部12の制御のもと、入力されたノイズ情報(デジタル値)の値と閾値記録部1301に記録された閾値とを比較して、その閾値以下または閾値以上のノイズ情報の値を出力する。
図3は、ノイズ波形と閾値の例を示す図である。
縦軸は電圧[V]、横軸は時間である。なお、横軸の時間はシステムクロックごとのサイクル(例えば1ns)の精度で刻まれている。この時間はカウンタ1303の計数値で表すことができる。
例えば、閾値記録部1301に、図3のような閾値1が記録されている場合、比較部1302は、閾値1以下の大きさとなるノイズ情報のみを出力する。また、閾値記録部1301に閾値2が記録されている場合、比較部1302は、閾値2以上の大きさとなるノイズ情報のみを出力して記録部1304に記録する。
また、カウンタ1303は、ノイズ情報の発生タイミングを計数し、比較部1302から出力されたノイズ情報の発生タイミングにおける計数値を、記録部1304に記録する。
記録部1304に記録されたノイズ情報と計数値は、解析対象情報として、制御部12の制御のもと通信部14に送られる。通信部14は、抽出された解析対象情報を外部装置20に出力する。
上記のような第1の実施の形態の半導体装置10aによれば、非周期的なノイズ情報の中からある閾値以下または閾値以上となるノイズ情報のみを抽出することで、例えば、半導体装置10aの誤動作の原因となる、所定の動作電源電圧よりも高い電圧となるような電源ノイズや、低い電圧となるような電源ノイズの情報のみを扱うことができる。また、抽出したノイズ情報の発生タイミングを示す計数値を出力するため、どのタイミングでノイズ情報の大きさが閾値以上または閾値以下になったかを特定することができる。これにより、閾値以上または閾値以下になったタイミングで電源電圧を調整するなどして、半導体装置10aの誤動作を防止することができるようになる。
なお、上記の第1の実施の形態の半導体装置10aでは、1つの閾値(閾値1または閾値2)を閾値記録部1301に設定する場合について説明したが、閾値記録部1301及び比較部1302を複数設けて、複数の閾値とノイズ情報の値とを比較するようにしてもよい。これにより、例えば、図3で示したように、閾値1以下のノイズ情報と、閾値2以上のノイズ情報を両方、解析対象情報として抽出することができる。
また、比較部1302は、アナログコンパレータを用いてもよい。その場合、アナログのノイズ情報を直接入力し、閾値と比較する。その後、デジタル値に変換して記録部1304に記録するようにする。なお、この場合、アナログコンパレータの電力消費を抑えるために、解析対象情報抽出部13aの非動作時には、アナログコンパレータをオフにするような制御信号を、例えば制御部12から与えることが望ましい。
また、上記ではクロック信号としてシステムクロック信号を用いたが、PLL(Phase Locked Loop)などで逓倍したものを用いるようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態の半導体装置を説明する。
図4は、第2の実施の形態の半導体装置の構成図である。
図2で示した第1の実施の形態の半導体装置10aと同一の構成要素については同一符号とし、説明を省略する。
第2の実施の形態の半導体装置10bにおいて、解析対象情報抽出部13bは、ある期間内のノイズ情報を解析対象情報として指定して抽出する。例えば、半導体装置10bがあるタイミングで誤動作するような場合、その原因を解析するために、そのタイミングを含む期間のノイズ情報を抽出する。
解析対象情報抽出部13bは、カウンタ1305、開始値記録部1306、終了値記録部1307、比較部1308、1309、記録部1310を有する。
カウンタ1305は、制御部12の制御のもと、クロック信号発生部15からのシステムクロックを計数する。これにより、ノイズ情報の発生タイミングを計数している。
開始値記録部1306は、ノイズ情報を抽出する開始タイミングを記録する。
終了値記録部1307は、ノイズ情報の抽出の終了タイミングを記録する。
なお、開始タイミングや終了タイミングは、具体的にはカウンタ1305のある計数値として記録され、例えば制御部12により変更可能である。
比較部1308は、カウンタ1305の計数値と開始値記録部1306に記録された開始タイミングとを比較する。そして、計数値と開始タイミングが一致した場合に、ノイズ情報の記録開始信号を出力する。
比較部1309は、カウンタ1305の計数値と終了値記録部1307に記録された終了タイミングとを比較する。そして、計数値と終了タイミングが一致した場合に、ノイズ情報の記録終了信号を出力する。
記録部1310は、比較部1308から記録開始信号が入力されるとADC11から入力されたノイズ情報の記録を開始する。また、比較部1309から記録終了信号が入力されるとノイズ情報の記録を終了する。そして、制御部12の制御のもと、記録したノイズ情報を、解析対象情報として出力する。
以下、第2の実施の形態の半導体装置10bの動作を説明する。
外部装置20から、解析対象情報を要求する旨の命令が半導体装置10bの通信部14に入力されると、通信部14はその命令を制御部12に転送する。ADC11は、制御部12の制御のもと、被観測ノードn10から入力されたアナログのノイズを、デジタルのノイズ情報に変換し、解析対象情報抽出部13bに入力する。
図5は、ノイズ波形とノイズ情報の抽出期間の例を示す図である。
縦軸は電圧[V]、横軸は時間である。なお、横軸の時間はシステムクロックごとのサイクル(例えば1ns)の精度で刻まれている。この時間はカウンタ1305の計数値で表すことができる。
解析対象情報抽出部13bにおいて、比較部1308はカウンタ1305の計数値と、開始タイミングを比較する。そして、計数値と開始タイミングが一致した場合、ノイズ情報の記録開始信号を出力する。記録部1310は、記録開始信号を入力すると、ADC11から出力されたノイズ情報の記録を開始する。そしてシステムクロックに同期してノイズ情報(デジタル値)を記録していく。
一方、比較部1309は制御部12の制御のもと、カウンタ1305の計数値と、終了タイミングを比較する。そして、計数値と終了タイミングが一致した場合、ノイズ情報の記録終了信号を制御部12及び記録部1310に出力する。記録部1310は、記録終了信号を入力すると、制御部12の制御のもと、ノイズ情報の記録を終了する。これにより、例えば、図5のような期間T1におけるノイズ情報が、記録部1310に記録される。
記録部1310に記録されたノイズ情報は、制御部12の制御のもと解析対象情報として通信部14に送られる。通信部14は、解析対象情報を外部装置20に出力する。
上記のような第2の実施の形態の半導体装置10bによれば、非周期的なノイズ情報から、所望の期間のノイズ情報を解析対象情報として抽出することができる。これにより、例えば、半導体装置10bが誤動作する期間がある程度特定されている場合、その期間におけるノイズ情報を抽出して解析することができる。また、このとき、通信部14は、必要な期間のノイズ情報のみ解析対象情報として出力するので、シリアル通信装置などの安価なものを用いることができる。
なお、上記ではクロック信号としてシステムクロック信号を用いたが、PLLなどで逓倍したものを用いるようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態の半導体装置を説明する。
図6は、第3の実施の形態の半導体装置の構成図である。
図2で示した第1の実施の形態の半導体装置10aと同一の構成要素については同一符号とし、説明を省略する。
第3の実施の形態の半導体装置10cにおいて、解析対象情報抽出部13cは、ある周波数成分のノイズ情報を解析対象情報として指定し、抽出する。例えば、信号ノイズの解析に用いられる。
解析対象情報抽出部13cは、周波数成分演算部1311と、周波数記録部1312を有する。
周波数成分演算部1311は、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)を行い、ADC11から出力されたデジタル値のノイズ情報から、周波数記録部1312に記録された特定の周波数のノイズ情報を、解析対象情報として抽出する。
周波数記録部1312は、ある周波数の値を記録する。
以下、第3の実施の形態の半導体装置10cの動作を説明する。
外部装置20から、解析対象情報を要求する旨の命令が半導体装置10cの通信部14に入力されると、通信部14はその命令を制御部12に転送する。ADC11は、制御部12の制御のもと、被観測ノードn10から入力されたアナログのノイズを、デジタルのノイズ情報に変換し、解析対象情報抽出部13cに入力する。
解析対象情報抽出部13cにおいて、周波数成分演算部1311は、システムクロック信号に応じて、入力されたノイズ情報から、周波数記録部1312に記録された特定の周波数成分のみを解析対象情報として抽出し、通信部14に出力する。通信部14は、解析対象情報を外部装置20に出力する。
上記のような第3の実施の形態の半導体装置10cによれば、非周期的なノイズ情報から、所望の周波数成分のノイズ情報を抽出することができる。これにより、例えば、半導体装置10cにおける信号ノイズなどから、誤動作の原因となる周波数成分を抽出して解析することができる。また、このとき、通信部14は、必要な周波数成分のノイズ情報のみ出力するのでシリアル通信装置などの安価なものを用いることができる。
次に、第4の実施の形態の半導体装置を説明する。
図7は、第4の実施の形態の半導体装置の構成図である。
図2で示した第1の実施の形態の半導体装置10aと同一の構成要素については同一符号とし、説明を省略する。
第4の実施の形態の半導体装置10dにおいて、解析対象情報抽出部13dは、入力されたノイズ情報から、ノイズ情報の大きさごとの発生頻度を示す統計情報を、解析対象情報として指定して抽出する。
解析対象情報抽出部13dは、選択部1313と、複数のカウンタ1314_1、1314_2、…、1314_nを有する。
カウンタ1314_1〜1314_nは、入力されるノイズ情報の大きさごとに設けられている。
選択部1313は、入力されるノイズ情報の大きさによって、いずれのカウンタ1314_1〜1314_nで計数を行うか選択することで、解析対象情報を指定している。
以下、第4の実施の形態の半導体装置10dの動作を説明する。
外部装置20から、解析対象情報を要求する旨の命令が半導体装置10dの通信部14に入力されると、通信部14はその命令を制御部12に転送する。ADC11は、制御部12の制御のもと、被観測ノードn10から入力されたアナログのノイズを、デジタルのノイズ情報に変換し、解析対象情報抽出部13dに入力する。
解析対象情報抽出部13dにおいて、選択部1313は、入力されたノイズ情報の大きさによって、いずれのカウンタ1314_1〜1314_nで計数を行うか選択する。そして選択されたカウンタ1314_1〜1314_nは、対応する大きさのノイズ情報が入力されるたびにカウントアップされていく。そして、制御部12の制御のもと、カウンタ1314_1〜1314_nの計数値が、ノイズ情報の大きさごとの発生頻度を示す統計情報として出力される。
図8は、ノイズ情報の大きさごとの発生頻度を示す分布図である。
横軸がノイズ情報の大きさ(基準となる電圧値からの差分ΔV)であり、縦軸がノイズ発生頻度(カウンタ1314_1〜1314_nの計数値)である。
通信部14は、このような統計情報を解析対象情報として外部装置20に出力する。
これにより、例えば、設計時において、ノイズが許容範囲内に収まっているか確認することなどができる。また、統計情報のみを解析対象情報として扱うため、通信部14は、シリアル通信装置などの安価なものを用いることができる。
次に、上記の第1乃至第4の実施の形態で用いるADC11の具体例を示す。
図9は、ADCの詳細を示す構成図であり、(A)はデータ処理を行う回路ブロックを示し、(B)は(A)の各回路ブロックの動作を制御する制御レジスタを示す図である。
ADC11において、端子111a、111b、111cは、例えば3種類の電源電圧VSS(0.0V)、VDD(1.2V)、VDE(3.3V)に係るノイズ情報を入力する。図9では、端子111a、111b、111cは、それぞれ、半導体装置内の異なる3箇所に配置されていることを示している。端子111a、111b、111cは、レベルシフタ112a、112b、112cと接続している。
レベルシフタ112a、112b、112cは、アナログ値のノイズ情報をAD変換時に閾値電圧(例えば1.2±1V)と比較するために、ノイズ情報の電圧値を例えば、1.2±1V程度に収まるようにレベルシフトする。
レベルシフタ112a、112b、112cから出力された複数のノイズ情報は、アナログのマルチプレクサ(MUX)113に入力され、いずれかが選択される。選択されたノイズ情報は2つのサンプルホールド/ピークホールド回路114a、114bに入力され、AD変換のために保持される。保持されたデータはスイッチSWをオンすることによってn個のアナログコンパレータ115_1、115_2、…、115_nの+端子に入力される。このときスイッチSWがオフになったサンプルホールド/ピークホールド回路114a、114bには、次のサンプルのノイズ情報が保持される。
アナログコンパレータ115_1〜115_nの−端子には、nチャンネルのDAC116により生成されたn個の異なる閾値電圧が入力される。DAC116は、アナログ電圧AVDにより閾値電圧の上限値を規定し、アナログ電圧AVSにより閾値電圧の下限値を規定している。そしてこれらの電圧値をもとに、例えば、1.2±1Vの範囲でn個の異なる閾値電圧を生成している。
アナログコンパレータ115_1〜115_nでは、入力されたノイズ情報と閾値電圧とを比較して、例えば、ノイズ情報の電圧値が閾値電圧の値よりも大きい場合には“1”を、ノイズ情報の電圧値が閾値電圧の値よりも小さい場合には“0”を出力する。この比較結果はフリップフロップ(FF)117に保持された後、nビットのデジタル値のノイズ情報として出力される。
図9(B)の制御レジスタ118は、図2、4、6、7で示した制御部12からの制御情報をスキャンクロックに応じて入力し、図9(A)の回路ブロックの各部を制御するための制御信号を出力する。制御信号の例を以下に示す。
・DAC116の閾値電圧を設定する信号
・アナログコンパレータ115_1〜115_nの電源をオンまたはオフさせるnビットの信号
・MUX113が、どのノイズ情報を選択するか制御する信号(例えば4ビット)
・サンプルホールド/ピークホールド回路114a、114bにおいてサンプルホールドを用いるかピークホールドを用いるかを選択する1ビットの信号
・回路ブロック(マクロ)全体の電源をオンまたはオフさせる1ビットの信号
なお、これらの制御信号の他、図9(A)のサンプルホールド/ピークホールド回路114a、114b、アナログコンパレータ115_1〜115_n、FF117には、システムクロック(サンプリングクロック)が、前述したクロック信号発生部15から入力される。また、制御情報は、制御レジスタ118からスキャンクロックに応じて出力するようにしてもよい。
このようなADC11を、特に前述した第1の実施の形態の半導体装置10aに適用した場合、以下のような利点がある。
図10は、あるノイズ情報に対してAD変換を行う様子を示す図である。
閾値th1、th2、th3、th4、th5、th6は所定の電圧値を示している。
例えば、閾値th3以下、閾値th4以上のノイズ情報を解析対象情報として抽出する場合、DAC116は閾値th3以下と、閾値th4以上の電圧レベルの範囲で複数の閾値を生成すればよい。この場合、アナログコンパレータ115_1〜115_nの数を削減できる。図10のように、抽出する電圧レベルの範囲で、6つの閾値th1、th2、th3、th4、th5、th6を設定した場合には、6つのアナログコンパレータ115_1〜115_6ですむ。図10のように、閾値th1、th2、th3、th4、th5、th6を設定した場合、FF117から出力される6ビットのデータは、例えば以下のようになる。
ノイズ情報が閾値th1以下の場合(領域A)→(000000)
ノイズ情報が閾値th1より大きく閾値th2以下の場合(領域B)→(000001)
ノイズ情報が閾値th2より大きく閾値th3以下の場合(領域C)→(000011)
ノイズ情報が閾値th3より大きく閾値th4以下の場合(領域D)→(000111)
ノイズ情報が閾値th4より大きく閾値th5以下の場合(領域E)→(001111)
ノイズ情報が閾値th5より大きく閾値th6以下の場合(領域F)→(011111)
ノイズ情報が閾値th6より大きい場合(領域G)→(111111)
なお、解析対象情報として、例えば、閾値th4以上のノイズ情報のみ抽出する場合には、閾値th1、th2、th3は必要ないため、制御レジスタ118の制御のもと、例えば、閾値th1、th2、th3とノイズ情報を比較していたコンパレータ115_1、115_2、115_3の電源をオフすればよい。同様に、閾値th3以下のノイズ情報のみ抽出する場合には、コンパレータ115_4、115_5、115_6の電源をオフすればよい。
次に、第5の実施の形態の半導体装置を説明する。
図11は、第5の実施の形態の半導体装置の構成図である。
第5の実施の形態の半導体装置200は、第1、第2及び第4の実施の形態の半導体装置の機能を集約したものである。
半導体装置200は、ADC201a、201b、制御レジスタ202、IF(インターフェース)203と、解析情報抽出部210を有している。
ADC201a、201bはそれぞれ、例えば、図9で示したように構成されており、スキャンクロックに応じて制御情報を入力し、システムクロック(サンプリングクロック)と制御情報に応じて、ノイズ情報をAD変換する。なお、第5の実施の形態の半導体装置200で、ADC201a、201bを2つ設けているのは、異なる場所でのノイズ情報を測定するためである。前段のADC201bに入力された制御情報は、スキャンクロックに応じて後段のADC201bにもスキャン入力される。また、ADC201bからは制御情報がスキャン出力される。なお、ADC201a、201bは、2以上あってもよい。
制御レジスタ202は、IF203を介して外部から送られてくる制御情報を保持して、ADC201aに入力する。また、後段のADC201bからは制御情報がフィードバックされて入力される。
IF203は、前述した通信部14の機能を有する。なおここでは、外部から入力された制御情報を各部に直接転送しており、制御レジスタ202とともに、前述した制御部12の機能も有している。
解析情報抽出部210は、以下の構成要素を有している。
カウンタ211は、図示しないクロック信号発生部で発生したシステムクロックを計数する。図2のカウンタ1303、図4のカウンタ1305に相当する。カウンタ211の計数値は、外部からの制御によりリセット可能である。
閾値記録レジスタ212は、図2の閾値記録部1301に相当し、ノイズ情報から解析対象情報を指定するための閾値が記録されている。閾値記録レジスタ212は、異なる閾値を記録するために複数あってもよい。
開始値記録レジスタ213及び終了値記録レジスタ214は、図4の開始値記録部1306、終了値記録部1307に相当し、ノイズ情報から解析対象情報を指定する開始タイミングと終了タイミングとを記録する。
ステータス記録レジスタ215は、メモリ216a、216bの記録状態(メモリ容量の残量など)をメモリコントローラ217より入力して記録する。
2つのADC201a、201bに対応して設けられたメモリ216a、216bは、図2、図4の記録部1304、1310に相当する。メモリコントローラ217の制御に応じて、カウンタ211の計数値や、ADC201a、201bからのノイズ情報を記録する。
メモリコントローラ217は、図2の比較部1302、図4の比較部1308、1309の機能を有する。例えば、ノイズ情報ADC201a、201bからのノイズ情報と閾値記録レジスタ212に記録されている閾値とを比較して、閾値以下または閾値以上の場合に、メモリ216a、216bに記録開始信号を送出して、そのときのノイズ情報やカウンタ211の計数値を記録させる。また、カウンタ211の計数値と、開始値記録レジスタ213に記録された開始タイミングを比較して、計数値が開始タイミングと一致すると、メモリ216a、216bに記録開始信号を送出して、ノイズ情報の記録を開始させる。そして、カウンタ211の計数値と、終了値記録レジスタ214に記録された終了タイミングを比較して、計数値が終了タイミングと一致すると、メモリ216a、216bに記録終了信号を送出して、ノイズ情報の記録を終了させる。
これらの各機能は、外部からの制御信号に応じて切り替えることができる。
2つのADC201a、201bに対応して設けられたセレクタ218a、218bは、図7の選択部1313に相当し、ADC201a、201bから入力されるノイズ情報の大きさに応じて、いずれの統計情報用カウンタ219a_1〜219a_n、219b_1〜219b_nで計数を行うか選択する。
図7のカウンタ1314_1〜1314_nに相当する統計情報用カウンタ219a_1〜219a_n、219b_1〜219b_nは、2つのADC201a、201bに対応して2組設けられている。そして、各組の統計情報用カウンタ219a_1〜219a_n、219b_1〜219b_nは、それぞれ、入力されるノイズ情報の大きさごとに独立に計数する。
解析対象情報レジスタ220a、220bは、2つのメモリ216a、216bに対応して設けられ、メモリ216a、216bに記録された解析対象情報を、IF203を介して外部に出力するためのバッファとして機能する。
上記の半導体装置200の動作は、第1、第2及び第4の実施の形態の半導体装置10a、10b、10dと同じであるので説明を省略するが、上記の構成によれば、前述した第1、第2及び第4の実施の形態の半導体装置の機能を集約できるとともに、各機能の組合せが可能になる。例えば、開始値記録レジスタ213に記録された開始タイミング及び終了値記録レジスタ214に記録された終了タイミングで規定された期間内で、閾値記録レジスタ212に記録された閾値以上(または閾値以下)のノイズ情報を解析対象情報として抽出することができる。
また、統計情報用カウンタ219a_1〜219a_n、219b_1〜219b_nから出力された解析対象情報である統計情報を外部で参照し、その統計情報に応じた閾値を閾値記録レジスタ212に記録することも可能である。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 半導体装置
2 ADC
3 制御部
4 解析対象情報抽出部
5 通信部
6 外部装置
n1 被観測ノード

Claims (7)

  1. 半導体装置内で発生するノイズを計測する半導体装置において、
    観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定し、指定した前記解析対象情報のみを前記ノイズ情報から抽出する解析対象情報抽出部と、
    抽出した前記解析対象情報を外部出力する通信部と、を含み、
    前記解析対象情報抽出部は、入力された前記ノイズ情報の値と所定の閾値とを比較し、前記閾値以下または前記閾値以上の大きさの前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出し、クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを示す計数値を前記ノイズ情報とともに前記解析対象情報として出力
    前記解析対象情報抽出部は、更に、
    前記クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを計数するカウンタと、
    前記ノイズ情報を抽出する開始タイミングを記録する開始値記録部と、
    前記ノイズ情報の抽出の終了タイミングを記録する終了値記録部と、
    前記カウンタの計数値と前記開始タイミングを比較して、前記計数値と前記開始タイミングが一致した場合に、前記ノイズ情報の記録開始信号を出力する第1の比較部と、
    前記計数値と前記終了タイミングを比較して、前記計数値と前記終了タイミングが一致した場合に、前記ノイズ情報の記録終了信号を出力する第2の比較部と、
    前記記録開始信号が入力されると前記ノイズ情報の記録を開始し、前記記録終了信号が入力されると前記ノイズ情報の記録を終了し、記録した前記ノイズ情報を前記解析対象情報として出力する記録部と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ノイズ情報をアナログ−デジタル変換してから前記解析対象情報抽出部に入力するアナログ−デジタル変換器を更に有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記アナログ−デジタル変換器は、前記ノイズ情報のうち、前記解析対象情報として抽出する前記ノイズ情報の電圧レベルの範囲で複数の閾値電圧を発生するデジタル−アナログ変換器と、
    入力した前記ノイズ情報のアナログ値と、前記閾値電圧とを比較する複数のアナログコンパレータと、
    を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記解析対象情報抽出部は、所定期間内の前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記解析対象情報抽出部は、特定の周波数成分の前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 半導体装置内で発生するノイズを計測する半導体装置において、
    観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定し、指定した前記解析対象情報のみを前記ノイズ情報から抽出する解析対象情報抽出部と、
    抽出した前記解析対象情報を外部出力する通信部と、を含み、
    前記解析対象情報抽出部は、入力された前記ノイズ情報の値と所定の閾値とを比較し、前記閾値以下または前記閾値以上の大きさの前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出し、クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを示す計数値を前記ノイズ情報とともに前記解析対象情報として出力し、
    前記解析対象情報抽出部は、前記ノイズ情報の大きさごとの発生頻度を示す統計情報を、前記解析対象情報として抽出すること、
    を特徴とする半導体装置。
  7. 半導体装置内で発生するノイズを前記半導体装置内で計測するノイズ計測方法において、
    観測されるノイズ情報から誤動作の原因となるノイズを解析するための解析対象情報を指定し、
    入力された前記ノイズ情報の値と所定の閾値とを比較し、前記閾値以下または前記閾値以上の大きさの前記ノイズ情報を前記解析対象情報として抽出し、
    クロック信号をもとに前記ノイズ情報の発生タイミングを計数し、
    抽出する前記ノイズ情報の前記発生タイミングを示す計数値を前記ノイズ情報とともに前記解析対象情報として前記半導体装置の外部に出力し、
    出力される前記ノイズ情報は、ノイズが許容範囲に収まっているか否かを確認するための前記ノイズ情報に対応する、前記ノイズ情報の大きさごとの発生頻度であること、
    を特徴とするノイズ計測方法。
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