JP5269933B2 - 光学多層膜フィルタ - Google Patents

光学多層膜フィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP5269933B2
JP5269933B2 JP2011044845A JP2011044845A JP5269933B2 JP 5269933 B2 JP5269933 B2 JP 5269933B2 JP 2011044845 A JP2011044845 A JP 2011044845A JP 2011044845 A JP2011044845 A JP 2011044845A JP 5269933 B2 JP5269933 B2 JP 5269933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
optical multilayer
multilayer filter
thin film
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011044845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011158909A (ja
Inventor
元生 高田
伸也 亀卦川
利真 西
裕人 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority to JP2011044845A priority Critical patent/JP5269933B2/ja
Publication of JP2011158909A publication Critical patent/JP2011158909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5269933B2 publication Critical patent/JP5269933B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は例えば水晶からなる光学ローパスフィルタ(OLPF:Optical Low Pass Filter)の表面に形成する光学多層膜フィルタの帯電を除去する方法として、光学多層膜フィルタの表面に金属膜を形成する技術に関する。
従来、デジタルビデオカメラやディジタルカメラの固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)センサまたはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサの前面にはガラス基板又は水晶基板などで構成された光学ローパスフィルタを設置している。光学的ローパスフィルタは、低い周波数成分を通し、高周波成分をカットすることで、主として輝度差が大きい細かな模様をボカしている。例えば、固体撮像素子は規則正しく並んだ細かい模様を撮影すると干渉縞(モアレ)が発生し、また逆光に輝く髪の毛など、輝度差が激しい輪郭部分は偽色(色モアレ)と呼ばれる色づきが発生してしまう。このため、光学ローパスフィルタはこうした干渉縞や偽色を低減するために、画像をわずかにボカすことでエッジを鈍らせ、干渉縞と偽色とを除去している。
また、こうした光学ローパスフィルタの前面又は後面には、光学多層膜フィルタを設置している。光学多層膜フィルタは赤外線感度の良い固体撮像素子をより人間の視覚に近づけるために赤外線を除去して、人間が感じる可視光領域だけを通過させる役目をしている。光学ローパスフィルタの基板はガラス基板又は水晶基板であるため、その圧電効果により帯電し、光学ローパスフィルタが帯電すると、その表面の光学多層膜フィルタも帯電する。帯電した光学多層膜フィルタはゴミを吸着しやすくなり、特にレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラにおいて、レンズ交換を行うたびに外気に触れ、外気中のチリ、ホコリなどのゴミを吸着しやすくなる。また、付着したゴミは帯電しているために、除去も難しくなる。
特許文献1では光学多層膜フィルタの最終層に、酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)を蒸着させ、光学多層膜フィルタの表面を導電体で形成する方法で帯電を除去していた。ITOは可視光の透過率が約90%あり、膜の光学特性を変化させない方法と用いられてきた。
特開2007−298951
しかしながら、ITOを蒸着する方法は屈折率の高い誘電体膜と低い誘電体膜とを交互に積層した最後にITOを蒸着させるため、蒸着層内を汚し、光学多層膜フィルタの特性を劣化させる問題がある。また、インジウムInは希少金属であり、ITOが液晶パネルや有機ELなどのFPD(フラット・パネル・ディスプレイ)に広く使われ、価格の高騰と将来の供給不足とが心配される。
本発明の目的は、ITOに代わる光学多層膜フィルタを形成することにより、光学多層膜フィルタの表面に導電性を持たせ、光学ローパスフィルタからの静電気を除去することにある。
第1の観点の光学多層膜フィルタは、高屈折率材料から成る高屈折率薄膜と、低屈折率材料から成る低屈折率薄膜とが交互に複数積層された多層膜を、透明基板上に成膜した光学多層膜フィルタである。そして、高屈折率材料及び低屈折率材料よりも小さな原子量で組成された蒸着材料を最終層に形成する。
この構成により、ITOを使用することなく導電性の高い光学多層膜フィルタを提供することができ、この光学多層膜フィルタは静電気が溜まることがなくゴミ、ホコリなどが付着することがない。
第2の観点の光学多層膜フィルタの高屈折率薄膜は、TiO、Nb、Taのいずれか、又はTiO、Nb、Taのいずれかを主成分とした複合酸化物から成り、低屈折率薄膜は、SiO、Biのいずれか、又はLaとAlとの複合酸化物から成る酸化物である。
これらの材料が高屈折率薄膜又は低屈折率薄膜として適用できる。
第3の観点の光学多層膜フィルタの透明基板が、ガラス基板又は水晶基板である。
ガラス基板又は水晶基板が光学フィルタとして適している。
本発明の光学多層膜フィルタは最終層である光学多層膜フィルタの表面にITO等の透明電極材料を用いずに金属膜を形成することで光学ローパスフィルタからの静電気を除去することにある。
<<実施例1>>
本発明の光学多層膜フィルタ30は光学ローパスフィルタである水晶基板20の表面に高い屈折率の酸化物と、低い屈折率の酸化物とを積層し、最終層に低い屈折率の非酸化物を積層することで、除電機能のもつ光学多層膜フィルタ30を提供する。例えば、光学多層膜フィルタ30は屈折率の高い材料として二酸化チタン(TiO)32を用い、屈折率の低い材料として二酸化ケイ素(SiO)33を用いている。光学多層膜フィルタ30は高屈折材料と低屈折材料とを20層から60層重ねることで、赤外線を除去し、最終層にフッ化マグネシウム(MgF)31を積層することで、帯電を除去する。
<光学多層膜フィルタ30の製造方法>
光学多層膜フィルタ30は温度や湿度の変化に対する光学特性の変化が少ない、安定な薄膜形成が求められる。このため、光学多層膜フィルタ30はイオンアシスト蒸着(IAD:Ion Assisted Deposition)などの手法を用いて薄膜を形成している。イオンアシスト蒸着装置10は図1に示すような構成により、均一で安定な光学多層膜フィルタ30を形成している。
図1で示すように、イオンアシスト蒸着装置10は真空チャンバ19の容器で囲まれ、イオンアシストするためのイオン源13を備えている。イオン源13は蒸発物質21にイオン22で運動エネルギーを与え、堆積する膜の結晶構造をアモルファス化する。アモルファス化することは薄膜の密度を向上させ、外気中においても波長シフトの起こりにくい特性を得ることができる。
また、イオンアシスト蒸着装置10は照射したイオン22(+)で薄膜に電荷が蓄積するため、中和器14で電子23(−)を照射し、電荷の蓄積を防止している。
また、イオンアシスト蒸着装置10は真空チャンバ19内で高い屈折率の蒸発物質を飛散させる第1蒸発源11と、低い屈折率の蒸発物質を飛散させる第2蒸発源12とを備えている。各蒸発源の上部にはシャッタ16があり、シャッタ16の上部には基板ドーム15が設置されている。基板ドーム15の内側には水晶基板20を配置し、基板ドーム15を回転させることで、水晶基板20に蒸発物質21が均一に堆積することができる。
イオンアシスト蒸着装置10の第1蒸着工程では第1蒸発源11と第2蒸発源12とに電子銃17で電子を照射することで、各蒸発源の物質を蒸発させ、上部のシャッタ16を交互に、また所定の時間開けることで、第1蒸発源11と第2蒸発源12との材料を所定の厚みに積層することができる。例えば第1蒸発源11には二酸化チタン32を入れ、第2蒸発源12に二酸化ケイ素33を入れる。なお、二酸化チタン32の成膜時には酸素ガスを供給しながら蒸着させる。
イオンアシスト蒸着装置10の第2蒸着工程では、第1蒸発源11に代えて第3蒸発源(図示せず)を配置し、第3蒸発源にフッ化マグネシウム31を入れて電子銃17で電子を照射することでフッ化マグネシウム31を蒸発させて、水晶基板20の最上膜を形成する。
イオンアシスト蒸着装置10の真空チャンバ19は第1蒸着工程で常に真空引きし続け、二酸化チタン32と二酸化ケイ素33とを積層する。第1蒸着工程の終了後にイオンアシスト蒸着装置10は真空チャンバ19を一旦大気開放し、その後第2蒸着工程を開始する。大気開放することで大気中の水分(水蒸気)が真空チャンバ19内に入り、基板ドーム15に取り付けられた水晶基板20に水分が吸収される。第2蒸着工程を開始するにあたり、再度、イオンアシスト蒸着装置10は真空チャンバ19を真空引きし続け、フッ化マグネシウム31を積層する。
第1蒸着工程後に真空チャンバ19を大気開放することは、第1蒸着工程の二酸化ケイ素層と二酸化チタン層とに水分が入り込み、第2蒸着工程のマグネシウムMgが適量に二酸化ケイ素層と二酸化チタン層とに入り込む効果がある。
<光学多層膜フィルタ30の構成>
光学多層膜フィルタ30の光透過率は透明薄膜の屈折率と膜厚の積で決まるため、所望する赤外線を反射するように屈折率と膜厚と積層数とを設計する。一般的に膜厚は波長の反射率もしくは透過率が最大になるように波長の1/4前後に設計される。
図2はイオンアシスト蒸着装置10で水晶基板20に薄膜を積層した構成図を示す。例えば、赤外線を除去するために、水晶基板20に透明薄膜である高い屈折率の二酸化チタン32を1層目に蒸着し、2層目に低い屈折率の二酸化ケイ素33を蒸着し、交互に積層することで複層にする。最終層のn層には低い屈折率のフッ化マグネシウム31を積層し、(n−1)層には低い屈折率の二酸化ケイ素33を積層している。n層と(n−1)層は光学多層膜フィルタ30のなかで唯一、低い屈折率の物質同士を重ね、2種類の物質で所定の薄膜を形成する。薄膜の積層数は積層方法により20層から60層に重ねる。
最終層(n層)に積層したフッ化マグネシウム31のマグネシウムMgは低い屈折材料や高い屈折材料より小さな原子量を持ち、また酸素と結合しやすい性質のため、下層の二酸化ケイ素層に入り込み、酸素と結合することで、一酸化マグネシウム(MgO)が形成される。また、マグネシウム(Mg)は二酸化ケイ素層の下部の二酸化チタン層にも入り込み、一酸化マグネシウム(MgO)が形成されることで、一酸化チタン(TiO)が形成される。ちなみに、マグネシウム(Mg)の原子量は24.305、フッ素(F)の原子量は18.998、ケイ素(Si)の原子量は28.085、チタン(Ti)の原子量は47.867である。
酸化マグネシウムと一酸化チタンとは共に金属膜であるため導電性がある。つまり、光学多層膜フィルタ30の表面に金属膜を形成することができ、除電効果を持つことができる。
図3は適量にマグネシウム(Mg)が二酸化チタン層にまで入り込んだ光学多層膜フィルタ30を調べたグラフである。図3のグラフはX軸に光学多層膜フィルタ30の表面からの深さをとり、Y軸に各元素の量をカウントで示している。なお、光学多層膜フィルタ30に含まれるフッ素(F)又は酸素(O)はグラフを分かりやすくするため表示していない。
グラフで分かるように光学多層膜フィルタ30の表面より50nm付近までn層のマグネシウム(Mg)がピークを示し、(n−2)層まで徐々に減少し、二酸化チタン層にも入り込んでいる様子が分かる。二酸化チタン層にはマグネシウム(Mg)が図3の破線枠Aで示すように10カウントから50カウントの幅で混入し、酸化マグネシウムと一酸化チタンとが形成されている。(n−3)層以下にはマグネシウムMgが10カウント以下になり、真空チャンバ19内を浮遊するマグネシウム(Mg)が混入しているものと考えられる。
(n−1)層の二酸化ケイ素層は光学多層膜フィルタ30の表面より70nm付近でケイ素Siのピークがあり、(n−2)層では2桁程度低いカウントとなっている。また、(n−2)層の二酸化チタン層のチタンTiは(n−3)層で3桁程度低いカウントとなっており、各層の主元素が入れ替わっていることが分かる。
以上より、イオンアシスト蒸着装置10では、所定厚でそれぞれの物質が水晶基板20に蒸着され、マグネシウムMgの特性により、適度に下層まで入り込んでいる様子が分かる。これにより光学多層膜フィルタ30は赤外線を除去し、また金属膜を形成することができ帯電を除去することができる。
図4はマグネシウムMgが二酸化チタン層に入り込みすぎた、不良品の光学多層膜フィルタ30を示す。図4の破線枠Bで示すようにマグネシウムMgは(n−2)層の二酸化チタン層で100カウントから200カウント程度の量が入り込んでいるのが分かる。
不良品の光学多層膜フィルタ30は第1蒸着工程で二酸化チタン32と二酸化ケイ素33とを積層した後に、真空状態を維持したまま、第2蒸着工程のフッ化マグネシウム31を積層する。真空状態のまま第2蒸着工程に移ると、マグネシウムMgは水分に阻害されることなく二酸化チタン層までより多く入り込む。この結果、一酸化マグネシウムと一酸化チタンとがより多く形成されるため除電効果を持つことができるが、光学多層膜フィルタ30は金属成分が増えすぎて黒くなってしまい赤外線除去フィルタの役目をなさない。
本実施形態の良品の光学多層膜フィルタ30は除電性能のテストを行うと、帯電したフィルタの除電効果がよくわかる。たとえば、除電性能のテストは光学多層膜フィルタ30をワイピングクロスなどで擦り、500V以上の静電気を帯電させる。次に光学多層膜フィルタ30の表面とアースとを接続すると帯電した静電気は0Vになり、除電されることがわかる。たとえば、第1蒸着工程終了後の光学多層膜フィルタ30を同じ方法で除電性能のテストを行うと、第1蒸着工程終了後の光学多層膜フィルタ30は光学多層膜フィルタ30の表面とアースとを接続しても数百Vの静電気が残り、帯電が除去されてないことが分かる。
<<実施例2>>
実施例2は実施例1での光学多層膜フィルタ30をデジタルスチルカメラの撮像モジュール100に適用した場合を示す。図5はデジタルスチルカメラの撮像モジュール100の構成図である。撮像モジュール100は光学ローパスフィルタである水晶基板20と、光学ローパスフィルタの前面に蒸着した光学多層膜フィルタ30と、CCDセンサまたはCMOSセンサなどの固体撮像素子40と、固体撮像素子40の駆動部50と、で構成されている。
入射光70はレンズ60を通過し、撮像モジュール100に入射する。撮像モジュール100に入った光は、光学多層膜フィルタ30を通過して赤外線が除去され、光学ローパスフィルタである水晶基板20を通過することでモアレの原因である、高周波成分が除去される。処理された入射光は固体撮像素子40で電気信号に変換される。固体撮像素子40は駆動部50で駆動され画像処理部(図示せず)へ伝送される。
光学多層膜フィルタ30の表面にはアースが接続され、圧電素子である水晶基板20で帯電した静電気を除去する。
本発明の実施形態では光学ローパスフィルタの水晶基板に光学多層膜フィルタ30を直接蒸着したが、ガラス基板などの他の透明基板に光学多層膜フィルタ30を蒸着させる方法でもよい。
また、本発明の実施形態では高い屈折材料として、二酸化チタン(TiO)を用いていたが五酸化タンタル(Ta五酸化ニオブ(Nb)の酸化物や、これらを主成分とした複合酸化物であっても良い。
また、本発明の実施形態では低い屈折材料として、二酸化ケイ素(SiO)を用いていたが酸化ビスマス(Bi)の酸化物や、酸化ランタン(La)と酸化アルミニウム(Al)との複合酸化物であっても良い。
また、本発明の実施形態では最終層にフッ化マグネシウム(MgF)を用いていたがフッ化リチウム(LiF)を用いても良い。なお、リチウム(Li)の原子量は6.941である。
イオンアシスト蒸着装置10の構成図を示す斜視図である。 水晶基板20に薄膜を積層した構成図である。 良品の光学多層膜フィルタ30における薄膜の構成を調べたグラフである。 不良品の光学多層膜フィルタ30における薄膜の構成を調べたグラフである。 デジタルスチルカメラの撮像モジュール100の構成図である。
10 … イオンアシスト蒸着装置
11 … 第1蒸発源
12 … 第2蒸発源
13 … イオン源
14 … 中和器
15 … 基板ドーム
16 … シャッタ
17 … 電子銃
19 … 真空チャンバ
20 … 水晶基板
21 … 蒸発物質
22 … イオン(+)
23 … 電子(−)
30 … 光学多層膜フィルタ
31 … フッ化マグネシウム
32 … 二酸化チタン
33 … 二酸化ケイ素
40 … 固体撮像素子
50 … 駆動部
100 … 撮像モジュール

Claims (4)

  1. 酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)を使用しない光学多層膜フィルタであって、
    酸化物の高屈折率材料から成る高屈折率薄膜と酸化物の低屈折率材料から成る低屈折率薄膜とが交互に複数積層された多層膜が積層された透明基板からなり、
    最終層の2層前に前記高屈折率薄膜を、最終層の1層前に前記低屈折率薄膜を真空状態で形成し一旦大気解放された後、最終層にMgF又はLiFの蒸着材料を真空状態で形成した光学多層膜フィルタ。
  2. 前記高屈折率薄膜は、TiO、Nb、Taのいずれか、又はTiO、Nb、Taのいずれかを主成分とした複合酸化物から成り、前記低屈折率薄膜は、SiO、Biのいずれか、又はLaとAlとの複合酸化物から成る酸化物であることを特徴とする請求項1に記載の光学多層膜フィルタ。
  3. 前記透明基板が、ガラス基板又は水晶基板であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の光学多層膜フィルタ。
  4. 前記最終層のMgF又はLiFが、前記高屈折率薄膜及び前記低屈折率薄膜の酸素と反応して、最終層のMgF又はLiFの一部が酸化金属膜となり、且つ所定の透過率を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光学多層膜フィルタ。
JP2011044845A 2011-03-02 2011-03-02 光学多層膜フィルタ Expired - Fee Related JP5269933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011044845A JP5269933B2 (ja) 2011-03-02 2011-03-02 光学多層膜フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011044845A JP5269933B2 (ja) 2011-03-02 2011-03-02 光学多層膜フィルタ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007324227A Division JP4693836B2 (ja) 2007-12-17 2007-12-17 赤外線カットフィルタ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011158909A JP2011158909A (ja) 2011-08-18
JP5269933B2 true JP5269933B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=44590841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011044845A Expired - Fee Related JP5269933B2 (ja) 2011-03-02 2011-03-02 光学多層膜フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5269933B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7396346B2 (ja) 2019-02-26 2023-12-12 Agc株式会社 光学フィルタ、光学フィルタの搬送支持体、光学フィルタの製造方法
CN111893434A (zh) * 2020-07-31 2020-11-06 江苏星浪光学仪器有限公司 一种超薄滤光片的蒸发镀膜工艺
CN112162342B (zh) * 2020-10-15 2022-07-05 昆明南旭光电技术有限公司 一种特殊的红外滤光片及其镀膜方法
CN113355646B (zh) * 2021-06-10 2022-08-30 西华师范大学 一种基于多源共蒸技术的薄膜监测制备装置及方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10123303A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Victor Co Of Japan Ltd 反射防止光学部品
JP2002040236A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Minolta Co Ltd 多層光学薄膜
JP2006084994A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Nidec Copal Corp Ndフィルタ及びこれを用いた光量絞り装置
JP2006249499A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Canon Inc 複合成膜装置
JP4462197B2 (ja) * 2006-01-23 2010-05-12 ソニー株式会社 光学ローパスフィルタ
JP2007316107A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Canon Inc 赤外線カットフィルタとその製造方法、赤外線カットフィルタを有する光学部品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011158909A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4693836B2 (ja) 赤外線カットフィルタ及びその製造方法
JP6034785B2 (ja) 光学部材
JP5268436B2 (ja) 光学フィルタ及び撮像装置
US8535807B2 (en) Anti-reflection film and infrared optical element
JP6006718B2 (ja) 光学フィルタ、光学機器、電子機器及び反射防止複合体
JP5269933B2 (ja) 光学多層膜フィルタ
JP2009145710A5 (ja) 光学多層膜フィルタおよびその製造方法
US20100226004A1 (en) Optical Article and Method for Producing the Same
JP2006301489A (ja) 近赤外線カットフィルタ
JP2009139925A (ja) 光学多層膜フィルタ、光学多層膜フィルタの製造方法および電子機器装置
KR20070099454A (ko) 광학 다층막 필터, 광학 다층막 필터의 제조 방법 및 전자기기 장치
WO2007083661A1 (ja) 光学ローパスフィルタ
KR100991056B1 (ko) 광학 다층막 필터, 광학 다층막 필터의 제조 방법 및 전자기기 장치
WO2014192670A1 (ja) 光学フィルタ、光学フィルタの製造方法
JP5237331B2 (ja) 多機能付偏光フィルター及び多機能付偏光フィルターの製造方法
JP2006011408A (ja) 光学素子及び光学機器
US8390175B2 (en) Optical device and optical apparatus
JP2005148379A (ja) 光学素子および撮像装置
JP2007316107A (ja) 赤外線カットフィルタとその製造方法、赤外線カットフィルタを有する光学部品
JP6504997B2 (ja) 放射線像変換パネル、放射線像変換パネルの製造方法、放射線イメージセンサ及び放射線イメージセンサの製造方法
JP2010206626A (ja) 光学フィルタおよび撮像システム
JP2003279726A (ja) 赤外線カットフィルタ付き光学ローパスフィルタ
JP2005044937A (ja) 固体撮像デバイス
KR20090130717A (ko) 마이크로 렌즈용 코팅필름 및 그 제조방법
JP2018180429A (ja) 光学フィルタ及び光量調整装置並びに撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130422

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees