JP5268064B2 - プラスミド、形質転換体、及び3−カルボキシムコノラクトンの製造方法 - Google Patents

プラスミド、形質転換体、及び3−カルボキシムコノラクトンの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、植物芳香族成分の低分子化処理混合物に含まれるバニリン、バニリン酸、プロトカテク酸又はそれらの混合物から、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンを発酵生産するための多段反応プロセスを構成する酵素をコードした遺伝子を含む組換えプラスミド、前記組換えプラスミドを導入した形質転換体、及びそれを用いる3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンの工業的製造法に関する。
植物主要成分であるリグニンは、芳香族高分子化合物として植物細胞壁に普遍的に含まれているバイオマス資源であるが、リグニンを主成分とする植物由来の芳香族成分は、多様な化学構造を有する成分で構成されていることや複雑な高分子構造を持つために、有効な利用技術が開発されていない。これまで知られている利用技術としては、当該芳香族成分をアルカリ分解などの化学分解で生成する低分子芳香族分解物から、香料原料であるバニリンを分離製造する技術がある。しかし、現在のところ、化学分解で生成するバニリン以外の多量の低分子芳香族物質の有効な利用方法は知られていない。そのため製紙工程で大量に生成するリグニンは有効利用されることなく、重油の代替え品として燃焼されている。
一方、本発明者らは、リグニン等の植物芳香族成分が、加水分解や酸化分解、可溶媒分解などの化学的分解法、超臨界水や超臨界有機溶媒による物理化学的分解法などにより、バニリン、シリンガアルデヒド、バニリン酸、シリンガ酸、プロトカテク酸等を含む低分子混合物に変換され、更に、これら5種類の化合物が、機能性プラスチック原料や化学製品の原料となり得る単一の中間物質2−ピロン−4,6−ジカルボン酸に変換されることを見出している。
また、本発明者らは、2−ピロン−4,6−ジカルボン酸を発酵生産するための多段反応プロセスを構成する4種類の酵素(ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ、ディメチラーゼ、プロトカテク酸4,5−ジオキシゲナーゼ、4−カルボキシ−2−ヒドロキシムコン酸−6−セミアルデヒドデヒドロゲナーゼ)をコードする遺伝子を保有する形質転換細胞を用いて、バニリン、シリンガアルデヒド、バニリン酸、シリンガ酸又はプロトカテク酸から2−ピロン−4,6−ジカルボン酸を製造する方法を報告している(例えば、特開2005−278549号公報参照)。
しかしながら、バニリン、シリンガアルデヒド、バニリン酸、シリンガ酸、プロトカテク酸等からの発酵生産によって得られる、2−ピロン−4,6−ジカルボン酸以外の中間体は多数知られているものの、それらの発酵生産法は報告されていない。
従って、本発明は、バニリン、バニリン酸、プロトカテク酸等を含む植物成分由来低分子混合物から、多段階の酵素反応を介して、植物成分由来成分の1つである3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンを工業的スケールで発酵生産する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、斯かる現状に鑑み鋭意検討した結果、ディメチラーゼ遺伝子(vanAB遺伝子)及びベンズアルデヒドデヒドロゲナーセ遺伝子(ligV遺伝子)に加えてプロトカテク酸環を開裂するプロトカテク酸3,4−ジオキシゲナーゼをコードする遺伝子(pcaHG遺伝子)を含む組換えプラスミドを導入した形質転換体を、バニリン等の存在下で培養することにより、対応する3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸が生成することを見出し、更に、この3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸を酸で処理することにより、3−カルボキシムコノラクトンが高収率かつ安価に製造できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(1)バニリン酸ディメチラーゼ遺伝子(vanAB遺伝子)、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーセ遺伝子(ligV遺伝子)及びプロトカテク酸3,4−ジオキシゲナーゼ遺伝子(pcaHG遺伝子)を含む、組換えプラスミド。
(2)前記vanAB遺伝子が、配列番号7で示されるDNA分子である、(1)記載の組換えプラスミド。
(3)前記ligV遺伝子が、配列番号8で示されるDNA分子である、(1)又は(2)記載の組換えプラスミド。
(4)前記pcaH遺伝子が、配列番号1で示されるDNA分子であり、かつ前記pcaG遺伝子が、配列番号3で示されるDNA分子である、(1)〜(3)のいずれか1記載の組換えプラスミド。
(5)(1)〜(4)のいずれか1記載の組換えプラスミドが導入されてなる形質転換体。
(6)(1)〜(4)のいずれか1記載の組換えプラスミドが、シュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)PpY1100株に導入されてなる、(5)記載の形質転換体。
(7)バニリン、バニリン酸、プロトカテク酸又はこれらの2以上の混合物の存在下に、(5)又(6)記載の形質転換体を培養することを特徴とする、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンの製造方法。
図1は、組換えプラスミドpULVHGの作製方法を示す図である。
図2は、本発明の組換えプラスミドpKTVDHGの作製方法を示す図である。
図3は、Pseudomonas putida PpY1100(pKTVDHG)の培養による3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸の生成過程のOD増殖曲線(菌体量の増加)を示す。
図4は、バニリン、バニリン酸又はプロトカテク酸から、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸への変換反応の進行過程を示すTLCである。図4において、(a):バニリン、(b):バニリン酸、(c):プロトカテク酸、(d):3−カルボキシムコノラクトン、(e):バニリンからの変換(12時間)、(f):バニリン酸からの変換(12時間)、(g):プロトカテク酸からの変換(12時間)を示す。
本発明によれば、バニリン、バニリン酸又はプロトカテク酸から、単一の3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンを高収率かつ安価に発酵生産することができる。
本発明の組換えプラスミドpKTVDHGは、バニリン等から2−ピロン−4,6−ジカルボン酸を生産する多段階プロセスを触媒する酵素遺伝子(vanA、vanB、ligA、ligB及びligC)を含む公知の組換えプラスミドpKTVLABC(特開2005−278549号公報の図15)のligABC遺伝子部位に、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ遺伝子(ligV遺伝子)を、更にその下流にプロトカテク酸の環を開裂するプロトカテク酸3,4−ジオキシゲナーゼをコードする遺伝子(pcaHG遺伝子)を組み込んだプラスミドである。
本発明の組換えプラスミドpKTVDHGは、シュードモナス属細菌をはじめとした広い宿主域を有し、当該組換えプラスミドが導入された形質転換体において、ligV遺伝子、vanAB遺伝子及pcaHG遺伝子を同調的に発現して、植物成分もしくは石油成分由来又は化学的に合成されたバニリン、バニリン酸、プロトカテク酸又はこれらの混合物から3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンを生産することができる。
すなわち、pcaHG遺伝子の存在により、プロトカテク酸は、2−ピロン−4,6−ジカルボン酸に変換されることなく、プロトカテク酸の環が開き、3−カルボキシムコノラクトンの前駆体である、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸を与える。
組換えプラスミドpKTVLABCの作製方法については特開2005−278549号公報に詳細に記載されている。プラスミドpKTVLABCに組み込まれるvanAB遺伝子は、同文献に記載の、i)Pseudomonas putida PpY101株由来のバニリン酸ディメチラーゼ遺伝子(同文献の配列番号1)、又はii)バニリン酸ディメチラーゼ酵素をコードするDNA分子(同文献の配列番号2及び/又は3)である。これらのvanAB遺伝子の内で、好ましくは、Pseudomonas putida PpY101株由来のバニリン酸ディメチラーゼ遺伝子であり、本明細書において配列番号7とする。
本発明で使用するligV遺伝子は、特開2005−278549号公報に記載の、i)Sphingomonas paucimobilis SYK−6株由来の、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ遺伝子(同文献の配列番号21)、ii)ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ酵素をコードするDNA分子(同文献の配列番号22)、iii)同文献の配列番号21に記載のDNA分子又はその相補配列からなるDNA分子と緊縮条件下でハイブリダイズし、かつベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ活性を有するポリペプチドをコードするDNA分子、又はiv)同文献の配列番号22に記載のアミノ酸配列の1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換及び/又は付加されたアミノ酸配列からなり、かつベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNA分子、から選ばれるDNA分子でよい。これらのligV遺伝子の内で、好ましくは、Sphingomonas paucimobilis SYK−6株由来の、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーゼ遺伝子であり、本明細書において配列番号8とする。ligV遺伝子の微生物からの分離、断片化手段は特に制限されず、同文献に記載の方法に従って行うことができる。
本発明で使用するpcaHG遺伝子は、J Bacteriol.1989 Nov;171(11):5915−21やPesudomonas putida KT2440株の全ゲノムデータ(NCBI accession number:NC_002947)等を参照し取得することができる。
pcaHG遺伝子の具体的な取得手段は特に制限されないが、例えばKT2440株からゲノムDNAを抽出し、制限酵素等により切断し、DNA断片とし、一方、制限酵素等を用いて、ファージ、プラスミド等のベクターDNAから、ゲノムDNA断片が挿入可能な制限酵素末端を作製する。このゲノムDNA断片とベクターDNAとを公知のDNAリガーゼを用いて組換えベクターを作製する。この組換えベクターを好適な宿主細胞に導入し、目的の組換えベクターを保持する形質転換体を選択し、当該形質転換体より目的の組換えベクターを分離することにより取得できる。
ゲノムの抽出は常法により行うことができる。例えば、微生物の培養菌体を集菌し、例えばプロテアーゼKにて菌体を溶菌した後、フェノール抽出による除タンパク質処理、プロテアーゼ処理、リボヌクレアーゼ処理、アルコールによるゲノムDNAの沈殿、遠心分離などの方法を適宜組み合わせて行うことが好ましい。
プラスミドとしては、例えば、大腸菌を宿主とするpUC18、pUC19、pUC118、pUC119、pKT230MC、Bluescript等を好ましく使用できる。制限酵素による切断後に、適宜、切断末端を脱リン酸化してもよい。公知のDNAリガーゼとしては、例えばT4DNAリガーゼが挙げられる。
Pesudomonas putida KT2440株から取得したPcaH遺伝子の読み取り枠のヌクレオチド配列を配列番号1に、そのアミノ酸配列を配列番号2に、PcaG遺伝子の読み取り枠のヌクレオチド配列を配列番号3に、そのアミノ酸配列を配列番号4に各々示す。
本発明の組換えプラスミドpKTVDHGは、例えば以下のようにして作製することができる。
(1)先ず、特開2005−278549号に記載の配列番号21で示されるligV遺伝子を、公知のリガーゼを用いて、好適なプラスミド、例えばBluescriptのLacZプロモーターの下流に存在するLacZのαフラグメントをコードする遺伝子内に存在するマルチクローニングサイトの内、制限酵素XbaIによって切断される部位に連結することにより、組換えプラスミドpBluescript II SK/ligVを作製する。
(2)次に、pcaHG遺伝子を、好適なプラスミドのマルチクローニングサイトに存在する制限酵素XbaIによる切断部位に連結することにより、組換えプラスミドpBluescript II SK/pcaHGを作製する。
(3)次いで、組み換えプラスミドpBluescript II SK/pcaHGを制限酵素PvuII及びBamHIによって切断した後に末端処理によって得られる、LacZプロモーター領域を含むプラスミドのDNA断片と、組み換えプラスミドpBluescript II SK/ligVを制限酵素FbaIによって切断した後に末端処理によって得られるDNA断片とを、公知のリガーゼにより結合させることにより、組み換えプラスミドpBluescript II SK/pcaHG−LigVを作製する。さらに、pBluescript II SK/pcaHG−LigVをXbaIで切断することによって得られるDNA断片と、公知の組み換えプラスミドpKTVLABCを制限酵素XbaIによって切断した後に末端処理によって得られるDNA断片とを、公知のリガーゼにより結合させることにより、組み換えプラスミドpKTVDHGを作製することができる。
3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンの高生産のための宿主として使用できる微生物は、本発明の組換えプラスミドを複製し、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトン生産に関与する酵素遺伝子を発現できるものであれば特に制限されないが、植物成分由来、化学合成又は石油成分由来のバニリン、バニリン酸、プロトカテク酸を透過し、そのいずれかから2−ピロン−4,6−ジカルボン酸への分解代謝酵素機能、及び3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンに対する分解酵素機能を消失せしめた微生物を宿主とした形質転換体を用いる必要がある。このような微生物としては、例えばシュードモナス属細菌が挙げられ、特にシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)PpY1100株が好ましい。
このような組換えプラスミドを用いて宿主生物を形質転換するには、プロトプラスト法、コンピテントセル法、エレクトロポレーション法等の公知の方法を用いればよい。
形質転換体の選択は、用いたプラスミドの選択マーカー、例えば形質転換体のDNA組換えにより獲得する薬剤耐性を指標にすることができる。これらの形質転換体の中から目的の組換えプラスミドを含有する形質転換体の選択は、例えば遺伝子の部分的なDNA断片をプローブとして用いたコロニーハイブリダイゼーション法により行うのが好ましい。このプローブの標識としては、例えば放射性同位元素、ジゴキシゲニン、酵素等を用いることができる。
得られた形質転換体は、炭素源、窒素源、金属塩、ミネラル、ビタミン等を含む培地を用いて適当な条件下で培養すればよい。培地のpHは、形質転換体が生育し得る範囲のpHであればよく、pH6.0〜8.0程度に調整するのが好適である。培養条件は、15〜40℃、好ましくは28〜37℃で2〜7日間振盪又は通気攪拌培養すればよい。
上記培養により得られた3−カルボキシ−cis,cis−3−ムコン酸を含む培養液を酸処理することより、3−カルボキシムコノラクトンに収率良く変換することができる。酸としてはpH1〜2程度の塩酸が好ましい。
本発明の製造法によって得られる3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸及び/又は3−カルボキシムコノラクトンは、プラスチック材料、化学製品材料等として、2−ピロン−4,6−ジカルボン酸とは異なった機能又は更なる高機能を発現することができ、有用なプラスチック材料の製造が期待できる。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1] 組み換えプラスミドpKTVDHGの作製
(1)組換えプラスミドpKTVLABCの作製
特開2005−278549号公報に記載の方法に従って、組換えプラスミドpKTVLABCを作製した。
(2)組換えプラスミドpULVの作製
特開2005−278549号公報に記載の方法に従って、組換えプラスミドpULVを作製した。
(3)組換えプラスミドpBluescript II SK/pcaHGの作製
PCRプライマーとして、universal primer:5′−GGTGTCAGGCAAAGGTGTTAAGAC−3′(配列番号5)及びreverse primer:5′−AGTGGGGTTCTGCTGGTTCGGC−3′(配列番号6)を用い、KT2440株ゲノムからpcaHG増幅し、pBluescript II SK−のXbaIによって切断したDNA断片に、Lacとインフレームになるよう連結し作製した。
(4)組換えプラスミドpULVHGの作製
組み換えプラスミドpBluescript II SK/pcaHGを制限酵素Pvu II及びBamHIによって切断した後に末端処理によって得られる、LacZプロモーター領域を含むプラスミドのDNA断片と、組み換えプラスミドpULVを制限酵素BamHIによって切断した後に末端処理によって得られるDNA断片とを、公知のリガーゼにより結合させることにより、組み換えプラスミドpULVHGを作製した。
(5)組換えプラスミドpKTVDHGの作製
pULVHGをXbaI及びSacIで切断し末端処理をすることによって得られるDNA断片と、公知の組み換えプラスミドpKTVLABCを制限酵素XbaIによって切断した後に末端処理によって得られるDNA断片とを、公知のリガーゼにより結合させることにより、組み換えプラスミドpKTVDHGを作製した。
[実施例2] バニリンからの3−カルボキシムコノラクトンの製造
(1)バニリンから3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸への変換
(1−1)実施例1で作製した組み換えプラスミドpKTVDHGを大腸菌HB101株に形質転換し、25mg/Lのアンピシリンを含むLB培地(100ml)で、37℃で18時間振とう培養し、増殖した培養細胞から組み換えプラスミドpKTVDHGを抽出した。
(1−2)植物成分由来、化学合成もしくは石油由来のバニリン、シリンガアルデヒド、バニリン酸、シリンガ酸、プロトカテク酸、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシ安息香酸のいずれかから2−ピロン−4,6−ジカルボン酸への分解代謝酵素機能及び3−カルボキシムコノラクトン、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸に対する分解酵素機能を消失せしめた微生物であるPseudomonas putida PpY1100を、LB液体培地500mlで、28℃23時間培養し、氷中で30分間冷却した。4℃で10000rpmで10分間遠心集菌し、500mlの0℃蒸留水で温和に洗浄後再び遠心集菌した。続いて250mlの0℃蒸留水で温和に洗浄後、遠心集菌した。更に125mlの0℃蒸留水で温和に洗浄後、遠心集菌した。集菌した微生物細胞を、10%グリセロールを含む蒸留水に懸濁、0℃にて保持した。
(1−3)プラスミドpKTVDHG DNA約0.05μgを含む蒸留水4μlを0.2cmのキュベットに入れ、(1−2)の10%グリセロールを含む蒸留水に懸濁した細胞液40μlを加え、25μF、2500V、12msecの条件下でエレクトロポレーションにかけた。
(1−4)上記(1−3)で得られた細胞全量を10mlのLB液体培地に接種し、28℃で6時間培養した。培養後遠心によって菌体を集め25mg/Lのカナマイシンを含むLB平板に展開し28℃で48時間培養し、プラスミドpKTVDHGを保持するカナマイシン耐性を示す形質転換株を得た。本菌をPseudomonas putida PpY1100(pKTVDHG)株と名付けた。
(1−5)Pseudomonas putida PpY1100(pKTVDHG)株を、200mlのLB液体培地(25mg/Lのカナマイシンを含む)に接種し、28℃で16時間培養し前培養菌体懸濁液とした。5LのLB液体培地及び消泡剤(Antiform A)3mlを10L容量のジャーファーメンター(発酵槽)を用いて調製し、そこに培養したPseudomonas putida PpY1100(pKTVDHG)株の前培養菌体懸濁液200mlを混合し、28℃、500rpm/分の通気攪拌下、OD660 13〜14まで培養した(10時間〜12時間)。
(1−6)10L容量のジャーファーメンター(発酵槽)を用いた培養で、OD660が13〜14に達した時点で、発酵槽から500mlの培養液を三角フラスコに抜き取り、氷上で保存した。
(1−7)OD660が13〜14に達した発酵槽の培養液に、基質であるバニリン50gを含む0.1NのNaOH溶液(pH8.5に調整)500mlを、ペリスタポンプを用いて5〜7時間かけて添加した。反応の進行に伴う3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸の生成により、培養液のpHが低下するのを防ぐため、pHセンサーに連結したペリスタポンプで0.1NのNaOH溶液を添加して、培養液のpHを維持した。図3に、3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸の生成過程のOD増殖曲線(菌体量の増加)(−黒三角−)を示す。図3中、−黒四角−は、酸素濃度(81ppm/分で送気)を、−黒菱形−は、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液でpH6.5に調整したことを示す。
添加したバニリンがTLC分析で殆ど消失が確認される16時間後、
(1−6)で調製した氷冷菌体懸濁500mlを発酵槽の培養液に加えて12時間培養を続けた。反応の進行は薄層クロマトグラフィー(TLC)によって確認した。図4の(e)には、塩酸で処理後、酢酸エチルで抽出した溶液をスポットしたTLCを示す。
(2)3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸から3−カルボキシムコノラクトンへの変換
反応終了後、発酵槽の培地をプラスチック容器(バケツ)に移した。培養液から遠心分離(6000rpm、20℃)により菌体成分を沈殿除去し、得られた上清に塩酸を加えることによりpH1.0以下に低下させ、低温で保存することにより3−カルボキシ−cis,cis−ムコン酸を3−カルボキシムコノラクトンに変換した。3−カルボキシムコノラクトンへの完全変換は、TLC、HPLC及びGC−MSにより確認した。3−カルボキシムコノラクトンへの完全変換を確認後、有機溶媒を用いて3−カルボキシムコノラクトンを抽出した。培養液200mlから抽出乾固した3−カルボキシムコノラクトンは約1.9gに達し、培養液全量5.7Lで換算すると、添加した基質比88.5%程度の収率で回収された。得られた3−カルボキシムコノラクトンを活性炭処理等により更に純度を上げ、その構造をNMRスペクトルによって確認した。
H−NMR(400MHz,DMSOd)δ(ppm):2.67,3.10,5.55,6.81,12.5−13.0
13C−NMR(100MHz,DMSOd)δ(ppm):36.5,78.5,125.9,157.9,162.1,170.4,170.8
MS m/z:402(M)(3−カルボキシムコノラクトンのTMS(トリメチルシリル)体として)
[実施例3] バニリン酸からの3−カルボキシムコノラクトンの製造
基質としてバニリン酸を使用する以外は実施例2と同様にして、3−カルボキシムコノラクトンを、添加した基質比88.5%程度の収率で回収した。
[実施例4] プロトカテク酸からの3−カルボキシムコノラクトンの製造
基質としてプロトカテク酸を使用する以外は実施例2と同様にして、3−カルボキシムコノラクトンを、添加した基質比88.5%程度の収率で回収した。
[配列表]

Claims (3)

  1. バニリン酸ディメチラーゼ遺伝子(vanAB遺伝子)、ベンズアルデヒドデヒドロゲナーセ遺伝子(ligV遺伝子)及びプロトカテク酸 3,4-ジオキシゲナーゼ遺伝子(pcaHG遺伝子)を含む、組換えプラスミドであって、前記vanAB遺伝子が、配列番号7で示されるDNA分子であり、前記ligV遺伝子が、配列番号8で示されるDNA分子であり、前記pcaH遺伝子が、配列番号1で示されるDNA分子であり、かつ前記pcaG遺伝子が、配列番号3で示されるDNA分子である、組換えプラスミド。
  2. 請求項1記載の組換えプラスミドが導入されてなる形質転換体。
  3. バニリン、バニリン酸、プロトカテク酸又はこれらの2以上の混合物の存在下に、請求項2記載の形質転換体を培養することを特徴とする、3-カルボキシ-cis, cis-ムコン酸及び/又は3-カルボキシムコノラクトンの製造方法。
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