JP5267574B2 - 方向性結合器とこれを有する無線通信機 - Google Patents
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Description
本発明は、送信電力制御を行う無線通信技術に不可欠である方向性結合器と、この方向性結合器が組み込まれた無線通信機に関するものである。
例えば、送信電力制御を行う無線通信機における送信系の高出力増幅器には、その出力電力のモニタリングのために、方向性結合器(カプラ)が設けられている。この送信側増幅器の出力は送受信アンテナに接続されるが、アンテナの反射電力は野鳥や自然障害物によって変動する。
また、最近では、アレーアンテナやMIMO(Multiple Input Multiple Output)アンテナ等の隣接アンテナからの電波エネルギーの回り込みも無視できない。
また、最近では、アレーアンテナやMIMO(Multiple Input Multiple Output)アンテナ等の隣接アンテナからの電波エネルギーの回り込みも無視できない。
そこで、上記のようなアンテナからの反射電力の影響を軽減するため、出力電力モニタには高いアイソレーション特性を有する方向性結合器が必要となる。また、昨今の高速通信化に対応した無線通信機では、広帯域特性が必須条件となっている。
かかる高いアイソレーション特性を得るための方向性結合器としては、同軸カプラ回路やストリップライン回路が一般的に用いられる。
かかる高いアイソレーション特性を得るための方向性結合器としては、同軸カプラ回路やストリップライン回路が一般的に用いられる。
図7は、ストリップラインで構成された従来の方向性結合器1の概略構成図であり、(a)はその結合器1の平面図、(b)はB−B線断面図である。
ここで、ストリップライン50とは、図7(b)に示すように、表裏両面に導体箔52,52を形成した板状の誘電体基板51の内部に線状の導体箔53を形成した断面構造を有する伝送路のことをいい、同軸ケーブルの外部導体の両側面を切り開いて2枚の導体箔とし、内部導体を箔状に引き延ばした形状に相当する。
ここで、ストリップライン50とは、図7(b)に示すように、表裏両面に導体箔52,52を形成した板状の誘電体基板51の内部に線状の導体箔53を形成した断面構造を有する伝送路のことをいい、同軸ケーブルの外部導体の両側面を切り開いて2枚の導体箔とし、内部導体を箔状に引き延ばした形状に相当する。
図7(a)に示すように、この方向性結合器1は、互いに間隔を有して配置された上記線状の導体箔53よりなる主線路2と副線路3とを含んでいる。
主線路2は、増幅器出力が入力される入力ポートP1と、アンテナ側に接続される出力ポートP2とを有する。また、副線路3は、カップリングポートP3とアイソレーションポートP4とを有し、このうち、カップリングポートP4からモニタリング用の出力が取り出される。
主線路2は、増幅器出力が入力される入力ポートP1と、アンテナ側に接続される出力ポートP2とを有する。また、副線路3は、カップリングポートP3とアイソレーションポートP4とを有し、このうち、カップリングポートP4からモニタリング用の出力が取り出される。
なお、ストリップラインよりなる方向性結合器1では、通常、増幅器出力信号の波長をλとすると、主線路2に対する副線路3の結合長さはλ/4に設定される。
図7に示すストリップラインよりなる方向性結合器1では、電界及び磁界の進行方向成分がゼロであるTEMモード(Transverse
Electromagnetic mode)で信号を伝搬することができ、このTEMモードでは、DCから高周波までのすべての周波数の信号を伝搬することができる。
図7に示すストリップラインよりなる方向性結合器1では、電界及び磁界の進行方向成分がゼロであるTEMモード(Transverse
Electromagnetic mode)で信号を伝搬することができ、このTEMモードでは、DCから高周波までのすべての周波数の信号を伝搬することができる。
またTEMモードでは、周波数分散が存在しないことから、信号の波形歪みを生じないという利点を持っている。
このように、ストリップラインはTEMモードでの信号伝送が可能であるから、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する方向性結合器1を構成できるが、その反面、表面、裏面及び内部の三層に導体箔52,53のパターンを形成する必要があるので、製造工程が複雑になる。
このように、ストリップラインはTEMモードでの信号伝送が可能であるから、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する方向性結合器1を構成できるが、その反面、表面、裏面及び内部の三層に導体箔52,53のパターンを形成する必要があるので、製造工程が複雑になる。
このため、一般には、方向性結合器1を高周波回路内に実装する場合にも、ストリップラインを半分にした構造に相当するマイクロストリップライン(裏面に導体箔を形成した板状の誘電体基板の表面に線状の導体箔を形成した構造)が多用される。
ところが、マイクロストリップラインは、誘電体基板の上に形成される導体が誘電率の異なる空気に接しているため、導体が2種類の媒質に接していることになり、完全なTEMモードは成立しない。
ところが、マイクロストリップラインは、誘電体基板の上に形成される導体が誘電率の異なる空気に接しているため、導体が2種類の媒質に接していることになり、完全なTEMモードは成立しない。
このようにTEMモードからやや外れた伝送モードは準TEMモードと呼ばれるが、かかる準TEMモードでは、TEMに対応するモードの他に高次のモードが存在するので、マイクロストリップラインの場合には、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する方向性結合器を実現するのが難しいという問題がある。
そこで、この問題を解決する先行技術として、マイクロストリップラインよりなる方向性結合器において、副線路のカップリングポートとグランド間にキャパシタンス素子を接続し、副線路の終端側とグランド間にインダクタンス素子と抵抗素子を直列接続し、使用周波数帯域内でのアイソレーション特性を改善するためにそれらの素子の値を設定するようにしたものが知られている(特開2007−194870号公報)。
そこで、この問題を解決する先行技術として、マイクロストリップラインよりなる方向性結合器において、副線路のカップリングポートとグランド間にキャパシタンス素子を接続し、副線路の終端側とグランド間にインダクタンス素子と抵抗素子を直列接続し、使用周波数帯域内でのアイソレーション特性を改善するためにそれらの素子の値を設定するようにしたものが知られている(特開2007−194870号公報)。
しかしながら、この先行技術では、副線路の各ポートに素子を接続する回路構成であるから、方向性結合器が大型化する欠点があるとともに、これらの素子の特性値にはバラツキがあるため、適切なアイソレーション特性を得るのが困難であるという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑み、簡単な回路構成で小型化が可能であり、しかも、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する、マイクロストリップラインよりなる方向性結合器とこれを搭載した無線通信機を提供することを目的とする。
本発明は、このような実情に鑑み、簡単な回路構成で小型化が可能であり、しかも、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する、マイクロストリップラインよりなる方向性結合器とこれを搭載した無線通信機を提供することを目的とする。
本発明は、入力ポートと出力ポートとを有する主線路と、カップリングポートとアイソレーションポートとを有する副線路とを含む、マイクロストリップラインで構成された方向性結合器であって、前記副線路は、前記主線路よりも細幅の高インピーダンス線路からなり、前記高インピーダンス線路は、前記主線路に対していずれも平行に延びる第1結合線路と第2結合線路とを有しており、前記第1結合線路と前記主線路間の距離が前記第2結合線路と前記主線路間の距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、副線路を構成する高インピーダンス線路が上記第1結合線路と第2結合線路とを有しているので、近い方の第1結合線路によって主線路に対する電界結合が支配的な部分を構成し、遠い方の第2結合線路によって主線路に対する磁界結合が支配的な部分を構成することにより、副線路に発生する磁界電流と電界電流の誘起をバランスさせることができる。
従って、準TEMモードであるマイクロストリップラインの場合でも、TEMモードの場合と同様に、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する方向性結合器を構成することができる。
従って、準TEMモードであるマイクロストリップラインの場合でも、TEMモードの場合と同様に、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する方向性結合器を構成することができる。
本発明において、副線路を構成する前記高インピーダンス線路は、前記主線路に対して直交する方向に延びて前記第1結合線路と前記第2結合線路の端部同士を互いに繋ぐ中間直交線路を有することが好ましい。
この場合、第1及び第2結合線路の端部同士が主線路に対して直交する方向に延びる中間直交線路で繋がっているので、主線路に対する副線路の結合長さ(主線路方向の長さ)をコンパクトにすることができ、方向性結合器を小型化することができる。
この場合、第1及び第2結合線路の端部同士が主線路に対して直交する方向に延びる中間直交線路で繋がっているので、主線路に対する副線路の結合長さ(主線路方向の長さ)をコンパクトにすることができ、方向性結合器を小型化することができる。
また、本発明において、副線路を構成する前記高インピーダンス線路は、前記第2結合線路と前記主線路間の距離よりも大きい長さを有するインピーダンス調整部を備え、このインピーダンス調整部の端部に前記アイソレーションポートが設けられていることが好ましい。
この場合、上記インピーダンス調整部の長さ調整によって副線路のインピーダンスを調整できるので、高インピーダンス線路の幅寸法等のバラツキに伴うインピーダンスの不整合を吸収することができる。
この場合、上記インピーダンス調整部の長さ調整によって副線路のインピーダンスを調整できるので、高インピーダンス線路の幅寸法等のバラツキに伴うインピーダンスの不整合を吸収することができる。
本発明の方向性結合器は、送信電力制御を行う送信系を有する無線通信機に好適に使用することができる。この場合、前記送信系に、当該送信系を構成する高出力増幅器の送信出力をモニタリングするための本発明の方向性結合器が搭載される。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
〔方向性結合器〕
図1は、本発明の一つの実施形態に係る方向性結合器1の概略図であり、(a)はその結合器1の平面図、(b)はA−A線断面図である。
本実施形態の方向性結合器1は、後述する無線通信機30の高出力増幅器33が実装される、マイクロストリップライン20よりなる分布定数回路で構成されている。
〔方向性結合器〕
図1は、本発明の一つの実施形態に係る方向性結合器1の概略図であり、(a)はその結合器1の平面図、(b)はA−A線断面図である。
本実施形態の方向性結合器1は、後述する無線通信機30の高出力増幅器33が実装される、マイクロストリップライン20よりなる分布定数回路で構成されている。
図1(b)に示すように、マイクロストリップライン20は、裏面に導体箔23が形成された板状の誘電体基板21の表面に線状の導体箔22を形成したものであり、裏面側の導体箔23はグランドになっている。
図1(a)に示すように、本実施形態の方向性結合器1は、入力ポートP1と出力ポートP2とを有する主線路2と、カップリングポートP3とアイソレーションポートP4とを有する副線路3とを備えている。
図1(a)に示すように、本実施形態の方向性結合器1は、入力ポートP1と出力ポートP2とを有する主線路2と、カップリングポートP3とアイソレーションポートP4とを有する副線路3とを備えている。
主線路2及び副線路3は、いずれも所定幅に形成された帯状の前記導体箔22よりなるが、副線路3は主線路2よりも細幅の高インピーダンス線路4により構成されている。
この高インピーダンス線路4の線路幅w2は、主線路2の線路幅w1に比べて実質的に非常に小さい寸法に設定されており、例えば、主線路2の線路幅w1に対して25%程度に設定される。
この高インピーダンス線路4の線路幅w2は、主線路2の線路幅w1に比べて実質的に非常に小さい寸法に設定されており、例えば、主線路2の線路幅w1に対して25%程度に設定される。
副線路3を構成する高インピーダンス線路4は、主線路2に対してより近い位置で平行に延びる第1結合線路5A,5Bと、主線路2に対してより遠い位置で平行に延びる第2結合線路6とを有している。すなわち、第1結合線路5A,5Bと第2結合線路6はいずれも主線路2に対して平行に延びており、第1結合線路5A,5Bと主線路2間の距離が第2結合線路6と主線路2間の距離よりも小さくなっている。
本実施形態の方向性結合器1では、主線路2から近い方の第1結合線路5A,5Bは、左右一対配置されていて第2結合線路6よりも短く、主線路2から遠い方の第2結合線路6は、左右一対の第1結合線路5A,5Bの間に配置されている。
本実施形態の方向性結合器1では、主線路2から近い方の第1結合線路5A,5Bは、左右一対配置されていて第2結合線路6よりも短く、主線路2から遠い方の第2結合線路6は、左右一対の第1結合線路5A,5Bの間に配置されている。
また、高インピーダンス線路4は、主線路2に対して直交する方向に延び、第1結合線路5A,5Bと第2結合線路6の端部同士を互いに繋ぐ中間直交線路7A,7Bを有している。
更に、高インピーダンス線路4は、左側の第1結合線路5Aの左端部から主線路2に対して直交する方向に延びる端部直交線路8を有し、この直交線路8の端部に前記カップリングポートP3が接続されている。
更に、高インピーダンス線路4は、左側の第1結合線路5Aの左端部から主線路2に対して直交する方向に延びる端部直交線路8を有し、この直交線路8の端部に前記カップリングポートP3が接続されている。
また、副線路3を構成する高インピーダンス線路4は、右側の第1結合線路5Bの右端部から主線路2に対して直交する方向に延び、第2結合線路6と主線路2間の距離よりも大きい長さを有するインピーダンス調整部9を備えている。このインピーダンス調整部9端部に前記アイソレーションポートP4が接続されていて、このアイソレーションポートP4とグランドとの間に抵抗器10が接続されている。
以上から明らかな通り、本実施形態では、副線路3を構成する高インピーダンス線路4は、カップリングポートP3側からアイソレーションポートP4に向かって、順に、端部直交線路8、第1結合線路5A、中間直交線路7A、第2結合線路6、中間直交線路7B、第1結合線路5B及びインピーダンス調整部9を有している。
以上から明らかな通り、本実施形態では、副線路3を構成する高インピーダンス線路4は、カップリングポートP3側からアイソレーションポートP4に向かって、順に、端部直交線路8、第1結合線路5A、中間直交線路7A、第2結合線路6、中間直交線路7B、第1結合線路5B及びインピーダンス調整部9を有している。
なお、副線路3である高インピーダンス線路4の主線路2に対する結合長さL(第1結合線路5A,5Bと第2結合線路6の総延長)は、増幅器出力信号の波長をλとすると、λ/8以下になるように設定されている。
上記構成に係る方向性結合器1によれば、副線路3を構成する高インピーダンス線路4が、主線路2から近い方の第1結合線路5A,5Bと主線路2から遠い方の第2結合線路6とを有しているので、近い方の第1結合線路5A,5Bによって主線路2に対する電界結合が支配的な部分を構成し、遠い方の第2結合線路6によって主線路2に対する磁界結合が支配的な部分を構成することができ、これにより、副線路3に発生する磁界電流と電界電流の誘起をバランスさせることができる。
従って、準TEMモードであるマイクロストリップライン20よりなる方向性結合器1であるにも拘わらず、TEMモードの場合と同様に、広帯域でかつ高いアイソレーション特性を有する方向性結合器1を構成することができる。
また、第1結合線路5A,5Bと第2結合線路6とで副線路3に生じる電磁界のバランスを取ってアイソレーション特性を改善するようにしたので、前記した先行技術(特開2007−194870号公報)のように、キャパシタンス素子やインダクタンス素子を設ける必要がなく、方向性結合器1の大型化を防止できるという利点もある。
また、第1結合線路5A,5Bと第2結合線路6とで副線路3に生じる電磁界のバランスを取ってアイソレーション特性を改善するようにしたので、前記した先行技術(特開2007−194870号公報)のように、キャパシタンス素子やインダクタンス素子を設ける必要がなく、方向性結合器1の大型化を防止できるという利点もある。
更に、本実施形態の方向性結合器1によれば、副線路2を構成する高インピーダンス線路3が、主線路2に対して直交する方向に延びて第1結合線路5A,5Bと第2結合線路6の端部同士を互いに繋ぐ中間直交線路7A,7Bを有するので、副線路3の結合長さLをコンパクトにすることができ、方向性結合器1を小型化することができる
また、本実施形態の方向性結合器1によれば、第2結合線路6と主線路2間の距離よりも大きい長さを有するインピーダンス調整部9が設けられ、この調整部9の端部にアイソレーションポートP4が設けられているので、当該インピーダンス調整部9の長さ調整によって副線路3のインピーダンスを調整でき、高インピーダンス線路4の幅寸法等のバラツキに伴うインピーダンスの不整合を吸収することができる。
なお、今回開示した実施形態は本発明の例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、上記実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲とその構成と均等な意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、第1結合線路5A,5Bが2つで第2結合線路6が1つになっているが、これらは交互に配置されておればよく、それらの配置数の組み合わせは任意に設定することができる。
例えば、上記実施形態では、第1結合線路5A,5Bが2つで第2結合線路6が1つになっているが、これらは交互に配置されておればよく、それらの配置数の組み合わせは任意に設定することができる。
〔無線通信機〕
図2は、上記方向性結合器1を用いた無線通信機30の機能ブロック図である。
図2において、本実施形態の無線通信機30は、例えばWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)の基地局装置や移動端末装置に使用可能なものであり、アップコンバータ31、アッテネータ32、高出力増幅器33、本実施形態の方向性結合器1、検波器34、制御部35を含む送信系36と、低雑音増幅器37、方向性結合器38、アッテネータ39、ダウンコンバータ40、検波器41、制御部42を含む受信系43とから構成されている。
図2は、上記方向性結合器1を用いた無線通信機30の機能ブロック図である。
図2において、本実施形態の無線通信機30は、例えばWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)の基地局装置や移動端末装置に使用可能なものであり、アップコンバータ31、アッテネータ32、高出力増幅器33、本実施形態の方向性結合器1、検波器34、制御部35を含む送信系36と、低雑音増幅器37、方向性結合器38、アッテネータ39、ダウンコンバータ40、検波器41、制御部42を含む受信系43とから構成されている。
上記送信系36及び受信系43には、ハイブリット回路44を介して送受信アンテナ45が接続されている。従って、送信信号は、アップコンバータ31で周波数変換され、その後、アッテネータ32で送信レベルが調整されてから高出力増幅器33で増幅され、ハイブリッド回路44を通じて送受信アンテナ45から外部に送信される。
一方、送受信アンテナ45で受信された受信信号は、ハイブリッド回路44を介して受信系43に入力される。この受信信号は、低雑音増幅器37で増幅されたあと、アッテネータ39で受信レベルが調整されてから、ダウンコンバータ40で周波数変換される。
一方、送受信アンテナ45で受信された受信信号は、ハイブリッド回路44を介して受信系43に入力される。この受信信号は、低雑音増幅器37で増幅されたあと、アッテネータ39で受信レベルが調整されてから、ダウンコンバータ40で周波数変換される。
この無線通信機30の送信系36において、本実施形態の方向性結合器1を介して検波器34によって検出された検波信号は、送信側の制御部35に入力される。この制御部35は、入力された検波信号に基づいて、アッテネータ32に対するレベル調整と高出力増幅器33に対する増幅率の制御を行う。
また、無線通信機30の受信系43において、方向性結合器38を介して検波器41によって検出された検波信号は、受信側の制御部42に入力される。この制御部42は、入力された検波信号に基づいて、アッテネータ39に対するレベル調整を行う。
また、無線通信機30の受信系43において、方向性結合器38を介して検波器41によって検出された検波信号は、受信側の制御部42に入力される。この制御部42は、入力された検波信号に基づいて、アッテネータ39に対するレベル調整を行う。
〔方向性結合器の実装例〕
図3は、本実施形態の方向性結合器1の具体的な実装例を示す平面図である。
この実装例の方向性結合器1では、主線路2及び副線路3等の各寸法は次の通り設定されている。
(1)基板条件
板厚 :0.8mm
比誘電率:3.5
図3は、本実施形態の方向性結合器1の具体的な実装例を示す平面図である。
この実装例の方向性結合器1では、主線路2及び副線路3等の各寸法は次の通り設定されている。
(1)基板条件
板厚 :0.8mm
比誘電率:3.5
(2)主線路
主線路幅 :1.6mm
(3)副線路
副線路幅 :0.4mm
第1結合線路の長さ :1.6mm
第2結合線路の長さ :5.4mm
インピーダンス調整部の長さ :12.0mm
主線路幅 :1.6mm
(3)副線路
副線路幅 :0.4mm
第1結合線路の長さ :1.6mm
第2結合線路の長さ :5.4mm
インピーダンス調整部の長さ :12.0mm
図4は、図3に示す実装例に係る方向性結合器1のレベル特性を示すグラフである。
この図4に示すように、本実装例に係る方向性結合器1によれば、所望の広い周波数帯域(2040〜2240MHz)において、カップリング特性とアイソレーション特性との間に約20dBという非常に高いレベル差が認められる。
このように、本発明の方向性結合器1によれば、広帯域特性でかつ20dB以上の高い方向性特性が得られる。
この図4に示すように、本実装例に係る方向性結合器1によれば、所望の広い周波数帯域(2040〜2240MHz)において、カップリング特性とアイソレーション特性との間に約20dBという非常に高いレベル差が認められる。
このように、本発明の方向性結合器1によれば、広帯域特性でかつ20dB以上の高い方向性特性が得られる。
〔変形例〕
図5は、本発明の変形例に係る方向性結合器1の平面図である。
図5に示すように、この変形例に係る方向性結合器1の特徴は、副線路3のインピーダンス調整部9に、寄生インダクタ成分をキャンセルするためのキャンセル用コンデンサ11を接続した点にある。以下、この特徴点について説明する。
図5は、本発明の変形例に係る方向性結合器1の平面図である。
図5に示すように、この変形例に係る方向性結合器1の特徴は、副線路3のインピーダンス調整部9に、寄生インダクタ成分をキャンセルするためのキャンセル用コンデンサ11を接続した点にある。以下、この特徴点について説明する。
すなわち、この変形例に係る方向性結合器1においても、インピーダンス調整部9に接続する抵抗10の位置を微調整することで、副線路3のインピーダンスを調整することができる。
しかし、この場合、インピーダンス調整部9において、抵抗10の接続点からアイソレーションポートP4までの間に冗長ライン9Aが必要となる場合があり、この冗長ライン9Aが寄生インダクタとして作用し、アイソレーション特性を劣化させることがある。
しかし、この場合、インピーダンス調整部9において、抵抗10の接続点からアイソレーションポートP4までの間に冗長ライン9Aが必要となる場合があり、この冗長ライン9Aが寄生インダクタとして作用し、アイソレーション特性を劣化させることがある。
そこで、この変形例では、冗長ライン9Aによって生じる寄生インダクタ成分をキャンセルするためのコンデンサ11をインピーダンス調整部9に追加的に接続することにより、冗長ライン9Aに伴う上記の問題を解決するようにした。
なお、上記キャンセル用コンデンサ11としては、静電容量が例えば0.5pF〜0.75pFの範囲のものを使用することができ、この場合、方向性結合器1の主特性には殆ど影響がない。
なお、上記キャンセル用コンデンサ11としては、静電容量が例えば0.5pF〜0.75pFの範囲のものを使用することができ、この場合、方向性結合器1の主特性には殆ど影響がない。
〔他の変形例〕
図6は、本発明の他の変形例に係る方向性結合器1の平面図である。
図6に示すように、この変形例に係る方向性結合器1の特徴は、順方向信号をカップリングする第1カプラ回路13に加えて、この第1カプラ回路13を主線路2に対して点対称の位置関係となるように反転させた第2カプラ回路14を誘導体基板21に設けることにより、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)についてもモニタリング可能な方向性結合器1とした点にある。以下、この特徴点について説明する。
図6は、本発明の他の変形例に係る方向性結合器1の平面図である。
図6に示すように、この変形例に係る方向性結合器1の特徴は、順方向信号をカップリングする第1カプラ回路13に加えて、この第1カプラ回路13を主線路2に対して点対称の位置関係となるように反転させた第2カプラ回路14を誘導体基板21に設けることにより、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)についてもモニタリング可能な方向性結合器1とした点にある。以下、この特徴点について説明する。
図6に示す変形例において、第1カプラ回路13は、主線路2に流れる順方向信号(アンテナ入力)をカップリングする。これに対して、第2カプラ回路14は、点対称で反転していること以外は第1カプラ回路13と同じ構造になっているので、主線路2に流れる順方向信号とは逆向きの信号(反射電力)をカップリングする。
従って、第1カプラ回路13のカップリングポートから得られる電力と、第2カプラ回路14のカップリングポートから得られる反射電力とを用いて、VSWR値を算出することができる。
従って、第1カプラ回路13のカップリングポートから得られる電力と、第2カプラ回路14のカップリングポートから得られる反射電力とを用いて、VSWR値を算出することができる。
この変形例に係る方向性結合器1によれば、高いアイソレーション特性を持つカプラ回路13,14を同じ誘導体基板21上に配置しているので、小型かつ安価であり、しかも大きなダイナミックレンジを有するVSWRモニタを構成することができる。
なお、VSWR(電圧定在波比)とは、電気機器内を高周波信号が通過するときに、信号の一部が回路上で反射されてしまう度合いのことをいい、VSWR値が「1」の時は全く反射のない理想的な状態であるが、反射が大きいほど数値が大きくなり、信号ロスなどが大きいことを示している。
従って、高周波信号を扱う通信機器の場合、VSWR値ができるだけ低いことが要求されるが、アンテナ等ではVSWR値が1.5以下(反射電力が4%以下)程度が一つの目安になっている。
従って、高周波信号を扱う通信機器の場合、VSWR値ができるだけ低いことが要求されるが、アンテナ等ではVSWR値が1.5以下(反射電力が4%以下)程度が一つの目安になっている。
本発明は、送信用の高出力増幅器の出力を制御し、安定した送信出力で通信するための無線通信技術に利用されるものであり、その高出力増幅器の出力電力をモニタリングするのに適した方向性結合器を提供する。
Claims (4)
- 入力ポートと出力ポートとを有する主線路と、カップリングポートとアイソレーションポートとを有する副線路とを含む、マイクロストリップラインで構成された方向性結合器であって、
前記副線路は、前記主線路よりも細幅の高インピーダンス線路からなり、
前記高インピーダンス線路は、前記主線路に対していずれも平行に延びる第1結合線路と第2結合線路とを有しており、前記第1結合線路と前記主線路間の距離が前記第2結合線路と前記主線路間の距離よりも小さいことを特徴とする方向性結合器。 - 前記高インピーダンス線路は、前記主線路に対して直交する方向に延びて前記第1結合線路と前記第2結合線路の端部同士を互いに繋ぐ中間直交線路を有する請求項1に記載の方向性結合器。
- 前記高インピーダンス線路は、前記第2結合線路と前記主線路間の距離よりも大きい長さを有するインピーダンス調整部を備え、このインピーダンス調整部の端部に前記アイソレーションポートが設けられている請求項1又は2に記載の方向性結合器。
- 送信電力制御を行う送信系を有する無線通信機であって、
前記送信系が、当該送信系を構成する高出力増幅器の送信出力をモニタリングするための請求項1〜3のいずれかに記載の方向性結合器を備えていることを特徴とする無線通信機。
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