JP5266955B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は、薄膜SOI領域を有する半導体基板において、半導体基板の表裏面を貫通する貫通トレンチに埋め込まれた埋込材料を有して構成される半導体素子を備えた半導体装置に関する。
従来より、支持基板と、支持基板の表面に配置される絶縁膜と、絶縁膜を挟んで支持基板と反対側に配置される半導体層とを有して構成されるSOI基板のうち半導体層にMOSトランジスタ等の半導体素子を形成して半導体装置を構成することが知られている。また、このような半導体装置を形成する場合には、MOSトランジスタ等の半導体素子を静電気放電等のサージから保護するために保護素子を備えることが知られている。
例えば、特許文献1には、半導体層にCMOSトランジスタと保護素子としてのダイオードとを備えて構成した半導体装置が開示されている。具体的には、このような半導体装置は半導体層がトレンチにより素子分離されており、素子分離された領域にCMOSトランジスタおよびダイオードがそれぞれ形成されて半導体装置が構成されている。
特開2008−153345号公報
しかしながら、上記特許文献1の半導体装置では、半導体層に保護素子としてのダイオードを形成した場合には、半導体層の厚さがバルク基板と比較して薄いためダイオードの体積容量が小さくなり、サージ耐量が小さくなるという問題がある。また、サージ耐量を大きくするために体積容量を大きくする場合には保護素子を形成する部分である半導体層を拡大する必要があるので半導体装置が大型化してしまうという問題がある。
さらに、このような問題はSOI層にダイオード等の保護素子を形成する場合に限定される問題ではなく、SOI層にトレンチキャパシタや抵抗等の半導体素子を形成する場合にも同様の問題となる。
本発明は上記点に鑑みて、薄膜SOI領域を有する基板において、基板に第1半導体素子と異なる第2半導体素子を形成した際に、この第2半導体素子の特性を従来の半導体装置より向上させることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体基板の第1半導体素子形成領域(1)において、この半導体基板の内部に絶縁膜(3)を備えることにより絶縁膜(3)の上に半導体層を形成してSOI構造を構成した部分SOI基板(4)を用い、部分SOI基板(4)のうち第1半導体素子形成領域(1)に第1半導体素子(10)を備えた半導体装置において、部分SOI基板(4)のうち第1半導体素子形成領域(1)と異なる部分を第2半導体素子形成領域(2)とし、部分SOI基板(4)のうち第2半導体素子形成領域(2)に、部分SOI基板(4)の表裏を貫通する第1貫通トレンチ(31)を形成し、第1貫通トレンチ(31)の側壁に絶縁膜(32)を形成すると共に第1貫通トレンチ(31)の内部に第1埋込材料(33)を埋め込み、第1埋込材料(33)を有する第2半導体素子(30、40)を形成することを特徴とする。そして、第2半導体素子形成領域(2)に第1貫通トレンチ(31)を複数形成し、第2半導体素子(30)として複数の第1貫通トレンチ(31)それぞれに対して第1埋込材料(33)を基板の表面側と裏面側とで反対の導電型にしたダイオードを構成し、第2半導体素子(30)のうち、基板の表面側が第1導電型とされていると共に基板の裏面側が第2導電型とされているダイオードを第1ダイオード(30a)とし、基板の表面側が第2導電型とされていると共に基板の裏面側が第1導電型とされているダイオードを第2ダイオード(30b)として、第1ダイオード(30a)のうち第1導電型の部分と第2ダイオード(30b)のうち第2導電型の部分とを電気的に接続するか、もしくは第1ダイオード(30a)のうち第2導電型の部分と第2ダイオード(30b)のうち第1導電型の部分とを電気的に接続することにより、第1ダイオード(30a)と第2ダイオード(30b)とを直列的に接続することを特徴としている。
このような半導体装置によれば、部分SOI基板(4)の表裏を貫通する第1貫通トレンチ(31)の内部に第2半導体素子(30、40)が形成されているので第2半導体素子(30、40)の体積容量を増加させることができ、従来の半導体装置と比較して半導体装置を大型化することなく第2半導体素子(30、40)の特性を向上させることができる。
また、例えば、請求項2に記載の発明のように、部分SOI基板(4)を用いる代わりに、支持基板と、支持基板の表面に配置される絶縁膜(3)と、絶縁膜(3)を挟んで支持基板と反対側に配置される半導体層とを有して構成されるSOI基板を用いることもできる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態の半導体装置の断面構成を示す図、図2は図1に示す半導体装置の上面レイアウトを示す図であり、これらの図に基づいて説明する。
図1に示されるように、半導体基板は、第1半導体素子形成領域1および第2半導体素子形成領域2を備え、第1半導体素子形成領域1において半導体基板の内部に絶縁膜3を備えることにより絶縁膜3の上に半導体層を形成してSOI構造を構成した部分SOI基板4とされている。また、部分SOI基板4のうち第1半導体素子形成領域1と異なる部分に第2半導体素子形成領域2が備えられている。本実施形態では、図2に示されるように、第2半導体素子形成領域2は部分SOI基板4のうち第1半導体素子形成領域1の外側に備えられた構成とされている。
また、図1に示されるように、部分SOI基板4には表面から絶縁膜3に達する第1トレンチ5が形成されており、第1トレンチ5により第1半導体素子形成領域1と第2半導体素子形成領域2とが素子分離されている。そして、この第1トレンチ5には、側壁に絶縁膜6が配置されていると共に、内部にポリシリコン7が埋め込まれている。
第1半導体素子形成領域1には、本発明の第1半導体素子に相当するCMOSトランジスタ10が形成されている。具体的には、半導体層内は第2トレンチ11により素子分離されており、第2トレンチ11の側壁には絶縁膜12が形成され、第2トレンチ11の内部にはポリシリコン13が埋め込まれている。また、半導体層のうち素子分離された領域には本発明の第1導電型層に相当するn型層14と本発明の第2導電型層に相当するp型層15とがそれぞれ形成されている。そして、n型層14とp型層15との表面には絶縁膜16を介してゲート電極17が備えられており、ゲート電極17の側壁にはサイドウォール18が備えられている。また、ゲート電極17の両側におけるn型層14にはp型のソース領域19とドレイン領域20とが備えられており、ゲート電極17の両側におけるp型層15にはn型のソース領域19とドレイン領域20とが備えられている。そして、それぞれのソース領域19およびドレイン領域20にはそれぞれソース電極21およびドレイン電極22が備えられている。
また、第2半導体素子形成領域2には、本発明の第2半導体素子に相当するダイオード30が複数形成されている。具体的には、第2半導体素子形成領域2には、部分SOI基板4の表裏を貫通する複数の第1貫通トレンチ31が形成されており、各第1貫通トレンチ31の側壁には酸化膜等の絶縁膜32が備えられていると共に各第1貫通トレンチ31の内部には本発明の埋込材料に相当するポリシリコン33が埋め込まれている。そして、本実施形態では、各第1貫通トレンチ31に埋め込まれているポリシリコン33のうち部分SOI基板4の表面側に位置する部分が第1導電型に相当するn型とされていると共に部分SOI基板4の裏面側に位置する部分が第2導電型に相当するp型とされており、第1貫通トレンチ31の内部にダイオード30が形成されている。そして、部分SOI基板4の表面および裏面には各第1貫通トレンチ31の内部に埋め込まれているポリシリコン33と電気的に接続される第1表面電極34および裏面電極35が形成されている。さらに、部分SOI基板4の表面および裏面には、ゲート電極17、ソース電極21、ドレイン電極22、第1表面電極34および裏面電極35を覆うように層間絶縁膜8が備えられている。
次にこのような半導体装置の製造方法について説明する。まず、半導体基板を用意し、半導体基板の表面に絶縁膜3を形成する部分と対応する部分が開口したフォトレジストを配置する。そして、フォトレジストをマスクとして半導体基板の表面から酸素イオン等を注入して半導体基板の内部に部分的に絶縁膜3を形成し、SOI構造を備えた部分SOI基板4を形成する。続いて、部分SOI基板4の表面から絶縁膜3に達する第1トレンチ5を形成し、第1半導体素子形成領域1と第2半導体素子形成領域2とを素子分離する。その後、第1トレンチ5の側壁に絶縁膜6を形成すると共に、第1トレンチ5の内部にポリシリコン7を埋め込む。
続いて、さらに半導体層に第2トレンチ11を形成して、第2トレンチ11により第1半導体素子形成領域1を素子分離すると共に半導体層に対して所望の半導体プロセスを実施することによりn型層14、p型層15、ゲート電極17、ソース領域19、ドレイン領域20、ソース電極21およびドレイン電極22を形成する。
続いて、部分SOI基板4のうち第2半導体素子形成領域2に所定の深さを有するトレンチを複数形成する。その後、トレンチの側壁に絶縁膜32を形成すると共に、トレンチの内部にn型にドープされたポリシリコン33を埋め込む。そして、第2半導体素子形成領域2にそれぞれのポリシリコン33と電気的に接続される第1表面電極34を配置すると共に部分SOI基板4の表面に粘着シートを配置する。その後、トレンチに埋め込まれたポリシリコン33が部分SOI基板4の裏面から露出するように部分SOI基板4をバックグラインド等により研削し、部分SOI基板4の表裏を貫通する第1貫通トレンチ31を形成する。続いて、部分SOI基板4の裏面からn型にドープされているポリシリコン33に対してp型のドーパントをイオン注入してポリシリコン33のうち部分SOI基板4の裏面側をp型にすることで第1貫通トレンチ31の内部にダイオード30を形成する。
次に、部分SOI基板4の裏面にそれぞれのダイオード30と電気的に接続される裏面電極35を配置する。そして、部分SOI基板4に、ゲート電極17、ソース電極21、ドレイン電極22、第1表面電極34および裏面電極35が覆われるように層間絶縁膜8を配置することで本実施形態の半導体装置が製造される。
このような半導体装置によれば、ダイオード30が部分SOI基板4の表裏を貫通する第1貫通トレンチ31の内部に形成されており、従来のSOI基板のうちSOI層にダイオードを形成する場合と比較して半導体装置を大型化することなく、ダイオード30の体積容量を増加させることができ、ダイオード30の特性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は第1実施形態に対して第1貫通トレンチ31の内部に埋め込まれるポリシリコン33の導電型の配置を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図3は、本実施形態の半導体装置の断面構成を示す図である。図3に示されるように、本実施形態では部分SOI基板4のうち第2半導体素子形成領域2に部分SOI基板4の表裏を貫通する第1貫通トレンチ31が形成されており、第1貫通トレンチ31の内部にダイオード30が形成されている。本実施形態では、第2半導体素子形成領域2に、部分SOI基板4の表面側がn型とされていると共に部分SOI基板4の裏面側がp型とされている第1ダイオード30aおよび部分SOI基板4の表面側がp型とされていると共に部分SOI基板4の裏面側がn型とされている第2ダイオード30bが備えられている。
そして、第1ダイオード30aのうちp型の部分と第2ダイオード30bのうちn型の部分とが電気的に接続されることにより、第1ダイオード30aと第2ダイオード30bとが直列的に接続された構成とされている。具体的には、第1ダイオード30aと第2ダイオード30bとが裏面電極35を介して電気的に接続されている。
このような半導体装置によれば、複数のダイオード30が直列的に接続されている構成とすることができるのでサージに対する耐量を可変にすることができつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は第1実施形態に対して第2貫通トレンチおよび第2表面電極を追加したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図4(a)は本実施形態の半導体装置の断面構成を示す図であり、図4(b)は(a)に示す第2半導体素子形成領域2のうち第1貫通トレンチ31および第2貫通トレンチが形成されている部分の上面レイアウトを示す図である。図4に示されるように、本実施形態の半導体装置は、第1貫通トレンチ31の外側を囲むように第2貫通トレンチ36が形成されている。そして、第2貫通トレンチ36の側壁に絶縁膜37が形成されていると共に、第2貫通トレンチ36の内部に本発明の第2埋込材料に相当するポリシリコン38が埋め込まれている。また、部分SOI基板4の表面のうち第1貫通トレンチ31に埋め込まれるポリシリコン33と第2貫通トレンチ36に埋め込まれるポリシリコン38との間に位置する部分に第2表面電極39が備えられている。
このような半導体装置によれば、第2表面電極39により第1貫通トレンチ31に埋め込まれるポリシリコン33と第2貫通トレンチ36に埋め込まれるポリシリコン38との間に位置する部分の部分SOI基板4に電圧を印加することができる。このため、第1貫通トレンチ31内に形成されているダイオード30の空乏層の領域を第1貫通トレンチ31の側壁に備えられている絶縁膜32を介して変化させることができるので、ダイオード30の耐量を可変にすることができつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は第3実施形態に対して第1貫通トレンチ31を複数形成したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。
図5(a)は本実施形態の半導体装置の断面構成を示す図であり、図5(b)は(a)に示す第2半導体素子形成領域2のうち第1貫通トレンチ31および第2貫通トレンチ36が形成されている部分の上面レイアウトを示す図である。図5に示されるように、本実施形態の半導体装置は、複数の第1貫通トレンチ31が形成されており、これら複数の第1貫通トレンチ31の外側を囲むように第2貫通トレンチ36が形成されている。そして、第2貫通トレンチ36の側壁には絶縁膜37が形成されており、第2貫通トレンチ36の内部にはポリシリコン38が埋め込まれている。また、部分SOI基板4の表面のうち第1貫通トレンチ31に埋め込まれるポリシリコン33と第2貫通トレンチ36に埋め込まれるポリシリコン38との間に位置する部分に第2表面電極39が備えられている。このような半導体装置1としても上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は第3実施形態の半導体装置に対して、第2表面電極39を無くし、裏面電極35を配置する場所を変更すると共に第2半導体素子を変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6(a)は本実施形態の半導体装置の断面構成を示す図であり、図6(b)は(a)に示す第2半導体素子形成領域2のうち第1貫通トレンチ31および第2貫通トレンチ36が形成されている部分の上面レイアウトを示す図である。図6に示されるように、本実施形態の半導体装置は第1貫通トレンチ31を囲むように第2貫通トレンチ36が形成されている。そして、第2貫通トレンチ36の側壁には絶縁膜37が形成されていると共に第2貫通トレンチ36の内部にはポリシリコン38が埋め込まれており、このポリシリコン38は本発明の第1導電型層に相当するn型層とされている。また、第1貫通トレンチ31に埋め込まれているポリシリコン33には第1表面電極34が備えられており、部分SOI基板4の裏面のうち第1貫通トレンチ31に埋め込まれているポリシリコン33と第2貫通トレンチ36に埋め込まれているポリシリコン38との間に位置する部分には裏面電極35が備えられている。
つまり、第1貫通トレンチ31の内部に埋め込まれるポリシリコン33と、第1貫通トレンチ31の側壁に備えられる絶縁膜32と、第1貫通トレンチ31の内部に埋め込まれるポリシリコン33と第2貫通トレンチ36の内部に埋め込まれるポリシリコン38との間に位置する部分SOI基板4と、を有して本発明の第2半導体素子に相当するトレンチキャパシタ40が構成されている。具体的には、第1貫通トレンチ31内に埋め込まれるポリシリコン33が第1電極に相当し、第1貫通トレンチ31の内部に埋め込まれるポリシリコンと第2貫通トレンチ36の内部に埋め込まれるポリシリコン3との間に位置する部分SOI基板4が第2電極に相当し、第1貫通トレンチ31の側壁に備えられる絶縁膜32が誘電体層に相当している。
このような半導体装置によれば、半導体装置の表裏を貫通する第1貫通トレンチ31と、第1貫通トレンチ31と第2貫通トレンチ36との間に位置する部分SOI基板4との間でトレンチキャパシタ40が構成されているので、従来のSOI基板のうち半導体層にトレンチキャパシタを形成する場合と比較して半導体装置を大型化することなく、トレンチキャパシタ40の容量を大きくすることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、半導体装置を構成する基板として、部分SOI構造を有する部分SOI基板4を例に挙げて説明したが部分SOI基板4に限定されるものではなく、支持基板と、支持基板の表面に配置される絶縁膜3と、絶縁膜3を挟んで支持基板と反対側に備えられる半導体層とを有して構成されるSOI基板を用いることもできる。
SOI基板を用いた場合には、上記第3実施形態では、第2表面電極39から印加される電圧が絶縁膜3で遮られることになるが従来の半導体装置と比較して半導体装置を大型化することなくダイオード30の体積容量を増加させることができる。なお、このような半導体装置の場合には、SOI基板の裏面のうち第2表面電極39と対応する部分に新たに裏面電極を備える構成とし、第2表面電極39と新たに備えた裏面電極とによりダイオード30の空乏層の領域を変化することのできる半導体装置としてもよい。
また、同様に、上記第4実施形態でも裏面電極35から印加される電圧が絶縁膜3で遮られることになるが従来の半導体装置と比較して半導体装置を大型化することなくトレンチキャパシタの容量を大きくすることができる。なお、このような半導体装置の場合においても、SOI基板の表面のうち裏面電極35と対応する部分に新たに表面電極を備える構成としてもよい。
さらに、上記第1実施形態では、第1半導体素子としてCMOSトランジスタが構成されている半導体装置を例に挙げて説明したが、もちろん第1半導体素子はこれに限定されるものではなく、例えば、第1半導体素子としてMOSトランジスタやバイポーラトランジスタ等が構成されている半導体装置とすることもできる。
また、上記第1実施形態では、複数の第1貫通トレンチ31が形成され、それぞれの第1貫通トレンチ31の内部にダイオード30が形成されている例を説明したが、もちろん第1貫通トレンチ31を一つのみ形成し、この第1貫通トレンチ31内にのみダイオード30を形成する構成としてもよい。
さらに、上記第1実施形態では、第1貫通トレンチ31の内部に第2半導体素子としてダイオード30が形成されている半導体装置を例に挙げて説明したが、もちろん他の半導体素子を構成することもでき、例えば、第1貫通トレンチ31の内部に埋め込まれているポリシリコン33をn型半導体層にして第1貫通トレンチ31の内部に抵抗が備えられている半導体装置としてもよい。このような半導体装置としても、従来のSOI層に抵抗が備えられている半導体装置と比較して、半導体装置を大型化することなく体積容量を大きくすることができ、従来の半導体装置よりも大電流を流すことのできる半導体装置を構成することができる。
また、上記第5実施形態では、第2貫通トレンチ36の外側を囲む第3貫通トレンチを新たに形成し、第3貫通トレンチのうち側壁に絶縁膜を配置すると共に第3貫通トレンチの内部にポリシリコンを埋め込んでもよい。この場合は、第2貫通トレンチ36に埋め込まれているポリシリコ38に新たに表面電極を配置すると共に、部分SOI基板4の裏面のうち第2貫通トレンチ36の内部に埋め込まれているポリシリコン38と第3貫通トレンチに埋め込まれているポリシリコンとの間に位置する部分に新たに裏面電極を配置することで積層型トレンチキャパシタを構成することができる。
また、上記第各実施形態では、第2半導体素子形成領域2は第1半導体素子形成領域1の外側に備えられている例を説明したが、もちろんこれに限定されるものではなく、例えば、第2半導体素子形成領域2が第1半導体素子形成領域1に囲まれている構成することもできるし、第1半導体素子形成領域1が第2半導体素子形成領域2に囲まれている構成とすることもできる。
本発明の第1実施形態における半導体装置の断面構成を示す図である。 図1に示す半導体装置の上面レイアウトを示す図である。 本発明の第2実施形態における半導体装置の断面構成を示す図である。 (a)は本発明の第3実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、(b)は(a)に示す第2半導体素子形成領域のうち第1貫通トレンチおよび第2貫通トレンチが形成されている部分の上面レイアウトを示す図である。 (a)は本発明の第4実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、(b)は(a)に示す第2半導体素子形成領域のうち第1貫通トレンチおよび第2貫通トレンチが形成されている部分の上面レイアウトを示す図である。 (a)は本発明の第5実施形態における半導体装置の断面構成を示す図であり、(b)は(a)に示す第2半導体素子形成領域のうち第1貫通トレンチおよび第2貫通トレンチが形成されている部分の上面レイアウトを示す図である。
符号の説明
1 第1半導体素子形成領域
2 第2半導体素子形成領域
3 絶縁膜
4 部分SOI基板
10 CMOSトランジスタ
30 ダイオード
31 第1貫通トレンチ
32 絶縁膜
33 ポリシリコン
34 第1表面電極
35 裏面電極

Claims (2)

  1. 半導体基板の第1半導体素子形成領域(1)において、該半導体基板の内部に絶縁膜(3)を備えることにより前記絶縁膜(3)の上に半導体層を形成してSOI構造を構成した部分SOI基板(4)を用い、
    前記部分SOI基板(4)のうち前記第1半導体素子形成領域(1)に第1半導体素子(10)を備えた半導体装置において、
    前記部分SOI基板(4)のうち前記第1半導体素子形成領域(1)とは異なる部分を第2半導体素子形成領域(2)とし、
    前記部分SOI基板(4)のうち前記第2半導体素子形成領域(2)には、前記部分SOI基板(4)の表裏を貫通する第1貫通トレンチ(31)が形成されており、前記第1貫通トレンチ(31)の側壁には絶縁膜(32)が形成されていると共に前記第1貫通トレンチ(31)の内部には第1埋込材料(33)が埋め込まれており、前記第1埋込材料(33)を有する第2半導体素子(30、40)が形成されており、
    前記第2半導体素子形成領域(2)には前記第1貫通トレンチ(31)が複数形成され、前記第2半導体素子(30)として複数の前記第1貫通トレンチ(31)それぞれに対して前記第1埋込材料(33)を基板の表面側と裏面側とで反対の導電型にしたダイオードが構成されており、
    前記第2半導体素子(30)のうち、前記基板の表面側が第1導電型とされていると共に前記基板の裏面側が第2導電型とされている前記ダイオードを第1ダイオード(30a)とし、前記基板の表面側が第2導電型とされていると共に前記基板の裏面側が第1導電型とされている前記ダイオードを第2ダイオード(30b)として、前記第1ダイオード(30a)のうち第1導電型の部分と前記第2ダイオード(30b)のうち第2導電型の部分とが電気的に接続されているか、もしくは前記第1ダイオード(30a)のうち第2導電型の部分と前記第2ダイオード(30b)のうち第1導電型の部分とが電気的に接続されることにより、前記第1ダイオード(30a)と前記第2ダイオード(30b)とが直列的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 支持基板と、支持基板の表面に配置される絶縁膜(3)と、前記絶縁膜(3)を挟んで前記支持基板と反対側に配置される半導体層とを備えるSOI基板を有し、前記SOI基板には複数の半導体素子形成領域(1、2)が備えられており、
    前記SOI基板のうち第1半導体素子形成領域(1)に第1半導体素子(10)を備えた半導体装置において、
    前記SOI基板のうち前記第2半導体素子形成領域(2)には、前記SOI基板の表裏を貫通する第1貫通トレンチ(31)が形成されており、前記第1貫通トレンチ(31)の側壁には絶縁膜(32)が形成されていると共に前記第1貫通トレンチ(31)の内部には第1埋込材料(33)が埋め込まれており、前記第1埋込材料(33)を有する第2半導体素子(30、40)が形成されており、
    前記第2半導体素子形成領域(2)には前記第1貫通トレンチ(31)が複数形成され、前記第2半導体素子(30)として複数の前記第1貫通トレンチ(31)それぞれに対して前記第1埋込材料(33)を基板の表面側と裏面側とで反対の導電型にしたダイオードが構成されており、
    前記第2半導体素子(30)のうち、前記基板の表面側が第1導電型とされていると共に前記基板の裏面側が第2導電型とされている前記ダイオードを第1ダイオード(30a)とし、前記基板の表面側が第2導電型とされていると共に前記基板の裏面側が第1導電型とされている前記ダイオードを第2ダイオード(30b)として、前記第1ダイオード(30a)のうち第1導電型の部分と前記第2ダイオード(30b)のうち第2導電型の部分とが電気的に接続されているか、もしくは前記第1ダイオード(30a)のうち第2導電型の部分と前記第2ダイオード(30b)のうち第1導電型の部分とが電気的に接続されることにより、前記第1ダイオード(30a)と前記第2ダイオード(30b)とが直列的に接続されていることを特徴とする半導体装置。
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