JP5266919B2 - 複連アンプル払出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複連アンプルからアンプルを1つずつ切り離して払い出すための複連アンプル払出装置に関するものである。
図16及び図17に示すように、合成樹脂製のアンプル1を、厚みを薄くして切り離し容易とした切れ目(切り離し線2a)を有する薄板状の連結部2を介して複数個(図16及び図17では5個)連接してなる複連アンプル3’,3が知られている。複連アンプル3’,3を構成する個々のアンプル1は、アンプル本体101と、このアンプル本体101の先端側にテーパ部102を介して連結され、かつアンプル本体101よりも小径である外形が円柱状の首部103とを備える。アンプル本体101、テーパ部102、及び首部103に薬液が封入されている。首部103の先端には開封可能な栓104が設けられている。
図16の複連アンプル3は、個々のアンプル1のアンプル本体101の外形が円柱状である。言い換えると、アンプル本体101は長手方向に直交する方向の断面の外形輪郭が概ね円形である。また、図16の複連アンプル3の連結部2はアンプル1の先端側へ栓104を越えて延びており、栓104と首部103の連結部分の連接部2にはスリット2bが形成されている。切り離し線2aで一つのアンプル1を隣接するアンプル1から分離した後は、首部103と対応する部分の連結部2が開封操作用の摘み部105として機能する。
図17の複連アンプル3は、個々のアンプル1のアンプル本体101の外形が楕円柱状である。言い換えると、アンプル本体101は長手方向に直交する方向の断面の外形輪郭が概ね楕円形である。また、図17の複連アンプル3の連結部2は、アンプル1の先端で止まっている。栓104には摘み部105が設けられている。この摘み部105は首部103の長手方向中央よりも先端側から栓104を超えて延びる形状であるので、個々のアンプル1の摘み部105はアンプル1を分離する前から既に別体であり、隣接するアンプル1の摘み部105間に細長い隙間107がある。この隙間107は隣接する2つのアンプル1の摘み部105、首部103、及びテーパ部102で囲まれたさらに大きな隙間106と連通している。
図16及び図17のような複連アンプル3’,3からアンプル1を1つずつ切り離して払い出すための複連アンプル払出装置が、種々提案されている。例えば、特許文献1には、複数の複連アンプルを収容するストッカと、ストッカの下部から複連アンプルを1個ずつ排出する排出機構と、排出機構によりストッカから排出された複連アンプルを自重によって滑落させて搬送する搬送路と、搬送路の下端側において複連アンプルの連結部を切断してアンプルを1個ずつ順に払い出す払出機構とを備える複連アンプル払出装置が開示されている。特許文献1の複連アンプル払出装置では、ストッカ内の複連アンプルはアンプルの並び方向が水平となる姿勢(図16及び図17に図示された複連アンプル3’,3の姿勢)で積層して収容されている。言い換えれば、ストッカ内の複連アンプルは平面積み積み上げ状態で収容されている。
従来、アンプル本体101が円柱状で連結部2と摘み部105が一体化した図16に示す複連アンプル3’が最も一般的であった。しかし、近時、アンプル本体101が楕円柱状で連結部2と摘み部105が別体の複連アンプル3の図17の使用も拡がっている。図17の複連アンプル3は図16の複連アンプル3’と比較すると、アンプル本体101が楕円柱状であるので特に小容量の場合に取り扱いが容易な寸法に設定できる点(例えばアンプル本体101の楕円の扁平度を高めることで作業者が手で摘み易い平坦に近い形状となる。)、アンプル本体101が楕円柱状であるので1個のアンプル1に分離した後に作業台等に載せた際に転がりにくい点、アンプル本体101が楕円柱状であるので平面積みした際の高さを低減できる点、隣接する2つのアンプル1はアンプル本体101の連結部2のみでつながっているので比較的小さい力でアンプル1の分離が可能である点、摘み部105が連結部2と別体であるので比較的小さい力で摘み部105を捩るだけで栓104を首部103から外すことができる点等に特徴がある。
しかし、図17の複連アンプル3は複連アンプル払出装置のストッカ内に平面積み上げ状態で収容した際に、図17において矢印Aで模式的に示すように平坦な姿勢が崩れる場合がある。具体的には、排出機構からの複連アンプルの排出時等にストッカ内に収容された複連アンプルに振動が作用し、この振動により複連アンプル3がアンプル1の並び方向に水平に移動し(矢印B)、端部のアンプル1がストッカの内側壁面に押し付けられる場合がある。ストッカの内壁面に押し付けられることで、端部のアンプル1に外力が作用する。この外力により、端部のアンプル1とそれと隣接するアンプル1間の切り離し線2aが平面視で谷折りに折れ曲がり、端部のアンプル1がそれと隣接するアンプル1に対して切り離し線2aを中心に上向きに回動する状態となる。この複連アンプル3の姿勢の崩れは、平面積み上げ状態の複数の複連アンプル3のうち、最上層の複連アンプル3と最上層から2番目の複連アンプル3で最も生じやすい。複連アンプル3の姿勢が崩れて端部のアンプル1が上向きに回動した状態となると、その複連アンプル3がストッカ内で降下せずに位置が固定されてしまい、排出機構によるストッカからの複連アンプル3の払出が不可能となる。つまり、複連アンプル3の姿勢が崩れるとストッカ内で複連アンプル3の詰まりが生じる。
図16の複連アンプル3’と比較して図17の複連アンプル3で上述の平坦な姿勢の崩れ(矢印A)が生じやすいのは、以下の理由によると推察される。まず、図17の複連アンプル3はアンプル本体1が楕円柱状であるので、切り離し線2aの折り曲げでアンプル1を回動可能な角度範囲が広い。すなわち、図16のアンプル本体1が円柱状である複連アンプル3’の場合には隣接するアンプル1が互いに干渉してそれ以上切り離し線2aの折り曲げでアンプル1を回動させることができない角度であっても、アンプル本体1が楕円柱状である図17の複連アンプル3の場合には隣接するアンプル1との干渉は生じないので、切り離し線2aをさらに折り曲げてアンプル1をさらに回動させることが可能である。また、図17の複連アンプル3は隣接するアンプル1間を連結している部分の長さが短いので、アンプル1は隣接するアンプル1に対してより小さい力で回動する。すなわち、図16の複連アンプル3’では連結部は栓104を超えて延びているのに対し、図17の複連アンプル3ではアンプル本体1のみが連結部2で連結されているので、より小さい外力でアンプル1が回動する。
国際公開第WO2004/034954号パンフレット
本発明は、複連アンプル払出装置において、ストッカ内に収容された複連アンプルの姿勢を確実に適正な姿勢で維持し、それによってストッカ内での複連アンプルの詰まり等の不具合を防止して動作信頼性を向上することを目的とする。
本発明は、それぞれアンプル本体と開栓操作用の摘み部とを有する複数のアンプルを、切り離し線を設けた連結部を介して複数個連接してなり、かつ隣接するアンプルの摘み部の間に隙間をそれぞれ有する複数の複連アンプルが、前記アンプルの並び方向が水平となる姿勢となり、かつ前記隙間がそれぞれ鉛直方向に沿って延びる複数の列をなすように積層状態で収容されたストッカと、前記ストッカに収容された前記複連アンプルを、前記ストッカの下部から1個ずつ排出して、前記複連アンプルを自重によって順次下方に移動させる排出機構と、前記排出機構により前記ストッカから排出された前記複連アンプルを搬送する搬送部と、前記搬送部の搬送方向下流側に配置され、前記複連アンプルの前記連結部を前記切り離し線で切断して前記アンプルを1個ずつ順に払い出す払出機構と、前記複連アンプルの前記隙間の列を貫通するように、前記ストッカ内で鉛直方向に沿って延びる少なくとも1つのアンプルガイドとを備えることを特徴とする、複連アンプル払出装置を提供する。
積層状態の複数の複連アンプルの隙間を貫通するようにアンプルガイドが延びているので、排出機構からの複連アンプルの排出時等にストッカ内に収容された複連アンプルに振動が作用しても、複連アンプルが水平方向に移動することがない。つまり、ストッカ内の複連アンプルの水平方向の移動はアンプルガイドによって拘束される。従って、ストッカ内の複連アンプルが水平方向に移動して端部のアンプルがストッカの内壁面に押し付けられることがない。端部のアンプルがストッカの内壁面に押し付けられることがないので、端部の複連アンプルとそれと隣接するアンプル間の切り離し線を平面視で谷折りに折れ曲げようとする外力が複連アンプルに作用するのを防止できる。この外力が作用しないので、複連アンプルは確実に適正な姿勢で保持される。つまり、端部のアンプルとそれと隣接するアンプル間の切り離し線が平面視で谷折りに折れ曲がり、端部のアンプルがそれと隣接するアンプルに対して切り離し線を中心に上向きに回動する状態とはならない。
以上のように、複連アンプルの水平方向の移動をアンプルガイドが拘束することにより、ストッカ内に積層状態で収容された複連アンプルは、確実に適正な姿勢で保持される。その結果、複連アンプルの姿勢の崩れに起因するストッカ内での複連アンプルの詰まり等の不具合を防止でき、複連アンプル払出装置の動作信頼性が向上する。
前記アンプルガイドの上端は、前記ストッカの内側頂壁面に対して1個の前記複連アンプルの厚みよりも広い第1の間隔を隔てて下方に位置することが好ましい。
この構成により、ストッカ内への複連アンプルの収容作業の作業性が向上する。具体的には、第1の間隔を設けたことにより、個々の複連アンプルを隙間にアンプルガイドが配置された状態でストッカ内に収容する作業が容易になる。
上記アンプルガイドの下端は、前記排出機構よりも1個の前記複連アンプルの厚みよりも広い第2の間隔を隔てて上方に位置することが好ましい。
この構成により、ストッカ内の複連アンプルは排出機構によって円滑に排出される。
アンプルガイドは、ストッカの内側側壁面に固定されていてもよいし、ストッカの内側側壁面に対して弾性手段により連結されて水平方向に沿って変位可能であってもよい。アンプルガイドを水平方向に沿って変位可能とすれば、ストッカ内への複連アンプルの収容作業の作業性が向上する。
アンプルガイドは、1個のみ設けても良いが複数設けてもよい。詳細には、同一の隙間を貫通する2個以上のアンプルガイドを設けても良いし、異なる隙間を貫通するアンプルガイドを2個以上設けても良い。
個々のアンプルガイドが一体構造である必要はなく、前記複連アンプルの厚みよりも広い間隔を隔てて配置された複数の部分により構成されるものでもよい。
本発明に係る複連アンプル払出装置は、複数の複連アンプルが積層状態で収容されたストッカ内に、隣接するアンプル間の隙間を貫通するように鉛直方向に沿って延びるアンプルガイドを備えるので、ストッカ内に収容された複連アンプルの姿勢を確実に適正な姿勢で維持できる。その結果、ストッカ内の複連アンプルの姿勢の崩れに起因するストッカ内での複連アンプルの詰まり等の不具合を防止できるので、高い動作信頼性が得られる。
(第1実施形態)
図1から図4に示す本発明の第1実施形態の複連アンプル払出装置は、図17に示す複連アンプル3が積層状態で複数個収納されるストッカ11、ストッカ11の下部開口11aから複連アンプル3を順次1個ずつ排出する排出機構12、排出機構12によりストッカ11から排出された上端側に配置された複連アンプル3を下端側に向けて滑落させて搬送する搬送傾斜路13、及び搬送傾斜路13の下端側の上方に配置されて搬送傾斜路の上端側から下端側に搬送された複連アンプル3の連結部を切断して先頭のアンプルから順に払い出す払出機構14を備える。また、複連アンプル払出装置は、図4にのみ図示するコントローラ16を備え、このコントローラ16は、後述するセンサ36A,36Bの検出出力等に基づいて、後述する駆動モータ27,34を含む装置全体の動作を制御する。
ストッカ11について説明する。ストッカ11は、全体として長尺な矩形筒状であり、上端が閉鎖されて下端が開口した筐体15を備える。この筐体15の下端がストッカ11としての下端開口11aを構成している。図3に最も明瞭に表されているように、ストッカ11の筐体15の内部には角筒状の3個の筒体17A,17B,17Cと1個の位置規制部材18が配置されている。筒体17A,17Cによってストッカ11の内側側壁面11b,11cが形成され、筒体17Aによってストッカ11の内側背壁面11dが形成されている。一方(正面から見て右側)の内側周壁面11cにアンプルガイド51が設けられている。このアンプルガイド51については後に詳述する。筐体15自体の頂部壁の内面によってストッカ11の内側頂壁面11eが形成されている。また、ストッカ11の前面には手動の扉19が設けられており、この扉19を開放してストッカ11の内部に複連アンプル3を格納できる。
図1に最も明瞭に表れているように、ストッカ11内には複数の複連アンプル3が鉛直方向ないしは上下方向(図においてZ方向)に積層状態で収納される。個々の複連アンプル3はアンプル1の並び方向が水平(図においてX方向)となる姿勢で積層されている。また、1つの複連アンプル3とその上下に位置する複連アンプル3とは個々のアンプル1の最上端と最下端どうしが互いに当接するように積層されている。つまり、ストッカ11内の複連アンプル3は平面積み上げで積層されている。このような積層状態で複連アンプル3を収納しているので、大型化することなくストッカ11内に多数の複連アンプル3を収納できる。さらに、積層状態の複数の複連アンプル3がそれぞれ備える摘み部105間の隙間107(本実施形態では個々の複連アンプル3毎に4個の隙間107がある。図3を併せて参照)が、鉛直方向に整列された状態となっている。例えば、図1において個々の複連アンプル3の最も左側の隙間107(最も左側のアンプル1と左から2番目のアンプル1の摘み部105間の隙間107)は、最上層の複連アンプル3から最下層の複連アンプル3に到るまで鉛直方向に概ね一直線の列200を構成している。残りの3個の隙間107についても最上層の複連アンプル3から最下層の複連アンプル3に到るまで鉛直方向に概ね一直線の列200を構成している。
また、図3を併せて参照すると、ストッカ11の内側側壁面11b,11c、内側背壁面11d、及び位置規制部材18は、複連アンプル3の平面視での外形輪郭に適合するように形成されている。具体的には、一方(正面から見て右側)の内側周壁面11cが複連アンプル3を構成する個々のアンプル1の摘み部105の先端と近接して位置し、他方(正面から見て左側)の内側周壁面11bが複連アンプル3を構成する個々のアンプル1のアンプル本体101の基端に近接して位置している。内側背壁面11eと位置規制部材18は、それぞれ複連アンプル3の両端部のアンプル1に対してある程度の間隔を隔てて位置している。内側周壁面11b,11c、内側背壁面11d、及び位置規制部材18をこのように配置することで、ストッカ11の下端開口11aから最下層の複連アンプル3が排出機構12によって排出する度に、積層状態の複数の複連アンプル3が自重によって順次下方に移動する。
排出機構12について説明する。ストッカ11の下端開口11aの下側に排出機構12が設けられている。図4を参照すると、排出機構12はストッカ11の下端開口11aに対向して配設されたケース21を備え、このケース21の上面にストッカ11内の最下層の複連アンプル3が支持される。ケース21の内部空間には、ストッカ11内に収納された複連アンプル3のアンプル1の並び方向と直交する方向(図においてY軸方向)に延びる平行な一対のガイドレール22A,22Bが設けられている。これらのガイドレール22A,22Bによって、スライダ23がY軸方向に移動可能に支持されている。このスライダ23には押出し部材24が固定されている。押出し部材24はその上部に1個の複連アンプル3が備えるアンプル1に対応して、複数個(本実施形態では5個)の押出し片24aを備えている。各押出し片24aは溝孔21aからケース21の外部に突出している。スライダ23の下面にはストッカ11に収容された複連アンプル3のアンプル1の並列方向(図においてX軸方向)に延びる直線状の溝23aが形成されている。この溝23a内にはカムローラ25が収容されている。カムローラ25を支持するプレート26は駆動モータ27の出力軸27aに固定されている。駆動モータ27はケース21の下面に固定されており、出力軸27aは鉛直方向に延びてケース21の内部空間に突出している。
駆動モータ27が作動して出力軸27aが回転するとカムローラ25と溝23aの係合によりスライダ23がガイドレール22A,22B上を往復移動し、それによって押出し部材24がY軸方向に往復移動する。図2を参照すると、押出し部材24が初期位置にあるときには、実線で示すように押出し片24aは最も下層側の複連アンプル3を構成する5個のアンプル1の基端側に位置している。一方、押出し部材24が初期位置から最も離れた位置にあるときには、二点鎖線で示すように押出し片24aはケース21のY軸方向の縁部付近まで移動する。押出し部材24がこの位置まで移動すると、押出し片24aによりY軸方向に押された複連アンプル3がケース21の上面から搬送傾斜路13の上端側へ落下する。
ストッカ11の下部から複連アンプル3を順次1個ずつ排出する機能を果たす限り、排出機構12の具体的な構造は特に限定されない。
搬送傾斜路13について説明する。搬送傾斜路13はストッカ11の下部開口11aの下方に配設されており、図1に最も明瞭に示されているように、ストッカ11に収納された複連アンプル3のアンプル1の並び方向(図においてX軸方向)に延びている。搬送傾斜路13はストッカ11の背面側(扉19とは反対側)の出口28を通って外部まで延びている。本実施形態では、搬送傾斜路13は、水平方向に延びる水平部13aと、この水平部13aと連続して設けられた傾斜部13bとを備えている。傾斜部13bの上面は下向きに傾斜した平坦面である。排出機構12によってストッカ11から搬送傾斜路13上に落下した複連アンプル3は、傾斜部13bの上面を払出機構14が配設されている下端側に向けて滑落し、矢印Cで示すように図においてX軸方向に搬送される。
払出機構14について説明する。図1、図2、及び図4を参照すると、払出機構14は複連アンプル3の搬送方向Cと直交する方向(図においてY軸方向)に延びるロータ32を備えている。ロータ32は断面略C字形で、一方の側縁部に切刃32aが形成され、この切刃32aから他方の側縁部に向かって内面及び外面が円弧状に湾曲して延びている。モータ32の回転軸32bに固定されたギア33Aは、駆動モータ34の出力軸34aに固定されたギア33Bと噛み合っている。よって、駆動モータ34が作動すると、ロータ32が回転軸32b回りに矢印D方向に回転する。
払出機構14は、搬送傾斜路13の傾斜部13bに設けられた溝孔13c,13dから突出する突出位置と、搬送傾斜路13の下方に格納される格納位置とに回動変位可能な検出片35A,35Bを備えている。検出片35A,35Bは図示しないばねにより図4において反時計方向に付勢されることにより通常時は突出位置にあり、アンプル1が通過する時のみ格納位置となる。検出片35A,35Bが格納位置となったことを検出するセンサ36A,36Bが設けられ、これらのセンサ36A,36Bの検出出力はコントローラ16に入力される。一方の検出片35A及びセンサ36Aはロータ32よりも複連アンプル3の搬送方向Cの上流側(ストッカ11側)に配設され、払出機構14に複連アンプル3が供給されたことを検出する機能を有する。他方の検出片35B及びセンサ36Bはロータ32よりも複連アンプル3の搬送方向Cの下流側に配設され、エラー検出機能を有する。
複連アンプル払出装置の全体的な動作を説明する。排出機構12の駆動モータ27が作動するとスライダ23と連動して押出し部材24が図においてX軸方向に往復移動する。この往復移動により、ストッカ11中の最下層の複連アンプル3が押出し部材24に押され、ストッカ11の下端開口11aから搬送傾斜路13の上端側に落下する。ストッカ11から落下して搬送傾斜路13上に載置された複連アンプル3は、自重によって傾斜部13b上を下端側に向けて滑落し、払出機構14に向けて搬送される。傾斜部13b上を搬送される複連アンプル3の先端が検出片35Aを通過したことをセンサ36Aが検出すると、所要のタイミングで駆動モータ34が作動しロータ32が回転を開始する。その結果、図4に示すようにロータ31の内部に複連アンプル3の先頭のアンプル1aが配置される。この図4の状態からロータ31がさらに回転すると、切刃31aによって切り離し線2aが切断される。切り離された先頭のアンプル1aは傾斜部13b上をさらに滑落し、装置外に払い出される。先頭から2番目から4番目までのアンプル1b〜1dも同様にしてロータ31によって切り離される。ロータ31によって正常にアンプル1が切り離されていれば、検出片35Bが格納位置となるので、センサ36Bによってアンプル1の通過が検出される。コントローラ16はセンサ36Bがアンプル1の通過を検出しない場合には、エラー発生であると判断して装置の動作を停止する。
図1から図3を参照してアンプルガイド51について説明する。本実施形態におけるアンプルガイド51は、ストッカ11の一方の内側側壁面11cに固定された樹脂製の真直な棒状部材である。内側側壁面11cに対するアンプルガイド51の固定は、接着であっても、ねじ等の結合要素により機械的な固定であってもよい。アンプルガイド51は、鉛直方向(図においてZ軸方向)に延びており、ストッカ11内に積層状態で収容された複数の複連アンプル3の隣接するアンプル1の摘み部105間の隙間107を貫通している。具体的には、アンプルガイド51は、積層状態の複数の複連アンプル3がそれぞれ備えているストッカ11の正面ないし前面側から見て手前から2個目と3個目のアンプル1の摘み部105間の隙間107を、鉛直方向に貫通するように配置されている。言い換えれば、アンプルガイド51は図において左から2番目の隙間107の鉛直方向の列200を貫通するように延びている。
図3を参照すると、アンプルガイド51の平面視でのアンプル1の並び方向の寸法、すなわちアンプルガイド51の幅Wg(図においてX軸方向の寸法)は、隣接する2個のアンプル1の摘み部105間の隙間107の平面視でのアンプル1の並び方向の寸法、すなわち隙間107の幅Wa(図においてX軸方向の寸法)よりも小さく設定されている。これはストッカ11内での積層状態の複連アンプル3の自重による下方への移動の円滑性を確保するためである。言い換えると、アンプルガイド51の幅Wgは、積層状態の複連アンプル3が適正な位置及び姿勢を維持して自重によって下方に移動している限り、アンプルガイドWgが摘み部105と干渉しないように設定されている。
図2及び図3を参照すると、本実施形態では、アンプルガイド51の平面視での個々のアンプル1(アンプル本体101)が延びる方向の寸法、すなわちアンプルガイド51の内側側壁面11cからの突出量Pg(図においてY軸方向の寸法)は、アンプル1の摘み部105の先端よりもアンプル本体101側にアンプルガイド51の先端が位置するように設定している。ただし、アンプルガイド51の突出量は、後述する振動による複連アンプル3の水平方向の移動を確実に拘束できるという条件、自重により下方への移動を妨げないという条件、アンプルガイド51が摘み部105に対して物理的な力を加えることで複連アンプル3がストッカ11内を移動中の摘み部105が折れてアンプル1内の薬液が漏れることがないという条件等を満たす限り任意に設定できる。例えば、これらの条件を満たす限り、アンプルガイド51の先端が隙間107を超えて隙間106に位置するように設定してもよい。
本実施形態では、突出量Pgはアンプルガイド51の長さ方向(図においてZ軸方向)全体で一定に設定している。ただし、前述の2つの条件を満たす限り、アンプルガイド51の長さ方向の位置に対して突出量Pgを変化させてもよい。例えば、アンプルガイド51の上端51a側から下端51b側に向けて漸次突出量Pgを増加させて、いわゆるテーパ状としてもよい。
図1及び図2を参照すると、アンプルガイド51の上端51aとストッカ11の内側頂壁面11eとの間には、少なくとも複連アンプル3を構成するアンプル1の最大の厚みTaよりも広い間隔G1(第1の間隔)が設けられている。この間隔G1を設けることで後述するようにストッカ11への複連アンプル3の収容作業の作業が容易になる。
アンプルガイド51の下端51bと排出機構12のケース21の上面との間には、少なくともアンプル1の最大の厚みTaよりも広い間隔G2(第2の間隔)が確保されている。この間隔G2を設けたことにより、排出機構12の押出部材24によって最下層の複連アンプル3が搬送傾斜路13に向けて押し出される際に、最下層の複連アンプル3とアンプルガイド51との干渉が生じない。つまり、この間隔G2により排出機構12により複連アンプル3の排出動作の円滑性が確保される。
以下、アンプルガイド51の機能を説明する。
排出機構12による最下層の複連アンプル3の排出時等にストッカ11内に収容された複連アンプル3に振動が作用し、この振動は複連アンプル3をアンプル1の並び方向に水平移動させようとする(図3、図5、図6、及び図17の矢印B)。そして、複連アンプル3は水平移動するとアンプル本体101が直下の複連アンプル3のアンプル本体101に沿って移動し、やがてアンプル本体101が直下の複連アンプル3の互いに隣接するアンプル本体101間の谷間に落ち込むことなる。図6に示すように、仮にアンプルガイド51がないとすると、この矢印Bの水平移動により端部のアンプル1が例えばストッカ11の内側背壁面11dに押し付けられることで、端部のアンプル1に外力が作用する。そして、この外力により、端部のアンプル1とそれと隣接するアンプル1間の切り離し線2aが平面視で谷折りに折れ曲がり、端部のアンプル1がそれと隣接するアンプル1に対して切り離し線2aを中心に上向きに回動する状態となる。
しかし、本実施形態では、図5に示すように、排出機構12による最下層の複連アンプル3の排出時等にストッカ11内に収容された複連アンプル3に振動が作用しても、アンプルガイド51が摘み部105に干渉するので、複連アンプル3は矢印B方向に移動しない。つまり、ストッカ11内の複連アンプル3の水平方向の移動はアンプルガイド51によって拘束される。従って、ストッカ11内の複連アンプル3が水平方向に移動して端部のアンプル1が内壁面(例えば内側背壁面11d)に押し付けられることがない。端部のアンプル1がストッカ11の内壁面に押し付けられることがないので、端部のアンプルとそれと隣接するアンプル間の切り離し線を平面視で谷折りに折れ曲げようとする外力が複連アンプルに作用するのを防止できる。この外力が作用しないので、複連アンプルは確実に適正な姿勢で保持される。つまり、端部のアンプル1とそれと隣接するアンプル1間の切り離し線2aが平面視で谷折りに折れ曲がり、端部のアンプル1がそれと隣接するアンプル1に対して切り離し線2aを中心に上向きに回動する状態とはならない。
このように複連アンプル3の水平方向の移動を拘束するアンプルガイド51を設けたことにより、ストッカ11内の積層状態で配置された複連アンプル3は適正な姿勢を維持する。その結果、複連アンプル3の姿勢の崩れに起因するストッカ11内での複連アンプル3の詰まり等の不具合を防止でき、複連アンプル払出装置の動作信頼性が向上する。
ストッカ11内に複連アンプル11を収容する際には、扉19を開放した後に図3において矢印Eで概念的に示すように前面が開放されたストッカ11へ複連アンプル3をアンプル1の並び方向に差し込んで順次積み上げていく。この際、仮にアンプルガイド51の上端51aがストッカ11の内側頂壁面11eまで達していると、複連アンプル3を傾ける等の操作によりストッカ11の正面ないし前面側から見て手前から2個目と3個目のアンプル1の摘み部105間の隙間107にアンプルガイド51を差し込む必要がある。しかし、本実施形態では、アンプルガイド51の上端51aとストッカ11の内側頂壁面11eとの間に前述の間隔G1を設けているので、複連アンプル3を傾ける等の特別な操作を行うことなく単にアンプル1の並び方向が水平方向となる姿勢のままで複連アンプル3をストッカ11内に差し込むだけで、ストッカ11の正面から見て2個目と3個目のアンプル1の摘み部105間の隙間107にアンプルガイド51を差し込むことができる。つまり、間隔G1を設けたことで複連アンプル3の姿勢に特に注意を払うことなく複連アンプル3をストッカ11に収容することができ、収容作業が容易である。
本実施形態のアンプルガイド51の代案について説明すると、アンプルガイド51はストッカ11の正面から2個目と3個目のアンプル1以外の摘み部105間の隙間107を貫通してもよい。例えば、ストッカ11の正面から3個目と4個目のアンプル1の摘み部105間の隙間107を貫通する位置にアンプルガイド51を配置してもよい。また、アンプルガイド51の材質は樹脂にされず、金属製等であってもよい。また、アンプルガイド51は単一の部材である必要はなく、例えば金属製の芯材の周囲に樹脂からなる被覆層を形成したものでもよい。
以下の第2から第5実施形態で特に言及しない点は、第1実施形態の複連アンプル払出装置と構造及び機能が同一である。
(第2実施形態)
図7に本発明の第2実施形態では、アンプルガイド51はストッカ11の内側側壁面11cと一体構造である。この構成により、部品点数を低減できる。
(第3実施形態)
図8に示す本発明の第3実施形態では、アンプルガイド51はばね52(弾性手段)によってストッカ11の内側側壁面11cに連結されている。そのため、アンプルガイド51は水平方向(図においてY軸方向)に弾性的にある程度変位可能である。この構成により、ストッカ11内への複連アンプル3の収容作業の作業性が向上する。具体的には、ストッカ11の前面側から複連アンプル3を差し込んだ際にアンプルガイド51と干渉したとしても、アンプルガイド51が水平方向に変位することにより、確実にアンプル1の摘み部105間の隙間107にアンプルガイド51を配置させることできる。
(第4実施形態)
図9に示す本発明の第4実施形態ではアンプルガイド53はストッカ11の内側側壁面11cに対して間隔を隔てて配置されている。例えば、ストッカ11の内側頂壁面11eにアンプルガイド51の上端51aを固定することにより、図9のようなアンプルガイド51の配置が可能となる。
(第5実施形態)
図10に示す本発明の第5実施形態では、第1実施形態と同様のストッカ11の内側側壁面11cに固定されたアンプルガイド51と、第4実施形態と同様にストッカ11の内側側壁面11cに対して間隔を隔てて配置されたアンプルガイド53が設けられている。両方のアンプルガイド51,53が同一の隙間107を貫通して延びている。本実施形態のように同一の隙間107(同一の鉛直方向の隙間107の列200)を複数個のアンプルガイドが貫通する構成であってもよい。
(第6実施形態)
図11に示す本発明の第6実施形態では、ストッカ11の正面ないし前面側から見て手前から1個目と2個目のアンプル1の摘み部105間の隙間107と、4個目と5個目のアンプル1の摘み部105間の隙間107に、アンプルガイド51A,51Bが貫通している。本実施形態ように異なる複数の隙間107(別個の鉛直方向の隙間107の列200)にそれぞれアンプルガイドが貫通する構成であってもよい。
(第7実施形態)
図12に示す本発明の第7実施形態では、アンプルガイド51は間隔Gを隔ててた上側部分51’と下側部分51’’とからなる。間隔Gは少なくとも複連アンプル3の厚み(具体的にはアンプル本体101の厚み)よりも大きく設定していればよい。前述のように複連アンプル3の振動による水平方向の移動は最上層とその直下の層の複連アンプル3に生じやすい。つまり、中間層の複連アンプル3については振動による水平方向の移動が比較的生じにくい。従って、アンプルガイド51を上側部分51’と下側部分51’’とからなる分割構造とすることで、振動による複連アンプル3のずれ防止は確保しつつストッカ11内での複連アンプル3の下方移動の円滑性を向上し、それによってストッカ11内への複連アンプル3の収容作業の作業性を向上できる。アンプルガイド51を3個以上の部分からなる分割構造としてもよい。また、第2実施形態から第6実施形態の場合でも本実施形態のように鉛直方向に分割構造としたアンプルガイドの構造を採用できる。
(第8実施形態)
図13に示す本発明の第8実施形態では、それぞれ異なる隙間107の列200を貫通する3個のアンプルガイド151A,151B,151Cが設けられている。アンプルガイド151Aは、図13において最も左側の隙間107の列200(最も左側のアンプル1と左から2番目のアンプル1の間)を貫通している。アンプルガイド151Aの位置及び長さは、ストッカ11内に積層された複連アンプル3のうち上層に対応するように設定されている。アンプルガイド151Bは、図13におい左側から2番目の隙間107の列200(左から2番目のアンプル1と左から3番目のアンプル1の間)を貫通している。アンプルガイド151Bの位置及び長さは、ストッカ11内に積層された複連アンプル3のうち中層に対応するように設定されている。アンプルガイド151Bは、アンプルガイド151Aの下端に対して間隔Gを隔てて配置されている。アンプルガイド151Cは、図13において左側から3番目の隙間107の列200(左から3番目のアンプル1と左から4番目のアンプル1の間)を貫通している。アンプルガイド151Cは、アンプルガイド151Bの下端に対して間隔Gを隔てて配置されている。アンプルガイド151Cの位置及び長さは、ストッカ11内に積層された複連アンプル3のうち下層に対応するように設定されている。
図14及び図15は、アンプルガイド以外の構成に関する本発明に係る複連アンプル払出装置の変形例を示す。
図14の変形例では、払出機構14よりも複連アンプル3の搬送方向上流側、かつ搬送傾斜路13の上方に跳ね防止部材55が配置されている。跳ね防止部材55は、上端側がストッカ11の筐体15の下端付近に固定され、下端側が搬送傾斜路13上の複連アンプル3の上面と間隔をあけて対向している。跳ね防止部材55の複連アンプル3の搬送方向と直交する方向の寸法は、搬送傾斜路13とほぼ等しい。払出機構14のロータ32による連結部2の切断時に複連アンプル3の先端のアンプルよりも搬送方向上流側のアンプル1(残りの複連アンプル3)が搬送傾斜路上13で跳ねると、跳ねたアンプル1は跳ね防止部材55に当たって搬送傾斜路13上に戻る。従って、複連アンプル3のはねに起因する複連アンプル払出装置内での複連アンプル3の詰まりないしは停滞等の不具合を防止できる。図14の跳ね防止部材55に代えて同一又は同様の機能を有する他の機構を採用して複連アンプル3の搬送傾斜路13上での跳ねを防止してもよい。
図15に示す変形例では、搬送傾斜路13が円弧状の曲面である。複連アンプル3を滑落させて搬送できる限り搬送傾斜路13の構造は特に限定されない。具体的には、搬送傾斜路は、水平な平坦面、傾斜した平坦面、曲面等として構成できる。また、傾斜搬送路13に代えて、排出機構12でストッカ11から排出された複連アンプル3を払出機構14まで搬送できる他の搬送機構を採用してもよい。このような搬送機構としては、例えばベルトコンベア式で複連アンプルを搬送する機構がある。
本発明の第1実施形態の複連アンプル払出装置を示す縦断面図。 図2は本発明の第1実施形態の複連アンプル払出装置を示す図1のII−II線での断面図。 図3は本発明の第1実施形態の複連アンプル払出装置を示す図1のIII−III線での断面図 排出機構及び払出機構を示す部分拡大断面図。 ストッカ内の複連アンプルの姿勢を示す部分拡大断面図。 アンプルガイドがない場合のストッカ内の複連アンプルの姿勢を示す部分拡大断面図。 本発明の第2実施形態の複連アンプル払出装置におけるアンプルガイドを示す部分拡大断面図。 本発明の第3実施形態の複連アンプル払出装置におけるアンプルガイドを示す部分拡大断面図。 本発明の第4実施形態の複連アンプル払出装置におけるアンプルガイドを示す部分拡大断面図。 本発明の第5実施形態の複連アンプル払出装置におけるアンプルガイドを示す部分拡大断面図。 本発明の第6実施形態の複連アンプル払出装置を示す断面図。 本発明の第7実施形態の複連アンプル払出装置を示す断面図。 本発明の第7実施形態の複連アンプル払出装置を示す断面図。 本発明の複連アンプル払出装置の第1の変形例を示す部分拡大断面図。 本発明の複連アンプル払出装置の第2の変形例を示す部分拡大断面図。 個々のアンプルのアンプル本体が円柱状である複連アンプルの一例を示す斜視図。 個々のアンプルが楕円柱状である複連アンプルの他を示す斜視図。
符号の説明
1 アンプル
2 連結部
2a 切り離し線
2c スリット
3,3’ 複連アンプル
101 アンプル本体
102 テーパ部
103 首部
104 栓
105 摘み部
106,107 隙間
11 ストッカ
11a 下端開口
11b,11c 内側側壁面
11d 内側背壁面
11e 内側頂壁面
12 排出機構
13 傾斜搬送路
13a 水平部
13b 傾斜部
13c,13d 溝孔
14 払出機構
15 筐体
16 コントローラ
17A,17B,17C 筒体
18 位置規制部材
19 扉
21 ケース
21a 溝孔
22A,22B ガイドレール
23 スライダ
23a 溝
24 押し出し部材
24a 押出し片方
25 カムローラ
27 駆動モータ
27a 出力軸
32 ロータ
32a 切刃
32b 回転軸
33A,33B ギア
34 駆動モータ
34a 出力軸
35A,35B 検出片
36A,36B センサ
51,51A,51B,53 アンプルガイド
51’ 上側部分
51’’ 下側部分
52 ばね
53 アンプルガイド
55 跳ね防止部材
200 列

Claims (8)

  1. それぞれアンプル本体と開栓操作用の摘み部とを有する複数のアンプルを、切り離し線を設けた連結部を介して複数個連接してなり、かつ隣接するアンプルの摘み部の間に隙間をそれぞれ有する複数の複連アンプルが、前記アンプルの並び方向が水平となる姿勢となり、かつ前記隙間がそれぞれ鉛直方向に沿って延びる複数の列をなすように積層状態で収容されたストッカと、
    前記ストッカに収容された前記複連アンプルを、前記ストッカの下部から1個ずつ排出して、前記複連アンプルを自重によって順次下方に移動させる排出機構と、
    前記排出機構により前記ストッカから排出された前記複連アンプルを搬送する搬送部と、
    前記搬送部の搬送方向下流側に配置され、前記複連アンプルの前記連結部を前記切り離し線で切断して前記アンプルを1個ずつ順に払い出す払出機構と、
    前記複連アンプルの前記隙間の列を貫通するように、前記ストッカ内で鉛直方向に沿って延びる少なくとも1つのアンプルガイドと
    を備えることを特徴とする、複連アンプル払出装置。
  2. 前記アンプルガイドの上端は、前記ストッカの内側頂壁面に対して1個の前記複連アンプルの厚みよりも広い第1の間隔を隔てて下方に位置する、請求項1に記載の複連アンプル払出装置。
  3. 上記アンプルガイドの下端は、前記排出機構よりも1個の前記複連アンプルの厚みよりも広い第2の間隔を隔てて上方に位置する、請求項1又は請求項2に記載の複連アンプル払出装置。
  4. 前記アンプルガイドは、前記ストッカの内側側壁面に固定されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複連アンプル払出装置。
  5. 前記アンプルガイドは、前記ストッカの内側側壁面に対して弾性手段により連結されて水平方向に沿って変位可能である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複連アンプル払出装置。
  6. 同一の前記隙間の列を貫通する前記アンプルガイドを複数個備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複連アンプル払出装置。
  7. 異なる前記隙間の列を貫通する前記アンプルガイドを複数個備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の複連アンプル払出装置。
  8. 前記アンプルガイドは、少なくとも前記複連アンプルの厚みよりも広い間隔を隔てて配置された複数の部分を有する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の複連アンプル払出装置。
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