JP5266425B1 - 調理用鍋の着脱把手 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理用鍋へ把手の着脱が簡単な操作で素早く確実にでき、調理台上への一時置きも容易にできる着脱把手を提供する。
【解決手段】着脱把手1は、可動握り部2と、保持体3と、スライドバー6からなり、連結部材21と保持体3の受け具40が、連結管22と固定軸23で回動可能に連結され、スライドバー6のリンク片63が連結部材21と連結軸65で軸支され、嵌挿部31が鍋の周縁部上端のつば状部に嵌挿し、係止部32と、支持部33と、支え部34Rと他方の支え部で鍋の周縁部を支持し、可動握り部2が自重で下がり、リンク片63を介してスライドバー6が前進し、係合部61が鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合し、着脱把手1が取り付け可能となる。調理台上への載置は可動握り部2が上部で、支え部34Rと他方の支え部と、固定握り部50の後端部の3点で支持する着脱把手構造とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、調理時に使用する鍋及びフライパン等の着脱把手に関するものである。
調理用片手鍋及びフライパン等の把手は鍋の外周に合成樹脂の把持部と一体成形された取付け金具で、鍋の外周上端部から外方向に向けて略水平に取り付けられており、一部把手の着脱可能な構造のものもあることは知られている。
片手鍋及びフライパン等の把手は、片手で扱うことができるという利便性はあるが、鍋本体の外周面より外側に長く突き出ていて把手が邪魔になり収納性が悪く調理時に把手を持っての作業以外は把手が邪魔になり、位置によっては身体に当り危険な場合がある。
そこで、この問題を解決するため把手及び把手の着脱構造について種々の提案がなされている。
例えば、本出願人が既に出願した特許文献1は、鍋の周縁部上方の位置で握り部が中央部上方に向けた斜め状態で、把手の嵌挿部が鍋の周縁部上端のつば状部に嵌挿し、レバーの下側先端部が前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合して着脱を可能にした構造が記載されている。
特許文献2は、容器の周縁部上端の外側方向に取っ手を支える穴を有して突出したリムが設けられ、前記取っ手の上部を前記突出したリムの穴に嵌め込み、前記取っ手の下部が容器の外周面の中央部を支え、着脱を可能にした構造が記載されている。
特許文献3は、鍋の周縁部上端の外側方向に手持ち部を備え、把手は把手金具と、該把手金具の一端に連結されたはさみ板と、カム部を有したレバーを備え、前記把手を前記手持ち部に差込み、レバーを回動させて前記手持ち部を挟み着脱を可能にした構造が記載されている。
特許文献4には、鍋の開口縁の形状に合わせた掛け金具を把手本体の前端部に備え、前記鍋の開口縁の下部を支える幅広の切欠溝を前端部に備えた握り部材が前後のリンク片で連結されて構成され、前記掛け金具を前記鍋の開口縁に合わせ、握り部材で、前記鍋の開口縁を挟んで固定し、前記握り部材を押圧して下方に移動させて解除する着脱構造が記載されている。
特許文献5には、把持装置がトグル継手機構と、レバーを有した変位手段と、ロック手段と、解除用作動ボタンを備え、前記変位手段により把持端部が移動して、容器の縁に係合し、把持部本体の前端部の固定部材とで鍋の周縁部上端のつば状部を挟んで固定し、前記解除用作動ボタンで固定を解除する着脱構造が記載されている。
特許文献6には、前方に移動可能なグリップを備えた把手本体と、該把手本体の上部前方に前記グリップを引き込むレバーと解除用のボタン軸を備え、前記グリップが前記レバー操作で移動し、厨房器具のフランジが把手本体の前端部に挟まれて固定し、前記解除用のボタン軸で前記グリップの固定を解除する着脱構造が記載されている。
特開2010−167250号公報 特表2003−503087号公報 実開昭61−89345号公報 特開2001−275858号公報 特表2006−501883号公報 特開2010−264236号公報
特許文献1に記載された着脱構造は、鍋の周縁部上端のつば状部に嵌める、外す、という単純な動作で着脱は容易であるが、レバーを握ることで前記鍋の周縁部上端のつば状部を咬持する構成のため、前記鍋の周縁部上端のつば状部に取り付けた状態のみでは、前記レバーが解放状態となり、外力により簡単に外れるという問題がある。
特許文献2に記載された着脱構造は、シンプルで製造が安価となり、取っ手の着脱も比較的容易であると考えられるが、容器の外周に取っ手を支える孔を有する突き出たリムが設けられて取付け位置が限定され、前記孔に狙いを定めて取っ手を挿入する手間と、容器が水平に保たれている時は取っ手の取り付けは安定しているが、容器内のお湯等を捨てる時に容器を傾けた場合は、取っ手から容器が外れやすくなるという問題がある。
特許文献3に記載された着脱構造は、鍋の周縁部上端の外側方向に手持ち部を備えたことにより、取付け位置が限定され、さらに、レバーを回動させて前記手持ち部を挟む着脱構造は、確実に鍋に取り付けることは可能であるが、素早い着脱は困難で、部品数の多い構成は、安価な製造が難しいという問題がある。
特許文献4に記載された着脱構造は、鍋の開口縁の形状に合わせて把手本体の掛け金具と握り部材の幅広の切欠溝で鍋の開口縁を挟むため鍋に確実に取り付き、取り付け位置の選択が不要となり、特許文献2と特許文献3に比べ取っ手の取り付けは若干早くなるが、把手を鍋に取り付ける時、掛け金具を鍋の開口縁の形状に合わせながらレバーを握る操作となり、鍋への素早い取付けが難しく、鍋の開口縁の形状が掛け金具に合わせた特殊形状となり、鍋及び把手本体の安価な製造が難しいという問題がある。
特許文献5と特許文献6に記載された着脱構造は、容器、又は、厨房器具の縁を直接掴む構造であり、容器への取付け位置の選択が不要で特許文献2と特許文献3に比べ、取付け操作が若干速くなる。しかし、把手を容器、又は、厨房器具の周縁部上端に嵌挿後、握り部材、又は、レバーによる取付け操作となり、取付け解除は、解除用の作動ボタン、又は、主軸ボタンの操作を要する構造であり、単純化されていないので素早い着脱までには至らない。さらに、把手を着脱するための構造が複雑で部品数が多くなり、安価な製造が難しいという問題がある。
さらに特許文献3〜6においては、把手を持ちやすい状態で調理台上に載置するという工夫がなされていないので、把手を素早く持ち上げ、安定して載置することが難しいという問題がある。
本発明は、上述のような従来の把手構成が有していた問題を解決しようとするものであり、着脱把手の可動握り部を持ち上げ、鍋の周縁部上端のつば状部の上方から嵌挿され、可動握り部が自重で下がり、鍋の周縁部上端のつば状部が咬持されて取り付けられ、その状態で可動握り部と固定握り部を把持し簡単に鍋を持ち上げることができ、着脱把手を鍋に取り付けた状態において着脱把手に外力が加えられても外れることなく安全で、可動握り部を持ち上げれば簡単に取り外しができる単純な操作で、素早い把手の着脱と、可動握り部が持ち易く、安定した状態で調理台上へ載置できる着脱把手の提供を目的とする。
鍋の周縁部上端のつば状部から外方向に向けて略水平に取り付ける着脱把手は、可動握り部と、保持体と、スライドバーからなり、前記可動握り部は、上方の位置で前後に連結部を有する連結部材が内部に組み込まれて形成され、前記保持体は、最前部に前記鍋の内周面を支持する支持部と、前記鍋の周縁部上端のつば状部に嵌挿する嵌挿部と、該嵌挿部の上部に前記保持体を係止する係止部と、最下部に前記鍋の外周面を支える複数の支え部と、前記嵌挿部の後方中央部に連結部及びスライド溝を有する受け具と、該受け具の下部に固定握り部が組み合わされて一体化し、前記スライドバーは前記スライド溝内に緩挿可能な形状で、先端部に前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合する係合部を有し、後部に軸支されたリンク片を備え、該リンク片の他方が前記可動握り部の連結部材の後部の連結部と軸支され、該連結部材の前部の連結部と前記受け具の連結部が回動可能に連結され、一部重力を利用した前記可動握り部の上下の回動で、前記スライドバーが前記リンク片を介して前記スライド溝内で前後にスライドし、前記鍋の周縁部上端のつば状部のどの位置にも単純な操作で前記着脱把手の着脱が可能となる構造を特徴とする。
前記可動握り部が持ち上げられ、前記保持体の嵌挿部が前記鍋の周縁部上端のつば状部へ上方から嵌挿され、前記可動握り部が自重で下がり、前記リンク片を介して前記スライドバーが前記スライド溝内で前方にスライドして移動し、前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に前記スライドバーの前端部の係合部が係合し、前記支持部が前記鍋の内周面に係合し、前記係止部が前記鍋の周縁部上端で係止し、三方から挟み込む状態で前記鍋の周縁部上端のつば状部が咬持され、前記鍋の持ち上げが可能となる。前記着脱把手を取外す際は、前記可動握り部の持ち上げにより前記リンク片を介して前記スライドバーが後方にスライドし、咬持が解除されて、前記着脱把手を取り外す構造を特徴とする。
前記可動握り部は長手方向で下部に開口部を持つ長溝が設けられ、該長溝内に、前記保持体の固定握り部が緩挿可能となり、前記着脱把手が前記鍋に取り付けられた際、前記可動握り部の長溝の開口部から前記固定握り部の下部が略平行状態で若干突出し、前記可動握り部と前記固定握り部の両方に指がかかり、前記着脱把手の確実な把持が可能となる。これにより、前記鍋の周縁部上端のつば状部へ前記スライドバーの係合部が係合し、咬持が確実になされたか前記可動握り部と前記固定握り部の位置関係の変化が判り、指の感触で確認できる構造を特徴とする。
前記固定握り部の前端部の下方に向けて突起部が形成されて指止め部が設けられ、該指止め部は前記可動握り部と前記固定握り部を把持した指の前方への移動が抑止され、前記保持体の各支え部及び前記受け具の金属部への指の接触が防止される構造を特徴とする。
前記着脱把手は、前記複数の支え部の下端部と、前記固定握り部の後方下端部の3点で支持され、前記可動握り部が上部に位置し、素早く持てる状態で、調理台上に安定して載置できる構造を特徴とする。
以下に、把手の握り部の技術的手段は同一で他の相違した部分の技術的手段を講ずる。
鍋の周縁部上端のつば状部から外方向に向けて略水平に取り付ける着脱把手は、可動握り部と、保持体からなり、前記可動握り部は、上方の位置で前端部に前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合するレバーを備え、前記保持体は、最前部の中央に前記鍋の内周面を支持する支持部と、前記鍋の周縁部上端のつば状部に嵌挿する嵌挿部と、該嵌挿部の上部に係止部と、最下部に前記鍋の外周面を支える複数の支え部と、中央部後方に固定握り部を備え、前記可動握り部のレバーの最上部と、前記保持体の前方最上部が回動可能に軸支され、前記保持体の嵌挿部が前記鍋の周縁部上端のつば状部へ上方から嵌挿され、前記可動握り部のレバーが前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合して前記着脱把手が取り付けられる、該着脱把手の取り外しは、前記可動握り部を持ち上げれば、該可動握り部の回動によりレバーの係合が解除され取り外しが可能となる着脱構造を特徴とする。
前記可動握り部の前端部に設けられたレバーの上部と、前記保持体の前方最上部が回動可能に軸支された軸支部を基点に、前記可動握り部が自重により回動し、前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に、前記可動握り部のレバーの先端部が係合し、該レバーの先端部と、前記鍋の内周面を支持する支持部と、前記嵌挿部の上部の係止部で前記鍋の周縁部上端のつば状部が咬持され、前記着脱把手が取り付けられる。該着脱把手の取り外しは、前記可動握り部を持ち上げ、可動握り部を回動させて咬持を解除し、前記鍋の周縁部上端のつば状部から取り外す着脱構造を特徴とする。
前記可動握り部のレバーの最上部と、前記保持体の前方最上部が回動可能に軸支された軸支部は、前記保持体の嵌挿部の上方の位置に配置され、前記鍋に取り付けた着脱把手を把持して持ち上げた場合、前記鍋の内周面を支持する前記支持部と、前記鍋の外周面を支持する複数の支え部に沿って、鍋を下方へ移動させる力が前記レバーの先端部に働くが、前記可動握り部のレバーの最上部と、前記保持体の前方最上部の前記軸支部が、前記嵌挿部の上方の位置に配置され、前記軸支部が下方への力を受けて、前記レバーの先端部の咬持解除の動きが抑止され、前記可動握り部の上方への持ち上げが制止される。従って、前記鍋に取り付けた前記着脱把手に外力が加えられても外れない構造を特徴とする。
前記可動握り部は長手方向で下部に開口部を有する長溝と、該長溝の開口部の前方下部に指止め部が設けられ、前記可動握り部のレバーと前記保持体の金属部への指の接触が防止され、前記長溝内に前記保持体の固定握り部が緩挿されて前記着脱把手が前記鍋に取り付けられた状態で、前記可動握り部の開口部から前記固定握り部の下部が略平行状態で若干突出され、前記着脱把手の把持が確実になり、前記可動握り部のレバーの先端部が前記鍋の周縁部上端のつば状部を確実に咬持できているかの確認が容易になる構造を特徴とする。
前記保持体の前方下部の複数の支え部の下端部と、前記保持体の中央部後方の固定握り部の後方下端部の3点で支持され、前記可動握り部が上部に位置し、素早く持てる状態で、調理台上に載置できる構造を特徴とする。
本発明によれば、着脱把手の可動握り部を持ち上げ、保持体の嵌挿部を鍋の周縁部上端のつば状部の上方から嵌挿させて取り付け、取り外しは可動握り部を持ち上げるのみの単純な操作の着脱で調理が素早くでき、着脱把手は鍋に取り付けた状態において、可動握り部の持ち上げ以外の他の外力によって鍋から外れ落ちることは無く安全で、調理台上へは可動握り部が上部の位置で持ち上げ易く安定した状態に載置でき、調理台に接触する部分が僅かで汚れの付着が最小限となり衛生的である。
本発明の着脱把手を鍋に取り付けた状態の全体を示す斜視図である。 図1の着脱把手の正面図である。 図2のA−A断面図である。 図3の状態から、着脱把手の可動握り部を持ち上げた縦断面図である。 図3のB−B拡大断面図である。 図3のC−C拡大断面図である。 図3のD−D拡大断面図である。 鍋のつば状部にスライドバーが係合した状態を示す側面図である。 鍋のつば状部でスライドバーの係合が解除された状態を示す側面図である。 着脱把手が調理台上に載置された状態を示す側面図である。 本発明の他の実施形態の着脱把手を鍋に取り付けた状態の斜視図である。 図11の着脱把手の側面図である。 図12の正面図である。 図12のE−E断面図である。 図12のF−F断面図である。 図13のG−G断面図である。 図16の状態から、着脱把手の可動握り部を持ち上げた縦断面図である。 鍋のつば状部にレバーが係合した状態を示す側面図である。 鍋のつば状部でレバーの係合が解除された状態を示す側面図である。 着脱把手が調理台上に載置された状態を示す側面図である。
本発明の実施の形態に係わる調理用鍋の着脱把手について、以下図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1と、図3と、図4と、図8と、図9に示す、着脱把手1は、可動握り部2と、保持体3と、スライドバー6からなり、可動握り部2は、前後に連結部を有した連結部材21を内部に備え、前記保持体3は、最前部に鍋7の内周面を支持する支持部33と、鍋7の周縁部上端のつば状部71に嵌挿する嵌挿部31と、係止部32と、外周面を支持する複数の支え部34L,34Rを有した金属板が略クの字状に形成され、その後方に連結部及びスライド溝41を有した受け具40が接続され、受け具40の下部に固定握り部50が形成され、スライド溝41内に緩挿されるスライドバー6は、先端部に鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部に係合する係合部61と、後部にリンク片63が連結軸64で軸支され、リンク片63は連結部材21の後部と連結軸65で軸支され、受け具40の連結部と連結部材21の前部が連結管22と固定軸23で回動可能に連結されて可動握り部2が回動可能となり、リンク片63を介してスライドバー6が前後にスライドして着脱が可能となり、鍋7の周縁部上端より外方向に向け、略水平状態でつば状部71に取り付けられる構成である。
以下図1に示す、着脱把手1を鍋7に取り付けた状態において、鍋7側が前方で、可動握り部2の皿ネジ25を上方側として説明する。
着脱把手1は、鍋7以外にもフライパン、他の調理用容器にも同様の構成で使用可能であるが、本発明の説明を解りやすくするため、鍋7で説明する。
図1〜図6に示す可動握り部2は、手で握ることのできるサイズで、連結部材21の嵌着と、固定握り部50が緩挿可能な巾を有する長溝24が前後方向に設けられて、合成樹脂、木材、金属等で形成される。形状は自由に設定可能で、鍋7の中に内容物が入った状態で持ち上げて保持できる十分な強度が確保できればよい。
長溝24の開口部の幅は、図6と、図7に示す、可動握り部2の中央部の直径に対し、30〜50%の形成が望ましく、保持体3の固定握り部50が緩挿できる幅を有し、固定握り部50に触れることなく可動握り部2の両サイドを複数の指で簡単に持ち上げることができればよい。
図4に示す長溝24の長さは、可動握り部2の全長に対し70〜80%の形成が望ましく、図8に示す、可動握り部2が把持された状態で固定握り部50に複数の指がかかり、スライドバー6の係合部61が鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部へ確実に係合されてその状態が指で確認できればよい。
図3から図6に示す連結部材21は、金属板で、コの字状に形成され、後部がリンク片63と軸支するための曲折形成が施されて前後の連結部に軸孔が設けられ、凹部の開口部が下側となり受け具40の外側の面へ緩挿可能な幅と深さを有し、可動握り部2の長溝24に嵌着され皿ネジ25で可動握り部2に固定される。可動握り部2への固定は接着、又は、凹凸によるはめ込みでもよい。
図4と、図7と、図9に示す保持体3の前部には、金属板が略クの字状に形成され、窪んだ部分が鍋7の周縁部上端のつば状部71の上方から嵌挿される嵌挿部31となり、保持体3を鍋7の周縁部上端のつば状部71の上部で係止させる係止部32と、鍋7の内周面を支持する支持部33と、外周面を支える支え部34L,34Rと、スライドバー6の通る貫通孔35が係止部32の下側中央部に形成される。
図2に示す、支持部33は、正面から見て、可動握り部2の外径幅と同等か、又は、若干広く、鍋7の周縁部を充分に支持できる幅を有し、図4と、図9に示す、嵌挿部31の幅は鍋7のつば状部71の幅より広く形成して若干余裕を持たせ、嵌挿部31のつば状部71への着脱を容易にするため係止部32から下方に向け湾曲形成され、さらに、湾曲形成面の両下端部が、鍋7の外周に係合可能にするため両端面が前方に向け湾曲形成されて両下端部に34L,34Rが形成される。
支え部34L,34Rは図2の正面から見た状態で、係止部33の巾と同等、又は、若干広く形成される。
図7〜図10に示す、支え部34L,34Rは、鍋7の周縁部の外側の支持と、調理台8に載置した場合の支持の両方の役割があり、その役割を十分に果たすため、先端部は図2に示す半円状の形成が望ましい。
図4と、図5と、図6と、図9に示す保持体3の受け具40は、金属板で凹状の深溝形に曲折形成され、上部前方の連結部に軸孔を有し、上部後方に固定用の軸孔を有してスライド溝41が形成され、最前部に取付け部42が左右に曲折形成されて略クの字状に形成され金属板の貫通孔35の左右にリベット46によるカシメ、又は、抵抗溶接による接合で一体化され、最後部にスライド溝41の底辺のみが延長されたレール部が設けられ、リンク片63の軸支部のスライド部となる。左右のカシメ部のリベット46は図5に示す、嵌挿部31側の金属板の表面への突出は極力少なくし、鍋7の周縁部上端のつば状部71への嵌挿の妨げにならない形成で、できれば同一の面が望ましい。
図3〜図5に示す受け具40は、後方上部の軸孔部に位置決めカラー44が嵌挿され、固定ピン45で固定されてスライド溝41の幅決めと、スライド溝41内でスライドバー6が前後にスライドするための上下方向のガイドとなる。受け具40に連結部材21が開口部から被る状態になるため、固定ピン45の両端は受け具40の外側の表面と同一面が望ましい。
図4〜図6に示す受け具40は、前方上部の連結部の軸孔に連結管22が緩挿され、連結部材21の連結部の凹部が被る状態で緩挿されて連結管22が連結部材21に固定軸23で固定され、受け具40と連結部材21が回動可能に連結される。連結管22は連結部材21の幅決めと、スライドバー6が前後にスムーズにスライドするための上下方向の位置決めガイドにもなる。
図4に示す受け具40の連結部と、可動握り部2の前部の連結部を連結する連結管22の位置は、嵌挿部31の近傍に配置され、可動握り部2を持ち上げた際、常に固定握り部50が下がる重量配分に構成される。
受け具40は、図6に示す金属板の曲折形成で説明したが、スライド溝41が形成されれば角形又は丸型のパイプに連結部の接合、又は、連結部と一体の合成樹脂の成型でもよく、受け具40とスライド溝41の形状はスライドバー6の形状と合わせ、スライドバー6のスライドがスムーズにできれば自由に変更可能である。
図4と、図6と、図7に示す固定握り部50は前端部の下方に向けて、指止め部51が設けられ、可動握り部2の長溝24に緩挿できる巾と長さを有し、後部に凹部52が設けられて、受け具40の中央部から下側に形成されている。固定握り部50は合成樹脂の成型が望ましいが、木材、金属による形成でもよい。
これにより、保持体3は、係止部32と、支持部33と、支え部34L,34Rと、受け具40と、固定握り部50が一体化され、図9に示す、鍋7の周縁部上端のつば状部71に保持体3の嵌挿部31が嵌挿され、係止部32で係止された状態で、固定握り部50が、鍋7の周縁部上端から外側方向に向け、水平状態から後端部が若干上方の位置になる構成が望ましい。
図8に示す、着脱把手1を鍋7の周縁部上端のつば状部71に取り付け、鍋7に内容物を入れて持ち上げた場合、保持体3に最も多くの負荷がかかるので、負荷に耐えるサイズと材質で形成する。
図3と、図4に示すスライドバー6は、鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部に係合する係合部61が先端上部に形成され、係合部61の斜め後方下部に受け具40の最下部の前端部に係合する突起部が形成されて停止部62となり、後端部にリンク片63が連結軸64で軸支されている。
係合部61は、鍋7の重量を上方から受けるため、鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部の形状に合わせた形成が望ましく、スライドバー6は、鍋7の持ち上げ時に可動握り部2の回動によりリンク片63を介して前進方向の力と鍋7の重量が略垂直方向に加わるのでこれに耐えることができる強度があればよい。
スライドバー6はスライド溝41内で前後にスライドする際の接触抵抗を減少させるため、図3に示す、底面の前後2ヶ所に略半円形の突起が形成され、スライド溝41に挿入されて貫通孔35を通り、係合部61が支持部33に係合した状態に調整されている。この状態で固定握り部50の後端部が可動握り部2の長溝24内に若干入り込んだ状態となる。
スライドバー6の形状は特にこだわることはなく、スライド溝41に合わせた形状で、材質はステンレス鋼が望ましいが、防錆処理を施した金属でもよい。又、鍋7の材質により、強度のある合成樹脂にすることも可能である。
図4と、図5に示すリンク片63は、複数の金属板を重ねて接合し連結部が曲折形成され、スライドバー6の後端部を挟む状態に連結軸64で軸支され、他端部が連結軸65で連結部材21の後部の連結部に軸支されている。
リンク片63は、スライドバー6がスムーズにスライドできれば複数の金属板にこだわることなく一枚の板であってもよい。
リンク片63は、可動握り部2の長溝24と、固定握り部50の凹部52の内部で自由に可動でき、図3に示すように、スライドバー6が支持部33に係合した状態で連結軸65の中心がスライドバー6の水平方向の中心線より若干上部になり、スライドバー6に対し、リンク片63が上方に向けて若干角度の付いた状態に構成され、スライドバー6の係合部61が鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部に係合した図8に示す状態で、係合部61の食い込みを減少させ、可動握り部2と、固定握り部50を握って鍋7を持ち上げた後、鍋7を載置して着脱把手を取外す際に可動握り部2の持ち上げがスムーズにでき、係合部61の係合解除が容易になる。
可動握り部2を、図3の状態から図4の状態に持ち上げた際、リンク片63は、上方に持ち上げられてスライドバー6が後退し、停止部62が受け具40の最下部の前端部に係合してスライドバー6の後退が停止する。この状態でスライドバー6の水平方向の中心線に対し、リンク片63の連結軸64と、連結軸65間の中心線の角度は上方へ45度未満が望ましい。この角度であれば。可動握り部2が自重で下がりやすく、スライドバー6がスムーズにスライドして前進できる。
リンク片63はステンレス鋼が望ましいが、スライドバー6と同様防錆処理を施した金属でもよく、合成樹脂にすることも可能であり、鍋7を持ち上げて、鍋7と内容物を合わせた重量に耐える強度が有ればよい。
図8に示す、鍋7に着脱把手1を取り付け把持して持ち上げた場合、嵌挿部31内では支持部33と支え部34L,34Rに沿って鍋7が下方へ移動しようとする力の内、つば状部71を介して略垂直方向に働く力をスライドバー6の係合部61で受け止めるが、スライドバー6は略水平方向の力で移動するため、略垂直方向の力に対しては作用しない。着脱把手1を取り付けた状態では、スライドバー6の水平方向の外力は支持部33と支え部34L,34Rで抑止されるので、他の外力が着脱把手1に加えられても鍋7から外れることは無い。鍋7から着脱把手1を外す手段は、図9に示す、可動握り部2を持ち上げてスライドバー6の係合部61の係合を解除するのみとなる。従って、着脱把手1を把持した状態であれば鍋7を反対方向に向けた場合でも外れることはなく安全である。
図8に示す、着脱把手1を鍋7に取り付け、スライドバー6の係合部61が鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部に係合した状態において、可動握り部2と固定握り部50の位置関係は、固定握り部50の下部が可動握り部2の最下部より約2〜3mm平行に突出していることが望ましい。これにより、着脱把手1を把持した際、鍋7の周縁部上端のつば状部71の咬持が確実にでき、鍋7の把持と持ち上げが安定する。
スライドバー6の前後の移動幅に対し、可動握り部2の上下の回動巾の寸法比が、約1対3となるので係合部61の係合の少しの変化で、固定握り部50の突出寸法が大きく変化する。例えば、係合部61の係合で2mmの変化が発生した場合固定握り部50の後端部では約6mmの突出寸法の変化となり、指の感触でスライドバー6の係合部61の係合が不十分と判断することができ、着脱把手1の取り付け状態の安全チェックができる。
上記寸法比は、連結部材21と、スライドバー6と、リンク片63により変更可能である。
図9に示す、着脱把手1が適用できる鍋7の周縁部上端のつば状部71のつばの横方向への張り出し寸法は、鍋7の上部の外周面から外方向に2mm以上あればよいが、良好な使用状態を保つには3〜7mmが望ましい。
着脱把手1を着脱する一連の作用は図3に示す、スライドバー6の係合部61が支持部33に係合した状態から図4の可動握り部2を持ち上げた状態で、リンク片63を介してスライドバー6が後退し、停止部62が受け具40の最下部の前端部に係合して可動握り部2の持ち上げが停止され、嵌挿部31内から係合部61が後退する。この状態から図9に示す、鍋7の周縁部上端のつば状部71の上方から嵌挿部31を嵌挿させ、係止部32で保持体3が係止され、鍋7の外周面に支え部34L,34Rが支えとなり、鍋7に保持体3が取り付けられる。この状態で可動握り部2を離せば自重で可動握り部2が下がり、リンク片63を介してスライドバー6がスライド溝41内をスライドして前進し、図8に示す、鍋7の周縁部上端のつば状部71の下部にスライドバー6の係合部61が係合し、係止部32と、支持部33と、係合部61でつば状部71を咬持し、支え部34L,34Rが鍋7の外周面を支え保持体3を安定させ、着脱把手1が鍋7の周縁部上端のつば状部71より外方向に向けて略水平状態で取り付けられる。この状態で可動握り部2と固定握り部50を把持して鍋7の持ち上げが可能となる。
鍋7から着脱把手1を取り外す場合は、鍋7を載置し、可動握り部2を持ち上げれば図4に示す、スライドバー6がスライド溝41内をスライドして後退し、図9に示す、係合部61の係合が解除された状態となり、さらに可動握り部2を持ち上げれば簡単に取り外すことができる。
着脱把手1の最大の特徴は重力を利用し、図8と、図9に示す、可動握り部2を持ち上げ、嵌挿部31を鍋7のつば状部71へ嵌挿させたと同時に可動握り部2を離して取り付け、取り外しは可動握り部2を持ち上げるのみとなり、この極めて単純な操作で着脱できることである。
その他に、鍋7の周縁部上端のつば状部71が可動握り部2の略中心線の位置になるよう嵌挿部31が配置されたことにより、つば状部71へ嵌挿部31の嵌挿が容易になり、作業性が良好になる。
また図8に示す状態で、可動握り部2と固定握り部50を把持し、鍋7を持ち上げた場合、鍋7の重量により、支持部33と支え部34L,34Rと可動握り部2に負荷がかかり可動握り部2が下がる方向に作用し、リンク片63を介してスライドバー6が前進方向に作用し、係合部61がつば状部71をより強く咬持する。これにより、調理時に鍋7を強く振っても着脱把手1と鍋7のガタツキの発生はなく保持され、着脱把手1を把持していれば、鍋7を横向きにしても、反対向けても着脱把手1から鍋7が外れることはなく安全である。
図10に示す、着脱把手1の載置は保持体3の支え部34L,34Rの下端部と固定握り部50の後方下端部で支持し、可動握り部2は上部に位置し、可動握り部2の後方下端部は調理台8に軽く接触する程度で、調理台8には実質3点支持で安定した載置となる。これにより、可動握り部2が上方の位置で持ち上げやすくなり、把持部が調理台8に接触する部分は僅かで、汚れの付着が最小限となり衛生的である。
着脱把手1の使用方法は、図10に示す、着脱把手1が調理台8に載置された状態で、可動握り部2を上方に持ち上げ、図9に示す、鍋7のつば状部71に嵌挿部31を嵌挿させ、可動握り部2を離し、必要に応じて図8に示す状態で可動握り部2と固定握り部50を把持し、調理をする。調理時も終了後も、着脱把手1は鍋7から外れることはないので、そのままの状態でも良く、着脱把手1を取り外す場合は、可動握り部2を持ち上げれば図9に示す状態となり、そのまま持ち上げれば簡単に外れ、支え部34L,34Rと固定握り部50の後方下端部を下にして調理台8に載置する。
嵌挿部31のクの字状に形成された部分と、スライドバー6と、受け具40が金属形成の場合は着脱把手1を鍋7に取り付けた状態のまま、ガスコンロで調理することも可能である。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変は可能である。
例えば、上記実施の形態では、保持体3の支持部33と係止部32の鍋7の内周面と、つば状部71に接する部分及び、鍋7の外周面と接するに支え部34L,34Rとつば状部71の下部に係合するスライドバー6の係合部61に合成樹脂のコーティング及び接着、又は、被せる方法を施し、鍋7の内外周面とつば状部71を保護する構成でもよい。
また、可動握り部2と、保持体3と、スライドバー6の機能が十分に満たされていれば種々の鍋、フライパン、調理用具等に合わせた材質、形状、サイズの構成でもよい。
以下に、本発明の調理用鍋の着脱把手について、他の実施形態を図11から図20を参照して詳細に説明する
図11〜図13と、図16と、図18と、図19に示す、着脱把手11は、可動握り部12と、保持体13からなり、可動握り部12は、前端部にレバー121を備え、保持体13は、中央部前方に嵌挿部131と、係止部132と、支持部133を備え、中央部後方に固定握り部134と、前方下部に複数の支え部135L,135Rを備え、可動握り部12のレバー121の最上部と、保持体13の前方最上部が連結軸14で回動可能に軸支され、保持体13の嵌挿部131が鍋15の周縁部上端のつば状部151に嵌挿し、係止部132で係止し、支持部133が鍋15の内周面を支持し、複数の支え部135L,135Rが鍋15の外周面を支え、鍋15のつば状部151の下部にレバー121の先端部が可動握り部12の自重により係合し、鍋15の周縁部上端より外方向に向け、略水平状態でつば状部151に取り付けられる構成である。
以下図11に示す、着脱把手11を鍋15に取り付けた状態において、鍋15側が前方で、連結軸14を上方側として説明する。
着脱把手11は、鍋15以外にもフライパン、調理用の容器にも同様の構成で使用可能であるが、本発明の説明を解りやすくするため、鍋15で説明する。
図12〜図17に示す、可動握り部12のレバー121は、複数の金属板で形成され、前方最上部で嵌挿部131の上方の位置に連結軸14の軸支孔が形成され、その後方側に可動握り部12に接合する長尺の突片が形成される。レバー121の先端部が回動により嵌挿部131の貫通孔136に挿入されるため、連結軸14の前方から下側に向け、略勾玉状に湾曲形成され、先端部は複数の金属板が図14に示すように、位置決め用の金属カラー124を内側に挟む状態で配置され、固定ピン125で固定されている。
図16と、図18に示す、レバー121に金属カラー124が固定された先端部は、鍋15の周縁部上端のつば状部151の下部の形状に合う形状で、金属カラー124も合わせた略半円形に形成され、レバー121の先端部と金属カラー124と同一面か、金属カラー124が若干レバー121の先端部より凹んだ状態が望ましいが、鍋15が軟らかいアルミ製の材質等の場合は、金属カラー124が若干レバー121の先端部より飛び出た状態で、金属カラー124を合成樹脂にすることも可能である。
図14に示す金属カラー124の幅は、保持体13の複数の金属板の接合部分が緩挿できる寸法が確保されて固定されていればよい。
レバー121の先端部の構成を金属カラー124と、固定ピン125の接続で説明したが、金属棒の段付き加工の一体形成による固定方法でもよい。又、先端部の複数の金属板が内側へ左右対称のクランク状に曲折形成され、先端部が合掌状態に接合されて、金属カラー124と固定ピン125を使用しない方法でもよい。
可動握り部12の持ち上げ時の停止の位置決めは、図17に示す、可動握り部12が持ち上げられ、レバー121が回動し、レバー121の先端部の金属カラー124が、保持体13の複数の金属板が接合されて湾曲形成された前端部側で係止し、レバー121の先端部が嵌挿部131内にはみ出すことなく貫通孔136の位置で、可動握り部12の後部が斜め上方へ上がった状態の位置が停止位置となる。
図12と図17に示す、レバー121の金属板の材質はステンレス鋼が望ましいが、メッキ等で防錆処理がなされれば、他の金属でもよく、鍋の中に内容物が入った状態で持ち上げて保持できる十分な強度があればよい。
図12と、図15〜図17に示す、可動握り部12は、上部側にレバー121の軸支孔の後方に形成された長尺の突片と成型され、下部側の中心部の下方に開口部を持つ長溝122が形成され、長溝122の前端部に指止め部123が形成される。
長溝122の深さは、図15〜図17に示す、可動握り部12の中心部分の直径の約半分で、レバー121の先端部が保持体13の支持部133に係合された状態で、長溝122の上面と、固定握り部134の上部に若干の隙間を有した配置がされ、長溝122の長さは、可動握り部12の全体の長さに対し70〜80%に形成され、可動握り部12を持ち上げた状態で、固定握り部134の外部への大幅な突出を抑え、可動握り部12を図18に示す状態で把持した場合、固定握り部134に複数の指がかかり、着脱把手11の確実な把持と、レバー121の先端部が鍋15の周縁部上端のつば状部151の下部へ確実な係合がなされているか確認できればよい。
可動握り部12の長溝122の開口部の幅は、図15に示す、可動握り部12の中央部の直径に対し、30〜40%で、保持体13の固定握り部134が緩挿できる幅を有し、固定握り部134に触れることなく可動握り部12を複数の指で簡単に持ち上げることができればよい。
図12と、図15、図16に示す、指止め部123は、レバー121の後部の長溝122の開口部の前方で、図15に示す、可動握り部12の前端中央部から下方に向け突起部が形成され、可動握り部12と固定握り部134を把持した際、前方への指の移動が抑止されて図18に示す、レバー121と保持体13の金属部への指の接触を防止できればよい。
図12と、図16に示す可動握り部12は、レバー121と一体形成となる比較的安価で成形の容易な合成樹脂注型が望ましいが、木材と接合する方法、又は、金属による形成でもよい。
形状は、長溝122と指止め部123が確保されて、把持しやすく、鍋15の中に内容物が入った状態で持ち上げて保持できる十分な強度が確保できれば、デザインは自由である。
保持体13は、図13と、図15に示す、複数の金属板が重なって形成され、図12と図16に示す、前方最上部に連結軸14の軸支孔が設けられ、連結軸14の軸支孔から下方に、レバー121に緩挿して重なる部分は、レバー121に添わせて湾曲形成されて下方へ繋がり、中央部から後方に向けて形成された長尺の突片と接合されて、固定握り部134が形成される。
前方が湾曲形成され下方へと繋がった複数の金属板の下部が左右対称で外側に分かれてクランク状に曲折形成され、図12と、図13に示す、取付け部137と、前方に向けて突出した支え部135L,135Rが形成される。
図17と、図18に示す、取付け部137の前方に、嵌挿部131が金属板で略7の字状に曲折形成され、最前部に支持部133が設けられ、上部に係止部132と、後部の上方に貫通孔136と、下方に接合部138が設けられ、取付け部137と接合部138を合わせ、リベット139のカシメ、又は、抵抗溶接で接合された構成である。
取付け部137と支え部135L,135Rの曲折形成後、図13〜図15に示す、レバー121へ緩挿する複数の金属板の重なり部分は抵抗溶接、又は、リベット139等により接合される。
図18〜図20に示す、保持体13の前方に突出した支え部135L,135Rは、鍋15の外周面の支持と、調理台16に載置した際の着脱把手11の支持との二つの役割があり、その役割を十分に果たすため、先端部は半円状の形成が望ましい。
図17と、図18に示す、嵌挿部131は、鍋15の内周面の上部を支持する支持部133と、つば状部151の上部で係止する係止部132と、レバー121が挿入される貫通孔136を有した面の下方に接合部138が同一面で形成され、貫通孔136を有した面と、支持部133の面が略平行に形成され、鍋15の周縁部上端のつば状部151に嵌挿できる幅を有し、支え部135L,135Rと支持部133の間は、つば状部151が充分に通過できる幅を有して形成される。
図13に示す、支持部133は、正面から見て、可動握り部12の外径より若干広く、鍋15の周縁部を充分に支持できる幅を有し、図18に示す、嵌挿部131を鍋15の周縁部上端のつば状部151へ容易に嵌挿させるため、鍋15の内周に沿う形状で下方に向け略半円状に形成され、さらに、略半円状の形成面の端面部が、図12に示す、前方に向け、若干円弧状に形成される。
図14と、図15と、図17に示す貫通孔136は、接合部138と取付け部137の上部に設けられ、レバー121の先端部が挿入できるサイズに形成され、貫通孔136の両サイドの面は、保持体13としての強度を有する面積が確保されて形成される。
図15〜図17に示す、保持体13の固定握り部134は、中央部後方の位置に、複数の金属板が接合された長尺の突片が芯となり、握りやすい形状で、可動握り部12の長溝122内に緩挿できる巾と長さを有し、合成樹脂による成型、又は、木材、金属等の接合で形成され、図19に示す、鍋15の周縁部上端のつば状部151に取り付けた状態において、略水平状態から後部が若干上方に位置する状態に形成される。
保持体13の曲折形成された複数の金属板の材質はステンレス鋼が望ましいが、メッキ等で防錆処理がなされれば、他の金属でもよく、鍋の中に内容物が入った状態で持ち上げて保持できる十分な強度があればよい。
図14〜図16に示す、レバー121と保持体13の軸支は、嵌挿部131の略垂直上の位置で、レバー121の内側に保持体13が緩挿され、段付きの連結軸14が、レバー121の一方の軸支孔から嵌入され、保持体13の軸支孔に緩挿されて、レバー121の他方の軸支孔に嵌入され、レバー121に保持体13が緩挿される部分に、レバー121の回動がスムーズになるわずかなスキマを設け、連結軸14がカシメ等により固定され、レバー121と保持体13が軸支により連結される。
連結軸14は段付きに限定されるものではなく、形状は自由に選択可能である。
図18に示す、鍋15に着脱把手11を取り付け把持して持ち上げた場合、支持部133と支え部135L,135Rに沿って鍋15が下方へ移動しようとする力がつば状部151を介してレバー121の先端部に働き、この力を受け止める連結軸14が嵌挿部131の略垂直上の位置に配置されたことにより、レバー121の先端部の前後の動きが抑止され、レバー121の先端部の係合解除が防止されて可動握り部12の上方への持ち上げ力が抑止され、可動握り部12と固定握り部134の把持が安定する。
連結軸14の配置により、鍋15に着脱把手11を取り付けた図11の状態で、色々な角度から外力が加えられても、レバー121の先端部の前後の動きと可動握り部12の上方への持ち上げ力が抑止され、着脱把手11が外れることは無い。鍋15から着脱把手11を外す手段は、図19に示す、可動握り部12を持ち上げてレバー121の先端部の係合を解除するのみとなる。
着脱把手11を鍋15に取り付け、レバー121の先端部が鍋15の周縁部上端のつば状部151の下部に係合した状態において、可動握り部12と、固定握り部134の位置関係は図18に示すとおり可動握り部12の長溝122の開口部より約2〜3mm平行に突出していることが望ましい。これにより、着脱把手11を把持した際、鍋15の周縁部上端のつば状部151の咬持が確実にでき、鍋15の把持と持ち上げが安定する。
連結軸14を基準とした、レバー121の先端部から連結軸14間対、連結軸14から固定握り部134の最後部間の寸法比が、約1対4となるのでレバー121の先端部の係合の少しの変化で、固定握り部134の後端部の突出寸法が大きく変化する。例えば、レバー121の先端部の係合の1mmの変化が固定握り部134の後端部では約4mmの突出寸法の変化となり、指の感触でレバー121の係合不具合を判断することができ、着脱把手11の取り付け状態の安全チェックが可能となる。
図19に示す、着脱把手11が適用できる鍋15の周縁部上端のつば状部151のつばの水平方向への張り出し寸法は、鍋15の上部の外周面から外方向に2mm以上あればよいが、良好な使用状態を保つには3〜7mmが望ましい。
着脱把手11の着脱する一連の作用は、可動握り部12を持ち上げると、図17に示す状態となり、この状態で鍋15のつば状部151へ図19に示す状態に、嵌挿部131を嵌挿させ、係止部132で係止し、可動握り部12を離せば可動握り部12の自重で、図18に示す状態になり、つば状部151の下部にレバー121の先端部が係合し、支持部133と、係止部132が鍋15のつば状部151の上部で係止し、レバー121の先端部が、鍋15のつば状部151の下部の外周部に係合して支持部133と、係止部132でつば状部151を咬持する。
図18に示す状態で、可動握り部12と固定握り部134を把持し、鍋15を持ち上げた場合、鍋15の重量により、支え部135L,135Rと連結軸14を介してレバー121の先端部と可動握り部12の間に梃子の作用が働き、つば状部151がより強く咬持されることになり、調理時に鍋15を振っても着脱把手11と鍋15のガタツキの発生はなく保持され、着脱把手11を把持していれば、鍋15を横向きにしても、反対向けても着脱把手11から鍋15が外れることはなく安全である。
鍋15から着脱把手11を外す場合は、可動握り部12を上方に持ち上げれば図19に示す、レバー121の係合が解除され簡単に外れる。
着脱把手11の最大の特徴は、重力が利用され、可動握り部12を上方へ持ち上げ、嵌挿部131を鍋15のつば状部151へ嵌挿させると同時に可動握り部12を離して取り付け、取り外しは可動握り部12を上方へ持ち上げるのみとなり、この極めて単純な操作で着脱できることである。
図20に示す、着脱把手11の載置は保持体13の支え部135L,135Rの下端部と固定握り部134の後方下端部で支持し、可動握り部12は上部に位置し、可動握り部12の後方下端部は調理台16に軽く接触する程度で、調理台16には実質3点支持で安定した載置となる。これにより、可動握り部12が持ち上げやすくなり、把持部が調理台16に接触する部分は僅かで、汚れの付着が最小限となり衛生的である。
着脱把手11の使用方法は、図20に示す、着脱把手11が調理台16に載置された状態で、可動握り部12を上方に持ち上げ、図19に示す、鍋15のつば状部151に嵌挿部131を嵌挿させ、可動握り部12を離し、図18に示す状態で可動握り部12と固定握り部134を把持し、調理をする。調理終了後は、着脱把手11は鍋15から外れることはないので、そのままの状態でも良く、着脱把手11を取り外す場合は、可動握り部12を持ち上げれば図19に示す状態となり、そのまま上げれば着脱把手11は鍋15から簡単に外れ、支え部135L,135Rと固定握り部134の後方下端部を下にして調理台16に載置する。
固定握り部134を除く保持体13と、レバー121が金属形成の場合は着脱把手1を鍋7に取り付けた状態のまま、ガスコンロで調理することも可能である。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改変は可能である。
例えば、上記実施の形態では、保持体13の前方最上部と、レバー121の最上部を回動可能に軸支した連結軸14は、嵌挿部131の略垂直上に位置して連結軸14が回動の支点となっているが、若干後方に移動させた状態の構成でもよい。
また、本発明の実施の形態では、可動握り部12のレバー121と保持体13は前方を湾曲形成としたが、形状にこだわることなく可動握り部12と保持体13が夫々の役割を果たせば、直線を基本にした形成でもよい。又、可動握り部12のレバー121は複数の金属板で説明したが、一枚の金属板による形成でもよい。
1 ・・・・・・・・ 着脱把手
2 ・・・・・・・・ 可動握り部
21 ・・・・・・・ 連結部材
22 ・・・・・・・ 連結管
23 ・・・・・・・ 固定軸
24 ・・・・・・・ 長溝
25 ・・・・・・・ 皿ネジ
3 ・・・・・・・・ 保持体
31 ・・・・・・・ 嵌挿部
32 ・・・・・・・ 係止部
33 ・・・・・・・ 支持部
34L,34R ・・ 支え部
35 ・・・・・・・ 貫通孔
40 ・・・・・・・ 受け具
41 ・・・・・・・ スライド溝
42 ・・・・・・・ 取付け部
43 ・・・・・・・ レール部
44 ・・・・・・・ 位置決めカラー
45 ・・・・・・・ 固定ピン
46 ・・・・・・・ リベット
50 ・・・・・・・ 固定握り部
51 ・・・・・・・ 指止め部
52 ・・・・・・・ 凹部
6 ・・・・・・・ スライドバー
61 ・・・・・・・ 係合部
62 ・・・・・・・ 停止部
63 ・・・・・・・ リンク片
64,65 ・・・・ 連結軸
7 ・・・・・・・・ 鍋
71 ・・・・・・・ つば状部
8 ・・・・・・・・ 調理台
11 ・・・・・・・ 着脱把手
12 ・・・・・・・ 可動握り部
121 ・・・・・・ レバー
122 ・・・・・・ 長溝
123 ・・・・・・ 指止め部
124 ・・・・・・ 金属カラー
125 ・・・・・・ 固定ピン
13 ・・・・・・・ 保持体
131 ・・・・・・ 嵌挿部
132 ・・・・・・ 係止部
133 ・・・・・・ 支持部
134 ・・・・・・ 固定握り部
135L,135R 支え部
136 ・・・・・・ 貫通孔
137 ・・・・・・ 取付け部
138 ・・・・・・ 接合部
139 ・・・・・・ リベット
14 ・・・・・・・ 連結軸
15 ・・・・・・・ 鍋
151 ・・・・・・ つば状部
16 ・・・・・・・ 調理台

Claims (10)

  1. 鍋の周縁部上端のつば状部から外方向に向けて略水平に取り付ける着脱把手は、可動握り部と、保持体と、スライドバーからなり、前記可動握り部は、上部の位置で、前後に連結部を有する連結部材を備え、前記保持体は、最前部に前記鍋の内周面を支持する支持部と、前記鍋の周縁部上端のつば状部に嵌挿する嵌挿部と、該嵌挿部の上部に係止部と、最下部に前記鍋の外周面を支える複数の支え部と、前記嵌挿部の後方中央部に連結部及びスライド溝を有する受け具と、該受け具の下部に固定握り部を備え、前記スライド溝内に緩挿される前記スライドバーは、先端部に前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合する係合部と、後部にリンク片を備え、該リンク片は、前記可動握り部の連結部材の後部の連結部と軸支され、前記連結部材の前部の連結部と前記受け具の連結部が回動可能に連結されて前記スライドバーの進退移動で、着脱が可能となる構造を特徴とする調理用鍋の着脱把手。
  2. 前記可動握り部が自重で下がり、前記スライドバーがリンク片を介して前方移動が可能となり、前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合する前記スライドバーの係合部と、前記鍋の内周面を支持する前記支持部と、前記嵌挿部の上部の係止部で前記鍋の周縁部上端のつば状部が咬持され、前記可動握り部の持ち上げで、前記スライドバーがリンク片を介して後方移動が可能となり、咬持が解除される構造を特徴とする請求項1に記載の調理用鍋の着脱把手。
  3. 前記可動握り部は長手方向で下部に開口部を持つ長溝が設けられ、該長溝内に、前記保持体の固定握り部が緩挿可能となり、前記着脱把手が前記鍋に取り付けられた状態で、前記可動握り部の開口部から前記固定握り部の下部が若干突出する構造を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の調理用鍋の着脱把手。
  4. -
    前記保持体の固定握り部の前端部下方に突起部が形成され、指止め部が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の調理用鍋の着脱把手。
  5. 前記着脱把手は、前記保持体の複数の支え部の下端部と、前記固定握り部の後方下端部で支持され、前記可動握り部が上部の位置で、調理台上に載置される構造を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の調理用鍋の着脱把手。
  6. 鍋の周縁部上端のつば状部から外方向に向けて略水平に取り付ける着脱把手は、可動握り部と、保持体からなり、前記可動握り部は、上部の位置で前端部に前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合するレバーを備え、前記保持体は、最前部の中央に前記鍋の内周面を支持する支持部と、前記鍋の周縁部上端のつば状部に嵌挿する嵌挿部と、該嵌挿部の上部に係止部と、最下部に前記鍋の外周面を支える複数の支え部と、中央部後方に固定握り部を備え、前記可動握り部のレバーの最上部と前記保持体の前方最上部が回動可能に軸支され、前記レバーの回動で着脱が可能となる構造を特徴とする調理用鍋の着脱把手。
  7. 前記可動握り部のレバーは、前記可動握り部の自重による回動で、前記鍋の周縁部上端のつば状部の下部に係合する前記レバーの先端部と、前記鍋の内周面を支持する前記支持部と、前記嵌挿部の上部の係止部で、前記鍋の周縁部上端のつば状部が咬持され、前記可動握り部の持ち上げにより前記レバーが回動し、咬持が解除される構造を特徴とする請求項6に記載の調理用鍋の着脱把手。
  8. 前記可動握り部のレバーの最上部と前記保持体の前方最上部が回動可能に軸支された前記軸支部が、前記保持体の嵌挿部の略垂直上の位置に配置された構造を特徴とする請求項6又は請求項7のいずれか1項に記載の調理用鍋の着脱把手。
  9. 前記可動握り部は長手方向で下部に開口部を有する長溝と、該長溝の開口部の前方下部に指止め部が設けられ、前記長溝内に前記保持体の固定握り部が緩挿されて前記着脱把手が前記鍋に取り付けられた状態で、前記可動握り部の開口部から前記固定握り部の下部が若干突出する構造を特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の調理用鍋の着脱把手。
  10. 前記着脱把手は、前記保持体の複数の支え部の下端部と、前記保持体の固定握り部の後方下端部で支持され、前記可動握り部が上部の位置で、調理台上に載置される構造を特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の調理用鍋の着脱把手。
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